麻雀飛翔伝 哭きの竜

「麻雀飛翔伝 哭きの竜」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

麻雀飛翔伝 哭きの竜」(2022/03/07 (月) 01:16:22) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2012/06/13(水) 21:34:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){あンた…… 背中が煤けてるぜ} 麻雀飛翔伝 哭きの竜とは別冊近代麻雀(現、近代麻雀)で連載されていた、能條純一の麻雀漫画。 関東を縄張りとする暴力団、桜道会の二代目を巡り繰り広げられる&font(#ff0000){抗争}やそれにまつわる&font(#008000){麻}&font(#ff0000){抗争}&font(#008000){雀}、&font(#ff0000){抗争}を描く。 〜人物〜 ・竜 死人のよう、とまで言われる血の気のない顔色と七三(というか九一)に分けた髪が特徴的な雀ゴロ。また、対局中も右手から煙草を離さないヘビースモーカーである。 天性の強運と直感をもって、余人には理解不能な多用する打ち方から“哭きの竜”の異名を持ち、鳴くたびに牌が閃光を放つとされる。 当初はその強運から、途中からはとある秘密に関わったことから、桜道会を巡る抗争の渦に巻き込まれていく。 寡黙かつ非常に冷静で、作中に登場する極道達相手にも表情一つ変えず、[[拳銃]]片手に恫喝されても平然としていた。 終盤に銃撃され、それらしき男が生きているとの報があるもはっきりせず生死不明。だが、後に描かれた外伝で生存が確認され、相変わらず極道に絡まれながら鳴き麻雀を打っている。 ・桜田道造 関東最大の暴力団・桜道会初代会長。容貌、言動ともにヤクザらしからぬ温厚な人物。 竜との麻雀の最中に抗争中の暴力団・三好一家の狙撃を受ける。 その時の負傷が原因で命を落とした ・甲斐正三 桜道会若頭にして、甲斐組初代組長。 竜の強運に目を付け己の下に置こうとしたが、桜道会会長への狙撃に始まる抗争のさなかに命を落とす。 ・川地幸一 桜道会舎弟頭にして、甲斐組と勢力を二分すると言われる川地組組長。 両手を顔の前に置く癖がある。 医師と偽って参加した麻雀の席で竜と出会う。 後に桜道会を離脱し幸友会を結成するが、石川の反撃にあい死亡。 ・石川喬 甲斐正三死後の甲斐組二代目組長にして、桜道会会長・桜田の妻・和子の懇願から最後に親子杯を交わされた桜道会初代本部長。 彼が実権を握ったことで、桜道会は石川派と川地率いる反石川派の内部抗争を招いてしまう。 甲斐同様に竜の強運を求めたが、本宮秋生の襲撃によりに命を落とす。 ・外田裕二 二代目甲斐組若頭を務め、策士として知られる切れ者。 関わった極道達が次々に命を落とす竜を、“魔性”を持つとして警戒していた。 ちなみに、劇中最も多く竜と対局している。 石川の死に際し、甲斐組存続のためにある策を実行。その策が原因で最後に命を落とす。 ・本宮春樹 桜道会系でも特に武闘派で知られる構成員500人の本宮組組長。通称、東海の暴れん坊。 石川とは甲斐の下で共に過ごした旧友だったが、甲斐組を継いだ石川への嫉妬心を海東に煽られ、石川と対立。 自ら石川の命を狙うものの石川の体を張った説得により己の行動を悔い、けじめのために竜と対局中の海東を単身で襲撃。海東の片目を奪うも命を落とす。享年33。 ・草野光 二代目甲斐組若頭補佐。外田のとったある行動に疑念を抱き、その真相を知るべく竜と麻雀勝負を行う。そして竜の行動から真相に気づくがそれが原因で命を落とす。 ・本宮秋生 本宮春樹の弟。兄の復讐のため、その死に関わった石川らを部下に命じて襲撃。その際の負傷が石川を死へ追いやる事になる。 竜と外田を相手にした命がけの麻雀勝負で敗北。彼らとの間にとある秘密を抱えたために外田らの指示で[[暗殺]]され、命を落とす。   ・三上信也 本宮秋生腹心の部下。上記の外田、竜との対局の際、四人目の打ち手を務めていた。 若い頃の石川と瓜二つの顔をしており、死んだ石川に代わる[[影武者]]として、(竜の見逃しによって)対局に勝利した外田に引き渡される。 最初は外田の指示通り石川を演じていたが、次第に極道としての才覚が開花。密かに甲斐組を束ね上げ、自らの意志で桜道会二代目会長となる。 また、それと共に「石川喬」として「三上信也」へ改名。秘密を知る外田をも暗殺し、己の地位を盤石とした。 10年後が舞台の外伝にも、序盤のみだが登場。大阪で竜と麻雀勝負した後病状が悪化し病床で竜との再会を切望したがかなわぬまま命を落とす。   ・海東武 京都に本部がある西日本最大の暴力団・関西共武会初代会長。一代で関西一円の極道を傘下においた、西の巨魁。 関西だけでなく関東の支配をも目論んでおり、上述の通り本宮春樹を唆して石川を襲わせたのもそのため。「極道に共存はあり得ない」が信条。 本宮の襲撃で左目を失った際、激昂して竜を殺害しようとするも失敗。後に「自身が唯一殺せなかった男」と語り、竜の死を信じていなかった。 どうでも良いが、襲撃されたとき押さえていたのは右目である。 作中の抗争が終結したのち、病によって命を落とす。 ・雨宮賢 本宮秋生が抱えていた代打ちの男。常に変装して打つため、本宮秋生以外に彼を知るものは皆無。竜とは対照的に、面前にこだわる打ち手である。 また、兄にいまいち似てない弟((どちらかというと相棒の暇課長に似ている))が外伝に登場している。 竜を負かそうとした外田の要請で竜と対局し、好勝負を繰り広げるが最終的に敗北。外田が無名の己に依頼して来たことで彼らの抱える秘密を察しており、竜との勝敗が決すると共に撃たれて命を落とす。   ……とまあ、だいたい分かって貰えたと思うが、基本的に麻雀漫画というよりもヤクザの抗争を描いた劇画である。 おかげで対局の最中に拳銃を抜いたり襲撃される(一応、その局の決着はつくが……)ことも多く、ロン牌が血塗れなんてことも少なくない。 また、和了時以外に竜の手配が映ることは皆無。 細々とした点差や勝敗より、「竜がいかに予想外の形で上がるか、登場人物達が己を貫くか」を楽しむ漫画と言えるか。   #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/06/13(水) 21:34:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){あンた…… 背中が煤けてるぜ} 麻雀飛翔伝 哭きの竜とは別冊近代麻雀(現、近代麻雀)で連載されていた、能條純一の麻雀漫画。 関東を縄張りとする暴力団、桜道会の二代目を巡り繰り広げられる&font(#ff0000){抗争}やそれにまつわる&font(#008000){麻}&font(#ff0000){抗争}&font(#008000){雀}、&font(#ff0000){抗争}を描く。 〜人物〜 ・竜 死人のよう、とまで言われる血の気のない顔色と七三(というか九一)に分けた髪が特徴的な雀ゴロ。また、対局中も右手から煙草を離さないヘビースモーカーである。 天性の強運と直感をもって、余人には理解不能な多用する打ち方から“哭きの竜”の異名を持ち、鳴くたびに牌が閃光を放つとされる。 当初はその強運から、途中からはとある秘密に関わったことから、桜道会を巡る抗争の渦に巻き込まれていく。 寡黙かつ非常に冷静で、作中に登場する極道達相手にも表情一つ変えず、[[拳銃]]片手に恫喝されても平然としていた。 終盤に銃撃され、それらしき男が生きているとの報があるもはっきりせず生死不明。だが、後に描かれた外伝で生存が確認され、相変わらず極道に絡まれながら鳴き麻雀を打っている。 ・桜田道造 関東最大の暴力団・桜道会初代会長。容貌、言動ともにヤクザらしからぬ温厚な人物。 竜との麻雀の最中に抗争中の暴力団・三好一家の狙撃を受ける。 その時の負傷が原因で命を落とした ・甲斐正三 桜道会若頭にして、甲斐組初代組長。 竜の強運に目を付け己の下に置こうとしたが、桜道会会長への狙撃に始まる抗争のさなかに命を落とす。 ・川地幸一 桜道会舎弟頭にして、甲斐組と勢力を二分すると言われる川地組組長。 両手を顔の前に置く癖がある。 医師と偽って参加した麻雀の席で竜と出会う。 後に桜道会を離脱し幸友会を結成するが、石川の反撃にあい死亡。 ・石川喬 甲斐正三死後の甲斐組二代目組長にして、桜道会会長・桜田の妻・和子の懇願から最後に親子杯を交わされた桜道会初代本部長。 彼が実権を握ったことで、桜道会は石川派と川地率いる反石川派の内部抗争を招いてしまう。 甲斐同様に竜の強運を求めたが、本宮秋生の襲撃によりに命を落とす。 ・外田裕二 二代目甲斐組若頭を務め、策士として知られる切れ者。 関わった極道達が次々に命を落とす竜を、“魔性”を持つとして警戒していた。 ちなみに、劇中最も多く竜と対局している。 石川の死に際し、甲斐組存続のためにある策を実行。その策が原因で最後に命を落とす。 ・本宮春樹 桜道会系でも特に武闘派で知られる構成員500人の本宮組組長。通称、東海の暴れん坊。 石川とは甲斐の下で共に過ごした旧友だったが、甲斐組を継いだ石川への嫉妬心を海東に煽られ、石川と対立。 自ら石川の命を狙うものの石川の体を張った説得により己の行動を悔い、けじめのために竜と対局中の海東を単身で襲撃。海東の片目を奪うも命を落とす。享年33。 ・草野光 二代目甲斐組若頭補佐。外田のとったある行動に疑念を抱き、その真相を知るべく竜と麻雀勝負を行う。そして竜の行動から真相に気づくがそれが原因で命を落とす。 ・本宮秋生 本宮春樹の弟。兄の復讐のため、その死に関わった石川らを部下に命じて襲撃。その際の負傷が石川を死へ追いやる事になる。 竜と外田を相手にした命がけの麻雀勝負で敗北。彼らとの間にとある秘密を抱えたために外田らの指示で[[暗殺]]され、命を落とす。   ・三上信也 本宮秋生腹心の部下。上記の外田、竜との対局の際、四人目の打ち手を務めていた。 若い頃の石川と瓜二つの顔をしており、死んだ石川に代わる[[影武者]]として、(竜の見逃しによって)対局に勝利した外田に引き渡される。 最初は外田の指示通り石川を演じていたが、次第に極道としての才覚が開花。密かに甲斐組を束ね上げ、自らの意志で桜道会二代目会長となる。 また、それと共に「石川喬」として「三上信也」へ改名。秘密を知る外田をも暗殺し、己の地位を盤石とした。 10年後が舞台の外伝にも、序盤のみだが登場。大阪で竜と麻雀勝負した後病状が悪化し病床で竜との再会を切望したがかなわぬまま命を落とす。   ・海東武 京都に本部がある西日本最大の暴力団・関西共武会初代会長。一代で関西一円の極道を傘下においた、西の巨魁。 関西だけでなく関東の支配をも目論んでおり、上述の通り本宮春樹を唆して石川を襲わせたのもそのため。「極道に共存はあり得ない」が信条。 本宮の襲撃で左目を失った際、激昂して竜を殺害しようとするも失敗。後に「自身が唯一殺せなかった男」と語り、竜の死を信じていなかった。 どうでも良いが、襲撃されたとき押さえていたのは右目である。 作中の抗争が終結したのち、病によって命を落とす。 ・雨宮賢 本宮秋生が抱えていた代打ちの男。常に変装して打つため、本宮秋生以外に彼を知るものは皆無。竜とは対照的に、面前にこだわる打ち手である。 また、兄にいまいち似てない弟((どちらかというと相棒の暇課長に似ている))が外伝に登場している。 竜を負かそうとした外田の要請で竜と対局し、好勝負を繰り広げるが最終的に敗北。外田が無名の己に依頼して来たことで彼らの抱える秘密を察しており、竜との勝敗が決すると共に撃たれて命を落とす。   ……とまあ、だいたい分かって貰えたと思うが、基本的に麻雀漫画というよりもヤクザの抗争を描いた劇画である。 おかげで対局の最中に拳銃を抜いたり襲撃される(一応、その局の決着はつくが……)ことも多く、ロン牌が血塗れなんてことも少なくない。 また、和了時以外に竜の手配が映ることは皆無。 細々とした点差や勝敗より、「竜がいかに予想外の形で上がるか、登場人物達が己を貫くか」を楽しむ漫画と言えるか。   #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: