不協和理論

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&font(#6495ED){登録日}:2010/07/24(土) 11:10:17 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- あーバイトしたいなあ…金無いし… ↑時間ないから親から恵んでもらお! 人間誰しも溜まるのはストレスである。 それは無意識のうちに溜まり、無意識のうちに消える。 そのように『無意識』を利用したのが『不協和理論』という心理学用語である。 英語で書くとDissonance theory。 正確にはCognitive Dissonance Theory。認知的不協和理論という意味である。 提唱者はアメリカの心理学者レオン・フェスティンガー(1919~1989)であり、([[どうでもいい]]がなんかかっこいい名前だ。) 社会心理学研究でも知られる彼は社会行動の理解するための基礎理論としてこれを生みだした。詳しくは『認知的不協和の理論―社会心理学序説』(1957)を読みましょう。 さて、不協和理論とは、 心と現実が不一致のとき(これが要するに認知的不協和)に起きる、心のベクトル変更のこと。 方法としては比較的変えやすいほうの認知を変えて、協和させてしまうことである。 例 ・5歳のとき、仮面ライダーになりたかった!&br()↑実際存在しないしなれないや(現在35歳) ・15歳のとき、天文学者になりたかった!&br()↑数学嫌いだし無茶!(現在40歳) つまり、無意識が何かと理由付けて現実と心の摩擦を減らしているのである。 現実で成し遂げられないことを心はいつまでも持ち続けているわけにはいかない。 ストレスだから。 つまりそれをなくすには変わらない現実より変えられる心がどうにかするしかない。 無意識がそれを起こすのだ。 低減の方法を一般化してみるとこんな感じ 行動の変化(ぶっちゃけ現実の変化そのものなので難しい) 認知の変化(因果関係を無視するなど) 新たなる認知の追加(別の言い訳を考える) 新たな情報への選択的接触(言い訳のための情報の取捨選択) この不協和の状態の格差が大きければ大きいほど変えるべき認知の圧力(つまりは心理の変化)も大きくならざるを得ない。 やや難しいが、簡単には逃げの一歩を踏み出した『理由』が、『不協和理論』の無意識の結果である。 フロイト以降の臨床心理学における自己防衛機制の一つ「合理化」とも共通する点がある。 フェスティンガーの実験では、 #center(){高い報酬と低い報酬のグループに分け、糞ほど面白くない仕事をやらせる ↓ 終わってから仕事が面白かったか説明させる ↓ 高い報酬のグループは「つまらない」と言い低い報酬のグループは「面白い」と説明した } という風により不協和の関係が大きい(つまらないのに安い)時により正当化が強くなることが証明されている。 これを応用するとたとえば宗教にはまる人(特にカルトなやつ)がその強い信念を守るためにどのような言い訳を作るかというかという問題も説明できる。 詳しくは『予言がはずれるとき―この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する』(1956)を読みましょう。 追記・修正したい! ↑でも実際この単語分からないからやめた! #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 要は言い訳や逃げのこと。とはいえ、誰しもやってる。というかストレス低減の為に自動的にこういう思考になる。いわゆる本能。でも所構わずオナったら頭おかしいのと同じで、本能のまま言い訳を重ねるのではなく、自制して現実に向き合うことが重要。 -- 名無しさん (2014-03-26 03:23:49) - まぁ無理しすぎて過労死や自殺する人とか見ると逃げれば良いのにとも思う 何事もバランス -- 名無しさん (2014-03-26 03:29:49) #comment #areaedit(end) }
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