つくばエクスプレス

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&font(#6495ED){登録日}:2013/06/16(日) 12:01:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){つくばエクスプレス}とは、東京都の秋葉原駅と茨城県のつくば駅を結ぶ、首都圏新都市鉄道の路線である。 略称および路線記号は&bold(){TX}。&s(){[[テレビ東京]]ではない。} (出典:日本の旅・鉄道見聞録) &blankimg(2000a.jpg,width=400,height=300) ▽目次 #contents() *【概要】 [[常磐線]]の混雑緩和を目的として、「常磐新線」という名で建設計画が立てられた。 最初の計画では[[JR東日本]]が運営を行う計画だったが、1991年には第三セクター「首都圏新都市鉄道株式会社」が設立され同社での運営に変更、2001年に路線名称が「つくばエクスプレス」と発表された。 当初は2000年頃の開業が計画されていたが、用地買収の難航もあって開業が延期し、最終的には2005年8月24日に開業。 当初は同年の10月開業予定だったが、地元の強い要望から繰り上げられた経緯がある。 全線が電化されているが、秋葉原~守谷間は直流1500V、守谷~つくば間は交流20000V/50Hzとなっている。 これは茨城県石岡市にある気象庁地磁気観測所への影響を考慮したためで、常磐線の取手~藤代間と同じように守谷~みらい平間にデッドセクションが設置されている。 なお、2つの電化方式を持つ路線はJR以外では唯一である。 あ、車両が新しいからデッドセクション通過時に照明が消えることはないよ。 さて、この路線についてだが、&bold(){実はとんでもなく高規格の路線}である。 現在の最高速度は130km/hで、京阪神の[[新快速>新快速(JR西日本)]]と同じ速度で関東の普通列車では一番速い(有料列車だと京成スカイライナーが在来線最速の160km/h)。 将来は160km/hで運転できるように対応もしているとか。 しかも、これがATO(自動列車運転装置)による自動運転のため、&font(#FF0000){&bold(){運転手が運転操作しないにもかかわらず最高速度130km/hで走らせている}}ということ。 通常はATOの制限により125km/hに抑えられているが、どちらにせよ自動運転でここまで高速運転を行える路線は日本には他にない。 ちなみに車掌は乗ってないのでワンマン運転。運転手のやることは発車ボタンを押すのと停車時のドアの開け閉めくらいである。 …ん?もしかして素人でも運転できるんじゃね? 駅についても全駅にホームドアが設置済みである。 高速運転をしている路線ではあるが、それなりの安全対策は取られているので人身事故はまず起きないだろう…と思ったら、なんと2014年3月13日に&font(#FF0000){&bold(){南流山駅にて人身事故が発生した。}} 当然のことながら、これはTX開業以来初めての出来事である。 *【車両】 ○TX-1000系 直流専用車両で主に普通列車用。6両編成。 交流区間が走れないので秋葉原~守谷間でのみ運転。 ○TX-2000系 直流・交流両対応の車両。6両編成。 全線で運転可能なため、一部の区間快速を除くと快速系統はすべてこの車両で運転される。 2000系のみWi-fi設備が付いているが、通信環境は悪く宝の持ち腐れ。 なお、1000系と2000系のデザインは共通だが、2000系は -屋根上がゴツイ(交流区間対応のため、絶縁碍子の設置量が多い) -先頭部に赤いライン(開業時の車両にはないため、増備車限定) -車両番号が赤いプレートに白字(1000系は紺色のプレートに白字) ということで見分けられる。 ちなみに先頭の写真は2000系。 ○TX-3000系 2020年3月14日より投入された新型車両。交直流対応で、6両編成。 行先表示器のフルカラーLED化、42インチハーフの大型車内案内表示器が特徴。 車端部は[[相撲鉄道>相模鉄道]]の新車と同様の「ユニバーサルデザインシート」(座高を高く浅くした座席)が設置されている。 *【列車種別】 2016年現在、日中は1時間に10本運行されている。 ○&font(#FF0000){快速} 最速の種別で、秋葉原~つくば間を45分で結ぶ。 &s(){ちなみに、&font(#FF0000){埼玉県の駅には停車しない。}}2024年3月のダイヤ改正でめでたく埼玉県八潮市の八潮駅に停車することになった。 本数は30分間隔で2本。 ○&font(#FF9900){通勤快速} 2012年新設の種別で、区間快速とは千鳥運転を行っている。 平日朝の上りと夕方下りのみの運転。 本数は朝夕ともに4本のみ。 ○&font(#0000AA){区間快速} 行き先表示器には「区快」と表示される。 北千住~守谷間では自治体ごとに最低1駅は停車し、守谷~つくば間は各駅に停車する。 守谷以北の各駅が主な役割で、基本的には全線で運転されているが一部守谷までの区間運転列車もある。 本数は30分間隔で2本。 ○普通 各駅停車。 秋葉原~つくば間全線の運転の他、八潮や守谷での折り返し列車も設定されている。 