斎藤一(るろうに剣心)

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&font(#6495ED){登録日}:2010/02/06 Sat 00:17:04 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(6){&font(#ff0000){&b(){悪 ・ 即 ・ 斬}}} &sizex(5){&b(){これが}} &sizex(5){&b(){&ruby(お れ た ち){新選組と人斬り}が}} &sizex(5){&b(){唯一共有した真の正義だったはず}}} 漫画『[[るろうに剣心>るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-]]』の登場人物。 ●目次 #contents *【プロフィール】 生年月日:天保15年1月1日生 → 2月18日生 血液型:O型 年齢:初登場時は34歳設定 身長:183cm 体重:71kg CV:鈴置洋孝、[[成田剣]](新京都編)/[[日野聡]](令和版)  演:江口洋介(実写映画版)、彩風咲奈(宝塚版) ((飽く迄も、るろうに剣心のキャラクターとしてのプロフィール)) *【概要】 壬生の狼とも呼ばれた元[[新選組]]の三番隊組長。 実在の人物であり、幕末を扱った作品にはよく登場するキャラクターだが、作者の自由な味付けにより、数ある斎藤一像の中でも屈指の知名度と人気を得るに至った。 [[剣心>緋村剣心]]とは[[幕末>幕末(フィクション作品の背景)]]からの宿敵関係。 無用の戦いを好まない剣心が唯一決着を付ける事に拘った人物。 口癖は「阿呆が」 維新後は「藤田五郎」と名を変え、西南戦争では警視庁抜刀隊に所属。 その後は警部補として奉職する。とぼけた態度を取り昼行燈を装っているが、裏では警視庁の密偵として暗躍している。 好物は蕎麦であり、よく市中の蕎麦屋や屋台で麺を啜っている。 中でもよく食べているのはかけそば((具を何も入れないツユだけのそば))であり、曰く「好きなんですよ、かけそば」。 いぶし銀な外見や沖田のことを「沖田君」と呼んでいたこともあり勘違いしやすいが、これでも新選組の中では若手の方でその沖田よりも年下((これは斎藤が初登場した当時は現在ほど新選組研究が進んでいなかったためと後に述懐している。))であり、斎藤は生来の老け顔だから実年齢以上に年上に見えるということで納得&font(l){してほしい}とのこと。 ちなみに結婚しており斎藤曰く“出来た女”こと時尾という嫁がいる(史実通りなら既に子供もいる)。 栄次の再登場と共にご尊顔披露または会津の武家の娘である点から恵との絡み…等は実現ならず、弥勒菩薩の姿((剣心たちの想像図))で登場しただけである。 彼のテーマソングは「悪・即・斬」。良く言えばシンプルで無駄が無いタイトル通り、情け容赦無い様をまとめた歌である。 鈴置氏の逝去により斎藤の担当声優についても様々な憶測が飛び交ったが、 最新ゲーム(2011年発売)では今までの鈴置氏の声を使用する形で事実上の続投となっている。 それに合わせる形で他のキャラのボイスも半端になってしまったが…こればっかりはスタッフも鈴置氏のボイスを使う為に下した苦渋の判断と思われる。 新作アニメでは流石にそうはいかなかったのか、成田氏が代役を務める形になった。 なお、ネット上ではよく「斉藤一」と書かれるが、&b(){るろ剣作中では一貫して「斎藤一」名義である。} この項目も長らくタイトルが「斉藤一(るろうに剣心)」だった((ちなみに斎藤姓に使われる「斎」の字は旧字体、異体字含めて30種類もある。明治時代、戸籍に姓を登録する際に書き間違いが多く、それがそのまま登録されてしまったから…という説が支配的。))。 *【人物】 非常に冷徹で無愛想な一匹狼。 己の信念でもある「悪・即・斬」を絶対の正義としており、たとえ上官であろうと、明治の害になると判断すれば即座に暗殺する覚悟を固めている。 自分たち佐幕側の人間を「敗者という形で明治維新に貢献した」と考えており、戦友たちの死を無駄にしないために、維新後も平和を乱そうとする者、権力の私物化を謀る者の暗殺に従事していた。 傲岸不遜で皮肉屋。常に余裕綽々な態度を崩さず、彼に相対した登場人物のほとんどが一回は貶されている(唯一褒めたのは時尾のみ)。しかし、表情が乏しいため分かりづらいが戦闘時以外では気配りを見せる事も多い。例えば、配下の警官たちが敵に殺された際も、一見クールに「治安を守る職に就いた以上、任務の過程で命を落とす場合があるのも当然で、いちいち気にして復讐するつもりなど無い」と割り切る姿勢だが、一方で「無念の死を遂げたやつらのために任務を完遂する」とも言っており、その信念から彼なりの配慮も忘れていない。 また、彼の言動をよく見ると女子供は常に危険から遠ざけるよう配慮しており(警官の任務にある以上、当然の思考ではあるが)劇中でも蒼紫と遭遇した恵、新月村で志々雄軍に襲われた操と栄次を救い、幼い栄次の凶行はそれが仇討ちのためであっても止めている。神谷道場での剣心と縁の初戦の際、薫に対する縁の殺意に気付き忠告したのも斎藤だけだった。 かつて池田屋事件で京都を大火から守ろうとした新選組の生き残りとして、「誠の旗の下に散っていった狼達の鎮魂のためにも京都大火は絶対阻止だ」と固く決意し言い切る熱い面もある。 意外にも冗談めいた思考も持ち合わせており、[[操>巻町操]]との初対面時、「[[薫>神谷薫]]=タヌキ娘」「[[恵>高荷恵]]=キツネ女」と連想した上で「操=イタチ娘」と命名し、口に出した事で操を怒らせたがどこ吹く風と悪びれもしなかったため、操のフォローは剣心が担った。その際、「ああいう男だからいちいち気にしてるとキリがない」と諭されていた。また、[[左之助>相楽左之助]]と[[張>沢下条張]]が互いを「ホウキ頭」「トリ頭」と罵り合うのを涼しい顔で眺めながら、脳内では箒に掃かれる鶏を想像するなど破天荒で奇天烈なイメージを浮かべており、地味に本作のギャグシーンを引き立てていたりする。 …ちなみに&bold(){左之助も恵と操に対する認識は同じ}。意外と思考回路が似ているんだろうか。 京都へ行く前に二度交戦した事もあり((一戦目は斎藤の完勝、二戦目も左之助に合わせて刀を使わず素手で闘ったにも関わらず、ほぼ一方的にボコボコにした))、[[相楽左之助]]から一方的にライバル視されていたが、京都での終盤に彼が炎の中に姿を消してからは「倒す」のでなく「超える」対象となった。 剣心とは幕末の頃から因縁があり、お互いを好敵手と認めあう関係でもあり、いつかは決着をと望んでいた。 そして、物語の終盤に遂に決着の機会が訪れるのだが…… 本編で明治11年に再会した当初は、その性格ゆえに剣心からも「仲良くやれる奴ではござらん」と言われつつも、共闘を通じて「宿敵だが心から信頼できる仲間でもある」と思われるようになっていく。 また、斎藤自身も剣心から「信頼している仲間」と言われても、無言のまま否定しなかった。&font(l){薫に「あなたも半分近く剣心の敵」と言われて「半分以上だ、訂正しとけ」と返してたけど}((逆に言えば、「半分に満たないが剣心の味方」という事でもある。)) 前述の通り作中における斎藤一は、剣心の[[ライバル]]という位置付けであるが、そのライバル関係は、ただ「実力が拮抗している好敵手」という単純なものではない。 剣心と斎藤の間には、根本的なイデオロギーの対立が存在している。 つまり、「[[人を斬らないで人を守っていこう>不殺主義]]」とする剣心と、「悪・即・斬」のもと「悪人は叩き斬らねば正義は保てない」とする斎藤。 このどちらの正義が正しいのかを明らかにすることこそ、二人の戦いのテーマだったわけである。 結局作者は剣心と斎藤との間に勝敗はつけなかったので、このイデオロギー対決の答えは棚上げにされた格好であるが、作者がこれについてどう考えているのかは、非常に興味深いところである。 尤も、キネマ版の後書きで触れているように斎藤は&bold(){「剣心の敵役のようで実は一番の理解者」}であり、キネマ版等のメディアミックスでは不殺に拘る剣心に忠告をしつつも否定まではしていない。 「お前の全てを否定してやる」とまで言い切った原作においても、&bold(){剣心の前では極力「悪・即・斬」を避けている}など剣心への一定の配慮はちゃんとしていたりする。((原作での斎藤の剣心に対する対応の厳しさは東京編における「目の前で薫が誘拐される」「恵が一時観柳の元に戻ってしまう」「由太郎の右腕を再起不能にしてしまう」等の事件を剣心が阻止できなかったため、「不殺の流浪人としても失格」と見なしたためと思われる。このため、これらの事件が起きていないキネマ版では剣心への対応が柔らかい印象がある。)) &font(l){なので「あいつがいると[[お前>魚沼宇水(るろうに剣心)]]を殺すには邪魔」とか言っちゃう。} 一方、剣心も新月村で斎藤が志々雄一派の雑兵を殺害した際には、そうでもしなければ操が危なかったという状況だったのもあってか特に咎めておらず、 後に蒼紫に&bold(){「悪党相手とはいえ、あまり殺し過ぎるなよ」}と発言していたように、&bold(){決して悪人を斬り殺す正義を全否定はしていない}。 このように互いの正義を少なからず認めていたからこそ、二人にとってはイデオロギーの対決に結論を出す必要はなかったと思われる。 ちなみに剣心と斎藤が中々決着を付けようとしなかったのは剣心だけでなく斎藤も「次に会う時に&bold(){敵同士ならば今度こそ決着が付けられる}」「私闘は悪・即・斬以下」と語ったように、&bold(){不要な戦いは断じてNGという点は2人の間で一致していた}ため。 斎藤は私闘を忌み嫌っている発言もしており、これは新選組の局中法度「&bold(){私ノ闘争ヲ不許}」を守り続けているためと思われる。 また、ゲーム「炎上!京都輪廻」の斎藤シナリオでは、斎藤の望みは「&font(#ff0000){戦場で死ぬ事}」である事が判明した((このゲームは作者が監修で参加しているので公式設定と思われる))。 わざわざ沖田に負けなきゃ見れない会話だったりするけど。 これに限らず、「京都輪廻」の斎藤シナリオは斎藤と沖田の生き様に焦点が当てられた熱い展開が多い。 志々雄との決着がアレってのはどうなんだというのはあるけどな! ちなみに作中の回想で斎藤は沖田のことを「沖田君」、沖田は斎藤のことを「斎藤さん」と呼んでいるが、実際は斎藤の方が2歳年下である((ただし、沖田の生年には二説あり、同い年の説もある))。 なお、同作の斎藤シナリオでは沖田の「剣を握って、勝てないと思ったことはなかった」という言葉に斎藤が「だろうな…」と返す一幕があり、 「一説では沖田より強いとも言われている」と作中で言及された斎藤から見ても病のない全盛期の沖田は常識外な強さだった模様。((実際、原作でも回想場面で抜刀斎に戦いを挑もうとする沖田を斎藤が止めた理由は「今の沖田は肺を病んでいるから」であり、万全の状態なら止めなかったと思われる。)) #center(){&font(#ff0000){無論死ぬまで、剣に生きたい……か}} ちなみに、作者は斎藤を「剣心とは、決して心から相容れることのない孤高のダーティーヒーロー」としていきたいと作品のコラムで語っているが、この目論見は十分に成功している。 るろ剣の斎藤は、最後の最後までカッコいいライバルでありつづけた。 *【戦闘能力】 一説では新撰組最強であった沖田総司より強いとされ、左之助を一蹴し、作中で初めて剣心と引き分けるなど、作中最強クラスの実力者。 素手での格闘戦に於いても天下一品で、アイアンクローで相手の頬骨を砕く程の握力を持つ。 道場での戦いでは刀を折られても尚完全に抜刀斎と化した剣心相手に互角の戦い繰り広げ、拳の力や重さは左之助と互角で技量や速さに於いては完全に凌駕しており殆ど一方的に圧倒していた。 **技 技は左片手に剣を構え((ビリヤードの構えを想像するとわかりやすい))、凄まじい突撃と同時に突く左片手平突き、通称&b(){「牙突」}のみ。((作中の設定における新撰組隊士は、個々の最も得意とする一つの技を極限まで磨き上げ、絶対必殺とするよう鍛錬していたという。ほとんどの任務が真剣勝負(殺し合い)である新撰組隊士が、同じ敵と二度戦りあう事は滅多にない。ならば強力な技ひとつで「初見殺し」を狙うのが一番だ、という理屈だ。)) ただし牙突にはいくつかのバリエーションがあり、通常型の「壱式」、撃ち下ろし型の「弐式」、対空迎撃型の「参式」、そして密着した間合いから上半身のバネだけで突く奥の手&b(){「零式」}が存在する。北海道編では新たに瞬撃特化型の「四式」の存在も判明した。 通常の壱式でさえ鋼鉄製の大扉を粉砕するほどの破壊力を有しており、零式になると相手は&b(){身体が千切れる程の勢い}で吹っ飛ばされる。 壱式、弐式から参式に繋げる、ということも可能で、またピンポイントで場所を狙うことも出来る。場合によっては素手のまま強力な拳打として放つことも。 弱点は、(零式以外は)発動時に荷重移動を行うため視界が狭まり、更に突き出す右手のせいで右側面に死角が生まれ、相手にそこへ滑り込まれると対応が遅れてしまう点。 初見殺しに特化しているため、剣心曰く「短時間で何度も見せられたら返し技の一つや二つ阿呆でも思いつく」とのこと。事実、作中の強敵相手の殆どに何かしら防がれたり止められたりしている。 といっても斎藤自身がそれに対応した横なぎや返し突きなど臨機応変に対応すれば大きな問題にはならず、牙突を防いだ猛者相手にも悉く勝利している。 剣心も上記の発言の後に斎藤に牙突をフェイントに使われて((正確にはさらに殴りかかろうとしたのもベルトでの攻撃を極めるためのフェイントにされて))フルボッコにされてしまっており、後に「斎藤が牙突を破られただけで負ける男なら決着は幕末で付いている」と語っている。 また、その破壊力故使用する刀にも大きな負荷がかかっており、初登場時に仕込み刀で放った際には一撃打っただけで刀身がへし折れてしまった。北海道編では自分の所有している刀が全て無いので、代わりとして官憲から支給された日本刀で戦ったが、威力が最も弱い「四式」を一度放っただけで、刀が不可に耐えきれずに破損してしまった。 牙突を完璧な威力にするには使用する刀にも条件があり、牙突の威力を正確に伝導する"浅い反り"と十全に伝達する"身の厚さ"の2つを併せ持つ、選び抜かれた刀身の刀が必要であり、その条件に合わない刀の場合、例え牙突の負荷に耐え得る名刀だとしても牙突は完璧には成らず、永倉曰く「唯の強力な左片手一本刺突」にしか成らない。だがその条件で無い刀でも牙突の威力は凄まじく、北海道編で雹辺双との戦いで牙突の不可に耐えきれず刀が破損したので、咄嗟に雹辺双の刀である鎌刃刀を使って牙突を放った時には、牙突を受け止めた鎌刃刀2本を破壊し大ダメージを与えた。 とはいえ愛用の刀を破損すると完璧な牙突足り得なくなるのも弱点と言って差し支えないだろう。 ちなみに剣心が知る限りで最高の突き技は牙突らしく、&bold(){「拙者を突き殺すつもりなら牙突を超える技を撃ってこい」}とすら言っている。剣心と斎藤を知る左之助からも「九頭龍閃に匹敵する」と言っている。 余談だが奥の手の零式を除くと打ち下ろし型の弐式が最も威力があり、本人曰く『正真正銘の牙突』とのこと((ただし本編だと弐式は何故か全く当たらない。剣心には返し技でカウンターをくらい、凍座戦では受け止められた上に腕にヒビを入れられてしまった))((一部のゲーム作品では弐式を空中からの対地攻撃にしているため、別に『本気の牙突』という名称で登場させたことがある。))。 ちなみに「左片手平突き」という技は実在する技で、斎藤一が得意技としていた(と言われる)のも史実。 谷三十郎の暗殺において、「左手による水平の突き技で殺されていた」という検分結果から、左片手平突きを得意とする斎藤一が下手人として候補に挙がった、と言う逸話もあるほど。 さすがに牙突は漫画にする上でのアレンジだが。 **武器 一応警官であるため本来ならサーベルを携行するところだが、サーベルは折れやすいという理由から、特別に許可を得て[[日本刀]]を所持している。 剣心との対決時には幕末からの愛刀を使っていたが、逆刃の刃のほうで叩き斬られてしまい、以降は新たに別の刀を調達し使用している。 ちなみにこの刀は銘はないもののかなりの業物。 少なくとも京都編以前の剣心には折られるようなものではないらしい。 北海道編での斎藤と[[永倉>永倉新八(るろうに剣心)]]の発言によると、かつて新選組が結成して間もない頃に京都の夜店で購入した掘り出し物の刀との事。 斎藤はその夜店で二本購入しており、二本の刀の内一本は自身の愛刀として使用し、もう一本の刀は近藤勇に差し上げており、それを聞いた永倉によると近藤はそれを「虎徹」に間違いないと信じ込んで使用していたと言っている。 また斎藤はこの刀とは別に関孫六と鬼神丸国重の二本もそれぞれ所有してたが、斎藤は両方とも会津戦争と西南戦争でそれぞれ失ったと発言している。 斎藤が剣心との対決後に新たに使用している刀は本人曰く「かなりの業物」との事であり、人誅編での八ツ目戦で「&ruby(化物){八ツ目}の血で錆びつかせるには惜しい業物」と発言している。北海道編にて剣客兵器の凍座との戦いで折れてしまった。代わりの刀が無いのでそのため現在では斎藤が所持している刀は無く、新たな刀を調達しようにも、牙突を完璧な威力で放つために必要な条件である、"浅い反り"と"身の厚さ"を2つを併せ持つ刀が中々見つからないのか、剣心や永倉には「なじむのがなかなか無い」と言い、凍座との戦いで負った左腕の負傷の件もあるため、「気長に探す」と語っている。札幌での雹辺双との戦いでは官憲から支給された刀が破損していたため、咄嗟に使用した鎌刃刀は、牙突の負荷にこそ耐えはしたが、鎌の様な切先を持つ独自の形状を持つ刀であったので、牙突を放った後に「切先が奇天烈な上、重心が悪過ぎる」ので駄目だと感想を述べ「この刀では悪・速・斬は成らん」と断言していた。 *【作中の活躍】 **東京編 [[鵜堂刃衛]]も所属していた暗殺組織の元締めである元老院議官の渋海から「[[人斬り抜刀斎]]」の暗殺を依頼される。 しかし、実際は明治政府の密偵であり、大久保利通の命令で[[志々雄真実]]の暗殺の為に現在の剣心の力量を測るのが真の目的だった。 密偵として神谷道場を訪れた際は、改名後の「藤田五郎」を名乗り、薬売りの行商を装い石田散薬((新選組の副長を務めた土方歳三の生家が製造・販売していた薬。骨折や打ち身、捻挫、筋肉痛、また切り傷等に効用があるとされていた。))を売りにきた。 当初は眼を細くして温厚な話し方をしていたが、左之助に掌の竹刀ダコを指摘されると態度を一変させ、左之助と交戦し重傷を負わせる。 そしてその夜、渋海の元に報告に向かう。この際宿敵の元維新志士で自分を顎で使う渋海に土下座をしたりしていたが顔色ひとつ変える事はなかった。 その後、本来の任務を果たすべく渋海の部下の暗殺者である赤末有人を言葉巧みに唆して剣心と戦わせ、自分は神谷道場に向かう。 署長の命で来たと[[薫>神谷薫]]たちをあっさり信用させて剣心の帰りを待った。 そして赤松を返り討ちにして帰ってきた剣心と十年の時を経て再会し、「流浪人」と化した彼の弱さを散々嘲り否定したあと剣心と死闘を演じ、その圧倒的な実力で剣心を瞬く間に追い詰め&ruby(ころさず){不殺}の&ruby(るろうに){流浪人}から再び人斬り抜刀斎へと覚醒させた((因みに、劇中で剣心を抜刀斎に覚醒させたのは、同じく元・新撰組である鵜堂刃衛と彼の二人だけである))。 剣心が覚醒したことで自らも幕末時代の精神に立ち返り、本気の殺し合いになりかけるも、すんでのところで駆けつけた大久保利通らに止められる。 剣心の決着を預けた後は「緋村''剣心''は全く使い物にならないが、緋村''抜刀斎''ならそこそこ行ける模様」と報告し、次期内務卿を狙うため大久保の弱みを斎藤に探らせようと画策した渋海らの前に現れ、上海にトンズラしようとした赤松を斬首し地獄という逃げ場を与え、 #center(){&font(#ff0000){犬はエサで飼える} &font(#ff0000){人は金で飼える} &font(#ff0000){だが、壬生の狼を飼うことは} &font(#ff0000){誰にもできん}} この台詞と共に渋海を私欲に溺れ、人々に厄災をもたらすダニとみなし彼も抹殺。 #center(){&font(#ff0000){狼は狼} &font(#ff0000){新撰組は新撰組} &font(#ff0000){そして、人斬りは人斬り} &font(#ff0000){なあ、抜刀斎…}} **京都編 剣心を襲撃したのは任務だったからというのもあるが、何より不殺の「流浪人」のままでは志々雄たちには到底歯が立たない事を悟らせ、彼が流浪人であり続ける為の存在…薫たちから引き離し遠慮なく抜刀斎に立ち戻るよう仕向ける為であった。京都への道中、誰も巻き込まないようにとあえてひとり陸路で京都に向かう剣心を見送る。 忠告も兼ねて京都に向かおうとする左之助と軽く再戦し圧倒するも、彼の強い覚悟を叩きつけられ見逃す。ほどなく彼も[[志々雄真実]]と戦うために京都へ向かうが、その直前剣心を捜していた[[四乃森蒼紫]]に剣心の行き先とそれまでの経緯を教えている。そして途中新月村で剣心と合流。 京都に到着した後は現地の警察を指揮し京都大火の計画などへの対応にあたった。 そして、志々雄一派と決着をつけるために剣心と左之助と共に志々雄のアジトである比叡山へ向かい、[[十本刀]]の二番手[[“盲剣”の宇水>魚沼宇水(るろうに剣心)]]と対峙する。 #center(){&font(#ff0000){戦いもせず尻尾を巻いた負け犬が} &font(#ff0000){偉そうに吠えるな}} 最初は、盲目でありながら相手の動きを先読みする「心眼」の前に苦戦するも、宇水の言動の端々から彼の内心を暴き出し、心理的に優位に立つ。 そして切り札の牙突・零式で彼の上半身を吹っ飛ばし、見事勝利。 #center(){&font(#ff0000){己の信念を貫けなかった男など} &font(#ff0000){死んでも生きてても惨めなものだ}} その後、剣心に敗れた蒼紫にアジトの見取り図を渡してから剣達に追いつき、不意打ちで志々雄真実を倒そうとするも負傷もたたって惨敗し、意識を失う。 しかし、剣心達と共に意識を取り戻し、剣心と志々雄の決着を見届ける。 決着がついた後、志々雄が死んだことで狂った十本刀の一人[[“百識”の方治>佐渡島方治]]によって、剣心達共に、鉄の門によってアジトに閉じ込められる。 その鉄の門を牙突で破壊するも、斎藤は炎上するアジトの中、姿を消した。 よりによって、鈴置氏が亡くなった直後に発売したゲーム「炎上!京都輪廻」の剣心シナリオにおける斎藤の出番は、 &font(#ff0000){この斎藤(=鈴置氏)の死を暗示する場面で終わってしまう。} #center(){&font(#ff0000){お前らとは、潜った修羅場の数が違うんだよ} &font(#ff0000){阿呆が}}   ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) 以下、ネタバレ **人誅編 死んだと思われていたが京都編ラストでしっかり生きていた事が判明。史実だから(ry 「人誅編」では、志々雄事件の事後処理に回っておりその一環で背後にある[[縁>雪代縁]]率いる武器組織に目をつけ、自分の密偵となった元[[十本刀]]の[[張>沢下条張]]をコキ使いつつ情報を集め、剣心と緑の関係を問いただしに赴いた神谷剣道場で剣心らと縁らの戦いに遭遇する形で姿を現す。 #center(){&font(#ff0000){新選組の中では唯一、不死身と言われた男なんだがな}} そして[[六人の同志]]の一人である[[八ツ目無名異]]と対峙。 圧倒的な実力と経験の差を見せつけこれを撃退。 トドメを刺そうとするも、剣心に止められる。 薫が惨殺され廃人と化した剣心に対しても特に感慨を抱く事もなく、引き続き武器組織のアジトの特定を進めていた。 そこに押しかけた弥彦や操らに大まかな見解を教え、数日後蒼紫が仕留めた[[外印>外印(るろうに剣心)]]から聞き出したアジトに彼と警官隊ら共に急襲、多数の戦闘員を2人で蹴散らして緑の居所をキャッチする。 そして、彼の居城である孤島に向かう事になり、復活した剣心たちを一緒に乗せていく。 上陸後待ち受けていた[[呉黒星]]の部下[[青龍>四星(るろうに剣心)]]を撃破し、その後の剣心対縁の戦いを見届ける。 最終決戦の後、これまでの戦いによる負担の蓄積で剣が振るえなくなると知った剣心から、剣が振るえなくなる前に、最後の心残りにケリをつけるため決闘を申し込まれるが、 結局のところ「人斬り」ではなかった剣心との勝敗を付ける気になれず、決闘をすっぽかし(剣心曰く「愛想を尽かし」)、何も言わず人事異動という形で剣心達の前から姿を消し、二度と再会する事はなかった #center(){&font(#ff0000,b){……阿呆が……}} ……&bold(){はずだった}。 **北海道編 北海道編の前章である『明日郎前科アリ』では、碧血碑((箱館戦争における旧幕府軍の戦死者を慰霊する慰霊碑。土方歳三や中島三郎助などをはじめとする約800人の戦死者を弔っている。))を横から眺めている姿を見せている。 明治16年の時点では北海道に勤務しており、道内に潜伏しているとされる、謎の逆賊の調査を行っていた。 その逆賊が函館で決起した「[[劍客兵器]]」であり、彼等を殲滅しようとした陸軍部隊に警察から派遣をされ、陸軍部隊を壊滅させた劍客兵器の凍座と単独で戦うも、凍座に刀を折られ左腕を負傷。 腕を完治させる為に湯治をしていたが完治を待たずに復帰し、別の用事で偶然北海道に来てこの一連の騒動を知った剣心の元に自ら現れる。&font(l){剣心は「拙者の前から永遠に姿を消し去った」って言ってた?忘れろ} 剣心と左之助らに加えて元・十本刀の生き残りのメンバーと、かつての新選組時代の仲間で自身と同じく幕末の動乱を生き延びた永倉新八と共に対劍客兵器の為の部隊を結成。 隊長として彼らと共に劍客兵器壊滅の任務に就くも、左腕の負傷と自身が所持している刀をすべて失った為、刀を帯刀せずに鞘のみで行動してる((新たに刀を調達しようにも「手に馴染むものがなかなか無い」と言う理由から調達に難儀しており、本人は「気長に探す」と剣心と永倉に語った))。 *【史実の斎藤一】 前述通り、実在の人物であるが、歴史を動かすほどの活躍はしていない((そもそも新選組自体が末端組織なので、そんな活躍など望むべくもないのだが))こと、来歴に不明点が多いことから、味付けの自由が効く人物として、幕末ものでは人気が高い。 天保15年(1844年)、江戸生まれ。当初は「山口一」という名前であったが、ケンカで人を斬ってしまい、逃亡の際に「斎藤一」と改名した。 新選組には20歳の時に参加。参加時期は史料によってまちまちで、永倉新八の手記では「試衛館時代から」となっているが、発足当初の名簿に斎藤の名前はない。 ただ、壬生浪士組時代からの参加だったのは確かなようで、この時点で副長助勤を拝命。組織改編の際に三番隊組長に抜擢される。 試衛館時代から近藤たちと交流はあったが、上洛の際は別行動を取っていて、後で合流した、というのが妥当であろうか。 伊東甲子太郎が新選組を抜け、御陵衛士を立ち上げた際は彼に同行しているが、のちにシレッと復帰しており、その直後に油小路事件((伊東をはじめとする脱退者を粛清した事件))が起きていることから、 最初からスパイ目的で御陵衛士に参加していたのではないかと見られている。 新撰組の活躍の中で有名な池田屋事件についてはるろ剣の斎藤は「参加していない」と言っているが正確には浪士との戦闘に参加していないだけで出動はしている。実際、OVA追憶編でも後から池田屋に駆け付ける場面がある。((ちなみにOVA版では抜刀斎も後から池田屋に赴いて乱入しかかっている。)) しかも出遅れたとかいう訳ではなく''手柄を奪わせないように他組織が来るのを妨害するために市中で活動する任務の部隊''である。OVAの描写もこれが反映されたものと思われる。 鳥羽・伏見の戦いの後も転戦を続け、会津藩が降伏してからも戦いをやめなかったが、松平容保からの説得によりついに投降。 しばらく謹慎の後に結婚し、明治7年(1874年)に警視庁に就職。るろうに剣心で描かれた活躍はこの時期にあたる。 会津若松の戦いで最後まで奮戦した為、会津藩主の松平容保からは深く信頼されており、明治になり松平容保が幽閉されてからもその親交は続いていた。 妻との再婚の際に容保本人が仲人をしており、現在も明治時代に容保本人から斉藤に宛てられた手紙や歌が残っている。 なお妻は会津の名門の娘であり容保の妻の祐筆を勤めていた。 明治25年(1892年)、警視庁を退職後、博物館のガードマンや、女学校の事務員など、堅実な人生を送る。 女学校時代は交通整理なども担当しつつ、自宅も学生の下宿として提供していたという。 死臭と血風むせる戦場を駆け抜けた前半生からは想像もつかないほど穏やかな生活であるが、一方で剣客としての自分も忘れてはいなかったようで、 博物館時代には剣術師範としても辣腕を振るっていた。 また、年老いた後も&bold(){木に吊るした缶を竹刀でブチ抜く}という離れ業を見せたとか。((時代背景的にアルミニウムとは考えにくく(大量生産が可能になったのが1885年からなので)金属製の一斗缶のような物だと思われる。ちなみに目撃者が有り)) 大正4年(1915年)、胃潰瘍のため死去。享年71歳。 &bold(){床の間で座禅を組んだまま亡くなる}という、小説より小説じみた最期であったという。 愛刀は鬼神丸国重(きじんまるくにしげ)。[[天下五剣]]の一つ鬼丸国綱を彷彿とさせる名前だが、全く関係はない。 現在の[[大阪府]]池田市に拠点を置いていた江戸時代前期~中期の刀工の作で、新刀に分類される((1596年以前が古刀、1764年以前が新刀、1876年以前が新々刀))。 池田屋事件の後、隊士が刀をメンテに出した時の研ぎ師のメモ書きに「斎藤一の刀、鬼神丸国重。細かい刃こぼれや傷がたくさんあった」とあり、これが証拠とされる。 ただし、そのメモ書きも現存しておらず、子母澤寛が「新選組についての史料を集めるうちに偶然見つけた」と主張しているだけのものである。 子母澤は新選組の研究において多大な業績を残しているが、不正確な記録も多々あるため、斎藤の愛刀については「不明」としておくのが無難であろう。 このためか、るろ剣に置いては斎藤の刀は「無銘」となっている。&font(l){剣心に折られちゃうし} なお、関の孫六という話もあるが、こちらは明治時代の講談を元にした完全な創作である。 関の孫六といえば、(現実的な範囲で)名刀の代名詞だったために、勝手に名前を使ったのであろう。 もっとも、それだけの名品であったわけだから、斎藤が所持していたとしても不思議はないが。 ちなみに『再閃』ではしれっと斎藤の装備可能武器として登場している。 剣術の流派についても不明。 ファンブック『剣心華伝』では、溝口派一刀流と書かれたが、無外流((土佐藩の上級武士が学んだ流派。山内容堂もこの流派の免許皆伝。))であろうという意見もある。 剣腕について意見を求められたところ、「相手がこう斬りかかってきたらこう返す、なんて冷静な対処が実戦の殺し合いでできるわけがない。無我夢中で刀を振り回すだけです」という何とも泥臭くリアルな言葉を返している。 風貌についても不明で、鮮明な写真は残っておらず、斎藤ではないかとされる写真もかなり粗く、本人であるという確証もなかった。 斎藤一を美形と思いたい新選組ファンからはるろ剣で斎藤を悪人面にしたについて無茶苦茶バッシングを受けたらしく、「写真も残っていないのに…」とぼやいていた。 肖像画は残っているものの、長男の勉をモデルにしたもので、斎藤本人の顔ではない。これについても作者は「肖像画は遺っているが、斎藤一が美形だと思いたいのなら見ない方がいい」と発言している。 そういうわけで、斎藤の顔については長らく謎とされてきたのだが、2015年になってついに発見。 明治30年(1897年)に、勉が陸軍士官学校を卒業した際の家族写真で、斎藤53歳の時のもの。 肖像画と似ているが、かなりカッコいい。 *【本編以外での活躍】 **八重の桜 ジャンプスクエアで連載されていた八重の桜([[NHK大河ドラマ]]のコミカライズ。作:竹村洋平)では、妻である時尾さんが重要人物として活躍するのだが、ドラマと違い斎藤一は登場しなかった。 というのも、&bold(){八重の桜と[[キネマ版>るろうに剣心-キネマ版-]]は同じ雑誌で連載期間がかなり被っていた}。キネマ版だと斎藤は第一幕からずっと出てきているので後発の八重の桜で斎藤出せんわな… しかし、最終回では&font(l){先にキネマ版が連載終わったので}時尾と斎藤一が夫婦になったという説明と共に時尾が後ろ姿だけであるものの夫の五郎氏と思われる&b(){オールバックでタバコを咥えた痩身の警官}と共にいる姿が描かれていた。 **再筆 完全版の再筆ではオールバックにした髪がボサボサになっており、また無精髭も生えているので、ワイルドなイメージになっている。 一方で新撰組時代の姿は比較的本編の姿に近い。 **[[実写映画版>るろうに剣心(実写映画)]] 実写版では江口洋介氏が担当。 原作とは違って当時の陸軍大将・山形有朋の元で働いており、[[武田観柳]]が流していた新型アヘンの調査を行っていた。 山形有朋の命で剣心と戦った時の&b(){「己に向いた刃は、やがてお前を苦しめることになるぞ…!」}というセリフは、 逆刃刀の反対側の刃で傷つく剣心の姿とかなりマッチしていることもあって、印象深いシーンになっている((脚本を読んだ原作者曰く「なんでこの台詞を当時思いつかなかったんだ!」とのこと))。 なお、この台詞はキネマ版最終話でも&b(){「自身に向いた逆刃はいずれ必ず半端な貴様を傷つける」}と人斬りに戻ろうとしない剣心への忠告として使われた。 続編の『京都大火編』では志々雄一派の潜伏している兵庫県のとある鉱山へ部下達を率いて彼らを一網打尽にしようとしたが、 逆に志々雄達に自分以外の部下たちを全滅させられてしまうという屈辱を味わうことに。 大久保利通暗殺後は京都へ向かい、同僚の警官達と共に対志々雄への対策を練っていた。 その後剣心との戦いに敗れた[[沢下条張]]から得た情報を元に京都大火を目論む志々雄一派との戦いに挑むことになる。 『伝説の最期編』では志々雄の脅しに屈することになった(ふりをしていた)伊藤博文と共に剣心に打倒志々雄への策を実行することになる。 その後は剣心、左之助、蒼紫と共に志々雄との最終決戦に臨むことになる。 キネマ版では武器の密輸を行う武田観柳の元へ潜入していたが、 剣心と交戦することなく結果的にサポートする立ち位置に。 外印との戦闘では負け犬扱いされるものの、自らが負け犬であることを肯定した上で世界一カッコイイ負け犬の遠吠えとともに 負けるとわかっていても最後まで戦い抜いた者と、戦わなかった者の差を見せつけた。 #center(){&font(#ff0000){一つ教えてやろう} &font(#ff0000){負け犬の負け犬たる所以は"負けた"からではない} &font(#ff0000){"闘って"負けたから、闘わなかった者共に負け犬とそう呼ばれる} &font(#ff0000){いいかッ} &font(#ff0000,b){闘わなければ男は負け犬にすらなれやしない}} &font(l){この台詞が一番突き刺さるのは本編では負け犬扱いで済んだ宇水のような気がしなくもない} *【余談】 赤間倭子(著)の『新選組副長助勤 斎藤一』では、編集者の勉強不足から帯(帯紙)に「人気漫画「るろうに剣心」の主人公、新選組最強の剣士、斎藤一の激動の生涯を描く」と記され、ネットでは一時総突っ込みとなっていた。 本自体はまっとうな本だけに作者はとんだ災難である。 牙突のために勘違いしがちだが、るろ剣での斎藤は&font(#ff0000){右利き}である。 良く見るとかけそば食べてる場面では右手で箸を持っているし、刀も左腰に差している(つまり、右手で抜く)。 銀幕草紙変のみ左利きだと明言しているが、この設定が原作に通用するのかは不明。 ちなみに史実における利き腕は不明。 現存している手紙は、左利きと思しき筆跡で書かれているものの、断定できるほどの証拠は残っていない。 当時、左利きは大変な不作法とされていたため、仮に生来の利き腕が左だったとしても、右に矯正されたと思われる。 るろ剣世界において本作出典のキャラクターが「和月伸宏が描いた」史実の武人に外見が酷似している場合が一部ある(例:瀬田宗次郎と沖田総司)のだが、 メインキャラで唯一史実の新選組隊長だった斎藤にも、ソックリなオリキャラがどこかにいるのかもしれない… 検証シリーズにおいては&bold(){ゲイの警官}としてその名を轟かせているという設定。 原作同様に時尾という出来た嫁さんがいながら、実際CCOに幾度もSEXを迫ったり(あと1歩のところで未遂に終わったが。)、左之助をレイプしたりとやりたい放題。それでいてCCOに「なんか下ネタいっぱいあるなコイツ」と清々しいまでの棚上げをしたり、あまりの暴走ぶりに[[戦艦煉獄>大型甲鉄艦煉獄]]での戦いではCCOの部下に&bold(){「ゲイの警官だブロックしろ!」}と恐れられてアームストロング砲を向けられていた。 また、英語版では発音の都合((アメリカ人は「つ」の発音を上手くできない場合がある。日本人がLとRの区別をしづらいのと同様。))や声優の発音の癖もあってか、牙突が&bold(){「ガトチュ」}と聞こえてしまうことからガトチュが彼の愛称として使われたり、それぞれの型式も&bold(){「石鹸スタイル(セカンドスタイル)」「パンツスタイル(サードスタイル)」「エロス★タイム(ゼロスタイル)」}などと散々に言われている。 なお他のキャラクターにも言えることだが、真面目なファンにはこういった検証(空耳)ネタを嫌う人も多いので安易に話題にしないように注意。 2023年版アニメの公開に先立って''公式がメインキャラの誕生日の設定を変更する''と発表し、斎藤の誕生日も1月1日から2月18日に変更された。 斎藤に関しては実在の人物で天保15年1月1日に生まれたのが判明しており (1月1日生まれだから次男だけど「一」と名付けられた) 誕生日の変更をする意図は不明なのだが、現在の西暦に換算すると1844年2月18日となるので視聴者にわかりやすく西暦表記を優先したのだろうか…? 追記・修正・編集の正義と共に―― #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,46) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-06-28 23:44:51) - 斎藤は戦闘は勿論だけどそれ以外の所も優れてて、侍というより生き物として強い。 -- 名無しさん (2017-02-15 22:03:52) - にしてもつくづく思うんだが、こいつを尻に敷いてしまうカミさんってどんなんだ……?(汗 あと、史実にのっとって、座敷で正座したまま往生するるろ剣斎藤も見てみたい。 -- 名無しさん (2017-06-01 15:01:38) - 最近公開された壮年期の写真で史実でもイケメンだったことが判明。和月先生も一安心 -- 名無しさん (2017-06-23 20:07:11) - そういえば、かけそばを好きなのには、何か裏設定みたいなのあるのかな?『時間をかけずに手軽に食えるから、いざということが多い俺にはぴったりだ』みたいな。 -- 名無しさん (2017-07-26 09:28:37) - 剣心のライバル的存在は蒼紫、宗次郎、志々雄、縁と他にも何人かいるけど、斎藤はあの剣心が「自分が飛天御剣流を撃てなくなる前に決着をつけなくてはならない」という完全な私情で、別に必要のない戦いを自ら起こそうとした辺りが完全に他のライバルと別格というか、剣心が唯一ライバルと認識しているのはやはり斎藤だけという感じがする。 -- 名無しさん (2018-05-18 17:29:09) - 史実の人物だから100%架空のキャラより一枚上だというのはあるな。絶対死んだりしないし -- 名無しさん (2018-05-19 04:12:37) - ふわぁ~ -- 名無しさん (2018-09-08 12:11:32) - ↑3 薫や左之助は「人」としての剣心の理解者だったが、斎藤は「戦士」としての剣心の理解者だったという気がするな。「悪即斬、それが俺とお前の共有するただ一つの正義だったはずだ」という台詞からもそれを感じる -- 名無しさん (2018-09-08 12:38:24) - どうせ死なないんだろ?史実だしと安心して読める人 -- 名無しさん (2018-09-08 13:12:03) - 和月さんに、斎藤が正座したまま往生するシーンを書いてほしいなぁ…… -- 名無しさん (2018-11-11 18:26:16) - 生き残った方が勝ちという斎藤の持論でいくなら、永倉新八より僅かに長生きした斎藤は、名実共に新選組最強か?まぁ、おっきー、ぱっつぁん、はじめちゃんの三人が勝負する間柄じゃないけどね! -- 名無しさん (2018-12-29 14:02:35) - 北海道編で永倉新八が登場したけどこれ原作ラストで斎藤と剣心が二度と会わなかったって書かれてたから斎藤の代役に抜擢されたって感じかな? -- 名無しさん (2019-01-09 19:20:12) - いや、永倉は北海道編で登場予定だったと20年前からぶっちゃけてたよ -- 名無しさん (2019-01-09 19:26:41) - いつか和月氏に、正座したまま往生する斎藤を描いてもらいたいなぁ。まだないよね? -- 名無しさん (2019-02-02 18:11:21) - 永倉より若干長生きしてるから、本人の弁借りれば、『生き残った方が勝ち』なので、名実共に新選組最強かな?まぁ、この二人が戦うとか考えられないけど・・・。 -- 名無しさん (2019-02-04 20:47:01) - やっぱり剣心のライバルって言ったら斎藤だよな。志々雄はライバルっていうよりラスボスってイメージだし、縁や蒼紫はライバルと言うにはちょっと違う感じがする。 -- 名無しさん (2019-02-08 05:10:37) - 北海道編で事実上とは言え一度敗北したことで大分肩の力抜けたキャラになったなあと。 -- 名無しさん (2019-02-08 05:51:25) - 北海道編からは実質退場かな? -- 名無しさん (2019-02-08 15:47:19) - 週刊誌時代に『二度と剣心達の前に姿を見せることはなかった』なんて描写したもんだから、剣心達と顔を合わせられないという、作者もこんなことになるとは思ってなかったんじゃないかな? -- 名無しさん (2019-03-01 08:01:19) - ↑20年前は北海道編やるつもりなかったんだからそんなの当たり前だろう。むしろ安易にそういう設定を破らないのが和月伸宏という漫画家だよ -- 名無しさん (2019-03-01 09:52:28) - 三番隊なのに何で隊長じゃなく組長なんだって作中で突っ込まれていたけどこれは確かにって思った。誰か理由を知ってる人いたら教えて -- 名無しさん (2019-04-27 09:37:35) - 外伝で斎藤主人公の会津編とか描いてほしいな -- 名無しさん (2019-05-28 18:19:11) - ↑4なんか普通に再会したな -- 名無しさん (2019-08-02 19:09:18) - 戦闘中に相手を煽りまくって逆上させ実力を出させない戦い方のせいか作者から「コイツと戦わせると敵が弱くなる」言われてるけど、剣心(というか抜刀斎)や志々雄との戦闘ではあまり口撃してないよね。 -- 名無しさん (2019-08-13 02:41:57) - 途中送信してしまった。相手を煽るの上手いけど、それが戦闘スタイルというより洞察力があり過ぎて途中で「剣客としてまともに戦う」気が失せて適当にあしらってる様な気がする。 -- 名無しさん (2019-08-13 02:48:48) - 弥彦と操が永倉と顔合わせしたらどんな反応するか気になる。この二人が持つ新選組のイメージって大体斎藤で固まってしまっているだろうから、それこそ天地がひっくり返るくらいの衝撃がありそうだw -- 名無しさん (2019-08-25 19:05:19) - 敵方に斎藤と因縁のありそうな隻眼っぽいキャラいるけど、案外、生存していた土方歳三だったりして・・・会津で袂を分かった時のいざこざを根に持ってたりとかな理由で。 -- 名無しさん (2019-08-25 21:17:43) - 実は作中で「人斬り抜刀斎」と「るろうに剣心」両方と面識があるのって斎藤だけなんだよね。 -- 名無しさん (2019-11-04 04:45:02) - 大久保卿も両方と面識があるので違う -- 名無しさん (2019-11-15 17:06:22) - 生きてる奴に限定したとしても豚まんじゅうとか幕末の知り合いまだまだいるだろうしな -- 名無しさん (2019-12-26 23:55:16) - 最近じゃ永倉新八も双方と面識できちゃったし -- 名無しさん (2020-01-12 21:29:07) - 今読むと思ったよりデリカシーはあるんだよな。人誅編の時も薫に「剣心の弱点として縁に狙われてるみたいだから早く逃げろ」って忠告してるし、その後の落人村にいる剣心のことも要約すると「そっとしとこう(放っておけ)」って言ってる。 -- 名無しさん (2020-06-21 13:11:02) - 斎藤と剣心の戦いが一番好きかな。最終的には素手対鞘な所とか。 -- 名無しさん (2020-10-31 20:37:48) - ↑旧世紀版の本編では俺もそれがベストバウトだと思う。おっしゃる通り最終的に二人が持っている得物が剣客関係ないってあたりが正に幕末 -- 名無しさん (2021-01-02 12:17:26) - 実質剣心の負けだった剣心VS宗次郎(初戦)を剣心の引き分けにしてくれた心優しい男 -- 名無しさん (2021-01-16 20:30:36) - あのお偉いさん、元新選組の役人を囮にすると言ってたけど、誰なんだろうな? あの口ぶりだと、斎藤とも永倉とも親しい人物と予想されるんだけれども(なんか口ぶりが斉藤に対するあてつけをしてやろう、みたいな感じだったから -- 名無しさん (2021-05-04 15:27:51) - 多分阿部十郎。伊東甲子太郎と一緒に新選組を離脱してる。今回語られた近藤勇銃撃の実行犯の一人。その後戊辰戦争を生き残って北海道でリンゴ農家をやったりしてる。シルエットで胸にリンゴのマークがあるから多分そうだと思う。 -- 名無しさん (2021-05-04 16:04:05) - へえ、、、阿部氏、はじめて聞くけどググってみると、斉藤や永倉ともある程度縁はあるんだな。良くない園だけれども (斉藤にお金盗まれたり -- 名無しさん (2021-05-04 19:43:36) - 昔は抜刀斎って呼んでたけど今は一貫して緋村って呼んでるんだよね。いつからだっけ -- 名無しさん (2021-05-11 00:06:18) - ↑北海道編からだよ。言ってみれば人斬り抜刀斎に戻そうとしたのを諦めてから -- 名無しさん (2021-05-11 01:29:27) - 蒼紫も剣心が縁と決着をつけたのを機に「緋村」と呼ぶようになってるから二人ともあの辺りで「もう抜刀斎に戻る事はない」という結論に至ったわけだな -- 名無しさん (2021-05-11 01:50:46) - 修羅の刻では、ちょっとだけ目立ってはいるけどわき役に……。まぁ、あの話のメインは土方と沖田だからね、仕方ないね。 -- 名無しさん (2021-06-26 09:06:54) - 記事で剣心との対決で逆刃の峰で刀折られたって書いてるけど、あれは逆刃を返して刃の部分で叩き斬られたんだよなぁ -- 名無しさん (2021-11-13 23:58:05) - 不殺を志す剣心へのアンチテーゼ提唱役として重要だったな。斎藤がいなければ剣心はもっと鼻につく主役扱いされてたかもしれん -- 名無しさん (2021-12-15 11:59:43) - じゃっかんキャラと関係ない話いなってしまうがアニメの斎藤一とG1スタスクが一緒なのは戸惑いを隠せなくなる、新月村で兄への仇を警官としてとめるシーンは印象的(そのあとその子を自分の家内に一時面倒をみてもらうよう提案したり) -- 名無しさん (2022-02-23 22:31:09) - 縁より下みたいな強さ考察見かけるけど納得出来ない。剣心にとって終生のライバルだし、決着付けようとしたけどすっぽかされた時に安堵も見えた。精神回復すると普通に勝てた縁に斎藤が負けるとは思えないんだが。戦い守ってる時も縁の強さに度肝みたいなのもなかったしな -- 名無しさん (2022-10-19 03:37:23) - ↑縁が技も精神も剣心メタみたいな所あるから他のキャラと戦った時の勝敗予想しづらいんよな。迷いを振り切った剣心さえ圧倒した本編ラスボスだから最強格扱いされ易いけど -- 名無しさん (2023-01-24 19:40:31) - 剣路と会ったとき、左之助に爆笑されるくらいいじられるのかがちょっと気になる。 -- 名無しさん (2023-02-19 14:27:35) - ↑2 縁の技と精神が対剣心特化なのはそうね。縁の原動力が剣心への憎悪だから、対剣心の彼の強さは補正が間違いなく入ってるだろう。黒星と言うように強い&狂経脈出されたら身体能力は宗次郎の上になるんだろうけど、それでも対剣心ほどの絶望感は感じないかな。例えば斎藤ならたとえ縁の速さに追いつけなくても、間合いに入った縁を(四星の顎掴んで握りつぶした時みたいに)片手で捕捉できてしまいそうだし、志々雄なら縁がやりがちな舐めプ・詰めの甘い攻撃の後に必殺の一撃を打ち下ろしたりしそうだし。何より師匠なら強引に九頭龍閃当てて倒しちゃいそう -- 名無しさん (2023-06-19 01:36:35) - 同じ相手と2回以上戦う事はまずない殺し合いに於いて、必ず殺す技を1つ磨き上げれば他の技は不要っていうのは、読んだ当時すごく合理的だなって思ってめちゃくちゃ頷いたもんだよ。漫画じゃ何度も読者に見せてるから大したことないように見えちゃうけど、一般人からしたら超人レベルの左之助が初見全く反応できない速さで直撃食らってるのを見ると、1回こっきりの殺し合いなら、やっぱり牙突ってやばい技なんだろう。 -- 名無しさん (2023-06-19 01:40:47) - 技というか、軽く魔法の様な存在になってるな牙突。威力が高過ぎて武器が直ぐ壊れるから斎藤さんが全力で技を打てれず弱体化という -- 名無しさん (2023-07-22 14:44:07) - 無論死ぬまで 好き -- 名無しさん (2023-08-01 07:45:16) - ↑ 実際なくなるその瞬間まで侍で居続けたんだよね。普通寝た(伏した)状態で死ぬのが普通なのに、座禅組みながら座って亡くなったって言うのがまた、すごい -- 名無しさん (2023-08-01 09:25:15) - 近年発見された写真により面長で鼻筋が通っている点が(偶然とはいえ)一致していたという -- 名無しさん (2023-09-16 22:06:58) - るろ剣時空だとこの目つきだけで人殺せそうな眼光で女学校の用務員やってる絵面が凄いな。 -- 名無しさん (2023-10-27 13:35:36) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/02/06 Sat 00:17:04 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(6){&font(#ff0000){&b(){悪 ・ 即 ・ 斬}}} &sizex(5){&b(){これが}} &sizex(5){&b(){&ruby(お れ た ち){新選組と人斬り}が}} &sizex(5){&b(){唯一共有した真の正義だったはず}}} 漫画『[[るろうに剣心>るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-]]』の登場人物。 ●目次 #contents *【プロフィール】 生年月日:天保15年1月1日生 → 2月18日生 血液型:O型 年齢:初登場時は34歳設定 身長:183cm 体重:71kg CV:鈴置洋孝、[[成田剣]](新京都編)/[[日野聡]](令和版)  演:江口洋介(実写映画版)、彩風咲奈(宝塚版) ((飽く迄も、るろうに剣心のキャラクターとしてのプロフィール)) *【概要】 壬生の狼とも呼ばれた元[[新選組]]の三番隊組長。 実在の人物であり、幕末を扱った作品にはよく登場するキャラクターだが、作者の自由な味付けにより、数ある斎藤一像の中でも屈指の知名度と人気を得るに至った。 [[剣心>緋村剣心]]とは[[幕末>幕末(フィクション作品の背景)]]からの宿敵関係。 無用の戦いを好まない剣心が唯一決着を付ける事に拘った人物。 口癖は「阿呆が」 維新後は「藤田五郎」と名を変え、西南戦争では警視庁抜刀隊に所属。 その後は警部補として奉職する。とぼけた態度を取り昼行燈を装っているが、裏では警視庁の密偵として暗躍している。 好物は蕎麦であり、よく市中の蕎麦屋や屋台で麺を啜っている。 中でもよく食べているのはかけそば((具を何も入れないツユだけのそば))であり、曰く「好きなんですよ、かけそば」。 いぶし銀な外見や沖田のことを「沖田君」と呼んでいたこともあり勘違いしやすいが、これでも新選組の中では若手の方でその沖田よりも年下((これは斎藤が初登場した当時は現在ほど新選組研究が進んでいなかったためと後に述懐している。))であり、斎藤は生来の老け顔だから実年齢以上に年上に見えるということで納得&font(l){してほしい}とのこと。 ちなみに結婚しており斎藤曰く“出来た女”こと時尾という嫁がいる(史実通りなら既に子供もいる)。 栄次の再登場と共にご尊顔披露または会津の武家の娘である点から恵との絡み…等は実現ならず、弥勒菩薩の姿((剣心たちの想像図))で登場しただけである。 彼のテーマソングは「悪・即・斬」。良く言えばシンプルで無駄が無いタイトル通り、情け容赦無い様をまとめた歌である。 鈴置氏の逝去により斎藤の担当声優についても様々な憶測が飛び交ったが、 最新ゲーム(2011年発売)では今までの鈴置氏の声を使用する形で事実上の続投となっている。 それに合わせる形で他のキャラのボイスも半端になってしまったが…こればっかりはスタッフも鈴置氏のボイスを使う為に下した苦渋の判断と思われる。 新作アニメでは流石にそうはいかなかったのか、成田氏が代役を務める形になった。 なお、ネット上ではよく「斉藤一」と書かれるが、&b(){るろ剣作中では一貫して「斎藤一」名義である。} この項目も長らくタイトルが「斉藤一(るろうに剣心)」だった((ちなみに斎藤姓に使われる「斎」の字は旧字体、異体字含めて30種類もある。明治時代、戸籍に姓を登録する際に書き間違いが多く、それがそのまま登録されてしまったから…という説が支配的。))。 *【人物】 非常に冷徹で無愛想な一匹狼。 己の信念でもある「悪・即・斬」を絶対の正義としており、たとえ上官であろうと、明治の害になると判断すれば即座に暗殺する覚悟を固めている。 自分たち佐幕側の人間を「敗者という形で明治維新に貢献した」と考えており、戦友たちの死を無駄にしないために、維新後も平和を乱そうとする者、権力の私物化を謀る者の暗殺に従事していた。 傲岸不遜で皮肉屋。常に余裕綽々な態度を崩さず、彼に相対した登場人物のほとんどが一回は貶されている(唯一褒めたのは時尾のみ)。しかし、表情が乏しいため分かりづらいが戦闘時以外では気配りを見せる事も多い。例えば、配下の警官たちが敵に殺された際も、一見クールに「治安を守る職に就いた以上、任務の過程で命を落とす場合があるのも当然で、いちいち気にして復讐するつもりなど無い」と割り切る姿勢だが、一方で「無念の死を遂げたやつらのために任務を完遂する」とも言っており、その信念から彼なりの配慮も忘れていない。 また、彼の言動をよく見ると女子供は常に危険から遠ざけるよう配慮しており(警官の任務にある以上、当然の思考ではあるが)劇中でも蒼紫と遭遇した恵、新月村で志々雄軍に襲われた操と栄次を救い、幼い栄次の凶行はそれが仇討ちのためであっても止めている。神谷道場での剣心と縁の初戦の際、薫に対する縁の殺意に気付き忠告したのも斎藤だけだった。 かつて池田屋事件で京都を大火から守ろうとした新選組の生き残りとして、「誠の旗の下に散っていった狼達の鎮魂のためにも京都大火は絶対阻止だ」と固く決意し言い切る熱い面もある。 意外にも冗談めいた思考も持ち合わせており、[[操>巻町操]]との初対面時、「[[薫>神谷薫]]=タヌキ娘」「[[恵>高荷恵]]=キツネ女」と連想した上で「操=イタチ娘」と命名し、口に出した事で操を怒らせたがどこ吹く風と悪びれもしなかったため、操のフォローは剣心が担った。その際、「ああいう男だからいちいち気にしてるとキリがない」と諭されていた。また、[[左之助>相楽左之助]]と[[張>沢下条張]]が互いを「ホウキ頭」「トリ頭」と罵り合うのを涼しい顔で眺めながら、脳内では箒に掃かれる鶏を想像するなど破天荒で奇天烈なイメージを浮かべており、地味に本作のギャグシーンを引き立てていたりする。 …ちなみに&bold(){左之助も恵と操に対する認識は同じ}。意外と思考回路が似ているんだろうか。 京都へ行く前に二度交戦した事もあり((一戦目は斎藤の完勝、二戦目も左之助に合わせて刀を使わず素手で闘ったにもかかわらず、ほぼ一方的にボコボコにした))、[[相楽左之助]]から一方的にライバル視されていたが、京都での終盤に彼が炎の中に姿を消してからは「倒す」のでなく「超える」対象となった。 剣心とは幕末の頃から因縁があり、お互いを好敵手と認めあう関係でもあり、いつかは決着をと望んでいた。 そして、物語の終盤に遂に決着の機会が訪れるのだが…… 本編で明治11年に再会した当初は、その性格ゆえに剣心からも「仲良くやれる奴ではござらん」と言われつつも、共闘を通じて「宿敵だが心から信頼できる仲間でもある」と思われるようになっていく。 また、斎藤自身も剣心から「信頼している仲間」と言われても、無言のまま否定しなかった。&font(l){薫に「あなたも半分近く剣心の敵」と言われて「半分以上だ、訂正しとけ」と返してたけど}((逆に言えば、「半分に満たないが剣心の味方」という事でもある。)) 前述の通り作中における斎藤一は、剣心の[[ライバル]]という位置付けであるが、そのライバル関係は、ただ「実力が拮抗している好敵手」という単純なものではない。 剣心と斎藤の間には、根本的なイデオロギーの対立が存在している。 つまり、「[[人を斬らないで人を守っていこう>不殺主義]]」とする剣心と、「悪・即・斬」のもと「悪人は叩き斬らねば正義は保てない」とする斎藤。 このどちらの正義が正しいのかを明らかにすることこそ、二人の戦いのテーマだったわけである。 結局作者は剣心と斎藤との間に勝敗はつけなかったので、このイデオロギー対決の答えは棚上げにされた格好であるが、作者がこれについてどう考えているのかは、非常に興味深いところである。 尤も、キネマ版の後書きで触れているように斎藤は&bold(){「剣心の敵役のようで実は一番の理解者」}であり、キネマ版等のメディアミックスでは不殺に拘る剣心に忠告をしつつも否定まではしていない。 「お前の全てを否定してやる」とまで言い切った原作においても、&bold(){剣心の前では極力「悪・即・斬」を避けている}など剣心への一定の配慮はちゃんとしていたりする。((原作での斎藤の剣心に対する対応の厳しさは東京編における「目の前で薫が誘拐される」「恵が一時観柳の元に戻ってしまう」「由太郎の右腕を再起不能にしてしまう」等の事件を剣心が阻止できなかったため、「不殺の流浪人としても失格」と見なしたためと思われる。このため、これらの事件が起きていないキネマ版では剣心への対応が柔らかい印象がある。)) &font(l){なので「あいつがいると[[お前>魚沼宇水(るろうに剣心)]]を殺すには邪魔」とか言っちゃう。} 一方、剣心も新月村で斎藤が志々雄一派の雑兵を殺害した際には、そうでもしなければ操が危なかったという状況だったのもあってか特に咎めておらず、 後に蒼紫に&bold(){「悪党相手とはいえ、あまり殺し過ぎるなよ」}と発言していたように、&bold(){決して悪人を斬り殺す正義を全否定はしていない}。 このように互いの正義を少なからず認めていたからこそ、二人にとってはイデオロギーの対決に結論を出す必要はなかったと思われる。 ちなみに剣心と斎藤が中々決着を付けようとしなかったのは剣心だけでなく斎藤も「次に会う時に&bold(){敵同士ならば今度こそ決着が付けられる}」「私闘は悪・即・斬以下」と語ったように、&bold(){不要な戦いは断じてNGという点は2人の間で一致していた}ため。 斎藤は私闘を忌み嫌っている発言もしており、これは新選組の局中法度「&bold(){私ノ闘争ヲ不許}」を守り続けているためと思われる。 また、ゲーム「炎上!京都輪廻」の斎藤シナリオでは、斎藤の望みは「&font(#ff0000){戦場で死ぬ事}」である事が判明した((このゲームは作者が監修で参加しているので公式設定と思われる))。 わざわざ沖田に負けなきゃ見れない会話だったりするけど。 これに限らず、「京都輪廻」の斎藤シナリオは斎藤と沖田の生き様に焦点が当てられた熱い展開が多い。 志々雄との決着がアレってのはどうなんだというのはあるけどな! ちなみに作中の回想で斎藤は沖田のことを「沖田君」、沖田は斎藤のことを「斎藤さん」と呼んでいるが、実際は斎藤の方が2歳年下である((ただし、沖田の生年には二説あり、同い年の説もある))。 なお、同作の斎藤シナリオでは沖田の「剣を握って、勝てないと思ったことはなかった」という言葉に斎藤が「だろうな…」と返す一幕があり、 「一説では沖田より強いとも言われている」と作中で言及された斎藤から見ても病のない全盛期の沖田は常識外な強さだった模様。((実際、原作でも回想場面で抜刀斎に戦いを挑もうとする沖田を斎藤が止めた理由は「今の沖田は肺を病んでいるから」であり、万全の状態なら止めなかったと思われる。)) #center(){&font(#ff0000){無論死ぬまで、剣に生きたい……か}} ちなみに、作者は斎藤を「剣心とは、決して心から相容れることのない孤高のダーティーヒーロー」としていきたいと作品のコラムで語っているが、この目論見は十分に成功している。 るろ剣の斎藤は、最後の最後までカッコいいライバルでありつづけた。 *【戦闘能力】 一説では新撰組最強であった沖田総司より強いとされ、左之助を一蹴し、作中で初めて剣心と引き分けるなど、作中最強クラスの実力者。 素手での格闘戦に於いても天下一品で、アイアンクローで相手の頬骨を砕く程の握力を持つ。 道場での戦いでは刀を折られても尚完全に抜刀斎と化した剣心相手に互角の戦い繰り広げ、拳の力や重さは左之助と互角で技量や速さに於いては完全に凌駕しており殆ど一方的に圧倒していた。 **技 技は左片手に剣を構え((ビリヤードの構えを想像するとわかりやすい))、凄まじい突撃と同時に突く左片手平突き、通称&b(){「牙突」}のみ。((作中の設定における新撰組隊士は、個々の最も得意とする一つの技を極限まで磨き上げ、絶対必殺とするよう鍛錬していたという。ほとんどの任務が真剣勝負(殺し合い)である新撰組隊士が、同じ敵と二度戦りあう事は滅多にない。ならば強力な技ひとつで「初見殺し」を狙うのが一番だ、という理屈だ。)) ただし牙突にはいくつかのバリエーションがあり、通常型の「壱式」、撃ち下ろし型の「弐式」、対空迎撃型の「参式」、そして密着した間合いから上半身のバネだけで突く奥の手&b(){「零式」}が存在する。北海道編では新たに瞬撃特化型の「四式」の存在も判明した。 通常の壱式でさえ鋼鉄製の大扉を粉砕するほどの破壊力を有しており、零式になると相手は&b(){身体が千切れる程の勢い}で吹っ飛ばされる。 壱式、弐式から参式に繋げる、ということも可能で、またピンポイントで場所を狙うことも出来る。場合によっては素手のまま強力な拳打として放つことも。 弱点は、(零式以外は)発動時に荷重移動を行うため視界が狭まり、更に突き出す右手のせいで右側面に死角が生まれ、相手にそこへ滑り込まれると対応が遅れてしまう点。 初見殺しに特化しているため、剣心曰く「短時間で何度も見せられたら返し技の一つや二つ阿呆でも思いつく」とのこと。事実、作中の強敵相手の殆どに何かしら防がれたり止められたりしている。 といっても斎藤自身がそれに対応した横なぎや返し突きなど臨機応変に対応すれば大きな問題にはならず、牙突を防いだ猛者相手にも悉く勝利している。 剣心も上記の発言の後に斎藤に牙突をフェイントに使われて((正確にはさらに殴りかかろうとしたのもベルトでの攻撃を極めるためのフェイントにされて))フルボッコにされてしまっており、後に「斎藤が牙突を破られただけで負ける男なら決着は幕末で付いている」と語っている。 また、その破壊力故使用する刀にも大きな負荷がかかっており、初登場時に仕込み刀で放った際には一撃打っただけで刀身がへし折れてしまった。北海道編では自分の所有している刀が全て無いので、代わりとして官憲から支給された日本刀で戦ったが、威力が最も弱い「四式」を一度放っただけで、刀が不可に耐えきれずに破損してしまった。 牙突を完璧な威力にするには使用する刀にも条件があり、牙突の威力を正確に伝導する"浅い反り"と十全に伝達する"身の厚さ"の2つを併せ持つ、選び抜かれた刀身の刀が必要であり、その条件に合わない刀の場合、例え牙突の負荷に耐え得る名刀だとしても牙突は完璧には成らず、永倉曰く「唯の強力な左片手一本刺突」にしか成らない。だがその条件で無い刀でも牙突の威力は凄まじく、北海道編で雹辺双との戦いで牙突の不可に耐えきれず刀が破損したので、咄嗟に雹辺双の刀である鎌刃刀を使って牙突を放った時には、牙突を受け止めた鎌刃刀2本を破壊し大ダメージを与えた。 とはいえ愛用の刀を破損すると完璧な牙突足り得なくなるのも弱点と言って差し支えないだろう。 ちなみに剣心が知る限りで最高の突き技は牙突らしく、&bold(){「拙者を突き殺すつもりなら牙突を超える技を撃ってこい」}とすら言っている。剣心と斎藤を知る左之助からも「九頭龍閃に匹敵する」と言っている。 余談だが奥の手の零式を除くと打ち下ろし型の弐式が最も威力があり、本人曰く『正真正銘の牙突』とのこと((ただし本編だと弐式は何故か全く当たらない。剣心には返し技でカウンターをくらい、凍座戦では受け止められた上に腕にヒビを入れられてしまった))((一部のゲーム作品では弐式を空中からの対地攻撃にしているため、別に『本気の牙突』という名称で登場させたことがある。))。 ちなみに「左片手平突き」という技は実在する技で、斎藤一が得意技としていた(と言われる)のも史実。 谷三十郎の暗殺において、「左手による水平の突き技で殺されていた」という検分結果から、左片手平突きを得意とする斎藤一が下手人として候補に挙がった、と言う逸話もあるほど。 さすがに牙突は漫画にする上でのアレンジだが。 **武器 一応警官であるため本来ならサーベルを携行するところだが、サーベルは折れやすいという理由から、特別に許可を得て[[日本刀]]を所持している。 剣心との対決時には幕末からの愛刀を使っていたが、逆刃の刃のほうで叩き斬られてしまい、以降は新たに別の刀を調達し使用している。 ちなみにこの刀は銘はないもののかなりの業物。 少なくとも京都編以前の剣心には折られるようなものではないらしい。 北海道編での斎藤と[[永倉>永倉新八(るろうに剣心)]]の発言によると、かつて新選組が結成して間もない頃に京都の夜店で購入した掘り出し物の刀との事。 斎藤はその夜店で二本購入しており、二本の刀の内一本は自身の愛刀として使用し、もう一本の刀は近藤勇に差し上げており、それを聞いた永倉によると近藤はそれを「虎徹」に間違いないと信じ込んで使用していたと言っている。 また斎藤はこの刀とは別に関孫六と鬼神丸国重の二本もそれぞれ所有してたが、斎藤は両方とも会津戦争と西南戦争でそれぞれ失ったと発言している。 斎藤が剣心との対決後に新たに使用している刀は本人曰く「かなりの業物」との事であり、人誅編での八ツ目戦で「&ruby(化物){八ツ目}の血で錆びつかせるには惜しい業物」と発言している。北海道編にて剣客兵器の凍座との戦いで折れてしまった。代わりの刀が無いのでそのため現在では斎藤が所持している刀は無く、新たな刀を調達しようにも、牙突を完璧な威力で放つために必要な条件である、"浅い反り"と"身の厚さ"を2つを併せ持つ刀が中々見つからないのか、剣心や永倉には「なじむのがなかなか無い」と言い、凍座との戦いで負った左腕の負傷の件もあるため、「気長に探す」と語っている。札幌での雹辺双との戦いでは官憲から支給された刀が破損していたため、咄嗟に使用した鎌刃刀は、牙突の負荷にこそ耐えはしたが、鎌の様な切先を持つ独自の形状を持つ刀であったので、牙突を放った後に「切先が奇天烈な上、重心が悪過ぎる」ので駄目だと感想を述べ「この刀では悪・速・斬は成らん」と断言していた。 *【作中の活躍】 **東京編 [[鵜堂刃衛]]も所属していた暗殺組織の元締めである元老院議官の渋海から「[[人斬り抜刀斎]]」の暗殺を依頼される。 しかし、実際は明治政府の密偵であり、大久保利通の命令で[[志々雄真実]]の暗殺の為に現在の剣心の力量を測るのが真の目的だった。 密偵として神谷道場を訪れた際は、改名後の「藤田五郎」を名乗り、薬売りの行商を装い石田散薬((新選組の副長を務めた土方歳三の生家が製造・販売していた薬。骨折や打ち身、捻挫、筋肉痛、また切り傷等に効用があるとされていた。))を売りにきた。 当初は眼を細くして温厚な話し方をしていたが、左之助に掌の竹刀ダコを指摘されると態度を一変させ、左之助と交戦し重傷を負わせる。 そしてその夜、渋海の元に報告に向かう。この際宿敵の元維新志士で自分を顎で使う渋海に土下座をしたりしていたが顔色ひとつ変える事はなかった。 その後、本来の任務を果たすべく渋海の部下の暗殺者である赤末有人を言葉巧みに唆して剣心と戦わせ、自分は神谷道場に向かう。 署長の命で来たと[[薫>神谷薫]]たちをあっさり信用させて剣心の帰りを待った。 そして赤松を返り討ちにして帰ってきた剣心と十年の時を経て再会し、「流浪人」と化した彼の弱さを散々嘲り否定したあと剣心と死闘を演じ、その圧倒的な実力で剣心を瞬く間に追い詰め&ruby(ころさず){不殺}の&ruby(るろうに){流浪人}から再び人斬り抜刀斎へと覚醒させた((因みに、劇中で剣心を抜刀斎に覚醒させたのは、同じく元・新撰組である鵜堂刃衛と彼の二人だけである))。 剣心が覚醒したことで自らも幕末時代の精神に立ち返り、本気の殺し合いになりかけるも、すんでのところで駆けつけた大久保利通らに止められる。 剣心の決着を預けた後は「緋村''剣心''は全く使い物にならないが、緋村''抜刀斎''ならそこそこ行ける模様」と報告し、次期内務卿を狙うため大久保の弱みを斎藤に探らせようと画策した渋海らの前に現れ、上海にトンズラしようとした赤松を斬首し地獄という逃げ場を与え、 #center(){&font(#ff0000){犬はエサで飼える} &font(#ff0000){人は金で飼える} &font(#ff0000){だが、壬生の狼を飼うことは} &font(#ff0000){誰にもできん}} この台詞と共に渋海を私欲に溺れ、人々に厄災をもたらすダニとみなし彼も抹殺。 #center(){&font(#ff0000){狼は狼} &font(#ff0000){新撰組は新撰組} &font(#ff0000){そして、人斬りは人斬り} &font(#ff0000){なあ、抜刀斎…}} **京都編 剣心を襲撃したのは任務だったからというのもあるが、何より不殺の「流浪人」のままでは志々雄たちには到底歯が立たない事を悟らせ、彼が流浪人であり続ける為の存在…薫たちから引き離し遠慮なく抜刀斎に立ち戻るよう仕向ける為であった。京都への道中、誰も巻き込まないようにとあえてひとり陸路で京都に向かう剣心を見送る。 忠告も兼ねて京都に向かおうとする左之助と軽く再戦し圧倒するも、彼の強い覚悟を叩きつけられ見逃す。ほどなく彼も[[志々雄真実]]と戦うために京都へ向かうが、その直前剣心を捜していた[[四乃森蒼紫]]に剣心の行き先とそれまでの経緯を教えている。そして途中新月村で剣心と合流。 京都に到着した後は現地の警察を指揮し京都大火の計画などへの対応にあたった。 そして、志々雄一派と決着をつけるために剣心と左之助と共に志々雄のアジトである比叡山へ向かい、[[十本刀]]の二番手[[“盲剣”の宇水>魚沼宇水(るろうに剣心)]]と対峙する。 #center(){&font(#ff0000){戦いもせず尻尾を巻いた負け犬が} &font(#ff0000){偉そうに吠えるな}} 最初は、盲目でありながら相手の動きを先読みする「心眼」の前に苦戦するも、宇水の言動の端々から彼の内心を暴き出し、心理的に優位に立つ。 そして切り札の牙突・零式で彼の上半身を吹っ飛ばし、見事勝利。 #center(){&font(#ff0000){己の信念を貫けなかった男など} &font(#ff0000){死んでも生きてても惨めなものだ}} その後、剣心に敗れた蒼紫にアジトの見取り図を渡してから剣達に追いつき、不意打ちで志々雄真実を倒そうとするも負傷もたたって惨敗し、意識を失う。 しかし、剣心達と共に意識を取り戻し、剣心と志々雄の決着を見届ける。 決着がついた後、志々雄が死んだことで狂った十本刀の一人[[“百識”の方治>佐渡島方治]]によって、剣心達共に、鉄の門によってアジトに閉じ込められる。 その鉄の門を牙突で破壊するも、斎藤は炎上するアジトの中、姿を消した。 よりによって、鈴置氏が亡くなった直後に発売したゲーム「炎上!京都輪廻」の剣心シナリオにおける斎藤の出番は、 &font(#ff0000){この斎藤(=鈴置氏)の死を暗示する場面で終わってしまう。} #center(){&font(#ff0000){お前らとは、潜った修羅場の数が違うんだよ} &font(#ff0000){阿呆が}}   ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #include(テンプレ3) 以下、ネタバレ **人誅編 死んだと思われていたが京都編ラストでしっかり生きていた事が判明。史実だから(ry 「人誅編」では、志々雄事件の事後処理に回っておりその一環で背後にある[[縁>雪代縁]]率いる武器組織に目をつけ、自分の密偵となった元[[十本刀]]の[[張>沢下条張]]をコキ使いつつ情報を集め、剣心と緑の関係を問いただしに赴いた神谷剣道場で剣心らと縁らの戦いに遭遇する形で姿を現す。 #center(){&font(#ff0000){新選組の中では唯一、不死身と言われた男なんだがな}} そして[[六人の同志]]の一人である[[八ツ目無名異]]と対峙。 圧倒的な実力と経験の差を見せつけこれを撃退。 トドメを刺そうとするも、剣心に止められる。 薫が惨殺され廃人と化した剣心に対しても特に感慨を抱く事もなく、引き続き武器組織のアジトの特定を進めていた。 そこに押しかけた弥彦や操らに大まかな見解を教え、数日後蒼紫が仕留めた[[外印>外印(るろうに剣心)]]から聞き出したアジトに彼と警官隊ら共に急襲、多数の戦闘員を2人で蹴散らして緑の居所をキャッチする。 そして、彼の居城である孤島に向かう事になり、復活した剣心たちを一緒に乗せていく。 上陸後待ち受けていた[[呉黒星]]の部下[[青龍>四星(るろうに剣心)]]を撃破し、その後の剣心対縁の戦いを見届ける。 最終決戦の後、これまでの戦いによる負担の蓄積で剣が振るえなくなると知った剣心から、剣が振るえなくなる前に、最後の心残りにケリをつけるため決闘を申し込まれるが、 結局のところ「人斬り」ではなかった剣心との勝敗を付ける気になれず、決闘をすっぽかし(剣心曰く「愛想を尽かし」)、何も言わず人事異動という形で剣心達の前から姿を消し、二度と再会する事はなかった #center(){&font(#ff0000,b){……阿呆が……}} ……&bold(){はずだった}。 **北海道編 北海道編の前章である『明日郎前科アリ』では、碧血碑((箱館戦争における旧幕府軍の戦死者を慰霊する慰霊碑。土方歳三や中島三郎助などをはじめとする約800人の戦死者を弔っている。))を横から眺めている姿を見せている。 明治16年の時点では北海道に勤務しており、道内に潜伏しているとされる、謎の逆賊の調査を行っていた。 その逆賊が函館で決起した「[[劍客兵器]]」であり、彼等を殲滅しようとした陸軍部隊に警察から派遣をされ、陸軍部隊を壊滅させた劍客兵器の凍座と単独で戦うも、凍座に刀を折られ左腕を負傷。 腕を完治させる為に湯治をしていたが完治を待たずに復帰し、別の用事で偶然北海道に来てこの一連の騒動を知った剣心の元に自ら現れる。&font(l){剣心は「拙者の前から永遠に姿を消し去った」って言ってた?忘れろ} 剣心と左之助らに加えて元・十本刀の生き残りのメンバーと、かつての新選組時代の仲間で自身と同じく幕末の動乱を生き延びた永倉新八と共に対劍客兵器の為の部隊を結成。 隊長として彼らと共に劍客兵器壊滅の任務に就くも、左腕の負傷と自身が所持している刀をすべて失った為、刀を帯刀せずに鞘のみで行動してる((新たに刀を調達しようにも「手に馴染むものがなかなか無い」と言う理由から調達に難儀しており、本人は「気長に探す」と剣心と永倉に語った))。 *【史実の斎藤一】 前述通り、実在の人物であるが、歴史を動かすほどの活躍はしていない((そもそも新選組自体が末端組織なので、そんな活躍など望むべくもないのだが))こと、来歴に不明点が多いことから、味付けの自由が効く人物として、幕末ものでは人気が高い。 天保15年(1844年)、江戸生まれ。当初は「山口一」という名前であったが、ケンカで人を斬ってしまい、逃亡の際に「斎藤一」と改名した。 新選組には20歳の時に参加。参加時期は史料によってまちまちで、永倉新八の手記では「試衛館時代から」となっているが、発足当初の名簿に斎藤の名前はない。 ただ、壬生浪士組時代からの参加だったのは確かなようで、この時点で副長助勤を拝命。組織改編の際に三番隊組長に抜擢される。 試衛館時代から近藤たちと交流はあったが、上洛の際は別行動を取っていて、後で合流した、というのが妥当であろうか。 伊東甲子太郎が新選組を抜け、御陵衛士を立ち上げた際は彼に同行しているが、のちにシレッと復帰しており、その直後に油小路事件((伊東をはじめとする脱退者を粛清した事件))が起きていることから、 最初からスパイ目的で御陵衛士に参加していたのではないかと見られている。 新撰組の活躍の中で有名な池田屋事件についてはるろ剣の斎藤は「参加していない」と言っているが正確には浪士との戦闘に参加していないだけで出動はしている。実際、OVA追憶編でも後から池田屋に駆け付ける場面がある。((ちなみにOVA版では抜刀斎も後から池田屋に赴いて乱入しかかっている。)) しかも出遅れたとかいう訳ではなく''手柄を奪わせないように他組織が来るのを妨害するために市中で活動する任務の部隊''である。OVAの描写もこれが反映されたものと思われる。 鳥羽・伏見の戦いの後も転戦を続け、会津藩が降伏してからも戦いをやめなかったが、松平容保からの説得によりついに投降。 しばらく謹慎の後に結婚し、明治7年(1874年)に警視庁に就職。るろうに剣心で描かれた活躍はこの時期にあたる。 会津若松の戦いで最後まで奮戦した為、会津藩主の松平容保からは深く信頼されており、明治になり松平容保が幽閉されてからもその親交は続いていた。 妻との再婚の際に容保本人が仲人をしており、現在も明治時代に容保本人から斉藤に宛てられた手紙や歌が残っている。 なお妻は会津の名門の娘であり容保の妻の祐筆を勤めていた。 明治25年(1892年)、警視庁を退職後、博物館のガードマンや、女学校の事務員など、堅実な人生を送る。 女学校時代は交通整理なども担当しつつ、自宅も学生の下宿として提供していたという。 死臭と血風むせる戦場を駆け抜けた前半生からは想像もつかないほど穏やかな生活であるが、一方で剣客としての自分も忘れてはいなかったようで、 博物館時代には剣術師範としても辣腕を振るっていた。 また、年老いた後も&bold(){木に吊るした缶を竹刀でブチ抜く}という離れ業を見せたとか。((時代背景的にアルミニウムとは考えにくく(大量生産が可能になったのが1885年からなので)金属製の一斗缶のような物だと思われる。ちなみに目撃者が有り)) 大正4年(1915年)、胃潰瘍のため死去。享年71歳。 &bold(){床の間で座禅を組んだまま亡くなる}という、小説より小説じみた最期であったという。 愛刀は鬼神丸国重(きじんまるくにしげ)。[[天下五剣]]の一つ鬼丸国綱を彷彿とさせる名前だが、全く関係はない。 現在の[[大阪府]]池田市に拠点を置いていた江戸時代前期~中期の刀工の作で、新刀に分類される((1596年以前が古刀、1764年以前が新刀、1876年以前が新々刀))。 池田屋事件の後、隊士が刀をメンテに出した時の研ぎ師のメモ書きに「斎藤一の刀、鬼神丸国重。細かい刃こぼれや傷がたくさんあった」とあり、これが証拠とされる。 ただし、そのメモ書きも現存しておらず、子母澤寛が「新選組についての史料を集めるうちに偶然見つけた」と主張しているだけのものである。 子母澤は新選組の研究において多大な業績を残しているが、不正確な記録も多々あるため、斎藤の愛刀については「不明」としておくのが無難であろう。 このためか、るろ剣に置いては斎藤の刀は「無銘」となっている。&font(l){剣心に折られちゃうし} なお、関の孫六という話もあるが、こちらは明治時代の講談を元にした完全な創作である。 関の孫六といえば、(現実的な範囲で)名刀の代名詞だったために、勝手に名前を使ったのであろう。 もっとも、それだけの名品であったわけだから、斎藤が所持していたとしても不思議はないが。 ちなみに『再閃』ではしれっと斎藤の装備可能武器として登場している。 剣術の流派についても不明。 ファンブック『剣心華伝』では、溝口派一刀流と書かれたが、無外流((土佐藩の上級武士が学んだ流派。山内容堂もこの流派の免許皆伝。))であろうという意見もある。 剣腕について意見を求められたところ、「相手がこう斬りかかってきたらこう返す、なんて冷静な対処が実戦の殺し合いでできるわけがない。無我夢中で刀を振り回すだけです」という何とも泥臭くリアルな言葉を返している。 風貌についても不明で、鮮明な写真は残っておらず、斎藤ではないかとされる写真もかなり粗く、本人であるという確証もなかった。 斎藤一を美形と思いたい新選組ファンからはるろ剣で斎藤を悪人面にしたについて無茶苦茶バッシングを受けたらしく、「写真も残っていないのに…」とぼやいていた。 肖像画は残っているものの、長男の勉をモデルにしたもので、斎藤本人の顔ではない。これについても作者は「肖像画は遺っているが、斎藤一が美形だと思いたいのなら見ない方がいい」と発言している。 そういうわけで、斎藤の顔については長らく謎とされてきたのだが、2015年になってついに発見。 明治30年(1897年)に、勉が陸軍士官学校を卒業した際の家族写真で、斎藤53歳の時のもの。 肖像画と似ているが、かなりカッコいい。 *【本編以外での活躍】 **八重の桜 ジャンプスクエアで連載されていた八重の桜([[NHK大河ドラマ]]のコミカライズ。作:竹村洋平)では、妻である時尾さんが重要人物として活躍するのだが、ドラマと違い斎藤一は登場しなかった。 というのも、&bold(){八重の桜と[[キネマ版>るろうに剣心-キネマ版-]]は同じ雑誌で連載期間がかなり被っていた}。キネマ版だと斎藤は第一幕からずっと出てきているので後発の八重の桜で斎藤出せんわな… しかし、最終回では&font(l){先にキネマ版が連載終わったので}時尾と斎藤一が夫婦になったという説明と共に時尾が後ろ姿だけであるものの夫の五郎氏と思われる&b(){オールバックでタバコを咥えた痩身の警官}と共にいる姿が描かれていた。 **再筆 完全版の再筆ではオールバックにした髪がボサボサになっており、また無精髭も生えているので、ワイルドなイメージになっている。 一方で新撰組時代の姿は比較的本編の姿に近い。 **[[実写映画版>るろうに剣心(実写映画)]] 実写版では江口洋介氏が担当。 原作とは違って当時の陸軍大将・山形有朋の元で働いており、[[武田観柳]]が流していた新型アヘンの調査を行っていた。 山形有朋の命で剣心と戦った時の&b(){「己に向いた刃は、やがてお前を苦しめることになるぞ…!」}というセリフは、 逆刃刀の反対側の刃で傷つく剣心の姿とかなりマッチしていることもあって、印象深いシーンになっている((脚本を読んだ原作者曰く「なんでこの台詞を当時思いつかなかったんだ!」とのこと))。 なお、この台詞はキネマ版最終話でも&b(){「自身に向いた逆刃はいずれ必ず半端な貴様を傷つける」}と人斬りに戻ろうとしない剣心への忠告として使われた。 続編の『京都大火編』では志々雄一派の潜伏している兵庫県のとある鉱山へ部下達を率いて彼らを一網打尽にしようとしたが、 逆に志々雄達に自分以外の部下たちを全滅させられてしまうという屈辱を味わうことに。 大久保利通暗殺後は京都へ向かい、同僚の警官達と共に対志々雄への対策を練っていた。 その後剣心との戦いに敗れた[[沢下条張]]から得た情報を元に京都大火を目論む志々雄一派との戦いに挑むことになる。 『伝説の最期編』では志々雄の脅しに屈することになった(ふりをしていた)伊藤博文と共に剣心に打倒志々雄への策を実行することになる。 その後は剣心、左之助、蒼紫と共に志々雄との最終決戦に臨むことになる。 キネマ版では武器の密輸を行う武田観柳の元へ潜入していたが、 剣心と交戦することなく結果的にサポートする立ち位置に。 外印との戦闘では負け犬扱いされるものの、自らが負け犬であることを肯定した上で世界一カッコイイ負け犬の遠吠えとともに 負けるとわかっていても最後まで戦い抜いた者と、戦わなかった者の差を見せつけた。 #center(){&font(#ff0000){一つ教えてやろう} &font(#ff0000){負け犬の負け犬たる所以は"負けた"からではない} &font(#ff0000){"闘って"負けたから、闘わなかった者共に負け犬とそう呼ばれる} &font(#ff0000){いいかッ} &font(#ff0000,b){闘わなければ男は負け犬にすらなれやしない}} &font(l){この台詞が一番突き刺さるのは本編では負け犬扱いで済んだ宇水のような気がしなくもない} *【余談】 赤間倭子(著)の『新選組副長助勤 斎藤一』では、編集者の勉強不足から帯(帯紙)に「人気漫画「るろうに剣心」の主人公、新選組最強の剣士、斎藤一の激動の生涯を描く」と記され、ネットでは一時総突っ込みとなっていた。 本自体はまっとうな本だけに作者はとんだ災難である。 牙突のために勘違いしがちだが、るろ剣での斎藤は&font(#ff0000){右利き}である。 良く見るとかけそば食べてる場面では右手で箸を持っているし、刀も左腰に差している(つまり、右手で抜く)。 銀幕草紙変のみ左利きだと明言しているが、この設定が原作に通用するのかは不明。 ちなみに史実における利き腕は不明。 現存している手紙は、左利きと思しき筆跡で書かれているものの、断定できるほどの証拠は残っていない。 当時、左利きは大変な不作法とされていたため、仮に生来の利き腕が左だったとしても、右に矯正されたと思われる。 るろ剣世界において本作出典のキャラクターが「和月伸宏が描いた」史実の武人に外見が酷似している場合が一部ある(例:瀬田宗次郎と沖田総司)のだが、 メインキャラで唯一史実の新選組隊長だった斎藤にも、ソックリなオリキャラがどこかにいるのかもしれない… 検証シリーズにおいては&bold(){ゲイの警官}としてその名を轟かせているという設定。 原作同様に時尾という出来た嫁さんがいながら、実際CCOに幾度もSEXを迫ったり(あと1歩のところで未遂に終わったが。)、左之助をレイプしたりとやりたい放題。それでいてCCOに「なんか下ネタいっぱいあるなコイツ」と清々しいまでの棚上げをしたり、あまりの暴走ぶりに[[戦艦煉獄>大型甲鉄艦煉獄]]での戦いではCCOの部下に&bold(){「ゲイの警官だブロックしろ!」}と恐れられてアームストロング砲を向けられていた。 また、英語版では発音の都合((アメリカ人は「つ」の発音を上手くできない場合がある。日本人がLとRの区別をしづらいのと同様。))や声優の発音の癖もあってか、牙突が&bold(){「ガトチュ」}と聞こえてしまうことからガトチュが彼の愛称として使われたり、それぞれの型式も&bold(){「石鹸スタイル(セカンドスタイル)」「パンツスタイル(サードスタイル)」「エロス★タイム(ゼロスタイル)」}などと散々に言われている。 なお他のキャラクターにも言えることだが、真面目なファンにはこういった検証(空耳)ネタを嫌う人も多いので安易に話題にしないように注意。 2023年版アニメの公開に先立って''公式がメインキャラの誕生日の設定を変更する''と発表し、斎藤の誕生日も1月1日から2月18日に変更された。 斎藤に関しては実在の人物で天保15年1月1日に生まれたのが判明しており (1月1日生まれだから次男だけど「一」と名付けられた) 誕生日の変更をする意図は不明なのだが、現在の西暦に換算すると1844年2月18日となるので視聴者にわかりやすく西暦表記を優先したのだろうか…? 追記・修正・編集の正義と共に―― #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,46) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-06-28 23:44:51) - 斎藤は戦闘は勿論だけどそれ以外の所も優れてて、侍というより生き物として強い。 -- 名無しさん (2017-02-15 22:03:52) - にしてもつくづく思うんだが、こいつを尻に敷いてしまうカミさんってどんなんだ……?(汗 あと、史実にのっとって、座敷で正座したまま往生するるろ剣斎藤も見てみたい。 -- 名無しさん (2017-06-01 15:01:38) - 最近公開された壮年期の写真で史実でもイケメンだったことが判明。和月先生も一安心 -- 名無しさん (2017-06-23 20:07:11) - そういえば、かけそばを好きなのには、何か裏設定みたいなのあるのかな?『時間をかけずに手軽に食えるから、いざということが多い俺にはぴったりだ』みたいな。 -- 名無しさん (2017-07-26 09:28:37) - 剣心のライバル的存在は蒼紫、宗次郎、志々雄、縁と他にも何人かいるけど、斎藤はあの剣心が「自分が飛天御剣流を撃てなくなる前に決着をつけなくてはならない」という完全な私情で、別に必要のない戦いを自ら起こそうとした辺りが完全に他のライバルと別格というか、剣心が唯一ライバルと認識しているのはやはり斎藤だけという感じがする。 -- 名無しさん (2018-05-18 17:29:09) - 史実の人物だから100%架空のキャラより一枚上だというのはあるな。絶対死んだりしないし -- 名無しさん (2018-05-19 04:12:37) - ふわぁ~ -- 名無しさん (2018-09-08 12:11:32) - ↑3 薫や左之助は「人」としての剣心の理解者だったが、斎藤は「戦士」としての剣心の理解者だったという気がするな。「悪即斬、それが俺とお前の共有するただ一つの正義だったはずだ」という台詞からもそれを感じる -- 名無しさん (2018-09-08 12:38:24) - どうせ死なないんだろ?史実だしと安心して読める人 -- 名無しさん (2018-09-08 13:12:03) - 和月さんに、斎藤が正座したまま往生するシーンを書いてほしいなぁ…… -- 名無しさん (2018-11-11 18:26:16) - 生き残った方が勝ちという斎藤の持論でいくなら、永倉新八より僅かに長生きした斎藤は、名実共に新選組最強か?まぁ、おっきー、ぱっつぁん、はじめちゃんの三人が勝負する間柄じゃないけどね! -- 名無しさん (2018-12-29 14:02:35) - 北海道編で永倉新八が登場したけどこれ原作ラストで斎藤と剣心が二度と会わなかったって書かれてたから斎藤の代役に抜擢されたって感じかな? -- 名無しさん (2019-01-09 19:20:12) - いや、永倉は北海道編で登場予定だったと20年前からぶっちゃけてたよ -- 名無しさん (2019-01-09 19:26:41) - いつか和月氏に、正座したまま往生する斎藤を描いてもらいたいなぁ。まだないよね? -- 名無しさん (2019-02-02 18:11:21) - 永倉より若干長生きしてるから、本人の弁借りれば、『生き残った方が勝ち』なので、名実共に新選組最強かな?まぁ、この二人が戦うとか考えられないけど・・・。 -- 名無しさん (2019-02-04 20:47:01) - やっぱり剣心のライバルって言ったら斎藤だよな。志々雄はライバルっていうよりラスボスってイメージだし、縁や蒼紫はライバルと言うにはちょっと違う感じがする。 -- 名無しさん (2019-02-08 05:10:37) - 北海道編で事実上とは言え一度敗北したことで大分肩の力抜けたキャラになったなあと。 -- 名無しさん (2019-02-08 05:51:25) - 北海道編からは実質退場かな? -- 名無しさん (2019-02-08 15:47:19) - 週刊誌時代に『二度と剣心達の前に姿を見せることはなかった』なんて描写したもんだから、剣心達と顔を合わせられないという、作者もこんなことになるとは思ってなかったんじゃないかな? -- 名無しさん (2019-03-01 08:01:19) - ↑20年前は北海道編やるつもりなかったんだからそんなの当たり前だろう。むしろ安易にそういう設定を破らないのが和月伸宏という漫画家だよ -- 名無しさん (2019-03-01 09:52:28) - 三番隊なのに何で隊長じゃなく組長なんだって作中で突っ込まれていたけどこれは確かにって思った。誰か理由を知ってる人いたら教えて -- 名無しさん (2019-04-27 09:37:35) - 外伝で斎藤主人公の会津編とか描いてほしいな -- 名無しさん (2019-05-28 18:19:11) - ↑4なんか普通に再会したな -- 名無しさん (2019-08-02 19:09:18) - 戦闘中に相手を煽りまくって逆上させ実力を出させない戦い方のせいか作者から「コイツと戦わせると敵が弱くなる」言われてるけど、剣心(というか抜刀斎)や志々雄との戦闘ではあまり口撃してないよね。 -- 名無しさん (2019-08-13 02:41:57) - 途中送信してしまった。相手を煽るの上手いけど、それが戦闘スタイルというより洞察力があり過ぎて途中で「剣客としてまともに戦う」気が失せて適当にあしらってる様な気がする。 -- 名無しさん (2019-08-13 02:48:48) - 弥彦と操が永倉と顔合わせしたらどんな反応するか気になる。この二人が持つ新選組のイメージって大体斎藤で固まってしまっているだろうから、それこそ天地がひっくり返るくらいの衝撃がありそうだw -- 名無しさん (2019-08-25 19:05:19) - 敵方に斎藤と因縁のありそうな隻眼っぽいキャラいるけど、案外、生存していた土方歳三だったりして・・・会津で袂を分かった時のいざこざを根に持ってたりとかな理由で。 -- 名無しさん (2019-08-25 21:17:43) - 実は作中で「人斬り抜刀斎」と「るろうに剣心」両方と面識があるのって斎藤だけなんだよね。 -- 名無しさん (2019-11-04 04:45:02) - 大久保卿も両方と面識があるので違う -- 名無しさん (2019-11-15 17:06:22) - 生きてる奴に限定したとしても豚まんじゅうとか幕末の知り合いまだまだいるだろうしな -- 名無しさん (2019-12-26 23:55:16) - 最近じゃ永倉新八も双方と面識できちゃったし -- 名無しさん (2020-01-12 21:29:07) - 今読むと思ったよりデリカシーはあるんだよな。人誅編の時も薫に「剣心の弱点として縁に狙われてるみたいだから早く逃げろ」って忠告してるし、その後の落人村にいる剣心のことも要約すると「そっとしとこう(放っておけ)」って言ってる。 -- 名無しさん (2020-06-21 13:11:02) - 斎藤と剣心の戦いが一番好きかな。最終的には素手対鞘な所とか。 -- 名無しさん (2020-10-31 20:37:48) - ↑旧世紀版の本編では俺もそれがベストバウトだと思う。おっしゃる通り最終的に二人が持っている得物が剣客関係ないってあたりが正に幕末 -- 名無しさん (2021-01-02 12:17:26) - 実質剣心の負けだった剣心VS宗次郎(初戦)を剣心の引き分けにしてくれた心優しい男 -- 名無しさん (2021-01-16 20:30:36) - あのお偉いさん、元新選組の役人を囮にすると言ってたけど、誰なんだろうな? あの口ぶりだと、斎藤とも永倉とも親しい人物と予想されるんだけれども(なんか口ぶりが斉藤に対するあてつけをしてやろう、みたいな感じだったから -- 名無しさん (2021-05-04 15:27:51) - 多分阿部十郎。伊東甲子太郎と一緒に新選組を離脱してる。今回語られた近藤勇銃撃の実行犯の一人。その後戊辰戦争を生き残って北海道でリンゴ農家をやったりしてる。シルエットで胸にリンゴのマークがあるから多分そうだと思う。 -- 名無しさん (2021-05-04 16:04:05) - へえ、、、阿部氏、はじめて聞くけどググってみると、斉藤や永倉ともある程度縁はあるんだな。良くない園だけれども (斉藤にお金盗まれたり -- 名無しさん (2021-05-04 19:43:36) - 昔は抜刀斎って呼んでたけど今は一貫して緋村って呼んでるんだよね。いつからだっけ -- 名無しさん (2021-05-11 00:06:18) - ↑北海道編からだよ。言ってみれば人斬り抜刀斎に戻そうとしたのを諦めてから -- 名無しさん (2021-05-11 01:29:27) - 蒼紫も剣心が縁と決着をつけたのを機に「緋村」と呼ぶようになってるから二人ともあの辺りで「もう抜刀斎に戻る事はない」という結論に至ったわけだな -- 名無しさん (2021-05-11 01:50:46) - 修羅の刻では、ちょっとだけ目立ってはいるけどわき役に……。まぁ、あの話のメインは土方と沖田だからね、仕方ないね。 -- 名無しさん (2021-06-26 09:06:54) - 記事で剣心との対決で逆刃の峰で刀折られたって書いてるけど、あれは逆刃を返して刃の部分で叩き斬られたんだよなぁ -- 名無しさん (2021-11-13 23:58:05) - 不殺を志す剣心へのアンチテーゼ提唱役として重要だったな。斎藤がいなければ剣心はもっと鼻につく主役扱いされてたかもしれん -- 名無しさん (2021-12-15 11:59:43) - じゃっかんキャラと関係ない話いなってしまうがアニメの斎藤一とG1スタスクが一緒なのは戸惑いを隠せなくなる、新月村で兄への仇を警官としてとめるシーンは印象的(そのあとその子を自分の家内に一時面倒をみてもらうよう提案したり) -- 名無しさん (2022-02-23 22:31:09) - 縁より下みたいな強さ考察見かけるけど納得出来ない。剣心にとって終生のライバルだし、決着付けようとしたけどすっぽかされた時に安堵も見えた。精神回復すると普通に勝てた縁に斎藤が負けるとは思えないんだが。戦い守ってる時も縁の強さに度肝みたいなのもなかったしな -- 名無しさん (2022-10-19 03:37:23) - ↑縁が技も精神も剣心メタみたいな所あるから他のキャラと戦った時の勝敗予想しづらいんよな。迷いを振り切った剣心さえ圧倒した本編ラスボスだから最強格扱いされ易いけど -- 名無しさん (2023-01-24 19:40:31) - 剣路と会ったとき、左之助に爆笑されるくらいいじられるのかがちょっと気になる。 -- 名無しさん (2023-02-19 14:27:35) - ↑2 縁の技と精神が対剣心特化なのはそうね。縁の原動力が剣心への憎悪だから、対剣心の彼の強さは補正が間違いなく入ってるだろう。黒星と言うように強い&狂経脈出されたら身体能力は宗次郎の上になるんだろうけど、それでも対剣心ほどの絶望感は感じないかな。例えば斎藤ならたとえ縁の速さに追いつけなくても、間合いに入った縁を(四星の顎掴んで握りつぶした時みたいに)片手で捕捉できてしまいそうだし、志々雄なら縁がやりがちな舐めプ・詰めの甘い攻撃の後に必殺の一撃を打ち下ろしたりしそうだし。何より師匠なら強引に九頭龍閃当てて倒しちゃいそう -- 名無しさん (2023-06-19 01:36:35) - 同じ相手と2回以上戦う事はまずない殺し合いに於いて、必ず殺す技を1つ磨き上げれば他の技は不要っていうのは、読んだ当時すごく合理的だなって思ってめちゃくちゃ頷いたもんだよ。漫画じゃ何度も読者に見せてるから大したことないように見えちゃうけど、一般人からしたら超人レベルの左之助が初見全く反応できない速さで直撃食らってるのを見ると、1回こっきりの殺し合いなら、やっぱり牙突ってやばい技なんだろう。 -- 名無しさん (2023-06-19 01:40:47) - 技というか、軽く魔法の様な存在になってるな牙突。威力が高過ぎて武器が直ぐ壊れるから斎藤さんが全力で技を打てれず弱体化という -- 名無しさん (2023-07-22 14:44:07) - 無論死ぬまで 好き -- 名無しさん (2023-08-01 07:45:16) - ↑ 実際なくなるその瞬間まで侍で居続けたんだよね。普通寝た(伏した)状態で死ぬのが普通なのに、座禅組みながら座って亡くなったって言うのがまた、すごい -- 名無しさん (2023-08-01 09:25:15) - 近年発見された写真により面長で鼻筋が通っている点が(偶然とはいえ)一致していたという -- 名無しさん (2023-09-16 22:06:58) - るろ剣時空だとこの目つきだけで人殺せそうな眼光で女学校の用務員やってる絵面が凄いな。 -- 名無しさん (2023-10-27 13:35:36) #comment #areaedit(end) }

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