龍虎の拳(漫画)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/07/16 Sat 00:03:18 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){サウスタウン} #center(){夢と野望とが} #center(){渦巻く都市} #center(){一握りの勝者が} #center(){権力を手にし} #center(){数多くの人々が夢破れて} #center(){消え去っていく} #center(){サバイバルシティ} *龍虎の拳 『龍虎の拳』は93年から94年にかけて今は無きアーケードゲーム情報誌『ゲーメスト』で連載されていた、SNKの人気格闘ゲーム『[[龍虎の拳]]』を原作としたコミカライズ作品(全1巻)。 原作は当時のゲーメスト編者長の石井ぜんじ。 作画は今や麻雀漫画で広く名を知られるようになった実力派の描き手である天獅子悦也が担当している。 天獅子氏の画力が遺憾なく発揮され、格闘シーンの肉体デッサン、手足が交差するスピード感、ともに素晴らしい。 ゲーム作品のコミカライズと云えば、いろいろとはっちゃけてしまう事も多く、事実この作品もゲーム自体とは設定が違っているのだが、本作のそれは原作のゲームの設定を良い意味で補完する内容となっている。 ちなみに、はっちゃけた龍虎の拳コミカライズといえば、''リョウ・ナガサキ''とか''リョウ「ユリ!」ロバート「マリちゃん」''とか''覇王拳''とか そういう設定なんだか[[誤植]]なんだかわからなくなってしまっているものを思い出す人もいるだろうが、 そちらは『[[デラックスボンボン>餓狼伝説 戦慄の魔王街]]』連載の『龍虎の拳』(ゴッセージ)で、 当項目で紹介する作品とは異なるので、お間違えの無いよう。   *【登場人物】 ・[[リョウ・サカザキ]] 本作の主人公。 心優しき無敵の龍。 漫画では細身でクールなイケメンで、10年前に失踪した父タクマ・サカザキの作り上げた「極限流空手」の使い手。 腕だけで無く頭もキれ、情にも篤い等、若干完璧超人気味。 妹ユリを養うべくストリートファイトの道に入り自らを鍛え上げて来た。 ユリ誘拐事件に端を発し、やがては「組織」の陰謀に挑む事になる。 ・[[ロバート・ガルシア]] 本作のもう一人の主人公。 誇り高き最強の虎。 イタリアの大財閥アルバート・ガルシアの一人息子。 あらゆる事に才能を発揮する天才型だが、帝王学の一環として学んだ「極限流空手」に於いて、唯一自分が勝てなかったリョウを親友と認め変わらぬ親交を結ぶ。 心底ユリにベタぼれしており、誘拐された彼女を心配するあまり乱闘騒ぎを起こし刑務所に入れられてしまうが……。 因みにロバートの台詞が関西弁表記となったのは、イタリア語のアクセントを表現する為の演出であった。   ・[[ユリ・サカザキ]] 本作のヒロイン。 リョウの最愛の妹で、ロバートの想い人。 ゲーム以上に可憐な印象。ミッション系の女学園とかに通ってるし。 Mr.カラテの力を利用しようとするMr.ビッグの指図で「組織」に誘拐されるが、リョウとの出逢いで「組織」への反抗を決意したキングに救出される。 混乱の中で邂逅を果たしたMr.カラテの正体に逸早く気付くが……。 ・[[藤堂竜白]] 侍の武者打ち術より誕生した古武術「藤堂流」の第十六代当主。 道場破りを繰り返していた時代のタクマの「藤堂流」を上回る「気」の前に敗れ、その雪辱を晴らすべく自らも米国へと渡っていた。 現在は、日本料理店を始め様々な事業を束ねる実業家としての顔を持つ一方で宿敵タクマの姿を追い続けていた。 自らの目的を果たすべくリョウに協力を申し出るが……。   ・ジャック・ターナー バー「ストリートスターズ」を根城にする巨漢のバイカー。 Mr.ビッグが自らの兵隊として「組織」に組み込んだストリートギャングのリーダー格で、実戦部隊の中でも屈指の猛者。 リョウの底知れぬ実力に興味を持ち「黒い金曜日」作戦の混乱の中でリョウの前に立ち塞がる。 ・[[キング>キング(龍虎の拳)]] 本作の裏ヒロイン。 かつてジャックに敗れたストリートギャングのリーダーで、現在は自らもその腕を買われ「組織」の用心棒として雇われていたムエタイ使い。 「組織」直轄のレストラン「ラ・モール」を守るが、初対面で何かを感じあったリョウとの直接対決に敗れた後に、自らも「組織」への反抗を決意する。   ・リー・パイロン 漢方薬医にして、チャイナタウンの華僑たちのリーダー的存在。 中国武術の達人で、戦闘時には京劇のそれを思わせる面をかぶり、老齢ながらリョウでも追い切れないほどのスピードで飛び回る。 ゲームとは違い、武器の鉄の爪はマンガ的鉤爪ではなく鉄製の付け爪(女性が使う「ネイル」の戦闘用みたいなもの)。 師リー・ガクスウと浅からぬ因縁を持つ「極限流」を助ける。 リョウらと協力し「組織」からチャイナタウンを守るべく奔走する。 ・リー・ホンロン 「李紅龍」 本作のオリジナルキャラクター。 ガクスウとパイロンが支配する華僑の影の秘密結社「五龍幇」の裏切り者で、「組織」に雇われユリ誘拐の実行部隊として行動した。 パイロンの殺害を目論むも、パイロン自身に敗れ、逃走を計った所をロバートに阻まれる。 実はリー・パイロンの奥さんと同名である。(ゲームにも漫画にも未登場だが、設定上存在している。また、息子の名は青竜) ・リー・ガクスウ 不敗伝説を誇る伝説の拳法家にして、タクマ・サカザキと唯一引き分けた過去を持つ生きる伝説。 超高齢(92歳)の為に現在は家督を養子であるパイロンに譲り、自らはサウスタウン近郊のサイクロプス刑務所の所長に収まっているが(「組織」への牽制の意味があったと思われる)、実際には未だに拳法の実力、権力共にパイロンを凌ぐ華僑の重鎮である。 「黒い金曜日」作戦の計画の中でその命を狙われるがロバートに救われ、彼を街を救う使者とすべく解放する。   ・ミッキー・ロジャース 「組織」が胴元を務める賭け格闘試合「キングオブファイターズ」の決勝に於けるリョウの相手。 「組織」のスカウトを断ったリョウに代わり「組織」の傘下に入った後に「気」を身に付け再戦を挑んで来るが、今度はロバートに倒される事になる……。 ・ジョン・クローリー 本作ではガクスウの命を狙い、サイクロプス刑務所に潜入する工作員として登場。 狙撃による暗殺に失敗した後、計画されていた暴動の最中にガクスウを狙うが、ロバートに敗れる。 やや扱いが軽いが、続編にて本領発揮。 ・ヤングボーイ(若僧) 一応、オリジナルキャラクター。 『[[龍虎の拳2]]』からの先行登場。 「組織」の幹部の一人でイタリアンマフィアを指揮する。 Mr.ビッグに協力すると見せつつ、Mr.カラテを自らの手駒とするべく暗躍するが……。 ……ここまで書けば未読の人も正体は察しが付くでしょう。   ・刑事部長 本作のオリジナルキャラクター。 大暴れしたロバートを逮捕した人物。 間抜けに見えるがかなりの腕利きで信念の男であるらしい。 後に『[[ギース・ハワード外伝>ギース・ハワード外伝(漫画)]]』にも顔を見せている。 ・Mr.ビッグ 本作の黒幕。 元軍人と囁かれる「組織」の大幹部で、多数のストリートギャングや賭け格闘試合の猛者達を強引に傘下に加え、兵隊として鍛え上げると共に実行部隊としている。 意図的な混乱と共に「組織」に敵対する人間を排除しサウスタウンを掌握する「黒い金曜日(ブラックサバス)」作戦を決行するが……。 「気」を投射して「気配の分身」を作りだすなどかなりの強敵。短い2本の棒(太鼓のバチのようなもの)を武器とする。 本作オリジナル設定として、彼の武術はアフリカの奥地で現地の部族から伝授された&bold(){狩猟術}とされた。 その部族は、闇夜のジャングルで獲物の「気」を感じ取って狙い撃つなど極限流に通じる技術を独自に持っていたという。 ・Mr.カラテ サウスタウンの裏社会に出現した天狗面の無敵の空手家。 その正体はリョウの父、[[タクマ・サカザキ]]。 余りの強さ故に敵対した人間に仕組まれた事故により妻ロネットを奪われ、子等の命を守るべく姿を消さねばならなかった宿業の漢(自業自得気味だが……)。 鍛え上げた「気」の力は一軍に匹敵するとも謳われる。 自らの背負った「業」故に成長した息子の前に立ちはだかる。   *【余談】 上記の様にかなり渋い内容で名作として名高いが、版元の「新声社」の倒産後は復刊が叶っていない為に古本屋等を探さなければいけない事を嘆かれている。 この作品後も天獅子悦也は『ゲーメスト』系誌にSNK格闘ゲームに題材を求めたコミカライズ作品を発表しており、直接の続編に『[[龍虎の拳2>龍虎の拳2(漫画)]]』『龍虎の拳外伝 カーマンに指令を』が、同一世界観による姉妹編に『[[ギース・ハワード外伝>ギース・ハワード外伝(漫画)]]』シリーズがある。 いずれも天獅子悦也一流のリアリティを付加されたハードボイルドな世界観にある。 リョウ「憎しみを糧に追記したりはしないさ……親父」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 誤植が酷いのがこれだっけ? -- 名無しさん (2014-05-13 06:10:12) - この作品がどうかは知らんが、自分が知ってる誤植のひどいSNKコミカライズはボンガr…、いやあれは新技作ったり謎ルビ振ったり誤植以前の問題かw -- 名無しさん (2014-05-13 06:36:27) - 誤植が酷いのはボンボン版の龍虎の拳だぞ!ネタにされるあちらと違ってゲーメスト版は凄くまともなんでみんなも間違えないようにな! -- 名無しさん (2014-05-13 10:16:45) - カラテ戦でのリョウの「覇王拳」発言とか、ユリがロバートを呼び捨てにしてるとか、気になる所は少しあるけどそれを差し引いても凄く面白かった -- 名無しさん (2016-09-30 19:55:14) - もう27年前のマンガなんだが、複雑な格闘技の身体の動きをほぼ完璧に描いてのける画力は何かがおかしい -- 名無しさん (2020-06-17 21:42:35) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/07/16 Sat 00:03:18 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){サウスタウン} #center(){夢と野望とが} #center(){渦巻く都市} #center(){一握りの勝者が} #center(){権力を手にし} #center(){数多くの人々が夢破れて} #center(){消え去っていく} #center(){サバイバルシティ} *龍虎の拳 『龍虎の拳』は93年から94年にかけて今は無きアーケードゲーム情報誌『ゲーメスト』で連載されていた、SNKの人気格闘ゲーム『[[龍虎の拳]]』を原作としたコミカライズ作品(全1巻)。 原作は当時のゲーメスト編者長の石井ぜんじ。 作画は今や麻雀漫画で広く名を知られるようになった実力派の描き手である天獅子悦也が担当している。 天獅子氏の画力が遺憾なく発揮され、格闘シーンの肉体デッサン、手足が交差するスピード感、ともに素晴らしい。 ゲーム作品のコミカライズと云えば、いろいろとはっちゃけてしまう事も多く、事実この作品もゲーム自体とは設定が違っているのだが、本作のそれは原作のゲームの設定を良い意味で補完する内容となっている。 ちなみに、はっちゃけた龍虎の拳コミカライズといえば、''リョウ・ナガサキ''とか''リョウ「ユリ!」ロバート「マリちゃん」''とか''覇王拳''とか そういう設定なんだか[[誤植]]なんだかわからなくなってしまっているものを思い出す人もいるだろうが、 そちらは『[[デラックスボンボン>餓狼伝説 戦慄の魔王街]]』連載の『龍虎の拳』(ゴッセージ)で、 当項目で紹介する作品とは異なるので、お間違えの無いよう。   *【登場人物】 ・[[リョウ・サカザキ]] 本作の主人公。 心優しき無敵の龍。 漫画では細身でクールなイケメンで、10年前に失踪した父タクマ・サカザキの作り上げた「極限流空手」の使い手。 腕だけで無く頭もキれ、情にも篤い等、若干完璧超人気味。 妹ユリを養うべくストリートファイトの道に入り自らを鍛え上げて来た。 ユリ誘拐事件に端を発し、やがては「組織」の陰謀に挑む事になる。 ・[[ロバート・ガルシア]] 本作のもう一人の主人公。 誇り高き最強の虎。 イタリアの大財閥アルバート・ガルシアの一人息子。 あらゆる事に才能を発揮する天才型だが、帝王学の一環として学んだ「極限流空手」に於いて、唯一自分が勝てなかったリョウを親友と認め変わらぬ親交を結ぶ。 心底ユリにベタぼれしており、誘拐された彼女を心配するあまり乱闘騒ぎを起こし刑務所に入れられてしまうが……。 因みにロバートの台詞が関西弁表記となったのは、イタリア語のアクセントを表現する為の演出であった。   ・[[ユリ・サカザキ]] 本作のヒロイン。 リョウの最愛の妹で、ロバートの想い人。 ゲーム以上に可憐な印象。ミッション系の女学園とかに通ってるし。 Mr.カラテの力を利用しようとするMr.ビッグの指図で「組織」に誘拐されるが、リョウとの出逢いで「組織」への反抗を決意したキングに救出される。 混乱の中で邂逅を果たしたMr.カラテの正体に逸早く気付くが……。 ・[[藤堂竜白]] 侍の武者打ち術より誕生した古武術「藤堂流」の第十六代当主。 道場破りを繰り返していた時代のタクマの「藤堂流」を上回る「気」の前に敗れ、その雪辱を晴らすべく自らも米国へと渡っていた。 現在は、日本料理店を始め様々な事業を束ねる実業家としての顔を持つ一方で宿敵タクマの姿を追い続けていた。 自らの目的を果たすべくリョウに協力を申し出るが……。   ・ジャック・ターナー バー「ストリートスターズ」を根城にする巨漢のバイカー。 Mr.ビッグが自らの兵隊として「組織」に組み込んだストリートギャングのリーダー格で、実戦部隊の中でも屈指の猛者。 リョウの底知れぬ実力に興味を持ち「黒い金曜日」作戦の混乱の中でリョウの前に立ち塞がる。 ・[[キング>キング(龍虎の拳)]] 本作の裏ヒロイン。 かつてジャックに敗れたストリートギャングのリーダーで、現在は自らもその腕を買われ「組織」の用心棒として雇われていたムエタイ使い。 「組織」直轄のレストラン「ラ・モール」を守るが、初対面で何かを感じあったリョウとの直接対決に敗れた後に、自らも「組織」への反抗を決意する。   ・リー・パイロン 漢方薬医にして、チャイナタウンの華僑たちのリーダー的存在。 中国武術の達人で、戦闘時には京劇のそれを思わせる面をかぶり、老齢ながらリョウでも追い切れないほどのスピードで飛び回る。 ゲームとは違い、武器の鉄の爪はマンガ的鉤爪ではなく鉄製の付け爪(女性が使う「ネイル」の戦闘用みたいなもの)。 師リー・ガクスウと浅からぬ因縁を持つ「極限流」を助ける。 リョウらと協力し「組織」からチャイナタウンを守るべく奔走する。 ・リー・ホンロン 「李紅龍」 本作のオリジナルキャラクター。 ガクスウとパイロンが支配する華僑の影の秘密結社「五龍幇」の裏切り者で、「組織」に雇われユリ誘拐の実行部隊として行動した。 パイロンの殺害を目論むも、パイロン自身に敗れ、逃走を計った所をロバートに阻まれる。 実はリー・パイロンの奥さんと同名である。(ゲームにも漫画にも未登場だが、設定上存在している。また、息子の名は青竜) ・リー・ガクスウ 不敗伝説を誇る伝説の拳法家にして、タクマ・サカザキと唯一引き分けた過去を持つ生きる伝説。 超高齢(92歳)の為に現在は家督を養子であるパイロンに譲り、自らはサウスタウン近郊のサイクロプス刑務所の所長に収まっているが(「組織」への牽制の意味があったと思われる)、実際には未だに拳法の実力、権力共にパイロンを凌ぐ華僑の重鎮である。 「黒い金曜日」作戦の計画の中でその命を狙われるがロバートに救われ、彼を街を救う使者とすべく解放する。   ・ミッキー・ロジャース 「組織」が胴元を務める賭け格闘試合「キングオブファイターズ」の決勝に於けるリョウの相手。 「組織」のスカウトを断ったリョウに代わり「組織」の傘下に入った後に「気」を身に付け再戦を挑んで来るが、今度はロバートに倒される事になる……。 ・ジョン・クローリー 本作ではガクスウの命を狙い、サイクロプス刑務所に潜入する工作員として登場。 狙撃による暗殺に失敗した後、計画されていた暴動の最中にガクスウを狙うが、ロバートに敗れる。 やや扱いが軽いが、続編にて本領発揮。 ・ヤングボーイ(若僧) 一応、オリジナルキャラクター。 『[[龍虎の拳2]]』からの先行登場。 「組織」の幹部の一人でイタリアンマフィアを指揮する。 Mr.ビッグに協力すると見せつつ、Mr.カラテを自らの手駒とするべく暗躍するが……。 ……ここまで書けば未読の人も正体は察しが付くでしょう。   ・刑事部長 本作のオリジナルキャラクター。 大暴れしたロバートを逮捕した人物。 間抜けに見えるがかなりの腕利きで信念の男であるらしい。 後に『[[ギース・ハワード外伝>ギース・ハワード外伝(漫画)]]』にも顔を見せている。 ・Mr.ビッグ 本作の黒幕。 元軍人と囁かれる「組織」の大幹部で、多数のストリートギャングや賭け格闘試合の猛者達を強引に傘下に加え、兵隊として鍛え上げると共に実行部隊としている。 意図的な混乱と共に「組織」に敵対する人間を排除しサウスタウンを掌握する「黒い金曜日(ブラックサバス)」作戦を決行するが……。 「気」を投射して「気配の分身」を作りだすなどかなりの強敵。短い2本の棒(太鼓のバチのようなもの)を武器とする。 本作オリジナル設定として、彼の武術はアフリカの奥地で現地の部族から伝授された&bold(){狩猟術}とされた。 その部族は、闇夜のジャングルで獲物の「気」を感じ取って狙い撃つなど極限流に通じる技術を独自に持っていたという。 ・Mr.カラテ サウスタウンの裏社会に出現した天狗面の無敵の空手家。 その正体はリョウの父、[[タクマ・サカザキ]]。 余りの強さ故に敵対した人間に仕組まれた事故により妻ロネットを奪われ、子等の命を守るべく姿を消さねばならなかった宿業の漢(自業自得気味だが……)。 鍛え上げた「気」の力は一軍に匹敵するとも謳われる。 自らの背負った「業」故に成長した息子の前に立ちはだかる。   *【余談】 上記の様にかなり渋い内容で名作として名高いが、版元の「新声社」の倒産後は復刊が叶っていない為に古本屋等を探さなければいけない事を嘆かれている。 この作品後も天獅子悦也は『ゲーメスト』系誌にSNK格闘ゲームに題材を求めたコミカライズ作品を発表しており、直接の続編に『[[龍虎の拳2>龍虎の拳2(漫画)]]』『龍虎の拳外伝 カーマンに指令を』が、同一世界観による姉妹編に『[[ギース・ハワード外伝>ギース・ハワード外伝(漫画)]]』シリーズがある。 いずれも天獅子悦也一流のリアリティを付加されたハードボイルドな世界観にある。 リョウ「憎しみを糧に追記したりはしないさ……親父」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 誤植が酷いのがこれだっけ? -- 名無しさん (2014-05-13 06:10:12) - この作品がどうかは知らんが、自分が知ってる誤植のひどいSNKコミカライズはボンガr…、いやあれは新技作ったり謎ルビ振ったり誤植以前の問題かw -- 名無しさん (2014-05-13 06:36:27) - 誤植が酷いのはボンボン版の龍虎の拳だぞ!ネタにされるあちらと違ってゲーメスト版は凄くまともなんでみんなも間違えないようにな! -- 名無しさん (2014-05-13 10:16:45) - カラテ戦でのリョウの「覇王拳」発言とか、ユリがロバートを呼び捨てにしてるとか、気になる所は少しあるけどそれを差し引いても凄く面白かった -- 名無しさん (2016-09-30 19:55:14) - もう27年前のマンガなんだが、複雑な格闘技の身体の動きをほぼ完璧に描いてのける画力は何かがおかしい -- 名無しさん (2020-06-17 21:42:35) - ネオジオバトルコロシアムのリョウ・ロバートによるアナザーダブルアサルトはこの作品でMr.BIGに食らわすW覇王翔吼拳が元ネタだよね…その意味で中平版ストZEROと同じくメーカーに影響を与えた格ゲー漫画と言ってもいい -- 名無しさん (2022-12-04 17:18:52) #comment #areaedit(end) }

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