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「香川英行/オルタナティブ・ゼロ」(2023/12/05 (火) 00:09:08) の最新版変更点
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&font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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#center(){
&bold(){答えは出てるんですよ!最初からね…。}
}
『[[仮面ライダー龍騎]]』のTV本編での登場人物。[[劇場版>劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL]]及び[[TVSP>仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS]]には未登場。
演:神保悟志
*◆概要
かつて[[神崎士郎]]が在籍していた清明院大学の教授。37歳。
[[ミラーワールド]]の謎、神崎の真の目的を知る後半の重要人物として登場。
一度見たことを絶対に忘れない瞬間記憶能力の持ち主で、かつて神崎のミラーワールドに関する研究資料を偶然目にしており、東條悟によって持ち込まれたカードデッキから擬似ライダーである「オルタナティブ」を開発し、ライダーバトルに関わっていく。
神崎を止める為にミラーワールドを閉じることを決意。「英雄」的行為と称し、[[仲村創=オルタナティブ>仲村創/オルタナティブ]]、[[東條悟=仮面ライダータイガ>東條悟/仮面ライダータイガ]]を率いて[[神崎優衣]]の命を狙う。
その思惑を巡り、後半の更なる熾烈な展開をもたらした最大のキーパーソン。
[[真司>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]と同様に「戦いを止めたい」という願いを持つが、
「多くを助けるためなら一つを犠牲にしても構わない」という信念を抱いており、犠牲を出すことを良しとしない真司と対立することになる。
だがこの信念は「全てを救えないために苦渋の決断が必要な際には、自分が決断をしてその重荷や汚れ役を担う」という覚悟の意味合いが強い。
必要な犠牲として優衣を狙うだけでなく、家族が人質に取られた際は葛藤の末に見捨てる決断を下しており、また犠牲が不要ならばその選択をする良識も持っている。
本当の自己中心主義であるならばライダーワールドの願いを横取りする様な反則や、自分や身内が巻き込まれないためだけにオルタナティブを使う選択もできたはずであり、
仲村の様に神崎に恨みや敵対心もない第三者でありながら渦中に飛び込んだことから、ベクトルはさておいて彼自身が強い正義感を持った人間であることは確かである。
上記の通り冷酷な判断も迷わず下せる一方でプライベートでは明朗な性格で、妻子もいる。
情緒不安定で内向的な東條に対しても家族との食事に誘い、人と接する事で人間性を取り戻してほしいと願うほど。
その為、東條からも絶大な信頼を置かれるが、故に彼の言葉を至上のものとした東條が「英雄」に固執する遠因となり……。
&bold(){以下ネタバレ}
ライダー達との戦いが激しくなる中、東條がオルタナティブの所持者である仲村を殺害した為、自らオルタナティブのプロトタイプ「ゼロ」を使用し戦いに参加。
充分な実力を見せつけ更に戦いを激化させる。
優衣を狙う香川たちを疎ましく思った士郎に妻子を人質にされた際には葛藤の末、邪魔を続けることを選択するなど非情な決断を下したこともあった。
この時は真司の助力により妻子は守られたが、ここで家族の無事に喜ぶ姿を見せたことで「英雄」について歪んだ考えを持つ東條に不信を抱かれてしまう。
そして[[佐野>佐野満/仮面ライダーインペラー]]を雇う形で協力を得て遂に優衣をミラーワールドに引きずり込むことに成功するが、突然東條から裏切りの一撃を受ける。
#center(){東條君、何故…}
#center(){&font(#0000ff){先生、僕、ミラーワールドを閉じるの嫌になっちゃって。ライダーの戦いに勝ち残るのが、真の英雄かなって。}}
#center(){馬鹿な…}
#center(){&font(#0000ff){『FINAL VENT』}}
うつ伏せ状態で引きずられた末にタイガのクリスタルブレイクを正面から受けバックルは粉々に。生身に戻った香川は眠るような姿で東條に抱えられ消滅していった。
「大切な人」を失うことが強さに繋がると考えた彼の「英雄」像のために志半ばで命を落とすこととなってしまったのである。
後に彼の研究資料は真司の手にわたり、ミラーワールドに関する情報が与えられた。
新たな世界が創られた最終回には他のライダーのように再登場していないが、おそらくミラーワールドとは無縁で妻子共々穏やかな生活を送っているはずだろう。
ただし[[別の>仮面ライダーキバ]][[世界>仮面ライダーフォーゼ]]ではファンガイアになっていたり、息子が[[ゾディアーツ>ゾディアーツ(仮面ライダーフォーゼ)]]になっているという噂も……?
*◆オルタナティブ・ゼロ
スーツアクター:押川善文
香川教授が神崎士郎の研究資料とタイガのカードデッキを参考に独自に完成させた疑似ライダー。
その名は「代替案」や「代わりの~」を意味する[[英単語>英語]]「alternative」から取られている。
また、『龍騎』という作品における仮面ライダーは「神崎士郎によって開発されたカードデッキで変身する者」を指す関係で、『仮面ライダー』の名を冠しない。
変身ポーズは右手でデッキをかざし、上空へ放り投げ、一歩前へ出て左手で掴み、バックルに装填するというもの。
仲村が変身する量産型の「オルタナティブ」のプロトタイプにあたるが、性能に差はない。
外見には頭部に装飾が追加されている、肩の色が銀、ボディの側面にラインが入っているといった差異がある。
システムには独自の技術が多分に見られデッキやVバックルは独自の形状。しかし基本的な技術は神崎製のライダーと共通。
ミラーワールド内での活動時間は8分25秒と短めだが、その分素の攻撃性能が高く設定されている。
香川自身が戦闘に赴く際に装着し、「瞬間記憶能力」をもって相手の行動パターンを瞬時に記憶し、常に一歩先をいく戦術をとることが可能。
また、契約モンスター・サイコローグのAPは(改造を施されている為)平常時でもサバイブ状態のモンスターに匹敵しその圧倒的な強さは多くのライダーを苦しめた。
本来の予定では仮面ライダーと同様、ゼロを含む13体のオルタナティブを製造予定だったが、香川英行が死亡した為、叶う事がなかった。
今や30代以上の変身者も珍しくなくなってきたものの、当時としては珍しいアラフォーライダー。実にシブい。
***【契約モンスター】
◆&bold(){サイコローグ}
[[コオロギ]]の特性を持つ人型モンスター。
頭部には多数のケーブルが接続されているのが特徴で、顔の穴(目らしい)からはミサイルを放つことも可能。
ゼロを含む「オルタナティブ」全てと契約している(一体を二人で共有しているのか、同族が複数個体いるのかは不明)。
その為か、サイコローグの登場時の音が他のミラーモンスターと異なる。
カードによってオフロードバイク「サイコローダー」へと変形することも可能。
オルタナティブ亡き後は野良モンスターになっていたが、ナイトの飛翔斬で倒された。
『[[劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー]]』では[[大ショッカー>大ショッカー/スーパーショッカー]]の怪人として登場し、スラッシュダガーを武器に[[仮面ライダーBLACK RX]]と戦った。
スーツは[[バズスティンガー ワスプ>バズスティンガー]]の改造とされる。
他方、サイコローダーは『仮面ライダースーパー1』の「ブルーバージョン」がモチーフであり、またデザイナーの篠原保氏によると劇用車は既存のライダーマシンを改造したもの((具体的な改造元については語られていないが、同じスズキRMX250Sをベースとしているライダーマシンはアナザーアギトのダークホッパーしか存在しないため、これの改造でほぼ間違いないと思われる。))。
曰く「元々バイク形態は『出せたらいいな』程度に考えていたが、『アリモノの改造』という条件付きで許可が下りたのでノリノリで仕上げた」とのこと。
***【召喚機】
◆&bold(){スラッシュバイザー}
右腕に装着されている籠手型の召喚機。
他のライダー達と異なりスラッシュタイプとなっており、読み取ったカードは青い炎に包まれて消滅する。
また、音声は女性のものとなっている。
***【所持しているカード】
スラッシュバイザーに合わせ、読み取りバーコードはカードの横に付けられた独自のデザイン。
・&bold(){ADVENT}
AP:6500
サイコローグを召喚する。
・&bold(){SWORD VENT}
AP:2000
サイコローグの腕を模した剣「スラッシュダガー」を召喚する。どう見てもダガーの長さではないのは秘密。
更にこの剣は青い炎を放つ事も出来、幅広を生かして盾にしたりと遠近防の3つをこなす。
・&bold(){ACCEL VENT}
AP:2500
一定時間加速攻撃を行うことが出来る。後のシリーズでも度々登場する高速戦闘の先駆け。
・&bold(){WHEEL VENT}
AP:4500
サイコローグをバイク形態「サイコローダー」に変形させる。
設定上は存在するが、劇中未使用。また、サイコローダーはファイナルベントでも使用するが、ファイナルベントカードの効果にサイコローグの召喚から変形まで一連で含まれている。
モンスターを蹴散らしたり逃げ切ったり、あるいは騎乗戦のようにバイクに乗りながら戦う可能性を香川は想定していたのだろうか。
・&bold(){FINAL VENT}
AP:8000
「デッドエンド」
サイコローダーに搭乗し、横方向に高速スピンしながら突撃する。見た目はかなりシュール。
劇中ではナイトサバイブの「疾風断」と相撃ちになった。
ナイトサバイブや龍騎サバイブの必殺技もバイク技であることを考えると、同格の力を持つことを示している意図もあるのかもしれない。
*◆シリーズでの活躍
**◆[[KAMENRIDER DRAGON KNIGHT]]
こちらでは原作とは逆に&bold(){13人の仮面ライダーのプロトタイプ}とされており、仮面ライダー達の指導者ユーブロンが変身。
カリスマと知性にあふれた良きリーダーであり、殆どのメンバーから疑惑の目で見られていたアダムのことも唯一信じ抜き続けた懐の広い人物。
変身後の名称は特に設定されていないため、ユーブロンの肩書きである「アドベントマスター」が便宜上の名称として扱われることが多い。
デッキは純粋な戦闘の他にアドベント空間への侵入も可能な仕様であり、ベントされたライダーを救出することが出来る唯一の人物。
ベンタラでの戦いで[[ゼイビアックス将軍]]に敗れて死亡したかと思われていたが、実際はベンタラから叩き出されて地球に漂着していた。
ニューメキシコの砂漠でカプセルに入り仮死状態になっていたところをノーマンに発見され、物語後半でレンの手により蘇生。以降はかつてのようにライダー達を率いてゼイビアックスと戦った。
それほど積極的に前線に出るタイプではなかったため、あまり変身して戦うことはなかったが、戦闘能力は非常に高く、ドラゴンナイト(龍騎)、ウイングナイト(ナイト)、セイレーン(ファム)、オニキス(リュウガ)の4人を一度に相手取って圧倒できるゼイビアックスと1人で互角の勝負が出来るほどであった。
また、ゼイビアックスもユーブロンのデッキのコピー品を所持しており、ユーブロンのふりをしてアダムを襲撃し、彼にユーブロンへの疑念を植え付けた。
スーツは完全新規造形。
撮影終了後は他のキャラのスーツと共に日本に持ち込まれ、手足のラインを剥がしてオルタナティブに流用されたが、何故か額のマークはそのまま残されており、オルタナティブとゼロのハイブリッドになっていた。
**◆HEROSAGAの小説「IFの世界」
まさかのゼロを含む13体のオルタナティブが登場した(この時のオルタナティブの装着者達は大学の生徒達)。
この時、[[リュウガサバイブ>仮面ライダーリュウガ]]に遭遇し戦闘に発展。リュウガサバイブを数で圧倒し、撃破している。
更にゼロのカードデッキをある人物に貸している。
*◆余談
前述のとおり仮面ライダーとしては扱われない場合が多いが、[[学者なのに>葛城忍(仮面ライダービルド)]][[やたら強い>白い魔法使い(仮面ライダーワイズマン)]]、[[ラインが入ったプロトタイプ>仮面ライダーバース(プロトタイプ)]]といった彼のミームは後のライダーに受け継がれている。
『ミラクル9』での「ヒーロー9(ちなみにリーダーは[[アスカ・シン]]/[[ウルトラマンダイナ>ウルトラマンダイナ(登場キャラクター)]]でお馴染みつるの剛士氏)」ではチームの一員として参戦。
上述のように正義感を持っていた人物ではあるが主人公と対立しており、原作を知ってる身からしてみれば微妙である……
「ここ(頭)が勝手に覚えてしまうんですよ。行動パターンもね」
「1人の命と10人の命。どちらか一方しか救えないとしたら、貴方はどちらを選びますか?」
「多くを助ける為に一つを犠牲にする勇気を持つ者が、真の英雄なんです」
「良いですか東条君。英雄になると言うことは、人の命に鈍感になると云う事ではありません。」
&font(#994c00){「お前の家族にモンスターを付けさせてもらった」}
「…神崎君」
&font(#994c00){「オルタナティブのデッキをここで破棄するかこのまま俺の邪魔を続けるか。どちらか選べ」}
「多くを助ける為に一つを犠牲にする勇気、だったな?」
#center(){&b(){答えは出てるんですよ!最初からね…。}
&b(){……編集!}
}
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,12)
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『[[仮面ライダー龍騎]]』のTV本編での登場人物。[[劇場版>劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL]]及び[[TVSP>仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS]]には未登場。
演:神保悟志
*◆概要
かつて[[神崎士郎]]が在籍していた清明院大学の教授。37歳。
[[ミラーワールド]]の謎、神崎の真の目的を知る後半の重要人物として登場。
一度見たことを絶対に忘れない瞬間記憶能力の持ち主で、かつて神崎のミラーワールドに関する研究資料を偶然目にしており、東條悟によって持ち込まれたカードデッキから擬似ライダーである「オルタナティブ」を開発し、ライダーバトルに関わっていく。
神崎を止める為にミラーワールドを閉じることを決意。「英雄」的行為と称し、[[仲村創=オルタナティブ>仲村創/オルタナティブ]]、[[東條悟=仮面ライダータイガ>東條悟/仮面ライダータイガ]]を率いて[[神崎優衣]]の命を狙う。
その思惑を巡り、後半の更なる熾烈な展開をもたらした最大のキーパーソン。
[[真司>城戸真司/仮面ライダー龍騎]]と同様に「戦いを止めたい」という願いを持つが、
「多くを助けるためなら一つを犠牲にしても構わない」という信念を抱いており、犠牲を出すことを良しとしない真司と対立することになる。
だがこの信念は「全てを救えないために苦渋の決断が必要な際には、自分が決断をしてその重荷や汚れ役を担う」という覚悟の意味合いが強い。
必要な犠牲として優衣を狙うだけでなく、家族が人質に取られた際は葛藤の末に見捨てる決断を下しており、また犠牲が不要ならばその選択をする良識も持っている。
本当の自己中心主義であるならばライダーワールドの願いを横取りする様な反則や、自分や身内が巻き込まれないためだけにオルタナティブを使う選択もできたはずであり、
仲村の様に神崎に恨みや敵対心もない第三者でありながら渦中に飛び込んだことから、ベクトルはさておいて彼自身が強い正義感を持った人間であることは確かである。
上記の通り冷酷な判断も迷わず下せる一方でプライベートでは明朗な性格で、妻子もいる。
情緒不安定で内向的な東條に対しても家族との食事に誘い、人と接する事で人間性を取り戻してほしいと願うほど。
その為、東條からも絶大な信頼を置かれるが、故に彼の言葉を至上のものとした東條が「英雄」に固執する遠因となり……。
&bold(){以下ネタバレ}
ライダー達との戦いが激しくなる中、東條がオルタナティブの所持者である仲村を殺害した為、自らオルタナティブのプロトタイプ「ゼロ」を使用し戦いに参加。
充分な実力を見せつけ更に戦いを激化させる。
優衣を狙う香川たちを疎ましく思った士郎に妻子を人質にされた際には葛藤の末、邪魔を続けることを選択するなど非情な決断を下したこともあった。
この時は真司の助力により妻子は守られたが、ここで家族の無事に喜ぶ姿を見せたことで「英雄」について歪んだ考えを持つ東條に不信を抱かれてしまう。
そして[[佐野>佐野満/仮面ライダーインペラー]]を雇う形で協力を得て遂に優衣をミラーワールドに引きずり込むことに成功するが、突然東條から裏切りの一撃を受ける。
#center(){東條君、何故…}
#center(){&font(#0000ff){先生、僕、ミラーワールドを閉じるの嫌になっちゃって。ライダーの戦いに勝ち残るのが、真の英雄かなって。}}
#center(){馬鹿な…}
#center(){&font(#0000ff){『FINAL VENT』}}
うつ伏せ状態で引きずられた末にタイガのクリスタルブレイクを正面から受けバックルは粉々に。生身に戻った香川は眠るような姿で東條に抱えられ消滅していった。
「大切な人」を失うことが強さに繋がると考えた彼の「英雄」像のために志半ばで命を落とすこととなってしまったのである。
後に彼の研究資料は真司の手にわたり、ミラーワールドに関する情報が与えられた。
新たな世界が創られた最終回には他のライダーのように再登場していないが、おそらくミラーワールドとは無縁で妻子共々穏やかな生活を送っているはずだろう。
ただし[[別の>仮面ライダーキバ]][[世界>仮面ライダーフォーゼ]]ではファンガイアになっていたり、息子が[[ゾディアーツ>ゾディアーツ(仮面ライダーフォーゼ)]]になっているという噂も……?
*◆オルタナティブ・ゼロ
スーツアクター:押川善文
香川教授が神崎士郎の研究資料とタイガのカードデッキを参考に独自に完成させた疑似ライダー。
その名は「代替案」や「代わりの~」を意味する[[英単語>英語]]「alternative」から取られている。
また、『龍騎』という作品における仮面ライダーは「神崎士郎によって開発されたカードデッキで変身する者」を指す関係で、『仮面ライダー』の名を冠しない。
変身ポーズは右手でデッキをかざし、上空へ放り投げ、一歩前へ出て左手で掴み、バックルに装填するというもの。
仲村が変身する量産型の「オルタナティブ」のプロトタイプにあたるが、性能に差はない。
外見には頭部に装飾が追加されている、肩の色が銀、ボディの側面にラインが入っているといった差異がある。
システムには独自の技術が多分に見られデッキやVバックルは独自の形状。しかし基本的な技術は神崎製のライダーと共通。
ミラーワールド内での活動時間は8分25秒と短めだが、その分素の攻撃性能が高く設定されている。
香川自身が戦闘に赴く際に装着し、「瞬間記憶能力」をもって相手の行動パターンを瞬時に記憶し、常に一歩先をいく戦術をとることが可能。
また、契約モンスター・サイコローグのAPは(改造を施されている為)平常時でもサバイブ状態のモンスターに匹敵しその圧倒的な強さは多くのライダーを苦しめた。
本来の予定では仮面ライダーと同様、ゼロを含む13体のオルタナティブを製造予定だったが、香川英行が死亡した為、叶う事がなかった。
今や30代以上の変身者も珍しくなくなってきたものの、当時としては珍しいアラフォーライダー。実にシブい。
***【契約モンスター】
◆&bold(){サイコローグ}
[[コオロギ]]の特性を持つ人型モンスター。
頭部には多数のケーブルが接続されているのが特徴で、顔の穴(目らしい)からはミサイルを放つことも可能。
ゼロを含む「オルタナティブ」全てと契約している(一体を二人で共有しているのか、同族が複数個体いるのかは不明)。
その為か、サイコローグの登場時の音が他のミラーモンスターと異なる。
カードによってオフロードバイク「サイコローダー」へと変形することも可能。
オルタナティブ亡き後は野良モンスターになっていたが、ナイトの飛翔斬で倒された。
『[[劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー]]』では[[大ショッカー>大ショッカー/スーパーショッカー]]の怪人として登場し、スラッシュダガーを武器に[[仮面ライダーBLACK RX]]と戦った。
スーツは[[バズスティンガー ワスプ>バズスティンガー]]の改造とされる。
他方、サイコローダーは『仮面ライダースーパー1』の「ブルーバージョン」がモチーフであり、またデザイナーの篠原保氏によると劇用車は既存のライダーマシンを改造したもの((具体的な改造元については語られていないが、同じスズキRMX250Sをベースとしているライダーマシンはアナザーアギトのダークホッパーしか存在しないため、これの改造でほぼ間違いないと思われる。))。
曰く「元々バイク形態は『出せたらいいな』程度に考えていたが、『アリモノの改造』という条件付きで許可が下りたのでノリノリで仕上げた」とのこと。
***【召喚機】
◆&bold(){スラッシュバイザー}
右腕に装着されている籠手型の召喚機。
他のライダー達と異なりスラッシュタイプとなっており、読み取ったカードは青い炎に包まれて消滅する。
また、音声は女性のものとなっている。
***【所持しているカード】
スラッシュバイザーに合わせ、読み取りバーコードはカードの横に付けられた独自のデザイン。
・&bold(){ADVENT}
AP:6500
サイコローグを召喚する。
・&bold(){SWORD VENT}
AP:2000
サイコローグの腕を模した剣「スラッシュダガー」を召喚する。どう見てもダガーの長さではないのは秘密。
更にこの剣は青い炎を放つ事も出来、幅広を生かして盾にしたりと遠近防の3つをこなす。
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一定時間加速攻撃を行うことが出来る。後のシリーズでも度々登場する高速戦闘の先駆け。
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サイコローグをバイク形態「サイコローダー」に変形させる。
設定上は存在するが、劇中未使用。また、サイコローダーはファイナルベントでも使用するが、ファイナルベントカードの効果にサイコローグの召喚から変形まで一連で含まれている。
モンスターを蹴散らしたり逃げ切ったり、あるいは騎乗戦のようにバイクに乗りながら戦う可能性を香川は想定していたのだろうか。
・&bold(){FINAL VENT}
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「デッドエンド」
サイコローダーに搭乗し、横方向に高速スピンしながら突撃する。見た目はかなりシュール。
劇中ではナイトサバイブの「疾風断」と相撃ちになった。
ナイトサバイブや龍騎サバイブの必殺技もバイク技であることを考えると、同格の力を持つことを示している意図もあるのかもしれない。
*◆シリーズでの活躍
**◆[[KAMENRIDER DRAGON KNIGHT]]
こちらでは原作とは逆に&bold(){13人の仮面ライダーのプロトタイプ}とされており、仮面ライダー達の指導者ユーブロンが変身。
カリスマと知性にあふれた良きリーダーであり、殆どのメンバーから疑惑の目で見られていたアダムのことも唯一信じ抜き続けた懐の広い人物。
変身後の名称は特に設定されていないため、ユーブロンの肩書きである「アドベントマスター」が便宜上の名称として扱われることが多い。
デッキは純粋な戦闘の他にアドベント空間への侵入も可能な仕様であり、ベントされたライダーを救出することが出来る唯一の人物。
ベンタラでの戦いで[[ゼイビアックス将軍]]に敗れて死亡したかと思われていたが、実際はベンタラから叩き出されて地球に漂着していた。
ニューメキシコの砂漠でカプセルに入り仮死状態になっていたところをノーマンに発見され、物語後半でレンの手により蘇生。以降はかつてのようにライダー達を率いてゼイビアックスと戦った。
それほど積極的に前線に出るタイプではなかったため、あまり変身して戦うことはなかったが、戦闘能力は非常に高く、ドラゴンナイト(龍騎)、ウイングナイト(ナイト)、セイレーン(ファム)、オニキス(リュウガ)の4人を一度に相手取って圧倒できるゼイビアックスと1人で互角の勝負が出来るほどであった。
また、ゼイビアックスもユーブロンのデッキのコピー品を所持しており、ユーブロンのふりをしてアダムを襲撃し、彼にユーブロンへの疑念を植え付けた。
スーツは完全新規造形。
撮影終了後は他のキャラのスーツと共に日本に持ち込まれ、手足のラインを剥がしてオルタナティブに流用されたが、何故か額のマークはそのまま残されており、オルタナティブとゼロのハイブリッドになっていた。
**◆HEROSAGAの小説「IFの世界」
まさかのゼロを含む13体のオルタナティブが登場した(この時のオルタナティブの装着者達は大学の生徒達)。
この時、[[リュウガサバイブ>仮面ライダーリュウガ]]に遭遇し戦闘に発展。リュウガサバイブを数で圧倒し、撃破している。
更にゼロのカードデッキをある人物に貸している。
*◆余談
前述のとおり仮面ライダーとしては扱われない場合が多いが、[[学者なのに>葛城忍(仮面ライダービルド)]][[やたら強い>白い魔法使い(仮面ライダーワイズマン)]]、[[ラインが入ったプロトタイプ>仮面ライダーバース(プロトタイプ)]]といった彼のミームは後のライダーに受け継がれている。
『ミラクル9』での「ヒーロー9(ちなみにリーダーは[[アスカ・シン]]/[[ウルトラマンダイナ>ウルトラマンダイナ(登場キャラクター)]]でお馴染みつるの剛士氏)」ではチームの一員として参戦。
上述のように正義感を持っていた人物ではあるが主人公と対立しており、原作を知ってる身からしてみれば微妙である……
「ここ(頭)が勝手に覚えてしまうんですよ。行動パターンもね」
「1人の命と10人の命。どちらか一方しか救えないとしたら、貴方はどちらを選びますか?」
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「…神崎君」
&font(#994c00){「オルタナティブのデッキをここで破棄するかこのまま俺の邪魔を続けるか。どちらか選べ」}
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