ファニー・ヴァレンタイン(SBR)

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&font(#6495ED){登録日}:2010/07/26 Mon 18:41:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &color(#e6b422,#e8ecef){土地の値段は一体誰が最初に決めている?} &color(#e6b422,#e8ecef){お金の価値を最初に決めている者がいるはずだ それは誰だ?} &color(#e6b422,#e8ecef){列車のレールのサイズや電気の規格は?そして法令や法律は?} &color(#e6b422,#e8ecef){いったい誰が最初に決めている?} &color(#e6b422,#e8ecef){民主主義だからみんなで決めてるか?} &color(#e6b422,#e8ecef){それとも自由競争か?} #div(color=#f00){ &big(){&bold(){違うッ!!ナプキンを取れる者が決めている!}} &bold(){この世のルールとは「右か左か」?} &bold(){このテーブルのように均衡している状態で一度動いたら全員が従わざるを得ない!} &bold(){いつの時代だろうと…この世はこのナプキンのように動いているのだ} }} ファニー・ヴァレンタインとは『[[ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン]]』の登場人物。 CV.加瀬康之(オールスターバトル) *■概要 劇中における第23代アメリカ合衆国大統領。 軍人上がりの政治家で、下院議員だった頃に一枚の「地図」が指し示す場所の一つ『サンディエゴ』を捜索した清教徒達のグループに同行した際に&bold(){「悪魔の手のひら」}に遭遇。 この際に「遺体の心臓部」と[[スタンド>スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険)]]「[[D4C>Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険)]]」を得て、グループで唯一生還。 その後頭角を表し事件の一年後には大統領にまで上り詰め、その地位を利用して[[スティール・ボール・ランレース>スティール・ボール・ラン・レース]]を残りの遺体を集める為のレースに作り替えた。 ジョニィたちが&bold(){「聖なる遺体」}を見つけ始めて以降は部下を使い、中盤以降は自身も赴いて幾度も遺体を奪おうとした。 真ん中分けで毛先がロール気味の金髪ロングヘアーがトレードマーク。 背中にはかつて戦争に行ったときに拷問されてついた星条旗の形をした傷がある。   初登場時は他の部のラスボスと比べるとかなり見劣りするメタボ体型の金髪豚野郎だったが、連載が進むに連れて徐々にスリムになっていき、 最終的には&color(red){&bold(){他のラスボスに勝るとも劣らない長身細マッチョスタイル+超イケメンに}}。 これについては「遺体のパワーのおかげ説」と「隣の世界から少しずつイケメンの大統領と徐々に入れ変わった説」との二つが憶測されていたが、 後に作者から自分が戦闘に参加するであろう状況が起きそうなので%%ダイエット%%鍛え直していたからと明言された。 なお、夫人であるスカーレット曰く「どこを歩いても足音を立てない」らしいが、これは足の裏と地面に挟まれた足音がスタンド能力で消えているためのようだ。 *■人物像 遺体を集めているのは&bold(){「大統領として、アメリカ合衆国の繁栄とその国民の安全のため」}。 そのため、敵対する物には一切容赦することはない。 これだけ聞くと素晴らしい指導者に思えるが、 -遺体を手にした[[ジョニィ>ジョニィ>ジョニィ・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険)]]達へ殺し屋やテロリストを幾度も差し向ける。明らかにやばい思想の持ち主もいるのに彼らへは報酬やアメリカでの重要な地位を与えると約束 -殺人を咎められても&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「私の命令では殺人ではなく作戦というのだよ」}}と自らの行いを正当化 -傷ついて邪魔になった部下をスタンド能力で消す -週給20ドルの鉄道運転手を死にかねない状況下に置き拘束する -14歳の少女へ&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「もし自殺したら一族郎党皆殺し」}}と脅して[[レイプ]]未遂 -ヘタを打った部下を容赦なく始末 -殺さないと約束したスティーブンに邪魔されてムカついたので死なない程度に嬲る -最初から裏切るつもりでジョニィと約束 ……と決して高潔な人物とは言い難い。 とはいえ、アメリカが遺体の加護を得るために[[Dio>ディエゴ・ブランドー]]に遺体を託すなど、自身の死後もアメリカの利を考えて手を打つなどその理念は本物だったといえる。 後述の父親のエピソードを聞いたジョニィは、&bold(){&font(#0000ff){「少なくとも自分よりは人として正しい道を歩んでいる」}}と評した。 &s(){え?ジョニィが嫌いなだけ? 英国人のDioに「野心家な部分を気に入って」遺体を託すのってどうなの? 聞こえんなあ} ただし、この理念…というより取引については賛否両論(どちらかといえば否寄り?)である。 まずDioは遺体を取引材料としてニューヨーク市長の座を要求しており、愛国心は無いがアメリカから政界に進出するつもりはあった。 そのDioが「遺体の所有者のまま」その野心でアメリカのトップに立てば自動的にアメリカは遺体の恩恵を受ける、という計算だったのだろう。 Dioの能力と強靭な意思によって確かにトップに登り詰められる可能性は高かったし、そうなればDioが&font(#f00){『自分自身のために』}いやおうなしにアメリカのために動くだろう。 どこまで把握していたかは謎だが、Dioならば遺体を他人(※他の国)に渡したり奪われるなどの計算外の事態も他の者以上に考えられないので、 満点の案ではないにせよ、ある意味で思った通りになる可能性は高かったと言えるだろう。 とは言え、それは要するに&font(#f00){アメリカの国民がDioから遺体の恩恵のおこぼれに預かる…}という話でしかない。 そして彼の性格を見る限り、目論見通り事が進んでも&bold(){Dioが絶対的な力とともにトップに立った国}で一般市民が……というか、 &font(#f00){『強烈なエゴイスト』}であるDio自身を除くと、一体どれだけの数の人間がどの程度幸せになれるかを考えると……かなり怪しい計算である。 劇中でも、自身のスタンドが遺体の力を得た『D4C-ラブトレイン-』となった際、このスタンドは「自らに起きた災厄((トラブルやアクシデントだけでなく、自らに迫る銃弾などの攻撃もその範疇に含まれる。))を遠くの誰かに押し付ける」という能力を持っているのだが、 敵であるジョニィやジャイロは当然自分を殺す気で来ているため、それを押し付ければ「遠くの誰か」が(おそらく)死亡すると分かっていながら平然と能力を行使していることから、 例えDioではなく大統領が遺体の力を以てアメリカを治めたとしても、アメリカ国民の平和のためであれば当然のように他国やその国民を見殺しにする可能性が高く、 『自国と同胞の利益を優先して動く』のは為政者としては正しいとしても、&bold(){『自分たちのためだけに他者を平然と犠牲にする』}のは人道的に見て正しいとは言い難い。 大義名分も何もなく、自分の利益やエゴのために平然と他者を犠牲にする他の部のラスボスと比べると大統領の方がマシではあるが、だからといって正しい人物とは言えないのである。 その国を想う強い心の源の一つは、まだ幼い頃に殉職した父親の生きざまである。 軍人であった父親はある戦争で不幸にも敵側の捕虜となり、苛烈な拷問を受けることになった。 殴る蹴るの暴行はもちろん、『穴という穴を責められる』という凄惨な拷問を繰り返し受ける彼は、自分の心が挫けるのを防ぐべく、 持っていたハンカチ(愛息子であるファニーの誕生日が縫い付けられていた)を、既に潰されていた目を抉り取ってその眼窩にしまい込み、それを心の支えとして耐え続けた。 彼が拷問に屈しなかったことで戦いに勝利し、生還できた父親の親友からその事実を教えられたファニーは、 拷問死した父親の遺体から発見された件のハンカチと共に、誇り高いその愛国心を託されたのである。 ※なお、この父親の親友はこの後未亡人となったファニーの母親と再婚し、ファニーの義父となっている。 ネタとガチ両方で魅力的な敵役であることには違いないだろう。 *■スタンド:&color(#e4007f,#ABE1FA){『[[Dirty Deeds Done Dirt Cheap>Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険)]]』} #center(){&big(){&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』}}} &big(){&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){“いともたやすく行われるえげつない行為”}}}} 劇中では長い正式名称を略して&bold(){&color(#e4007f,#ABE1FA){『&ruby(ディー・フォー・シー){D4C}』}}とも表記される、大統領のスタンド能力。 『スティール・ボール・ラン』では珍しい人型のスタンド。 簡単に言えば&bold(){&color(#e4007f,#ABE1FA){『二つの物質の間に挟んだモノを並行世界に移動させる』}}という特殊能力を有し、 自分自身を挟むことで故意に次元移動をしたり、他人を挟んで無理矢理並行世界に送り込んだりできる。 また、同じ要領で並行世界から誰か、あるいは何かを連れてきたり、持って来ることも可能。 劇中では、『同じ次元に同じ存在は二つ以上存在出来ない』という設定であり、並行世界の同一人物同士が接触すると対消滅が起こり、 手が接触すれば手が、脚が接触すれば脚が消滅し、頭部など、生存に不可欠な部位が接触して消滅すれば両者とも死亡してしまう。 そのため、並行世界の同一人物や同じものを持ち込み、接触させるだけで、邪魔なものをその耐久力などを無視して破壊できる。 あくまで対消滅は自然現象(?)なためか、これほどの攻撃力を持ちながら次元移動させるためには『二つの物質の間に挟む』条件を満たせばそれだけで良く、 特にリスクもなく、手軽に発動できるためか、スタンド名は劇中で&bold(){『いともたやすく行われるえげつない行為』}と訳されている。 『えげつない行為』と名付けたのがヴァレンタイン大統領自身であるなら、彼は自分の罪を認識していたのではないかという考察もある。 ただし、本体である大統領は並行世界の自分と出会っても対消滅が起こらない上、性格も似通っているために、 本編の舞台となる『基本世界』にいる大統領が致命傷を受けた場合、並行世界の自分に接触して『D4C』を譲渡することで入れ替わり、戦線に復帰する。 なお、この入れ替わりの際に、スタンドと共にそれまでの「基本世界のヴァレンタイン」の記憶も譲渡されるようである。((何の説明も受けずにD4Cを譲渡され新しく「基本世界のヴァレンタイン」となったヴァレンタイン大統領が基本世界での経緯を理解している他、窮地に落ち入り何度もD4C譲渡を繰り返した際には半泣きになっている)) 並行世界は無数にあるとされるため、こと戦いにおいては大統領は実質不死身に近い存在と言える。 なお、漫画のストーリー中で不死性を演出するためには彼が致命傷を受ける必要があるため、ラスボスにもかかわらず彼単体の戦闘力は他の部のボスほど優れておらず&bold(){よく死ぬ}。 &color(#F54738){女性をレイプしようとしたところ思わぬ反撃を受け、隙を突かれて頸動脈を切られた}のを皮切りに、 戦闘になる度に致命傷またはそれに近いダメージを受けては並行世界の自分とバトンタッチしている。 また、並行世界のヴァレンタインを基本世界に連れて来てチームで攻撃して来ることもあるが、その戦法を採った時の並行世界のヴァレンタインは(彼らはD4Cを使えないので仕方ない面もあるが)モブ同然にすぐ死ぬ。 その他、詳しいことや『D4C-ラブトレイン-』等については項目参照。 *■名台詞 ・(缶ビールを一気飲みして)うごォ ブハアーイエスッイエスッ  ・(円卓に並ぶナプキンを見て)この世のルールとは「右か左か」? このテーブルのように均衡している状態で一度動いたら全員が従わざるを得ない! いつの時代だろうと・・この世はこのナプキンのように動いているのだ  ・興奮してきた・・服を脱げ  ・罵って喜ばして欲しいかッ! 服を脱げッ!スカーレットッ! ・「安定した平和」とは!平等なる者同士の固い「握手」よりも絶対的優位に立つ者が治める事で成り立つのがこの「人の世の現実」!!  ・もはや崇拝しかない・・この場所に「神殿」を建てよう ・わたしの大統領としての絶対的『使命』は!この世界のこの我が国民の『安全を保障する』という事!それに尽きるからだ! *最期 #openclose(show=ブレイク・マイハート ブレイク・ユア・ハート){ 遺体の力によってD4C-ラブトレイン-を発現させ、ジャイロを殺害した後にジョニィを追い詰めたヴァレンタイン。 しかし、ジャイロの『LESSON 5』の意図を理解したジョニィが「完全なる黄金の回転」のエネルギーを[[タスク>牙(タスク)]]に纏わせたことで、タスクはACT4へと覚醒。 「完全なる黄金の回転」の力を以てラブトレインの次元の壁を乗り越えたタスクの「オラオララッシュ」を叩き込まれたことで、形勢は逆転してしまう。 いくら次元を移動しようと、何度別のヴァレンタインにD4Cを譲渡しようと、D4Cそのものにタスクの回転エネルギーが付いてきているために意味がなく、 ヴァレンタインはD4C共々、幾度となく地面の穴に生き埋めにされ続けてしまう。 そして、やがて自分を生き埋めにするタスクの回転エネルギーが「無限の回転」であり、何をしようとも自分は永遠に生き埋めにされると悟ったヴァレンタインは、 いずれ自分が戻ってくることを予測して、基本世界の元の場所で待ち構えていたジョニィの前に姿を現すと、自分の完全敗北だと彼に力なく告げた。 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「だが生きている「次元の」『ジャイロ・ツェペリ』もいる」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「ここからは「取り引き」だが……わたしならこの場所へ「ジャイロ」を連れて来れる」}} } しかしヴァレンタインは、「回転を止めてくれれば、別次元の生きているジャイロを連れてくる」という取引きをジョニィへ持ちかける。 ジョニィは激しく動揺しながらもヴァレンタインへ尋ねた。 #center(){ &bold(){&color(turquoise){「ジャイロがここに戻って来るというのか?」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「約束する」}} &bold(){&color(turquoise){「無事で無傷のジャイロが……‼︎」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「約束する」}} &bold(){&color(turquoise){「そしてそのまま僕とジャイロを逃がしてくれるというのか?」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「約束する 誰にも報復はしない………」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「全てを無かった事にすると誓う」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「今後君らに決して手は出さないし行きたい所へ行けばいい 賞金のためレースを続けたければ続けるといい」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「わたしは「遺体」だけ手に入ればいい………ただのそれだけだ」}} } ジョニィの&bold(){&color(turquoise){「連れて来られたジャイロは自分の知るジャイロではない」}}という反論に、&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「重要なのはこの世界でジャイロが生きている事」}}だと述べるヴァレンタイン。 自身の愛国心や遺体の有無、SBRレースの思惑も語り、ジョニィの心も揺らぎかける。 騙し討ちの懸念も&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「私は一度口にして誓った事は必ず実行してきた………報復は決してしない」}}と宣言。 散っていったジャイロや[[マウンテン・ティム>マウンテン・ティム(SBR)]]達に会いたいジョニィが自身を信頼させる説得をヴァレンタインへ迫ると、 ヴァレンタインはジョニィや馬、ルーシーの傷を癒すために別次元の[[ホット・パンツ>ホット・パンツ(SBR)]]から持ってきた肉スプレーを投げ渡す。 そして自身の愛国心の原点であり心の支えである、父親の形見のハンカチを取り出してそれにも誓いを立て、 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「ジョニィ・ジョースター」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「『決して報復はしない』」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「全てを終わりにすると誓おう」}} } と改めて宣言した。 父親と確執があったジョニィは心を打たれ、&bold(){&color(turquoise){「あんたの方が『正しい道』なのかもしれない」}}とヴァレンタインを100%信じることを告げる。 だがジョニィは地面から何かを掘り返すと、ヴァレンタインの目の前へ放り投げた。 それは拳銃。 ヴァレンタインがジャイロへトドメを刺すためにどこかの次元から持ってきた、撃ち尽くして弾倉が空になって捨てた銃。 #center(){ &bold(){&color(turquoise){「だが あと『1%』信じたい」}} &bold(){&color(turquoise){「あんたの誓いの「裏」のさらなる「裏」に『だまし討ち』と『裏切り』が潜んでいないことを…」}} } ジョニィは言う。 弾丸のない銃 それをヴァレンタインの手で拾いあげるだけでいい きっと何事も起こらないのだろう 何も起こらない それでいい 何も起こらなければ全てが終わる それで101%信じられる #center(){ &bold(){&color(turquoise){「拾ってみろ」}} &bold(){&color(turquoise){「ヴァレンタイン大統領」}} } #center(){&bold(){ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ}} ヴァレンタインはゆっくりと銃へ手を伸ばし…、 それを掴むことなく、手を引いた。 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「我が心と行動に一点の曇りなし…………!」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「全てが『正義』だ」}} } 直後、ヴァレンタインは別次元から隠し持ってきていた拳銃を構え、D4Cと共にジョニィへと襲い掛かった。 しかし、「異なる次元の同じ物体は引き合い、融合し、消滅する」という性質に従い、 先程ジョニィが放り投げたこの次元の拳銃とその拳銃が引き合って融合し、その余波で狙いが逸れた銃弾はジョニィの腹部を撃ち抜くも、致命傷には至らず、 反対に、ヴァレンタインの攻撃の予備動作に反応してジョニィが撃ち込んだ爪弾はヴァレンタインの喉に直撃。 致命傷を負い、D4Cも崩壊していく中、ヴァレンタインはなおもジョニィに向けて複数の銃弾を撃ち出し、ジョニィの爪弾と撃ち合いになるが、 最期はジョニィの爪弾に心臓付近を撃ち抜かれて行動不能になったところに、トドメの爪弾に額を撃ち抜かれて死亡。 その死体はACT4の「無限の回転」によって地中に埋まり、どこかの次元へと消えていった。 そして、自らの手で「この世界にジャイロが戻ってくる」最後の方法を潰えさせることとなったジョニィは、 本当に信じたかった大統領に裏切られたこと、もう二度とジャイロに逢えない事実に泣き崩れるのであった。 } *ASB・EoH D4Cの能力は格ゲーでも再現。その際…… ・並行世界から連れてきた大統領を飛び道具にする ・最も火力が出る技であるGHA・DHAでは、相手を並行世界に連れて行って消滅させる ・ラブトレイン発動中は、攻撃中などのタイミングを除いて殆どの飛び道具を無効化 ・入れ替わりで体力を最大まで回復((ただし、ASBでは発動までのハードルが高いうえに、回復できたとしても重いデメリットを背負うことになる。EoHでは複数回発動できるが、その度に防御力が低下していく。)) ・EoHにて、並行世界Dioは基本世界Dioとタッグ組ませることは出来ない(戦わせることは出来る) など、割と凝った作りになっている。 EoH・ストーリーモードでは7章で初登場。天国DIOにジョニィの能力を消して貰ったことで復活し、ジョースター家チームと敵対する。 しかし…… #openclose(show=その目的){ ジョニィの能力を消す為に様々な並行世界を巡った時、天国DIOのいる世界に辿り着いた。そこで忠誠を誓ったようだが…… &bold(){能力を消して貰ったのは「天国DIOを基本世界に送る代わりに」という取引だった。} 天国DIOにより能力を消された大統領は、自分の能力の有能性からか真実の改竄を完全には受けておらず洗脳されなかったものの、DIOへの協力を余儀なくされてしまう。 そのため、他のボスキャラ共は忠誠を誓っているが、大統領だけは忠誠など誓っておらず((大統領という職のプライドもあるためか、忠誠心は微塵もなかった。))ラスボスにしてジョースター家の味方だったのだ。 表向きはDIOに従いながらも、奴を倒せる者を探す中、空条承太郎、ジョルノ・ジョバァーナ、ジョニィ・ジョースターにその可能性を見出す((8部完結後の展開だったら定助のゴー・ビヨンドも候補に挙がったかもしれない。))。 そこで ・並行世界のものと基本世界のものが触れ合うことで消滅すること ・天国DIOを倒すために基本世界のDIO本人、もしくはその遺体が必要であること を(ジャイロを撃った銃も使って)伝えるが、そのことを天国DIOに感付かれ、&bold(){どの世界にも存在しない}と上書きされてしまうのだった…… } 「アニヲタwiki」には必ず「追記・修正」があり「削除される項目」がある 「追記・修正」は「正確」であるほど良い・・・ #openclose(show=探した……ぞ){ ヴァレンタインは基本世界に帰ってくる前、幾つもの次元を超えて別次元のDioを探していた。 その目的は自分の代わりに遺体を回収させ、マンハッタンに建造した専用シェルターに収めさせることでアメリカのものとすること。 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「このアメリカだけだ!」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「地球の裏側の何も理解しようとしないどこかのクソ野郎に決して渡してはならないのだ!」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「わたしもきみを信用してるわけではないが」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「きみの野心だけはとても気に入っている」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「……きみが「支配」しろ………」}} } そしてヴァレンタインが死んだことで別次元のDioが基本世界へと参戦、さらに無限の回転の能力や危険性を聞かされていたことでジョニィ相手に優位に立つのだった。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,54) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/07/26 Mon 18:41:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &color(#e6b422,#e8ecef){土地の値段は一体誰が最初に決めている?} &color(#e6b422,#e8ecef){お金の価値を最初に決めている者がいるはずだ それは誰だ?} &color(#e6b422,#e8ecef){列車のレールのサイズや電気の規格は?そして法令や法律は?} &color(#e6b422,#e8ecef){いったい誰が最初に決めている?} &color(#e6b422,#e8ecef){民主主義だからみんなで決めてるか?} &color(#e6b422,#e8ecef){それとも自由競争か?} #div(color=#f00){ &big(){&bold(){違うッ!!ナプキンを取れる者が決めている!}} &bold(){この世のルールとは「右か左か」?} &bold(){このテーブルのように均衡している状態で一度動いたら全員が従わざるを得ない!} &bold(){いつの時代だろうと…この世はこのナプキンのように動いているのだ} }} ファニー・ヴァレンタインとは『[[ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン]]』の登場人物。 CV.加瀬康之(オールスターバトル) *■概要 劇中における第23代アメリカ合衆国大統領。 軍人上がりの政治家で、下院議員だった頃に一枚の「地図」が指し示す場所の一つ『サンディエゴ』を捜索した清教徒達のグループに同行した際に&bold(){「悪魔の手のひら」}に遭遇。 この際に「遺体の心臓部」と[[スタンド>スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険)]]「[[D4C>Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険)]]」を得て、グループで唯一生還。 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-殺さないと約束したスティーブンに邪魔されてムカついたので死なない程度に嬲る -最初から裏切るつもりでジョニィと約束 ……と決して高潔な人物とは言い難い。 とはいえ、アメリカが遺体の加護を得るために[[Dio>ディエゴ・ブランドー]]に遺体を託すなど、自身の死後もアメリカの利を考えて手を打つなどその理念は本物だったといえる。 後述の父親のエピソードを聞いたジョニィは、&bold(){&font(#0000ff){「少なくとも自分よりは人として正しい道を歩んでいる」}}と評した。 &s(){え?ジョニィが嫌いなだけ? 英国人のDioに「野心家な部分を気に入って」遺体を託すのってどうなの? 聞こえんなあ} ただし、この理念…というより取引については賛否両論(どちらかといえば否寄り?)である。 まずDioは遺体を取引材料としてニューヨーク市長の座を要求しており、愛国心は無いがアメリカから政界に進出するつもりはあった。 そのDioが「遺体の所有者のまま」その野心でアメリカのトップに立てば自動的にアメリカは遺体の恩恵を受ける、という計算だったのだろう。 Dioの能力と強靭な意思によって確かにトップに登り詰められる可能性は高かったし、そうなればDioが&font(#f00){『自分自身のために』}いやおうなしにアメリカのために動くだろう。 どこまで把握していたかは謎だが、Dioならば遺体を他人(※他の国)に渡したり奪われるなどの計算外の事態も他の者以上に考えられないので、 満点の案ではないにせよ、ある意味で思った通りになる可能性は高かったと言えるだろう。 とは言え、それは要するに&font(#f00){アメリカの国民がDioから遺体の恩恵のおこぼれに預かる…}という話でしかない。 そして彼の性格を見る限り、目論見通り事が進んでも&bold(){Dioが絶対的な力とともにトップに立った国}で一般市民が……というか、 &font(#f00){『強烈なエゴイスト』}であるDio自身を除くと、一体どれだけの数の人間がどの程度幸せになれるかを考えると……かなり怪しい計算である。 劇中でも、自身のスタンドが遺体の力を得た『D4C-ラブトレイン-』となった際、このスタンドは「自らに起きた災厄((トラブルやアクシデントだけでなく、自らに迫る銃弾などの攻撃もその範疇に含まれる。))を遠くの誰かに押し付ける」という能力を持っているのだが、 敵であるジョニィやジャイロは当然自分を殺す気で来ているため、それを押し付ければ「遠くの誰か」が(おそらく)死亡すると分かっていながら平然と能力を行使していることから、 例えDioではなく大統領が遺体の力を以てアメリカを治めたとしても、アメリカ国民の平和のためであれば当然のように他国やその国民を見殺しにする可能性が高く、 『自国と同胞の利益を優先して動く』のは為政者としては正しいとしても、&bold(){『自分たちのためだけに他者を平然と犠牲にする』}のは人道的に見て正しいとは言い難い。 大義名分も何もなく、自分の利益やエゴのために平然と他者を犠牲にする他の部のラスボスと比べると大統領の方がマシではあるが、だからといって正しい人物とは言えないのである。 その国を想う強い心の源の一つは、まだ幼い頃に殉職した父親の生きざまである。 軍人であった父親はある戦争で不幸にも敵側の捕虜となり、苛烈な拷問を受けることになった。 殴る蹴るの暴行はもちろん、『穴という穴を責められる』という凄惨な拷問を繰り返し受ける彼は、自分の心が挫けるのを防ぐべく、 持っていたハンカチ(愛息子であるファニーの誕生日が縫い付けられていた)を、既に潰されていた目を抉り取ってその眼窩にしまい込み、それを心の支えとして耐え続けた。 彼が拷問に屈しなかったことで戦いに勝利し、生還できた父親の親友からその事実を教えられたファニーは、 拷問死した父親の遺体から発見された件のハンカチと共に、誇り高いその愛国心を託されたのである。 ※なお、この父親の親友はこの後未亡人となったファニーの母親と再婚し、ファニーの義父となっている。 ネタとガチ両方で魅力的な敵役であることには違いないだろう。 *■スタンド:&color(#e4007f,#ABE1FA){『[[Dirty Deeds Done Dirt Cheap>Dirty Deeds Done Dirt Cheap(ジョジョの奇妙な冒険)]]』} #center(){&big(){&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』}}} &big(){&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){“いともたやすく行われるえげつない行為”}}}} 劇中では長い正式名称を略して&bold(){&color(#e4007f,#ABE1FA){『&ruby(ディー・フォー・シー){D4C}』}}とも表記される、大統領のスタンド能力。 『スティール・ボール・ラン』では珍しい人型のスタンド。 簡単に言えば&bold(){&color(#e4007f,#ABE1FA){『二つの物質の間に挟んだモノを並行世界に移動させる』}}という特殊能力を有し、 自分自身を挟むことで故意に次元移動をしたり、他人を挟んで無理矢理並行世界に送り込んだりできる。 また、同じ要領で並行世界から誰か、あるいは何かを連れてきたり、持って来ることも可能。 劇中では、『同じ次元に同じ存在は二つ以上存在出来ない』という設定であり、並行世界の同一人物同士が接触すると対消滅が起こり、 手が接触すれば手が、脚が接触すれば脚が消滅し、頭部など、生存に不可欠な部位が接触して消滅すれば両者とも死亡してしまう。 そのため、並行世界の同一人物や同じものを持ち込み、接触させるだけで、邪魔なものをその耐久力などを無視して破壊できる。 あくまで対消滅は自然現象(?)なためか、これほどの攻撃力を持ちながら次元移動させるためには『二つの物質の間に挟む』条件を満たせばそれだけで良く、 特にリスクもなく、手軽に発動できるためか、スタンド名は劇中で&bold(){『いともたやすく行われるえげつない行為』}と訳されている。 『えげつない行為』と名付けたのがヴァレンタイン大統領自身であるなら、彼は自分の罪を認識していたのではないかという考察もある。 ただし、本体である大統領は並行世界の自分と出会っても対消滅が起こらない上、性格も似通っているために、 本編の舞台となる『基本世界』にいる大統領が致命傷を受けた場合、並行世界の自分に接触して『D4C』を譲渡することで入れ替わり、戦線に復帰する。 なお、この入れ替わりの際に、スタンドと共にそれまでの「基本世界のヴァレンタイン」の記憶も譲渡されるようである。((何の説明も受けずにD4Cを譲渡され新しく「基本世界のヴァレンタイン」となったヴァレンタイン大統領が基本世界での経緯を理解している他、窮地に落ち入り何度もD4C譲渡を繰り返した際には半泣きになっている)) 並行世界は無数にあるとされるため、こと戦いにおいては大統領は実質不死身に近い存在と言える。 なお、漫画のストーリー中で不死性を演出するためには彼が致命傷を受ける必要があるため、ラスボスにもかかわらず彼単体の戦闘力は他の部のボスほど優れておらず&bold(){よく死ぬ}。 &color(#F54738){女性をレイプしようとしたところ思わぬ反撃を受け、隙を突かれて頸動脈を切られた}のを皮切りに、 戦闘になる度に致命傷またはそれに近いダメージを受けては並行世界の自分とバトンタッチしている。 また、並行世界のヴァレンタインを基本世界に連れて来てチームで攻撃して来ることもあるが、その戦法を採った時の並行世界のヴァレンタインは(彼らはD4Cを使えないので仕方ない面もあるが)モブ同然にすぐ死ぬ。 その他、詳しいことや『D4C-ラブトレイン-』等については項目参照。 *■名台詞 ・(缶ビールを一気飲みして)うごォ ブハアーイエスッイエスッ  ・(円卓に並ぶナプキンを見て)この世のルールとは「右か左か」? このテーブルのように均衡している状態で一度動いたら全員が従わざるを得ない! いつの時代だろうと・・この世はこのナプキンのように動いているのだ  ・興奮してきた・・服を脱げ  ・罵って喜ばして欲しいかッ! 服を脱げッ!スカーレットッ! ・「安定した平和」とは!平等なる者同士の固い「握手」よりも絶対的優位に立つ者が治める事で成り立つのがこの「人の世の現実」!!  ・もはや崇拝しかない・・この場所に「神殿」を建てよう ・わたしの大統領としての絶対的『使命』は!この世界のこの我が国民の『安全を保障する』という事!それに尽きるからだ! *最期 #openclose(show=ブレイク・マイハート ブレイク・ユア・ハート){ 遺体の力によってD4C-ラブトレイン-を発現させ、ジャイロを殺害した後にジョニィを追い詰めたヴァレンタイン。 しかし、ジャイロの『LESSON 5』の意図を理解したジョニィが「完全なる黄金の回転」のエネルギーを[[タスク>牙(タスク)]]に纏わせたことで、タスクはACT4へと覚醒。 「完全なる黄金の回転」の力を以てラブトレインの次元の壁を乗り越えたタスクの「オラオララッシュ」を叩き込まれたことで、形勢は逆転してしまう。 いくら次元を移動しようと、何度別のヴァレンタインにD4Cを譲渡しようと、D4Cそのものにタスクの回転エネルギーが付いてきているために意味がなく、 ヴァレンタインはD4C共々、幾度となく地面の穴に生き埋めにされ続けてしまう。 そして、やがて自分を生き埋めにするタスクの回転エネルギーが「無限の回転」であり、何をしようとも自分は永遠に生き埋めにされると悟ったヴァレンタインは、 いずれ自分が戻ってくることを予測して、基本世界の元の場所で待ち構えていたジョニィの前に姿を現すと、自分の完全敗北だと彼に力なく告げた。 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「だが生きている「次元の」『ジャイロ・ツェペリ』もいる」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「ここからは「取り引き」だが……わたしならこの場所へ「ジャイロ」を連れて来れる」}} } しかしヴァレンタインは、「回転を止めてくれれば、別次元の生きているジャイロを連れてくる」という取引きをジョニィへ持ちかける。 ジョニィは激しく動揺しながらもヴァレンタインへ尋ねた。 #center(){ &bold(){&color(turquoise){「ジャイロがここに戻って来るというのか?」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「約束する」}} &bold(){&color(turquoise){「無事で無傷のジャイロが……‼︎」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「約束する」}} &bold(){&color(turquoise){「そしてそのまま僕とジャイロを逃がしてくれるというのか?」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「約束する 誰にも報復はしない………」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「全てを無かった事にすると誓う」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「今後君らに決して手は出さないし行きたい所へ行けばいい 賞金のためレースを続けたければ続けるといい」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「わたしは「遺体」だけ手に入ればいい………ただのそれだけだ」}} } ジョニィの&bold(){&color(turquoise){「連れて来られたジャイロは自分の知るジャイロではない」}}という反論に、&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「重要なのはこの世界でジャイロが生きている事」}}だと述べるヴァレンタイン。 自身の愛国心や遺体の有無、SBRレースの思惑も語り、ジョニィの心も揺らぎかける。 騙し討ちの懸念も&bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「私は一度口にして誓った事は必ず実行してきた………報復は決してしない」}}と宣言。 散っていったジャイロや[[マウンテン・ティム>マウンテン・ティム(SBR)]]達に会いたいジョニィが自身を信頼させる説得をヴァレンタインへ迫ると、 ヴァレンタインはジョニィや馬、ルーシーの傷を癒すために別次元の[[ホット・パンツ>ホット・パンツ(SBR)]]から持ってきた肉スプレーを投げ渡す。 そして自身の愛国心の原点であり心の支えである、父親の形見のハンカチを取り出してそれにも誓いを立て、 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「ジョニィ・ジョースター」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「『決して報復はしない』」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「全てを終わりにすると誓おう」}} } と改めて宣言した。 父親と確執があったジョニィは心を打たれ、&bold(){&color(turquoise){「あんたの方が『正しい道』なのかもしれない」}}とヴァレンタインを100%信じることを告げる。 だがジョニィは地面から何かを掘り返すと、ヴァレンタインの目の前へ放り投げた。 それは拳銃。 ヴァレンタインがジャイロへトドメを刺すためにどこかの次元から持ってきた、撃ち尽くして弾倉が空になって捨てた銃。 #center(){ &bold(){&color(turquoise){「だが あと『1%』信じたい」}} &bold(){&color(turquoise){「あんたの誓いの「裏」のさらなる「裏」に『だまし討ち』と『裏切り』が潜んでいないことを…」}} } ジョニィは言う。 弾丸のない銃 それをヴァレンタインの手で拾いあげるだけでいい きっと何事も起こらないのだろう 何も起こらない それでいい 何も起こらなければ全てが終わる それで101%信じられる #center(){ &bold(){&color(turquoise){「拾ってみろ」}} &bold(){&color(turquoise){「ヴァレンタイン大統領」}} } #center(){&bold(){ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ}} ヴァレンタインはゆっくりと銃へ手を伸ばし…、 それを掴むことなく、手を引いた。 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「我が心と行動に一点の曇りなし…………!」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「全てが『正義』だ」}} } 直後、ヴァレンタインは別次元から隠し持ってきていた拳銃を構え、D4Cと共にジョニィへと襲い掛かった。 しかし、「異なる次元の同じ物体は引き合い、融合し、消滅する」という性質に従い、 先程ジョニィが放り投げたこの次元の拳銃とその拳銃が引き合って融合し、その余波で狙いが逸れた銃弾はジョニィの腹部を撃ち抜くも、致命傷には至らず、 反対に、ヴァレンタインの攻撃の予備動作に反応してジョニィが撃ち込んだ爪弾はヴァレンタインの喉に直撃。 致命傷を負い、D4Cも崩壊していく中、ヴァレンタインはなおもジョニィに向けて複数の銃弾を撃ち出し、ジョニィの爪弾と撃ち合いになるが、 最期はジョニィの爪弾に心臓付近を撃ち抜かれて行動不能になったところに、トドメの爪弾に額を撃ち抜かれて死亡。 その死体はACT4の「無限の回転」によって地中に埋まり、どこかの次元へと消えていった。 そして、自らの手で「この世界にジャイロが戻ってくる」最後の方法を潰えさせることとなったジョニィは、 本当に信じたかった大統領に裏切られたこと、もう二度とジャイロに逢えない事実に泣き崩れるのであった。 } *ASB・EoH D4Cの能力は格ゲーでも再現。その際…… ・並行世界から連れてきた大統領を飛び道具にする ・最も火力が出る技であるGHA・DHAでは、相手を並行世界に連れて行って消滅させる ・ラブトレイン発動中は、攻撃中などのタイミングを除いて殆どの飛び道具を無効化 ・入れ替わりで体力を最大まで回復((ただし、ASBでは発動までのハードルが高いうえに、回復できたとしても重いデメリットを背負うことになる。EoHでは複数回発動できるが、その度に防御力が低下していく。)) ・EoHにて、並行世界Dioは基本世界Dioとタッグ組ませることは出来ない(戦わせることは出来る) など、割と凝った作りになっている。 EoH・ストーリーモードでは7章で初登場。天国DIOにジョニィの能力を消して貰ったことで復活し、ジョースター家チームと敵対する。 しかし…… #openclose(show=その目的){ ジョニィの能力を消す為に様々な並行世界を巡った時、天国DIOのいる世界に辿り着いた。そこで忠誠を誓ったようだが…… &bold(){能力を消して貰ったのは「天国DIOを基本世界に送る代わりに」という取引だった。} 天国DIOにより能力を消された大統領は、自分の能力の有能性からか真実の改竄を完全には受けておらず洗脳されなかったものの、DIOへの協力を余儀なくされてしまう。 そのため、他のボスキャラ共は忠誠を誓っているが、大統領だけは忠誠など誓っておらず((大統領という職のプライドもあるためか、忠誠心は微塵もなかった。))ラスボスにしてジョースター家の味方だったのだ。 表向きはDIOに従いながらも、奴を倒せる者を探す中、空条承太郎、ジョルノ・ジョバァーナ、ジョニィ・ジョースターにその可能性を見出す((8部完結後の展開だったら定助のゴー・ビヨンドも候補に挙がったかもしれない。))。 そこで ・並行世界のものと基本世界のものが触れ合うことで消滅すること ・天国DIOを倒すために基本世界のDIO本人、もしくはその遺体が必要であること を(ジャイロを撃った銃も使って)伝えるが、そのことを天国DIOに感付かれ、&bold(){どの世界にも存在しない}と上書きされてしまうのだった…… } 「アニヲタwiki」には必ず「追記・修正」があり「削除される項目」がある 「追記・修正」は「正確」であるほど良い・・・ #openclose(show=探した……ぞ){ ヴァレンタインは基本世界に帰ってくる前、幾つもの次元を超えて別次元のDioを探していた。 その目的は自分の代わりに遺体を回収させ、マンハッタンに建造した専用シェルターに収めさせることでアメリカのものとすること。 #center(){ &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「このアメリカだけだ!」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「地球の裏側の何も理解しようとしないどこかのクソ野郎に決して渡してはならないのだ!」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「わたしもきみを信用してるわけではないが」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「きみの野心だけはとても気に入っている」}} &bold(){&color(#e6b422,#e8ecef){「……きみが「支配」しろ………」}} } そしてヴァレンタインが死んだことで別次元のDioが基本世界へと参戦、さらに無限の回転の能力や危険性を聞かされていたことでジョニィ相手に優位に立つのだった。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,54) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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