一枝梅〜イルジメ〜(ドラマ)

「一枝梅〜イルジメ〜(ドラマ)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

一枝梅〜イルジメ〜(ドラマ)」(2024/02/07 (水) 03:49:15) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2011/09/06(火) 01:26:02 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 一枝梅〜イルジメ〜は2008年に韓国テレビ局SBSに放送された韓流ドラマ。 盗んだ後に必ず「一本の梅の枝を描いた絵」を残したと言われる、朝鮮半島に伝わる架空の義賊&font(#ff0000){イルジメ}をモデルにしている。 韓流ドラマと言っても、昨今の奥様方を虜にしている昼ドラのようなドロドロ恋愛事情を描いた物ではなく、少年誌で漫画連載しても十分通用するような活劇物。 映画さながらの非常にクオリティが高い殺陣が特徴で、アニヲタ的には主役の吹き替えに[[石田彰]]が起用されているのが見所。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){「やっぱ女性狙いじゃね?」とか言った奴。まあ韓流だから仕方ない。}}}   あらすじ 時代は明が倒れ清が起こってしばらくの朝鮮。 王の実弟であるイ・ウォノは十年前に兄を王位に就けた功臣だったが、王座を狙っていると疑われ、無実の罪を着せられ兄に殺されてしまう。 ウォノの息子であるギョムも命を狙われ、生き残った家族と散り散りに。 ギョムは父の復讐を誓いながら何とか追っ手から逃げ切るも、その際にギョムは記憶を失ってしまう。 それから九年後。 漢陽(ハニャン)の小さな村でヨンという名で生活していたギョムだったが、ふとした事がきっかけで記憶を取り戻す。 記憶を取り戻したギョムは幼い頃誓った父の復讐を胸に、殺害した人物を探し始める。 ――義賊イルジメとして。 話の大筋としては以上の通り。 補完すべき情報はまだまだあるものの、全て記すと&font(#ff0000){項目の半分があらすじで終わってしまう}ので、ファンの方や気になった方は何も言わず鑑賞してもらいたい。   さて、このドラマを端的に表わすと #center(){&font(#ff0000){復讐物の貴種流離譚}} の一言で済ませられる。 無論、恋愛や好敵手との戦い、黒幕の陰謀、家族の絆など、物語を演出する様々な要素はある。 だがどれも、良く言えば基本に忠実、悪く言えばありきたりなものが多く、様々な作品で目の肥えたアニヲタ諸君にしてみれば 「そんなの〇〇で見た」 「△△のパクりじゃんvv」 と言う人も出て来るだろう。 この作品の面白さの源はズバリ&font(#ff0000){濃密過ぎる描写。} この一言に尽きる。 ん?どれくらい濃密かだって? 先程記したあらすじがあるだろう?あれだけに #center(){&font(#ff0000){丸々二話分消費している}} と言えば分かるだろうか。 勿論、主人公の生い立ちだけでなく後々の主要人物の顔出しや、それぞれのキャラに対する因縁フラグ立てもある。が、それを考慮したとしてもほとんどが主人公の生い立ちである。   アニメで言えば実に四話分。深夜枠なら既に&font(#ff0000){メインヒロインが攻略されててもおかしくない}レベルで、場合によっては&font(#ff0000){二人目、三人目に突入}しているだろう。 更にイルジメと題されているものの、主人公がイルジメとして活動し始めるのは全二十話中&font(#ff0000){八話}から。本格的に活躍し始めるのは&font(#ff0000){十四話}からと、どこぞの&font(#ff0000){概念化した魔法少女}並の遅咲きである。 更に困った事に、一話エンド毎のカットが&font(#800080){悪意}を感じさせる程に絶妙。日本のバラエティ番組でもやらないような微妙な部分でカットしやがるので&font(#800080){中毒性}が非常に高い。全話収録したDVDボックスを手に入れようものなら一日が&font(#ff0000){余裕で潰れる。} 推測ではあるがその中毒性は&font(#ff0000){24時間働く連邦捜査官}に匹敵するだろう。   とにもかくにも面白い事はたしかなので、知らない人には一度是非見てもらいたい。韓流ドラマを敬遠している人にも、自信を持ってオススメできる。 以下、主要人物紹介 イルジメ/ナ・ヨン/イ・ギョム 主人公。以下ヨンで通す。 賢く手先の器用な両班(ヤンバン。貴族の事)の少年だったが、父親が殺された事で異母兄弟の家に転がり込む。 青年期開始時はどうしようもないヘタレになっていたが、記憶を取り戻した事をきっかけに漢へと成長していく。 ピョン・シフ/ナ・チャドル 準主人公。以下チャドル。 ウォノと使用人の間に生まれた子で、ヨンの異母兄弟にあたる。イルジメの好敵手。 作中、自身と養父セドルの命を助ける為に全く無関係の両班の家に養子に行き、その家の人間からいびられ続ける日々を送る。 ウォノの血筋か、才覚が非常に恵まれており、王の腹心であるサチョンが認める程。 ピョン・ウンチェ ヒロイン。 チャドルの養子先の娘だが、家族とは違って両班である事に鼻に掛けず、庶子である義兄チャドルの唯一の味方。 優しく器量のある娘で、チャドルとヨンが好意を寄せる程の美人。 天使のような女性とは彼女の事。 ポンスン ヒロイン。 ウォノを死に追いやるきっかけとなった占い師の娘で、自身も父の占いが原因で家族のみならず、住んでいた村の人々ごと失った。 9年後は詐欺師として養父と金儲けばかりしていたが、ヨンが初恋相手だと知った瞬間デレまくる。 彼女もまた家族や村人を殺した犯人に復讐を誓っているが……。 ナ・セドル ヨン及びチャドルの義理の父親。 若い頃はコソ泥ばかり働く小悪党だったが、チャドルの実母であるタンに一目惚れし、一生愛す事を誓う。 タンとは事実上の夫婦だが、体の関係は持っていない。が、それでもチャドルやヨンに実の父親以上の愛情を注ぎ、なおかつタン一筋に生きる漢。 十七話は涙腺崩壊必至。 コンガル ポンスンの義理の父親。 若い頃はサチョンと並び称された程の凄腕の武人。 サチョンと共に王に仕えていたが、女子供も殺すやり方に共感できず離反する。 9年後は堕落した生活を送っていたが、暴走し始めた王及びサチョンを止める為、ヨンに武術を教える傍ら自身も鍛え直す。 サチョン コンガルと共に朝鮮半島に名を馳せた伝説の達人。 王を太陽と崇め、絶対的忠誠を誓い、数々の暗殺任務をこなしてきた。 「武士に熱い血はいらない」と、弟子達に徹底した殺戮を教える。 後にチャドルの師となる。この時同時進行でヨンを鍛えていたコンガルとの教え方の違いは非常に印象的。 王様 黒幕。 自身の王座を守る為なら盟友だろうが肉親だろうが誰であろうと殺す外道。 演技が異様に上手く、周囲の人を誘導する事にかけては天下一。   追記・修正は梅の花を一輪描いてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/09/06(火) 01:26:02 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 一枝梅〜イルジメ〜は2008年に韓国テレビ局SBSに放送された韓流ドラマ。 盗んだ後に必ず「一本の梅の枝を描いた絵」を残したと言われる、朝鮮半島に伝わる架空の義賊&font(#ff0000){イルジメ}をモデルにしている。 韓流ドラマと言っても、昨今の奥様方を虜にしている昼ドラのようなドロドロ恋愛事情を描いた物ではなく、少年誌で漫画連載しても十分通用するような活劇物。 映画さながらの非常にクオリティが高い殺陣が特徴で、アニヲタ的には主役の吹き替えに[[石田彰]]が起用されているのが見所。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){「やっぱ女性狙いじゃね?」とか言った奴。まあ韓流だから仕方ない。}}}   あらすじ 時代は明が倒れ清が起こってしばらくの朝鮮。 王の実弟であるイ・ウォノは十年前に兄を王位に就けた功臣だったが、王座を狙っていると疑われ、無実の罪を着せられ兄に殺されてしまう。 ウォノの息子であるギョムも命を狙われ、生き残った家族と散り散りに。 ギョムは父の復讐を誓いながら何とか追っ手から逃げ切るも、その際にギョムは記憶を失ってしまう。 それから九年後。 漢陽(ハニャン)の小さな村でヨンという名で生活していたギョムだったが、ふとした事がきっかけで記憶を取り戻す。 記憶を取り戻したギョムは幼い頃誓った父の復讐を胸に、殺害した人物を探し始める。 ――義賊イルジメとして。 話の大筋としては以上の通り。 補完すべき情報はまだまだあるものの、全て記すと&font(#ff0000){項目の半分があらすじで終わってしまう}ので、ファンの方や気になった方は何も言わず鑑賞してもらいたい。   さて、このドラマを端的に表わすと #center(){&font(#ff0000){復讐物の貴種流離譚}} の一言で済ませられる。 無論、恋愛や好敵手との戦い、黒幕の陰謀、家族の絆など、物語を演出する様々な要素はある。 だがどれも、良く言えば基本に忠実、悪く言えばありきたりなものが多く、様々な作品で目の肥えたアニヲタ諸君にしてみれば 「そんなの〇〇で見た」 「△△のパクりじゃんvv」 と言う人も出て来るだろう。 この作品の面白さの源はズバリ&font(#ff0000){濃密過ぎる描写。} この一言に尽きる。 ん?どれくらい濃密かだって? 先程記したあらすじがあるだろう?あれだけに #center(){&font(#ff0000){丸々二話分消費している}} と言えば分かるだろうか。 勿論、主人公の生い立ちだけでなく後々の主要人物の顔出しや、それぞれのキャラに対する因縁フラグ立てもある。が、それを考慮したとしてもほとんどが主人公の生い立ちである。   アニメで言えば実に四話分。深夜枠なら既に&font(#ff0000){メインヒロインが攻略されててもおかしくない}レベルで、場合によっては&font(#ff0000){二人目、三人目に突入}しているだろう。 更にイルジメと題されているものの、主人公がイルジメとして活動し始めるのは全二十話中&font(#ff0000){八話}から。本格的に活躍し始めるのは&font(#ff0000){十四話}からと、どこぞの&font(#ff0000){概念化した魔法少女}並の遅咲きである。 更に困った事に、一話エンド毎のカットが&font(#800080){悪意}を感じさせる程に絶妙。日本のバラエティ番組でもやらないような微妙な部分でカットしやがるので&font(#800080){中毒性}が非常に高い。全話収録したDVDボックスを手に入れようものなら一日が&font(#ff0000){余裕で潰れる。} 推測ではあるがその中毒性は&font(#ff0000){24時間働く連邦捜査官}に匹敵するだろう。   とにもかくにも面白い事はたしかなので、知らない人には一度是非見てもらいたい。韓流ドラマを敬遠している人にも、自信を持ってオススメできる。 以下、主要人物紹介 イルジメ/ナ・ヨン/イ・ギョム 主人公。以下ヨンで通す。 賢く手先の器用な両班(ヤンバン。貴族の事)の少年だったが、父親が殺された事で異母兄弟の家に転がり込む。 青年期開始時はどうしようもないヘタレになっていたが、記憶を取り戻した事をきっかけに漢へと成長していく。 ピョン・シフ/ナ・チャドル 準主人公。以下チャドル。 ウォノと使用人の間に生まれた子で、ヨンの異母兄弟にあたる。イルジメの好敵手。 作中、自身と養父セドルの命を助ける為に全く無関係の両班の家に養子に行き、その家の人間からいびられ続ける日々を送る。 ウォノの血筋か、才覚が非常に恵まれており、王の腹心であるサチョンが認める程。 ピョン・ウンチェ ヒロイン。 チャドルの養子先の娘だが、家族とは違って両班である事に鼻に掛けず、庶子である義兄チャドルの唯一の味方。 優しく器量のある娘で、チャドルとヨンが好意を寄せる程の美人。 天使のような女性とは彼女の事。 ポンスン ヒロイン。 ウォノを死に追いやるきっかけとなった占い師の娘で、自身も父の占いが原因で家族のみならず、住んでいた村の人々ごと失った。 9年後は詐欺師として養父と金儲けばかりしていたが、ヨンが初恋相手だと知った瞬間デレまくる。 彼女もまた家族や村人を殺した犯人に復讐を誓っているが……。 ナ・セドル ヨン及びチャドルの義理の父親。 若い頃はコソ泥ばかり働く小悪党だったが、チャドルの実母であるタンに一目惚れし、一生愛す事を誓う。 タンとは事実上の夫婦だが、体の関係は持っていない。が、それでもチャドルやヨンに実の父親以上の愛情を注ぎ、なおかつタン一筋に生きる漢。 十七話は涙腺崩壊必至。 コンガル ポンスンの義理の父親。 若い頃はサチョンと並び称された程の凄腕の武人。 サチョンと共に王に仕えていたが、女子供も殺すやり方に共感できず離反する。 9年後は堕落した生活を送っていたが、暴走し始めた王及びサチョンを止める為、ヨンに武術を教える傍ら自身も鍛え直す。 サチョン コンガルと共に朝鮮半島に名を馳せた伝説の達人。 王を太陽と崇め、絶対的忠誠を誓い、数々の暗殺任務をこなしてきた。 「武士に熱い血はいらない」と、弟子達に徹底した殺戮を教える。 後にチャドルの師となる。この時同時進行でヨンを鍛えていたコンガルとの教え方の違いは非常に印象的。 王様 黒幕。 自身の王座を守る為なら盟友だろうが肉親だろうが誰であろうと殺す外道。 演技が異様に上手く、周囲の人を誘導する事にかけては天下一。   追記・修正は梅の花を一輪描いてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: