トーマの心臓

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&font(#6495ED){登録日}:2012/03/11(日) 23:50:12 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){これがぼくの愛} #center(){これがぼくの心臓の音} #center(){きみにはわかっているはず} 『トーマの心臓』とは、萩尾望都による少女[[漫画]]である。 【あらすじ】 ある冬の終わり、少年トーマ・ヴェルナが陸橋から転落し死亡した。 誰もが騒然するとする中、ユーリだけは彼の死を冷たく流す。 寮の同室者であるオスカーから手紙を受け取ると、それはユーリに宛てられたトーマの遺書であった。 遺書にはユーリへの愛が綴られていたが、トーマの愛を理解できない彼は遺書を破り捨ててしまう。 踵を返したとき、トーマの姿を見るがそれは彼と瓜二つの転入生エーリク・フリューリンクだった。   【登場人物】 ・ユリスモール・バイハン 「クラス委員で図書委員で成績がトップで品行方正マイナス点なしスキャンダルなし」と作中紹介されている通り、模範的な優等生である。少々頭が固い。 同級生や下級生からは憧れの存在であり、上級生も一目置いている。&font(#ff0000){親衛隊が存在する程の人気。} 昔は今ほど固くはなく、年相応の少年だったが、あることをきっかけに変わってしまった。 決して人前で肌を晒そうとしない。 かなり情緒不安定であるが、死人から強烈なラブレターを貰っては仕方が無い気もする。 彼には自分を許し難い過去と罪があるわけだが…。 ・エーリク・フリューリンク ユーリと同学年。 トーマの亡くなった半月後に転入してくる。 学校に通うのは初めてで、我儘で子供っぽい性格や周りがトーマの話題ばかり出してくることも手伝って集団行動に馴染めずいた。 癇癪を起こして暴れた際、オスカーにル・ベベ(あかんぼう)と呼ばれ以後定着した。 かなりの[[マザコン>マザーコンプレックス]]。惚れっぽい母親とその恋人の不満を漏らしていたが、彼にも悲劇が訪れる。 彼の素直で後先考えない行動はトラブルを招くことも多いが、救われた者もたくさんいる。 トーマとの違いは、髪質と瞳・髪の色。 ・オスカー・ライザー ユーリ・エーリクと同学年であるが、学校に入る前1年程父親と旅をしていたので年齢は1つ年上。 授業をサボったり煙草を吸ったりと不良のようであるが、判断力と統率力に優れており、人望が厚い。 また、さり気ない気遣いができ周りは彼に助けられることが多い。 寮でユーリの同室者であり(作中変わるが)彼の1番近しい友人ではないだろうか。 また、エーリクを気に入り兄貴分のように面倒をみる。 &font(#ff0000){男からも女からもモテる} オスカーが持っているジョーカーとは何なのかも、物語で重要となる。 彼のファンなら旅をしていた時期の話である「訪問者」は必見。 彼のなりたかったものとは何か。 ・トーマ・ヴェルナー ユーリたちより1学年下。 その容姿と性格から「フロイライン(かわいい子)」として可愛がられていた。 友人のアンテの誘いでどちらが先にお固い優等生のユーリを落とせるか[[ゲーム]]をする。(その結果茶番劇と呼ばれている) 物語は、彼の死から始まり彼の愛で進んでいく。 いちいち愛が重い。しかし、その重い愛は救いになるのだろう。   ・バッカス ユーリたちより上級生。 作中きってのいい人。 ユーリやエーリクを見守り支えるオスカーを心配してくれる。 名前が酒神でかなり似合っている。 ・アンテ ユーリたちの1学年下。 容姿は可愛いが性格はろくでもない。 オスカーが好き。 ・サイフリート 以前学校にいたが、ある事件を起こしたため放校となった。 六角眼鏡で悪そうな人。というか、悪い人。 番外編に前述した『訪問者』『湖畔にて - エーリク 十四と半分の年の夏』がある。 姉妹編に『11月のギムナジウム』がある。 こちらは、舞台や登場人物は同じであるが微妙に設定が違っているため話の繋がりはない。(と思われる) キャラクターも中身が微妙に違うキャラもいるため、『トーマの心臓』と同じ感覚で読むと混乱するかもしれない。 オスカーファンはちょっと泣くかもしれない。   森博嗣により小説化しているが、原作ファンからは不評。 後に[[平成ガメラ>ガメラ(平成)]]三部作や[[デスノート>DEATH NOTE(漫画)]]を手掛ける金子修介監督の手により『1999年の夏休み』として映画化されている。 登場人物は女性が演じ舞台も変わっているが美しく儚い独特の世界観は好評。 深津絵里の映画デビュー作でもある。 ちなみに、舞台化もされている。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - JUNEとか少年愛とかの要素はあるけど、アガペーとか人類愛の話なんだよな。結局。ポーの一族といい、萩尾望都の構成力半端ねぇ。 -- 名無しさん (2016-09-13 02:36:48) - 愛情を証明する方法が自殺というのが過激すぎるというか、見方を変えればもはや呪いのようにも見える。結局ユーリも責任を感じる事になるし。冷静に考えると、もうちょっと手段を選んでくれと思ってしまう。この純粋さが作品の美しさであるし、読んでいるうちは引き込まれるのだけれど。デビュー数年でこれほど詩的な世界を創造できるのは凄すぎる -- 名無しさん (2020-04-20 15:09:24) - 小説版はオスカー視点で書かれてたっけ。読んだのかなり前だから記憶が曖昧だが -- 名無しさん (2020-04-20 15:18:16) #comment #areaedit(end) }
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