大リーグボール

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&font(#6495ED){登録日}:2010/11/15(月) 03:20:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 大リーグボールとは、[[漫画]]『[[巨人の星]]』及び『新・巨人の星』内において、主人公星飛雄馬が投げる変化球の総称である。 飛雄馬が速球投手として(体重が軽いから球威が軽いという、現在から考えれば謎の理論であるが、当時は信じられていた)の限界に悩み、大投手金田正一に変化球の教えを請うた折、 「星の若さがあれば新たな変化球を発明できる」という言葉を受けたことをきっかけとして作りあげられた。   ・大リーグボール1号 まず登場したのがこの球。 構えたバットにあて、凡打にするという言葉では伝えづらい変化球である。 魔送球を投げられる程のコントロールでもって投げた球で、 デッドボールと見せかけたフェイントでもって相手を威嚇し、萎縮した相手が、 振れずに構え続けたバットに&bold(){故意に当てる}。 相手が頭の近くに来るボールに対してどう反応するかを完璧に予測して超変化球を投げるという逝かれた投球法である。 花形は(完全な魔球であるか確かめることも兼ねて)「ビーンボールだ」と抗議したが、審判団の意見としては「狙うのはあくまでバットなのでビーンボールではない」とのこと。 これに対し花形、左門といった[[ライバル]]達は苦戦を強いられるも、 ものすごい変な姿勢でも快打を打てるように特訓した%%変人%%ライバル達に最終的に攻略され、 さらにそれを極めたと言えるオズマの登場で完璧に打ちのめされた。 なお、この大リーグボールは後の右投手として再起後の時代に再使用を試みた事があるが、右投手としての制球力では使えないと発言している(原作のみ。アニメ版では使用した)。   ・大リーグボール2号 こちらは言わずと知れた消える魔球である。 父一徹の魔送球をもとにあみだされた。 こちらも登場以降ライバル達を苦しめるが、魔送球の改良ということもあり、早々に原理の80%まで解明される。 その後花形にホームランを浴び、飛雄馬は野球に対する情熱を失ってしまう。 ちなみに理論は、まず第一段階として、飛雄馬の独特の投球フォーム(足を高く跳ね上げる)により生じる土埃を、 凄まじい勢いで投げられるボールと共に巻きこんで土をまぶす。 第二段階として、魔送球の応用でベース前の土を巻き上げ同化する、というもの。 なんじゃそりゃ。ぶっちゃけ砂漠ばりに砂だらけでも無ければ、そんな現象起こり得る筈が(ry) それ以前に、投球時に故意にボールに土をつけている時点で反則([[不正投球]]の一種・マッドボール)である。一応、球に刷り込むのではなく勝手に巻き込むのだからこれがルール違反なら、ワンバウンドしたボールに土が付着してもルール違反だという苦しいフォローはされているが。 投球前にスイングを繰り返して砂を払う(左門)、3塁ランナーが強引なホームスチールをしてホームベースの土の舞い上がりを手で防ぐ(花形の打席)、ヘルメットを落として土ぼこりを上げさせない(花形、野村克也)、ユニホームに水を含ませ、スイングで振りまいて地面を固める(アルトマン)といった様々な攻略法が用いられた。 そして、立て続けに打たれたことで精神的に不安定になった飛雄馬に対し、花形は何の意味もない一本足打法を見せて投球モーションを不完全なものにし、ボールを消えなくさせてホームランを打った。 消える魔球の先駆者の一つといえる魔球であり、アニメ版『新・巨人の星Ⅱ』においては再利用されたため、 最終的には消える魔球まで投げられる制球力が右腕にも備わったと言える。 ちなみに[[空想科学読本]]で、この大リーグボール2号の弱点はホームベースの掃き掃除や汚れたボールの取り替えと書かれている。   ・大リーグボール3号 バットを避けて通る魔球。 この球で飛雄馬は真に"巨人の星"となったと言える。 原理は後に飛雄馬の手紙により明かされるが、何でも投げる瞬間に親指と中指で押し出すことで、 球にバックスピンをかけ、球が本塁に届く頃には限界まで速度を落ち、フワフワと飛ぶ球は、 バットの振った時の風圧でバットを避ける……らしい。 風圧で球がバットを避けきるより先に球がバットにぶつかりそうだが気にしない。 左門、花形ら積年のライバル達もこの球を打つことはできなかった。 しかしこの球は不自然に腕を酷使するため、指が二度と動かなくなる危険性があり、 飛雄馬もそれを理解しながら「死ぬときはたとえどぶの中でも前のめりに死んでいたい」という意志のもと投げ続けた。 だが、風圧の弱いスイングではボールが避けきらないという[[弱点]]があり、普段バッティングの強くないピッチャーにヒットを打たれるというケースが散見された。 無論[[バント>バント(野球・犠打)]]でも当たるため、アニメ版における最終戦では川上監督に直訴して外野手を全員内野に配備し、バント作戦に備えるという対策を講じた。 そして最後の[[中日>中日ドラゴンズ]]戦においてパーフェクト達成の最後の1球を投げた時にとうとう左腕は破壊されてしまった。 この時、一徹は伴を逆立ちさせ続け、限界まで体力を消耗させて腕の力を弱めることで、風圧を抑えて球を捕える、という戦術を講じた。 が、ぶっちゃけアンダースローの時にしか3号は投げられないので、3号の時のみ限界までゆっくり振れば(ry 打った伴はボロボロの体で一塁へ進みクロスプレーとなるが、原作では審判が混乱して正確なジャッジを下せず、[[巨人>読売ジャイアンツ/読売巨人軍]]が勝手に完全試合達成を主張したため提訴試合にまで発展した。 アニメではちゃんとアウトになっている。 なお、アニメオリジナルの『新・巨人の星Ⅱ』では禁断の魔球でありながらも、少数回ほど投げている。おい、設定は(ry 京楽の[[パチンコ]]「巨人の星」ではこれが選ばれると、どんな相手だろうと勝利確定となる。   その後飛雄馬は左腕を破壊されて、引退・失踪し、『巨人の星』は終了した。が……   ・大リーグボール右1号(通算で4号。蜃気楼の魔球) 飛雄馬が右投手として再起した『新・巨人の星』において、飛雄馬が投げた新たな魔球である。 左腕の故障で自暴自棄になり、毎日酒浸りの飛雄馬が右腕でボールを投げたら、 とんでもない剛速球を投げられた、という感じで右投手として復帰した後、やはり右の大リーグボールに行き着いた飛雄馬が自分で考案し、 老いた父親の一徹も冥土の土産にと、初めて親子で協力して出来上がった魔球である。 まあ[[養成ギプス>大リーグボール養成ギプス]]は両腕に付けていたので、当たり前っちゃ当たり前だが、実は右利きだったという後付け(ry 王貞治曰く「蜃気楼の魔球」。 2号が消える魔球だったのに対しこちらは3つに増える魔球である。 最早それっぽい原理の説明は存在しない。 この球も「本物の球は影がある」と見抜かれて、例外なく花形、左門に攻略される。 そもそも分身の球はストライクゾーンから明らかに外れた位置になるので、 相手にしなけりゃ良いんじゃね? とかいう疑問が生じるが。 気にしてはいけない。 新巨人の星自体がこの魔球が打たれたあたりで連載が終了したため、結果として、飛雄馬が投げた生涯最後の大リーグボールとなった。 なお、飛雄馬はその後、原作の世界線においては、更なる続編の漫画で最終的に藤田巨人の時代(80年代中頃)までには二軍コーチに落ち着く事が明らかになっている。 だが、作画担当が変わった事による画の変化と、飛雄馬が主人公ではなくなった事によって、その認知度も低いため、巨人の星シリーズの正史に含まない見方もある。 結果として、現在では80年代に入っても飛雄馬が巨人で現役を続けたのかはいささか不透明な結果になっている。 アニメ版『新・巨人の星Ⅱ』では、サイドスローから投げられる162km/hのストレートが無数に分身する「蜃気楼ボール」という魔球になっている。 極端な疲労や影が見えるという弱点は存在せず、安定した投球が続けられていた。 何故か風に弱いという弱点があり、花形は大リーグボール養成ギブスをつけた猛特訓の末にバットを一度止めて風を起こしてから残像を消し、もう一度振りかぶってから打つという荒技「ツバメ返し打法」でホームランしている。 が、打った花形は代償として全身の筋肉がバラバラになり、選手生命を絶たれて引退している。 ちなみにこのシーンは左1号を強引に振り抜いてホームランした時の[[オマージュ]]だったりする。 普通、飛雄馬は一度魔球を打たれたら次の魔球を考えるが、蜃気楼ボールはまともに攻略できた選手が誰一人いないため、花形引退後も使い続けている。 (アニメ版の後年の総集篇では『新Ⅱ』の結末が採用されているため、引退から12年後(引退した1979年から計算すると、90年代初頭の頃)の時点では[[アメリカ>アメリカ合衆国]]在住との事。 追記・修正という星座のどまんなかでひときわでっかい明星となって光れ! かがやけ! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - とし子宇宙へー!! -- 名無しさん (2014-02-24 17:28:45) - 1号と2号をきちんと使い分けてりゃ3号開発して腕壊すなんて事にならなかったと思うんだがなぁ -- 名無しさん (2014-05-27 00:08:08) - 2号は原理上、キャッチャーの視界からも球が消えてしまう。パスボールを誘発しやすいため、ランナーがいると危なくて使えない。 -- 名無しさん (2016-05-19 18:41:07) - 「花形」の方の飛雄馬も大リーグボール1号開発してたけどそっちの飛雄馬は金属バットへし折る超絶球威の持ち主だから普通にストレート一本でやっていけたんじゃないかと -- 名無しさん (2017-12-29 08:40:16) - 消える魔球に関しては「ボール投げた後に土煙に巻き込んだだけ。これが反則ならワンバンしたボールに土ついてたのも反則になる」って作中で言ってたな -- 名無しさん (2018-03-04 09:53:56) - 右1号は原作だとハーフスピード程度だけど、アニメ版だとサイドスローから投げられるボールの速さが162km/hと同等だそうだ -- 名無しさん (2018-03-09 13:16:43) - 「かっとばせ!キ〇ハラくん」では、バッターが見えなければ審判も見えないのでストライクに出来ないっていってたなw -- 名無しさん (2018-03-09 14:20:39) - 現実だと、すっぽ抜けた投球が打者のバットに当たると「大リーグボール1号」と称されることもある。高橋光成の高校時代とか。 -- 名無しさん (2020-03-19 22:51:56) - 162km/hの速球を投げられるのなら魔球を開発しなくても良かったのでは……。右腕なら球も軽くなかっただろうし。 -- 名無しさん (2020-03-19 23:17:12) - あだち充の「H2」ですっぽ抜けた投球が構えていたバットに偶然ヒット、そのまま打ち上げキャッチャーフライでアウトになるという珍事があった。あのボールの打ち方教えてやろうか?昔まんがで読んだよ、というやり取りは当時の子供達にはサッパリだったとおもう。 -- 名無しさん (2020-05-19 11:17:13) - 2号は消えなくても一旦沈んだ後浮き上がってミットに収まる魔球だから並みの打者は消えなくても打てないと思う -- 名無しさん (2020-05-19 11:54:52) - ↑それがな…ヘルメットをわざと落として土煙を消すというお気軽攻略法が見つけられて球筋が丸わかりになってしまったんだよ。ただでさえわかりやすいフォームだし超人しかいない選手だから飛雄馬ももう使えないって思ったんじゃないか -- 名無しさん (2020-05-20 23:34:25) - 3号の時のみ限界までゆっくり振れば(ryってあるけどそもそも3号発明後はひたすら3号のみ投げ続けてたよね。 -- 名無しさん (2021-07-20 21:12:43) #comment #areaedit(end) }
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とかいう疑問が生じるが。 気にしてはいけない。 新巨人の星自体がこの魔球が打たれたあたりで連載が終了したため、結果として、飛雄馬が投げた生涯最後の大リーグボールとなった。 なお、飛雄馬はその後、原作の世界線においては、更なる続編の漫画で最終的に藤田巨人の時代(80年代中頃)までには二軍コーチに落ち着く事が明らかになっている。 だが、作画担当が変わった事による画の変化と、飛雄馬が主人公ではなくなった事によって、その認知度も低いため、巨人の星シリーズの正史に含まない見方もある。 結果として、現在では80年代に入っても飛雄馬が巨人で現役を続けたのかはいささか不透明な結果になっている。 アニメ版『新・巨人の星Ⅱ』では、サイドスローから投げられる162km/hのストレートが無数に分身する「蜃気楼ボール」という魔球になっている。 極端な疲労や影が見えるという弱点は存在せず、安定した投球が続けられていた。 何故か風に弱いという弱点があり、花形は大リーグボール養成ギブスをつけた猛特訓の末にバットを一度止めて風を起こしてから残像を消し、もう一度振りかぶってから打つという荒技「ツバメ返し打法」でホームランしている。 が、打った花形は代償として全身の筋肉がバラバラになり、選手生命を絶たれて引退している。 ちなみにこのシーンは左1号を強引に振り抜いてホームランした時の[[オマージュ]]だったりする。 普通、飛雄馬は一度魔球を打たれたら次の魔球を考えるが、蜃気楼ボールはまともに攻略できた選手が誰一人いないため、花形引退後も使い続けている。 (アニメ版の後年の総集篇では『新Ⅱ』の結末が採用されているため、引退から12年後(引退した1979年から計算すると、90年代初頭の頃)の時点では[[アメリカ>アメリカ合衆国]]在住との事。 追記・修正という星座のどまんなかでひときわでっかい明星となって光れ! かがやけ! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - とし子宇宙へー!! -- 名無しさん (2014-02-24 17:28:45) - 1号と2号をきちんと使い分けてりゃ3号開発して腕壊すなんて事にならなかったと思うんだがなぁ -- 名無しさん (2014-05-27 00:08:08) - 2号は原理上、キャッチャーの視界からも球が消えてしまう。パスボールを誘発しやすいため、ランナーがいると危なくて使えない。 -- 名無しさん (2016-05-19 18:41:07) - 「花形」の方の飛雄馬も大リーグボール1号開発してたけどそっちの飛雄馬は金属バットへし折る超絶球威の持ち主だから普通にストレート一本でやっていけたんじゃないかと -- 名無しさん (2017-12-29 08:40:16) - 消える魔球に関しては「ボール投げた後に土煙に巻き込んだだけ。これが反則ならワンバンしたボールに土ついてたのも反則になる」って作中で言ってたな -- 名無しさん (2018-03-04 09:53:56) - 右1号は原作だとハーフスピード程度だけど、アニメ版だとサイドスローから投げられるボールの速さが162km/hと同等だそうだ -- 名無しさん (2018-03-09 13:16:43) - 「かっとばせ!キ〇ハラくん」では、バッターが見えなければ審判も見えないのでストライクに出来ないっていってたなw -- 名無しさん (2018-03-09 14:20:39) - 現実だと、すっぽ抜けた投球が打者のバットに当たると「大リーグボール1号」と称されることもある。高橋光成の高校時代とか。 -- 名無しさん (2020-03-19 22:51:56) - 162km/hの速球を投げられるのなら魔球を開発しなくても良かったのでは……。右腕なら球も軽くなかっただろうし。 -- 名無しさん (2020-03-19 23:17:12) - あだち充の「H2」ですっぽ抜けた投球が構えていたバットに偶然ヒット、そのまま打ち上げキャッチャーフライでアウトになるという珍事があった。あのボールの打ち方教えてやろうか?昔まんがで読んだよ、というやり取りは当時の子供達にはサッパリだったとおもう。 -- 名無しさん (2020-05-19 11:17:13) - 2号は消えなくても一旦沈んだ後浮き上がってミットに収まる魔球だから並みの打者は消えなくても打てないと思う -- 名無しさん (2020-05-19 11:54:52) - ↑それがな…ヘルメットをわざと落として土煙を消すというお気軽攻略法が見つけられて球筋が丸わかりになってしまったんだよ。ただでさえわかりやすいフォームだし超人しかいない選手だから飛雄馬ももう使えないって思ったんじゃないか -- 名無しさん (2020-05-20 23:34:25) - 3号の時のみ限界までゆっくり振れば(ryってあるけどそもそも3号発明後はひたすら3号のみ投げ続けてたよね。 -- 名無しさん (2021-07-20 21:12:43) #comment #areaedit(end) }

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