八潮・流山おおたかの森で区間快速・快速との接続が行われる。 本数は守谷4本(6分、24分間隔)と、つくば2本(30分間隔)の計6本。守谷以北は、つくばまでの普通と各駅に停車する区間快速が15分間隔で4本。 *【駅一覧】 ●…停車 ┃…通過 |CENTER:駅番号|CENTER:駅名|CENTER:普通|CENTER:COLOR(Blue):区間快速|CENTER:COLOR(orange):通勤快速|CENTER:COLOR(red):快速|h |CENTER:&bold(){TX01}|CENTER:秋葉原|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX02}|CENTER:新御徒町|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX03}|CENTER:浅草|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX04}|CENTER:南千住|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX05}|CENTER:北千住|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX06}|CENTER:青井|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){┃}|CENTER:&color(orange){┃}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX07}|CENTER:六町|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){┃}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX08}|CENTER:八潮|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX09}|CENTER:三郷中央|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){┃}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX10}|CENTER:南流山|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX11}|CENTER:流山セントラルパーク|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){┃}|CENTER:&color(orange){┃}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX12}|CENTER:流山おおたかの森|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX13}|CENTER:柏の葉キャンパス|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX14}|CENTER:柏たなか|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){┃}|CENTER:&color(orange){┃}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX15}|CENTER:守谷|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| |CENTER:&bold(){TX16}|CENTER:みらい平|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){┃}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX17}|CENTER:みどり野|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){┃}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX18}|CENTER:万博記念公園|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){┃}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX19}|CENTER:研究学園|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){┃}| |CENTER:&bold(){TX20}|CENTER:つくば|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| *主な駅解説 ・&bold(){TX01} 秋葉原 JR[[山手線]]・[[京浜東北線]]・[[総武線各駅停車>中央・総武緩行線]]、[[東京メトロ日比谷線]]乗り換え。 言わずと知れたオタクの聖地。 ・&bold(){TX03} 浅草 雷門や浅草寺で有名な東京の観光地。 場所的には浅草の中心地である「六区」に相当。 他の路線とは駅が離れているため((他線区では地下鉄銀座線の田原町駅が近い。))、別駅扱いになっている。 同一の駅名で所在地が離れている駅は関西地方でよく見られるが、関東地方&21世紀以降に開業した駅での採用例は非常に珍しい。 &s(){浅草六区や新浅草にした方がよかったとは言っちゃいけないんだバカヤロー} ・&bold(){TX05} [[北千住>北千住駅]] [[常磐線]]、[[東武スカイツリーライン(伊勢崎線)>東武伊勢崎線]]、[[東京メトロ日比谷線]]・[[千代田線>東京メトロ千代田線]]乗り換え。 ただし改札が事実上繋がっている上記とは違い、唯一孤立しているため改札を通る必要がある。 足立区の中心で秋葉原から数えて初めての地上駅。 &font(#FF0000){この駅以北からこの路線の本気を見ることができる。} ・&bold(){TX08} 八潮 ここから埼玉県。 ヤシオスタンと呼ばれるぐらいパキスタン人が多く在住していることでおなじみ。 当線開業までは八潮市は鉄道空白地帯だった。 ・&bold(){TX10} 南流山 JR[[武蔵野線]]乗り換え。ここから千葉県。 ・&bold(){TX12} 流山おおたかの森 [[東武野田線>東武野田線(東武アーバンパークライン)]]乗り換え。 TX開業に合わせて野田線にも駅が出来た。 ・&bold(){TX15} 守谷 [[関東鉄道常総線]]乗り換え。 つくばエクスプレスの車庫がある。 ここから先は茨城県で交流電化となる。 ・&bold(){TX20} つくば 筑波研究学園都市の中心にある終着駅。 なお、筑波山はここから遠いのでバスに乗る必要がある。 *【開業後】 さて、2005年に開業したこの路線であるが結果はというと…。 1日平均135,000人を想定していたのが、実際には150,700人と当初の予想を上回った。その後も利用客は増加し続け、2009年4月には目標の27万人を超えることになった。 さらに営業収益も予想を大幅に超えることになった。「開業20年後に営業黒字を目指す」という予定が&font(#FF0000){2009年度の決算で単年度黒字を達成してしまった。} つまり、&font(#FF0000){&bold(){20年かけてやる計画をわずか5年足らずで達成してしまった}}ということになる。 この盛況っぷりが他に影響が出ないわけがない。 元々、鉄道空白地帯だったつくば市民は、都内に出るためには土浦まで行って常磐線、もしくは高速バスを利用するしかなかった。 その利用客をごっそり持ってきてしまったため、常磐線は130km/hを行う特別快速を導入するものの利用客減少に歯止めはかからず、高速バスについても値下げを行ったが減便やルート変更をせざるを得なくなった。 関東鉄道常総線も従来、常磐線接続駅の取手まで乗っていた乗客が守谷までしか乗らなくなったためにワンマン運転を増やしたり、つくばエクスプレスと連携したお得なきっぷも発売している。 一方、新規で開業した路線であるため企業内に労働組合が存在せず、現場の人手不足や退職者が多いという問題が生じており、トラブルの原因になっているほか国会でも取り上げられる事態となった。 *【今後の計画】 混雑率が増加しているため、車両を6両編成から8両編成に増やす計画がある。 そのためのホーム延伸工事が行われている。 延伸計画が東京方面、茨城県内双方で要望が出ている。 東京方面は東京駅までの延伸工事に加え、臨海地域地下鉄との相互直通運転を想定した計画が挙がっている。 しかし、東京駅延伸の事業主体が決まっておらず、現状では構想止まりとなっている。 茨城県内の延伸については、県の総合計画で4つの延伸ルート及び各方面のメリットが提示された。 ①筑波山方面:観光振興 ②水戸方面:県央・県北の地域振興 ③茨城空港方面:観光やビジネス目的の移動手段の提供 ④土浦駅方面:常磐線との直結による利便性向上 第三者委員会での議論やパブリックコメントを行い、2023年3月末に「土浦駅方面延伸」の提言書を大井川知事に提出した。 大井川知事は、土浦駅延伸実現後に茨城空港への延伸も視野に入れるとしている。 しかし、茨城県内では盛り上がっているものの、TX側は関与していないため静観している状況である。 また、茨城県以外の沿線都県も静観している。 追記、修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 静かで揺れも少ない上に車両も新しいので綺麗。明らかに田舎で浮いてます。 -- 名無しさん (2013-06-16 13:37:06) - 電車少し弱い自分としては酔うことも…でも好きです。料金もっと安くしてほしいなぁ -- 名無しさん (2013-11-02 22:39:45) - 主眼はつくばや守谷の方。千葉県や埼玉県民からすれば割高でもつくば市民や守谷市民にとっては割安。 -- 名無しさん (2013-11-03 01:01:04) - 六町とか、この鉄道のおかげで栄えているような気がする。 -- 名無しさん (2014-03-01 13:12:26) - 第三セクター=貧乏のイメージと覆してくれた路線 -- 名無しさん (2016-11-26 17:03:20) - 最近はつくばより研究学園のほうが便利なんだよね、快速止まんないけど市役所もモールも近いし -- 名無しさん (2018-02-23 21:58:36) - なぜか椅子が非常に硬い。特に1000系は東武50000系と並ぶくらいすごい。 -- 名無しさん (2018-05-13 10:24:21) - 下りに乗ってて守谷駅を通過したところで Σ ぐわっ 〻 と筑波山が現れる瞬間は圧巻です -- 名無しさん (2018-05-28 21:35:13) - 最近だとポスターの「やさしいやさい」や「めいわくだもの」というポスターもありますね。 -- 名無しさん (2019-10-18 13:23:49) - 建設費用を10年がかりで回収する予定が5年で回収しきったそうな。便利だからみんな使うもんね。 -- 名無しさん (2020-08-13 01:42:23) - 今6両で運行していて数年後には10両編成に増やす予定らしいが今もすげー混んでるし増えてもあまり変わらなそう -- 地元民 (2023-10-29 18:03:36) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2013/06/16(日) 12:01:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){つくばエクスプレス}とは、東京都の秋葉原駅と茨城県のつくば駅を結ぶ、首都圏新都市鉄道の路線である。 略称および路線記号は&bold(){TX}。&s(){[[テレビ東京]]ではない。} (出典:日本の旅・鉄道見聞録) &blankimg(2000a.jpg,width=400,height=300) ▽目次 #contents() *【概要】 [[常磐線]]の混雑緩和を目的として、「常磐新線」という名で建設計画が立てられた。 最初の計画では[[JR東日本]]が運営を行う計画だったが、1991年には第三セクター「首都圏新都市鉄道株式会社」が設立され同社での運営に変更、2001年に路線名称が「つくばエクスプレス」と発表された。 当初は2000年頃の開業が計画されていたが、用地買収の難航もあって開業が延期し、最終的には2005年8月24日に開業。 当初は同年の10月開業予定だったが、地元の強い要望から繰り上げられた経緯がある。 全線が電化されているが、秋葉原~守谷間は直流1500V、守谷~つくば間は交流20000V/50Hzとなっている。 これは茨城県石岡市にある気象庁地磁気観測所への影響を考慮したためで、常磐線の取手~藤代間と同じように守谷~みらい平間にデッドセクションが設置されている。 なお、2つの電化方式を持つ路線はJR以外では唯一である。 あ、車両が新しいからデッドセクション通過時に照明が消えることはないよ。 さて、この路線についてだが、&bold(){実はとんでもなく高規格の路線}である。 現在の最高速度は130km/hで、京阪神の[[新快速>新快速(JR西日本)]]と同じ速度で関東の普通列車では一番速い(有料列車だと京成スカイライナーが在来線最速の160km/h)。 将来は160km/hで運転できるように対応もしているとか。 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|CENTER:&bold(){TX20}|CENTER:つくば|CENTER:●|CENTER:&color(Blue){●}|CENTER:&color(orange){●}|CENTER:&color(red){●}| *主な駅解説 ・&bold(){TX01} 秋葉原 JR[[山手線]]・[[京浜東北線]]・[[総武線各駅停車>中央・総武緩行線]]、[[東京メトロ日比谷線]]乗り換え。 言わずと知れたオタクの聖地。 ・&bold(){TX03} 浅草 雷門や浅草寺で有名な東京の観光地。 場所的には浅草の中心地である「六区」に相当。 他の路線とは駅が離れているため((他線区では地下鉄銀座線の田原町駅が近い。))、別駅扱いになっている。 同一の駅名で所在地が離れている駅は関西地方でよく見られるが、関東地方&21世紀以降に開業した駅での採用例は非常に珍しい。 &s(){浅草六区や新浅草にした方がよかったとは言っちゃいけないんだバカヤロー} ・&bold(){TX05} [[北千住>北千住駅]] [[常磐線]]、[[東武スカイツリーライン(伊勢崎線)>東武伊勢崎線]]、[[東京メトロ日比谷線]]・[[千代田線>東京メトロ千代田線]]乗り換え。 ただし改札が事実上繋がっている上記とは違い、唯一孤立しているため改札を通る必要がある。 足立区の中心で秋葉原から数えて初めての地上駅。 &font(#FF0000){この駅以北からこの路線の本気を見ることができる。} ・&bold(){TX08} 八潮 ここから埼玉県。 ヤシオスタンと呼ばれるぐらいパキスタン人が多く在住していることでおなじみ。 当線開業までは八潮市は鉄道空白地帯だった。 ・&bold(){TX10} 南流山 JR[[武蔵野線]]乗り換え。ここから千葉県。 ・&bold(){TX12} 流山おおたかの森 [[東武野田線>東武野田線(東武アーバンパークライン)]]乗り換え。 TX開業に合わせて野田線にも駅が出来た。 ・&bold(){TX15} 守谷 [[関東鉄道常総線]]乗り換え。 つくばエクスプレスの車庫がある。 ここから先は茨城県で交流電化となる。 ・&bold(){TX20} つくば 筑波研究学園都市の中心にある終着駅。 なお、筑波山はここから遠いのでバスに乗る必要がある。 *【開業後】 さて、2005年に開業したこの路線であるが結果はというと…。 1日平均135,000人を想定していたのが、実際には150,700人と当初の予想を上回った。その後も利用客は増加し続け、2009年4月には目標の27万人を超えることになった。 さらに営業収益も予想を大幅に超えることになった。「開業20年後に営業黒字を目指す」という予定が&font(#FF0000){2009年度の決算で単年度黒字を達成してしまった。} つまり、&font(#FF0000){&bold(){20年かけてやる計画をわずか5年足らずで達成してしまった}}ということになる。 この盛況っぷりが他に影響が出ないわけがない。 元々、鉄道空白地帯だったつくば市民は、都内に出るためには土浦まで行って常磐線、もしくは高速バスを利用するしかなかった。 その利用客をごっそり持ってきてしまったため、常磐線は130km/hを行う特別快速を導入するものの利用客減少に歯止めはかからず、高速バスについても値下げを行ったが減便やルート変更をせざるを得なくなった。 関東鉄道常総線も従来、常磐線接続駅の取手まで乗っていた乗客が守谷までしか乗らなくなったためにワンマン運転を増やしたり、つくばエクスプレスと連携したお得なきっぷも発売している。 一方、新規で開業した路線であるため企業内に労働組合が存在せず、現場の人手不足や退職者が多いという問題が生じており、トラブルの原因になっているほか国会でも取り上げられる事態となった。 *【今後の計画】 混雑率が増加しているため、車両を6両編成から8両編成に増やす計画がある。 そのためのホーム延伸工事が行われている。 延伸計画が東京方面、茨城県内双方で要望が出ている。 東京方面は東京駅までの延伸工事に加え、臨海地域地下鉄との相互直通運転を想定した計画が挙がっている。 しかし、東京駅延伸の事業主体が決まっておらず、現状では構想止まりとなっている。 茨城県内の延伸については、県の総合計画で4つの延伸ルート及び各方面のメリットが提示された。 ①筑波山方面:観光振興 ②水戸方面:県央・県北の地域振興 ③茨城空港方面:観光やビジネス目的の移動手段の提供 ④土浦駅方面:常磐線との直結による利便性向上 第三者委員会での議論やパブリックコメントを行い、2023年3月末に「土浦駅方面延伸」の提言書を大井川知事に提出した。 大井川知事は、土浦駅延伸実現後に茨城空港への延伸も視野に入れるとしている。 しかし、茨城県内では盛り上がっているものの、TX側は関与していないため静観している状況である。 また、茨城県以外の沿線都県も静観している。 追記、修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 静かで揺れも少ない上に車両も新しいので綺麗。明らかに田舎で浮いてます。 -- 名無しさん (2013-06-16 13:37:06) - 電車少し弱い自分としては酔うことも…でも好きです。料金もっと安くしてほしいなぁ -- 名無しさん (2013-11-02 22:39:45) - 主眼はつくばや守谷の方。千葉県や埼玉県民からすれば割高でもつくば市民や守谷市民にとっては割安。 -- 名無しさん (2013-11-03 01:01:04) - 六町とか、この鉄道のおかげで栄えているような気がする。 -- 名無しさん (2014-03-01 13:12:26) - 第三セクター=貧乏のイメージと覆してくれた路線 -- 名無しさん (2016-11-26 17:03:20) - 最近はつくばより研究学園のほうが便利なんだよね、快速止まんないけど市役所もモールも近いし -- 名無しさん (2018-02-23 21:58:36) - なぜか椅子が非常に硬い。特に1000系は東武50000系と並ぶくらいすごい。 -- 名無しさん (2018-05-13 10:24:21) - 下りに乗ってて守谷駅を通過したところで Σ ぐわっ 〻 と筑波山が現れる瞬間は圧巻です -- 名無しさん (2018-05-28 21:35:13) - 最近だとポスターの「やさしいやさい」や「めいわくだもの」というポスターもありますね。 -- 名無しさん (2019-10-18 13:23:49) - 建設費用を10年がかりで回収する予定が5年で回収しきったそうな。便利だからみんな使うもんね。 -- 名無しさん (2020-08-13 01:42:23) - 今6両で運行していて数年後には10両編成に増やす予定らしいが今もすげー混んでるし増えてもあまり変わらなそう -- 地元民 (2023-10-29 18:03:36) #comment #areaedit(end) }

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