カオスヘッダー

「カオスヘッダー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

カオスヘッダー」(2023/09/07 (木) 06:33:57) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2012/03/11 Sun 18:39:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#800080){コスモス…お前が憎い…} &font(#800080){お前を倒す!!}} 特撮作品『[[ウルトラマンコスモス]]』に登場する、TVシリーズ全話を通しての敵。 声:服巻浩司 *【概要】 &bold(){「光のウイルス」}とも呼ばれる宇宙から来訪した発光生命体。 見た目は七色に煌めく幻想的な[[光]]の粒子。 性質としては群体生物のような存在で、1つの確固とした意思が全てのカオスヘッダーをコントロールしている。 見た目こそ幻想的で美しいが、実際は生物などに[[憑依]]してカオス化させ凶暴化と変異を引き起こした後に支配する能力((憑依された怪獣は「カオス○○○」と呼ばれる))を持つ悪魔のような生命体。 宿主をカオス化から解放して救うことができるのは、基本的にコスモスの[[浄化技]]のみ。 中盤からは人間を取り込んで解析、感情を知ることで「心」を宿し、自らの邪魔をするコスモスに対して強烈な「怒り」と「憎しみ」を覚えた。 心(意思)を得てからはより狡猾な策略を練るようになっただけでなく、生物をコピーせずともイブリースやメビュートなどの姿で実体化する能力を入手。 さらにコスモスに取り憑いたことでその能力までもをコピーし、カオスウルトラマンを作りあげ、その姿となって立ちふさがることもあった。 カオスヘッダーがコスモスの能力をコピーしたことで進化していき更にはコスモスのエクリプスと同じ力をカオスヘッダーのエネルギーを通常より2倍にすることで 進化させてカオスウルトラマンカラミティを作り上げた。 *【能力】 カオスヘッダー単体での戦闘手段はエネルギー光弾、光のロープ、憑依能力、自己増殖・自己複製能力と多彩。 第1話の冒頭では光線のような形で降り注ぎ、街を消滅させるほどの爆発を起こす被害も起こしているなど憑依していない単体でもそこそこ強い。 「ウイルス」と称されるが、憑依可能な対象は地球怪獣や宇宙怪獣に始まり人間、ウルトラマン、ゴミなどの無機物、人間の精神と&bold(){最早何でもあり。} また生物からエネルギーを吸収してその姿をコピーし実体化する事も出来、こいつらが直接手を下さなくても、存在するだけで周りの星の核にも異常を与え生態系を狂わせ死の星と変えてしまう。 カオスキメラやソアッグ鉱石といった[[弱点]]も多いが、&bold(){&font(#ff0000){一度突かれた弱点は極短期間で克服して復活する凄まじい自己進化・適応能力}こそがカオスヘッダー最大の脅威。} そのため基本的にコスモス以上の力を得た終盤での戦いは、 >#bold(){EYESや防衛軍に弱点を突かれてその隙にコスモスに倒される >↓ >&font(#ff0000){弱点を克服して復活、再登場} >↓ >EYESや防衛軍に違う弱点を突かれてその隙にコスモスに倒される >↓ >&font(#ff0000){新たな弱点を克服して復活、再登場} >↓ >EYESや防(ry >↓ >&font(#ff0000){新たな弱点を克服して(ry}} という具合に、壮絶な血を吐きながら続けるマラソンの様相を呈していた。 そのため正攻法の力づくでカオスヘッダーを打倒することは困難を極める。 実際には戦いの中で進化したり攻撃に耐性を身につけたりする奴はウルトラシリーズを見渡しても割りと存在するが、&bold(){劇中でそれを完全にやってのけたのは[[イフ>完全生命体イフ]]とこいつだけだったりする}。 *【劇中での活動】  当初は怪獣に取り付いて徹底的に抗戦する邪悪な侵略者として認識されていたが、終盤カオスヘッダーが集結していた宇宙座標P87ポイント付近の小惑星の記録媒体によりその真相が明らかになる。 元々カオスヘッダーは争いが続き混沌と化したとある星によって作られた人工生命体であり、その目的は&bold(){&font(#ff0000){「秩序」をもたらすために全ての生物を一体化させる事}}だった。 憑依に伴う凶暴化や肉体変異は「秩序」に向かう際の過程に過ぎない。 しかし増殖し強大な力を得て暴走し創造主や他の生命のいる星を次々と滅ぼしていった。 この設定は過去のシリーズに登場した[[ゴーデス]]や[[スフィア>スフィア(ウルトラシリーズ)]]とよく似ているが、人間を見下し強大な侵略者や障害という面が強かったゴーデスやスフィアとは異なり、 彼ら自体は&bold(){「創造主の意思で作り出されあくまで創造主通りの意思で動いていた犠牲者」}という点でありこいつら自体は善でも悪でもない存在である。 それまでにもシリーズにも対立した悪の存在は登場していたが[[ヤプール>異次元人 ヤプール]]や[[ガタノゾーア]]、[[根源的破滅招来体]]などの「人間を脅かす邪悪」という背景しか描かれてなかったが 後続のシリーズからは[[ダークザギ]]や[[デロス>ギガデロス]]、[[エンペラ星人]]といったストーリーや設定上などで黒幕が元々悪の存在ではなく何らかの要素で敵対したり闇に堕ちるパターンが多くなった。 ちなみにダークザギとは割りと共通点が多い。 元々[[平和]](≒秩序)を守るために作られた存在だったり、自我に目覚めてウルトラマンの敵となったりなど。ついでに両方とも無限進化能力や怪獣(ザギはビースト)を操る能力を持つ。 &font(l){但しザギ側はほとんどが劇中で明かされなかった裏設定。倒された後復活する事もなかった} 終盤ではムサシに取り憑いてその心を読み取ることで、ムサシが掲げる「怪獣と共に生きる世界」という理想を、 &bold(){全ての怪獣をカオス化させる}事で実現させようとした。 因みに序盤にムサシは怪獣達が鏑矢諸島に閉じ込められている現状に疑問を抱いていたが、 後に鏑矢諸島のシールドを破壊して怪獣達を解放したのは他ならぬカオスヘッダーだったりする。 *【実体カオスヘッダー】 **&bold(){[[&font(#800080,#dda0dd){カオスヘッダー・イブリース}>カオスヘッダー・イブリース]]} 人間に憑依し感情を学習したことで得た最初の実体カオスヘッダー。 詳細は項目参照。 **&bold(){[[&font(#fd7e00,#0b5394){カオスヘッダー・メビュート}>強さと力/夢みる勇気/エクリプス]]} さらにパワーアップを遂げた実体カオスヘッダー第2号。 詳細は[[エリガル]]の項目で。 **&bold(){[[&color(blue,black){カオス}&bold(){&color(yellow,black){ウルトラマン}}>カオスウルトラマン]]} ムサシに取り憑いてコスモスの姿と能力をコピーした実体カオスヘッダー第3号。 コスモスの姿のみならず[[必殺技]]の数々までも&bold(){完全に}コピーしている。 加えてカオスヘッダー特有の自己進化能力と複数の怪獣をカオス化させる能力まで持つウルトラシリーズ全体を見渡しても最強クラスの[[にせウルトラマン>にせウルトラマン(ウルトラシリーズ)]]。 さらなる詳細は項目参照。 ***&bold(){&color(red,black){カオスウルトラマンカラミティ}} コズミューム光線で倒されかけたカオスウルトラマンが、P87ポイントのワームホールからのカオスヘッダーから放たれたエネルギーを受けて強化。 さらに進化を果たしたカオスウルトラマン。 エクリプスモードを模した黒と赤の体色が特徴で、エクリプスモードのコスモスすら倒した強敵。 **&bold(){[[&color(gold,purple){カオスダークネス}>カオスダークネス]]} 最強の実体カオスヘッダーにして本編の[[ラスボス]]。 詳細は項目参照。 ***&bold(){カオスヘッダー0} カオスダークネスがコスモス達によって浄化された、白く神秘的な姿。 ムサシの息子のソラと仲が良いようだ。  *【シリーズでの登場(正史)】 **◆『ウルトラマンコスモス』本編 メインの敵として、コスモスや人類と戦いを繰り広げる。 上記の通り人間の「心」を手に入れたことでよりパワーアップするが、 「心を手に入れたのなら怒りや憎しみ以外の感情も得たはず」「憎しみが理解できるのなら、争いを憎む気持ちもわかるはず」 と考えたムサシや彼に賛同する地球怪獣の体を張った説得で揺らぎ、コスモスの浄化を受けてカオスヘッダー0に生まれ変わる。 和解後、コスモスと共に宇宙へと旅立っていった。 **◆映画『[[ウルトラマンサーガ]]』 [[春野ムサシ>春野ムサシ(ウルトラマンコスモス)]]の回想で登場。 開拓を終えた惑星ジュランで怪獣達を慈しみ、死亡したパラスタンに代わってジュランを見守っている。 余談ではあるが絵コンテ段階ではコスモスが地球に来た理由は[[バット星人]]にさらわれたカオスヘッダーを追って来た事になっており、 [[ルナモード>ルナモード(ウルトラマンコスモス)]]で戦ってた理由も[[ハイパーゼットン]](ギガント)に取り込まれたカオスヘッダーを解放する為である。 映像まで作られていながら没になったとの事で、実現してほしかったという声もある。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){但し、解放した直後ギガントの非情な攻撃を喰らいカオスヘッダーは絶命してしまう。}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){実現してしまうと本作のコスモスの報われなさが更にひどくなってしまう為、没になって良かったのか悪かったのか難しい所である。}}}   *【シリーズでの登場(パラレル)】 **◆『[[ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth]]』 ストーリーにも関わっており、原作再現よりもオリジナル要素が強い。 [[キリエロイド]]や[[ワロガ]]といった原作にない怪獣とのカオス化を見せた他、[[ウルトラ兄弟>ウルトラ兄弟(ウルトラシリーズ)]]を模した「[[カオスロイド]]」と呼ばれるカオスウルトラマンが[[光の国>M78星雲・光の国]]を襲撃した。 終盤では、黒幕である[[メフィラス星人]]と融合させられ[[ラスボス]]の「ネオカオスダークネス」としてウルトラ戦士に立ちふさがった。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - サーガでは、カオスヘッダーのその後に泣いた。 -- 名無しさん (2013-08-20 14:20:54) - 憎しみという負の感情を「争いを憎む気持ちもわかるはず」と解釈したのはなにげに目から鱗が落ちたわ -- 名無しさん (2013-10-31 13:14:05) - ガオガイガーのゾンダーみたいだな。あと作られた存在であり、暴走するあたりはダークザギと一緒だよな。 -- 名無しさん (2014-01-12 16:47:07) - 中盤で心を宿してから「憎しみ」や「愛」を理解してコスモスと和解する描写は、ある意味成長ともとれるかもしれない。それにしても、サーガに出てもまだその名前なのね… -- DCD (2014-01-12 18:44:41) - ↑まぁ、カオス自体にそこまで悪い意味もないわけだし -- 名無しさん (2014-01-12 18:47:47) - 「キラー・ザ・ビートスター」ではコスモスに化けてゼロ達を助けに来る案もあったらしいけどまんまコスモスの姿で出る予定だったのか、カオスウルトラマンの姿になる予定だったのか気になる。 -- 名無しさん (2014-01-21 20:46:56) - カオスヘッダーを作った文明はカオスヘッダーに滅ぼされたのかな -- 名無しさん (2014-01-28 12:41:11) - 骨だけになっても子供に会いたがっていたムードンに魂を与えたのは偶然なのか、それとも・・・ -- 名無しさん (2014-02-26 08:00:16) - サーガで殺すつもりだったのかよ・・・。スタッフの正気を疑うわ。 -- 名無しさん (2014-03-21 00:15:05) - コスモスはルナファイナルでカオスヘッダーと分かりあっていたんじゃないかなぁ -- 名無しさん (2014-04-12 22:42:43) - ↑3 普通に解放されてハッピーエンドだろ -- 名無しさん (2014-05-18 00:46:39) - 元々はドイガキが勝手に付けた「仮名」だったはずなのだが、いつの間にか当人もその呼び名を受け入れていた模様。 -- 名無しさん (2014-07-07 18:17:37) - 26話でムサシにカオスヘッダーと呼ばれて「カオスヘッダー…それは我々の事か?」と返してたな。本人は自分が何と呼ばれるかなんて特に気にしていなかったんだろうな -- 名無しさん (2014-07-07 18:44:02) - 第一話で、空から町に降りてきて大爆発を起こしたはずなのに、なぜかその事はそれっきり話題にならなくなる。そしてそのシーンで、他の隊員達は呆気に取られてるのに、アヤノだけはニヤニヤしてるんだよね。 -- 名無しさん (2014-07-07 19:27:22) - こいつはコスモスしか対処できなかっただろうな.... -- 名無しさん (2014-08-03 21:19:48) - ↑ムサシと言った方が正確ではあると思う -- 名無しさん (2014-08-03 21:23:36) - やり方はあれでも自分なりの正義を持ってたカオスヘッダーは分かり合えることはできたけど、精魂腐ってるワロガやノワール星人と分かり合うことのほうが難しいんだろうな -- 名無しさん (2014-10-02 07:35:37) - 怪獣保護にあんなに訴えかけるムサシが簡単にノワール星人やらギギを殺すことに違和感 -- 名無しさん (2014-10-04 18:50:55) - ↑ノワール星人は怪獣を乱獲して絶滅までさせるやつだし、ギギはせっかく移住先が決まったのにやっぱり地球がいいなんて再侵略はじめた身勝手なやつだから怪獣とはなんか違う -- 名無しさん (2014-10-05 03:00:38) - ジャスティスよりもコイツと合体してほしかった -- 名無しさん (2014-12-01 19:34:43) - サーガの裏話を知らなかったとしてもカオスヘッダーには穏やかに過ごして欲しいと思うよ -- 名無しさん (2015-02-08 19:40:19) - ↑サーガとかでムサシがジュランを出る際はカオスヘッダーに留守を頼んだりとかしてほしいな。なんか信頼してる感じで。 -- 名無しさん (2015-02-08 19:58:37) - ↑「まだかなー」って待ってるカオスヘッダーを想像して凄く和んだ、というか癒された -- 名無しさん (2015-02-08 20:42:20) - ↑そして帰ってきたらゼロやダイナの話を聞かせてもらうのか、特に自分と似た者同士であるスフィアの話には食いつきそうだな。 -- 名無しさん (2015-02-08 21:10:28) - なんか家族みたいでいいなそれ -- 名無しさん (2015-02-08 22:12:38) - ↑サーガで出たムサシの子供のソラとはムサシとコスモスみたいな感じになりそうだな(さすがに一体化はしないだろうけど)。 -- 名無しさん (2015-02-08 23:01:32) - メビュートのデザインは本当に格好いいなあ -- 名無しさん (2015-02-08 23:03:53) - いずれコスモスとの共闘が見たい。  -- 名無しさん (2015-08-17 12:52:08) - サーガのカオスヘッダー死亡とか思いつく地点でアウトな感じだな、本当にそのまま採用してたら今のウルトラマン無かったのではないかと言っても過言じゃないぞ・・・ -- 名無しさん (2016-02-04 02:14:16) - まるまるカットしたせいでコスモスの存在意義が無くなったんだよなあ。 -- 名無しさん (2016-06-01 04:17:01) - ↑その辺りの帳尻合わせをもうちょっと上手くできないなかな、と思わずにはいられない。だが別に存在意義がなかったとは思わん --    (2016-06-17 22:54:03) - サーガの脚本があの人だからカオスヘッダー死なせる事で悲劇と言う刺激を与え物語に緊張感を持たせようと考えたのかもね、見方によっては身勝手且つコスモスファンの配慮を考えず蔑ろにしてるとも取れるから没になってよかったと思う。 -- 名無しさん (2017-03-12 14:18:21) - ↑3子供たちの世話役として必要だったように思うが。タイガじゃ難しかっただろうし -- 名無しさん (2018-10-23 20:43:56) - いつかムサシの息子のソラと合体して戦う日が来て欲しい思いと、いつまでも平和に暮らして欲しい思いの両方がある -- 名無しさん (2020-08-17 17:30:18) - 最近サーガを見たんだがミーニン手にのせて微笑んでる姿に泣いたわ。死ぬ設定没になってよかった……。って言うかカオスヘッダー殺してどうやって話のオチを付けるつもりだったんだ。コスモスペースの住人にとってはバッドエンドじゃねーか -- 名無しさん (2021-12-30 17:31:38) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/03/11 Sun 18:39:03 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#800080){コスモス…お前が憎い…} &font(#800080){お前を倒す!!}} 特撮作品『[[ウルトラマンコスモス]]』に登場する、TVシリーズ全話を通しての敵。 声:服巻浩司 #openclose(show=▽目次){ #contents() } *【概要】 &bold(){「光のウイルス」}とも呼ばれる宇宙から来訪した発光生命体。 見た目は七色に煌めく幻想的な[[光]]の粒子。 性質としては群体生物のような存在で、1つの確固とした意思が全てのカオスヘッダーをコントロールしている。 見た目こそ幻想的で美しいが、実際は生物などに[[憑依]]してカオス化させ凶暴化と変異を引き起こした後に支配する能力((憑依された怪獣は「カオス○○○」と呼ばれる))を持つ悪魔のような生命体。 宿主をカオス化から解放して救うことができるのは、基本的にコスモスの[[浄化技]]のみ。 中盤からは人間を取り込んで解析、感情を知ることで「心」を宿し、自らの邪魔をするコスモスに対して強烈な「怒り」と「憎しみ」を覚えた。 心(意思)を得てからはより狡猾な策略を練るようになっただけでなく、生物をコピーせずともイブリースやメビュートなどの姿で実体化する能力を入手。 さらにコスモスに取り憑いたことでその能力までもをコピーし、カオスウルトラマンを作りあげ、その姿となって立ちふさがることもあった。 カオスヘッダーがコスモスの能力をコピーしたことで進化していき更にはコスモスのエクリプスと同じ力をカオスヘッダーのエネルギーを通常より2倍にすることで 進化させてカオスウルトラマンカラミティを作り上げた。 *【能力】 カオスヘッダー単体での戦闘手段はエネルギー光弾、光のロープ、憑依能力、自己増殖・自己複製能力と多彩。 第1話の冒頭では光線のような形で降り注ぎ、街を消滅させるほどの爆発を起こす被害も起こしているなど憑依していない単体でもそこそこ強い。 「ウイルス」と称されるが、憑依可能な対象は地球怪獣や宇宙怪獣に始まり人間、ウルトラマン、ゴミなどの無機物、人間の精神と&bold(){最早何でもあり。} また生物からエネルギーを吸収してその姿をコピーし実体化する事も出来、こいつらが直接手を下さなくても、存在するだけで周りの星の核にも異常を与え生態系を狂わせ死の星と変えてしまう。 カオスキメラやソアッグ鉱石といった[[弱点]]も多いが、&bold(){&font(#ff0000){一度突かれた弱点は極短期間で克服して復活する凄まじい自己進化・適応能力}こそがカオスヘッダー最大の脅威。} そのため基本的にコスモス以上の力を得た終盤での戦いは、 >#bold(){EYESや防衛軍に弱点を突かれてその隙にコスモスに倒される >↓ >&font(#ff0000){弱点を克服して復活、再登場} >↓ >EYESや防衛軍に違う弱点を突かれてその隙にコスモスに倒される >↓ >&font(#ff0000){新たな弱点を克服して復活、再登場} >↓ >EYESや防(ry >↓ >&font(#ff0000){新たな弱点を克服して(ry}} という具合に、壮絶な血を吐きながら続けるマラソンの様相を呈していた。 そのため正攻法の力づくでカオスヘッダーを打倒することは困難を極める。 実際には戦いの中で進化したり攻撃に耐性を身につけたりする奴はウルトラシリーズを見渡しても割りと存在するが、&bold(){劇中でそれを完全にやってのけたのは[[イフ>完全生命体イフ]]とこいつだけだったりする}。 *【劇中での活動】 当初は怪獣に取り付いて徹底的に抗戦する邪悪な侵略者として認識されていたが、終盤カオスヘッダーが集結していた宇宙座標P87ポイント付近の小惑星の記録媒体によりその真相が明らかになる。 元々カオスヘッダーは争いが続き混沌と化したとある星によって作られた人工生命体であり、その目的は&font(b,(#ff0000){「秩序」をもたらすために全ての生物を一体化させる事}だった。 憑依に伴う凶暴化や肉体変異は「秩序」に向かう際の過程に過ぎない。 しかし増殖し強大な力を得て暴走し創造主や他の生命のいる星を次々と滅ぼしていった。 この設定は過去のシリーズに登場した[[ゴーデス]]や[[スフィア>スフィア(ウルトラシリーズ)]]とよく似ているが、人間を見下し強大な侵略者や障害という面が強かったゴーデスやスフィアとは異なり、 彼ら自体は&bold(){「創造主の意思で作り出されあくまで創造主通りの意思で動いていた犠牲者」}という点でありこいつら自体は善でも悪でもない存在である。 それまでにもシリーズにも対立した悪の存在は登場していたが[[ヤプール>異次元人 ヤプール]]や[[ガタノゾーア]]、[[根源的破滅招来体]]などの「人間を脅かす邪悪」という背景しか描かれてなかったが 後続のシリーズからは[[ダークザギ]]や[[デロス>ギガデロス]]、[[エンペラ星人]]といったストーリーや設定上などで黒幕が元々悪の存在ではなく何らかの要素で敵対したり闇に堕ちるパターンが多くなった。 ちなみにダークザギとは割りと共通点が多い。 元々[[平和]](≒秩序)を守るために作られた存在だったり、自我に目覚めてウルトラマンの敵となったりなど。ついでに両方とも無限進化能力や怪獣(ザギはビースト)を操る能力を持つ。 &font(l){但しザギ側はほとんどが劇中で明かされなかった裏設定。倒された後復活する事もなかった} 終盤ではムサシに取り憑いてその心を読み取ることで、ムサシが掲げる「怪獣と共に生きる世界」という理想を、 &bold(){全ての怪獣をカオス化させる}事で実現させようとした。 因みに序盤にムサシは怪獣達が鏑矢諸島に閉じ込められている現状に疑問を抱いていたが、 後に鏑矢諸島のシールドを破壊して怪獣達を解放したのは他ならぬカオスヘッダーだったりする。 *【実体カオスヘッダー】 **[[&font(b,#800080,#dda0dd){カオスヘッダー・イブリース}>カオスヘッダー・イブリース]] 人間に憑依し感情を学習したことで得た最初の実体カオスヘッダー。 詳細は項目参照。 **&font(b,#fd7e00,#0b5394){カオスヘッダー・メビュート} さらにパワーアップを遂げた実体カオスヘッダー第2号。 詳細は[[エリガル]]の項目で。 **[[&font(b,blue,black){カオス}&font(b,yellow,black){ウルトラマン}>カオスウルトラマン]] ムサシに取り憑いてコスモスの姿と能力をコピーした実体カオスヘッダー第3号。 コスモスの姿のみならず[[必殺技]]の数々までも&bold(){完全に}コピーしている。 加えてカオスヘッダー特有の自己進化能力と複数の怪獣をカオス化させる能力まで持つウルトラシリーズ全体を見渡しても最強クラスの[[にせウルトラマン>にせウルトラマン(ウルトラシリーズ)]]。 さらなる詳細は項目参照。 ***&font(b,red,black){カオスウルトラマンカラミティ} コズミューム光線で倒されかけたカオスウルトラマンが、P87ポイントのワームホールからのカオスヘッダーから放たれたエネルギーを受けて強化。 さらに進化を果たしたカオスウルトラマン。 エクリプスモードを模した黒と赤の体色が特徴で、エクリプスモードのコスモスすら倒した強敵。 **&bold(){[[&color(gold,purple){カオスダークネス}>カオスダークネス]]} 最強の実体カオスヘッダーにして本編の[[ラスボス]]。 詳細は項目参照。 ***&bold(){カオスヘッダー0} カオスダークネスがコスモス達によって浄化された、白く神秘的な姿。 ムサシの息子のソラと仲が良いようだ。 *【シリーズでの登場(正史)】 **◆『ウルトラマンコスモス』本編 メインの敵として、コスモスや人類と戦いを繰り広げる。 上記の通り人間の「心」を手に入れたことでよりパワーアップするが、 「心を手に入れたのなら怒りや憎しみ以外の感情も得たはず」「憎しみが理解できるのなら、争いを憎む気持ちもわかるはず」 と考えたムサシや彼に賛同する地球怪獣の体を張った説得で揺らぎ、コスモスの浄化を受けてカオスヘッダー0に生まれ変わる。 和解後、コスモスと共に宇宙へと旅立っていった。 **◆映画『[[ウルトラマンサーガ]]』 [[春野ムサシ>春野ムサシ(ウルトラマンコスモス)]]の回想で登場。 開拓を終えた惑星ジュランで怪獣達を慈しみ、死亡したパラスタンに代わってジュランを見守っている。 余談ではあるが絵コンテ段階ではコスモスが地球に来た理由は[[バット星人]]にさらわれたカオスヘッダーを追って来た事になっており、 [[ルナモード>ルナモード(ウルトラマンコスモス)]]で戦ってた理由も[[ハイパーゼットン]](ギガント)に取り込まれたカオスヘッダーを解放する為である。 映像まで作られていながら没になったとの事で、実現してほしかったという声もある。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){但し、解放した直後ギガントの非情な攻撃を喰らいカオスヘッダーは絶命してしまう。}} &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実現してしまうと本作のコスモスの報われなさが更にひどくなってしまう為、没になって良かったのか悪かったのか難しい所である。}} *【シリーズでの登場(パラレル)】 **◆『[[ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth]]』 ストーリーにも関わっており、原作再現よりもオリジナル要素が強い。 [[キリエロイド]]や[[ワロガ]]といった原作にない怪獣とのカオス化を見せた他、[[ウルトラ兄弟>ウルトラ兄弟(ウルトラシリーズ)]]を模した「[[カオスロイド]]」と呼ばれるカオスウルトラマンが[[光の国>M78星雲・光の国]]を襲撃した。 終盤では、黒幕である[[メフィラス星人]]と融合させられ[[ラスボス]]の「ネオカオスダークネス」としてウルトラ戦士に立ちふさがった。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - サーガでは、カオスヘッダーのその後に泣いた。 -- 名無しさん (2013-08-20 14:20:54) - 憎しみという負の感情を「争いを憎む気持ちもわかるはず」と解釈したのはなにげに目から鱗が落ちたわ -- 名無しさん (2013-10-31 13:14:05) - ガオガイガーのゾンダーみたいだな。あと作られた存在であり、暴走するあたりはダークザギと一緒だよな。 -- 名無しさん (2014-01-12 16:47:07) - 中盤で心を宿してから「憎しみ」や「愛」を理解してコスモスと和解する描写は、ある意味成長ともとれるかもしれない。それにしても、サーガに出てもまだその名前なのね… -- DCD (2014-01-12 18:44:41) - ↑まぁ、カオス自体にそこまで悪い意味もないわけだし -- 名無しさん (2014-01-12 18:47:47) - 「キラー・ザ・ビートスター」ではコスモスに化けてゼロ達を助けに来る案もあったらしいけどまんまコスモスの姿で出る予定だったのか、カオスウルトラマンの姿になる予定だったのか気になる。 -- 名無しさん (2014-01-21 20:46:56) - カオスヘッダーを作った文明はカオスヘッダーに滅ぼされたのかな -- 名無しさん (2014-01-28 12:41:11) - 骨だけになっても子供に会いたがっていたムードンに魂を与えたのは偶然なのか、それとも… -- 名無しさん (2014-02-26 08:00:16) - サーガで殺すつもりだったのかよ…。スタッフの正気を疑うわ。 -- 名無しさん (2014-03-21 00:15:05) - コスモスはルナファイナルでカオスヘッダーと分かりあっていたんじゃないかなぁ -- 名無しさん (2014-04-12 22:42:43) - ↑3 普通に解放されてハッピーエンドだろ -- 名無しさん (2014-05-18 00:46:39) - 元々はドイガキが勝手に付けた「仮名」だったはずなのだが、いつの間にか当人もその呼び名を受け入れていた模様。 -- 名無しさん (2014-07-07 18:17:37) - 26話でムサシにカオスヘッダーと呼ばれて「カオスヘッダー…それは我々の事か?」と返してたな。本人は自分が何と呼ばれるかなんて特に気にしていなかったんだろうな -- 名無しさん (2014-07-07 18:44:02) - 第一話で、空から町に降りてきて大爆発を起こしたはずなのに、なぜかその事はそれっきり話題にならなくなる。そしてそのシーンで、他の隊員達は呆気に取られてるのに、アヤノだけはニヤニヤしてるんだよね。 -- 名無しさん (2014-07-07 19:27:22) - こいつはコスモスしか対処できなかっただろうな…. -- 名無しさん (2014-08-03 21:19:48) - ↑ムサシと言った方が正確ではあると思う -- 名無しさん (2014-08-03 21:23:36) - やり方はあれでも自分なりの正義を持ってたカオスヘッダーは分かり合えることはできたけど、精魂腐ってるワロガやノワール星人と分かり合うことのほうが難しいんだろうな -- 名無しさん (2014-10-02 07:35:37) - 怪獣保護にあんなに訴えかけるムサシが簡単にノワール星人やらギギを殺すことに違和感 -- 名無しさん (2014-10-04 18:50:55) - ↑ノワール星人は怪獣を乱獲して絶滅までさせるやつだし、ギギはせっかく移住先が決まったのにやっぱり地球がいいなんて再侵略はじめた身勝手なやつだから怪獣とはなんか違う -- 名無しさん (2014-10-05 03:00:38) - ジャスティスよりもコイツと合体してほしかった -- 名無しさん (2014-12-01 19:34:43) - サーガの裏話を知らなかったとしてもカオスヘッダーには穏やかに過ごして欲しいと思うよ -- 名無しさん (2015-02-08 19:40:19) - ↑サーガとかでムサシがジュランを出る際はカオスヘッダーに留守を頼んだりとかしてほしいな。なんか信頼してる感じで。 -- 名無しさん (2015-02-08 19:58:37) - ↑「まだかなー」って待ってるカオスヘッダーを想像して凄く和んだ、というか癒された -- 名無しさん (2015-02-08 20:42:20) - ↑そして帰ってきたらゼロやダイナの話を聞かせてもらうのか、特に自分と似た者同士であるスフィアの話には食いつきそうだな。 -- 名無しさん (2015-02-08 21:10:28) - なんか家族みたいでいいなそれ -- 名無しさん (2015-02-08 22:12:38) - ↑サーガで出たムサシの子供のソラとはムサシとコスモスみたいな感じになりそうだな(さすがに一体化はしないだろうけど)。 -- 名無しさん (2015-02-08 23:01:32) - メビュートのデザインは本当に格好いいなあ -- 名無しさん (2015-02-08 23:03:53) - いずれコスモスとの共闘が見たい。  -- 名無しさん (2015-08-17 12:52:08) - サーガのカオスヘッダー死亡とか思いつく地点でアウトな感じだな、本当にそのまま採用してたら今のウルトラマン無かったのではないかと言っても過言じゃないぞ… -- 名無しさん (2016-02-04 02:14:16) - まるまるカットしたせいでコスモスの存在意義が無くなったんだよなあ。 -- 名無しさん (2016-06-01 04:17:01) - ↑その辺りの帳尻合わせをもうちょっと上手くできないなかな、と思わずにはいられない。だが別に存在意義がなかったとは思わん --    (2016-06-17 22:54:03) - サーガの脚本があの人だからカオスヘッダー死なせる事で悲劇と言う刺激を与え物語に緊張感を持たせようと考えたのかもね、見方によっては身勝手且つコスモスファンの配慮を考えず蔑ろにしてるとも取れるから没になってよかったと思う。 -- 名無しさん (2017-03-12 14:18:21) - ↑3子供たちの世話役として必要だったように思うが。タイガじゃ難しかっただろうし -- 名無しさん (2018-10-23 20:43:56) - いつかムサシの息子のソラと合体して戦う日が来て欲しい思いと、いつまでも平和に暮らして欲しい思いの両方がある -- 名無しさん (2020-08-17 17:30:18) - 最近サーガを見たんだがミーニン手にのせて微笑んでる姿に泣いたわ。死ぬ設定没になってよかった……。って言うかカオスヘッダー殺してどうやって話のオチを付けるつもりだったんだ。コスモスペースの住人にとってはバッドエンドじゃねーか -- 名無しさん (2021-12-30 17:31:38) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: