烈海王(バキシリーズ)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/09/20 Thu 09:39:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 烈海王は漫画『グラップラー刃牙』シリーズの登場人物 CV:安井邦彦(TVアニメ第一作)/[[小山力也]](TVアニメ第二作) ●目次 #contents *【概要】 香港出身の中国武術家。本名・烈永周(小龍と呼ばれる描写もあるが、字《あざな》と思われる)。 幼少時から武術の名門・白林寺で修行を重ね、若くして中国武術界最高峰の栄誉ある称号[[『海王』>海王(刃牙シリーズ)]]を名乗ることを許された天才拳士。 その驚異的な技量から&bold(){&font(#800080){『魔拳』}}の異名を持つ。 *【実力】 作中でも上位の実力者であり、強者が出揃う場面では必ずと言っていいほど顔を出している。 必然的に闘う機会も多く、その度にシリーズ屈指の名勝負を繰り広げる人気キャラクター。 前シリーズでどれほど活躍した強者であろうと、都合によっては容赦なく[[かませ犬]]にされるバキ世界においてなお勝率が高く、 [[地下闘技場>地下闘技場(バキシリーズ)]]の闘士たちが次々と不覚をとる事態となった最凶死刑囚編でもその実力を見せ付けた。 この手の漫画では細身の技巧派として扱われがちな中国拳法系のキャラクターであるが 烈は剛もこなす黒光りする筋骨隆々の肉体の持ち主であり、それを観察した刃牙が 「どう作ったのか」測りかねるほどに全身を鍛え込んでいる。 多彩な才能を誇るだけあり体質は[[愚地克巳]]に近いものがあるらしく、後日烈の腕を移植された克巳は 元の自分の腕に申し訳ないと感じるほどに違和感なく烈の腕になじんでいた。 多くの師父から想像を絶する秘技を習得しており、 相手の首を座禅を組むようにしてロックし、そのまま左右に90°回転することで頚椎を破壊する&font(#ffc0cd){『転蓮華』} 零距離から全力と遜色の無い威力の拳打を叩き込む&font(#008cff){『無寸勁』} 一瞬で相手の顎に打撃を集中し数千回分の脳震盪を誘発する&font(#b8d200){『打顎六連撃』} などそのレパートリーは多彩の一語に尽きる。表演レベルではあるが、克巳のマッハ突きすらも使用可能。 特に得意としているのが足技で、足の指すら手のように駆使して繰り出す蹴りは、 烈がカンフーシューズを脱ぐのを『ボクサーがグローブを外した』と例えられるほどの威力を持つ。 また当然のように、豪快な大技以外にも並外れた肺活量で溜め込んだ空気を吹き矢のように飛ばす&font(#afdfe4){見えない目潰し}や、 直接殴った部分とは違う離れた場所にのみダメージを与えたり、 ボクシンググローブの内側で一本拳を作り、人体急所への正確な打突を決めるなどの搦め手にも精通している。 素手の拳法だけでなく武器術にも長け、 凶器使用上等の死刑囚・[[ドイル>ドイル(バキ)]]との闘いでは[[鏢>飛び道具]]・[[柳葉刀>刀]]・棍などの多種多様な武器を見事に使いこなし、 タカを括ったドイルを一方的に血祭りに上げていた。 地力の高さも折り紙つきで、 ・&font(#ff0000){10tの釣鐘を拳で叩き割る} ・&bold(){直径数mの黒曜石を素手で叩き上げて完全な球体にする(歴代の海王が必ずやる儀式なのだが、烈ほど見事に叩き上げたものはいないと明言されている)} ・&bold(){大の男を背負った状態で一般道路から高架の高速道路へ縄一つで大ジャンプする} ・&bold(){大の男を背負った状態で高速道路の[[バイク]]を掌底で後ろだけ粉砕して止める} ・&bold(){&font(#0000ff){大の男を背負った状態で水上を疾走、というより歩くスピードで渡るというある意味で疾走以上に凄いレベルで川を渡る}}(ちなみに本人曰く「2人ではさすがに沈むッ!」とのこと。普通何人だろうが沈むわッッ!) など、その規格外っぷりは超人という形容すら生ぬるい。 ちなみに水上走行については、物理エンジンを用いた検証により、「一般的な空手家の2~3倍程度の速度で毎秒4回水面を蹴れば何とかできる」と言う結果が出ている。 一般人には到底無理だが烈海王ならまんざらできなくもなさそうなラインであり、「15メートルまでなら問題ない」「2人では流石に沈む」など意外と物理的に正しかった事が分かった。 格闘技以外の特技として、料理が得意という意外な%%ヒロイン属性%%一面があり、様々な薬草を調合してつくる薬膳快復料理は、 治癒能力もさることながら味も含めてドイルや刃牙にも絶賛されている。 料理…というかは微妙なところだが、病み上がりの刃牙を完全復活させたデザートこと &bold(){「14㎏の砂糖水」}を&bold(){「奇跡が起こる」}と称して勧め、実際に適切な効用を起こしたのも烈である。 だがなんといっても素晴らしいのは料理の腕前、ではなく 武術の腕前を褒めても『この程度の技で驚愕などと』と不敵な笑みを浮かべるくせに、 手料理作ってくれる烈さん優しい!と言われると、顔を真っ赤にして&bold(){「喰うん&big(){だ}!」}と目を逸らしてしまう純情さである。烈ちゃんマジツンデレ。 なお本人も結構な健啖家であり食べる事が好きなようで 息子の修業に協力されたお礼に高級中華料理店に郭海皇共々 独歩に招待された折には、年長組の会話そっちのけで食事中のハムスターの如く [[炒飯]]を口いっぱいに頬張っていた。とっとこ烈太郎。 *【人物】 性格は基本的には自他共に厳しいストイックな武人肌なのだが、 師である劉海王が無頼と評するだけあって、初見ではかなりとっつきにくい気性の持ち主。 頑固で気難しく、超がつくほどの真面目人間。その上、己の強さ=中国武術には絶対的な自信を持っており、 他の格闘技や技量が低いと看做した相手には傲慢なまでの上から目線で接する。 その不敵な態度とは裏腹に、割と短気で、相手に大人気ないイヤミや挑発を投げかけ当の本人は平然としていたりするが、 禁句である&bold(){悪意0のさりげない言葉でも自身の武術(武器術を含む)を侮辱されたと判断したが最後}、 例え本人の言う格下相手だろうと&bold(){&font(#ff0000){阿修羅のような形相でキレて全身全霊にて叩き潰す}}((ちなみに「黄河は水たまりを叱りはしない」(大人物は格下にいちいち目くじらを立てない)ということわざが中国にはあるが、烈は違うとのこと。))。とんでも悪癖がある。 当然というか作中のグラップラーの例に漏れず、強い奴と無性に戦いたくなる、己の武術を思う存分にぶつけたがる悪癖も当然、持っている。 なまじ規格外な(戦闘含む)超人的能力を持つが故に、思い込むと一途でわき目も振らずに(物理的にでも)突き進もうとする。 そのくせそ深く考えてから行動していないような場面が多々見られ、その場限りの激情や衝動に流されて行動した後になってから、自分から勝手に後悔し過剰な自己嫌悪に陥ったりすると、 ぶっちゃけ色々と面倒くさい人。 しかし、根は義に篤く優しい熱血漢であり、一度認めた相手には裏表の無い100%の尊敬と好意を示し、 自身の助力が必要とされるときは熱烈なまでに献身する。 自分に非があると思えば素直に謝罪し相応の対応もする誠意も持つ。 実際、格闘技関連以外の対人面も普通に礼儀正しく、やむを得ない事態で自分の事情に巻き込んでしまった一般人にはいずれも丁寧な謝罪と必要とあれば連絡先を告げるなどの対応を取っており、 基本的に後は野となれ山となれなスタンスを平然と取る他の闘士に比べるとアフターフォローも行き届いている方。 良くも悪くもでもあるが意見もストレートに言うため、上述するようなドン引きする行動を取った後でも、結果的に理解につながりむしろ信頼の要因になる場合ことがほとんど。 また、刃牙に敗れて以降は神心会空手の面子とも親交を深めるようになり、人間的にも深みと余裕が生まれていた。 登場最初期にこそ空手を&bold(){「不完全な形で流入した中国武術が不完全に進化したできそこない」}と侮蔑し、 それを完成させたと標榜される克巳に対面一番&bold(){謝罪を要求する}など、でたらめな傲慢加減を見せていたが、 日本での生活で克巳や[[加藤>加藤清澄]]とも強い仲間意識を結ぶようになり 自分の殻を破るために勝算を度外視した闘いに臨まんとする克巳には その一助となるべく惜しみない協力を申し出ていた。((当初克巳は自分の体得した「空手」という技術のみで限界に挑みたいという意向から烈の気持ちだけ受け取ろうとしていたのだが、烈がその辺の空気を読めなかったため「ま、いいか」となり中国武術との再合流という形で自身の技を進化させる決意を固めた。)) メタ的な視点から見ても、主人公ですら時にファンが敬遠したり幻滅したりするような奇行・蛮行をやってのけるバキシリーズの中では、 バキ屈指のヒロインとして読者に扱われるのも納得の、割と安心して動向を見守れる良心的なキャラクターである。 キメ台詞は&bold(){&font(#ff0000){『私は一向に構わんッッッ!』}}。 *【劇中の活躍】 **◎グラップラー刃牙 [[最大トーナメント編の出場選手>最大トーナメント(バキシリーズ)]]として登場。この頃は中国4000年を鼻にかける傲岸不遜なキャラクターだった。 しかし実力は本物で、サンボのタクタロフ、リザーバーの[[マウント斗羽]]を苦も無く瞬殺。 さらに最トー編冒頭からプッシュされ、怪物・[[花山薫]]との闘いでさらなる成長を遂げた[[愚地克巳]]のマッハ突きを不発させ、 カウンターで秒殺という驚異的な強さを見せつける。 (後にマッハ突きを実戦で使える克巳の技量には内心戦慄していたと告白するが) 準決勝戦では地下闘技場チャンピオンの刃牙と激突。凄絶な死闘を繰り広げるが、 中国4000年の歴史が刃牙の中にある巨凶・範馬の血を覚醒させてしまい、頚椎を外されて敗北する。 トーナメント終了の際は、他の選手と共に優勝した刃牙を笑顔で祝福した。 **◎バキ 技術交流のため日本の神心会本部に招かれている。地下闘技場選りすぐりの最強闘士の一角として、 &bold(){敗北を知るために}日本に上陸した最凶死刑囚とのルール無き闘争に臨む。 後に[[ドリアン>ドリアン(バキ)]]とは兄弟弟子であることが判明。 最初は禁忌とされる同門対決を避け、愚地独歩とドリアンの戦いを観戦・解説していたが、 生き恥を重ね続けるドリアンに引導を渡すためついに起ち、ドリアン得意の不意打ちを一瞥した上で完全な決着をつけた。 ドイルとは前述のように生殺与奪を握るところまで追い込んだものの、[[ジャック>ジャック・ハンマー]]の意味不明な横槍で意識を失った。 この間いろいろな危機にあいつつも、理由はなんであれ瀕死のドイルに決死で警護されたされた事実を理解すると、 恩を返そうと前述のようにナ〇トのノリで跳躍したりバイクをぶち壊しながらも連絡場所を教えつつ謝罪したり、川を渡ると言われてイメージする光景とは違う斜め上の実現図で渡ったりして奔走。 道場に連れ帰って治療を手配する。 その後無断でドイルは失踪するのも理解していたようで、奇妙な友情を結ぶ。(その後ドイルは恩を仇で返すが) [[柳龍光>柳龍光(バキ)]]の毒手で刃牙が死にかけた時は、彼を中国に(企んでいる悪い笑顔で)拉致。 中国最大の武術大会大擂台祭に参加させることで結果オーライ的に蘇生に成功、 パワーアップまでさせる。 自身も選手として参加するも、[[海王>海王(刃牙シリーズ)]]の技量の水準が軒並み下がったことに憂いを見せている。 さらに[[勇次郎>範馬勇次郎]]や[[ビスケット・オリバ]]、[[マホメド・アライJr.]]といった海外の化け物どもの参戦による大会荒らしや地上最強の%%老害%%海皇・[[郭海皇]]の強権発動等、 作者板垣の迷走で大会は無茶苦茶になってしまったが、烈自身は団体戦でも[[寂海王]]相手に「魔拳」の名に恥じぬ堂々の勝利を収めている。 **◎範馬刃牙 ジュラ紀から目覚めた史上最強の雄・[[ピクル>ピクル(バキシリーズ)]]の強さに魅了され、恋に落ちてしまう(比喩表現)。 ピクルを求めるあまり、彼のいる米軍基地に夜這い目的で無断侵入したり、ピクルのことで頭がいっぱいになって 他の全てに興味が持てなくなってしまったりと悶々とした日々を過ごすが、 徳川のご老公と掛け合い負けたときは自分がピクルに喰われる覚悟で念願の闘いに挑む。 いざ実践では4000年の技を出し尽くす快感に酔い痴れるも当のピクルにはまるで効き目が無く、 ついには中国拳法が通じないと言う現実を見たくないあまり、絶望して&bold(){烈海王の名を捨て泣きながらグルグルパンチで特攻する}という醜態を晒す。 しかし、自身の理想の像(要するにスタンド)の『気負わず武に身を任せよ』という啓示を受けて覚醒。 見違えるような猛反撃でピクルの本気を引き出すに到ったが、真っ向勝負で力負けし、無残にも&bold(){右足を喰われ失ってしまう}。 だが足こそ失ったが勝負の結果に後悔はなかった。それより本人はピクルとの約束を違えたことでかなり気を病んでいた。 そこへ%%馬鹿主人公とは思えぬ%%バキの激励により立ち直った。 その後覚悟を決め鍛錬に励んでいた克巳の4001年目を引き継いで貰おうと願うが、空手に殉じたい克巳を意向を組んで、501年目の補佐をするために指導した。 この時は余計なお世話しないと表明しつつ半ば無理矢理手伝おうとした烈海王であり、 これには克巳も「イヤだからそれじゃあ…アンタがからむと…せっかく501年目が…4001年目とごっちゃになって…」と最初は困惑していたが、 足を失ってしまった稀代の天才にして中国4000年の歴史を背負った漢が頭を下げているのを見て、 あのどこか甘く優しい克巳が断れようか。 それから見違えるほどに凄まじい成長をした克巳のピクル戦の激闘が始まり、その戦闘とその後を見とどめ続けた。 これ以降は義足をつけ、新たな戦いの場を求めてボクシング界に転向。 このころは天然の性格における悪い面がおもいっきり出続けることもあったが、 なんやかんやでラスベガスで元チャンプ・ワーレフ、スモーキン・ジョーなどの強豪相手に勝利を収める。 現ヘビー級世界チャンプ・[[ウィルバー・ボルト>ウィルバー・ボルト(バキシリーズ)]]に目を付けられたところで物語からフェードアウト。 そのまま作品が「前代未聞のエア夜食」こと味噌汁和解ENDしてしまった。 **◎刃牙道 [[宮本武蔵>宮本武蔵(バキシリーズ)]]復活を知ると(ちなみにYouTubeで武蔵を知った)、武器を含めた中国武術の全てをぶつけられる武蔵に挑戦する為再び日本へ舞い戻る。 ボルト?適当な回想シーンで瞬殺してたよ。 一応ボルトの名誉のために言っておくと、試合後の烈は体に傷があったため多少はダメージを与えられたようである。多分。 日本へ来日後、地下闘技場で武蔵と対面。 武蔵に対して「剣術家のあなたに対し素手の私が勝利しても無価値」として、武蔵との武器を使った対決を望む。 烈のそういった発言に対して反応し近づいてきた武蔵だったが、烈が武蔵に対して『悪魔的な闘気』を瞬時に感じ、思わず義足で蹴りを放つ。 放った義足は武蔵に掴まれてしまい叩き落されかけるが、運良く義足が折れたことによって反対の足で武蔵の顔面に蹴りを放つことに成功。 そして「試合当日は折れない義足にしてくる」と約束し、武蔵との面会を終えた(ついでに何故か武蔵には「なんと健気な 愛しい」と気に入られた)。 武蔵との面会後、武器術の鍛錬を行っていたがそこにあの郭海皇も来日し、郭の技である守りの消力の取得を命じられ、苦労の末取得する。 だが消力の取得に成功した最中、あの男・[[本部以蔵]]が乱入し、取得した消力を「曲芸まがいの軽業」と馬鹿にされ、武蔵との勝負を降りるように進言される。 この発言に怒りを見せる中、本部は烈に対して「超越えてゆきねぇな」と発言したことによって、 烈は本部と交戦することとなり、読者の予想に反した本部の奮戦で一進一退の攻防を繰り広げる… …が、郭が本部を殴ったことにより本部は失神してしまい、試合は中断となる。 その後、武器使用が解禁された地下闘技場で刃牙や郭に見送られながら、武蔵との勝負に向かうが…… 以下、ネタバレ注意 闘技場に用意された様々な武器を用いた戦術も、郭海王直伝の消力も、武蔵には通じなかった。 武蔵に胴体を切られ、内臓を溢れさせながら崩れ落ちる烈海王。 場面は変わり、そこには郭海王や徳川光成の前に横たわる烈海王の姿があった。 このシーンだけではどういう状況なのかはっきり分からなかったが、本部の口から「烈海王の死」というセリフが出て、死亡が確定した。 ネット上では「板垣の作品なんだから生き返るに決まってる」「五体満足に戻すための手段にしか見えない」との意見もあるが、 作中でやたらと、烈海王は死んだ、と強調している(郭海王も数珠を身につけ「愛弟子が向こうに行っていてね」と言っている)あたり、 生き返らせるつもりはなかったらしく、実際第5部にあたる『バキ道』では&bold(){右腕だけを残して}火葬されてしまった。 その後残った右腕はドクター梅澤によって移植され、愚地克巳の新たな腕になっている。 *【バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ】 「刃牙道」にて、剣豪・宮本武蔵との死闘の末、惜しくもその命を散らしてしまった烈海王だったが、目覚めると異世界に転生していた。 ピクルに喰われた右脚も治っている。 当初はバトルになりかける度にフラグが折られ、かつ異世界転生したというのに天草四郎時貞など地球の偉人の転生者と格闘大会することになりそうだったが、これが不評を得て方針転換。 それまでの展開をすべて捨てて放浪の旅に出て、人助けをしながらオーガや[[スライム]]、ドッペルゲンガーなどモンスターと戦っていく王道展開にシフトした。時には『ドレス』やマッハ突きなど他の登場人物の技を使う事も。 *【吸血鬼すぐ死ぬ】 20巻245死「みんなの心の中で生きているから一向にかまわんッッと思う!!」でゲスト登場。 理屈はともかく死んだ後に五体満足でロナルド事務所に突如出現。 相変わらずの調子でバトってうんちく語って料理してまたどこかの異世界に旅立っていった。 *【余談】 烈は作者・板垣恵介が中国に取材に行った折、利用したタクシーの運転手を含む 地元のドライバーが「&bold(){&font(#ff0000){遠慮」というものを一切せず、}} &bold(){&font(#ff0000){平然と他の車を追い越したり割り込んだり信号を無視して突っ切る}}など 無茶苦茶荒っぽい運転を日常的に行っている様子を直に体験して 中国人の精神性の一端を知ったことがきっかけで生まれたキャラクターである。 劇中でも述べられている&bold(){&font(#ff0000){「烈」}}を名に採用したのも この体験がベースになっているとのこと。 「追記・修正はするなと言うつもりかな」 『私は一向に構わんッッッ!』 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,51) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/09/20 Thu 09:39:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 烈海王は漫画『グラップラー刃牙』シリーズの登場人物 CV:安井邦彦(TVアニメ第一作)/[[小山力也]](TVアニメ第二作) ●目次 #contents *【概要】 香港出身の中国武術家。本名・烈永周(小龍と呼ばれる描写もあるが、字《あざな》と思われる)。 幼少時から武術の名門・白林寺で修行を重ね、若くして中国武術界最高峰の栄誉ある称号[[『海王』>海王(刃牙シリーズ)]]を名乗ることを許された天才拳士。 その驚異的な技量から&bold(){&font(#800080){『魔拳』}}の異名を持つ。 *【実力】 作中でも上位の実力者であり、強者が出揃う場面では必ずと言っていいほど顔を出している。 必然的に闘う機会も多く、その度にシリーズ屈指の名勝負を繰り広げる人気キャラクター。 前シリーズでどれほど活躍した強者であろうと、都合によっては容赦なく[[かませ犬]]にされるバキ世界においてなお勝率が高く、 [[地下闘技場>地下闘技場(バキシリーズ)]]の闘士たちが次々と不覚をとる事態となった最凶死刑囚編でもその実力を見せ付けた。 この手の漫画では細身の技巧派として扱われがちな中国拳法系のキャラクターであるが 烈は剛もこなす黒光りする筋骨隆々の肉体の持ち主であり、それを観察した刃牙が 「どう作ったのか」測りかねるほどに全身を鍛え込んでいる。 多彩な才能を誇るだけあり体質は[[愚地克巳]]に近いものがあるらしく、後日烈の腕を移植された克巳は 元の自分の腕に申し訳ないと感じるほどに違和感なく烈の腕になじんでいた。 多くの師父から想像を絶する秘技を習得しており、 相手の首を座禅を組むようにしてロックし、そのまま左右に90°回転することで頚椎を破壊する&font(#ffc0cd){『転蓮華』} 零距離から全力と遜色の無い威力の拳打を叩き込む&font(#008cff){『無寸勁』} 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格闘技以外の特技として、料理が得意という意外な%%ヒロイン属性%%一面があり、様々な薬草を調合してつくる薬膳快復料理は、 治癒能力もさることながら味も含めてドイルや刃牙にも絶賛されている。 料理…というかは微妙なところだが、病み上がりの刃牙を完全復活させたデザートこと &bold(){「14㎏の砂糖水」}を&bold(){「奇跡が起こる」}と称して勧め、実際に適切な効用を起こしたのも烈である。 だがなんといっても素晴らしいのは料理の腕前、ではなく 武術の腕前を褒めても『この程度の技で驚愕などと』と不敵な笑みを浮かべるくせに、 手料理作ってくれる烈さん優しい!と言われると、顔を真っ赤にして&bold(){「喰うん&big(){だ}!」}と目を逸らしてしまう純情さである。烈ちゃんマジツンデレ。 なお本人も結構な健啖家であり食べる事が好きなようで 息子の修業に協力されたお礼に高級中華料理店に郭海皇共々 独歩に招待された折には、年長組の会話そっちのけで食事中のハムスターの如く [[炒飯]]を口いっぱいに頬張っていた。とっとこ烈太郎。 *【人物】 性格は基本的には自他共に厳しいストイックな武人肌なのだが、 師である劉海王が無頼と評するだけあって、初見ではかなりとっつきにくい気性の持ち主。 頑固で気難しく、超がつくほどの真面目人間。その上、己の強さ=中国武術には絶対的な自信を持っており、 他の格闘技や技量が低いと看做した相手には傲慢なまでの上から目線で接する。 その不敵な態度とは裏腹に、割と短気で、相手に大人気ないイヤミや挑発を投げかけ当の本人は平然としていたりするが、 禁句である&bold(){悪意0のさりげない言葉でも自身の武術(武器術を含む)を侮辱されたと判断したが最後}、 例え本人の言う格下相手だろうと&bold(){&font(#ff0000){阿修羅のような形相でキレて全身全霊にて叩き潰す}}((ちなみに「黄河は水たまりを叱りはしない」(大人物は格下にいちいち目くじらを立てない)ということわざが中国にはあるが、烈は違うとのこと。))。とんでも悪癖がある。 当然というか作中のグラップラーの例に漏れず、強い奴と無性に戦いたくなる、己の武術を思う存分にぶつけたがる悪癖も当然、持っている。 なまじ規格外な(戦闘含む)超人的能力を持つが故に、思い込むと一途でわき目も振らずに(物理的にでも)突き進もうとする。 そのくせそ深く考えてから行動していないような場面が多々見られ、その場限りの激情や衝動に流されて行動した後になってから、自分から勝手に後悔し過剰な自己嫌悪に陥ったりすると、 ぶっちゃけ色々と面倒くさい人。 しかし、根は義に篤く優しい熱血漢であり、一度認めた相手には裏表の無い100%の尊敬と好意を示し、 自身の助力が必要とされるときは熱烈なまでに献身する。 自分に非があると思えば素直に謝罪し相応の対応もする誠意も持つ。 実際、格闘技関連以外の対人面も普通に礼儀正しく、やむを得ない事態で自分の事情に巻き込んでしまった一般人にはいずれも丁寧な謝罪と必要とあれば連絡先を告げるなどの対応を取っており、 基本的に後は野となれ山となれなスタンスを平然と取る他の闘士に比べるとアフターフォローも行き届いている方。 良くも悪くもでもあるが意見もストレートに言うため、上述するようなドン引きする行動を取った後でも、結果的に理解につながりむしろ信頼の要因になる場合ことがほとんど。 また、刃牙に敗れて以降は神心会空手の面子とも親交を深めるようになり、人間的にも深みと余裕が生まれていた。 登場最初期にこそ空手を&bold(){「不完全な形で流入した中国武術が不完全に進化したできそこない」}と侮蔑し、 それを完成させたと標榜される克巳に対面一番&bold(){謝罪を要求する}など、でたらめな傲慢加減を見せていたが、 日本での生活で克巳や[[加藤>加藤清澄]]とも強い仲間意識を結ぶようになり 自分の殻を破るために勝算を度外視した闘いに臨まんとする克巳には その一助となるべく惜しみない協力を申し出ていた。((当初克巳は自分の体得した「空手」という技術のみで限界に挑みたいという意向から烈の気持ちだけ受け取ろうとしていたのだが、烈がその辺の空気を読めなかったため「ま、いいか」となり中国武術との再合流という形で自身の技を進化させる決意を固めた。)) メタ的な視点から見ても、主人公ですら時にファンが敬遠したり幻滅したりするような奇行・蛮行をやってのけるバキシリーズの中では、 バキ屈指のヒロインとして読者に扱われるのも納得の、割と安心して動向を見守れる良心的なキャラクターである。 キメ台詞は&bold(){&font(#ff0000){『私は一向に構わんッッッ!』}}。 *【劇中の活躍】 **◎グラップラー刃牙 [[最大トーナメント編の出場選手>最大トーナメント(バキシリーズ)]]として登場。この頃は中国4000年を鼻にかける傲岸不遜なキャラクターだった。 しかし実力は本物で、サンボのタクタロフ、リザーバーの[[マウント斗羽]]を苦も無く瞬殺。 さらに最トー編冒頭からプッシュされ、怪物・[[花山薫]]との闘いでさらなる成長を遂げた[[愚地克巳]]のマッハ突きを不発させ、 カウンターで秒殺という驚異的な強さを見せつける。 (後にマッハ突きを実戦で使える克巳の技量には内心戦慄していたと告白するが) 準決勝戦では地下闘技場チャンピオンの刃牙と激突。凄絶な死闘を繰り広げるが、 中国4000年の歴史が刃牙の中にある巨凶・範馬の血を覚醒させてしまい、頚椎を外されて敗北する。 トーナメント終了の際は、他の選手と共に優勝した刃牙を笑顔で祝福した。 **◎バキ 技術交流のため日本の神心会本部に招かれている。地下闘技場選りすぐりの最強闘士の一角として、 &bold(){敗北を知るために}日本に上陸した最凶死刑囚とのルール無き闘争に臨む。 後に[[ドリアン>ドリアン(バキ)]]とは兄弟弟子であることが判明。 最初は禁忌とされる同門対決を避け、愚地独歩とドリアンの戦いを観戦・解説していたが、 生き恥を重ね続けるドリアンに引導を渡すためついに起ち、ドリアン得意の不意打ちを一瞥した上で完全な決着をつけた。 ドイルとは前述のように生殺与奪を握るところまで追い込んだものの、[[ジャック>ジャック・ハンマー]]の意味不明な横槍で意識を失った。 この間いろいろな危機にあいつつも、理由はなんであれ瀕死のドイルに決死で警護されたされた事実を理解すると、 恩を返そうと前述のようにナ〇トのノリで跳躍したりバイクをぶち壊しながらも連絡場所を教えつつ謝罪したり、川を渡ると言われてイメージする光景とは違う斜め上の実現図で渡ったりして奔走。 道場に連れ帰って治療を手配する。 その後無断でドイルは失踪するのも理解していたようで、奇妙な友情を結ぶ。(その後ドイルは恩を仇で返すが) [[柳龍光>柳龍光(バキ)]]の毒手で刃牙が死にかけた時は、彼を中国に(企んでいる悪い笑顔で)拉致。 中国最大の武術大会大擂台祭に参加させることで結果オーライ的に蘇生に成功、 パワーアップまでさせる。 自身も選手として参加するも、[[海王>海王(刃牙シリーズ)]]の技量の水準が軒並み下がったことに憂いを見せている。 さらに[[勇次郎>範馬勇次郎]]や[[ビスケット・オリバ]]、[[マホメド・アライJr.]]といった海外の化け物どもの参戦による大会荒らしや地上最強の%%老害%%海皇・[[郭海皇]]の強権発動等、 作者板垣の迷走で大会は無茶苦茶になってしまったが、烈自身は団体戦でも[[寂海王]]相手に「魔拳」の名に恥じぬ堂々の勝利を収めている。 **◎範馬刃牙 ジュラ紀から目覚めた史上最強の雄・[[ピクル>ピクル(バキシリーズ)]]の強さに魅了され、恋に落ちてしまう(比喩表現)。 ピクルを求めるあまり、彼のいる米軍基地に夜這い目的で無断侵入したり、ピクルのことで頭がいっぱいになって 他の全てに興味が持てなくなってしまったりと悶々とした日々を過ごすが、 徳川のご老公と掛け合い負けたときは自分がピクルに喰われる覚悟で念願の闘いに挑む。 いざ実践では4000年の技を出し尽くす快感に酔い痴れるも当のピクルにはまるで効き目が無く、 ついには中国拳法が通じないと言う現実を見たくないあまり、絶望して&bold(){烈海王の名を捨て泣きながらグルグルパンチで特攻する}という醜態を晒す。 しかし、自身の理想の像(要するにスタンド)の『気負わず武に身を任せよ』という啓示を受けて覚醒。 見違えるような猛反撃でピクルの本気を引き出すに到ったが、真っ向勝負で力負けし、無残にも&bold(){右足を喰われ失ってしまう}。 だが足こそ失ったが勝負の結果に後悔はなかった。それより本人はピクルとの約束を違えたことでかなり気を病んでいた。 そこへ%%馬鹿主人公とは思えぬ%%バキの激励により立ち直った。 その後覚悟を決め鍛錬に励んでいた克巳の4001年目を引き継いで貰おうと願うが、空手に殉じたい克巳を意向を組んで、501年目の補佐をするために指導した。 この時は余計なお世話しないと表明しつつ半ば無理矢理手伝おうとした烈海王であり、 これには克巳も「イヤだからそれじゃあ…アンタがからむと…せっかく501年目が…4001年目とごっちゃになって…」と最初は困惑していたが、 足を失ってしまった稀代の天才にして中国4000年の歴史を背負った漢が頭を下げているのを見て、 あのどこか甘く優しい克巳が断れようか。 それから見違えるほどに凄まじい成長をした克巳のピクル戦の激闘が始まり、その戦闘とその後を見とどめ続けた。 これ以降は義足をつけ、新たな戦いの場を求めてボクシング界に転向。 このころは天然の性格における悪い面がおもいっきり出続けることもあったが、 なんやかんやでラスベガスで元チャンプ・ワーレフ、スモーキン・ジョーなどの強豪相手に勝利を収める。 現ヘビー級世界チャンプ・[[ウィルバー・ボルト>ウィルバー・ボルト(バキシリーズ)]]に目を付けられたところで物語からフェードアウト。 そのまま作品が「前代未聞のエア夜食」こと味噌汁和解ENDしてしまった。 **◎刃牙道 [[宮本武蔵>宮本武蔵(バキシリーズ)]]復活を知ると(ちなみにYouTubeで武蔵を知った)、武器を含めた中国武術の全てをぶつけられる武蔵に挑戦する為再び日本へ舞い戻る。 ボルト?適当な回想シーンで瞬殺してたよ。 一応ボルトの名誉のために言っておくと、試合後の烈は体に傷があったため多少はダメージを与えられたようである。多分。 日本へ来日後、地下闘技場で武蔵と対面。 武蔵に対して「剣術家のあなたに対し素手の私が勝利しても無価値」として、武蔵との武器を使った対決を望む。 烈のそういった発言に対して反応し近づいてきた武蔵だったが、烈が武蔵に対して『悪魔的な闘気』を瞬時に感じ、思わず義足で蹴りを放つ。 放った義足は武蔵に掴まれてしまい叩き落されかけるが、運良く義足が折れたことによって反対の足で武蔵の顔面に蹴りを放つことに成功。 そして「試合当日は折れない義足にしてくる」と約束し、武蔵との面会を終えた(ついでに何故か武蔵には「なんと健気な 愛しい」と気に入られた)。 武蔵との面会後、武器術の鍛錬を行っていたがそこにあの郭海皇も来日し、郭の技である守りの消力の取得を命じられ、苦労の末取得する。 だが消力の取得に成功した最中、あの男・[[本部以蔵]]が乱入し、取得した消力を「曲芸まがいの軽業」と馬鹿にされ、武蔵との勝負を降りるように進言される。 この発言に怒りを見せる中、本部は烈に対して「超越えてゆきねぇな」と発言したことによって、 烈は本部と交戦することとなり、読者の予想に反した本部の奮戦で一進一退の攻防を繰り広げる… …が、郭が本部を殴ったことにより本部は失神してしまい、試合は中断となる。 その後、武器使用が解禁された地下闘技場で刃牙や郭に見送られながら、武蔵との勝負に向かうが…… 以下、ネタバレ注意 闘技場に用意された様々な武器を用いた戦術も、郭海王直伝の消力も、武蔵には通じなかった。 武蔵に胴体を切られ、内臓を溢れさせながら崩れ落ちる烈海王。 場面は変わり、そこには郭海王や徳川光成の前に横たわる烈海王の姿があった。 このシーンだけではどういう状況なのかはっきり分からなかったが、本部の口から「烈海王の死」というセリフが出て、死亡が確定した。 ネット上では「板垣の作品なんだから生き返るに決まってる」「五体満足に戻すための手段にしか見えない」との意見もあるが、 作中でやたらと、烈海王は死んだ、と強調している(郭海王も数珠を身につけ「愛弟子が向こうに行っていてね」と言っている)あたり、 生き返らせるつもりはなかったらしく、実際第5部にあたる『バキ道』では&bold(){右腕だけを残して}火葬されてしまった。 その後残った右腕はドクター梅澤によって移植され、愚地克巳の新たな腕になっている。 *【バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ】 「刃牙道」にて、剣豪・宮本武蔵との死闘の末、惜しくもその命を散らしてしまった烈海王だったが、目覚めると異世界に転生していた。 ピクルに喰われた右脚も治っている。 当初はバトルになりかける度にフラグが折られ、かつ異世界転生したというのに天草四郎時貞など地球の偉人の転生者と格闘大会することになりそうだったが、これが不評を得て方針転換。 それまでの展開をすべて捨てて放浪の旅に出て、人助けをしながらオーガや[[スライム]]、ドッペルゲンガーなどモンスターと戦っていく王道展開にシフトした。時には『ドレス』やマッハ突きなど他の登場人物の技を使う事も。 *【吸血鬼すぐ死ぬ】 20巻245死「みんなの心の中で生きているから一向にかまわんッッと思う!!」でゲスト登場。 理屈はともかく死んだ後に五体満足でロナルド事務所に突如出現。 相変わらずの調子でバトってうんちく語って料理してまたどこかの異世界に旅立っていった。 *【余談】 烈は作者・板垣恵介が中国に取材に行った折、利用したタクシーの運転手を含む 地元のドライバーが「&bold(){&font(#ff0000){遠慮」というものを一切せず、}} &bold(){&font(#ff0000){平然と他の車を追い越したり割り込んだり信号を無視して突っ切る}}など 無茶苦茶荒っぽい運転を日常的に行っている様子を直に体験して 中国人の精神性の一端を知ったことがきっかけで生まれたキャラクターである。 劇中でも述べられている&bold(){&font(#ff0000){「烈」}}を名に採用したのも この体験がベースになっているとのこと。 「追記・修正はするなと言うつもりかな」 『私は一向に構わんッッッ!』 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,51) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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