BLEACH Spirits Are Forever With You

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BLEACH Spirits Are Forever With You」(2024/04/15 (月) 18:52:55) の最新版変更点

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&font(#6495ED){登録日}:2012/06/12(火) 04:50:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#0000ff){「いいかねレディ、ヒーローとは、人間の味方でも、バッドスピリッツの味方でもないのだよ!} &font(#0000ff){ヒーローとは!全国の子供たちと悲しい顔をしている者たちの味方なのだ!」} &font(#0000ff){「そして、ユーは悲しい顔をしていた。私が君を守るのに、他に何か必要かね?」} } 『[[BLEACH]]』10周年記念の一環として書かれた小説版。上下巻構成。 作者はいつもノベライズを担当している松原真琴ではなく、バッカーノやデュラララの[[成田良悟]]が担当。 ●目次 #contents *【概要】 ドン・観音寺を主役に成田お馴染みの目まぐるしく視点の変わる[[群像劇]]構成がなされた作品。 [[黒崎一護]]が力を失った空白期間に起こった事件ということで、一護の出番は殆どない。 日々インフレを続ける原作+作者がインフレ好きを公言している小説とがあわさったチート設定ぶりも一種の見どころ。 また、尸魂界の政権にまとわりつく思惑の黒さも描き出されている。 原作の思わぬキャラや設定等を拾って来たり埋め合わせがされており、 「10箇所以上の疑問点が回収」「原作16箇所以上の矛盾点を解消」という触れ込みで発売後話題となった。 ただしこの件に関してはどこまでが成田独自の補完によるものかは不明な為、師匠本人から設定を聞いたかもしれないという反論も上がっている。 よく言われることだがこのような原作作品のノベライズはノベライズ作者が好き勝手書いているわけではないことを留意されたし。 とはいえ成田も元々他人の作品設定埋め合わせや後付けによる整合性取りを得意としていることもあり、この辺りの境界はしばしば議論になることも。 そのためか、本作での[[更木剣八]]の強さについて最終章での説明と差異があったり、[[零番隊>王属特務・零番隊(BLEACH)]]の説明の食い違いがあったり((のちにゲーム『BLEACH Brave Souls』で一部説明が補足された。))する。 なお本作で登場した痣城剣八および刳屋敷剣八という二人の人物の存在は、後に発売されたファンブック『BLEACH 13 BLADEs.』にて正史と明言された。((彼らが辿った顛末も小説の通りなのかどうかは不明)) *【あらすじ】 1年程前より空座町に神出鬼没に姿を見せ、一般人にも視認され話題を呼ぶ「仮面の女」。 彼女の除霊が次なる番組企画として打ち出されたことで空座町を訪れたドン・観音寺。 この出会いが、彼女の存在を巡る様々な者達の思惑に彼を巻き込んでいく。   *【主な登場人物】 ◆ドン・観音寺 この物語の英雄。悲しげな顔をしたレディを救う為に奔走する。 死神や破面達のように大きな力はなく大規模な戦闘では蚊帳の外だが、不屈のヒーロー精神で突き進み続け確かに周りに影響を与え動かしていく。 一護と出会うまで虚を不用意に生み出していたことには大きく反省と悔恨の念を抱いており、 その経験を訓戒としたうえで改めてヒーローとしてあり続けようとしている。 ◆[[ロカ・パラミア]] 本作のキーパーソンである「仮面の女」。彼女の持つバックアップ能力を巡り物語の思惑は動いていく。 ザエルアポロによって人為的に生み出された存在である為、長年自身を道具・人形と見て虚無的な在り方を続けてきた。 が、ドン・観音寺との出会いにより人並みの幸せを知り彼の人柄に触れたことで、立ち向かう覚悟を決めていくこととなる。 実は、本編でヤミーの腕を治療してその動作確認のために頭を吹っ飛ばされていた人。復活できて良かったね   ◆[[ザエルアポロ・グランツ]] ロカのバックアップにより復活した十刃。技術開発局に標本として置かれている肉体を求め瀞霊廷を襲撃する。 ◆[[痣城剣八]] 八代目「剣八」。大罪を犯したとして過去に【無間】へ投獄されていた(その為九代目は当時の副隊長が特例で襲名した)。 「死神はただ、世界の為の歯車であればいい」という考えの持ち主であり、その為ならどのような手段も在り方も厭わない。 ザエルアポロの襲撃に便乗し脱出し、己の目的を果たす為の必要過程としてロカの能力を狙う。 ◆刳屋敷剣八 七代目「剣八」。十一番隊の習わしに則り挑んできた痣城に敗北し、命を落とした。 その武人としての強さと竹を割ったような性格から死して今なお多くの者の記憶にその存在が刻まれいてる。   ◆ピカロ 群体の破面。特異な生まれを持っており、100を超える少年少女人外の姿をした存在。 子供特有の無邪気かつ残酷な性分で、遊び相手を見つけると己らや相手の死に頓着することなく壊れるまで遊び倒す。 その扱いづらい性分により十刃落ちした。現在のナンバーは#102。斬魄刀は「&ruby(ランゴスタ・ミグラトリア){戯擬軍翅}」。解号は『遊べ』 ◆[[石田雨竜]] 後編で一時的に観音寺達と行動を共にし、応戦する。観音寺に勝手にカラクラ○○(毎度変わる)ブルーに任命されそうになったり二番弟子にされそうになったり。 因みに観音寺の衣装センスに対しては、服そのものはいいが色に納得がいかないらしい。   以下ネタバレあり ◆&ruby(うろざくろ){雨露柘榴} 痣城の[[斬魄刀]]。 常に卍解状態になっており、彼にだけ視認できる形で騒々しい女性の姿を取っている。その能力は使用者と空間(周囲の霊子)との融合とそれによる使役。 この能力の応用により近代兵器で霊体攻撃をも可能とし、重火器を同じく融合使役した義骸に使わせたり、 ヘリに地上用ガトリングを無理やり搭載させて動かしたりと無茶っぷりを見せる。 笑い声は「キヒヒヒヒ」 ◆シエン・グランツ 結局のところザエルアポロは復活などしておらず、ザエルアポロを名乗っていた存在はその知識と記憶を持った霊子の塊に過ぎなかった。 その事実をマユリに指摘され揺らぐも、すぐに受け入れ「100(シエン)」としての自己を確立。その気になれば己の存在をいくらでも生み出せるロカを厭い狙う。 かつて&ruby(セロ・エスパーダ){第0十刃}だったザエルアポロが科学者として、一度は十刃落ちしてまで切り捨てた「戦士である兄」の部分((ザエルアポロの中核をなしていたのは錬金術師の弟と、弟が霊となって最初に食らった将軍である兄))を有する。 そのため、ザエルアポロには無くなっていた闘争心と実力を持ち合わせている。 死を感じられることに喜びを見出しており、更木剣八と歓喜に満ち溢れた勝負を繰り広げるも、観音寺やロカの妨害により不本意ながら中断。 必ずもう一度刃を交えるという誓いを告げて、その思いを胸に刻み続けながら撤退。その後ロカと交戦し… ◆痣城の姉 名前は不明。財力を手にし斬魄刀や鬼道の力の衰えた痣城家において、唯一家名の誇りを持ち護廷十三隊を目指し鍛錬を積んでいた。 痣城家の権力を恐れた貴族達によって一家処刑にまで追いつめられた際、 最後に残った弟を自らの武勲を以て救おうと虚を道連れに自爆するも、処刑は止まず無駄死にとなる。 それにより弟は斬魄刀を開放、観衆として来ていた貴族達を皆殺しにして流魂街へと逃亡し、この一件は処刑用に使われていた虚の仕業として処理される。 これを機に尸魂界の負の歴史として虚による処刑方法は廃止。彼女の存在と死が弟である現・痣城剣八の在り方に大きな影響を与えることとなった。 ◆[[更木剣八]] ご存知戦闘狂の、十一代目「剣八」 「ロカを追っていれば痣城と交戦できる」と命を受け、十一番隊員を引き連れて出撃。シエンとも交戦することとなる。 実は眼帯なしでも無自覚のうちに相手と斬り合いを楽しめる段階にまで霊力を本能で抑え込んでおり、本来はとてつもない実力を持つ((発展途上の一護が彼に勝てたのは、その「本能による反射」を上回る速度で急成長を果たした為))。 彼の外した眼帯は観音寺に思わぬ逆転の一手をもたらすこととなる。 因みに剣八の実力設定について師匠はあとがきで「誰も気づかないようにして後で本編で回収しようと思っていた伏線を拾われてしまった(要約)」と語っている。 私はいつでも貴方と共に 『spirits are forever with you』 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,26) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ロカ、痣城、シエン。皆いいゲストキャラだった -- 名無しさん (2013-08-15 22:42:54) - 後にも先にも観音寺がこんなにカッコいいエピソードは出ないだろう -- 名無しさん (2013-09-18 21:23:51) - 藍染が観音寺というか人間をちょっと認めるような言い方をしたのは本心なんだろうか、とつい疑ってしまうのはしょうがないよな -- 名無しさん (2013-10-03 07:47:12) - ここで主役に観音寺を持ってくるのが成田さんらしいというか -- 名無しさん (2013-10-03 19:07:28) - パワーインフレの激しい本作で最弱キャラが藍染クラス -- 名無しさん (2013-10-04 10:30:11) - ↑投稿ミス パワーインフレの激しい本作で最弱キャラが藍染クラスのチートを倒すのが痛快だった -- 名無しさん (2013-10-04 10:33:59) - あえて言うなら痣城の卍解とかオリジナルの能力があまり師匠っぽくないというか、文書前提でビジュアル化するとあまり映えなさそうに感じたところかなぁ。まあそれだけ師匠のビジュアル能力が卓越してるってことだと思うが -- 名無しさん (2013-10-25 19:01:36) - 草冠とかアシドとかアニオリ設定まで使ったのには素直に脱帽 -- 名無しさん (2013-10-31 18:00:59) - ↑↑無数に口を出しての一斉鬼道とか、魔改造ヘリコプターとか、絵にできるシーンは多いと思うが -- 名無しさん (2013-10-31 21:49:56) - ↑鰤のキャラって己の力にプライドを持ってるから、人形の力で攻めるとか人間の兵器を操るって鰤っぽくないなと思ったんだよ -- 名無しさん (2013-11-07 17:05:40) - そもそも痣城自身、自分の力に対する自信をまったく持っていないから、仕方ないっちゃ仕方ないけど -- 名無しさん (2013-11-09 20:26:03) - アシドって師匠が出したかったけど展開とかの都合でカットされたんだっけ それをアニメでやったと それにしてもインフレしまくってたなこれ -- 名無しさん (2013-11-09 21:37:45) - 痣城や更木のチートっぷりに隠れてたけどロカもかなりのドチートだよな。 -- 名無しさん (2013-11-09 21:55:23) - 痣城の姉ちゃんが自爆するシーンで泣いた そして姉の生涯最後の鬼道を得意技にしてるから思い入れあるんだろうな -- 名無しさん (2014-01-30 20:45:36) - Fate/strange fakeといいオリジナル作品もノベライズもこんなに面白い作家はそういないと思う -- 名無しさん (2014-02-13 22:47:33) - もし再アニメ化する日が来たらこれも映像化してほしいな。剣八パートのインフレっぷりも観音寺・石田パートの綱渡りっぷりもどっちも面白かった -- 名無しさん (2014-05-31 23:27:41) - 師匠「っべー、伏線撒いといたのにバレちゃったかー。伏線だったのになー、マジっべーわ」 -- 名無しさん (2014-06-08 17:59:10) - 成田は二次創作の時の方が輝いてる -- 名無しさん (2014-07-12 00:38:46) - 自分でジャンプ連載したらあっという間に…だもんね -- 名無しさん (2014-07-12 02:58:47) - 雨露柘榴の口調がヴぁんぷの道化娘を連想させるな。 -- イキーダ (2014-07-15 07:46:52) - 単に漫画に向かないって方じゃ -- 名無しさん (2014-07-15 08:12:54) - 作者が原作外の設定を悉く無視する傾向にあるので、あくまでIFと見るのが適当か。 -- 名無しさん (2014-08-19 09:03:02) - たった1本の小説で原作の10年間の不備をフォロー…こんなの、遠回しに師匠をコケにしてるようなもんじゃねェか…!! というネタコラ好き -- 名無しさん (2015-01-03 22:48:58) - 本編でも完全な名無しの捨てキャラだった奴をまさかここまで活かし、原作の矛盾や伏線を上手い事埋め合わせ・・・ホントすばらしいスピンオフだ、買ってよかった -- 名無しさん (2015-06-17 21:25:12) - ぶっちゃけ原作の原作をやればいいと思…いやよそう。オレの勝手な憶測でみんなを混乱させたくない -- 名無しさん (2015-06-17 22:12:40) - ゾンビ破面はロカの能力とマユリ様の義骸技術のコラボなのかな? -- 名無しさん (2015-08-04 08:58:05) - 師匠が小説の後書きでどういうコメントを残したのか知ってたら師匠を馬鹿にはできないと思うんだけどなぁ あのコラを真に受けてる人もいるしほんと風評被害すげぇな -- 名無しさん (2015-12-14 00:01:21) - 大体あの手のコラみたいなものは悪ノリして極端なこと言うもんだから…師匠にも成田さんにも困った話だと思うよ -- 名無しさん (2015-12-16 06:27:17) - 当時はとりあえず鰤馬鹿にしとけって風潮があったからな。今も鰤馬鹿にしてなきゃ自我でも崩壊するのか?ってレベルで支離滅裂なこと書いてる荒らしもいるけど。でもこの小説と千年血戦編で作品自体盛り返してきてこういう場所でも随分語り易くなったように感じる。 -- 名無しさん (2015-12-16 10:11:06) - 俺も以前は流行に乗って鰤馬鹿にしてたりしたしなあ。今冷静に見るとやっぱり師匠の絵やネーミングセンスは凄いと思うよ。やっぱりある程度年を取ってみないとわからないことってのもあるなあとは思ったな。 -- 名無しさん (2015-12-16 11:14:21) - 剣八のこの設定のせいでノイトラがただの雑魚に(血涙) -- 名無しさん (2016-11-21 02:06:00) - 流れに乗って叩いてた連中ほど指摘する点がみんな同じ。ちゃんとBLEACH読んでないんだなっての丸わかりだった。 -- 名無しさん (2017-01-08 18:17:18) - 剣八の格好良さ、系譜の重さを描いてくれた事が嬉しかった。次の小説はこの小説ネタも使ってきそうだなぁ -- 名無しさん (2017-01-24 21:39:44) - 師匠、考えて作ってると本人は言うけど、作品読んでてもほぼそれを感じさせないテクニシャンだからなあ -- 名無しさん (2018-08-11 20:43:45) - 脳死で叩くアホには理解出来ないような伏線の山や秀逸な設定が大量に見つかっても未だにわざわざ作者貶すようなこと書き込む馬鹿がいるのうんざりするな… -- 名無しさん (2020-10-17 10:47:30) - それらを自分の描いた漫画で出し切れなかったのもまた事実なんだけど。師匠も鰤も素晴らしいけど至らぬ部分があったのもまた事実だよ。 -- 名無しさん (2020-10-17 11:00:51) - ↑↑マジでな ↑至らぬ点…w馬鹿ははじめから切り捨ててたスタンスを至らないというならそうなんだろう。どうせまだ知られてない本編の作り込みなんて想像もしてないだろうしネットで聞いた程度の浅いレベルでしか理解できてないだろうなこういう奴 -- 名無しさん (2021-02-04 12:58:00) - コミカライズ化してほしい -- 名無しさん (2021-06-26 17:22:44) - コラボ来たか -- 名無しさん (2022-04-28 19:31:13) - もし映像化するとしたら作画は千年血戦篇寄りになるのか? -- 名無しさん (2022-11-20 23:07:55) - これ面白いからアニメ化して欲しい -- 名無しさん (2022-11-22 07:31:30) - ゲームとかで出番あるけどやっぱり映像で観たい。 -- 名無しさん (2023-09-02 20:53:43) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/06/12(火) 04:50:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#0000ff){「いいかねレディ、ヒーローとは、人間の味方でも、バッドスピリッツの味方でもないのだよ!} &font(#0000ff){ヒーローとは!全国の子供たちと悲しい顔をしている者たちの味方なのだ!」} &font(#0000ff){「そして、ユーは悲しい顔をしていた。私が君を守るのに、他に何か必要かね?」} } 『[[BLEACH]]』10周年記念の一環として書かれた小説版。上下巻構成。 作者はいつもノベライズを担当している松原真琴ではなく、バッカーノやデュラララの[[成田良悟]]が担当。 ●目次 #contents *【概要】 ドン・観音寺を主役に成田お馴染みの目まぐるしく視点の変わる[[群像劇]]構成がなされた作品。 [[黒崎一護]]が力を失った空白期間に起こった事件ということで、一護の出番は殆どない。 日々インフレを続ける原作+作者がインフレ好きを公言している小説とがあわさったチート設定ぶりも一種の見どころ。 また、尸魂界の政権にまとわりつく思惑の黒さも描き出されている。 原作の思わぬキャラや設定等を拾って来たり埋め合わせがされており、 「10箇所以上の疑問点が回収」「原作16箇所以上の矛盾点を解消」という触れ込みで発売後話題となった。 ただしこの件に関してはどこまでが成田独自の補完によるものかは不明な為、師匠本人から設定を聞いたかもしれないという反論も上がっている。 よく言われることだがこのような原作作品のノベライズはノベライズ作者が好き勝手書いているわけではないことを留意されたし。 とはいえ成田も元々他人の作品設定埋め合わせや後付けによる整合性取りを得意としていることもあり、この辺りの境界はしばしば議論になることも。 そのためか、本作での[[更木剣八]]の強さについて最終章での説明と差異があったり、[[零番隊>王属特務・零番隊(BLEACH)]]の説明の食い違いがあったり((のちにゲーム『BLEACH Brave Souls』で一部説明が補足された。))する。 なお本作で登場した痣城剣八および刳屋敷剣八という二人の人物の存在は、後に発売されたファンブック『BLEACH 13 BLADEs.』にて正史と明言された。((彼らが辿った顛末も小説の通りなのかどうかは不明)) *【あらすじ】 1年程前より空座町に神出鬼没に姿を見せ、一般人にも視認され話題を呼ぶ「仮面の女」。 彼女の除霊が次なる番組企画として打ち出されたことで空座町を訪れたドン・観音寺。 この出会いが、彼女の存在を巡る様々な者達の思惑に彼を巻き込んでいく。   *【主な登場人物】 ◆ドン・観音寺 この物語の英雄。悲しげな顔をしたレディを救う為に奔走する。 死神や破面達のように大きな力はなく大規模な戦闘では蚊帳の外だが、不屈のヒーロー精神で突き進み続け確かに周りに影響を与え動かしていく。 一護と出会うまで虚を不用意に生み出していたことには大きく反省と悔恨の念を抱いており、 その経験を訓戒としたうえで改めてヒーローとしてあり続けようとしている。 ◆[[ロカ・パラミア]] 本作のキーパーソンである「仮面の女」。彼女の持つバックアップ能力を巡り物語の思惑は動いていく。 ザエルアポロによって人為的に生み出された存在である為、長年自身を道具・人形と見て虚無的な在り方を続けてきた。 が、ドン・観音寺との出会いにより人並みの幸せを知り彼の人柄に触れたことで、立ち向かう覚悟を決めていくこととなる。 実は、本編でヤミーの腕を治療してその動作確認のために頭を吹っ飛ばされていた人。復活できて良かったね   ◆[[ザエルアポロ・グランツ]] ロカのバックアップにより復活した十刃。技術開発局に標本として置かれている肉体を求め瀞霊廷を襲撃する。 ◆[[痣城剣八]] 八代目「剣八」。大罪を犯したとして過去に【無間】へ投獄されていた(その為九代目は当時の副隊長が特例で襲名した)。 「死神はただ、世界の為の歯車であればいい」という考えの持ち主であり、その為ならどのような手段も在り方も厭わない。 ザエルアポロの襲撃に便乗し脱出し、己の目的を果たす為の必要過程としてロカの能力を狙う。 ◆刳屋敷剣八 七代目「剣八」。十一番隊の習わしに則り挑んできた痣城に敗北し、命を落とした。 その武人としての強さと竹を割ったような性格から死して今なお多くの者の記憶にその存在が刻まれいてる。   ◆ピカロ 群体の破面。特異な生まれを持っており、100を超える少年少女人外の姿をした存在。 子供特有の無邪気かつ残酷な性分で、遊び相手を見つけると己らや相手の死に頓着することなく壊れるまで遊び倒す。 その扱いづらい性分により十刃落ちした。現在のナンバーは#102。斬魄刀は「&ruby(ランゴスタ・ミグラトリア){戯擬軍翅}」。解号は『遊べ』 ◆[[石田雨竜]] 後編で一時的に観音寺達と行動を共にし、応戦する。観音寺に勝手にカラクラ○○(毎度変わる)ブルーに任命されそうになったり二番弟子にされそうになったり。 因みに観音寺の衣装センスに対しては、服そのものはいいが色に納得がいかないらしい。   以下ネタバレあり ◆&ruby(うろざくろ){雨露柘榴} 痣城の[[斬魄刀]]。 常に卍解状態になっており、彼にだけ視認できる形で騒々しい女性の姿を取っている。その能力は使用者と空間(周囲の霊子)との融合とそれによる使役。 この能力の応用により近代兵器で霊体攻撃をも可能とし、重火器を同じく融合使役した義骸に使わせたり、 ヘリに地上用ガトリングを無理やり搭載させて動かしたりと無茶っぷりを見せる。 笑い声は「キヒヒヒヒ」 ◆シエン・グランツ 結局のところザエルアポロは復活などしておらず、ザエルアポロを名乗っていた存在はその知識と記憶を持った霊子の塊に過ぎなかった。 その事実をマユリに指摘され揺らぐも、すぐに受け入れ「100(シエン)」としての自己を確立。その気になれば己の存在をいくらでも生み出せるロカを厭い狙う。 かつて&ruby(セロ・エスパーダ){第0十刃}だったザエルアポロが科学者として、一度は十刃落ちしてまで切り捨てた「戦士である兄」の部分((ザエルアポロの中核をなしていたのは錬金術師の弟と、弟が霊となって最初に食らった将軍である兄))を有する。 そのため、ザエルアポロには無くなっていた闘争心と実力を持ち合わせている。 死を感じられることに喜びを見出しており、更木剣八と歓喜に満ち溢れた勝負を繰り広げるも、観音寺やロカの妨害により不本意ながら中断。 必ずもう一度刃を交えるという誓いを告げて、その思いを胸に刻み続けながら撤退。その後ロカと交戦し… ◆痣城の姉 名前は不明。財力を手にし斬魄刀や鬼道の力の衰えた痣城家において、唯一家名の誇りを持ち護廷十三隊を目指し鍛錬を積んでいた。 痣城家の権力を恐れた貴族達によって一家処刑にまで追いつめられた際、 最後に残った弟を自らの武勲を以て救おうと虚を道連れに自爆するも、処刑は止まず無駄死にとなる。 それにより弟は斬魄刀を開放、観衆として来ていた貴族達を皆殺しにして流魂街へと逃亡し、この一件は処刑用に使われていた虚の仕業として処理される。 これを機に尸魂界の負の歴史として虚による処刑方法は廃止。彼女の存在と死が弟である現・痣城剣八の在り方に大きな影響を与えることとなった。 ◆[[更木剣八]] ご存知戦闘狂の、十一代目「剣八」 「ロカを追っていれば痣城と交戦できる」と命を受け、十一番隊員を引き連れて出撃。シエンとも交戦することとなる。 実は眼帯なしでも無自覚のうちに相手と斬り合いを楽しめる段階にまで霊力を本能で抑え込んでおり、本来はとてつもない実力を持つ((発展途上の一護が彼に勝てたのは、その「本能による反射」を上回る速度で急成長を果たした為))。 彼の外した眼帯は観音寺に思わぬ逆転の一手をもたらすこととなる。 因みに剣八の実力設定について師匠はあとがきで「誰も気づかないようにして後で本編で回収しようと思っていた伏線を拾われてしまった(要約)」と語っている。 私はいつでも貴方と共に 『spirits are forever with you』 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,27) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ロカ、痣城、シエン。皆いいゲストキャラだった -- 名無しさん (2013-08-15 22:42:54) - 後にも先にも観音寺がこんなにカッコいいエピソードは出ないだろう -- 名無しさん (2013-09-18 21:23:51) - 藍染が観音寺というか人間をちょっと認めるような言い方をしたのは本心なんだろうか、とつい疑ってしまうのはしょうがないよな -- 名無しさん (2013-10-03 07:47:12) - ここで主役に観音寺を持ってくるのが成田さんらしいというか -- 名無しさん (2013-10-03 19:07:28) - パワーインフレの激しい本作で最弱キャラが藍染クラス -- 名無しさん (2013-10-04 10:30:11) - ↑投稿ミス パワーインフレの激しい本作で最弱キャラが藍染クラスのチートを倒すのが痛快だった -- 名無しさん (2013-10-04 10:33:59) - あえて言うなら痣城の卍解とかオリジナルの能力があまり師匠っぽくないというか、文書前提でビジュアル化するとあまり映えなさそうに感じたところかなぁ。まあそれだけ師匠のビジュアル能力が卓越してるってことだと思うが -- 名無しさん (2013-10-25 19:01:36) - 草冠とかアシドとかアニオリ設定まで使ったのには素直に脱帽 -- 名無しさん (2013-10-31 18:00:59) - ↑↑無数に口を出しての一斉鬼道とか、魔改造ヘリコプターとか、絵にできるシーンは多いと思うが -- 名無しさん (2013-10-31 21:49:56) - ↑鰤のキャラって己の力にプライドを持ってるから、人形の力で攻めるとか人間の兵器を操るって鰤っぽくないなと思ったんだよ -- 名無しさん (2013-11-07 17:05:40) - そもそも痣城自身、自分の力に対する自信をまったく持っていないから、仕方ないっちゃ仕方ないけど -- 名無しさん (2013-11-09 20:26:03) - アシドって師匠が出したかったけど展開とかの都合でカットされたんだっけ それをアニメでやったと それにしてもインフレしまくってたなこれ -- 名無しさん (2013-11-09 21:37:45) - 痣城や更木のチートっぷりに隠れてたけどロカもかなりのドチートだよな。 -- 名無しさん (2013-11-09 21:55:23) - 痣城の姉ちゃんが自爆するシーンで泣いた そして姉の生涯最後の鬼道を得意技にしてるから思い入れあるんだろうな -- 名無しさん (2014-01-30 20:45:36) - Fate/strange fakeといいオリジナル作品もノベライズもこんなに面白い作家はそういないと思う -- 名無しさん (2014-02-13 22:47:33) - もし再アニメ化する日が来たらこれも映像化してほしいな。剣八パートのインフレっぷりも観音寺・石田パートの綱渡りっぷりもどっちも面白かった -- 名無しさん (2014-05-31 23:27:41) - 師匠「っべー、伏線撒いといたのにバレちゃったかー。伏線だったのになー、マジっべーわ」 -- 名無しさん (2014-06-08 17:59:10) - 成田は二次創作の時の方が輝いてる -- 名無しさん (2014-07-12 00:38:46) - 自分でジャンプ連載したらあっという間に…だもんね -- 名無しさん (2014-07-12 02:58:47) - 雨露柘榴の口調がヴぁんぷの道化娘を連想させるな。 -- イキーダ (2014-07-15 07:46:52) - 単に漫画に向かないって方じゃ -- 名無しさん (2014-07-15 08:12:54) - 作者が原作外の設定を悉く無視する傾向にあるので、あくまでIFと見るのが適当か。 -- 名無しさん (2014-08-19 09:03:02) - たった1本の小説で原作の10年間の不備をフォロー…こんなの、遠回しに師匠をコケにしてるようなもんじゃねェか…!! というネタコラ好き -- 名無しさん (2015-01-03 22:48:58) - 本編でも完全な名無しの捨てキャラだった奴をまさかここまで活かし、原作の矛盾や伏線を上手い事埋め合わせ・・・ホントすばらしいスピンオフだ、買ってよかった -- 名無しさん (2015-06-17 21:25:12) - ぶっちゃけ原作の原作をやればいいと思…いやよそう。オレの勝手な憶測でみんなを混乱させたくない -- 名無しさん (2015-06-17 22:12:40) - ゾンビ破面はロカの能力とマユリ様の義骸技術のコラボなのかな? -- 名無しさん (2015-08-04 08:58:05) - 師匠が小説の後書きでどういうコメントを残したのか知ってたら師匠を馬鹿にはできないと思うんだけどなぁ あのコラを真に受けてる人もいるしほんと風評被害すげぇな -- 名無しさん (2015-12-14 00:01:21) - 大体あの手のコラみたいなものは悪ノリして極端なこと言うもんだから…師匠にも成田さんにも困った話だと思うよ -- 名無しさん (2015-12-16 06:27:17) - 当時はとりあえず鰤馬鹿にしとけって風潮があったからな。今も鰤馬鹿にしてなきゃ自我でも崩壊するのか?ってレベルで支離滅裂なこと書いてる荒らしもいるけど。でもこの小説と千年血戦編で作品自体盛り返してきてこういう場所でも随分語り易くなったように感じる。 -- 名無しさん (2015-12-16 10:11:06) - 俺も以前は流行に乗って鰤馬鹿にしてたりしたしなあ。今冷静に見るとやっぱり師匠の絵やネーミングセンスは凄いと思うよ。やっぱりある程度年を取ってみないとわからないことってのもあるなあとは思ったな。 -- 名無しさん (2015-12-16 11:14:21) - 剣八のこの設定のせいでノイトラがただの雑魚に(血涙) -- 名無しさん (2016-11-21 02:06:00) - 流れに乗って叩いてた連中ほど指摘する点がみんな同じ。ちゃんとBLEACH読んでないんだなっての丸わかりだった。 -- 名無しさん (2017-01-08 18:17:18) - 剣八の格好良さ、系譜の重さを描いてくれた事が嬉しかった。次の小説はこの小説ネタも使ってきそうだなぁ -- 名無しさん (2017-01-24 21:39:44) - 師匠、考えて作ってると本人は言うけど、作品読んでてもほぼそれを感じさせないテクニシャンだからなあ -- 名無しさん (2018-08-11 20:43:45) - 脳死で叩くアホには理解出来ないような伏線の山や秀逸な設定が大量に見つかっても未だにわざわざ作者貶すようなこと書き込む馬鹿がいるのうんざりするな… -- 名無しさん (2020-10-17 10:47:30) - それらを自分の描いた漫画で出し切れなかったのもまた事実なんだけど。師匠も鰤も素晴らしいけど至らぬ部分があったのもまた事実だよ。 -- 名無しさん (2020-10-17 11:00:51) - ↑↑マジでな ↑至らぬ点…w馬鹿ははじめから切り捨ててたスタンスを至らないというならそうなんだろう。どうせまだ知られてない本編の作り込みなんて想像もしてないだろうしネットで聞いた程度の浅いレベルでしか理解できてないだろうなこういう奴 -- 名無しさん (2021-02-04 12:58:00) - コミカライズ化してほしい -- 名無しさん (2021-06-26 17:22:44) - コラボ来たか -- 名無しさん (2022-04-28 19:31:13) - もし映像化するとしたら作画は千年血戦篇寄りになるのか? -- 名無しさん (2022-11-20 23:07:55) - これ面白いからアニメ化して欲しい -- 名無しさん (2022-11-22 07:31:30) - ゲームとかで出番あるけどやっぱり映像で観たい。 -- 名無しさん (2023-09-02 20:53:43) #comment #areaedit(end) }

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