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#center(){&sizex(4){「&font(#ff0000){ただ盗むだけじゃつまんねえさ}」 }}
ルパン三世とは、モンキーパンチ原作の漫画『ルパン三世』の主人公。
この項目では主にアニメ版「ルパン三世」における彼について扱う。作品によって設定は大きく変わることがある。
*■プロフィール
本名:???
性別:男
国籍:???
身長:179cm
体重:63kg
年齢:???
愛銃:[[ワルサーP-38]]((1941年にワルサーが製造した純正ミリタリーモデルのac41説が濃厚)),ワルサーP99((ルパン三世Yのみ))
※公式HPより。作品によって大分違う事も。
例えばPARTⅢでの身長と体重は167cm、52kg。これは、ルパン役の山田康雄の当時のプロフィールから採られている。
CV:山田康雄(TV第1シリーズ~くたばれ!ノストラダムス予告編)/栗田貫一(くたばれ!ノストラダムス本編~)
[[古川登志夫]](風魔一族の陰謀)/広川太一郎・[[野沢那智]](共にパイロット版)
畠中祐([[LUPIN ZERO>LUPIN ZERO(ルパン三世)]])
演:目黒祐樹(ルパン三世 念力珍作戦)/小栗旬(2014年実写映画版)/ルー大柴(ミュージカル版)
*●来歴
言わずと知れた大怪盗アルセーヌ・ルパンの孫として生まれ、彼もまた世を騒がせる大[[怪盗]]である。
行動範囲は広く、どんなところにお宝があろうと、世界中を飛び回ってでも盗みに行く。
OVA「GREEN VS RED」では世界の主要各国から指名手配を受けている事が示唆されており、その中には治安のやばい国や&bold(){某北の国}の名前も列挙されている。
ルパン一味共通だが国籍、年齢は一切不明。
これは、原作で&font(#ff0000){プロフィールが設定されていない}(「TV.Bros」掲載の作者へのインタビューより)のも理由の一つだと思われる。
ルパン二世である父と日本人の母の日仏ハーフ。[[IQ>知能指数]]は300。
ジャケットの色はテレビ第2シリーズやテレスぺの赤がおなじみだが、テレビ第1・第6シリーズでは緑、テレビ第4・第5シリーズは青、テレビ第3シリーズやVSキャッツアイではピンクを着用。
このジャケットも設定ではかなりの高級品で、おしゃれに気を使っているらしい。
海外ではアルセーヌ・ルパンが日本より遥かに有名なこともあり、
「現代でルパンの通称で呼ばれる程の腕を持つ怪盗」という血縁ではないとする設定を設けている。
原作でも作者のモンキー・パンチ氏は当初はこうした設定で行くつもりだったが、「紛らわしい」という編集者等の判断から単純に彼の孫とした。
ターゲットは「お宝」と判断した物なら何でもあり。バベルの塔やモナリザ、ツタンカーメンのマスクだろうと華麗に盗み出す。
なんと&font(#ff0000){自由の女神像を盗んだことも}。
但しエジプト考古学関連の代物はある一件からトラウマになっており、ヒエログリフを見ただけでパニックになった事もある。
変声機なしの声真似、変装等神がかりとも言える盗みのテクニックを持っているが、
他の怪盗と違い彼が一番欲しいのはお宝ではなく、&font(#0000ff){高度な頭脳戦や盗みの際に感じるスリル}。
派手なジャケットを着ていたり、態々盗み先に予告状を叩きつけて自分から銭形のとっつぁんをホイホイする辺りで彼の遊び心を知ることができるだろう。
だから盗んだ後のお宝がどうなろうとあまり気にする様子は見られず、[[峰不二子]]がかっさらっていってもとやかく言わない。むしろ余裕綽々だったりする。
そしてあくまでも自分のスリルや楽しみのために犯罪を犯している為に、善人や立場の弱い人達からは&font(#ff0000){絶対に盗まない}。
盗むのは悪どい事で儲けている大金持ちやマフィア等と言った連中からが殆ど(大抵これでもかというセキュリティが施されていて歯ごたえがあるのも要因だろう)。
最近では盗んだお宝をこっそり返したりする事も。
ただし善良な人達の強い思い入れがある一族縁の宝の類には彼なりの敬意があり、そんな一族の誇りを無暗に貶める真似をすると容赦が無く、不二子が相手でも死にかねない状況下で平然と放置する一幕も。
兎に角自由を愛する男。気ままに暮らし、気ままに盗んで、気ままに旅をしている。
実際、盗みをしていない時はUFOキャッチャーをやってたりカジノで賭博したり女遊びに精を出したりする。
ビリヤードも軽くこなせるところから見ると大分慣れているようだ。流石に万能とはいかないのかUFOキャッチャーではかなりの金額を使っていたが…
そしてご存知の通り、かなりの女たらし。
道で偶然会った美女だろうと本業が殺し屋の美女だろうと、何回も振られた&font(#ff0000){ふ~じこちゃ~ん}だろうととにかくナンパする。
ただ、本人が三枚目(第三者から猿面を特徴として挙げられることもある)な為成功することは少なく大体玉☆砕することになるが。
それがテレスぺ「バイバイリバティー」では完全に裏目に出てしまい、ジュディというスパンコールドレスが似合う金髪美女に貢ぎまくった挙げ句((当時、警察組織に保管されていた自分のデータがデジタル化され、盗んでも盗んでも既にコピーがコピーを生むという無限増殖が起きている現実に精神的に参ってしまっており、そんな最悪のタイミングでジュディと出会ってしまった上に不二子と次元の不在も相俟り彼女に貢ぎまくってしまったと考えられる))、
&bold(){3億ドルという莫大なクレジット(ルパン名義)の借金共々捨てられている}。ついでに&bold(){そんなルパンに幻滅した次元にも見捨てられかけた。}
いつも飄々とした態度で付き合いの長い仲間の[[次元大介]]ですら毎回舌を巻く程に捉えどころがないが、実はその心は誰よりも熱く優しい。
常に自由でクールな人間であり当人もそれを強く意識しているが、逆に言えば常に自由で掴み所のない人間でなければならず、それ以外の生き方が出来ない。
というある意味物凄く不自由な、矛盾した人間でもある。
原作漫画の方では一度普通の社会人として生きてみた話もあったが、結局はご破算となった。
どんなことがあろうと決して仲間を見捨てず、必ず悪の手に晒されているヒロインを身を挺してまで助けだそうとする姿はまさに主人公。
そんな彼を信じているからこそ、どこからともなくルパンファミリーは駆けつけるのである。
銭形含め、彼らの信頼関係は厚い。
前述の通り三枚目な彼だが、関わりが大きくなるとそのあまりの紳士さに&font(#ff0000){心を盗まれる}女性は後を絶たない。
世の中の男を手玉にとってきた不二子をも、やはり手玉に取られているようでありながら実際のところは虜にしており、シリーズ通して最早ギャルゲー状態である。
また、「人生所詮は暇潰し」をモットーに、最高にスリルを感じる生き甲斐として盗みを働く彼だが、無暗に人的被害等を出す人間ではない。
そのためか、人の命を弄ぶ卑劣な悪党は決して許さず、時には女性であっても射殺も辞さない非情な一面を見せる事もある。
(ただし、それらは全て正当防衛である)
[[銭形警部>銭形警部(ルパン三世)]]のことは手玉にとることが多いが、油断や些細なミスから逆に一杯喰わされることもしばしばであり、良き好敵手にて戦友として心から敬愛している。
また警官と泥棒という正反対の立場でありながら、非道を憎み弱きを助く強い正義感があるという点では一致している。
その為、共通の敵を目の当たりにした時や利害が一致した際には共同戦線を組み、素晴らしいコンビネーションを見せる。
まさに2人は&font(#0000ff){最大の宿敵}であると同時に、&font(#ff0000){最高の盟友}である。
ただし、ルパンに対する視方を変えれば、極めて厄介な犯罪者である。
上述の通り、身分を偽造してまっさらな一般市民として再スタートを切り、あらゆる分野に長けたその能力を一般的な仕事に向ける、
そんな真面目な生き方を選択すれば難なく大成功を納められる。
にも関わらず、自身の娯楽の為に大規模な犯罪を一向に止めようとしない。
それ故、原作やその設定に従った作品では、銭形はある種の愉快犯とも取れるルパンを心底恨んでいる。
初期の1stでも、銭形は心の底ではルパンが死刑になることに躊躇いながらも、逮捕されたルパンを嘲笑する等今とは違う面も見られた。
最早人間ではない体術は無論のことあらゆる方面において多芸であり、それがピンチの際によく発揮される。
まずは車種を問わずのカーチェイス。大会にも出場する程に自信があるらしい。
実際、逃走や追跡の際には、車間の片輪走行だろうが地下鉄との追いかけっこだろうが、場所を選ばず縦横無尽に駆け回わる素晴らしい技量。
また「お宝返却大作戦!」ではある国王用に滅茶苦茶なカスタムを施された車(最高時速300km/h以上)をアウトバーンや市街地で乗り回している。
ちなみに、愛車はメルセデス・ベンツSSK、アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ、フィアット500、アルピーヌA110、スバル360など。いずれもエンジン換装など出力増強は無論、カーチェイスで敵を欺くためのメカを装備しているが、いずれもパッと見は純正を保っており走行面で絶対に不利なクラシックカー特有の細いタイヤすらも変更しない。
車に限らず飛行機等も自在に乗りこなし、原潜を難なく操縦した事も。
盗み関連で言えば、完全変装や変声機を使わずしての声真似。
老若男女問わずに変装できる他、不思議な改造道具で毎回他のキャラや視聴者をビックリさせてくれる。
古代の暗殺武術発祥やらの得体の知れない技量の持ち主による拘束でもない限りは簀巻き状態だろうが軽々と縄抜けをしてのけ、牢屋も実質的に意味を成さない。
盗みの為の体術の類もかなり高いレベルで修得しており、その腕力と脚力で自分の背より遥かに高い絶壁や谷も飛び越え乗り越える。
…その技能の粋を斜め上の方向に発揮させたのが所謂「ルパンダイブ」とファンの間で呼ばれる、あのジャンプ飛び込みをしながらの早脱ぎ技なのがご愛嬌。((山田康雄は「こんな芸が本当にできればそれだけで一生食っていける」と評したこともある。))%%そして大抵はロクな事にならない%%
街中の暴漢程度では話にならず、暗殺術に長けた超一流の殺し屋とも素手でも対等以上に渡り合ってのける。
また、次元程ではないが卓越した銃技の持ち主。愛銃ワルサーP.38との相性は高く、様々な困難を乗り越えてきた。どのくらいすごいかと言うと…
・次元と2人で銃弾に銃弾を当ててビリヤードのように軌道を変更する(&font(#ff0000){事前会話なし})
・&font(#ff0000){逆立ち回転しながら銃を連射し、相手を誰ひとり負傷させることなく武装のみを打ち抜く(因みに百人規模)}
・銃が破壊された状態で拾っていた最後の弾丸を抉られた柱に挟み、折れたナイフを投げて雷管に命中させ発砲。ヘッドショットを決める。
使用している銃器に関してはレア物といって差し支えないワルサーP.38のac41型であるが、かなり高い頻度で壊されているか紛失している((例として「カリオストロの城」ではレーザーで融解、「霧のエリューシヴ」では底なし沼に落とした))。
また次元が基本的にホルスターを使わずにベルトに挟んでいるのとは対照的にショルダーホルスターに入れて持ち歩いている。
時々ベルトに挟んでいる時もあり、予備マガジンはベルトに沿わせる形でベルト通しに挟んでいる描写がある。
そして、高度なハッキングは勿論、明らかにオーバーテクノロジーな機械を造るのもお手の物。
(例えば&font(#ff0000){2001年当時でスマートフォンを自作している})
自身が服毒した劇薬の解毒剤を自力で調合するなど、化学や薬学の面にも秀でる。
また「バイバイリバティー」では記憶を頼りにコンピューターウィルスを自作しようとしていたが、2018年の「Part5」時点では独力で強力なウイルスを完成させている。
はっきり言えば、ルパンが出来ないことを探す方が難しい。
と言うより、分からない分野(かつてはハッキングなぞまるで理解していなかった)があればそう日を経ずに学習してモノにしていくため、そんなものは存在しないと言って良い。
1stシリーズ第6話「雨の午後はヤバイゼ」内の自己紹介では「特技は…ああ、まぁこりゃ出来ないことは何もないんで省略する」と堂々と言ってのけている。
*◆名言集
「ただ盗むだけじゃつまんねえさ」
「あばよ~、とっつぁ~ん!」
「人生を楽しむコツはどれだけバカなことを考えられるかなんだ」
「一度きりの人生、怖いのは死ぬことじゃなくて退屈なことさ」
「裏切りは女のアクセサリーのようなものさ」
「粋にやろうぜ、粋によ」
「大人の恋に甘い罠はつきものよ」
「男はよ、女に騙されるために生きてんだ」
「オレ、仕事と恋にはよ、マメマメマ~メなの」
「狙った獲物は絶対逃さねえってのがルパン家のモットーなんだよ」
「キミごと盗んじゃうかも」
「人生、趣味で生きなきゃよ」
「天気ととっつぁんにはかなわねぇ」
「扉のない金庫から盗んでも、ちっとも面白かねぇんだ。とっつぁんに追われてないと、一味違うんだよな」
[[「妬~かない妬かないロリコン伯爵、火傷すっぞ」>ルパン三世 カリオストロの城]]
「うるへぇ~っ! 12時間もありゃ、ジェット機だって直らあ!」
「お前さんの人生はこれから始まるんだぜ。俺のように、薄汚れちゃいけないんだよ」
「女との約束はすっぽかしたことがねぇんでな」
「キミみたいな美人を殺そうってのか」
「何と言おうと、お前に地獄は似合わないぜ」
「お前に愛してるって言わせるまで守ってみせるぜ」
「俺ァ…夢、盗まれたからな。取り返しにいかにゃあ」
「実際クラシックだよ、お前って奴は」
「本気で俺をパクろうとしてくれたのは、とっつぁんだけだからよ」 「だから、俺も盗みまくったのさ。…本気でな」
「感謝することはないぜ。俺がお前を守るのは、そういう俺が好きだからさ」
「貴様だけは容赦しねぇ、ワルサーは2丁もいらねぇんだ!!」
*●余談
・実は最初連載開始前は髪を長くしていたのだが、締め切りの関係上急遽短髪になった((この事はトリビアの泉でも紹介されている))。
・原作においては、次元を含む殆どのキャラクターはルパンの顔をベースに、髪や髭といったパーツの増減のみで変化をつけて連載時の負担を減らしていた。
・原作の話だが、実はルパンは&bold(){性別不明}である。しかし、不二子との間に子供がいる事を考えると、少なくとも完全な女性ではないのだろう。
・そして、実は我々が知る今のルパンの顔は素顔ではない、という設定も原作の『新ルパン三世』にはある。初代アルセーヌ・ルパンの遺した盗術書の33条に従い、誰にも素顔を見せないようにしており、長年の相棒の次元ですらルパンの素顔は知らない。&br()TVSPでは、様子が変なルパン→実は銭形→と思いきやルパン、ということもある。だがとうとうPart5で、不二子とどうするか本気で決めた際には彼女にだけ(視聴者も知らない)素顔を見せた。「見せにいくんだろ?」と次元が直前に声を掛けていたが、これは監督がモンキー・パンチ氏に相談して&bold(){「次元だけは長く一緒に行動しているため偶然ルパンの素顔を見てしまったことがある」}という設定を付け加えてもらったためとのこと。顔は見えない角度からルパンと不二子のやり取りを見守ったアミとエンゾ含め、アレが普段の顔が素顔ではない事実を知るのは片手で数える程度の人数に限られる。
・ロードショーアニメルパンには娘がいるっぽい。ルパンも驚くスリのレベルである。(宮崎駿氏も同じ構想を練っていた) &br()そして原作では、不二子との間に息子が一人いる。(通称・ルパン小僧)
・OVAの「GREEN VS RED」では、&br()「ルパン三世とは『その時代で最も腕が立つ泥棒で、最も自由な男の象徴』」&br()「次元達プロフェッショナルが一緒に組んでて最高に楽しめるか否か。それだけが基準」としており、&br()ルパンのパチモン軍団が本当のルパン三世の座を奪い合う。という独自設定でストーリーが展開された。&br()ルパン一族の誇り、という作品の一つの軸が無くなったこともあり難色を示すファンも多いが、初期の草案に近いと言えなくもない。
・「ルパン三世とは異名に過ぎず、アルセーヌルパンとの関係は無い」という設定について、モンキーパンチ氏当人は2017年時点の週刊誌、女性自身のインタビューにて「設定の幅も広がるし、ルパン一世とは血縁でもない他人という設定にした方が良かったかとも思う」とコメントしている
・[[劇場版「ルパンvsコナン」>ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE]]の冒頭で[[怪盗キッド>黒羽快斗/怪盗キッド]]に変装し、[[五ェ門>石川五ェ門(ルパン三世)]]の助けがあったとはいえ、[[コナン>江戸川コナン]]([[新一>工藤新一]])の追跡を振り切り盗みを成功させた((盗品は釣り人のバケツに捨てた。とはいえコナン(新一)に勝利した唯一の人物と言える。))。終盤で飛行機に開いてしまった穴から犯人の1人が落ちていきそうになった時、コナンは助けようとしたがルパンは「&bold(){あれがアイツの運命だ}」と制止した。&br()ある意味ではコナンとルパンの決定的な違いを描写したシーンである。エピローグでは本物の怪盗キッドに狙っていたお宝を横取りされた挙句、犯行を擦り付けられた((不二子などのレギュラーキャラを除き、彼を完全に出し抜いた(勝利した)数少ない人物と言える。))。
・ルパンの担当声優は初代が山田康雄。当時山田は芝居のことで悩んでいたが、その際仲間から「芝居の参考になる漫画」としてルパン三世を渡された。「いくら馬鹿なことが好きな俺でも(アドバイスが)マンガ?」と訝しがったが、すぐのめりこんだという。その後、ルパン役のオファーが来た時はすぐさま「やる!!」と二つ返事でOKしたらしい。山田は本作までの数年間、日々の食事をコロッケ一個で凌ぐ生活を続けていたという。
・二代目は現在お馴染みの栗田貫一。結構似ているため初めて聞いた人には区別しづらい。それもそのはず、栗田は元々「ものまね王座決定戦」などで山田のルパンの声真似を得意としており、声真似がキッカケで生前親交があったことにより役を引き継ぐこととなった。クリカン曰く「自分は山田さんの真似をしてルパンをやっているつもりである」とのこと。物真似だから似ているのである。とはいえ役を受け継いだ当初はタレント吹き替えということもあり目に見えて演技に不慣れであり、ファンからの批判も凄まじかった。最近は山田康雄をただ追いかけるのではなくルパンをやればいいという境地に辿り着いたそうだが、インスピレーションを高めるため、ルパン役のオファーがくると家でカリオストロの城を流しながら生活するという。
・アニメ版におけるルパン三世役といえば山田氏や栗田氏が有名だが、実はパイロット版において[[野沢那智]]氏や広川太一郎氏が演じたこともある。そんな野沢氏はルパン役を希望していたもののスケジュールの都合で断念せざるを得なくなったが、後に「おれがルパンやっていたらこんなロングランにならなかったと思う。潰れただろうね。ヤスベエでホント良かったよね」と山田氏の演技を高く評価したという。ちなみに野沢は『[[ひょっこりひょうたん島]]』のリメイク版でアルセーヌ・ルパンのパロディキャラを演じる((おまけに最初にオファーされ断られた山田康雄の代役としてである))。
・『[[ルパン三世 燃えよ斬鉄剣]]』が初代ルパンの声を当てた山田康雄の生前最後のルパンの声になった。『[[ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス]]』の予告編までは山田がルパン三世の声優を担当していたが、その後1995年3月19日に死去。これを受けて、映画のラストでは「永遠のルパン三世 山田康雄さん ありがとう」という追悼テロップが流され、後に発売されたDVDにも収録された。間違っても「くたばれ!ルパン三世」等と言ってはいけないが、&bold(){当時のアナウンサーは平然と間違えていた}。なお、先の映画の後に収録されたとされるエッソ石油のCMではかなり体調を持ち直していたらしく、実際前後の収録作と比べるとTVSP初期時の快活さが戻っている。厳密にはこれが最期の収録とのこと。
・『[[ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密]]』の脚本を手掛けた三井秀樹によると、日本テレビの上層部がルパンの後任はタレントを起用するよう圧力を掛けてきたらしく、その際[[明石家さんま]]と[[ビートたけし]]の名前を出されたという。スタッフ一同困り果ててしまったが、山田氏が自分に何かあったらクリカンを頼るよう言い残していたことを思い出し、「タレントには違いないだろう」と上層部を説得して栗田氏になったそうな。&br()『トワイライト☆ジェミニ』でルパンが栗田氏十八番のモノマネを披露する場面は、今後もずっと栗田氏で行くという監督の覚悟の表れだったのではないかと三井氏は推測している。また、もし上層部の言いつけ通りのキャスティングをしていたらルパンというコンテンツはとっくに終了していただろうとも述べている。
・栗田貫一は2019年をもって生前の山田康雄を抜き最も長くルパンを演じた声優となった。このことに関して栗田は栗田氏らしい恐縮しきりのコメントを残している。
・出身地に関しては、NHK-BSの番組に原作者のモンキー・パンチが出演した際、自分と同じ北海道浜中町出身だと発言している。
・「三世」などの「代」はファーストネームかフルネームに付けるという決まりがあり、アルセーヌ・ルパンの三代目という意味ならば「アルセーヌ三世かアルセーヌ・ルパン三世」が正しく「ルパン三世」は''明確な誤り''である。このためかつてじゃアニメを欧米で出す際にアメリカではフルで「Arsene Lupin 3rd」にしたり、本家アルセーヌルパンの愛好者も多く著作権も切れていなかった欧州では名前を変えていたりした。だが%%テーマ曲でルパンザサ〜と目立つ歌い方していて誤魔化しが効かないので%%時間が経つにつれて記事冒頭で述べるような&color(gray){アルセーヌルパンのような}優れた盗賊に許された称号「ルパン」を名乗れる3人目の男…のような意味合いにして欧米でもLupin 3rd表記で売り出すようになった。
「&font(#ff0000){んじゃまぁオレの説明も終わったようだし、早速冥殿ちゃんを探すとすっか!め~いで~んちゃ~ん!!…って、ん?}」
「&font(#994c00){ルパン!!おのれ~、まさかアニヲタWikiに居たとは!!}」
「&font(#ff0000){い~けねまたとっつぁんだ!んじゃ追記・ 修正は任せたぞ~!}」
「&font(#994c00){ルパ~ン!逮捕だ~!}」
「&font(#ff0000){あばよ~、とっつぁ~ん…とWiki篭もり~♪}」
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ルパン三世とは、モンキーパンチ原作の漫画『ルパン三世』の主人公。
この項目では主にアニメ版「ルパン三世」における彼について扱う。作品によって設定は大きく変わることがある。
*■プロフィール
本名:???
性別:男
国籍:???
身長:179cm
体重:63kg
年齢:???
愛銃:[[ワルサーP-38]]((1941年にワルサーが製造した純正ミリタリーモデルのac41説が濃厚)),ワルサーP99((ルパン三世Yのみ))
※公式HPより。作品によって大分違う事も。
例えばPARTⅢでの身長と体重は167cm、52kg。これは、ルパン役の山田康雄の当時のプロフィールから採られている。
CV:山田康雄(TV第1シリーズ~くたばれ!ノストラダムス予告編)/栗田貫一(くたばれ!ノストラダムス本編~)
[[古川登志夫]](風魔一族の陰謀)/広川太一郎・[[野沢那智]](共にパイロット版)
畠中祐([[LUPIN ZERO>LUPIN ZERO(ルパン三世)]])
演:目黒祐樹(ルパン三世 念力珍作戦)/小栗旬(2014年実写映画版)/ルー大柴(ミュージカル版)
*●来歴
言わずと知れた大怪盗アルセーヌ・ルパンの孫として生まれ、彼もまた世を騒がせる大[[怪盗]]である。
行動範囲は広く、どんなところにお宝があろうと、世界中を飛び回ってでも盗みに行く。
OVA「GREEN VS RED」では世界の主要各国から指名手配を受けている事が示唆されており、その中には治安のやばい国や&bold(){某北の国}の名前も列挙されている。
長いもみあげが特徴的な長身痩躯の男で、ルパン一味共通だが国籍、年齢は一切不明。
これは、原作で&font(#ff0000){プロフィールが設定されていない}(「TV.Bros」掲載の作者へのインタビューより)のも理由の一つだと思われる。
ルパン二世である父と日本人の母の日仏ハーフ。[[IQ>知能指数]]は300。
ジャケットの色はテレビ第2シリーズやテレスぺの赤がおなじみだが、テレビ第1・第6シリーズでは緑、テレビ第4・第5シリーズは青、テレビ第3シリーズやVSキャッツアイではピンクを着用。
このジャケットも設定ではかなりの高級品で、おしゃれに気を使っているらしい。
海外ではアルセーヌ・ルパンが日本より遥かに有名なこともあり、
「現代でルパンの通称で呼ばれる程の腕を持つ怪盗」という血縁ではないとする設定を設けている。
原作でも作者のモンキー・パンチ氏は当初はこうした設定で行くつもりだったが、「紛らわしい」という編集者等の判断から単純に彼の孫とした。
ターゲットは「お宝」と判断した物なら何でもあり。バベルの塔やモナリザ、ツタンカーメンのマスクだろうと華麗に盗み出す。
なんと&font(#ff0000){自由の女神像を盗んだことも}。
但しエジプト考古学関連の代物はある一件からトラウマになっており、ヒエログリフを見ただけでパニックになった事もある。
変声機なしの声真似、変装等神がかりとも言える盗みのテクニックを持っているが、
他の怪盗と違い彼が一番欲しいのはお宝ではなく、&font(#0000ff){高度な頭脳戦や盗みの際に感じるスリル}。
派手なジャケットを着ていたり、態々盗み先に予告状を叩きつけて自分から銭形のとっつぁんをホイホイする辺りで彼の遊び心を知ることができるだろう。
だから盗んだ後のお宝がどうなろうとあまり気にする様子は見られず、[[峰不二子]]がかっさらっていってもとやかく言わない。むしろ余裕綽々だったりする。
そしてあくまでも自分のスリルや楽しみのために犯罪を犯している為に、善人や立場の弱い人達からは&font(#ff0000){絶対に盗まない}。
盗むのは悪どい事で儲けている大金持ちやマフィア等と言った連中からが殆ど(大抵これでもかというセキュリティが施されていて歯ごたえがあるのも要因だろう)。
最近では盗んだお宝をこっそり返したりする事も。
ただし善良な人達の強い思い入れがある一族縁の宝の類には彼なりの敬意があり、そんな一族の誇りを無暗に貶める真似をすると容赦が無く、不二子が相手でも死にかねない状況下で平然と放置する一幕も。
兎に角自由を愛する男。気ままに暮らし、気ままに盗んで、気ままに旅をしている。
実際、盗みをしていない時はUFOキャッチャーをやってたりカジノで賭博したり女遊びに精を出したりする。
ビリヤードも軽くこなせるところから見ると大分慣れているようだ。流石に万能とはいかないのかUFOキャッチャーではかなりの金額を使っていたが…
そしてご存知の通り、かなりの女たらし。
道で偶然会った美女だろうと本業が殺し屋の美女だろうと、何回も振られた&font(#ff0000){ふ~じこちゃ~ん}だろうととにかくナンパする。
ただ、本人が三枚目(第三者から猿面を特徴として挙げられることもある)な為成功することは少なく大体玉☆砕することになるが。
それがテレスぺ「バイバイリバティー」では完全に裏目に出てしまい、ジュディというスパンコールドレスが似合う金髪美女に貢ぎまくった挙げ句((当時、警察組織に保管されていた自分のデータがデジタル化され、盗んでも盗んでも既にコピーがコピーを生むという無限増殖が起きている現実に精神的に参ってしまっており、そんな最悪のタイミングでジュディと出会ってしまった上に不二子と次元の不在も相俟り彼女に貢ぎまくってしまったと考えられる))、
&bold(){3億ドルという莫大なクレジット(ルパン名義)の借金共々捨てられている}。ついでに&bold(){そんなルパンに幻滅した次元にも見捨てられかけた。}
いつも飄々とした態度で付き合いの長い仲間の[[次元大介]]ですら毎回舌を巻く程に捉えどころがないが、実はその心は誰よりも熱く優しい。
常に自由でクールな人間であり当人もそれを強く意識しているが、逆に言えば常に自由で掴み所のない人間でなければならず、それ以外の生き方が出来ない。
というある意味物凄く不自由な、矛盾した人間でもある。
原作漫画の方では一度普通の社会人として生きてみた話もあったが、結局はご破算となった。
どんなことがあろうと決して仲間を見捨てず、必ず悪の手に晒されているヒロインを身を挺してまで助けだそうとする姿はまさに主人公。
そんな彼を信じているからこそ、どこからともなくルパンファミリーは駆けつけるのである。
銭形含め、彼らの信頼関係は厚い。
前述の通り三枚目な彼だが、関わりが大きくなるとそのあまりの紳士さに&font(#ff0000){心を盗まれる}女性は後を絶たない。
世の中の男を手玉にとってきた不二子をも、やはり手玉に取られているようでありながら実際のところは虜にしており、シリーズ通して最早ギャルゲー状態である。
また、「人生所詮は暇潰し」をモットーに、最高にスリルを感じる生き甲斐として盗みを働く彼だが、無暗に人的被害等を出す人間ではない。
そのためか、人の命を弄ぶ卑劣な悪党は決して許さず、時には女性であっても射殺も辞さない非情な一面を見せる事もある。
(ただし、それらは全て正当防衛である)
[[銭形警部>銭形警部(ルパン三世)]]のことは手玉にとることが多いが、油断や些細なミスから逆に一杯喰わされることもしばしばであり、良き好敵手にて戦友として心から敬愛している。
また警官と泥棒という正反対の立場でありながら、非道を憎み弱きを助く強い正義感があるという点では一致している。
その為、共通の敵を目の当たりにした時や利害が一致した際には共同戦線を組み、素晴らしいコンビネーションを見せる。
まさに2人は&font(#0000ff){最大の宿敵}であると同時に、&font(#ff0000){最高の盟友}である。
ただし、ルパンに対する視方を変えれば、極めて厄介な犯罪者である。
上述の通り、身分を偽造してまっさらな一般市民として再スタートを切り、あらゆる分野に長けたその能力を一般的な仕事に向ける、
そんな真面目な生き方を選択すれば難なく大成功を納められる。
にも関わらず、自身の娯楽の為に大規模な犯罪を一向に止めようとしない。
それ故、原作やその設定に従った作品では、銭形はある種の愉快犯とも取れるルパンを心底恨んでいる。
初期の1stでも、銭形は心の底ではルパンが死刑になることに躊躇いながらも、逮捕されたルパンを嘲笑する等今とは違う面も見られた。
最早人間ではない体術は無論のことあらゆる方面において多芸であり、それがピンチの際によく発揮される。
まずは車種を問わずのカーチェイス。大会にも出場する程に自信があるらしい。
実際、逃走や追跡の際には、車間の片輪走行だろうが地下鉄との追いかけっこだろうが、場所を選ばず縦横無尽に駆け回わる素晴らしい技量。
また「お宝返却大作戦!」ではある国王用に滅茶苦茶なカスタムを施された車(最高時速300km/h以上)をアウトバーンや市街地で乗り回している。
ちなみに、愛車はメルセデス・ベンツSSK、アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ、フィアット500、アルピーヌA110、スバル360など。いずれもエンジン換装など出力増強は無論、カーチェイスで敵を欺くためのメカを装備しているが、いずれもパッと見は純正を保っており走行面で絶対に不利なクラシックカー特有の細いタイヤすらも変更しない。
車に限らず飛行機等も自在に乗りこなし、原潜を難なく操縦した事も。
盗み関連で言えば、完全変装や変声機を使わずしての声真似。
老若男女問わずに変装できる他、不思議な改造道具で毎回他のキャラや視聴者をビックリさせてくれる。
古代の暗殺武術発祥やらの得体の知れない技量の持ち主による拘束でもない限りは簀巻き状態だろうが軽々と縄抜けをしてのけ、牢屋も実質的に意味を成さない。
盗みの為の体術の類もかなり高いレベルで修得しており、その腕力と脚力で自分の背より遥かに高い絶壁や谷も飛び越え乗り越える。
…その技能の粋を斜め上の方向に発揮させたのが所謂「ルパンダイブ」とファンの間で呼ばれる、あのジャンプ飛び込みをしながらの早脱ぎ技なのがご愛嬌。((山田康雄は「こんな芸が本当にできればそれだけで一生食っていける」と評したこともある。))%%そして大抵はロクな事にならない%%
街中の暴漢程度では話にならず、暗殺術に長けた超一流の殺し屋とも素手でも対等以上に渡り合ってのける。
また、次元程ではないが卓越した銃技の持ち主。愛銃ワルサーP.38との相性は高く、様々な困難を乗り越えてきた。どのくらいすごいかと言うと…
・次元と2人で銃弾に銃弾を当ててビリヤードのように軌道を変更する(&font(#ff0000){事前会話なし})
・&font(#ff0000){逆立ち回転しながら銃を連射し、相手を誰ひとり負傷させることなく武装のみを打ち抜く(因みに百人規模)}
・銃が破壊された状態で拾っていた最後の弾丸を抉られた柱に挟み、折れたナイフを投げて雷管に命中させ発砲。ヘッドショットを決める。
使用している銃器に関してはレア物といって差し支えないワルサーP.38のac41型であるが、かなり高い頻度で壊されているか紛失している((例として「カリオストロの城」ではレーザーで融解、「霧のエリューシヴ」では底なし沼に落とした))。
また次元が基本的にホルスターを使わずにベルトに挟んでいるのとは対照的にショルダーホルスターに入れて持ち歩いている。
時々ベルトに挟んでいる時もあり、予備マガジンはベルトに沿わせる形でベルト通しに挟んでいる描写がある。
そして、高度なハッキングは勿論、明らかにオーバーテクノロジーな機械を造るのもお手の物。
(例えば&font(#ff0000){2001年当時でスマートフォンを自作している})
自身が服毒した劇薬の解毒剤を自力で調合するなど、化学や薬学の面にも秀でる。
また「バイバイリバティー」では記憶を頼りにコンピューターウィルスを自作しようとしていたが、2018年の「Part5」時点では独力で強力なウイルスを完成させている。
はっきり言えば、ルパンが出来ないことを探す方が難しい。
と言うより、分からない分野(かつてはハッキングなぞまるで理解していなかった)があればそう日を経ずに学習してモノにしていくため、そんなものは存在しないと言って良い。
1stシリーズ第6話「雨の午後はヤバイゼ」内の自己紹介では「特技は…ああ、まぁこりゃ出来ないことは何もないんで省略する」と堂々と言ってのけている。
*◆名言集
「ただ盗むだけじゃつまんねえさ」
「あばよ~、とっつぁ~ん!」
「人生を楽しむコツはどれだけバカなことを考えられるかなんだ」
「一度きりの人生、怖いのは死ぬことじゃなくて退屈なことさ」
「裏切りは女のアクセサリーのようなものさ」
「粋にやろうぜ、粋によ」
「大人の恋に甘い罠はつきものよ」
「男はよ、女に騙されるために生きてんだ」
「オレ、仕事と恋にはよ、マメマメマ~メなの」
「狙った獲物は絶対逃さねえってのがルパン家のモットーなんだよ」
「キミごと盗んじゃうかも」
「人生、趣味で生きなきゃよ」
「天気ととっつぁんにはかなわねぇ」
「扉のない金庫から盗んでも、ちっとも面白かねぇんだ。とっつぁんに追われてないと、一味違うんだよな」
[[「妬~かない妬かないロリコン伯爵、火傷すっぞ」>ルパン三世 カリオストロの城]]
「うるへぇ~っ! 12時間もありゃ、ジェット機だって直らあ!」
「お前さんの人生はこれから始まるんだぜ。俺のように、薄汚れちゃいけないんだよ」
「女との約束はすっぽかしたことがねぇんでな」
「キミみたいな美人を殺そうってのか」
「何と言おうと、お前に地獄は似合わないぜ」
「お前に愛してるって言わせるまで守ってみせるぜ」
「俺ァ…夢、盗まれたからな。取り返しにいかにゃあ」
「実際クラシックだよ、お前って奴は」
「本気で俺をパクろうとしてくれたのは、とっつぁんだけだからよ」 「だから、俺も盗みまくったのさ。…本気でな」
「感謝することはないぜ。俺がお前を守るのは、そういう俺が好きだからさ」
「貴様だけは容赦しねぇ、ワルサーは2丁もいらねぇんだ!!」
*●余談
・実は最初連載開始前は髪を長くしていたのだが、締め切りの関係上急遽短髪になった((この事はトリビアの泉でも紹介されている))。
・原作においては、次元を含む殆どのキャラクターはルパンの顔をベースに、髪や髭といったパーツの増減のみで変化をつけて連載時の負担を減らしていた。
・原作の話だが、実はルパンは&bold(){性別不明}である。しかし、不二子との間に子供がいる事を考えると、少なくとも完全な女性ではないのだろう。
・そして、実は我々が知る今のルパンの顔は素顔ではない、という設定も原作の『新ルパン三世』にはある。初代アルセーヌ・ルパンの遺した盗術書の33条に従い、誰にも素顔を見せないようにしており、長年の相棒の次元ですらルパンの素顔は知らない。&br()TVSPでは、様子が変なルパン→実は銭形→と思いきやルパン、ということもある。だがとうとうPart5で、不二子とどうするか本気で決めた際には彼女にだけ(視聴者も知らない)素顔を見せた。「見せにいくんだろ?」と次元が直前に声を掛けていたが、これは監督がモンキー・パンチ氏に相談して&bold(){「次元だけは長く一緒に行動しているため偶然ルパンの素顔を見てしまったことがある」}という設定を付け加えてもらったためとのこと。顔は見えない角度からルパンと不二子のやり取りを見守ったアミとエンゾ含め、アレが普段の顔が素顔ではない事実を知るのは片手で数える程度の人数に限られる。
・ロードショーアニメルパンには娘がいるっぽい。ルパンも驚くスリのレベルである。(宮崎駿氏も同じ構想を練っていた) &br()そして原作では、不二子との間に息子が一人いる。(通称・ルパン小僧)
・OVAの「GREEN VS RED」では、&br()「ルパン三世とは『その時代で最も腕が立つ泥棒で、最も自由な男の象徴』」&br()「次元達プロフェッショナルが一緒に組んでて最高に楽しめるか否か。それだけが基準」としており、&br()ルパンのパチモン軍団が本当のルパン三世の座を奪い合う。という独自設定でストーリーが展開された。&br()ルパン一族の誇り、という作品の一つの軸が無くなったこともあり難色を示すファンも多いが、初期の草案に近いと言えなくもない。
・「ルパン三世とは異名に過ぎず、アルセーヌルパンとの関係は無い」という設定について、モンキーパンチ氏当人は2017年時点の週刊誌、女性自身のインタビューにて「設定の幅も広がるし、ルパン一世とは血縁でもない他人という設定にした方が良かったかとも思う」とコメントしている
・[[劇場版「ルパンvsコナン」>ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE]]の冒頭で[[怪盗キッド>黒羽快斗/怪盗キッド]]に変装し、[[五ェ門>石川五ェ門(ルパン三世)]]の助けがあったとはいえ、[[コナン>江戸川コナン]]([[新一>工藤新一]])の追跡を振り切り盗みを成功させた((盗品は釣り人のバケツに捨てた。とはいえコナン(新一)に勝利した唯一の人物と言える。))。終盤で飛行機に開いてしまった穴から犯人の1人が落ちていきそうになった時、コナンは助けようとしたがルパンは「&bold(){あれがアイツの運命だ}」と制止した。&br()ある意味ではコナンとルパンの決定的な違いを描写したシーンである。エピローグでは本物の怪盗キッドに狙っていたお宝を横取りされた挙句、犯行を擦り付けられた((不二子などのレギュラーキャラを除き、彼を完全に出し抜いた(勝利した)数少ない人物と言える。))。
・ルパンの担当声優は初代が山田康雄。当時山田は芝居のことで悩んでいたが、その際仲間から「芝居の参考になる漫画」としてルパン三世を渡された。「いくら馬鹿なことが好きな俺でも(アドバイスが)マンガ?」と訝しがったが、すぐのめりこんだという。その後、ルパン役のオファーが来た時はすぐさま「やる!!」と二つ返事でOKしたらしい。山田は本作までの数年間、日々の食事をコロッケ一個で凌ぐ生活を続けていたという。
・二代目は現在お馴染みの栗田貫一。結構似ているため初めて聞いた人には区別しづらい。それもそのはず、栗田は元々「ものまね王座決定戦」などで山田のルパンの声真似を得意としており、声真似がキッカケで生前親交があったことにより役を引き継ぐこととなった。クリカン曰く「自分は山田さんの真似をしてルパンをやっているつもりである」とのこと。物真似だから似ているのである。とはいえ役を受け継いだ当初はタレント吹き替えということもあり目に見えて演技に不慣れであり、ファンからの批判も凄まじかった。最近は山田康雄をただ追いかけるのではなくルパンをやればいいという境地に辿り着いたそうだが、インスピレーションを高めるため、ルパン役のオファーがくると家でカリオストロの城を流しながら生活するという。
・アニメ版におけるルパン三世役といえば山田氏や栗田氏が有名だが、実はパイロット版において[[野沢那智]]氏や広川太一郎氏が演じたこともある。そんな野沢氏はルパン役を希望していたもののスケジュールの都合で断念せざるを得なくなったが、後に「おれがルパンやっていたらこんなロングランにならなかったと思う。潰れただろうね。ヤスベエでホント良かったよね」と山田氏の演技を高く評価したという。ちなみに野沢は『[[ひょっこりひょうたん島]]』のリメイク版でアルセーヌ・ルパンのパロディキャラを演じる((おまけに最初にオファーされ断られた山田康雄の代役としてである))。
・『[[ルパン三世 燃えよ斬鉄剣]]』が初代ルパンの声を当てた山田康雄の生前最後のルパンの声になった。『[[ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス]]』の予告編までは山田がルパン三世の声優を担当していたが、その後1995年3月19日に死去。これを受けて、映画のラストでは「永遠のルパン三世 山田康雄さん ありがとう」という追悼テロップが流され、後に発売されたDVDにも収録された。間違っても「くたばれ!ルパン三世」等と言ってはいけないが、&bold(){当時のアナウンサーは平然と間違えていた}。なお、先の映画の後に収録されたとされるエッソ石油のCMではかなり体調を持ち直していたらしく、実際前後の収録作と比べるとTVSP初期時の快活さが戻っている。厳密にはこれが最期の収録とのこと。
・『[[ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密]]』の脚本を手掛けた三井秀樹によると、日本テレビの上層部がルパンの後任はタレントを起用するよう圧力を掛けてきたらしく、その際[[明石家さんま]]と[[ビートたけし]]の名前を出されたという。スタッフ一同困り果ててしまったが、山田氏が自分に何かあったらクリカンを頼るよう言い残していたことを思い出し、「タレントには違いないだろう」と上層部を説得して栗田氏になったそうな。&br()『トワイライト☆ジェミニ』でルパンが栗田氏十八番のモノマネを披露する場面は、今後もずっと栗田氏で行くという監督の覚悟の表れだったのではないかと三井氏は推測している。また、もし上層部の言いつけ通りのキャスティングをしていたらルパンというコンテンツはとっくに終了していただろうとも述べている。
・栗田貫一は2019年をもって生前の山田康雄を抜き最も長くルパンを演じた声優となった。このことに関して栗田は栗田氏らしい恐縮しきりのコメントを残している。
・出身地に関しては、NHK-BSの番組に原作者のモンキー・パンチが出演した際、自分と同じ北海道浜中町出身だと発言している。
・「三世」などの「代」はファーストネームかフルネームに付けるという決まりがあり、アルセーヌ・ルパンの三代目という意味ならば「アルセーヌ三世かアルセーヌ・ルパン三世」が正しく「ルパン三世」は''明確な誤り''である。このためかつてじゃアニメを欧米で出す際にアメリカではフルで「Arsene Lupin 3rd」にしたり、本家アルセーヌルパンの愛好者も多く著作権も切れていなかった欧州では名前を変えていたりした。だが%%テーマ曲でルパンザサ〜と目立つ歌い方していて誤魔化しが効かないので%%時間が経つにつれて記事冒頭で述べるような&color(gray){アルセーヌルパンのような}優れた盗賊に許された称号「ルパン」を名乗れる3人目の男…のような意味合いにして欧米でもLupin 3rd表記で売り出すようになった。
「&font(#ff0000){んじゃまぁオレの説明も終わったようだし、早速冥殿ちゃんを探すとすっか!め~いで~んちゃ~ん!!…って、ん?}」
「&font(#994c00){ルパン!!おのれ~、まさかアニヲタWikiに居たとは!!}」
「&font(#ff0000){い~けねまたとっつぁんだ!んじゃ追記・ 修正は任せたぞ~!}」
「&font(#994c00){ルパ~ン!逮捕だ~!}」
「&font(#ff0000){あばよ~、とっつぁ~ん…とWiki篭もり~♪}」
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