HiWIND -ハイウインド-

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&font(#6495ED){登録日}:2011/12/17 (土) 13:58:48 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &bold(){勇者とは巨大な蒐集装置である} と、誰かが言った。 } 『HiWIND -ハイウインド-』は、ツクールXPを利用して作成された無料配布RPGである。 作成元は鏡の如き泉というサークル。 項目冒頭の言葉でスタートする本作のコンセプトは、&font(#ff0000){「RPGによく居る、道中のつぼやタンスを漁りながら進む勇者」に突っ込みを入れる}こと。 逆に主人公には、勇者に自分の持ち物を盗まれた並みの強さしかない少女を据えている。 作者は後書きにて、 「絵は描けない。曲も書けない。プログラムも無理。けれど書きたいシナリオがある」 という理由からツクールゲーに手を出したと語っている。 確かにキャラ絵などの素材にオリジナルの物はなく、戦闘もツクールのデフォそのまま(いわゆるドラクエ式)。 ……しかし、一風変わった着眼点のストーリーに興味があればやってみて損は無いかも。 ちなみに総プレイ時間は8時間程度。 【あらすじ】 数百年ごとに現れ、配下の魔物と共に人の世を脅かす魔王。魔王に立ち向かうべく人の中から現れる勇者。 世界は今、両者の戦いの最中にあった。 本編は、魔王の被害もさほど無いとある地方の町から始まる。 夢のために巨大飛空挺を建造していた少女ラルは、何年もかけて完成間近にこぎつけたそれを「世界を救うため」にと勇者に強奪されてしまう。 #center(){&font(#0000ff){「勇者が相手じゃどうしようもない」}} と漏らしてしょげるラルに、親友の少女リカは言う。 #center(){&font(#994c00){「取り返しに行こう!!」}} こうして、特別な力など持たない少女たちの冒険が幕を上げる。 彼女たちに目をつけた魔王陣営の暗躍もあって二転三転の道のりを行くそれは、いつしか国中を巻き込んだ大きな流れを生むこととなる。 旅の果てに、ラルは勇者に復讐を遂げることが出来るのか。 そして、魔王と勇者の戦いにはどのような結果が待っているのか。 【主要登場人物】 ○ラル 主人公の女の子。 それまでの平均年齢を大きく下回り史上最年少で『マイスター』となった天才技師で、作中でも頭脳と技術を駆使して道中の苦難に挑む。 その頭のよさの割りに、ノリが良い暴走しがちなうっかりさんでもある。 彼女だけの特徴として、アクセサリ欄に銃器を装備すると様々な銃撃スキルを使用できる点が挙げられる。 弾薬は後述する『調合』で調達しなければならないが、特に序盤の戦闘では切り札となる。 ○リカ ラルの幼馴染にして親友であるおっとり系眼鏡っ子。 護身程度に武器を扱うことができ、主に両手剣や槍などを装備する。 最初からラルと同行し、パーティー内の貴重なブレーキ役となる。 ○リッシュ 勇者の来訪に合わせて町の入り口付近に立ち、「ここは○○の町です」と発言する『地形宣誓人』だった男(RPGによく居るアレ)。 本人は端役であろうと少しでも勇者の役に立てることを喜んでいたが、いざ勇者と会ったときに待っていたのは #center(){&font(#ff0000){「いいから宿屋の場所を教えろよゴラァ!!」}} とボコられる運命だった。 それどころかセリフを言い間違えるまで執拗に殴られ蹴られ、そして言い間違えてしまえば『地形宣誓人失格』と言い放たれ、なけなしのプライドまでもズタズタにされる始末。 そのことから勇者に復讐を誓い、後にイルヴァの手引きもあってラルの仲間となる。 なんとなくニヒルなキャラ絵、ステータス欄のクラス名『アヴェンジャー』などとは裏腹に、専用武器は&font(#ff0000){カマとかクワ}。……元町人なので仕方が無いが、やけに生々しい仕様である。 その装備やムッツリ具合な性格をからかわれたりと、作中での扱いは結構酷い。いい奴なのに。 ○イルヴァ 魔王に仕える四天王、その一柱の少女。作中では珍しい純魔道士キャラだが人間である。 勇者を憎むラルとリカに目を付け、リッシュを彼女らに引き合わせるなど裏工作を担当する。 他にも魔王軍の管理やら部下の面倒を見たりやらで忙しいが、それって魔王の仕事じゃないだろうか? ○勇者 魔王を倒すべく立ち上がり、特例的に王から『蒐集』の特権を与えられた青年。ラルとは比較にならないくらい強い。 『蒐集』の特権とは、ドラクエとかで有名な&font(#ff0000){「人ん家のタンスや壷を好き勝手に物色する行為」}を合法化するものである。 過去の勇者にもこの特権は与えられていたらしく、国王もその言い伝えに従ったという経緯がある。 しかし今代の勇者の振る舞いは余りにも短絡的・自己中心的に過ぎた。これによりラルを始めとした多くの人に恨まれている彼は、果たして無事に魔王を倒して英雄になれるのか。 ○魔王 各代魔王の使命に従い、人の世を脅かす存在。 ……なのだがどうにも威厳に欠け、現時点で既にイルヴァ以外の四天王に逃げられてしまっているのが哀れ。 それでも実力は本物で、その気になれば人間など簡単に消し飛ばせる魔力を秘めている。 【システムとか】 ◆マイスターと調合 『マイスター』とは、作中世界において先進技術を有する技師に与えられる国家的な称号のこと。 ラルのこの設定はゲーム中にも生かされ、移動中にいつでも可能な『簡易調合』、ラルの工房内でのみ可能な『ベース調合』によって様々な道具・武器を作製できる。 仲間キャラは回復魔法なんてものを使えず、頼りとする回復アイテムも一度に持てる量がそう多くない。そのため、しばしばこの調合が旅の命綱となる。 調合にはレシピとそれに応じた素材が必要となり、レシピは後述のスキットや道中のイベントで増えていく。 ◆マーキングペン ラルの亡き父(ラルと同じくマイスターを拝命していた)が遺した物で、過去に失われた技術を復活させて作った世界に二つとない貴重な魔法アイテム。 これを使って“マーキング”をしておくと、次に使った時にその場に瞬時に移動できるようになる。 使用時には上記の瞬間移動か、今居る場所に新たなマーキングをするかを選べる。後者を選ぶと過去のマーキング情報は上書きされて消えてしまうので注意。 とある場所の攻略にはこのアイテムが必要となる。 ◆スキット 移動中にいつでも可能なコマンド。大抵は ・調合に関するラルの独り言(特定のアイテム所持などの条件を満たしていれば新しいレシピを思いつくことも) ・冒険や戦闘についてのアドバイス などがループする。 ストーリー上の特定のタイミングでは、仲間同士の好感度を上昇させる特殊会話が現れることがある。 好感度の最終的な数値+αによってエンディングの演出が変わるので、展開が進む度にスキットをこなしていくといい。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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