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「モスラ対ゴジラ」(2023/12/17 (日) 21:54:35) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2011/06/02(木) 23:12:22
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){
&size(16){&font(#0000cd,b){マッハ3の巨蛾か! ミサイル重戦車のゴジラか!}}
&size(16){&font(#0000cd,b){空・海・陸を揺がす世紀の激斗}}
&font(#ff0000,40px,b){モスラ&font(#ffa500,30px){対}ゴジラ}
}
『&b(){モスラ対ゴジラ}』は[[ゴジラシリーズ]]第4作目の作品である。
「[[&color(red){ゴジラ対モスラ}>ゴジラVSモスラ]]」は誤表記なので要注意。
1964年4月29日公開
観客動員数720万人
前作 [[キングコング対ゴジラ]]
次作 [[三大怪獣 地球最大の決戦]]
*【概要】
前作『キングコング対ゴジラ』に続いて今作では東宝のスター怪獣である&b(){[[モスラ>モスラ(昭和作品)]]}と&b(){[[ゴジラ]]}の対決となった。
今作でゴジラは敗北することになるが、昭和シリーズでゴジラの「敗北END」となったのは今作のみ。
前作と比べると娯楽性の中にもメッセージ性があり、喜劇的な内容は大分削られている。
*【あらすじ】
巨大台風が過ぎ去った翌日、高潮の被害を倉田干拓地を取材した毎朝新聞記者の酒井と助手の純子は奇妙な物体を拾う。
また、静の浦には巨大な卵が流れ着いていた。
ハッピー興業の熊山が現地の網元と交渉して卵を買い取り、卵を見せ物にテーマパークを作ろうとする。
その巨大な卵を調査する科学者の三浦と酒井達だが、小美人が現れ卵はモスラの卵であり、インファント島に返して欲しいと頼まれる。
それを受け交渉する酒井や三浦だが、熊山とバックにいる虎畑には聞き入れてもらえなかった。
そんな中、倉田干拓地からゴジラが出現、名古屋市街地を破壊する。
酒井達は&font(l){悠長に}インファント島へ向かい、モスラにゴジラを撃退してもらうよう小美人に頼む。
願いを聞き入れた小美人とモスラはゴジラ撃退のため、また卵を守るために日本に向かう。
*【登場怪獣】
◆&b(){[[ゴジラ]]}
ご存知、我らが怪獣王。倉田干拓地の&b(){地中}から出現する。
大抵の作品ではゴジラは海から出現するため、地中から出現するというケースは非常にレアで、今作でしか見られない描写である。
今作でも高圧電流には苦戦する。成虫モスラには苦戦しつつも何とか勝利するが、幼虫モスラには糸での緊縛プレイをされた上に水責めの放置プレイで敗北してしまう。
次回作以降、ゴジラvs悪の怪獣という構図が定番化するため、昭和シリーズで完全に「ヒール役のゴジラ」が見れるのは今作が最後。
本作でのゴジラのスーツは「&color(green){モスゴジ}」と呼ばれ、前回のキンゴジと比べると眉毛のような突起が目立ち、更に体型はスリムになった。
また、悪役という立ち位置から顔付きも全体的に悪人寄りであり、特にその鋭い目付きは「どの角度から見ても睨んでる」という手の込んだ造形となっている。
◆&b(){[[モスラ(成虫)>モスラ(昭和作品)]]}
インファント島の守り神。卵を生み寿命が尽きるのを待つだけだったが、&font(l){日本人たちの無茶振りにより}卵と日本を守るために、残りの命をゴジラ撃退に燃やす。
空中からの攻撃と命をかけた毒燐粉の攻撃で優位に立つが寿命とゴジラの熱線により、卵を守るように覆い被さりながら絶命した。
◆&b(){モスラ(幼虫)}
成虫モスラが敗れた後に誕生した。
双子であり、生まれたばかりではあるがゴジラと戦闘に入る。
ゴジラとは体格や力に差があるが、物陰に隠れながら糸を吐き、ゴジラをがんじがらめにすることで勝利した。
双子のうちもう一匹はゴジラの尻尾に[[噛み付き]]、ゴジラが振り払おうと何度もぶつけられた怪我が原因で次回作では死亡している……ということになっている。
*【登場人物】
◆&b(){酒井 市郎}(演:宝田明)
毎朝新聞の記者。倉田干拓地と卵の取材をすることで、今回の物語に関わっていく。演じる宝田明は[[初代ゴジラ>ゴジラ(1954)]]に続きゴジラ映画の主役は2度目である。
◆&b(){中西 純子}(演:星由里子)
酒井の助手でカメラを担当している。小美人に対していち早く協力をしようとする。
◆&b(){三浦}(演:小泉博)
今作の科学者。動物学者で卵の調査を担当したことで酒井達と知り合い行動を共にする。
演じた小泉博は[[ゴジラの逆襲]]の主役を演じていた。また『[[モスラ>モスラ(1961)]]』でも同じポジションの科学者を演じている。
◆&b(){小美人}(演:ザ・ピーナッツ)
モスラには欠かせない、もはやお馴染みの二人組の妖精のような存在。今作でも歌を披露する。
彼女達のために超巨大なイスやテーブルのセットが作られたりしている。
◆&b(){熊山}(演:田島義文)
モスラの卵を買い取り見せ物にしようとする小悪党。小美人まで見せ物にしようとした。
虎畑の手下で「モスラ」のネルソンにあたる人物、
最期は金の分け前でもめて虎畑に[[拳銃]]で殺害される。
◆&b(){虎畑 二郎}(演:佐原健二)
熊山のバックについていた興業師。行き過ぎた資本主義の悪い面を体現したような人物。
最期はホテルで熊山を殺害した後、ゴジラにホテルごと潰される。
『[[ウルトラQ]]』の万丈目準などの特撮常連の佐原健二氏が演じているが、悪役での出演は意外にも珍しかったりする。
*【余談】
1970年には冬休み東宝チャンピオンまつりの一本として、1980年には『[[ドラえもん のび太の恐竜]]』の併映として短縮版が公開された。
後者は通常の短縮版と違い、タイトル前に特撮シーンのハイライトが流れる。
また、ポスターは松本零士が手掛けた。
『[[ウルトラマンサーガ]]』で[[ゴメス>ゴメス(ウルトラ怪獣)]]が地中から出現するシーンは、本作のゴジラが山岳地帯から出現したシーンのオマージュである。
**【DVD】
上記の短縮版が収録されている他、オーコメは佐原健二氏が担当し、当時の思い出を語っている。
追記・修正は半熟ゆで卵を食べながらお願いします。
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#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- アメリカでの追加シーン、見たかった。 -- 名無しさん (2013-08-27 19:27:20)
- この作品で小美人を宣伝に使う云々でトラブルになったのを覚えていると、次作で小美人がテレビ出演のため来日した事に違和感を感じてしまう -- 名無しさん (2014-07-20 23:20:40)
- 最初は「ゴジラが姫路に出現して姫路城を襲う」と言うストーリーがあったんだよね -- 名無しさん (2014-08-04 16:58:15)
- ↑↑三大怪獣の頃には日本人とは少しは仲良くなれてたってことじゃないかな…どうでしょう? -- 名無しさん (2014-08-24 03:50:24)
- 初代、GMKに隠れているが今作のゴジラも中々顔が怖い -- (2015-12-13 03:20:52)
- この映画を大山版ドラえもんの映画第1作「のび太の恐竜」との併映でリバイバル上映してたのを見たのが最初だった。当時幼な心にゴジラは正義の味方のイメージを持っていたから、ゴジラが悪役で出てたこの映画に違和感を感じながら見てた記憶があるなぁ・・・ -- 名無しさん (2017-07-26 15:35:17)
- もしかしたら、この映画のリメイク的なものが東京SOSなのかしら。親モスラがやられて、子モスラが代わりに立ち向かうところとか。 -- 名無しさん (2018-01-01 19:05:38)
- ↑少なくとも意識してはつくってる。SOSでモスラ幼虫が隠れながら戦うシーンとかこの作品のゴジラ対モスラ幼虫のシーンそのままだったし -- 名無しさん (2018-01-01 19:10:24)
- 逆にアメリカ版DVDだとハロルド・コンウェイが戦艦からゴジラに砲撃する例のシーンが含まれている!しかも両面収録(表:シネスコ版 裏:トリミングスタンダード版)なので取り扱い注意! -- 昼太郎 (2019-04-03 20:31:45)
- 結局漁師のじいさん達は大損になったんだよなぁ。 -- 名無しさん (2019-06-01 09:27:54)
- 昭和シリーズでも1、2を争う程の傑作。 -- 名無しさん (2020-06-05 17:34:07)
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&font(#ff0000,40px,b){モスラ&font(#ffa500,30px){対}ゴジラ}
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『&b(){モスラ対ゴジラ}』は[[ゴジラシリーズ]]第4作目の作品である。
「[[&color(red){ゴジラ対モスラ}>ゴジラVSモスラ]]」は誤表記なので要注意。
1964年4月29日公開
観客動員数720万人
前作 [[キングコング対ゴジラ]]
次作 [[三大怪獣 地球最大の決戦]]
*【概要】
前作『キングコング対ゴジラ』に続いて今作では東宝のスター怪獣である&b(){[[モスラ>モスラ(昭和作品)]]}と&b(){[[ゴジラ]]}の対決となった。
今作でゴジラは敗北することになるが、昭和シリーズでゴジラの「敗北END」となったのは今作のみ。
前作と比べると娯楽性の中にもメッセージ性があり、喜劇的な内容は大分削られている。
*【あらすじ】
巨大台風が過ぎ去った翌日、高潮の被害を倉田干拓地を取材した毎朝新聞記者の酒井と助手の純子は奇妙な物体を拾う。
また、静の浦には巨大な卵が流れ着いていた。
ハッピー興業の熊山が現地の網元と交渉して卵を買い取り、卵を見せ物にテーマパークを作ろうとする。
その巨大な卵を調査する科学者の三浦と酒井達だが、小美人が現れ卵はモスラの卵であり、インファント島に返して欲しいと頼まれる。
それを受け交渉する酒井や三浦だが、熊山とバックにいる虎畑には聞き入れてもらえなかった。
そんな中、倉田干拓地からゴジラが出現、名古屋市街地を破壊する。
酒井達は&font(l){悠長に}インファント島へ向かい、モスラにゴジラを撃退してもらうよう小美人に頼む。
願いを聞き入れた小美人とモスラはゴジラ撃退のため、また卵を守るために日本に向かう。
*【登場怪獣】
◆&b(){[[ゴジラ]]}
ご存知、我らが怪獣王。倉田干拓地の&b(){地中}から出現する。
大抵の作品ではゴジラは海から出現するため、地中から出現するというケースは非常にレアで、今作でしか見られない描写である。
今作でも高圧電流には苦戦する。成虫モスラには苦戦しつつも何とか勝利するが、幼虫モスラには糸での緊縛プレイをされた上に水責めの放置プレイで敗北してしまう。
次回作以降、ゴジラvs悪の怪獣という構図が定番化するため、昭和シリーズで完全に「ヒール役のゴジラ」が見れるのは今作が最後。
本作でのゴジラのスーツは「&color(green){モスゴジ}」と呼ばれ、前回のキンゴジと比べると眉毛のような突起が目立ち、更に体型はスリムになった。
また、悪役という立ち位置から顔付きも全体的に悪人寄りであり、特にその鋭い目付きは「どの角度から見ても睨んでる」という手の込んだ造形となっている。
◆&b(){[[モスラ(成虫)>モスラ(昭和作品)]]}
インファント島の守り神。卵を生み寿命が尽きるのを待つだけだったが、&font(l){日本人たちの無茶振りにより}卵と日本を守るために、残りの命をゴジラ撃退に燃やす。
空中からの攻撃と命をかけた毒燐粉の攻撃で優位に立つが寿命とゴジラの熱線により、卵を守るように覆い被さりながら絶命した。
◆&b(){モスラ(幼虫)}
成虫モスラが敗れた後に誕生した。
双子であり、生まれたばかりではあるがゴジラと戦闘に入る。
ゴジラとは体格や力に差があるが、物陰に隠れながら糸を吐き、ゴジラをがんじがらめにすることで勝利した。
双子のうちもう一匹はゴジラの尻尾に[[噛み付き]]、ゴジラが振り払おうと何度もぶつけられた怪我が原因で次回作では死亡している……ということになっている。
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◆&b(){酒井 市郎}(演:宝田明)
毎朝新聞の記者。倉田干拓地と卵の取材をすることで、今回の物語に関わっていく。演じる宝田明は[[初代ゴジラ>ゴジラ(1954)]]に続きゴジラ映画の主役は2度目である。
◆&b(){中西 純子}(演:星由里子)
酒井の助手でカメラを担当している。小美人に対していち早く協力をしようとする。
◆&b(){三浦}(演:小泉博)
今作の科学者。動物学者で卵の調査を担当したことで酒井達と知り合い行動を共にする。
演じた小泉博は[[ゴジラの逆襲]]の主役を演じていた。また『[[モスラ>モスラ(1961)]]』でも同じポジションの科学者を演じている。
◆&b(){小美人}(演:ザ・ピーナッツ)
モスラには欠かせない、もはやお馴染みの二人組の妖精のような存在。今作でも歌を披露する。
彼女達のために超巨大なイスやテーブルのセットが作られたりしている。
◆&b(){熊山}(演:田島義文)
モスラの卵を買い取り見せ物にしようとする小悪党。小美人まで見せ物にしようとした。
虎畑の手下で「モスラ」のネルソンにあたる人物、
最期は金の分け前でもめて虎畑に[[拳銃]]で殺害される。
◆&b(){虎畑 二郎}(演:佐原健二)
熊山のバックについていた興業師。行き過ぎた資本主義の悪い面を体現したような人物。
最期はホテルで熊山を殺害した後、ゴジラにホテルごと潰される。
『[[ウルトラQ]]』の万丈目準などの特撮常連の佐原健二氏が演じているが、悪役での出演は意外にも珍しかったりする。
*【余談】
1970年には冬休み東宝チャンピオンまつりの一本として、1980年には『[[ドラえもん のび太の恐竜]]』の併映として短縮版が公開された。
後者は通常の短縮版と違い、タイトル前に特撮シーンのハイライトが流れる。
また、ポスターは松本零士が手掛けた。
『[[ウルトラマンサーガ]]』で[[ゴメス>ゴメス(ウルトラ怪獣)]]が地中から出現するシーンは、本作のゴジラが山岳地帯から出現したシーンのオマージュである。
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上記の短縮版が収録されている他、オーコメは佐原健二氏が担当し、当時の思い出を語っている。
追記・修正は半熟ゆで卵を食べながらお願いします。
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- アメリカでの追加シーン、見たかった。 -- 名無しさん (2013-08-27 19:27:20)
- この作品で小美人を宣伝に使う云々でトラブルになったのを覚えていると、次作で小美人がテレビ出演のため来日した事に違和感を感じてしまう -- 名無しさん (2014-07-20 23:20:40)
- 最初は「ゴジラが姫路に出現して姫路城を襲う」と言うストーリーがあったんだよね -- 名無しさん (2014-08-04 16:58:15)
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- 初代、GMKに隠れているが今作のゴジラも中々顔が怖い -- (2015-12-13 03:20:52)
- この映画を大山版ドラえもんの映画第1作「のび太の恐竜」との併映でリバイバル上映してたのを見たのが最初だった。当時幼な心にゴジラは正義の味方のイメージを持っていたから、ゴジラが悪役で出てたこの映画に違和感を感じながら見てた記憶があるなぁ・・・ -- 名無しさん (2017-07-26 15:35:17)
- もしかしたら、この映画のリメイク的なものが東京SOSなのかしら。親モスラがやられて、子モスラが代わりに立ち向かうところとか。 -- 名無しさん (2018-01-01 19:05:38)
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- 逆にアメリカ版DVDだとハロルド・コンウェイが戦艦からゴジラに砲撃する例のシーンが含まれている!しかも両面収録(表:シネスコ版 裏:トリミングスタンダード版)なので取り扱い注意! -- 昼太郎 (2019-04-03 20:31:45)
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- 昭和シリーズでも1、2を争う程の傑作。 -- 名無しさん (2020-06-05 17:34:07)
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