Mind Walker

「Mind Walker」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Mind Walker」(2022/10/30 (日) 03:34:55) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2012/10/04(木) 16:04:18 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){Mind Walker(マインド・ウォーカー)}は、1986年にシナプス社が製作、コモドール社からリリースされた「Amiga 1000」用のコンピューターゲーム。 開発はビル・ウィリアムス。 媒体はフロッピーディスク、一人用ゲーム。 ●Amigaとコモドール アミーガは、元々アタリのゲーム機「Atari 2600」の開発に関係していたスタッフが設立したものである。 投資家グループから援助を受けつつ、「Amiga 1000」を開発(この時のコードネームは&bold(){「Lorraine」})したが、[[アタリショック]]の影響により投資を受けられなくなってしまった。 販売資金も底をついた開発陣は、アタリに話を持ちかけるが、アタリは新型コンピューターの発売前であった為、断られてしまう。 ここで販売を申し出た会社が&bold(){コモドール}だった。 当時パソコン業界は、8bitパソコンから16bitコンピューターへの製品の転換期を迎えていたのだが、8bitパソコンで市場を制覇したコモドールには次世代機がなかったのだ。 コモドールに買収された以降、プロジェクト&bold(){「Lorraine」}は&font(#ff0000){&bold(){Amiga}}と変更された。 ●シナプス社 シナプス社は元々アタリの8ビット向けのゲームをリリースしていたゲーム会社である。 『Nautilus』、『Survivor』等様々なゲームをリリースしていたが、1984年に』は、「筋肉張力をモニターする為のヘッドマウント型デバイスと、ユーザーをリラックスさせる為のオーディオテープが付属したソフト」、『relax』をリリースする等、前衛的な物も制作していたようである。 後に財政難に陥り、ブローダーバンド(スペランカー、カラテカ、ミストの販売会社)に合併、吸収される。 ●Mind Walker 『Mind Walker』は、当時としても「変わったもの」として評価されていたようである。 確かに、不気味な音楽や効果音、サイケデリックな設定はプレイヤーに強いインパクトを与える。 プレイヤーは、&font(#ff0000){&bold(){発狂した物理学者}}となり、&font(#ff0000){&bold(){「自分の脳内に潜入し、分裂した人格を再統合して精神を取り戻していく」}}という設定でゲームを進めていく。 まず、最初のステージで、クリスタルから脳内のどこかに存在する次のステージの入り口(チューブ)まで正しい道(Path)を形成させなければならない。その為、人間、ウィザード、スプリガン、ニンフの4つのキャラクターを対応表を見ながらアバターを変えて進めていく。 途中敵がいるので、電撃で攻撃することがでる。しかし、攻撃している間キャラは動くことができない。敵にぶつかると、また、目的地に近づくにつれ、敵の数は増加していく。 チューブに入った後、次のステージに移る。 電気で脈うつニューロンの迷路の中を進み、プレーヤーは、電気で脈うつニューロンの迷路の中でピラミッドを見つけ、出口を見つけなければならない。 ピラミッドが見つけられない場合は、また前のステージに戻ってしまう。 最後に、パズルを組み立てるステージにたどり着く。 画面は左右2つに分かれていて、左がパズルのピースが置いてある画面(ピースは左画面の上で自動で横に流れていく)、右はパズルを組み立てられる画面である。 パズルは静止画ではなく動いており、また複雑な幾何学模様をしている為、一見して完成させることは難しい。 どうしても分からない時は、左の画面中央に、フロイト博士の顔が描かれているので、そこをクリックする。 すると&bold(){フロイト博士の頭からレーザーが出て}、自動でピースを当てはめてくれる。 しばらくすると最初の画面に戻るので、以降これをクリアまで繰り返す。 ●ビル・ウィリアムス 『Mind Walker』は、ゲームデザイナー、プログラマーのビル・ウィリアムスによって制作された。 彼の作るゲームは、「独創的で衝撃的」と言われている。美しいグラフィックス、革新的な音楽は非常に評価された。自作のゲーム『Salmon Run』をAtari800用にプログラムし、それをアタリに送ったところ、販売までに至ったエピソードがそれを物語っている。 続く『Necromancer(ネクロマンサー)』は音楽やグラフィックを評価され、プログラマーが断念した為に彼に任され、彼が完成させた『Alley Cat(野良猫)』はカラフルで可愛らしいキャラクターが魅力的である。 日本のスーパーファミコンでもリリースされた『Bart's Nightmare(バートの不思議な夢の大冒険)』は、制作会社との対立により、制作途中で彼はゲーム会社から引退した。これが彼の最後の作品となり、ビルは1998年に嚢胞性線維症で亡くなった。 ●日本では1987年に放映された、メディアアートを紹介する深夜番組『TV's TV』で「ドラッグ感覚のゲームソフト」と紹介された。 修正、追加は人格を再統合してからお願いいたします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/10/04(木) 16:04:18 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){Mind Walker(マインド・ウォーカー)}は、1986年にシナプス社が製作、コモドール社からリリースされた「Amiga 1000」用のコンピューターゲーム。 開発はビル・ウィリアムス。 媒体はフロッピーディスク、一人用ゲーム。 ●Amigaとコモドール アミーガは、元々アタリのゲーム機「Atari 2600」の開発に関係していたスタッフが設立したものである。 投資家グループから援助を受けつつ、「Amiga 1000」を開発(この時のコードネームは&bold(){「Lorraine」})したが、[[アタリショック]]の影響により投資を受けられなくなってしまった。 販売資金も底をついた開発陣は、アタリに話を持ちかけるが、アタリは新型コンピューターの発売前であった為、断られてしまう。 ここで販売を申し出た会社が&bold(){コモドール}だった。 当時パソコン業界は、8bitパソコンから16bitコンピューターへの製品の転換期を迎えていたのだが、8bitパソコンで市場を制覇したコモドールには次世代機がなかったのだ。 コモドールに買収された以降、プロジェクト&bold(){「Lorraine」}は&font(#ff0000){&bold(){Amiga}}と変更された。 ●シナプス社 シナプス社は元々アタリの8ビット向けのゲームをリリースしていたゲーム会社である。 『Nautilus』、『Survivor』等様々なゲームをリリースしていたが、1984年に』は、「筋肉張力をモニターする為のヘッドマウント型デバイスと、ユーザーをリラックスさせる為のオーディオテープが付属したソフト」、『relax』をリリースする等、前衛的な物も制作していたようである。 後に財政難に陥り、ブローダーバンド(スペランカー、カラテカ、ミストの販売会社)に合併、吸収される。 ●Mind Walker 『Mind Walker』は、当時としても「変わったもの」として評価されていたようである。 確かに、不気味な音楽や効果音、サイケデリックな設定はプレイヤーに強いインパクトを与える。 プレイヤーは、&font(#ff0000){&bold(){発狂した物理学者}}となり、&font(#ff0000){&bold(){「自分の脳内に潜入し、分裂した人格を再統合して精神を取り戻していく」}}という設定でゲームを進めていく。 まず、最初のステージで、クリスタルから脳内のどこかに存在する次のステージの入り口(チューブ)まで正しい道(Path)を形成させなければならない。その為、人間、ウィザード、スプリガン、ニンフの4つのキャラクターを対応表を見ながらアバターを変えて進めていく。 途中敵がいるので、電撃で攻撃することがでる。しかし、攻撃している間キャラは動くことができない。敵にぶつかると、また、目的地に近づくにつれ、敵の数は増加していく。 チューブに入った後、次のステージに移る。 電気で脈うつニューロンの迷路の中を進み、プレーヤーは、電気で脈うつニューロンの迷路の中でピラミッドを見つけ、出口を見つけなければならない。 ピラミッドが見つけられない場合は、また前のステージに戻ってしまう。 最後に、パズルを組み立てるステージにたどり着く。 画面は左右2つに分かれていて、左がパズルのピースが置いてある画面(ピースは左画面の上で自動で横に流れていく)、右はパズルを組み立てられる画面である。 パズルは静止画ではなく動いており、また複雑な幾何学模様をしている為、一見して完成させることは難しい。 どうしても分からない時は、左の画面中央に、フロイト博士の顔が描かれているので、そこをクリックする。 すると&bold(){フロイト博士の頭からレーザーが出て}、自動でピースを当てはめてくれる。 しばらくすると最初の画面に戻るので、以降これをクリアまで繰り返す。 ●ビル・ウィリアムス 『Mind Walker』は、ゲームデザイナー、プログラマーのビル・ウィリアムスによって制作された。 彼の作るゲームは、「独創的で衝撃的」と言われている。美しいグラフィックス、革新的な音楽は非常に評価された。自作のゲーム『Salmon Run』をAtari800用にプログラムし、それをアタリに送ったところ、販売までに至ったエピソードがそれを物語っている。 続く『Necromancer(ネクロマンサー)』は音楽やグラフィックを評価され、プログラマーが断念した為に彼に任され、彼が完成させた『Alley Cat(野良猫)』はカラフルで可愛らしいキャラクターが魅力的である。 日本のスーパーファミコンでもリリースされた『Bart's Nightmare(バートの不思議な夢の大冒険)』は、制作会社との対立により、制作途中で彼はゲーム会社から引退した。これが彼の最後の作品となり、ビルは1998年に嚢胞性線維症で亡くなった。 ●日本では1987年に放映された、メディアアートを紹介する深夜番組『TV's TV』で「ドラッグ感覚のゲームソフト」と紹介された。 修正、追加は人格を再統合してからお願いいたします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: