常識

「常識」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

常識」(2022/11/06 (日) 15:24:58) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2010/02/21(日) 19:13:36 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- じょうしき。 common senseの訳語。 健全な社会人なら持っているはずの(ことが要求される)、ごく普通の知識・判断力。 新明解第六版より。 つまり常識とは「誰でも知っていること」ではなくて「誰もが知らなくてはならないこと」である。 対義語は[[非常識]]。 しかし先人は上手いことを言ったもので、常識ほどわかりづらいものはない。 よく上司やその他人物から怒られたりすると「常識で考えろ」等という言葉を耳にするが、 本当にそれが常識であるのかどうかを確かめる術も定規も存在しない為、常識で考えた結果がそれであった、なんてことも珍しくない((例えば「Aさんが暗殺者に殺されるのを阻止せよ」と命じられたとする。このとき、「人命は尊重されるべきである」という常識に基づけば「Aさんの身辺警護をする」という選択肢が現れ、「一度失われた命は二度と戻らない」という常識に基づくと「あらかじめAさんを殺しておく」という選択肢が出てくる。どちらの常識に基づいた行動をとるべきかは、先の命令がどういう意図なのかという情報が必要となるが、そこが伏せられると命じた者の意図と異なる行動をとってしまいかねない。))。 また何を基準に常識を考えるかにもよって常識は変化する。 例えば日常生活において比熱や加速度の計算等は必要ないが、その分類を研究する人物にとってその計算式は常識でなければならない。 「常識的な知識」だけでなく、「常識的な時間・空間感覚」も職業等によって大きく変わってくる。 例えば、地質学者が言う「つい最近」はIT技術者が言う「大昔」よりもはるか昔の話であり、建築家の言う「極小」は半導体設計者の言う「巨大」よりもはるかに巨大である。 このように常識ほどわかりやすい例えとして使われ、その実わかりづらいものはない。 常識でどうのこうのと言われたらそれは単純に、常識を指しているのではなく、 「そんなことも知らないのか」と自分の知識において馬鹿にしているだけ、というのが関の山だろう。 なお、天才と謳われたアインシュタインでさえ、 『常識とは人が18歳になるまでに集めた偏見のコレクションである』 と常識の難しさについてこんな言葉を残すほどである。 ※但し、アインシュタインが[[アスペルガー症候群]]という常識を理解しづらい体質であったことも考慮する必要がある。 しかし最低限人間として、社会人として必要な知識は常識だと断言してもいいだろう。 自分よりも上の人間に対しては敬語を使う、何事に対しても節度を守る、自分の気分如何に関わらず他人との接し方を考える、等は常識であるはず。 いや、常識でなければならない。 そう考えると近頃若年層の一部は常識が欠如しているとも言える。 成人式で暴れる成人等、まさにそのいい例だろう。 この常識を養う為に必要なのは親の教育や義務教育機関での教育であり、親もそういった機関に預けているから、と教育することを放置してはいけない。 しかし最近ではその常識を養う機会を親が、ましてや養わなければならないはずの教育機関が奪ったりもしている。国の常識も欠如しているのだろうか? でもそうやって怒られたときにこのことを思い出して反論してはいけません。屁理屈をこねるなと余計怒られます。 ましてや怒られて、「チッうっせーな」と言った日には… また、似た言葉に良識というものがある。こちらは、健全な判断力のことをいう。 例えば良識と正義心があれば圧倒的不利な状態からハッタリと勢いだけで無実の人間の無罪を勝ち取るのは当然である。 常識的に考えてそんなことが起こり得るはずもないが。 また武装した敵に追いかけられているとき、通路の脇で段ボール箱をかぶるのは「[[華麗なる潜入工作員>ソリッド・スネーク]]」だけの常識であり、一般的には常識ではない。 最近では[[蛇神と蛙神に仕える巫女>東風谷 早苗]]が捨て去ったものである。 常識的に追記・修正をお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 垣根「常識?はっ、そんなもん俺には通じねえ!」 -- 名無しさん (2014-03-04 21:53:24) - 狂人と呼ばれる人は狂っているのではなく彼らの中の常識に従って行動しているだけだ、って感じの考え方を何かの小説で見た気がする。 -- 名無しさん (2014-03-04 21:59:17) - まぁ自分が狂ってるって自覚してたらその時点で狂人じゃないからなぁ(矛盾) -- 名無しさん (2014-03-04 22:02:43) - ヒトとは社会性生物である。 -- 名無しさん (2014-03-08 23:20:05) - 誰も考えつかないことを非常識というのならば、それ以外は全て常識の範疇に当てはまってしまう。 -- 名無しさん (2014-03-09 01:02:22) - 常識とは人が18歳になるまでに集めた偏見のコレクションなんです!信じてください! -- 名無しさん (2014-03-09 01:05:49) - 国や地域・気象条件でも変わってくるシロモノ -- 名無しさん (2014-03-09 01:13:06) - 物語の中に架空の民族を出す場合、「彼らはまた別の常識で動いている」ということがわかる描写を入れると実感が増す。 -- 名無しさん (2014-10-11 21:07:13) - その人の価値観もあるから何が基準で常識なのか線引きしないと納得できない。 -- 名無しさん (2014-10-11 21:09:21) - 人生で成功したい人は常識に捉われてはいけない。時には非常識な行動をするのも大切だ。 -- 名無しさん (2015-02-17 19:20:19) - 常識破りで常識人。某元テニスプレーヤーみたいですね。 -- 名無しさん (2015-09-03 17:07:35) - 自分が常識と思っている事は他人は非常識と思っている。逆もまた然り。 -- 名無しさん (2016-04-11 21:12:24) - 某社長「ワハハハ!オレは常識を超越する!!」 -- 名無しさん (2016-04-11 21:17:08) - 実際常識の中には欺瞞的な物も多々ある。常識よりも良識を持ちたいものだ。 -- 名無しさん (2016-04-11 21:24:33) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/02/21(日) 19:13:36 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- じょうしき。 common senseの訳語。 健全な社会人なら持っているはずの(ことが要求される)、ごく普通の知識・判断力。 新明解第六版より。 つまり常識とは「誰でも知っていること」ではなくて「誰もが知らなくてはならないこと」である。 対義語は非常識。 しかし先人は上手いことを言ったもので、常識ほどわかりづらいものはない。 よく上司やその他人物から怒られたりすると「常識で考えろ」等という言葉を耳にするが、 本当にそれが常識であるのかどうかを確かめる術も定規も存在しない為、常識で考えた結果がそれであった、なんてことも珍しくない((例えば「Aさんが暗殺者に殺されるのを阻止せよ」と命じられたとする。このとき、「人命は尊重されるべきである」という常識に基づけば「Aさんの身辺警護をする」という選択肢が現れ、「一度失われた命は二度と戻らない」という常識に基づくと「あらかじめAさんを殺しておく」という選択肢が出てくる。どちらの常識に基づいた行動をとるべきかは、先の命令がどういう意図なのかという情報が必要となるが、そこが伏せられると命じた者の意図と異なる行動をとってしまいかねない。))。 また何を基準に常識を考えるかにもよって常識は変化する。 例えば日常生活において比熱や加速度の計算等は必要ないが、その分類を研究する人物にとってその計算式は常識でなければならない。 「常識的な知識」だけでなく、「常識的な時間・空間感覚」も職業等によって大きく変わってくる。 例えば、地質学者が言う「つい最近」はIT技術者が言う「大昔」よりもはるか昔の話であり、建築家の言う「極小」は半導体設計者の言う「巨大」よりもはるかに巨大である。 このように常識ほどわかりやすい例えとして使われ、その実わかりづらいものはない。 常識でどうのこうのと言われたらそれは単純に、常識を指しているのではなく、 「そんなことも知らないのか」と自分の知識において馬鹿にしているだけ、というのが関の山だろう。 なお、天才と謳われたアインシュタインでさえ、 『常識とは人が18歳になるまでに集めた偏見のコレクションである』 と常識の難しさについてこんな言葉を残すほどである。 ※但し、アインシュタインが[[アスペルガー症候群]]という常識を理解しづらい体質であったことも考慮する必要がある。 しかし最低限人間として、社会人として必要な知識は常識だと断言してもいいだろう。 自分よりも上の人間に対しては敬語を使う、何事に対しても節度を守る、自分の気分如何に関わらず他人との接し方を考える、等は常識であるはず。 いや、常識でなければならない。 そう考えると近頃若年層の一部は常識が欠如しているとも言える。 成人式で暴れる成人等、まさにそのいい例だろう。 この常識を養う為に必要なのは親の教育や義務教育機関での教育であり、親もそういった機関に預けているから、と教育することを放置してはいけない。 しかし最近ではその常識を養う機会を親が、ましてや養わなければならないはずの教育機関が奪ったりもしている。国の常識も欠如しているのだろうか? でもそうやって怒られたときにこのことを思い出して反論してはいけません。屁理屈をこねるなと余計怒られます。 ましてや怒られて、「チッうっせーな」と言った日には… また、似た言葉に良識というものがある。こちらは、健全な判断力のことをいう。 例えば良識と正義心があれば圧倒的不利な状態からハッタリと勢いだけで無実の人間の無罪を勝ち取るのは当然である。 常識的に考えてそんなことが起こり得るはずもないが。 また武装した敵に追いかけられているとき、通路の脇で段ボール箱をかぶるのは「[[華麗なる潜入工作員>ソリッド・スネーク]]」だけの常識であり、一般的には常識ではない。 最近では[[蛇神と蛙神に仕える巫女>東風谷 早苗]]が捨て去ったものである。 常識的に追記・修正をお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 垣根「常識?はっ、そんなもん俺には通じねえ!」 -- 名無しさん (2014-03-04 21:53:24) - 狂人と呼ばれる人は狂っているのではなく彼らの中の常識に従って行動しているだけだ、って感じの考え方を何かの小説で見た気がする。 -- 名無しさん (2014-03-04 21:59:17) - まぁ自分が狂ってるって自覚してたらその時点で狂人じゃないからなぁ(矛盾) -- 名無しさん (2014-03-04 22:02:43) - ヒトとは社会性生物である。 -- 名無しさん (2014-03-08 23:20:05) - 誰も考えつかないことを非常識というのならば、それ以外は全て常識の範疇に当てはまってしまう。 -- 名無しさん (2014-03-09 01:02:22) - 常識とは人が18歳になるまでに集めた偏見のコレクションなんです!信じてください! -- 名無しさん (2014-03-09 01:05:49) - 国や地域・気象条件でも変わってくるシロモノ -- 名無しさん (2014-03-09 01:13:06) - 物語の中に架空の民族を出す場合、「彼らはまた別の常識で動いている」ということがわかる描写を入れると実感が増す。 -- 名無しさん (2014-10-11 21:07:13) - その人の価値観もあるから何が基準で常識なのか線引きしないと納得できない。 -- 名無しさん (2014-10-11 21:09:21) - 人生で成功したい人は常識に捉われてはいけない。時には非常識な行動をするのも大切だ。 -- 名無しさん (2015-02-17 19:20:19) - 常識破りで常識人。某元テニスプレーヤーみたいですね。 -- 名無しさん (2015-09-03 17:07:35) - 自分が常識と思っている事は他人は非常識と思っている。逆もまた然り。 -- 名無しさん (2016-04-11 21:12:24) - 某社長「ワハハハ!オレは常識を超越する!!」 -- 名無しさん (2016-04-11 21:17:08) - 実際常識の中には欺瞞的な物も多々ある。常識よりも良識を持ちたいものだ。 -- 名無しさん (2016-04-11 21:24:33) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: