アスラン・ザラ

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&font(#6495ED){登録日}:2010/04/22 Thu 21:53:46 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 41 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){俺が…お前を討つ!}} 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[準主役>ダブル主人公(創作)]]。 CV:[[石田彰]] 人種:[[コーディネイター>コーディネイター(ガンダムSEED)]] 誕生日:C.E.55年10月29日 星座:さそり座 [[血液型]]:O型 年齢:16歳→18歳 [[身長]]:170cm→174cm 体重:63kg→60kg 髪色:藍 瞳:エメラルドグリーン 趣味:電子工作%%、自爆%% 好きな食べ物:ロールキャベツ、桃 出身:プラント・ディセンベル市 階級:赤服→特務隊FAITH、オーブ連合首長国国防軍統合参謀本部所属一等陸佐→准将→オーブ軍中佐→オーブ軍一佐(ターミナルに出向中) 搭乗機 ・[[イージスガンダム]] ・[[ジャスティスガンダム]] ・[[ブレイズザクウォーリア>ザクウォーリア/ザクファントム]] ・[[セイバーガンダム]] ・[[グフイグナイテッド]] ・[[∞ジャスティスガンダム]] #region(以下『SEED FREEDOM』のネタバレが含まれているので注意) ・[[ズゴック>ズゴック(MS)]] ・[[ストライクフリーダムガンダム弐式>ストライクフリーダムガンダム]] ・インフィニットジャスティスガンダム弍式 #endregion *目次 #contents() *概要 第二世代コーディネイター。 『SEED』『DESTINY』両作品共にメインの主人公ではないが、物語上では第二、第三の主人公とされており、 公式ビジュアルでは主人公である[[キラ・ヤマト]]、[[シン・アスカ]]と並んで描かれることが多い。 また、『DESTINY』のスペシャルエディションはアスラン視点から物語を再構成したものとなっており、事実上の主人公扱いである。 &bold(){投乗機が最終的にぶっ壊れる事に定評がある男}。 作中では∞ジャスティス([[と一時的に借りたとある機体>ストライクフリーダムガンダム]])以外&bold(){全部爆散or大破している。} ・イージス→上述の通りストライクに組み付いて&bold(){自爆。} ・ジャスティス→ジェネシス内において&bold(){自爆。} ・ザクウォーリア→借りた機体。半壊状態で大気圏突入した為ボドボドに。 ・セイバー→キラによって[[達磨>達磨(だるま)]]にされる。 ・グフイグナイテッド→盗んだ機体。デスティニーのアロンダイトにコックピット横を貫かれて爆散。 ・[[???>(ズゴックMS)]]→キラを庇いニードルガンで全身を串刺しにされるが…? 『DESTINY』でザフトに正式復隊して以降、オーブ側に寝返ってからも紫色のヘルメットを使用しているが、これは演出上の都合によるもの。 ザクウォーリア搭乗の際、黒系の髪に赤のヘルメットはシンと見分け難かった為、ヘルメットの色を変えて判別を容易にしたとスタッフが説明している。 *人物 文武両道で超人的な運動能力ばかりか明晰な頭脳も備えているのだが、女性に対しては非常に鈍感。 基本的には穏やかな人格((母を血のバレンタインで失っていることと、ザフトとして戦っているので作中当初はナチュラルにはあまり容赦していないものの、逆に言えばそんな境遇でもイザークやディアッカと違ってナチュラルへの過度の差別意識は見せておらず、(キラの件もあるとはいえ)クルーゼからもニコル共々戦いぶりが甘いと評されている。))で、戦争を嫌っている[[ニコル>ニコル・アマルフィ]]と仲が良かったのも性格の合致故と思われる。 『SEED』シリーズの主人公たちの中では一番モテるとされ、[[ザフト>ザフト(ガンダムSEED)]]時代を含む経歴の華やかさもあって、周囲からはプレイボーイの様に見られる事もある。 しかし、実際のアスランは、自分の考えを表に出したり想いを伝えるのが苦手で、無用な衝突が生じる事もしばしば。 特に、人間関係を構成するうえで大切な&bold(){相手の気持ちや考えを察するということが致命的に下手。} 決して無神経と言うわけではなく、寧ろ相手のことを思っての発言が多いのだが、大半が相手の地雷を踏んだものになってしまっている。 [[イザーク>イザーク・ジュール]]や[[シン>シン・アスカ]]から嫌われていた要因はこの点も大きい。 嘗て婚約者だった[[ラクス・クライン]]に対して、自分が作った[[ハロ>ハロ(ガンダムシリーズ)]]を一度プレゼントして喜んでくれたのを受け、 彼女を喜ばせようとひたすらハロを作っては彼女に贈った結果、気付けばクライン家の庭がハロで溢れ返る話等から、 娘が成長しても、幼少期に好きだったお菓子をずっと土産として買ってくる父親のような不器用さが窺える。 実直な人柄故に基本的に「良い人」という評価は得るものの、持ち前の責任感の強さが裏目に出て、何かあるとすぐさま謝って黙り込んでしまう悪癖もある。 ただ、すぐ黙り込んでしまうことから引っ込み思案かと思えばそんなことはなく、むしろ逆。 自身の能力の高さに対する自負が響いて、何かして世の役に立たねばという義務感や焦燥感に駆られている。 また、他人にも同様の義務感を求めて「~でなければならない」という固定観念に囚われたまま押し付けがち。 相手に対して良かれと思って諫言を口にしても、ついつい熱がこもってしまって感情的になり、 気付けば相手を非難がましく一方的に捲し立ててしまい、真意が伝わらないままに反発されることも多い((この点は『THE EDGE』ではハイネからも指摘されている))。 監督いわく「無自覚パワハラ気質」とのことで、幼少期を共に過ごしたことでアスランの人柄を理解しているキラや、 自然と自分を引っ張ってくれるカガリが相手ならば特に問題ないのだが、それ以外の面々とはバッドコミュニケーションを踏みがち。 プレイボーイに見られることもほとんど外見や評判(能力)によるものであって、本人はナンパどころか、自分から女の子にコナをかけること自体なく、 『DESTINY』で[[ミーア>ミーア・キャンベル]]に夜這いをかけられた際には、そんなことをされると思わなかったのもあるだろうが凄まじく動揺していた。 『SEED』序盤、まだ婚約者であった頃のラクス相手にも、アスラン側に色々事情があったとはいえ基本的に淡泊であり、 親同士が決めたとはいえ、こちらは前向きに婚約者として関係性を縮めようとしていたラクスを冷めさせていたりする(後述)。 この通り、手先は器用だが人付き合いに関してはとにかく不器用である。 ドラマCDでメイリンから評された「良い人だけど、ちょっと面倒臭い」というのがアスランという男を端的に表しているだろう((ちなみにこのメイリン評には、アスランと長い付き合いであるキラやラクスらも同意している。)) また、キラやシンは物語の節々で思い悩むことはあっても、一度決めた道からあまりブレないのに対し、アスランは&bold(){とにかくブレる。} 上記の通りの義務感や使命感が良い方向に働かず、周りを巻き込みながら悩みに悩んで答えを出し、その後も「これでいいのだろうか」と、とにかく悩む。 まだ若者と言える年齢なので、進むべき道について思い悩んでしまうのは仕方ないと言えばそうなのだが。 ただし、これに関しては、キラやシンと比べて目的意識に対して微妙な立場であることや、 悩んでいる間にも情勢が悪い方へ悪い方へと急激に変化していっていることが強く影響している。 戦争をやめさせるために動きたいのに動けなくなってしまったことが主な原因であるため(他にも要因がいくつもある)、 特別優柔不断というわけではなく、むしろ目的のために必要とあらば軍を脱走するほどに決断力はある((なおザフトを裏切ったと言われることも多いが、その件はむしろ組織の長であるパトリックや議長の方に大きな問題があったために生じた行動であり、アスランのザフト脱走が問題行動だと言うのは軽薄である。SEEDの最後からはザラ派を取り締まる形で当のザフト主流派も変化しているので尚更。))。 *パイロットとして 悩みが強い間は本来のパフォーマンスを発揮できないのか、イマイチ活躍に恵まれないが、&bold(){逆に悩んでいない時はとんでもない強さを発揮する。}((この辺りは宇宙世紀ガンダムシリーズのシャア・アズナブルと共通している。)) 我流で鍛えられた操作技術と、それ故にセオリーを無視した強引な立ち回りで相手を翻弄し、隙を作らせるキラと異なり、 こちらは正規の訓練を受けているため、そつなく器用な立ち回りで隙をなくす傾向にある。 キラに負けず劣らずの強引な立ち回りもあるとはいえ、あくまでも状況に応じた選択肢にすぎない。 この器用さのおかげで、オーブ近海オノゴロ島沖の戦いでは即席でコンビを組んだにもかかわらず抜群のコンビネーションを見せていた。 また、キラやシンと同様に『SEED』の因子を持つ者ではあるが、戦闘になると即座に『SEED』を発現させることが多い二人に対し、 アスランは『DESTINY』の頃から終盤でフィニッシュを決める際に発現する傾向が強くなっており、強敵が相手でも即座に発現させることはほぼない。 ただ、「他のパイロットを率いる隊長」の視点から見るとあまり良い隊長とは言い難い。 『DESTINY』でミネルバでのMS隊長を任された時は ・相方のシンを数に勝る敵に対峙させながら、うまく連携や攪乱を始めとした援護が出来ていない((逆にアスランの加勢が間に合った18話ラストでのシンは「死ぬかと思った」と言いつつ本心からの笑顔を見せている))((現実の分隊長格以上のパイロットは「相方を落とされない」事が重要視されるので、「援護が難しい状況で部下を数に勝る敵に対峙させてしまった」と言うのはかなりの失点である)) ・シンが問題行動を起こした時に落ち度を上手く理解させる事が出来ず、却って反発される ・敗戦時に部下をケアしなければいけない立場にも拘らず、自分の悩みに拘って逆に部下達に心配される((シンはキラに惨敗したアスランについて「(今は)あんま強くない」と戦力的には失望しながらも、「(半殺しにされたルナマリアが心配しているのに)こんなところで落ち込んでいて、暢気なものですね」と隊長としての自覚を持つよう諫言している)) と部下の人心掌握を出来ていたとは言い難く、フリーダムを撃墜したシンの挑発に乗って暴れた際に &bold(){シン「それとも俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!? アンタはッ!!」} と部下へのケア不足や積み重なった不信を爆発させられている((シンの帰還時に取り敢えず生還に安堵するような言動を見せていたらシンも此処まで激昂しなかっただろう))((実際、シンとキラは戦後の落ち着いた状況で腹を割って話し合った結果、意気投合しているので、アスランの「シンもキラも無事でいて欲しい」と言う考えも彼視点では的外れではない。ただ、其れまでの時点で唯一、シンとキラが共闘し、シンがキラを恨む結末になってしまったベルリンでの対デストロイ戦で仲介役となれるアスランがキラに乗機を壊されたせいで出撃出来なかった点は間が悪かったとしか言いようがない。))。 特にシンに関してはアスランが脱走した時に本気で悲しみ、撃墜した事で多大な心労を溜め込んでしまうなど、 &bold(){本心からアスランを嫌っていた訳ではなかった}からこそ、援護の不徹底や戦闘後の部下のケア不足に余計に腹を立てたとも解釈出来る。 *活躍 **『SEED』 物語の主人公[[キラ・ヤマト]]とは同じ幼年学校に通った[[幼馴染>幼なじみ]]。 プラント生まれだが、父の命で中立地帯のコペルニクス市(月の都市)に住んでいた。 ヤマト家とは家が近く、またザラ家は父がプラント本国に居り、母は植物科学者で家を空けがちだったため、ヤマト家に居る時間も多かった。 好物のロールキャベツも、自分の母が作ったキャベツをキラの母・カリダが調理してくれたものを指している。 地球連合とプラント間に開戦の気運が高まったため13歳の時に、父親の[[パトリック・ザラ]]の判断でプラントへ帰国。 しかし、母親であるレノアが[[血のバレンタイン事件>血のバレンタイン(ガンダムSEED)]]で巻き込まれ死亡してしまう。 この事をきっかけに、軍人として[[平和]]の為に戦う事を決意する。 コーディネイターの中でも優秀な能力を持ち、士官アカデミーをトップ成績(MS戦・[[ナイフ>ナイフ(武器)]]戦・情報処理1位、射撃・爆薬処理2位、総合成績1位)で卒業。 無口で本心を語らない所がある為、当初は直情的な[[イザーク・ジュール]]や皮肉屋の[[ディアッカ・エルスマン]]とは折り合いが悪かった。 へリオポリスで開発されていたガンダム強奪の作戦に参加し、首尾よく潜入するも、その最中に偶然幼馴染のキラと再会。 突然の再会に互いに驚くも、語り合う時間もなければそんな事をしている場合でもないので、すぐにイージスを奪取してその場を退散。 帰還して直ぐにイージスで出撃したアスランは、明らかにナチュラルの操作とは思えない[[ストライク>ストライクガンダム]]の動きを見てキラが乗っていると直感し、 説得を試みるも、戦闘の余波でヘリオポリスが崩壊してしまった為に帰還を余儀なくされ、説得にも失敗する。 その後、アスランが所属するクルーゼ隊にアークエンジェルの追討任務が課された事で、何度もキラの駆るストライクと戦う事になる。 キラと戦わなければいけない現実を受け入れたくなかった事もあり、アスランは何度もキラを説得するが失敗し続けたが、 そんな中、ストライクとの戦闘中に自身を庇って中破状態の[[ブリッツ>ブリッツガンダム]]で乱入した[[ニコル・アマルフィ]]が、 突然の乱入・攻撃に驚き、反射的に応戦してしまったストライクの対艦刀がコクピットに直撃して戦死してしまう。 幼馴染に拘る余り、弟の様に仲良くしてくれていた同僚を死なせてしまったアスランは、ニコルの為にもキラを討つ事を決意。 そして、オーブ近海のオノゴロ島付近で、遂にキラのストライクと本気で[[剣]]を交える事となる。 当初は様々な要因で迷いが生じていたキラのストライクを、迷いを振り切って戦うアスランのイージスが攻め立てるような展開だったが、 キラの援護に現れた[[スカイグラスパー]]を撃墜し、搭乗していたキラの友人である[[トール・ケーニヒ]]を殺してしまった((その時のアスランは破壊したスカイグラスパーのパイロットが、元は民間人でキラの友人であることなど知る由も無かった。))事で、 友人を殺された怒りでキラは[[SEED>SEED(能力)]]を発現させ、先程までとは打って変わって凄まじい猛攻を仕掛けるストライクにイージスが圧されていく。 しかし、キラと自身が墜としたスカイグラスパーのパイロットの関係性も、キラの持つ「SEED」の事も知らなかったアスランは、 突如として激化したストライクの攻撃を「キラが本気を出したため」と受け取って、それまでキラに手加減されていたと誤解してしまい、 手加減されていた事と、相手が本気を出した途端に手も足も出なくなった事への怒りと屈辱、 そして、キラにニコルを殺された憎しみが再燃したことなどから感情を爆発させ、キラと同じくSEEDを発現。 劇中初となる、SEEDを発現させた者同士の壮絶な死闘を繰り広げ、最後はイージスで組み付いてスキュラ砲を浴びせようとした所でエネルギー切れとなったが、 尚も諦めないアスランは、組み付いた状態でイージスを&bold(){自爆させる}事でストライクを倒したのだった。 自爆の際に脱出したため一命を取り留め、海岸で気絶したところを、少し前に立場の違いを超えて交流があった[[カガリ・ユラ・アスハ]]((アスランとの戦いでMIA(戦時中行方不明)となったキラを捜していた。))に発見される。 周囲からは両パイロットの生還が絶望視されている状況でアスランだけが見つかった為、最初は彼女から憎悪と怒りを向けられるが、 キラを殺して自分も死ぬつもりで戦っていた反動か、当初は呆然自失状態で、カガリに銃を向けられても半分呆けたままであった。 しかし、カガリの言葉で「自分がキラを殺してしまった」事を実感したアスランは急に激昂し、彼女にこれまでの経緯を涙ながらに語り、 そんなアスランの様子に「かつて親友同士であり、今でも互いを思っている間柄でも、本気で殺し合うことになる憎しみの連鎖の恐ろしさ」と、 「キラを殺したアスラン自身が、誰よりもキラの死に嘆き悲しみ、その死を悼んでいる」ことを実感したカガリから、 「もう誰も死んで欲しくない」という言葉と自身の護り石を託された事で、憎しみに囚われていた自分を顧みる事になった。 その後ザフトに戻るとストライクと刺し違えた功績を讃えられ、ネビュラ勲章を獲得し、特務隊FAITHへ昇格する。 更に最新鋭機であるジャスティスを受領し、ラクスの[[暗殺]]任務(勿論、他にも部隊が動いている)と、 彼女とその一派が手引きして何者かの手に渡った[[フリーダム>フリーダムガンダム]]の奪還或いは破壊を命じられる。 しかし、再会したラクスから、以前とはまるで違う凛とした表情で「アスランが信じて戦うものはなんですか?」と問い掛けられて返答に窮したこと、 そして、フリーダムに乗っているのが生還したキラであり、連合にもザフトにも与せず、「戦争を終わらせるために動いている」ことを聞かされたことで、 暗殺命令を受けているにもかかわらず、彼女に引き金を引くことが出来ず、去っていく彼女を見送ることしか出来なかった。 その後、ジャスティスに乗り込んだアスランは、フリーダム追討任務もあって地球に向かうも、 カガリから託された言葉と護り石の事もあり、「自分は本当は何と戦うべきなのか」について改めて考えながら地球に降下。 そこで、連合軍の理不尽な侵略からオーブを護るべく、連合の%%三馬鹿%%[[生体CPU>生体CPU(ガンダムSEED)]]とその最新鋭機と戦うフリーダムの姿を見たアスランは、 窮地に陥ったフリーダムの援護に独断で入り、即席とは思えない見事なコンビネーションで敵を撃退する。 戦闘後、改めてキラと再会し、彼と「憎しみの連鎖を続けてはいけない」という想いを共有して和解。 以降はキラやその仲間たちと共に、連合にもザフトにも与せず、[[戦争]]を終わらせるために戦うことを決意する。 結局オーブは奮戦及ばず陥落することになってしまったが、ウズミ・ナラ・アスハを始めとしたオーブ上層部の意向で、 アスランはキラ共々、[[アークエンジェル>アークエンジェル(ガンダムSEED)]]・クサナギとオーブ陥落寸前に宇宙に脱出。 アスランはパトリックを説得すべくジャスティスをキラ達に預けて一度プラントに戻るも、 既にナチュラルへの憎しみに染まっていた父は息子の言葉に耳を貸さず、ジャスティスをどこかに置いてきた事を反逆と捉えられて拘束され、 クライン派の手引きで救出された後はキラや決起したラクスたちと共に、[[エターナル>エターナル(ガンダムSEED)]]のクルーとして父とも戦うことになった。 以降は三隻同盟の主力の一人として、プラントへの核攻撃をキラと共に防いだり、ジェネシス破壊を成功させたりと活躍。 かつての上官であるアデスを間接的に殉職させてしまったり、和解できないまま父と死別したりと悲劇にも見舞われたものの、 嘗ての上官の[[ラウ・ル・クルーゼ]]が目論んだ[[地球]]とプラントの絶滅戦争という、決定的な破滅の回避に貢献する事となった。 なお、キラと和解して後の三隻同盟に参加後、上述のように一度プラントに戻ってから再度合流したため、 意図せずザフトの軍服とパイロットスーツを活動拠点へ持ち込むこととなり、最初こそオーブの技師服を着ていたが、 再合流後はエターナル艦内ではかつてのザフトの赤服を纏い、戦闘時にもザフトの赤いパイロットスーツを用いていた。 また、様々な状況の変化で婚約が破棄された事や、元々仲は良好ながら互いに恋愛感情は薄かった事もあって、 物語当初は婚約者であったラクスとは、三隻同盟に合流後は良い友人・仲間という間柄に関係性が変化しており、 彼女がキラと関係を深めていった事には気付いていた筈だが、劇中では然程それを気にしている様子は無かった。 もっとも前述の関係性に加えて、迷いながらとはいえラクスに銃を向けるまでしたのだから気にするべくもないが。 なお、監督によると『SEED』11話にて、ラクスが差し出した手をアスランが咄嗟に避けた際、 このプライドの高さにラクスは内心「は?この男、何?」となり、比較的早い段階でラクス側は気持ちが冷めていたとのこと。 一方で、三隻同盟に合流後はカガリとの関係が深まっていき、最終回直前では&s(){珍しく}アスランの方からモーションを掛け、 その時点ではまだ頬にキスする位に留まっていたキラ・ラクスを尻目に、マウストゥマウスのキスをカガリと交わしている。 しかし、恋人関係になったカガリを父親のパトリックに紹介する事は果たせなかったばかりか、 ジェネシス突入後、心配して自分に付いてきたカガリと共に、最期まで自分を見ようとしなかった父を看取ることになってしまった。 **『SEED DESTINY』 終戦から2年。アレックス・ディノと名乗り、オーブ代表首長となったカガリのボディーガードを務めていた。 プラント最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル]]との会談にカガリの護衛として赴いた際、 ファントムペインによるザフト軍新型MS強奪事件に巻き込まれ、やむなく[[ザクウォーリア>ザクウォーリア/ザクファントム]]に搭乗し、鹵獲された[[ガイア>ガイアガンダム]]と戦闘。 そのまま彼女と共にザフト新造艦[[ミネルバ>ミネルバ(ガンダムSEED DESTINY)]]に避難した。 あくまで本人は正体を隠していたが、カガリが口を滑らせた事でアレックスとアスランが同一人物ではないかという噂が艦内に広がる事となる。 サトー等ザラ派残党のザフト脱走兵によるユニウスセブン落下テロ事件を防ごうと奮戦するも、失敗。 その未曾有の被害に[[ブルーコスモス>ブルーコスモス(ガンダムSEED)]]の扇動も加わって、再び戦争となる。 それ以前から、オーブでは亡命者として正体を隠し、自分の能力を活かし切れない境遇に焦りを覚えており、それを払拭したい願望もあった為、 開戦後に単身プラントへ向かい、[[デュランダル>ギルバート・デュランダル]]議長と会見。 議長に説得されて、ザフト軍にFAITHとして復隊。 怪し過ぎるラクスの偽物([[ミーア・キャンベル]])が居たという件もあったのだが、それ以上にこの時議長はアスランの心情を見抜いており、 イザーク達に配慮して彼等から信頼されているというアスランから見て分かり易い実績や、 父親に対して同情はしつつも行為を肯定しないというアスランが最も欲しい評価を語ったり、 アスランが心の底で望んでいた、最も自分を活かせるMSのパイロットとしての地位を控え目に提示され、議長に全幅の信頼を寄せた。 しかし、元々出来る限り穏当に戦争を止めたいアスランと、(議長の目的のために動いていた)[[レイ>レイ・ザ・バレル]]と目の前の戦いにばかり目を向けていたシンとは考えがすれ違い、 カガリ誘拐(救助)や武力介入を行ったキラへの説得も失敗どころか逆に議長に対する懸念を伝えられる形で物別れに終わり、悩みや迷いを深めていった。 セイバーガンダムが[[バラバラ>バラバラ(状態)]]にされた際の「カガリは今泣いているんだ!」というキラの台詞は電波台詞扱いされる事もあるが、 これは&font(#0000ff){「カガリの役に立ちたい。 カガリを守る為と決意して行動していた筈なのに、&bold(){君はザフトで何がしたくて、何をやってるんだ!}」}という叱咤の意味合いである。 特定の陣営に身を置く覚悟もなく焦っていたアスランには、この上無く突き刺さる一言だった。 更に詳しく述べると、この時アスランは正論を述べていて(キラもその事は分かると言っている)、彼個人が如何にかするのも難しい状況なのだが、 カガリが無理矢理(カガリにとっては必要のない)政略結婚をさせかけられていたり、連合とザフトに巻き込まれる形でオーブが危機に瀕している等しているのに、 それを全て放っておき、応戦の形とは言えあまつさえオーブ軍を攻撃しているという背景があるが為のセリフでもある。 情勢が両陣営の策謀によって目まぐるしく悪い方向に変化していっている事が原因で、 気付いたらアスラン自身がカガリとオーブを害する立場になってしまっていた。 その後は悩みを深めつつも、次第に敵に対してより攻撃的になり視野も狭くなっていった[[シン>シン・アスカ]]を見過ごす事は出来ず、正面から粘り強く説教をしたりしているが、 シンはアークエンジェルやフリーダムには悪い思いしかない事やザフトとしてはあまりおかしくない行動を取っている事((ただし、フリーダムを落とした件については命令通りだが、元々シンは命令違反が多い上に態度も悪く、さらには厳罰を受けて然るべきこともしているので、アスランが説教をするのは別段おかしくはない。しかし、アスランの言うことは間違ってはいないものの具体性にかけていたりすることもあってシンは理解できず、効果的とは言えなかった。))、 更にアスラン側の不甲斐無さや彼の立場等を考えていない不器用さ等もあり相容れる事は無く、ギスギスした仲が続く。 この時期にシンに対する「キラは敵じゃない!」という台詞が良く視聴者から[[迷言]]扱いされているが、 これは「キラは俺の友人だから」みたいな安直な理由ではなく、アスランにとって連合やザフトなどの軍隊そのものが敵という訳ではなく、 戦乱阻止・戦乱の拡大阻止が戦う根本の理由だからだろう(これはキラ達も同様で前作と同じである)。 尤も、この時のシンにこれだけ言って納得しろという方が明らかに無茶であり((仮に感情論的な部分を置いたとしても、キラ達からすればやむを得ない場面だったとはいえミネルバにも被害が出ているわけで))、アスラン視点で考えてもそれは分かる筈である。 つまり、これ等は迷いがあった事もあるが、彼らしい不器用さの極みでもある。 その後、ミーアからの助け舟があったため、議長が勧誘時の言葉と違ってあくまでも自分を兵として利用する意図しかなかったと知ったり、 用済みとして何らかの口止めなり処刑なりしようとする動きがあると判断し、ザフトを再び脱走。 なお、この行動を疑問視する視聴者も居るが、議長は目的の為に寧ろ戦火を拡大させたかった為、そもそもアスランが戦っている理由とは相いれなかった。 しかもアスランはラクスとミーア両者共に直接知っていたり、キラ達が何もしないうちからコーディネイター部隊に暗殺されかけてザフトも怪しいということも聞いており、 他の者以上に情報は揃っていたので当然の判断であるし、実際すぐに拘束されかけたので正解でもあった((撃墜許可を出されたのは脱走時だが、拘束命令自体は脱走前からである。))。 そうして脱走したアスランは、シンとレイに追い詰められて瀕死の重傷を負うも、辛くも生還。 因みに、脱走の際にアスランを助けようとしたメイリン・ホークを巻き込んでしまっていて、アスランは当初逃がそうとしていたが、 計画の為強硬的にアスランを始末したかったレイ((念のため補足すると、何もアスランが復帰した当初から殺す気でいたわけではないと思われる。要は自分たちに都合よく動いてくれれば良しだったのだが上手くいかなかったためにこうなった(そもそも対キラやオーブといったアスラン的に戦うべき理由がほぼない状況下での戦闘で迷いを抱かないわけがないのだが)。アスランとメイリンの乗るグフを撃墜するようシンに促してよりデュランダルの剣となるように導いたことからもグフ搭乗前後のアスランとの攻防はほぼ予測通りだったと思われる。))によって下手すると諸共殺される瀬戸際だったので、 彼女をそのままミネルバに置いていくことも出来ず、連れて来てしまう事になった。 その後、カガリがアスランから贈られた指輪をしていた描写が無い為、『カガリに見捨てられた』と思う視聴者も居たが、 これはアスランを捨てたというより、政治家として上手く行動出来なかった反省から女としてではなく国家元首として生きるというカガリの決意の表れである。 アスランの方も焦り過ぎていたという事を痛感していた為、カガリの事をじっと見ながらも「焦らなくて良い。 夢は同じだ」と、別の場所で戦う決意がついた。 そしてザフト側の方はギスギスしていたとは言え自身と向き合っていたアスランや、 仲間のメイリンを自らの手で討つ形になったシンと、妹を亡くした[[ルナマリア>ルナマリア・ホーク]]((ザフト側はアスランとメイリンは死亡と判断していた))に大きなショックを与える事となった。 オーブ防衛戦ではラクスが運んできた∞ジャスティスを受け取り出撃し、参戦する。 手負いとは思えぬほどの立ち回りで活躍するが、脱走時の傷が癒えないままの出撃が祟り、戦闘後に失神。 この後はオーブ軍に所属し、傷が癒えてから改めて戦線に復帰した。 セイバーガンダム搭乗時は覚悟が決まらなかったせいか、[[スティング>スティング・オークレー]]にてこずったりと余り活躍が見られず、 シンのように戦闘中に『SEED』を発現させることもなかったアスランだったが、 ∞ジャスティス搭乗後は議長の[[デスティニープラン]]表明等色々と真意が分かった事から迷いが吹っ切れた為、 これまでの激戦によって[[超エース級>エースパイロット]]になったシンと対等以上に渡り合う本領を発揮。 また、ここからやっとキラやシンと同様に『SEED』を発現する場面も見られるようになる。 最終決戦ではルナマリアの駆る[[インパルス>インパルスガンダム]]を圧倒し、その後シンと激戦を繰り広げた。 序盤はシンの猛攻に攻めあぐねていたが、結局有効打を&bold(){一撃も食らう事無く}凌いでいき、 最後には二人の間に入り静止したインパルスにシンが錯乱して攻撃しかけたところを、間一髪で阻止して[[デスティニーガンダム]]を大破させた。 こうして、『DESTINY』序盤の不甲斐なさとはまさしく雲泥の差の力量をもって、シンに引導を渡すことになったアスランだが、 元々アスランの才覚や『SEED』時代の戦果を考えれば、本来ならこれくらいの活躍はしてもおかしくない超エース級のパイロットであり、 さらにいえば、シンは続く戦争やデスティニープランへの不安、祖国のオーブを焼くことに加担したことなどで、この時には既にメンタルが限界に近く、 ルナのインパルスにステラやマユの幻影を見て錯乱してしまうまで追い詰められていたことを考慮すれば、こうなってしまうのは当然の帰結だったかもしれない。 その後、月面に不時着したデスティニーからシンを救い出し、彼と共に涙しながら終戦の時を迎えたルナマリアをシン共々救助すると、 終戦後には、オーブの慰霊碑前でシンにキラを紹介し、彼らの和解を実現させた。 ただ、後日談のドラマCDによるとキラとシンが兄弟のように仲良くしている横でいまいち浮いてしまっており、 二人のために尽力した節もあるアスランにとっては、そこはかとなく皮肉な事態となっている。 久織ちまき先生の漫画『[[THE EDGE>機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE]]』はアスランの視点で描かれている。 **『[[SEED FREEDOM>機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]』 引き続きオーブ軍に所属しており、ターミナルへと出向している。 予告編では&bold(){妙に渋い顔}をしてMSらしきもののコクピットに乗り込んでいる姿が映されており、 『DESTINY』における迷走具合と、(宇宙世紀シリーズのオマージュが多い作風から)『逆襲のシャア』の展開も踏まえ、 事前公開されたシヴァの隠者を彷彿とさせるサーベルたくさん近接重視仕様から、やはり裏切りこれに乗るのだとか 逆にラクスのナレーションPVの内容から、今度はキラが迷走してアスランの友情キックで目を覚まさせるのだ等 実に色々な憶測を呼んでいた。 #region(ネタバレ注意!) #center(){&sizex(6){&font(#ff0000){「今回のアスランは、迷いません!」}}} 物語序盤は姿を見せず、ファウンデーション王国内をメイリンと密かに調査していた。 その後、ファウンデーション王国の陰謀によって乗機であるライジングフリーダムを破壊され、 窮地に陥ったキラを救うために&bold(){[[ズゴック>ズゴック(MS)]]}で颯爽と登場。&s(){西川「あの感動をもう一度見たくて」} 数々の戦場を共に駆け抜けた愛機ジャスティスではなくズゴックである。 #center{ &bold(){&sizex(6){本当に&color(#ff0000){ズゴック}に乗って颯爽と登場する。}} } 唐突に現れて&bold(){[[どこかで聞き覚えのあるBGMと見覚えのあるゆらっとした動き>シャア・アズナブル]]}で戦闘に割って入ったかと思えば、 &bold(){非常にアグレッシブかつ軽快な良い動きをしながら}ブラックナイツ最強と目される[[シュラ>シュラ・サーペンタイン]]が操縦するブラックナイトスコードシヴァと激突。 スピーディーな格闘攻撃を叩き込むも、その全てをシュラは余裕の表情で捌き、アスランは想像以上の苦戦を強いられるもどうにか食い下がってみせた。 この戦闘シーン自体は非常にカッコいいのだが、終始険しい顔のアスランとズゴックの絵面に笑ってしまった視聴者も多い模様。 ともあれ、こうしてキラを救助した後は彼を連れて戦線を離脱し、生き残ったコンパスのメンバーと合流した後、 ファウンデーションの女王であるアウラの正体とその目的といった調査結果を面々に伝える。 そこで長い戦いに疲れた挙句ラクスを連れ去られ限界に達し弱音を吐いたキラを叱責。 「&bold(){君達が弱いから}(僕がやらなきゃ)」とキラの一言で火が付いたのか、そのままステゴロに発展。 そして&bold(){怒涛の説教とともに喧嘩というにはあまりにも一方的な展開でボコボコに殴り飛ばした}((キラも反撃はしたが、すべて躱すか捌ききっている。ザフトの軍人として正規訓練を受けているどころか、アカデミー在籍時点でナイフ戦闘術の訓練教官すら打ち倒すアスランに極めて高いCQCスキルがあるのは当然ではあるが…。友人との喧嘩でそんなもの使うアスランもアスランだが、この場面ではキラを完全に言い聞かせなければならないので一発も貰うことは許されなかったという意見もある。))。 &s(){なお、キラを庇おうとしたシンはタイミングが悪かったため、両方から殴られ吹っ飛ばされた} 本音のぶつけ合いの末に「ラクスに会いたい」と絞り出したキラの手を取り、共に宇宙へと上がる。 宇宙要塞アルテミスに監禁されたラクス救助のため、かつてニコルが採った作戦を敢行すべく要塞内へ突入するキラに代わり、 アスランは彼の乗機であるストライクフリーダム弐式へ搭乗して陽動を担当。 機体からキラだと判断し釣られて出てきたブラックナイトスコードシヴァを相手に、 &bold(){キラにしか使いこなせないとされていたスーパードラグーンをも難なく使いこなしつつ}、時間稼ぎに貢献する((議長がレジェンドを彼に渡そうとした事からも分かる様に、元々遺伝子的にも適した素養は備えている))。 初戦でシュラの実力を知ったこともあってか「心を読めるんじゃなかったのか?使えないな」と&s(){やけにネットリとした煽り口調で}挑発的な通信を入れ、 彼を怒らせてその読心能力を使わせないように立ち回った。ちなみに、この後ストフリは&bold(){無傷で}キラに返している。 ファウンデーションとの最終決戦にも、ブラックナイトスコードシヴァの攻撃からキラを庇う形で参戦。 ダメージを受けたズゴックの外装をパージし、真の姿―∞ジャスティス弐式となると、 三度目となるブラックナイトスコードシヴァとの交戦に入る。 シュラの思考を読む能力に対し、今度は&bold(){「読んでみろ」と煽った上で&color(#ff69b4){[[全裸のカガリがキスしようと迫ってくる妄想>セクシーコマンドー]]}を見せつけ、} &bold(){動揺した隙に地球からのカガリの遠隔操作へ切り替えることで自身の思考と機体挙動を分離する}といった奇策も用いつつ、 右腕を破壊されながらも最後は隠し球の頭部ビームブレードでシヴァを両断し勝利を収めた。 初代ジャスティス受領以後、系列機では初めての戦闘による損傷らしい損傷である。 ちなみに、初期構想では搦手なしで正面から打ち倒す展開であり、 腕が破壊されるまではアスランは『SEED』を発現させないまま戦っていたため、 最初から右腕をエサに頭部ビームブレードでの決着を狙って布石を打っていたのでは、とも。 前作でもアスランはキラやシンと違って初手から『SEED』を発現させることは少なく、 ここぞというタイミングで発現させて勝利するなど、扱い的には切り札や必殺技に近いものであったが、 裏を返せば『SEED』を発現させなくともアコードとその専用機に対抗できるという時点で、その実力は空恐ろしいと言える。 &bold(){何度も煽られた挙句敗因がエロ妄想による動揺と頭部ブレードによる初見殺し}というなんとも気の毒なシュラではあるが、 &bold(){あの}アスランが二重三重に策を練らなければならない相手という点でも評価されている模様。 しかし、小説では最期まで負けを認めず、本気を出せば勝てると信じて死んでいったと些か残念な記述もされている。 なお、思考を読んだシュラが咄嗟に発した「何という破廉恥な妄想を!?」という言葉に対し、カガリは何を想像したのかすぐに理解したようで、 若干頬を赤らめながら&font(l){「帰ったらシメる!」}「アスラン…!」と呟いている。((アスランが不憫だからとアフレコで台詞が変わってシメられずに済んだらしい。よかったね、アスラン。)) &s(){嫁にも思考を読まれる面白男} 一連の戦いが終わった後はカガリと合流し、互いに交換したハウメアの守り石と指輪を見せ合いつつ微笑んでいる。 TVシリーズにおける数多くの迷走により、映画公開前から色々な意味で注目を浴びていたアスランだが、蓋を開けてみれば、 ・終始迷う事もなく、心が折れた親友を叱責し再起させる ・キラ用に調整されたストライクフリーダムを難なく使いこなすなど非常に高いモビルスーツの操縦技能と空間認識能力 ・[[ボケる時は全力でボケ倒す心の余裕>桂小太郎]] ・カガリとの互いに変わらぬ愛情 ・&s(){強敵との戦闘中にエロ妄想} など、「迷いを見せない最強パイロットであるアスラン・ザラ」として視聴者の予想を良い方向へ裏切り続ける結果となり、 序盤は清涼剤、終盤は文句なしの大活躍をしたシンと共に&bold(){本作で最も株を挙げたキャラと呼んでも過言では無い。} キラを硬軟織り交ぜて叱咤激励&s(){(物理)}し奮起させる、&bold(){敵パイロットを煽りまくる}など、 前作までは口下手だったり人付き合いが苦手な様子も多々見られたが、本作では打って変わって&bold(){口もかなり達者}になっている。 &s(){ネタキャラ払拭どころかネタキャラ要素ドカ盛りフルコースでお持ちされ困惑したという視聴者も多数だが、それすらも好評である。} 尤も、本人はいたって大真面目にやっているにもかかわらず、やることなすことの絵面が面白すぎることから、 &bold(){「アスランをおもちゃにしてたら、公式が怒るどころか『アスランはこうやっておもちゃにする』という見本を見せてきた」}とか、 &bold(){「『SEED FREEDOM』の『FREEDOM』担当」}とファンに好き放題言われるようにもなった。&s(){残当} また、本作の「一切ブレないアスラン・ザラ」の強さ及び「絶対に許せない相手への容赦の無さ」もあり、 『SEED』及び『DESTINY』でブレまくってたのは&b(){「ブレていなければ本人があまりに強すぎて話がすぐに終わってしまう」}から、 もしくは&b(){「相手に本領を出させるどころか相手に何もさせないで戦ってしまう」}というメタ的な理由なんじゃないかという感想も多く見受けられる。 これに関連して、対シュラ戦で「相手に一切情けも容赦もない時のアスラン」が描かれたことで、 『DESTINY』における、ギリギリまで説得しようとしていたシンへの対応は&bold(){(アスランにしては)非常に優しいもの}であることと、 そこまでするくらいにはアスランはシンのことを気に掛けていたということが(相対的に)発覚することとなった。 &s(){もっとそれを表に出していればシンとの関係性も多少は改善したと思われるが、それが出来ないのがアスランという男である} ちなみにシュラへの挑発として言った『本当に使えないな』という煽りが&bold(){公式でスタンプ化}しているが、 迂闊に使うと劇中さながらの殴り合い宇宙に発展するので注意しよう。&s(){むしろなぜそれをスタンプにした} ちなみに、劇場版の彼に迷いが一切見えないのは目指すべき世界のヴィションが明確になり、 その実現のためにやるべきことが山積している状況で迷う理由も暇もないからだという。 ファウンデーションのような連中の排除もその一環なのだろう。 また、視聴者からはファウンデーションが母レノアを殺した核を使い、元婚約者のラクスを攫い、親友のキラを陥れてメンタルを破壊し、元部下のシンも危うく死にかけ、 戦友のマーズとヘルベルトも殺され、トドメに恋人のカガリごとオーブをレクイエムで焼こうとした事で&bold(){アスランを迷う必要がないほどマジギレさせてしまった}とする意見もある。&font(l){そら絶対怒るし迷わんわ} #endregion *ゲームでの活躍 **【[[スーパーロボット大戦シリーズ]]】 キラとシンは[[スパロボ補正]]で色々補完されているが、アスランは余りその恩恵を受けられない傾向が強い。 [[ガンダムVS.>機動戦士ガンダム Extreme vs.]]シリーズと合わせて、すっかり[[ネタキャラ>トゥ!ヘアー!!(EXVS)]]となってしまった感すらある。 %%まさかその後公式がそれを遥かに超えるネタをぶち込んでくるなど想像もしていなかったであろう。%% ***◆[[第3次α>第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]・[[J>スーパーロボット大戦J]]・[[W>スーパーロボット大戦W]] 『SEED』枠での参戦。 ほぼ原作のまま。原作で見せたキラのフリーダムとの連携も[[合体技]]として再現されている。 特にWでは条件を満たせばニコルが生還する為、&bold(){キラとの確執が完全に無くなる}のがポイント。 第3次αでは中断メッセージでシレっと[[「歌は>渚カヲル]][[いいなぁ」>中の人ネタ]]とか言い出す。 ***◆Zシリーズ 本作では無印(第1次)からずっと『DESTINY』枠での参戦。 ・[[第1次Z>スーパーロボット大戦Z]] ほぼ原作のまま。ただ、シンを導く役割は(アスランが出来ていたかは別として)[[カミーユ>カミーユ・ビダン]]に取られている。 原作でのズレた説教もどきにもきっちり反論を食らったため、ある意味アニメ以上に扱いが悪いかも。 また、図鑑で「女性関係のトラブルが多い」と書かれてしまっている。 ・[[第2次Z>第2次スーパーロボット大戦Z]] 「破界篇」にて、上記の女性関係故か、[[オズマ>オズマ・リー]]から有害認定を喰らっており、続く「再世篇」でも引き摺る。 ・[[第3次Z>第3次スーパーロボット大戦Z]] 「時獄篇」では自軍部隊不参加。 「天獄篇」でついに合流するも、ユニットとしては参戦せず、ストフリの最強武装演出でのみ登場する。 &s(){このあんまりといえばあんまりな扱い故に、「アスランはキラのおもちゃなんだぞ!」というネタまで生まれる。} ***◆[[V>スーパーロボット大戦V]] 『DESTINY』枠で登場。本作では単独ユニットとして[[復活]]参戦。 本作において『DESTINY』組は原作終了直後という設定で、当初シンとはどことなくぎこちない。 「オーブの紅い閃光」という異名が付いた他、[[ロザリー>ロザリー(クロスアンジュ)]]&[[クリス>クリス(クロスアンジュ)]]に一目惚れされ「アスラン様」とすっかりモテモテ。 &bold(){あまりにモテてモテて困る}という理由で、男手を増やして負担を分散させる為にシン呼び付けたものの、 彼女らはシンに全く興味を示さなかったため、何も問題は解決しなかった。 それどころかシンから「モテ自慢をするために俺を呼んだのか!?」と半ギレされる始末である。&s(){残当} ちなみに、この時シンは恋人のルナマリアと一緒に来ていた。&s(){彼女持ちに何をやらせようとしてるんだ} ただ、一応この時のアスランはモテ自慢なんて気は無く、戦いに集中できないという事で本気で困っていた。 ただ物語後半では格好良い場面もあり、原作通り敵対したクリスを説得しようとした際、 「黙れアスラン!もうお前の言う事なんか聞くもんか!」とキレられるが、 すぐさま「いいや黙らない!友達同士で戦う事の哀しさや虚しさを、俺は知っているつもりだ!」と反論。 さらに[[エンブリヲ>エンブリヲ(クロスアンジュ)]]の歪みを糾弾し、迷いを持たせるなどした。 …ただし、その後仲間に戻って和解したロザクリの「本当に私、男を見る目がないね」との涙半分笑半分の会話を聞いて微妙にショックを受けていた。 &s(){あと畜生キラに「だってさ、アスラン様」と揶揄われた} ボーナスシナリオでは万丈と共にロンド・ベルのモテモテ2トップとして[[ボス>ボスボロット(機体)]]達のやっかみを買っていた。 同じくタスクとは旧友同士で、お互い金髪美女と無人島でイチャついてたという共通点がある。 ***◆[[K>>スーパーロボット大戦K]] 『DESTINY』枠での参戦。 FAITH権限で出撃を拒否する場面がある。よって、[[セイバーガンダム]]が出ない。&font(l){結果的にこの行動によって別世界線の自分にも大迷惑をかける羽目になる。} 女性の扱いが下手なキラをからかったら、ルナマリアに女性関係を暴露されてカガリの怒りを買い、修羅場になるという災難にあった。 ***◆[[L>スーパーロボット大戦L]] 『DESTINY枠』での参戦。 本作は「真説・種運命」「誰も死なない魔改造種死」と言われるほど、原作をいい意味で破壊しているストーリー展開になっており、 シンやキラほどではないが、アスランも原作とはだいぶ異なる道のりを辿ることに。 『L』においては『Z』同様にミネルバが自軍に早い段階で合流し、彼ら視点で『DESTINY』の物語が展開されるため、 アスランも序盤のスポット参戦の後は早めにプレイヤー部隊に合流し、その後しばらく味方。 まず原作を知っているプレイヤーを驚かせるのは、「アスランが最初から『SEED』を発現させられる」ということ。 原作では、アスランの精神的な迷いもあり、ミネルバクルーとして行動している時は『SEED』を発現させることがなかったのだが、 『L』においては序盤の[[ブレイク・ザ・ワールド>ブレイク・ザ・ワールド(ガンダムSEED DESTINY)]]の時点で発現しており、&font(#ff0000){「最初から本気のアスラン」}と評される。 &font(l){あと、そもそもカガリがヘマせずに正体がミネルバ隊に露見しなかったので、自分から正体を明かしてモビルスーツの貸与を求める展開になっている} その後は原作をなぞることもあり、精神的に迷う場面も描かれているが、『L』においてはキラたちAA組の行動方針が原作と変わっているため、 度々激突していた原作と違ってミネルバに加勢する場面が多く、シンとキラの確執も&bold(){発生して一瞬で解決して}良好な関係になり、 これによってエンジェルダウン作戦も自軍やミネルバ隊にとっては「不自然な発令」としか映らず、アスランどころかレイを除いて誰一人乗り気にならなかった。 シンもキラ(フリーダム)の撃墜に消極的な姿勢を見せ、当初は対話で穏当に収めようとしたのだがアークエンジェル側がラクス暗殺未遂の件でデュランダルを信用できない状況だったため決裂してしまい、 [[クトゥルフ>戦え!!イクサー1]]の乱入もありその場は共闘し、最終的にはアークエンジェルはタリアが機転を利かせ、ミネルバが撃墜したかのように見せかけて逃がすことになった((『L』ではそもそもデュランダルもキラ達を害するつもりは全くなかったにもかかわらず、協力関係にあった『鉄のラインバレル』のセントラルの命令で暗殺を狙う羽目になったという事情があったので、「不自然な発令」となってしまったのもある意味当然の帰結であり、事情を知らないレイからタリアがアークエンジェルを逃がした事を密告されても、むしろ好都合とばかりにアークエンジェルの追跡を打ち切っている。))。 //フリーダムはシンを庇ったものの、特に落とされずに普通にNPCとして戦闘に参加し、撃墜してもしなくても特に展開に変化なし。 この経緯により、アスランはキラと本格的に対立することもなく((アスランがザフトに戻ったのもカガリの勧めで、アスランはそれに則って戦い続けていたわけでキラがキレる理由もなくなっている。))、シンとも決定的に仲違いしないなど、 原作に比べればはるかに悩みが軽く、歴戦の先輩が揃うプレイヤー部隊では[[猿渡ゴオ]]などの頼れる先輩の助言もあり、ミネルバにいる間に迷いを振り切っている。 また、ミネルバクルーや歴戦の先輩たちと良好な関係を築いていたため、原作における「アスラン脱走」の下りも、 本作では周囲の理解を得た上でFAITH権限を用いての独自行動という体でアークエンジェルに移籍するという形に落ち着いた。 ちなみに、本作ではセイバーを撃墜するのはフリーダムではなくオリジナル敵に変更されているが、 &bold(){シナリオでセイバーを失ったと説明されるのみで、戦闘シーンは無く機体グラフィックは登場しない}。 元々原作でもさほど活躍していないため、流用できる機体グラフィックもないなら出さなくていいだろうと判断されたという説が有力視されているが、 もしもこの説が正しいなら、本作のセイバー爆散の原因は、メタ的な意味で出撃拒否した『K』の自分という事になってしまう…。 ともあれ、セイバーが出ないために、&bold(){デフォルトの搭乗機がなんとザクウォーリア}。 レジェンドも本作では最初からレイ専用機という扱いで、デュランダルからも「代わりの機体用意できなくてごめんね(意訳)」とメタい事を言われている。 ただ、『L』ではステラがデフォルトで生存する(参戦するかはフラグ次第)という展開になる影響もあってか、 彼女の搭乗機であるガイアが無条件で自軍の機体として使用できるため、ミネルバにいる間のアスランをこちらに乗せてもいい。 また、真っ当な手続きを踏んでアークエンジェルに移籍した影響で、メイリンとの絡みが完全に消滅しており、 インパルスの攻撃で換装を行うものは、シンやルナマリアがパイロットだとシルエット射出要請の下りでメイリンとの掛け合いが入るが、 アスランがパイロットの場合、同様の攻撃でもメイリンとの掛け合いが入らない。&s(){関係性が赤の他人レベル} まあメイリン関係でカガリと揉めることがなくなったという点では、アスランにとってはメリットかもしれない。 &font(l){が、後々の事を考えればそもそも揉めないし、アスランの相棒出来るヤツを発掘し損ねたという点では明らかにデメリット} あと、メイリンとの絡みがなくなった=シンがアスランとメイリンが乗ったグフを落とす必要がなくなった関係で本作におけるシンとルナマリアとの関係は「友人以上恋人未満」に留まっている。 なお、&bold(){カガリの結婚式に乱入できなかったのが地味に心残りだった}とか。&font(l){カガリの結婚式に乱入して華麗に攫って行く自分を妄想したりしてるのかもしれない} ***◆[[UX>スーパーロボット大戦UX]] 『DESTINY』枠での参戦。 本作においても『DESTINY』は原作終了後の設定で、アスランの正式加入は第二部中盤から。 ザフト時代の経験を活かしてか、アスランを戦術指揮に設定する事も可能。 当初は「アレックス・ディノ」として裏方に徹していたが、第一部終盤で[[ハザード>ハザード・パシャ]]の不正を暴き、窮地に陥った自軍の危機を救った。 この場面は、『機動戦士Zガンダム』でクワトロ(シャア)が行った「[[ダカール演説>機動戦士Ζガンダム]]」が元になっており、 &font(#ff0000){「アスランさんマジクワトロ」、「俺の知ってるアスランと違う」、「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」}等プレイヤーを燃えさせた。 更に第三部で石神の生存フラグを成立させると、[[シン>マークデスティニーのパイロット]]、キラと共に彼の特攻を止めようとする。 その際、かつてカガリから言われた&bold(){&color(gold){「生きる方が戦いだ!」}}の言葉と共に、石神を激励した。 と、歴代で見てもかなりカッコいい(『DESTINY』軸の)アスランとなっている他、 『ファフナー』のイベントで、岩戸から出てきたばかりで全裸の[[乙姫ちゃん>皆城乙姫]]をおぶるという羨ましい展開も。&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){アスランごふっしろ}}} ちなみに、こちらでもメイリン関連のごたごたはなく、メイリンの出番自体消滅している。 ***◆SC2 自軍と合流するのはAA陣営になるまで、中盤で離反して寝返るまでは敵。 数回のスポット参戦があるが、その際乗っている機体の異様な弱さ((一般仕様機の為、敵用のユニットデータをそのまま使っているという説がある))がよくネタにされる。 特に2度目(アスラン脱走を再現したステージ)は単純に相手のシンとレイが強い上に&b(){原作通りに落とされると[[ゲームオーバー]]}、 自軍ユニットと接触するまでは中立NPCで指示不可((回避優先なら良いのだが何と応戦を始めてしまう。 スパロボの護衛対象NPCのお約束ではあるのだが…))という要素が重なり、 FAQ入りする程の高難度ステージとなってしまっている。 一応名誉の為に言っておくと、∞ジャスティスにさえ乗ってしまえばちゃんと強い。カガリとの仲も良好。 **[[SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] SEED以降参戦。 ステータス値が平均より高めで、特に格闘と指揮が高い。なので乗機との相性はすこぶる良く、他シリーズでも格闘特化系なら適正は合う。 アビリティにコーディネイターやSEED持ちを持つので戦闘向けの補正値が乗りやすく、テンション管理さえ気をつければ常に最前線で闘えるポテンシャルを秘める。 **GENERATION of C.E. SEEDとDESTINY前半までのルートは原作同様。 ステータス的にはDESTINYでは初期シンより上だが、機体はセイバー止まりなので、 最終的な合計値ではデスティニーのシンやストライクフリーダムのキラには一歩及ばない。 オリジナル展開となるDESTINY後半では、ルート分岐によっては&bold(){ザフトを裏切るという展開が無くなっている}。 しかしそういうルートに限って出番が一切無かったりするので、ifルートというより単純にどうなるかスタッフにも読めなかったので敢えて放置したようにも捉えられる。 一方で連合とザフトの全面戦争となるルートでは、ディアッカ共々第三勢力側として参戦。 当時∞ジャスティスの情報がまだ公開されていなかったせいか、ジャスティスのミーティア装備で登場する。&s(){見た目も武装も大差無いので問題はない}。 全体的にバッドエンド寄りの本作においてはだいぶ不遇だといえる。 **[[機動戦士ガンダム Extreme vs.]] 初代よりインフィニットジャスティス枠として参戦。 [[気合の入り過ぎた掛け声>トゥ!ヘアー!!(EXVS)]]で散々ネタにされているが、基本は原作準拠の台詞を言ってくれる。良くも悪くもネタ要素が強調されすぎたか。 掛け合いとしては[[ハイネ>ハイネ・ヴェステンフルス]]があり、敵対していても割り切って戦いを挑むのに対し終始消極的な発言をする。他にはニコルやカガリともあるが、ディアッカやイザークとは存在しない。 [[EXVS2>機動戦士ガンダム Extreme vs. 2]]ではエクストラ機体としてイージスが参戦。 [[ジャズ好きな不真面目軍人>イオ・フレミング]]にはエリートかつ御曹司という事で嫌われており、こちらではディアッカとの掛け合いもある。 [[キラの失敗作>カナード・パルス]]を誤認する、[[全部乗せ>ストライクガンダムのバリエーション]]を使いづらそうだと看破するなど同じSEED系でも原作に無かったクロスオーバー的要素もあった。 [[EXVS2XB>機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST]]ではジャスティスが参戦。 [[旧友に裏切られた男>ガエリオ・ボードウィン]]に同情すると共に希望を見出そうとし、[[戦闘狂>ゾルタン・アッカネン]]には相当非難する傾向にあるなど、 ナチュラル…というよりも連合に対する蟠りが解消していなかったイージス時代とだいぶ姿勢が異なる。 また[[正義を問う戦士>張五飛]]には「正義は人に決められるものではない」として真っ向から否定していた。 なら追記・修正するしかないじゃないか! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,44) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/04/22 Thu 21:53:46 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 41 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){俺が…お前を討つ!}} 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[準主役>ダブル主人公(創作)]]。 CV:[[石田彰]] 人種:[[コーディネイター>コーディネイター(ガンダムSEED)]] 誕生日:C.E.55年10月29日 星座:さそり座 [[血液型]]:O型 年齢:16歳→18歳 [[身長]]:170cm→174cm 体重:63kg→60kg 髪色:藍 瞳:エメラルドグリーン 趣味:電子工作%%、自爆%% 好きな食べ物:ロールキャベツ、桃 出身:プラント・ディセンベル市 階級:赤服→特務隊FAITH、オーブ連合首長国国防軍統合参謀本部所属一等陸佐→准将→オーブ軍中佐→オーブ軍一佐(ターミナルに出向中) 搭乗機 ・[[イージスガンダム]] ・[[ジャスティスガンダム]] ・[[ブレイズザクウォーリア>ザクウォーリア/ザクファントム]] ・[[セイバーガンダム]] ・[[グフイグナイテッド]] ・[[∞ジャスティスガンダム]] #region(以下『SEED FREEDOM』のネタバレが含まれているので注意) ・[[ズゴック>ズゴック(MS)]] ・[[ストライクフリーダムガンダム弐式>ストライクフリーダムガンダム]] ・インフィニットジャスティスガンダム弍式 #endregion *目次 #contents() *概要 第二世代コーディネイター。 『SEED』『DESTINY』両作品共にメインの主人公ではないが、物語上では第二、第三の主人公とされており、 公式ビジュアルでは主人公である[[キラ・ヤマト]]、[[シン・アスカ]]と並んで描かれることが多い。 また、『DESTINY』のスペシャルエディションはアスラン視点から物語を再構成したものとなっており、事実上の主人公扱いである。 &bold(){投乗機が最終的にぶっ壊れる事に定評がある男}。 作中では∞ジャスティス([[と一時的に借りたとある機体>ストライクフリーダムガンダム]])以外&bold(){全部爆散or大破している。} ・イージス→上述の通りストライクに組み付いて&bold(){自爆。} ・ジャスティス→ジェネシス内において&bold(){自爆。} ・ザクウォーリア→借りた機体。半壊状態で大気圏突入した為ボドボドに。 ・セイバー→キラによって[[達磨>達磨(だるま)]]にされる。 ・グフイグナイテッド→盗んだ機体。デスティニーのアロンダイトにコックピット横を貫かれて爆散。 ・[[???>(ズゴックMS)]]→キラを庇いニードルガンで全身を串刺しにされるが…? 『DESTINY』でザフトに正式復隊して以降、オーブ側に寝返ってからも紫色のヘルメットを使用しているが、これは演出上の都合によるもの。 ザクウォーリア搭乗の際、黒系の髪に赤のヘルメットはシンと見分け難かった為、ヘルメットの色を変えて判別を容易にしたとスタッフが説明している。 *人物 文武両道で超人的な運動能力ばかりか明晰な頭脳も備えているのだが、女性に対しては非常に鈍感。 基本的には穏やかな人格((母を血のバレンタインで失っていることと、ザフトとして戦っているので作中当初はナチュラルにはあまり容赦していないものの、逆に言えばそんな境遇でもイザークやディアッカと違ってナチュラルへの過度の差別意識は見せておらず、(キラの件もあるとはいえ)クルーゼからもニコル共々戦いぶりが甘いと評されている。))で、戦争を嫌っている[[ニコル>ニコル・アマルフィ]]と仲が良かったのも性格の合致故と思われる。 『SEED』シリーズの主人公たちの中では一番モテるとされ、[[ザフト>ザフト(ガンダムSEED)]]時代を含む経歴の華やかさもあって、周囲からはプレイボーイの様に見られる事もある。 しかし、実際のアスランは、自分の考えを表に出したり想いを伝えるのが苦手で、無用な衝突が生じる事もしばしば。 特に、人間関係を構成するうえで大切な&bold(){相手の気持ちや考えを察するということが致命的に下手。} 決して無神経と言うわけではなく、寧ろ相手のことを思っての発言が多いのだが、大半が相手の地雷を踏んだものになってしまっている。 [[イザーク>イザーク・ジュール]]や[[シン>シン・アスカ]]から嫌われていた要因はこの点も大きい。 嘗て婚約者だった[[ラクス・クライン]]に対して、自分が作った[[ハロ>ハロ(ガンダムシリーズ)]]を一度プレゼントして喜んでくれたのを受け、 彼女を喜ばせようとひたすらハロを作っては彼女に贈った結果、気付けばクライン家の庭がハロで溢れ返る話等から、 娘が成長しても、幼少期に好きだったお菓子をずっと土産として買ってくる父親のような不器用さが窺える。 実直な人柄故に基本的に「良い人」という評価は得るものの、持ち前の責任感の強さが裏目に出て、何かあるとすぐさま謝って黙り込んでしまう悪癖もある。 ただ、すぐ黙り込んでしまうことから引っ込み思案かと思えばそんなことはなく、むしろ逆。 自身の能力の高さに対する自負が響いて、何かして世の役に立たねばという義務感や焦燥感に駆られている。 また、他人にも同様の義務感を求めて「~でなければならない」という固定観念に囚われたまま押し付けがち。 相手に対して良かれと思って諫言を口にしても、ついつい熱がこもってしまって感情的になり、 気付けば相手を非難がましく一方的に捲し立ててしまい、真意が伝わらないままに反発されることも多い((この点は『THE EDGE』ではハイネからも指摘されている))。 監督いわく「無自覚パワハラ気質」とのことで、幼少期を共に過ごしたことでアスランの人柄を理解しているキラや、 自然と自分を引っ張ってくれるカガリが相手ならば特に問題ないのだが、それ以外の面々とはバッドコミュニケーションを踏みがち。 プレイボーイに見られることもほとんど外見や評判(能力)によるものであって、本人はナンパどころか、自分から女の子にコナをかけること自体なく、 『DESTINY』で[[ミーア>ミーア・キャンベル]]に夜這いをかけられた際には、そんなことをされると思わなかったのもあるだろうが凄まじく動揺していた。 『SEED』序盤、まだ婚約者であった頃のラクス相手にも、アスラン側に色々事情があったとはいえ基本的に淡泊であり、 親同士が決めたとはいえ、こちらは前向きに婚約者として関係性を縮めようとしていたラクスを冷めさせていたりする(後述)。 この通り、手先は器用だが人付き合いに関してはとにかく不器用である。 ドラマCDでメイリンから評された「良い人だけど、ちょっと面倒臭い」というのがアスランという男を端的に表しているだろう((ちなみにこのメイリン評には、アスランと長い付き合いであるキラやラクスらも同意している。)) また、キラやシンは物語の節々で思い悩むことはあっても、一度決めた道からあまりブレないのに対し、アスランは&bold(){とにかくブレる。} 上記の通りの義務感や使命感が良い方向に働かず、周りを巻き込みながら悩みに悩んで答えを出し、その後も「これでいいのだろうか」と、とにかく悩む。 まだ若者と言える年齢なので、進むべき道について思い悩んでしまうのは仕方ないと言えばそうなのだが。 ただし、これに関しては、キラやシンと比べて目的意識に対して微妙な立場であることや、 悩んでいる間にも情勢が悪い方へ悪い方へと急激に変化していっていることが強く影響している。 戦争をやめさせるために動きたいのに動けなくなってしまったことが主な原因であるため(他にも要因がいくつもある)、 特別優柔不断というわけではなく、むしろ目的のために必要とあらば軍を脱走するほどに決断力はある((なおザフトを裏切ったと言われることも多いが、その件はむしろ組織の長であるパトリックや議長の方に大きな問題があったために生じた行動であり、アスランのザフト脱走が問題行動だと言うのは軽薄である。SEEDの最後からはザラ派を取り締まる形で当のザフト主流派も変化しているので尚更。))。 *パイロットとして 悩みが強い間は本来のパフォーマンスを発揮できないのか、イマイチ活躍に恵まれないが、&bold(){逆に悩んでいない時はとんでもない強さを発揮する。}((この辺りは宇宙世紀ガンダムシリーズのシャア・アズナブルと共通している。)) 我流で鍛えられた操作技術と、それ故にセオリーを無視した強引な立ち回りで相手を翻弄し、隙を作らせるキラと異なり、 こちらは正規の訓練を受けているため、そつなく器用な立ち回りで隙をなくす傾向にある。 キラに負けず劣らずの強引な立ち回りもあるとはいえ、あくまでも状況に応じた選択肢にすぎない。 この器用さのおかげで、オーブ近海オノゴロ島沖の戦いでは即席でコンビを組んだにもかかわらず抜群のコンビネーションを見せていた。 また、キラやシンと同様に『SEED』の因子を持つ者ではあるが、戦闘になると即座に『SEED』を発現させることが多い二人に対し、 アスランは『DESTINY』の頃から終盤でフィニッシュを決める際に発現する傾向が強くなっており、強敵が相手でも即座に発現させることはほぼない。 ただ、「他のパイロットを率いる隊長」の視点から見るとあまり良い隊長とは言い難い。 『DESTINY』でミネルバでのMS隊長を任された時は ・相方のシンを数に勝る敵に対峙させながら、うまく連携や攪乱を始めとした援護が出来ていない((逆にアスランの加勢が間に合った18話ラストでのシンは「死ぬかと思った」と言いつつ本心からの笑顔を見せている))((現実の分隊長格以上のパイロットは「相方を落とされない」事が重要視されるので、「援護が難しい状況で部下を数に勝る敵に対峙させてしまった」と言うのはかなりの失点である)) ・シンが問題行動を起こした時に落ち度を上手く理解させる事が出来ず、却って反発される ・敗戦時に部下をケアしなければいけない立場にも拘らず、自分の悩みに拘って逆に部下達に心配される((シンはキラに惨敗したアスランについて「(今は)あんま強くない」と戦力的には失望しながらも、「(半殺しにされたルナマリアが心配しているのに)こんなところで落ち込んでいて、暢気なものですね」と隊長としての自覚を持つよう諫言している)) と部下の人心掌握を出来ていたとは言い難く、フリーダムを撃墜したシンの挑発に乗って暴れた際に &bold(){シン「それとも俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!? アンタはッ!!」} と部下へのケア不足や積み重なった不信を爆発させられている((シンの帰還時に取り敢えず生還に安堵するような言動を見せていたらシンも此処まで激昂しなかっただろう))((実際、シンとキラは戦後の落ち着いた状況で腹を割って話し合った結果、意気投合しているので、アスランの「シンもキラも無事でいて欲しい」と言う考えも彼視点では的外れではない。ただ、其れまでの時点で唯一、シンとキラが共闘し、シンがキラを恨む結末になってしまったベルリンでの対デストロイ戦で仲介役となれるアスランがキラに乗機を壊されたせいで出撃出来なかった点は間が悪かったとしか言いようがない。))。 特にシンに関してはアスランが脱走した時に本気で悲しみ、撃墜した事で多大な心労を溜め込んでしまうなど、 &bold(){本心からアスランを嫌っていた訳ではなかった}からこそ、援護の不徹底や戦闘後の部下のケア不足に余計に腹を立てたとも解釈出来る。 *活躍 **『SEED』 物語の主人公[[キラ・ヤマト]]とは同じ幼年学校に通った[[幼馴染>幼なじみ]]。 プラント生まれだが、父の命で中立地帯のコペルニクス市(月の都市)に住んでいた。 ヤマト家とは家が近く、またザラ家は父がプラント本国に居り、母は植物科学者で家を空けがちだったため、ヤマト家に居る時間も多かった。 好物のロールキャベツも、自分の母が作ったキャベツをキラの母・カリダが調理してくれたものを指している。 地球連合とプラント間に開戦の気運が高まったため13歳の時に、父親の[[パトリック・ザラ]]の判断でプラントへ帰国。 しかし、母親であるレノアが[[血のバレンタイン事件>血のバレンタイン(ガンダムSEED)]]で巻き込まれ死亡してしまう。 この事をきっかけに、軍人として[[平和]]の為に戦う事を決意する。 コーディネイターの中でも優秀な能力を持ち、士官アカデミーをトップ成績(MS戦・[[ナイフ>ナイフ(武器)]]戦・情報処理1位、射撃・爆薬処理2位、総合成績1位)で卒業。 無口で本心を語らない所がある為、当初は直情的な[[イザーク・ジュール]]や皮肉屋の[[ディアッカ・エルスマン]]とは折り合いが悪かった。 へリオポリスで開発されていたガンダム強奪の作戦に参加し、首尾よく潜入するも、その最中に偶然幼馴染のキラと再会。 突然の再会に互いに驚くも、語り合う時間もなければそんな事をしている場合でもないので、すぐにイージスを奪取してその場を退散。 帰還して直ぐにイージスで出撃したアスランは、明らかにナチュラルの操作とは思えない[[ストライク>ストライクガンダム]]の動きを見てキラが乗っていると直感し、 説得を試みるも、戦闘の余波でヘリオポリスが崩壊してしまった為に帰還を余儀なくされ、説得にも失敗する。 その後、アスランが所属するクルーゼ隊にアークエンジェルの追討任務が課された事で、何度もキラの駆るストライクと戦う事になる。 キラと戦わなければいけない現実を受け入れたくなかった事もあり、アスランは何度もキラを説得するが失敗し続けたが、 そんな中、ストライクとの戦闘中に自身を庇って中破状態の[[ブリッツ>ブリッツガンダム]]で乱入した[[ニコル・アマルフィ]]が、 突然の乱入・攻撃に驚き、反射的に応戦してしまったストライクの対艦刀がコクピットに直撃して戦死してしまう。 幼馴染に拘る余り、弟の様に仲良くしてくれていた同僚を死なせてしまったアスランは、ニコルの為にもキラを討つ事を決意。 そして、オーブ近海のオノゴロ島付近で、遂にキラのストライクと本気で[[剣]]を交える事となる。 当初は様々な要因で迷いが生じていたキラのストライクを、迷いを振り切って戦うアスランのイージスが攻め立てるような展開だったが、 キラの援護に現れた[[スカイグラスパー]]を撃墜し、搭乗していたキラの友人である[[トール・ケーニヒ]]を殺してしまった((その時のアスランは破壊したスカイグラスパーのパイロットが、元は民間人でキラの友人であることなど知る由も無かった。))事で、 友人を殺された怒りでキラは[[SEED>SEED(能力)]]を発現させ、先程までとは打って変わって凄まじい猛攻を仕掛けるストライクにイージスが圧されていく。 しかし、キラと自身が墜としたスカイグラスパーのパイロットの関係性も、キラの持つ「SEED」の事も知らなかったアスランは、 突如として激化したストライクの攻撃を「キラが本気を出したため」と受け取って、それまでキラに手加減されていたと誤解してしまい、 手加減されていた事と、相手が本気を出した途端に手も足も出なくなった事への怒りと屈辱、 そして、キラにニコルを殺された憎しみが再燃したことなどから感情を爆発させ、キラと同じくSEEDを発現。 劇中初となる、SEEDを発現させた者同士の壮絶な死闘を繰り広げ、最後はイージスで組み付いてスキュラ砲を浴びせようとした所でエネルギー切れとなったが、 尚も諦めないアスランは、組み付いた状態でイージスを&bold(){自爆させる}事でストライクを倒したのだった。 自爆の際に脱出したため一命を取り留め、海岸で気絶したところを、少し前に立場の違いを超えて交流があった[[カガリ・ユラ・アスハ]]((アスランとの戦いでMIA(戦時中行方不明)となったキラを捜していた。))に発見される。 周囲からは両パイロットの生還が絶望視されている状況でアスランだけが見つかった為、最初は彼女から憎悪と怒りを向けられるが、 キラを殺して自分も死ぬつもりで戦っていた反動か、当初は呆然自失状態で、カガリに銃を向けられても半分呆けたままであった。 しかし、カガリの言葉で「自分がキラを殺してしまった」事を実感したアスランは急に激昂し、彼女にこれまでの経緯を涙ながらに語り、 そんなアスランの様子に「かつて親友同士であり、今でも互いを思っている間柄でも、本気で殺し合うことになる憎しみの連鎖の恐ろしさ」と、 「キラを殺したアスラン自身が、誰よりもキラの死に嘆き悲しみ、その死を悼んでいる」ことを実感したカガリから、 「もう誰も死んで欲しくない」という言葉と自身の護り石を託された事で、憎しみに囚われていた自分を顧みる事になった。 その後ザフトに戻るとストライクと刺し違えた功績を讃えられ、ネビュラ勲章を獲得し、特務隊FAITHへ昇格する。 更に最新鋭機であるジャスティスを受領し、ラクスの[[暗殺]]任務(勿論、他にも部隊が動いている)と、 彼女とその一派が手引きして何者かの手に渡った[[フリーダム>フリーダムガンダム]]の奪還或いは破壊を命じられる。 しかし、再会したラクスから、以前とはまるで違う凛とした表情で「アスランが信じて戦うものはなんですか?」と問い掛けられて返答に窮したこと、 そして、フリーダムに乗っているのが生還したキラであり、連合にもザフトにも与せず、「戦争を終わらせるために動いている」ことを聞かされたことで、 暗殺命令を受けているにもかかわらず、彼女に引き金を引くことが出来ず、去っていく彼女を見送ることしか出来なかった。 その後、ジャスティスに乗り込んだアスランは、フリーダム追討任務もあって地球に向かうも、 カガリから託された言葉と護り石の事もあり、「自分は本当は何と戦うべきなのか」について改めて考えながら地球に降下。 そこで、連合軍の理不尽な侵略からオーブを護るべく、連合の%%三馬鹿%%[[生体CPU>生体CPU(ガンダムSEED)]]とその最新鋭機と戦うフリーダムの姿を見たアスランは、 窮地に陥ったフリーダムの援護に独断で入り、即席とは思えない見事なコンビネーションで敵を撃退する。 戦闘後、改めてキラと再会し、彼と「憎しみの連鎖を続けてはいけない」という想いを共有して和解。 以降はキラやその仲間たちと共に、連合にもザフトにも与せず、[[戦争]]を終わらせるために戦うことを決意する。 結局オーブは奮戦及ばず陥落することになってしまったが、ウズミ・ナラ・アスハを始めとしたオーブ上層部の意向で、 アスランはキラ共々、[[アークエンジェル>アークエンジェル(ガンダムSEED)]]・クサナギとオーブ陥落寸前に宇宙に脱出。 アスランはパトリックを説得すべくジャスティスをキラ達に預けて一度プラントに戻るも、 既にナチュラルへの憎しみに染まっていた父は息子の言葉に耳を貸さず、ジャスティスをどこかに置いてきた事を反逆と捉えられて拘束され、 クライン派の手引きで救出された後はキラや決起したラクスたちと共に、[[エターナル>エターナル(ガンダムSEED)]]のクルーとして父とも戦うことになった。 以降は三隻同盟の主力の一人として、プラントへの核攻撃をキラと共に防いだり、ジェネシス破壊を成功させたりと活躍。 かつての上官であるアデスを間接的に殉職させてしまったり、和解できないまま父と死別したりと悲劇にも見舞われたものの、 嘗ての上官の[[ラウ・ル・クルーゼ]]が目論んだ[[地球]]とプラントの絶滅戦争という、決定的な破滅の回避に貢献する事となった。 なお、キラと和解して後の三隻同盟に参加後、上述のように一度プラントに戻ってから再度合流したため、 意図せずザフトの軍服とパイロットスーツを活動拠点へ持ち込むこととなり、最初こそオーブの技師服を着ていたが、 再合流後はエターナル艦内ではかつてのザフトの赤服を纏い、戦闘時にもザフトの赤いパイロットスーツを用いていた。 また、様々な状況の変化で婚約が破棄された事や、元々仲は良好ながら互いに恋愛感情は薄かった事もあって、 物語当初は婚約者であったラクスとは、三隻同盟に合流後は良い友人・仲間という間柄に関係性が変化しており、 彼女がキラと関係を深めていった事には気付いていた筈だが、劇中では然程それを気にしている様子は無かった。 もっとも前述の関係性に加えて、迷いながらとはいえラクスに銃を向けるまでしたのだから気にするべくもないが。 なお、監督によると『SEED』11話にて、ラクスが差し出した手をアスランが咄嗟に避けた際、 このプライドの高さにラクスは内心「は?この男、何?」となり、比較的早い段階でラクス側は気持ちが冷めていたとのこと。 一方で、三隻同盟に合流後はカガリとの関係が深まっていき、最終回直前では&s(){珍しく}アスランの方からモーションを掛け、 その時点ではまだ頬にキスする位に留まっていたキラ・ラクスを尻目に、マウストゥマウスのキスをカガリと交わしている。 しかし、恋人関係になったカガリを父親のパトリックに紹介する事は果たせなかったばかりか、 ジェネシス突入後、心配して自分に付いてきたカガリと共に、最期まで自分を見ようとしなかった父を看取ることになってしまった。 **『SEED DESTINY』 終戦から2年。アレックス・ディノと名乗り、オーブ代表首長となったカガリのボディーガードを務めていた。 プラント最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル]]との会談にカガリの護衛として赴いた際、 ファントムペインによるザフト軍新型MS強奪事件に巻き込まれ、やむなく[[ザクウォーリア>ザクウォーリア/ザクファントム]]に搭乗し、鹵獲された[[ガイア>ガイアガンダム]]と戦闘。 そのまま彼女と共にザフト新造艦[[ミネルバ>ミネルバ(ガンダムSEED DESTINY)]]に避難した。 あくまで本人は正体を隠していたが、カガリが口を滑らせた事でアレックスとアスランが同一人物ではないかという噂が艦内に広がる事となる。 サトー等ザラ派残党のザフト脱走兵によるユニウスセブン落下テロ事件を防ごうと奮戦するも、失敗。 その未曾有の被害に[[ブルーコスモス>ブルーコスモス(ガンダムSEED)]]の扇動も加わって、再び戦争となる。 それ以前から、オーブでは亡命者として正体を隠し、自分の能力を活かし切れない境遇に焦りを覚えており、それを払拭したい願望もあった為、 開戦後に単身プラントへ向かい、[[デュランダル>ギルバート・デュランダル]]議長と会見。 議長に説得されて、ザフト軍にFAITHとして復隊。 怪し過ぎるラクスの偽物([[ミーア・キャンベル]])が居たという件もあったのだが、それ以上にこの時議長はアスランの心情を見抜いており、 イザーク達に配慮して彼等から信頼されているというアスランから見て分かり易い実績や、 父親に対して同情はしつつも行為を肯定しないというアスランが最も欲しい評価を語ったり、 アスランが心の底で望んでいた、最も自分を活かせるMSのパイロットとしての地位を控え目に提示され、議長に全幅の信頼を寄せた。 しかし、元々出来る限り穏当に戦争を止めたいアスランと、(議長の目的のために動いていた)[[レイ>レイ・ザ・バレル]]と目の前の戦いにばかり目を向けていたシンとは考えがすれ違い、 カガリ誘拐(救助)や武力介入を行ったキラへの説得も失敗どころか逆に議長に対する懸念を伝えられる形で物別れに終わり、悩みや迷いを深めていった。 セイバーガンダムが[[バラバラ>バラバラ(状態)]]にされた際の「カガリは今泣いているんだ!」というキラの台詞は電波台詞扱いされる事もあるが、 これは&font(#0000ff){「カガリの役に立ちたい。 カガリを守る為と決意して行動していた筈なのに、&bold(){君はザフトで何がしたくて、何をやってるんだ!}」}という叱咤の意味合いである。 特定の陣営に身を置く覚悟もなく焦っていたアスランには、この上無く突き刺さる一言だった。 更に詳しく述べると、この時アスランは正論を述べていて(キラもその事は分かると言っている)、彼個人が如何にかするのも難しい状況なのだが、 カガリが無理矢理(カガリにとっては必要のない)政略結婚をさせかけられていたり、連合とザフトに巻き込まれる形でオーブが危機に瀕している等しているのに、 それを全て放っておき、応戦の形とは言えあまつさえオーブ軍を攻撃しているという背景があるが為のセリフでもある。 情勢が両陣営の策謀によって目まぐるしく悪い方向に変化していっている事が原因で、 気付いたらアスラン自身がカガリとオーブを害する立場になってしまっていた。 その後は悩みを深めつつも、次第に敵に対してより攻撃的になり視野も狭くなっていった[[シン>シン・アスカ]]を見過ごす事は出来ず、正面から粘り強く説教をしたりしているが、 シンはアークエンジェルやフリーダムには悪い思いしかない事やザフトとしてはあまりおかしくない行動を取っている事((ただし、フリーダムを落とした件については命令通りだが、元々シンは命令違反が多い上に態度も悪く、さらには厳罰を受けて然るべきこともしているので、アスランが説教をするのは別段おかしくはない。しかし、アスランの言うことは間違ってはいないものの具体性にかけていたりすることもあってシンは理解できず、効果的とは言えなかった。))、 更にアスラン側の不甲斐無さや彼の立場等を考えていない不器用さ等もあり相容れる事は無く、ギスギスした仲が続く。 この時期にシンに対する「キラは敵じゃない!」という台詞が良く視聴者から[[迷言]]扱いされているが、 これは「キラは俺の友人だから」みたいな安直な理由ではなく、アスランにとって連合やザフトなどの軍隊そのものが敵という訳ではなく、 戦乱阻止・戦乱の拡大阻止が戦う根本の理由だからだろう(これはキラ達も同様で前作と同じである)。 尤も、この時のシンにこれだけ言って納得しろという方が明らかに無茶であり((仮に感情論的な部分を置いたとしても、キラ達からすればやむを得ない場面だったとはいえミネルバにも被害が出ているわけで))、アスラン視点で考えてもそれは分かる筈である。 つまり、これ等は迷いがあった事もあるが、彼らしい不器用さの極みでもある。 その後、ミーアからの助け舟があったため、議長が勧誘時の言葉と違ってあくまでも自分を兵として利用する意図しかなかったと知ったり、 用済みとして何らかの口止めなり処刑なりしようとする動きがあると判断し、ザフトを再び脱走。 なお、この行動を疑問視する視聴者も居るが、議長は目的の為に寧ろ戦火を拡大させたかった為、そもそもアスランが戦っている理由とは相いれなかった。 しかもアスランはラクスとミーア両者共に直接知っていたり、キラ達が何もしないうちからコーディネイター部隊に暗殺されかけてザフトも怪しいということも聞いており、 他の者以上に情報は揃っていたので当然の判断であるし、実際すぐに拘束されかけたので正解でもあった((撃墜許可を出されたのは脱走時だが、拘束命令自体は脱走前からである。))。 そうして脱走したアスランは、シンとレイに追い詰められて瀕死の重傷を負うも、辛くも生還。 因みに、脱走の際にアスランを助けようとしたメイリン・ホークを巻き込んでしまっていて、アスランは当初逃がそうとしていたが、 計画の為強硬的にアスランを始末したかったレイ((念のため補足すると、何もアスランが復帰した当初から殺す気でいたわけではないと思われる。要は自分たちに都合よく動いてくれれば良しだったのだが上手くいかなかったためにこうなった(そもそも対キラやオーブといったアスラン的に戦うべき理由がほぼない状況下での戦闘で迷いを抱かないわけがないのだが)。アスランとメイリンの乗るグフを撃墜するようシンに促してよりデュランダルの剣となるように導いたことからもグフ搭乗前後のアスランとの攻防はほぼ予測通りだったと思われる。))によって下手すると諸共殺される瀬戸際だったので、 彼女をそのままミネルバに置いていくことも出来ず、連れて来てしまう事になった。 その後、カガリがアスランから贈られた指輪をしていた描写が無い為、『カガリに見捨てられた』と思う視聴者も居たが、 これはアスランを捨てたというより、政治家として上手く行動出来なかった反省から女としてではなく国家元首として生きるというカガリの決意の表れである。 アスランの方も焦り過ぎていたという事を痛感していた為、カガリの事をじっと見ながらも「焦らなくて良い。 夢は同じだ」と、別の場所で戦う決意がついた。 そしてザフト側の方はギスギスしていたとは言え自身と向き合っていたアスランや、 仲間のメイリンを自らの手で討つ形になったシンと、妹を亡くした[[ルナマリア>ルナマリア・ホーク]]((ザフト側はアスランとメイリンは死亡と判断していた))に大きなショックを与える事となった。 オーブ防衛戦ではラクスが運んできた∞ジャスティスを受け取り出撃し、参戦する。 手負いとは思えぬほどの立ち回りで活躍するが、脱走時の傷が癒えないままの出撃が祟り、戦闘後に失神。 この後はオーブ軍に所属し、傷が癒えてから改めて戦線に復帰した。 セイバーガンダム搭乗時は覚悟が決まらなかったせいか、[[スティング>スティング・オークレー]]にてこずったりと余り活躍が見られず、 シンのように戦闘中に『SEED』を発現させることもなかったアスランだったが、 ∞ジャスティス搭乗後は議長の[[デスティニープラン]]表明等色々と真意が分かった事から迷いが吹っ切れた為、 これまでの激戦によって[[超エース級>エースパイロット]]になったシンと対等以上に渡り合う本領を発揮。 また、ここからやっとキラやシンと同様に『SEED』を発現する場面も見られるようになる。 最終決戦ではルナマリアの駆る[[インパルス>インパルスガンダム]]を圧倒し、その後シンと激戦を繰り広げた。 序盤はシンの猛攻に攻めあぐねていたが、結局有効打を&bold(){一撃も食らう事無く}凌いでいき、 最後には二人の間に入り静止したインパルスにシンが錯乱して攻撃しかけたところを、間一髪で阻止して[[デスティニーガンダム]]を大破させた。 こうして、『DESTINY』序盤の不甲斐なさとはまさしく雲泥の差の力量をもって、シンに引導を渡すことになったアスランだが、 元々アスランの才覚や『SEED』時代の戦果を考えれば、本来ならこれくらいの活躍はしてもおかしくない超エース級のパイロットであり、 さらにいえば、シンは続く戦争やデスティニープランへの不安、祖国のオーブを焼くことに加担したことなどで、この時には既にメンタルが限界に近く、 ルナのインパルスにステラやマユの幻影を見て錯乱してしまうまで追い詰められていたことを考慮すれば、こうなってしまうのは当然の帰結だったかもしれない。 その後、月面に不時着したデスティニーからシンを救い出し、彼と共に涙しながら終戦の時を迎えたルナマリアをシン共々救助すると、 終戦後には、オーブの慰霊碑前でシンにキラを紹介し、彼らの和解を実現させた。 ただ、後日談のドラマCDによるとキラとシンが兄弟のように仲良くしている横でいまいち浮いてしまっており、 二人のために尽力した節もあるアスランにとっては、そこはかとなく皮肉な事態となっている。 久織ちまき先生の漫画『[[THE EDGE>機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE]]』はアスランの視点で描かれている。 **『[[SEED FREEDOM>機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]』 引き続きオーブ軍に所属しており、ターミナルへと出向している。 予告編では&bold(){妙に渋い顔}をしてMSらしきもののコクピットに乗り込んでいる姿が映されており、 『DESTINY』における迷走具合と、(宇宙世紀シリーズのオマージュが多い作風から)『逆襲のシャア』の展開も踏まえ、 事前公開されたシヴァの隠者を彷彿とさせるサーベルたくさん近接重視仕様から、やはり裏切りこれに乗るのだとか 逆にラクスのナレーションPVの内容から、今度はキラが迷走してアスランの友情キックで目を覚まさせるのだ等 実に色々な憶測を呼んでいた。 #region(ネタバレ注意!) #center(){&sizex(6){&font(#ff0000){「今回のアスランは、迷いません!」}}} 物語序盤は姿を見せず、ファウンデーション王国内をメイリンと密かに調査していた。 その後、ファウンデーション王国の陰謀によって乗機であるライジングフリーダムを破壊され、 窮地に陥ったキラを救うために&bold(){[[ズゴック>ズゴック(MS)]]}で颯爽と登場。&s(){西川「あの感動をもう一度見たくて」} 数々の戦場を共に駆け抜けた愛機ジャスティスではなくズゴックである。 #center{ &bold(){&sizex(6){本当に&color(#ff0000){ズゴック}に乗って颯爽と登場する。}} } 唐突に現れて&bold(){[[どこかで聞き覚えのあるBGMと見覚えのあるゆらっとした動き>シャア・アズナブル]]}で戦闘に割って入ったかと思えば、 &bold(){非常にアグレッシブかつ軽快な良い動きをしながら}ブラックナイツ最強と目される[[シュラ>シュラ・サーペンタイン]]が操縦するブラックナイトスコードシヴァと激突。 スピーディーな格闘攻撃を叩き込むも、その全てをシュラは余裕の表情で捌き、アスランは想像以上の苦戦を強いられるもどうにか食い下がってみせた。 この戦闘シーン自体は非常にカッコいいのだが、終始険しい顔のアスランとズゴックの絵面に笑ってしまった視聴者も多い模様。 ともあれ、こうしてキラを救助した後は彼を連れて戦線を離脱し、生き残ったコンパスのメンバーと合流した後、 ファウンデーションの女王であるアウラの正体とその目的といった調査結果を面々に伝える。 そこで長い戦いに疲れた挙句ラクスを連れ去られ限界に達し弱音を吐いたキラを叱責。 「&bold(){君達が弱いから}(僕がやらなきゃ)」とキラの一言で火が付いたのか、そのままステゴロに発展。 そして&bold(){怒涛の説教とともに喧嘩というにはあまりにも一方的な展開でボコボコに殴り飛ばした}((キラも反撃はしたが、すべて躱すか捌ききっている。ザフトの軍人として正規訓練を受けているどころか、アカデミー在籍時点でナイフ戦闘術の訓練教官すら打ち倒すアスランに極めて高いCQCスキルがあるのは当然ではあるが…。友人との喧嘩でそんなもの使うアスランもアスランだが、この場面ではキラを完全に言い聞かせなければならないので一発も貰うことは許されなかったという意見もある。))。 &s(){なお、キラを庇おうとしたシンはタイミングが悪かったため、両方から殴られ吹っ飛ばされた} 本音のぶつけ合いの末に「ラクスに会いたい」と絞り出したキラの手を取り、共に宇宙へと上がる。 宇宙要塞アルテミスに監禁されたラクス救助のため、かつてニコルが採った作戦を敢行すべく要塞内へ突入するキラに代わり、 アスランは彼の乗機であるストライクフリーダム弐式へ搭乗して陽動を担当。 機体からキラだと判断し釣られて出てきたブラックナイトスコードシヴァを相手に、 &bold(){キラにしか使いこなせないとされていたスーパードラグーンをも難なく使いこなしつつ}、時間稼ぎに貢献する((議長がレジェンドを彼に渡そうとした事からも分かる様に、元々遺伝子的にも適した素養は備えている))。 初戦でシュラの実力を知ったこともあってか「心を読めるんじゃなかったのか?使えないな」と&s(){やけにネットリとした煽り口調で}挑発的な通信を入れ、 彼を怒らせてその読心能力を使わせないように立ち回った。ちなみに、この後ストフリは&bold(){無傷で}キラに返している。 ファウンデーションとの最終決戦にも、ブラックナイトスコードシヴァの攻撃からキラを庇う形で参戦。 ダメージを受けたズゴックの外装をパージし、真の姿―∞ジャスティス弐式となると、 三度目となるブラックナイトスコードシヴァとの交戦に入る。 シュラの思考を読む能力に対し、今度は&bold(){「読んでみろ」と煽った上で&color(#ff69b4){[[全裸のカガリがキスしようと迫ってくる妄想>セクシーコマンドー]]}を見せつけ、} &bold(){動揺した隙に地球からのカガリの遠隔操作へ切り替えることで自身の思考と機体挙動を分離する}といった奇策も用いつつ、 右腕を破壊されながらも最後は隠し球の頭部ビームブレードでシヴァを両断し勝利を収めた。 初代ジャスティス受領以後、系列機では初めての戦闘による損傷らしい損傷である。 ちなみに、初期構想では搦手なしで正面から打ち倒す展開であり、 腕が破壊されるまではアスランは『SEED』を発現させないまま戦っていたため、 最初から右腕をエサに頭部ビームブレードでの決着を狙って布石を打っていたのでは、とも。 前作でもアスランはキラやシンと違って初手から『SEED』を発現させることは少なく、 ここぞというタイミングで発現させて勝利するなど、扱い的には切り札や必殺技に近いものであったが、 裏を返せば『SEED』を発現させなくともアコードとその専用機に対抗できるという時点で、その実力は空恐ろしいと言える。 &bold(){何度も煽られた挙句敗因がエロ妄想による動揺と頭部ブレードによる初見殺し}というなんとも気の毒なシュラではあるが、 &bold(){あの}アスランが二重三重に策を練らなければならない相手という点でも評価されている模様。 しかし、小説では最期まで負けを認めず、本気を出せば勝てると信じて死んでいったと些か残念な記述もされている。 なお、思考を読んだシュラが咄嗟に発した「何という破廉恥な妄想を!?」という言葉に対し、カガリは何を想像したのかすぐに理解したようで、 若干頬を赤らめながら&font(l){「帰ったらシメる!」}「アスラン…!」と呟いている。((アスランが不憫だからとアフレコで台詞が変わってシメられずに済んだらしい。よかったね、アスラン。)) &s(){嫁にも思考を読まれる面白男} 一連の戦いが終わった後はカガリと合流し、互いに交換したハウメアの守り石と指輪を見せ合いつつ微笑んでいる。 TVシリーズにおける数多くの迷走により、映画公開前から色々な意味で注目を浴びていたアスランだが、蓋を開けてみれば、 ・終始迷う事もなく、心が折れた親友を叱責し再起させる ・キラ用に調整されたストライクフリーダムを難なく使いこなすなど非常に高いモビルスーツの操縦技能と空間認識能力 ・[[ボケる時は全力でボケ倒す心の余裕>桂小太郎]] ・カガリとの互いに変わらぬ愛情 ・&s(){強敵との戦闘中にエロ妄想} など、「迷いを見せない最強パイロットであるアスラン・ザラ」として視聴者の予想を良い方向へ裏切り続ける結果となり、 序盤は清涼剤、終盤は文句なしの大活躍をしたシンと共に&bold(){本作で最も株を挙げたキャラと呼んでも過言では無い。} キラを硬軟織り交ぜて叱咤激励&s(){(物理)}し奮起させる、&bold(){敵パイロットを煽りまくる}など、 前作までは口下手だったり人付き合いが苦手な様子も多々見られたが、本作では打って変わって&bold(){口もかなり達者}になっている。 &s(){ネタキャラ払拭どころかネタキャラ要素ドカ盛りフルコースでお持ちされ困惑したという視聴者も多数だが、それすらも好評である。} 尤も、本人はいたって大真面目にやっているにもかかわらず、やることなすことの絵面が面白すぎることから、 &bold(){「アスランをおもちゃにしてたら、公式が怒るどころか『アスランはこうやっておもちゃにする』という見本を見せてきた」}とか、 &bold(){「『SEED FREEDOM』の『FREEDOM』担当」}とファンに好き放題言われるようにもなった。&s(){残当} また、本作の「一切ブレないアスラン・ザラ」の強さ及び「絶対に許せない相手への容赦の無さ」もあり、 『SEED』及び『DESTINY』でブレまくってたのは&b(){「ブレていなければ本人があまりに強すぎて話がすぐに終わってしまう」}から、 もしくは&b(){「相手に本領を出させるどころか相手に何もさせないで戦ってしまう」}というメタ的な理由なんじゃないかという感想も多く見受けられる。 これに関連して、対シュラ戦で「相手に一切情けも容赦もない時のアスラン」が描かれたことで、 『DESTINY』における、ギリギリまで説得しようとしていたシンへの対応は&bold(){(アスランにしては)非常に優しいもの}であることと、 そこまでするくらいにはアスランはシンのことを気に掛けていたということが(相対的に)発覚することとなった。 &s(){もっとそれを表に出していればシンとの関係性も多少は改善したと思われるが、それが出来ないのがアスランという男である} ちなみにシュラへの挑発として言った『本当に使えないな』という煽りが&bold(){公式でスタンプ化}しているが、 迂闊に使うと劇中さながらの殴り合い宇宙に発展するので注意しよう。&s(){むしろなぜそれをスタンプにした} ちなみに、劇場版の彼に迷いが一切見えないのは目指すべき世界のヴィションが明確になり、 その実現のためにやるべきことが山積している状況で迷う理由も暇もないからだという。 ファウンデーションのような連中の排除もその一環なのだろう。 また、視聴者からはファウンデーションが母レノアを殺した核を使い、元婚約者のラクスを攫い、親友のキラを陥れてメンタルを破壊し、元部下のシンも危うく死にかけ、 戦友のマーズとヘルベルトも殺され、トドメに恋人のカガリごとオーブをレクイエムで焼こうとした事で&bold(){アスランを迷う必要がないほどマジギレさせてしまった}とする意見もある。&font(l){そら絶対怒るし迷わんわ} #endregion *ゲームでの活躍 **【[[スーパーロボット大戦シリーズ]]】 キラとシンは[[スパロボ補正]]で色々補完されているが、アスランは余りその恩恵を受けられない傾向が強い。 [[ガンダムVS.>機動戦士ガンダム Extreme vs.]]シリーズと合わせて、すっかり[[ネタキャラ>トゥ!ヘアー!!(EXVS)]]となってしまった感すらある。 %%まさかその後公式がそれを遥かに超えるネタをぶち込んでくるなど想像もしていなかったであろう。%% ***◆[[第3次α>第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]・[[J>スーパーロボット大戦J]]・[[W>スーパーロボット大戦W]] 『SEED』枠での参戦。 ほぼ原作のまま。原作で見せたキラのフリーダムとの連携も[[合体技]]として再現されている。 特にWでは条件を満たせばニコルが生還する為、&bold(){キラとの確執が完全に無くなる}のがポイント。 第3次αでは中断メッセージでシレっと[[「歌は>渚カヲル]][[いいなぁ」>中の人ネタ]]とか言い出す。 ***◆Zシリーズ 本作では無印(第1次)からずっと『DESTINY』枠での参戦。 ・[[第1次Z>スーパーロボット大戦Z]] ほぼ原作のまま。ただ、シンを導く役割は(アスランが出来ていたかは別として)[[カミーユ>カミーユ・ビダン]]に取られている。 原作でのズレた説教もどきにもきっちり反論を食らったため、ある意味アニメ以上に扱いが悪いかも。 また、図鑑で「女性関係のトラブルが多い」と書かれてしまっている。 ・[[第2次Z>第2次スーパーロボット大戦Z]] 「破界篇」にて、上記の女性関係故か、[[オズマ>オズマ・リー]]から有害認定を喰らっており、続く「再世篇」でも引き摺る。 ・[[第3次Z>第3次スーパーロボット大戦Z]] 「時獄篇」では自軍部隊不参加。 「天獄篇」でついに合流するも、ユニットとしては参戦せず、ストフリの最強武装演出でのみ登場する。 &s(){このあんまりといえばあんまりな扱い故に、「アスランはキラのおもちゃなんだぞ!」というネタまで生まれる。} ***◆[[V>スーパーロボット大戦V]] 『DESTINY』枠で登場。本作では単独ユニットとして[[復活]]参戦。 本作において『DESTINY』組は原作終了直後という設定で、当初シンとはどことなくぎこちない。 「オーブの紅い閃光」という異名が付いた他、[[ロザリー>ロザリー(クロスアンジュ)]]&[[クリス>クリス(クロスアンジュ)]]に一目惚れされ「アスラン様」とすっかりモテモテ。 &bold(){あまりにモテてモテて困る}という理由で、男手を増やして負担を分散させる為にシン呼び付けたものの、 彼女らはシンに全く興味を示さなかったため、何も問題は解決しなかった。 それどころかシンから「モテ自慢をするために俺を呼んだのか!?」と半ギレされる始末である。&s(){残当} ちなみに、この時シンは恋人のルナマリアと一緒に来ていた。&s(){彼女持ちに何をやらせようとしてるんだ} ただ、一応この時のアスランはモテ自慢なんて気は無く、戦いに集中できないという事で本気で困っていた。 ただ物語後半では格好良い場面もあり、原作通り敵対したクリスを説得しようとした際、 「黙れアスラン!もうお前の言う事なんか聞くもんか!」とキレられるが、 すぐさま「いいや黙らない!友達同士で戦う事の哀しさや虚しさを、俺は知っているつもりだ!」と反論。 さらに[[エンブリヲ>エンブリヲ(クロスアンジュ)]]の歪みを糾弾し、迷いを持たせるなどした。 …ただし、その後仲間に戻って和解したロザクリの「本当に私、男を見る目がないね」との涙半分笑半分の会話を聞いて微妙にショックを受けていた。 &s(){あと畜生キラに「だってさ、アスラン様」と揶揄われた} ボーナスシナリオでは万丈と共にロンド・ベルのモテモテ2トップとして[[ボス>ボスボロット(機体)]]達のやっかみを買っていた。 同じくタスクとは旧友同士で、お互い金髪美女と無人島でイチャついてたという共通点がある。 ***◆[[K>>スーパーロボット大戦K]] 『DESTINY』枠での参戦。 FAITH権限で出撃を拒否する場面がある。よって、[[セイバーガンダム]]が出ない。&font(l){結果的にこの行動によって別世界線の自分にも大迷惑をかける羽目になる。} 女性の扱いが下手なキラをからかったら、ルナマリアに女性関係を暴露されてカガリの怒りを買い、修羅場になるという災難にあった。 ***◆[[L>スーパーロボット大戦L]] 『DESTINY枠』での参戦。 本作は「真説・種運命」「誰も死なない魔改造種死」と言われるほど、原作をいい意味で破壊しているストーリー展開になっており、 シンやキラほどではないが、アスランも原作とはだいぶ異なる道のりを辿ることに。 『L』においては『Z』同様にミネルバが自軍に早い段階で合流し、彼ら視点で『DESTINY』の物語が展開されるため、 アスランも序盤のスポット参戦の後は早めにプレイヤー部隊に合流し、その後しばらく味方。 まず原作を知っているプレイヤーを驚かせるのは、「アスランが最初から『SEED』を発現させられる」ということ。 原作では、アスランの精神的な迷いもあり、ミネルバクルーとして行動している時は『SEED』を発現させることがなかったのだが、 『L』においては序盤の[[ブレイク・ザ・ワールド>ブレイク・ザ・ワールド(ガンダムSEED DESTINY)]]の時点で発現しており、&font(#ff0000){「最初から本気のアスラン」}と評される。 &font(l){あと、そもそもカガリがヘマせずに正体がミネルバ隊に露見しなかったので、自分から正体を明かしてモビルスーツの貸与を求める展開になっている} その後は原作をなぞることもあり、精神的に迷う場面も描かれているが、『L』においてはキラたちAA組の行動方針が原作と変わっているため、 度々激突していた原作と違ってミネルバに加勢する場面が多く、シンとキラの確執も&bold(){発生して一瞬で解決して}良好な関係になり、 これによってエンジェルダウン作戦も自軍やミネルバ隊にとっては「不自然な発令」としか映らず、アスランどころかレイを除いて誰一人乗り気にならなかった。 シンもキラ(フリーダム)の撃墜に消極的な姿勢を見せ、当初は対話で穏当に収めようとしたのだがアークエンジェル側がラクス暗殺未遂の件でデュランダルを信用できない状況だったため決裂してしまい、 [[クトゥルフ>戦え!!イクサー1]]の乱入もありその場は共闘し、最終的にはアークエンジェルはタリアが機転を利かせ、ミネルバが撃墜したかのように見せかけて逃がすことになった((『L』ではそもそもデュランダルもキラ達を害するつもりは全くなかったにもかかわらず、協力関係にあった『鉄のラインバレル』のセントラルの命令で暗殺を狙う羽目になったという事情があったので、「不自然な発令」となってしまったのもある意味当然の帰結であり、事情を知らないレイからタリアがアークエンジェルを逃がした事を密告されても、むしろ好都合とばかりにアークエンジェルの追跡を打ち切っている。))。 //フリーダムはシンを庇ったものの、特に落とされずに普通にNPCとして戦闘に参加し、撃墜してもしなくても特に展開に変化なし。 この経緯により、アスランはキラと本格的に対立することもなく((アスランがザフトに戻ったのもカガリの勧めで、アスランはそれに則って戦い続けていたわけでキラがキレる理由もなくなっている。))、シンとも決定的に仲違いしないなど、 原作に比べればはるかに悩みが軽く、歴戦の先輩が揃うプレイヤー部隊では[[猿渡ゴオ]]などの頼れる先輩の助言もあり、ミネルバにいる間に迷いを振り切っている。 また、ミネルバクルーや歴戦の先輩たちと良好な関係を築いていたため、原作における「アスラン脱走」の下りも、 本作では周囲の理解を得た上でFAITH権限を用いての独自行動という体でアークエンジェルに移籍するという形に落ち着いた。 ちなみに、本作ではセイバーを撃墜するのはフリーダムではなくオリジナル敵に変更されているが、 &bold(){シナリオでセイバーを失ったと説明されるのみで、戦闘シーンは無く機体グラフィックは登場しない}。 元々原作でもさほど活躍していないため、流用できる機体グラフィックもないなら出さなくていいだろうと判断されたという説が有力視されているが、 もしもこの説が正しいなら、本作のセイバー爆散の原因は、メタ的な意味で出撃拒否した『K』の自分という事になってしまう…。 ともあれ、セイバーが出ないために、&bold(){デフォルトの搭乗機がなんとザクウォーリア}。 レジェンドも本作では最初からレイ専用機という扱いで、デュランダルからも「代わりの機体用意できなくてごめんね(意訳)」とメタい事を言われている。 ただ、『L』ではステラがデフォルトで生存する(参戦するかはフラグ次第)という展開になる影響もあってか、 彼女の搭乗機であるガイアが無条件で自軍の機体として使用できるため、ミネルバにいる間のアスランをこちらに乗せてもいい。 また、真っ当な手続きを踏んでアークエンジェルに移籍した影響で、メイリンとの絡みが完全に消滅しており、 インパルスの攻撃で換装を行うものは、シンやルナマリアがパイロットだとシルエット射出要請の下りでメイリンとの掛け合いが入るが、 アスランがパイロットの場合、同様の攻撃でもメイリンとの掛け合いが入らない。&s(){関係性が赤の他人レベル} まあメイリン関係でカガリと揉めることがなくなったという点では、アスランにとってはメリットかもしれない。 &font(l){が、後々の事を考えればそもそも揉めないし、アスランの相棒出来るヤツを発掘し損ねたという点では明らかにデメリット} あと、メイリンとの絡みがなくなった=シンがアスランとメイリンが乗ったグフを落とす必要がなくなった関係で本作におけるシンとルナマリアとの関係は「友人以上恋人未満」に留まっている。 なお、&bold(){カガリの結婚式に乱入できなかったのが地味に心残りだった}とか。&font(l){カガリの結婚式に乱入して華麗に攫って行く自分を妄想したりしてるのかもしれない} ***◆[[UX>スーパーロボット大戦UX]] 『DESTINY』枠での参戦。 本作においても『DESTINY』は原作終了後の設定で、アスランの正式加入は第二部中盤から。 ザフト時代の経験を活かしてか、アスランを戦術指揮に設定する事も可能。 当初は「アレックス・ディノ」として裏方に徹していたが、第一部終盤で[[ハザード>ハザード・パシャ]]の不正を暴き、窮地に陥った自軍の危機を救った。 この場面は、『機動戦士Zガンダム』でクワトロ(シャア)が行った「[[ダカール演説>機動戦士Ζガンダム]]」が元になっており、 &font(#ff0000){「アスランさんマジクワトロ」、「俺の知ってるアスランと違う」、「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」}等プレイヤーを燃えさせた。 更に第三部で石神の生存フラグを成立させると、[[シン>マークデスティニーのパイロット]]、キラと共に彼の特攻を止めようとする。 その際、かつてカガリから言われた&bold(){&color(gold){「生きる方が戦いだ!」}}の言葉と共に、石神を激励した。 と、歴代で見てもかなりカッコいい(『DESTINY』軸の)アスランとなっている他、 『ファフナー』のイベントで、岩戸から出てきたばかりで全裸の[[乙姫ちゃん>皆城乙姫]]をおぶるという羨ましい展開も。&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){アスランごふっしろ}}} ちなみに、こちらでもメイリン関連のごたごたはなく、メイリンの出番自体消滅している。 ***◆SC2 自軍と合流するのはAA陣営になるまで、中盤で離反して寝返るまでは敵。 数回のスポット参戦があるが、その際乗っている機体の異様な弱さ((一般仕様機の為、敵用のユニットデータをそのまま使っているという説がある))がよくネタにされる。 特に2度目(アスラン脱走を再現したステージ)は単純に相手のシンとレイが強い上に&b(){原作通りに落とされると[[ゲームオーバー]]}、 自軍ユニットと接触するまでは中立NPCで指示不可((回避優先なら良いのだが何と応戦を始めてしまう。 スパロボの護衛対象NPCのお約束ではあるのだが…))という要素が重なり、 FAQ入りする程の高難度ステージとなってしまっている。 一応名誉の為に言っておくと、∞ジャスティスにさえ乗ってしまえばちゃんと強い。カガリとの仲も良好。 **[[SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] SEED以降参戦。 ステータス値が平均より高めで、特に格闘と指揮が高い。なので乗機との相性はすこぶる良く、他シリーズでも格闘特化系なら適正は合う。 アビリティにコーディネイターやSEED持ちを持つので戦闘向けの補正値が乗りやすく、テンション管理さえ気をつければ常に最前線で闘えるポテンシャルを秘める。 **GENERATION of C.E. SEEDとDESTINY前半までのルートは原作同様。 ステータス的にはDESTINYでは初期シンより上だが、機体はセイバー止まりなので、 最終的な合計値ではデスティニーのシンやストライクフリーダムのキラには一歩及ばない。 オリジナル展開となるDESTINY後半では、ルート分岐によっては&bold(){ザフトを裏切るという展開が無くなっている}。 しかしそういうルートに限って出番が一切無かったりするので、ifルートというより単純にどうなるかスタッフにも読めなかったので敢えて放置したようにも捉えられる。 一方で連合とザフトの全面戦争となるルートでは、ディアッカ共々第三勢力側として参戦。 当時∞ジャスティスの情報がまだ公開されていなかったせいか、ジャスティスのミーティア装備で登場する。&s(){見た目も武装も大差無いので問題はない}。 全体的にバッドエンド寄りの本作においてはだいぶ不遇だといえる。 **[[機動戦士ガンダム Extreme vs.]] 初代よりインフィニットジャスティス枠として参戦。 [[気合の入り過ぎた掛け声>トゥ!ヘアー!!(EXVS)]]で散々ネタにされているが、基本は原作準拠の台詞を言ってくれる。良くも悪くもネタ要素が強調されすぎたか。 掛け合いとしては[[ハイネ>ハイネ・ヴェステンフルス]]があり、敵対していても割り切って戦いを挑むのに対し終始消極的な発言をする。他にはニコルやカガリともあるが、ディアッカやイザークとは存在しない。 [[EXVS2>機動戦士ガンダム Extreme vs. 2]]ではエクストラ機体としてイージスが参戦。 [[ジャズ好きな不真面目軍人>イオ・フレミング]]にはエリートかつ御曹司という事で嫌われており、こちらではディアッカとの掛け合いもある。 [[キラの失敗作>カナード・パルス]]を誤認する、[[全部乗せ>ストライクガンダムのバリエーション]]を使いづらそうだと看破するなど同じSEED系でも原作に無かったクロスオーバー的要素もあった。 [[EXVS2XB>機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST]]ではジャスティスが参戦。 [[旧友に裏切られた男>ガエリオ・ボードウィン]]に同情すると共に希望を見出そうとし、[[戦闘狂>ゾルタン・アッカネン]]には相当非難する傾向にあるなど、 ナチュラル…というよりも連合に対する蟠りが解消していなかったイージス時代とだいぶ姿勢が異なる。 また[[正義を問う戦士>張五飛]]には「正義は人に決められるものではない」として真っ向から否定していた。 なら追記・修正するしかないじゃないか! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,45) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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