一ヶ尾瑞陽(装甲悪鬼村正)

「一ヶ尾瑞陽(装甲悪鬼村正)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

一ヶ尾瑞陽(装甲悪鬼村正)」(2022/11/07 (月) 11:21:40) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2012/01/24(火) 03:40:14 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &font(#ff0000){「力を尽くして、敗れる…………それが。} &font(#ff0000){こういうものだとは、思いませんでした」} 一ヶ尾瑞陽(いちがお みずひ)とは、装甲悪鬼村正の[[湊斗景明]]の過去にあたる第五編、宿星騎のメインキャラクターである。 CVは[[木村あやか]]。 もと六波羅幕軍軍属であり、登場時は山賊団の女首領。 軍において横領が発覚し、夜逃げをする形で景明の住む町に辿り着き、「志士団」として略奪行為をするようになった。 容貌は山賊の首領という立場からは意外なほど清潔としており、六波羅の軍服を着崩している。 髪型がネコ耳っぽくて可愛い。また、露出が多い割りに男に肌を見せたことがない。 武者であり、流派は六波羅新陰流。 世襲で御館(家長)となったであろう彼女だが、実力は景明以上。 六波羅新陰流宗主、柳生常闇斎が師の一人であり、国内最高峰の剣術家である常闇斎をして「天稟あり」と言わしめている。 重心の完全制御を体得しており、女性の手足の短さを、「切落」のような返し技を持つことでむしろ長所として用いる。   装甲する[[劔冑]]は九〇式竜騎兵甲(キューマルドラコ) 本編中では一度も使われなかった。 人間としては力に過信し、底意地が悪く、高慢。 人を馬鹿にするとき「おーっほっほっ」と高らかに笑う。本編中五度この笑い方が見られ、「ほっ」の字数は277字。笑い過ぎ。 余りに長いため、笑っている間は部下は世間話などを始めたりする。 性格は余り宜しくない彼女だが、身魂は武士そのもの。 人間相手に劔冑を使うことは無く、横領事件も実際には彼女は関与していない。また、山賊を最下等の、しかし武士としての生き方としており、女を攫う、奴隷売買などは程度が過ぎるとして硬く禁じていた。 (山賊行為に彼女の意思が無かったとは言い難いが) ちなみに彼女の一人称はアタシだが、特定の相手に対してだけ「私(アタクシ)」に変わる。   山賊団の退去を願い出た景明を彼女は一笑するが、勝負を持ちかけられ、態と素人臭く演技をした景明を侮り、一度敗れる。 勿論彼女が納得することは無く、弟に家督を譲るという形で略奪行為を続けた。 そして後日、彼女は二振りの刀を携え、陽も昇らぬ早暁に湊斗宅に侵入。 景明の寝首を掻こうとしたところに景明に発見され、二度目の勝負を行う。 互いに力を出し尽くし、彼女は再び負けることとなった。この闘いは実に奈良原臭い名勝負であり、一見の価値あり。   敗北後、彼女は景明によって刀傷の手当てを受け、介抱をされることとなる。彼女は敗北を受け入れ、不思議なほどに落ち着いていた。 女首領、デレ期の到来である。 包帯の取替えを景明がしてくれないことに残念な顔をし、 景明があーん、をしてくれることに嬉しそうな顔をするのである。 景明がふーふーしてくれないかなと、ちょっと期待したりするのである。 勿論相手は名だたるニトロヒロインが束になっても適わない悪鬼、湊斗景明である。 彼女の想いなど露とも気づきはしない。だが、だがしかし。 凡百のヒロインの安易なデレとは違う、奥ゆかしきデレがそこにある。 あーもう瑞陽殿は本当に武士可愛い。   彼女は敗北を認めたものの、山賊団の入植、という要求に是としなかった。 それは武士としての矜持であり、部下を思ってのことでもある。しかし彼女の根底にあるものは、景明の慈悲を受け入れることで、彼女が景明の心にとって塵芥、とるに足りないものになるのが嫌だ、という思いからだった。 世には迷惑な女がいたものだ、と考えながら、彼女は切腹を決意。しかし光の病気と景明の事情を偶然耳にしてしまい、武士を捨てることを決意する。   後日、彼女は約束を守ったものの、もともと武士であった部下たちの入植は上手く進まず、二週間足らずで部下の不満が爆発。弟に裏切られ劔冑を奪われ、敗北する。 かつての部下に強姦され、体中を膾切りにされながらも脱出。瀕死の身体で湊斗家に辿り着き、彼女は景明に部下の反乱を伝える。 流した涙は痛みでは無く、景明との約束を果たせなかった為にあった。 死の際に彼女は一つだけお願いをする。名前を呼んで、と。 景明は、彼女の名前さえ知らなかったのだ。 教えて貰った名前を呼ぶ。瑞陽殿、と。  最後に。  彼女は、それは嬉しそうに。  微笑ったのだ。  ――最後に。   本編終盤、魔王編にて再登場。 といっても、銀星号の卵に取り込まれた景明の精神の中での出会いであり、本人ではない。 自分の名前さえ思い出せない景明を、彼女はからかいながら優しく導いてくれる。 瑞陽は景明にとって、そんな存在だった。 出会いから別れまで数週間。まともに相対したのは数えるほど。 それでも、湊斗景明にとって一ヶ尾瑞陽は、塵芥などでは無かった。 &blankimg(ShowFile.png,width=76,height=102) 「過去に逃げてはだめ。どんなに辛くても ――未来を見て、現実を歩きなさい」 「湊斗景明。あなたは私に勝った男でしょう?」 「……一ヶ尾瑞陽……」 「いってらっしゃい」 そして女は、両手で優しく、あなたの背中を押した。 ……あなたは振り返らず、山から去った。   追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - もし彼女と景明が結ばれたなら、一磨を殺さない→統様生存で、誰も殺さない真の「英雄」の物語、装甲英雄KAGEAKIが見られたんだろうなと、夢想してる -- 名無しさん (2013-09-03 20:36:01) - ↑光がますますやばいことになりそうだな・・・ -- 名無しさん (2014-07-22 19:40:59) - この人の故郷探索の時の「どうしたの?」が、すごく慈愛に満ちた感じで好きだったな。 -- 名無しさん (2016-03-30 10:29:30) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/01/24(火) 03:40:14 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &font(#ff0000){「力を尽くして、敗れる…………それが。} &font(#ff0000){こういうものだとは、思いませんでした」} 一ヶ尾瑞陽(いちがお みずひ)とは、装甲悪鬼村正の[[湊斗景明]]の過去にあたる第五編、宿星騎のメインキャラクターである。 CVは[[木村あやか]]。 もと六波羅幕軍軍属であり、登場時は山賊団の女首領。 軍において横領が発覚し、夜逃げをする形で景明の住む町に辿り着き、「志士団」として略奪行為をするようになった。 容貌は山賊の首領という立場からは意外なほど清潔としており、六波羅の軍服を着崩している。 髪型がネコ耳っぽくて可愛い。また、露出が多い割りに男に肌を見せたことがない。 武者であり、流派は六波羅新陰流。 世襲で御館(家長)となったであろう彼女だが、実力は景明以上。 六波羅新陰流宗主、柳生常闇斎が師の一人であり、国内最高峰の剣術家である常闇斎をして「天稟あり」と言わしめている。 重心の完全制御を体得しており、女性の手足の短さを、「切落」のような返し技を持つことでむしろ長所として用いる。   装甲する劔冑は九〇式竜騎兵甲(キューマルドラコ) 本編中では一度も使われなかった。 人間としては力に過信し、底意地が悪く、高慢。 人を馬鹿にするとき「おーっほっほっ」と高らかに笑う。本編中五度この笑い方が見られ、「ほっ」の字数は277字。笑い過ぎ。 余りに長いため、笑っている間は部下は世間話などを始めたりする。 性格は余り宜しくない彼女だが、身魂は武士そのもの。 人間相手に劔冑を使うことは無く、横領事件も実際には彼女は関与していない。また、山賊を最下等の、しかし武士としての生き方としており、女を攫う、奴隷売買などは程度が過ぎるとして硬く禁じていた。 (山賊行為に彼女の意思が無かったとは言い難いが) ちなみに彼女の一人称はアタシだが、特定の相手に対してだけ「私(アタクシ)」に変わる。   山賊団の退去を願い出た景明を彼女は一笑するが、勝負を持ちかけられ、態と素人臭く演技をした景明を侮り、一度敗れる。 勿論彼女が納得することは無く、弟に家督を譲るという形で略奪行為を続けた。 そして後日、彼女は二振りの刀を携え、陽も昇らぬ早暁に湊斗宅に侵入。 景明の寝首を掻こうとしたところに景明に発見され、二度目の勝負を行う。 互いに力を出し尽くし、彼女は再び負けることとなった。この闘いは実に奈良原臭い名勝負であり、一見の価値あり。   敗北後、彼女は景明によって刀傷の手当てを受け、介抱をされることとなる。彼女は敗北を受け入れ、不思議なほどに落ち着いていた。 女首領、デレ期の到来である。 包帯の取替えを景明がしてくれないことに残念な顔をし、 景明があーん、をしてくれることに嬉しそうな顔をするのである。 景明がふーふーしてくれないかなと、ちょっと期待したりするのである。 勿論相手は名だたるニトロヒロインが束になっても適わない悪鬼、湊斗景明である。 彼女の想いなど露とも気づきはしない。だが、だがしかし。 凡百のヒロインの安易なデレとは違う、奥ゆかしきデレがそこにある。 あーもう瑞陽殿は本当に武士可愛い。   彼女は敗北を認めたものの、山賊団の入植、という要求に是としなかった。 それは武士としての矜持であり、部下を思ってのことでもある。しかし彼女の根底にあるものは、景明の慈悲を受け入れることで、彼女が景明の心にとって塵芥、とるに足りないものになるのが嫌だ、という思いからだった。 世には迷惑な女がいたものだ、と考えながら、彼女は切腹を決意。しかし光の病気と景明の事情を偶然耳にしてしまい、武士を捨てることを決意する。   後日、彼女は約束を守ったものの、もともと武士であった部下たちの入植は上手く進まず、二週間足らずで部下の不満が爆発。弟に裏切られ劔冑を奪われ、敗北する。 かつての部下に強姦され、体中を膾切りにされながらも脱出。瀕死の身体で湊斗家に辿り着き、彼女は景明に部下の反乱を伝える。 流した涙は痛みでは無く、景明との約束を果たせなかった為にあった。 死の際に彼女は一つだけお願いをする。名前を呼んで、と。 景明は、彼女の名前さえ知らなかったのだ。 教えて貰った名前を呼ぶ。瑞陽殿、と。  最後に。  彼女は、それは嬉しそうに。  微笑ったのだ。  ――最後に。   本編終盤、魔王編にて再登場。 といっても、銀星号の卵に取り込まれた景明の精神の中での出会いであり、本人ではない。 自分の名前さえ思い出せない景明を、彼女はからかいながら優しく導いてくれる。 瑞陽は景明にとって、そんな存在だった。 出会いから別れまで数週間。まともに相対したのは数えるほど。 それでも、湊斗景明にとって一ヶ尾瑞陽は、塵芥などでは無かった。 &blankimg(ShowFile.png,width=76,height=102) 「過去に逃げてはだめ。どんなに辛くても ――未来を見て、現実を歩きなさい」 「湊斗景明。あなたは私に勝った男でしょう?」 「……一ヶ尾瑞陽……」 「いってらっしゃい」 そして女は、両手で優しく、あなたの背中を押した。 ……あなたは振り返らず、山から去った。   追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - もし彼女と景明が結ばれたなら、一磨を殺さない→統様生存で、誰も殺さない真の「英雄」の物語、装甲英雄KAGEAKIが見られたんだろうなと、夢想してる -- 名無しさん (2013-09-03 20:36:01) - ↑光がますますやばいことになりそうだな・・・ -- 名無しさん (2014-07-22 19:40:59) - この人の故郷探索の時の「どうしたの?」が、すごく慈愛に満ちた感じで好きだったな。 -- 名無しさん (2016-03-30 10:29:30) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: