ボール(機動戦士ガンダム)

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&font(#6495ED){登録日}:2009/08/12 Wed 18:56:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&font(b,#8080ff){「新型は一機だけのようだ。あとはリック・ドムかザクしかいない! やるぞ!!」}}} 型式番号 RB-79 全高 12.8m 全備重量 25.0t 出力 400kW 推力 24,000kg 武装 180mm低反動キャノン砲/二連装15キャリバーキャノン砲 球体、そして二本の腕とキャノン砲。 それは簡素な作りでありながら[[ロマン]]を感じさせる…… [[機動戦士ガンダム]]に登場する[[地球連邦軍>地球連邦(宇宙世紀)]]の機体……戦闘用ポッドである。簡易式MSとか廉価版MSとか言われたりもする。 なおティアンム提督のクルーの発言によると、[[一年戦争]]当時の連邦軍はこれを「MS」に分類している。 #contents() *【基本設計】 見た目は丸い球体に二本のアーム、そして上に[[ザニー>ジム(MS)の派生機一覧]]にも採用されていた低反動キャノン砲を乗っけただけのシンプルな作り。 「SP-W03 スペースポッド」という作業用ポッドを設計のベースとして、装甲で包みキャノン砲を搭載したもの。 初期は作業用ポッドそのものを流用した設定だったために混乱も多い。 現在は下記『宇宙の旅』のスペースポッドと大体同サイズのSP-W03よりもかなり大型化しており新造品という設定が主流。 基本的には&font(b,#8080ff){「人が乗ってる大砲」}。いわば現代でいう宇宙用の自走砲([[自力で走行できる大砲>突撃砲]])である。 [[ジオン>ジオン公国軍]]で言うところの[[マゼラアタック]]に近い立ち位置といえる。%%MSの支援用という立ち位置といい、ポンコツぶりといい%% [[非常に安く生産できる>量産機]]ことから、連邦の物量作戦においては製造に手間とコストのかかる[[ジム>ジム(MS)]]を支援するべく、遠距離支援としてその一角を担っている。 生産コストはジムの1/4以下だとか。 余談ながら、[[ガンダム>RX-78-2ガンダム]]はジムの20倍の高コストとのことなので、単純計算でガンダム一機はボール80~100機分ということになる。 %%しかし、これがジムの1/4程度もの生産コストがかかるとか正気だろうか…%% **◇長所 ***・操縦性 民間の作業用重機がベースなためか、&font(b,#8080ff){操縦が容易}。 MSと違いバッテリー駆動なので帰還後の排熱処理もいらず、甲板に繋留しても支障がないのも魅力だった。 ***・攻撃面 主砲の低反動キャノン砲は180mmと大口径であり、直撃すればMSを一撃で仕留める威力がある。(初期設定では[[ガンタンク]]と同系列の120mm。90mm説もあり) 作業用がベースながらセンサー有効半径は4000mと&bold(){ザクII以上}の性能を持ち、遠くから敵を認識できる。 そして発射された砲弾を、撃たれてから避けられる人間はそういない。%%まあガンダムの世界じゃ割りといるけど%% 一体一体は雑魚だが集団でくると敵にとっても恐怖である。遠距離からの弾幕を越えていけるのは一部のエースパイロットぐらいだろう。 ***・防御面 装甲材質について一部初期書籍で「ルナチタニウム製」という設定がある。 劇中ではどう見ても脆過ぎるし、実際には出典のポケット本だけの設定だろう((ポケット本(1982年)には、ジムも含めた地球連邦軍の新兵器すべてが「ルナチタニウム製」だった。しかしジムが「生産コストの観点からチタン系合金で作られた」という設定に変わったこと、後のボール派生機がすべてチタン合金製となっていることから、通常のボールも設定が変わったとみるのが妥当か。))。 そもそもルナチタニウム合金自体がガンダムのコスト高騰の原因の一つで、かつジムもそこの部分を変更してコストを抑えた設定。 よってジムより廉価量産品設定のボールへの採用はそもそも有り得ない。 ただ、仮にジムと同じチタン系合金製だとしても実はボールの本体はジムの胴体よりも大きい。 (ボールはジムと比較すると、人間で言えばちょうどバランスボールぐらいのサイズになる) なのでジムよりも装甲が厚いというわけもなく……他にも積まないといけないものが多々あることもあり、ジムよりも装甲が厚いなんて設定はどこにもない。 むしろ電装や燃料なども積むので装甲が薄い上に剥がれやすいという設定ならある。 更に後期バリエーションにはよりにもよって正面装甲を特に強化したものがあることからも(正面装甲は最も厚くしてしかるべきなのにそこを重点的に強化したのだからお察しということである)、いずれにせよ装甲自慢ではないことは確実。 一応球状であるため避弾経始により実体弾なら運動エネルギーを分散させられること((ついでに言うと当時のジオンMSの武装はほとんどが実弾兵器。))、被弾面積が小さいことも長所である。後述の短所に目を瞑ればだが…。 ***・運動性 &bold(){最高速度マッハ4}。大気圏内時速相当として換算すると4240km/h。なお地球を周回しているスペースデブリは最高で時速28000km/hに及ぶ。 備考として月面に向かったアポロが[[地球]]の軌道を離れた時の速度で時速40320km/h以上とされている。 が宇宙用のこの機体で、加速すればするほどあっという間に速くなる宇宙でマッハ4と言われてもよく分からないのが実情。 そのため速度は無視しても、[[セイバーフィッシュ>セイバーフィッシュ(ガンダムシリーズ)]]やトリアーエズなどの[[航宙戦闘機>地球連邦軍(宇宙世紀)の航空・航宙戦力]]ではできない後退、及び前身せずに左右上下に移動が可能。微調整もできる。 この機動の利便性が功を奏し、ジム完成までの連邦軍の戦術の幅を大きく広げることに貢献した。 またボールは全方位に高出力バーニアが搭載されている。固形燃料を爆薬並みの推力で噴射することで、宇宙空間では意外な機敏性を確保することも出来た。 メインスラスターを全力噴射しつつバーニアを兼用すれば、見た目よりも小回りがきくとのこと。 ただしこの高出力バーニア、燃費が悪いのが欠点であった。あくまでも短距離での瞬発的移動に用途が限られる。 事実、高機動力で活躍したという場面や功績はほぼなく、なんなら簡単に捕捉される場面ばかりなので万全なMSとは比べものにならないと思われる。 直進スピードに関しては、ジムとともに最前線に突っ込む場面が多くあり、とりあえずMS並みの速度は出せる模様。 **◇短所 ***・防御面 劇中を見ればわかる通り、&bold(){防御力は低い}。 まず、&bold(){ジムが構えた盾ごとザクに破壊される場面}があり、チタン系合金製ではいくらぶ厚くとも、堅牢さは見込めなかった。 そのため盾を構えたジムに比べれば装甲厚もまず劣り、&bold(){被弾=ほぼコックピット直撃}のボールでは[[棺桶扱い>動く棺桶(兵器)]]されることも当然である。 しかもボールは運動性が低いために回避運動がとり難く、MSよりは小さいからといって回避面もそれほどアテにはならない。 &font(b,#8080ff){回避ができず材質も脆い}ときて、直撃を浴びて砕けるボールは非常に多かった。 あまつさえ、近接白兵・格闘戦に持ち込まれると対処のしようもない。場合によっては敵に蹴られることさえあった。 仮にそれで大破しなかったとしてダメージ状態にもよるが、吹っ飛ばされた際にパイロットが内部で圧死することも考慮される((FGのセイラやアムロなど、コックピットの圧力に苦しむ例はある。彼らは死んでいないが、作品によっては莫大な推進による圧力でパイロット死亡しているケースや言及もよくされている。))。 劇中を見る限り、蹴られた時点でアームやキャノンは千切れ飛び、エネルギーが漏出して爆発を起こしているので、結局&bold(){当たったら死ぬ}と思っていい。 また防御面のもう一点として、&bold(){コックピット正面がガラス窓}((ガラスかガラスの様な可視光透過素材かは不明だが、いずれにせよ金属のような重装甲にはなり得ず衝撃で砕け散っている。))ではないか?という点。 もし本当ならエラいことである。 一応正面の緑の部分はジムと同じくメインカメラで、その下は装甲化されている可能性もある。 この疑惑は劇中描写から、少なくとも『[[08小隊>機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』本編で描かれた先行量産型の正面はガラス窓ではない。 単なる窓ではありえないちらつきが一瞬映っており、確実にモニターである事が確認できる。ただ、『ガンダムイボルブ』に登場した通常のボールではキャノピーにグリッドなどを表示する描写があり、HUDのような構造になっているのかもしれず、ちらつきが発生したとの理由で『08小隊』に登場した先行量産型の正面はガラス窓ではないと言っていいのかは疑問がある。 ただし先行量産型は明らかに原作のボールからかなり逸脱した性能で描写されているのであまり参考にならない。 そして2021年にクリア素材で作られた&bold(){外装と内部フレームを忠実に再現した}という触れ込みの「MG 1/100 ガンダムベース限定 ボール」が発売。 &bold(){…なんとコックピット正面はやっぱり窓(目視用)だった事が判明した((しかもコクピット内部はほとんど余裕がなく、左右や後ろを確認するモニターらしき物も、それを設置するスペースさえもない。))。}ただ、2004年に発売されたMGの時点でキャノピーはクリア素材であったようではある。 更に乗り込む為の上方開閉式正面ハッチでもあるので、これでは重装化できないどころか&bold(){少しでも歪めば脱出すら不可能である。} 一応「装甲」という面で言えば、&bold(){ボールに限らず当時のMS・兵器のほとんどは脆かった}。 例を挙げると ・ガンダム頭部の60mmバルカンでハチの巣になるザク ・[[フライマンタ>フライマンタ(機動戦士ガンダム)]]の30mm砲で爆散するドム ・60mmバルカンの集中射撃で砕けるリック・ドム((テレビ版ではバルカンはあくまでドムのカメラアイだけを破壊していた……のだが、劇場版では「Gファイターのビーム砲撃による撃破」シーンを流用したため、この描写が産まれた。なおテレビ版では黒い三連星のドムにバルカンが効かない描写もある。)) …など、いわゆる「まともな」MSでも、敵攻撃の直撃に耐えられた機種はほとんどない。 タフネスを発揮するのはガンダムやジオングなどの高価なワンオフ・高級試作機ぐらいである。 とはいえ&bold(){ここらはあくまでも作劇上の都合であって(例えば原作のTV版では勝利の最大の立役者のはずなのにジムの活躍場面がほぼ無い)}、各種作品の描写や設定からもジムも盾を構えればザクマシンガン程度なら本来なら普通に防げる。当然ボールにはそのような設定・描写はない。 ***・運動性 燃料電池には限界があるため、駆動部を激しく動かせず、AMBACもできないため運動性は非常に悪い。 「マッハ4」とやらは眉唾として、熱核融合炉を持たないことから((熱核融合炉を持たないため、MSの使用する熱核ロケットの様に推進剤に高熱を添付し高温高圧にできないことから、推進剤の噴射速度が上がらず、推力が低下する、ということ。))推力が低く、燃費も悪い。 非常にシンプルなつくりの割に直進性能も速度が乗ればジムと編隊を組みつつ最前線まで突撃できる程度であり、戦闘機動など望むべくもない。 つまり、&bold(){運動性・機動性・回避性全般が悪い}ということである。 上述した通り、操縦性がいいことと全方位のバーニアを併用することで見た目よりは小回りがきくらしいのだが、それはあくまで目標があまり動かない工事作業的な話でしかない。 相手も目まぐるしく動く接近戦などついていけるはずもなく、バーニア自体の燃費も非常に悪かったそうな。 //手練れのサンダースが先行量産型ジムに乗っていても大苦戦するほどの相手だったので ←サンダースたちはジム三機でアイナのザクとその護衛部隊ザク三機に襲われたので、アイナのザクが一人でサンダースをあそこまで追い詰めたわけではないです。 ***・生存性 上記の運動性の劣悪さや防御力の低さが合わさった結果、&bold(){総合的な防御性能やパイロット生還率は極めて低かった}。 さらにジムに比べると冗談のようなデザインから、&font(b,#8080ff){「丸い棺桶」「動く棺桶」}などといわれたのもむべなるかなではある。 **◇運用面 とまあいろいろ言われはしたが、ウッディ大尉の言う通り、[[戦争]]とはただ一機で戦うわけではない。 ボールは構造が簡素で複雑な機構を持たない事から生産コストや運用設備が小さく済み、パイロットの訓練も短期間で済む((例えばコロニー出身で作業ポッド搭乗経験が有るなら軍用機としての相違点と武器の操作を覚えるだけでほぼ完全に扱える))ことから短期間で凄まじい物量を送り出せる。 想像して欲しい。自在に動ける砲台…つまり&bold(){宇宙における自走砲が短期間で大量に配備されている}という恐ろしさを。 「&font(b,#8080ff){数の暴力}」を活かし、敵の射程圏外から狙いをつけ、強力なキャノン砲を数を活かして乱射し、接近される前に粉砕する……。 もちろん陸と宇宙とでは話が違うが、それにしてもアウトレンジからの砲撃能力を持つ小型機が大挙するという時点で侮れるものではない。 肉薄されるとほぼ無力だが、そこから先は相方である&bold(){[[ジム>ジム(MS)]]の出番}。 集団で戦う事、そして砲台とその護衛という明確に分けられた役割で安定した火力を生む事ができるのだ。 この戦術をジオン視点で見ると、特にジャイアント・バズによる一撃離脱戦法を是としていた大型機のリック・ドムはこの機体との相性が最悪で、 ソロモン等では間合いに入る前に性能もコストも自機の数分の一でしかない支援用ポッド相手に射程外から一方的に多数が撃墜されるという憂き目に遭っていた。 (設定がそれほど固まっていなかった原作では)さらに冒頭のように「[[リック・ドム]]と[[ザクⅡ]]ぐらいならやれる!」と判断して果敢に攻め込んだ兵士も多い。 また多くの機体が最前線まで突撃したこと、獰猛な「シャークマウス塗装」が人気であったことなど、搭乗する兵士の戦意・熱意も高いものがあった((人口の半分を殺し、コロニーの大半を破壊し、地球にコロニー落としを仕掛け、故郷と家族を奪ったジオンに対する連邦兵の憎悪がそれほどまでに激しかったということでもある))。 …後方支援向きの性能でそれをやるのが正解かは別として。 近年では「性能が低い」という個性を生かして、搭乗者の操縦技能・戦術眼が優れていることを強調する演出としても用いられている。 パイロットの腕によっては強化された[[ザク>ザクⅡ]]を撃破することができたり(ex.[[シロー・アマダ]]&先行量産型ボールの組み合わせ)[[リック・ドム]]を6機も撃墜した例もある(ex.[[ウモン・サモン>機動戦士Bガンダム]])。 さて実際の戦果だが、結果を見るに連邦軍の運用は(ある程度は)正解だったと言っていいだろう。 アウトレンジからの弾幕とジムによる連携は&bold(){当時のジオン兵の質がかなり低迷した}こともあってジオンに予想外の打撃を与えている。 ジオンは[[ゲルググ]]など、単純な性能ではガンタンクはおろか[[ガンダム>RX-78-2ガンダム]]に匹敵するMSを多く所有していた。 しかし肝心の兵士が学徒動員などでかき集められた若年兵なうえ、新型における操縦性の悪さ((ゲルググの項目に詳しい))も加わり、「動かすのがやっと」の兵士も多かった。 対してボールは操縦が容易で照準も付けやすく、さらにジオンのMSよりも数と集団性に優れていたため、それなりの数の敵機を撃破できた。 また、二機が連携するだけでもガンタンク一機分の火力になるため、大型MAや戦艦など、的が大きく動きが鈍い相手には問題なく火力を発揮できた。 先行量産型などに付けられた、遠距離砲の代わりにゼロ距離射撃も可能な短距離連装式機関砲「フィフティーン・キャリバー」を取り付けた護衛型もいた。 ただしこちらは遠距離砲型と比較して目立った戦果は挙げられていない。 ジムの配備以前もセイバーフィッシュなどと連携したり、ボール単機種で編成されたりと幅広い運用方法で活用されている。 防衛にも[[サラミス級巡洋艦>サラミス級巡洋艦(ガンダムシリーズ)]]に搭載されパトロール艦隊を形成したりと、ジムの完成と普及までいろいろな活躍をした意義も大きい。 さらに、元が作業用重機の改修機のため、&font(b,#8080ff){補給など雑務の手伝い}、&font(b,#8080ff){兵站拠点やソーラ・システムなどの設営}などにもそのまま転用できた。 [[一年戦争]]中の連邦は、宇宙拠点が実質ルナツーしかなかった時期である。 悠長に工作作業とかはしていられず、速攻を掛けると決めた以上、迅速な作戦展開と攻撃が求められた。 その意味でボールは、求められる以上の「&bold(){数}」を「&bold(){素早く}」配備でき、あらゆる作業に「&bold(){転用}」が利き、必要十分なだけの「&bold(){戦力}」も備えていた。 任務に十分適当、むしろあつらえたかのような「&bold(){間尺に合った兵器}」だったといえるだろう。 さらに戦場ではなく戦争全体で見た場合、ボール配備により&font(b,#8080ff){軍の再建が急速に行われた}のも大きな成果である。 もちろん連邦は、ボールを生産せずジムだけでそろえる戦略も採り得た。しかしその場合、全戦線に必要十分なジムを配備するには相当な時間を要しただろう。少なくとも三ヶ月か半年は反攻作戦が延びたはずである。 そうなると、もちろんジオンも軍備を再建する時間が生まれる。ゲルググの量産や[[ガルバルディ>ガルバルディ(MS)]]の開発、統合整備計画による各種効率化、そして新兵や学徒兵の訓練、ベテラン兵士の機種転換訓練といった面で。 [[レビル将軍]]は捕虜から脱走して帰還した際、ジオン軍の兵力が枯渇したことを暴いた「&bold(){ジオンに兵なし}」の演説で知られる。実際、ア・バオア・クー防衛線に配備された兵士のほとんどは新兵や学徒兵だったし、シャア配下にも新兵が多かったことが描写されている((明確に新兵と言われたジーンやスレンダー、素人の対空砲火におののくクラウンなど。))。キシリアが言及した「サイド3本国の戦力」も訓練中の新兵であったに違いない。 しかし、&font(#ff0000){新兵でも訓練を積んでいけばいずれは熟達する}。&bold(){ボールの大量配備による連邦宇宙軍再建の時間短縮}は、ジオン公国軍最大の問題にして地球連邦軍がつけいる隙だった「兵士の枯渇」という点を、ピンポイントで突くものだった。 [[ギレン・ザビ]]はこの連邦の反転攻勢を「速攻」と表現した((ドズルとの通信における発言「地球連邦は、ソロモンに速攻をかけてくる確立の方が高い」より。))。その「速攻」を為し遂げ、ジオン軍に再建の余地を与えなかったのはボールの配備によるものである。 実際、戦後のジオン残党軍にはやたら腕利きの兵士も多い。しかし彼らも、皆が皆最初から腕利きだったわけではないだろう。戦後数年の活動を続ける内に嫌でも習熟していったのだ。 もしボールの性能だけを見てジムの完全配備にこだわっていれば、"一年"戦争は一年では済まなくなり、「ジオン残党のベテラン兵士」が「ジオン公国軍のベテラン兵士」となって、地球連邦軍への損害も増したであろう。 ジオン残党軍はしばしば「生えてくる」といわれるほど多い。それらがギレン独裁のジオン公国の元で実力・才能を発揮できなかったのは、ボールの採用によって連邦軍がジオン軍よりも早く再建し、戦争を一年で片付けたからなのである。 …もちろん、これらの運用と戦果は&font(red,b){パイロットの犠牲を考慮していない事は留意すべきである}。 すさまじい物量を投入した上で未帰還となった機体は60%に達したという説もあり((この手の情報は連邦軍の被害を誇張しがちであるが。例えばア・バオア・クー攻略戦での連邦軍の損害は4800機中4000機、とほぼ全滅か相打ちのように言われているが、実際の各作品の描写・設定ではそんな感じは見受けられない。))、&bold(){数多の命を湯水のように散らせて成り立つ兵器なのである}。 「間尺に合った兵器」とはあくまで書類上や軍官僚的な考え方なので現場からすればたまったものではない。 実際、様々な作品において現場の連邦兵からの評価は描写されている範囲では設定通りほぼ全員から(生存性の低さから)底辺の評価を受けている。 勿論これはジオン側も変わらず、同じような兵器であるオッゴが「ボールよりかは強い」と言う台詞に対して「比較をするならジムとしろ」と返すシーンもある。 連邦上層部としても「主力兵器として扱うのは一年戦争限定」と見ていたようで、デラーズ紛争ではアームを増設し、作業用として重んじている一方、[[ジムⅡ]]を改修・増産あわせて10000機も配備してボールの配備を長らくしなくなっていた。 ……それから50年も経った[[0133年>機動戦士クロスボーン・ガンダム]]に[[これ>量産型ガンダムF91/ハリソン専用ガンダムF91]]を量産したコストの埋め合わせで3連キャノン砲付きのボールが登場するのはまた別の話。 **◇余談 アニメによくある都合で他のほぼ全ての作品・機体に言えることだが、宇宙で主砲を撃ってもほとんど反動が無かったり、あっても真後ろに少し飛ぶ程度である。 他の機体以上に撃っただけで凄くグルングルン回りそうだが、そうはならない驚異の技術力が施されている。 ここらはまともに描写すると宇宙で白兵戦なんて完全に成り立たなくなるので仕方ないところだろう。 [[ゲーム]]中の活躍として、シミュレーションでは安価で大量生産出来るので物量作戦で力押し出来たり、アクションでは最新機VSボールといった感じで戦うことも………。 デザインは大河原邦夫氏だが、モデルとなった富野監督のラフスケッチの時点でほとんどデザインは完成していた模様。 まあこれはファーストに登場するメカニック全般に言える事ではあるが。 また、不朽の名作SF映画『2001年宇宙の旅』に登場するスペースポッドはボールと非常によく似ており、ボールの元ネタではないかと噂されているとか。((特にマニュピレーターの形状が似ており、その中でも腕が二股に分かれた先行量産型はモロにスペースポッド似。)) **◇バリエーション &bold(){[[RB-79ボールのバリエーション]]を参照。} シンプルな設計ゆえにバリエーションの豊富さは作中随一と言っていいだろう。 **◇ゲームでのボール ・[[戦士達の軌跡>機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡]] 本作では&bold(){MA}に区分されている。 両軍を問わず宇宙戦で大量に登場。設定通りザコ敵以外の何者でもなく、[[シャア>シャア・アズナブル]]編の追加ミッション「ハードコア」ではシャア専用ザクIIで文字通り&bold(){蹴り倒す}というネタのようなものがあるが、その分ザクマシンガンの使用に制限があり、撃墜数以上を発射すると作戦失敗になるルールが設けられている。 性質上、キャンペーン限定で制作された特別版『角川書店連合企画 特別編』では機体を変更しただけで作戦失敗になってしまう。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){メインウェポン2は制限されないため、スキルで弾数を増やしたバズーカを持っていけば容易にクリアできるのは内緒。}} ユニットとしては宇宙戦のチュートリアルをSランクでクリアすることで使用可能。全ユニット中最高を誇る入手経験値補正&bold(){&font(#ff0000){500%}}が最大の特徴で、通常の5倍手に入ることから簡単に経験値を稼げる。 しかしながら性能面は本作ワースト級もいいところ。原作通り耐久力も機動力も貧弱で、低レベルのクリスだと誇張なしで信じられないほど遅く、当然ながら直撃すればLv.30であっても即死は免れない。 とはいえ、パイロットの技量次第ではドムやゲルググとも渡り合うことも可能で、中には&bold(){[[G-3>G-3ガンダム]]}すら倒した猛者もいる模様。 ・[[ギレンの野望シリーズ>ギレンの野望(シリーズ)]] 初期の作品では、[[セイバーフィッシュ>セイバーフィッシュ(ガンダムシリーズ)]]やトリアーエズなどの航宙機より高価だったため、 原作のようなコスト面での利点が無く、微妙極まりない機体だった(ボール2部隊分のお値段でジムが1部隊作れてしまう)。 しかしタイトルが進むに従って、性能は据え置きで生産コストが下落していき、昨今では正しく数合わせユニットとして評価を上げてきている。 主な使用法はひたすら大量に生産し、射程2の砲撃を活かしてひたすら数で押す、という原作さながらの物量戦術である。 連邦軍に多い優秀な艦長達の指揮エリア内で運用できればなおよい。 当然MSに射程1まで近づかれるとボロクズのようにされるのも原作どおり。足が遅いので逃げることもままならない。 [[61式戦車>61式戦車(ガンダムシリーズ)]]なみの使い捨て前提ユニットなので、パイロットは絶対に乗せないように。 ・[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 『[[第4次>第4次スーパーロボット大戦]]』にて初登場。NPCのみ。 第4次のリメイク作とでもいうべき『[[F完結編>スーパーロボット大戦F完結編]]』では自軍での運用が可能になったが、使用する意味は趣味を通り越して苦行の領域。 『[[GC>スーパーロボット大戦GC]]』(とリメイク作の『XO』)ではサイズSなので部位破壊要員として意外と使える。 08小隊1話のシローVSアイナも再現されているが、K型ではなく普通のボールで代用されている。 ・ [[Gジェネレーションシリーズ>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] 基本スペックは非常に低いが、主砲である180mmキャノン砲の射程が異常に長く、[[ザク>ザクⅡ]]やリック・ドム、[[ゲルググ]]などの射程圏外から一方的に砲撃できる。 もちろん、前衛の支援攻撃として使っても有効。射程が長いので大抵の味方で火力支援が可能なので便利。 また性能が低い分レベルアップのための必要経験値も少ないため、改造していくととんでもない破壊力をたたき出す機動要塞ともなる。 ただし移動力そのものは低く、宇宙しか使えない(地上MAPでは出撃不可能)のもネック。要約すると[[61式戦車>61式戦車(ガンダムシリーズ)]]の宇宙版といったところ。 初期のシリーズでは最強レベル機体であるハロシリーズの設計元となった。 一方、設計でボールを作ろうとすると[[ウイングゼロカスタム>ウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)]]、[[ゴッドガンダム]]、[[ガンダムDX]]などの最強クラス機体が必要であった。%%どこに技術が使われてるのだろう?%% ・[[戦場の絆>機動戦士ガンダム 戦場の絆]] ○ボール コスト120 宇宙空間専用の遠距離砲撃型機体。 ゲーム中最低コストの遠距離砲撃型である。 浮遊型。 メイン ・120mm低反動キャノン砲 AとBがある。 Aはコストが+30される。 Bはコストが加算されないがロック距離が短くなる(ただしノーロックでの着弾位置は変わらない) サブ ・ワイヤーランチャー ABCとある。 Aは敵の動きを制限させるが、威力は非常に低い。 Bはダメージが上がっているが、誘導性能が非常に低い。アップデートでコストは撤廃された。 Cはコストが10上がりダメージはA以上B以下だが、その誘導性能の高さから、自衛力の向上が計れる。 しかし、射出して戻るまでの間に隙が生じるため、くれぐれも外さないように。アップデートでコストが10減少された。 格闘 ・マジックハンド ・追加弾A・B マジックハンドは純粋な格闘兵器。 追加弾は自衛が難しくなるかわりにMS戦をこなす事ができるようになる。 ダッシュ速度はコスト相応だが、ジャンプ力が高い ---- ○ボールK型 コスト120の格闘機。宇宙空間専用。 陸戦型ジムよりダッシュ力が低いが、ジャンプ力は高い。 メイン ・連装機関砲A ・180mmキャノン砲 ・連装機関砲B Aは威力が低いが、低バランサー機へのよろけが取りやすい。 Bは威力が多少上がっているものの、よろけは取り辛くなっている。 キャノン砲はザクⅠのバズーカ程度の性能。 サブ ・ハンド・グレネイド ・ワイヤーランチャー ハンド・グレネイドは一発ダウンで自衛に向いている。 ワイヤーランチャーは機動低下の効果があるが、誘導せずコスト+20であるためか使用率は低い。 格闘 ・マニピュレーター 陸戦型ジムと同様、格闘の射程が他の機体より5m長い。 ・[[バトルシリーズ>ガンダムバトルシリーズ]] タクティクスからユニバースまでで初代、先行量産型、改の計3機が参戦。 だが、例に漏れず機体性能は…先行量産型以外は『仲間召喚』を持ち、SP攻撃はボールが画面一杯にワラワラ出てきて敵を蜂の巣にしてくれる。 実は[[魔改造]]を施すと格闘の威力が[[ガンダムMk-Ⅴ]]を上回る。 後継作に当たる[[バトルアライアンス>SDガンダムバトルアライアンス]]では非プレイアブルになったものの、一部のステージに残骸が転がっていたり、ジムのSPAで%%地上ステージだろうがお構いなしで%%呼び出される形で出演している。呼ぶ側が呼ばれる側になったようだ。 ・[[ガンダムブレイカー3]] DLCで登場。 このゲームは機体の性能がすべて同じで、元々の装甲や運動性能の低さは一切枷になることはない。 また、(関連パーツがないと簡略化されるが)必殺技を任意に設定できるので、サテライトキャノンを放つボールや月光蝶を放つボールなども可能。 パーツバリエーションとして、&bold(){キャノン砲・ボール(頭部)・ボール(胴体)・ボール(脚部)}が存在している。 ボール系を装着すると、その箇所がそっくりボールになる。ボール三兄弟とかも可能。他にも、サブのパーツとして腕部がある。 ちなみに、キャノン砲は頭部で、装着すると&bold(){頭部が丸々キャノン砲になる。}ガンプラだからこその暴挙である。 難点は、腕部とバックパックが構成パーツとして存在せず、いずれかのボール1つでボールという形になってしまっているので、純粋なボールが構築不可能な点。 どうあがいても&bold(){ボールの中からMSが突き破っている絵面にしかならない}。 **◇SDガンダムでのボール ・SDガンダム外伝 MSが意志を持ち「モビルスーツ族」という一つの種族、もしくはモンスターとして扱われている世界。 そんな世界でのボールは…&bold(){なんとペット}。 [[聖機兵物語編>聖機兵物語編(SDガンダム外伝)]]では何と&bold(){犬の鳴き声で吠える}シーンも確認されている。 デザインもカメラアイに黒目がついて丸っこい足が生えただけ。&bold(){以上。}カードにもなってない。 //なってたらごめんなさい MS族でもモンスターでもない特異な存在だが、それが何かに影響したかはわからない。(「凶暴でないモンスター」の可能性もあるが) ・SD戦国伝 下忍、もしくは足軽として「&b(){暴留}」が登場。 人名というよりは種族名らしく、大量に存在する。 単独のキット化こそしていないが、年代を跨ぎ複数のキットにオマケとして付属しているため立体化自体には恵まれている。 なお、ライバルは&b(){一頭身のザク}という衝撃的すぎるビジュアルの足軽軍団「&b(){雑魚}」。名は体を表しすぎである。 **◇[[ガンプラ]]でのボール 放映当時は1/144と1/250の二機セットで売られた。 またLMで08小隊版が出ていた。 MGは、0083版、08小隊版、Ver.Ka、プロショップ限定版のバリエーションが発売されている。 HGUCは二個セットで販売された。 ちなみに武装は無反動砲と2連キャノン砲のコンパチ仕様。 これでファーストのTV版に登場したMSはHGUCでコンプリートされたことになる。 そろそろ[[アッグシリーズ]](アッグ、[[ジュアッグ>ジュアッグ(MS)]]、アッグガイ、ゾゴック)辺りが来てもおかしくない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){……とか言っていたらUC効果で本当にジュアッグとゾゴックがHGUCで発売}} ちなみに、プレミアムバンダイの通販限定で0083版のHGUCボールが発売されていた。 なんと通常版とは成型色(Igloo)とマニピュレーター周りのパーツが異なる上におまけとして赤/水色のHGUCジム改が付属している。 はっきり言ってボールだけでも一般発売して貰いたい。 さらにまたプレミアムバンダイ限定で「ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge」に登場する『ポリポッドボール』がなぜかMGで発売されることが決定した。 またバンプレストのガンダム一番くじの脱戦士編には、ほぼ1/144スケールのボールの形をしたボールペン+メモホルダー…その名も「ボール・ペン」が存在した。 因みにキャノン砲が黒色のボールペンとなっている。 塗装は二種でTV版塗装とigloo塗装があった。 当然A賞B賞などではないいわゆる『ハズレ賞品』なため、くじを何回もやると嫌でもこのボール・ペンが大量に当たった。 幸い見た目のクオリティはガンプラにひけを取らないため、ジムと一緒にたくさん並べて原作の再現をするという楽しみ方はある。%%そして虚しくなること請け合い%% **◇パロディ Dr.スランプの劇場版作品「ほよよ!宇宙大冒険」でマシリト軍との決戦でガッちゃんがボール型の小型宇宙船で出撃している。 もちろん中身がガッちゃんなので強いなんてもんじゃなく、アラレといっしょにマシリト軍の宇宙戦闘機を相手に無双状態。 この映画ではザクをパロったリブギゴというモビルスーツも登場し、他にも様々なパロディに当時のヤマトやガンダム、スターウォーズなどの影響力の強さをうかがうことができる。 追記・修正はボールで一年戦争を生き抜いてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,12) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - クロスボーンにボール出てきて吹いたwwつうかボール使う程軍縮とか予算を削減してたのか?それだったらジェガンとかヘビーガン使った方が木製帝国とまだマシに戦えた気が… -- 名無しさん (2013-11-02 01:18:19) - 二次創作やらなんやらでMSより活躍することが多い印象。実際装甲強化すればミノ粉なければかなり兵器として有用そうだしなぁ -- 名無しさん (2013-11-02 08:08:55) - 連邦vsジオンの宇宙MAPでコレを使って戦うのは結構楽しかった。「あまりにも低コストなので死んでもホイホイ生き返れる」という、劇中の描写とはまったく正反対の戦い方が出来たなw -- 名無しさん (2013-11-02 09:15:35) - ビルドファイターズの活躍も追記よろ -- 名無しさん (2013-11-02 13:13:49) - 結局ボー(↑)ルなのかボー(↓)ル なのか -- 名無しさん (2013-11-02 15:03:39) - 乗ってみたいとは思うけどこれで戦ってみたいとは思わない。 -- 名無しさん (2013-11-02 15:05:29) - ↑AT系のほとんど『なあに、俺らよりマシな乗り心地さ』 -- 名無しさん (2013-11-02 15:29:02) - よくMSのモチーフが第2次世界大戦の戦闘機だって言われるからコイツのモチーフなんだろうって考えたら該当するのが潜水艦になった。こう考えると強くみえるから不思議だ -- 名無しさん (2013-11-09 05:42:25) - バトルシリーズでは主兵装がキャノンなので、チャージショットを駆使すれば撃たれる前に撃つ戦法で活躍することは十二分に可能。 &br()まあエース級に対しては悲しみを背負うことになるが…… -- 名無しさん (2013-11-13 10:41:33) - それでもドム六機撃墜できる実力はあるし… -- 名無しさん (2013-11-13 11:27:08) - 戦闘を目的としたら残念使用だけど、船外活動用作業ポッドとしたら完成形だと思う。 -- 名無しさん (2013-12-26 06:57:36) - 「サンダーボルト」では結構多めに活躍している気がする。 -- 名無しさん (2013-12-26 09:36:50) - 簡易MSだと思うから弱く感じるのだ。自走砲だと思えば…… -- 名無しさん (2013-12-26 14:37:30) - ↑×7~8つ[パブリク] -- 名無しさん (2013-12-26 14:44:34) - ジム・ジャグラーはこっちに載せるべきだろうか。でも本体がジムだから項目の筋からそれてしまうな… -- 名無しさん (2014-03-17 19:59:18) - スパロボでは4次から登場。この時は味方NPC扱い。なにげにフルチューンしてあるため、攻撃力は意外と高い。まあ、やっぱり弱いけど。 -- 名無しさん (2014-03-17 20:02:50) - 球体という形状は衝撃に強いので、仮にルナチタニウム製のボールを作ったら頑丈さだけならガンダムを超える可能性はある。……だから何だと言ってはいけない -- 名無しさん (2014-04-10 19:22:07) - ┏━        / ̄ヽ       | ^o^|      └⊂└⊂ -- 名無しさん (2014-04-16 18:12:42) - ┏━ / ̄ヽ | ^o^| └⊂└⊂ -- 名無しさん (2014-04-16 18:12:59) - もうソルディオス配備しよう -- 名無しさん (2014-07-15 16:19:05) - サテライトキャノン搭載したボールなら棺桶とか言われないだろうな -- 名無しさん (2014-07-15 16:38:33) - だれかBガンダム追加してくれないかな?ウモンじいさんのヤツ -- 名無しさん (2014-07-16 01:00:48) - こいつがパチンコのフィーバーみたいにジャラジャラ雪崩打って襲い掛かってきたら恐怖だろうね。 -- 名無しさん (2014-07-16 06:04:36) - あのサイズの機体にあのサイズの砲だと、撃った時の反動でゴロゴロ転がりながら吹っ飛んだりしないのかな? -- 名無しさん (2014-07-16 12:22:05) - ↑短いおててでAMBAC機動……できるのかな? -- 名無しさん (2014-08-30 00:26:58) - こいつで要塞内部に突っ込む連中は何を考えているんだ -- 名無しさん (2014-09-30 20:09:36) - 宇宙ではいろいろと作業が必要なこともあるだろう。ジオンは作業にMSを使った結果ブリティッシュ作戦で貴重なMSに大損害を出した。だがMSを戦闘に回しボールで工作をすればそんなことはなくなる。作業の必要がないときでも火力支援できるしな -- 名無しさん (2014-12-20 23:53:13) - ↑4低反動な事と下部のスラスターで反動を抑えてるので回らない -- 名無しさん (2016-03-25 00:14:52) - HGUCは結構出来がいいので宇宙的恐怖なシナリオに出すと相性がいい -- 名無しさん (2016-08-25 09:36:28) - 133式ボール考えた奴、一般兵からリンチ不可避だろ。ジェガンやヘビーガンが主流の時代にキャノン砲増やしただけのボールとか舐めてんのかw -- 名無しさん (2016-08-27 15:28:29) - 戦争がほとんどない時代だから、実戦性能はさして考慮してないんだろう。安くて数が揃えられれば(=人員を増やして雇用を増やせれば)それでいいってことじゃないかな。 -- 名無しさん (2016-08-27 17:44:24) - 宇宙の自走砲として遠距離砲撃に徹すればかなりの脅威だと思う。ザクに蹴られた奴は何故接近した -- 名無しさん (2017-02-22 21:28:21) - バトルユニバースでは大量に分裂してMAを圧殺するのが楽しかったなw -- 名無しさん (2017-02-22 22:37:35) - ↑2 ボールが近づいたんじゃなく、ザクの方が弾幕かいくぐって接近したんじゃないの?んで鈍足なボールじゃ逃げられずああなったと。 -- 名無しさん (2017-03-09 23:07:14) - ガンダムファイターの連中ならそのまま投擲武器にできそうだ -- 名無しさん (2017-03-09 23:33:00) - ガンダム カタナでジオンのMSぶっ飛ばしてる姿は冗談抜きで恐怖を感じた。あの外見で圧倒させると妙に威圧感がある -- 名無しさん (2017-11-17 13:58:54) - 一人用のポッドでかぁ? -- 名無しさん (2018-01-20 17:41:40) - 133式ボールが配備されてたの普通に地球圏で、『クロスボーン』本編で連邦の艦隊が木星に派遣なんてされてないんだけど -- 名無しさん (2018-04-16 15:23:22) - 作業用ポッド使ってるからアレな感じするけど、要するに宇宙用の自走砲だよなこれ -- 名無しさん (2018-06-08 09:11:55) - そう言えばビリドファイターズでレイジも使ってたなあ…そして腕利きのガンプラファイター達を相手に戦い抜いた辺り、レイジの技量の高さがかなり出ていたな。 -- 名無しさん (2018-06-08 10:39:31) - 閃いた!ファンネルじゃなくてこいつをサイコミュで遠隔操作しようぜ!無人で安価!弾幕最強! -- 名無しさん (2018-06-08 16:22:12) - ↑ つ「ジム・ジャグラー」 -- 名無しさん (2018-06-08 20:44:18) - スパロボでは結構強いぞ -- 名無しさん (2019-05-10 12:50:55) - マッハ4ッてまじ?と思ってウィキペディアみたらなんか爆発的な加速を得るためのギミックがあるとか書かれててびつくり -- 名無しさん (2019-06-07 04:34:56) - スチール装甲すら貫通できない近接戦闘型(笑)のバルカンポッドの存在意義…しかもこれ無防備&超至近射撃でなんだぜ… -- 名無しさん (2019-06-10 16:33:21) - スパロボではあまり出番がない。初登場は第4時で、この時は味方NPCで自軍使用不可。F完結編ではなぜか隠しユニットとして登場。性能は悲惨でおまけに宇宙専用なのに宇宙適応B。性能格差が激しく高難易度の作品なのでまず使われず、ケイブンシャの攻略本曰く「使い続けるとスパロボの悟りが開けるといわれている苦行のようなユニット」。GCではシローが乗っているが普通のボール。Sサイズのため捕獲要因としてそこそこ優秀で、宇宙適応もSになった。GCの移植版のXOでは地上でも出撃できるようになった。 -- 名無しさん (2019-09-13 14:05:01) - ↑3 宇宙専用機でマッハ4なら鈍足にもほどがあるような…宇宙における速度って時速数万キロとか普通だって聞いたけど -- 名無しさん (2020-01-18 13:53:00) - 連ジDXでは実は格闘の発生がギャンより早い。 -- 名無しさん (2020-01-28 00:44:54) - ↑2 それは恒星間宇宙船とかとごっちゃにしてる。戦闘用、作業用の乗り物がそんな速度で動いてたら誰も運用できないよ -- 名無しさん (2020-01-28 11:14:58) - キャノンボールのギガンちっくな事よ -- 名無しさん (2020-02-28 07:20:50) - サイコミュを搭載すれば大量のボールを遠隔操作で突撃させることも出来るのかな? -- 名無しさん (2020-02-28 09:16:25) - 「ボールのバリエーション」をリンク先に移しました。移転先の文章とも統合しました。 -- 名無しさん (2020-03-01 23:27:46) - こういった機体は現代なら無人機設定になるんだろうな。元が作業用MSだから有人機である説得力はあるけど、量産して数の暴力を生かす戦闘用にするならやっぱ無人機の方がいいし。時代を感じる -- 名無しさん (2020-04-20 19:54:56) - ↑ミノフスキー粒子のせいで通信障害が起きるはず。(だからサイコミュは独断場)有線にして展開するとか?でもそうすると結局機動性やカバー範囲に制限ができるから、人員がいる限りは有人になるだろう。 -- 名無しさん (2020-07-10 14:47:37) - 180mm低反動砲の記述が最近の設定と初期設定でごっちゃになっていたので修正しました -- 名無しさん (2020-08-18 15:40:08) - 意外とデカイんだよね。てっきりジムの頭くらいの大きさだとばかり -- 名無しさん (2020-08-18 20:56:43) - ↑Bガンダムをジオンがマジモンのガンダムの頭部と誤認したからジオングがあんなにデカくなったって話がだな(眉唾 -- 名無しさん (2020-08-18 21:13:35) - 思うに、自動操縦技術が高ければ結構厄介だったんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2020-09-05 22:09:57) - ↑MD「呼ばれた気がした」 -- 名無しさん (2020-09-30 11:49:35) - 真面目に考えたらふっつーに有効な使用法があるので劇中で活躍ないのはぶっちゃけお話の都合と言わざるを得ない、作中の人物も言ってる通り戦いとは基本は数なんよ、最安値で用意できるこれが無能なわけがない -- 名無しさん (2020-12-27 01:33:03) - MSの性能が戦力の決定的な差ではないということを教えてやる! -- 名無しさん (2021-11-06 19:01:25) - いつかは、ストライクのライバルに? -- 名無しさん (2022-01-14 02:02:22) - なんだかんだで射程は正義なので前衛がしっかりしてれば活躍できるはず -- 名無しさん (2022-01-14 03:07:26) - ↑3 最新鋭機のゲルググとかジオングで型落ち気味のガンダムに挑んで負けた人が言うと説得力がありますね -- 名無しさん (2022-10-19 12:44:48) - 宇宙空間で運用する兵器としては人型より利にかなってる -- 名無しさん (2022-10-19 15:44:43) - ↑2 そこは余り言うてやるな。あれは当時のアムロの強さがあたおかだっただけだけでぶっちゃけ相手が悪すぎただけ。 -- 名無しさん (2022-10-21 09:59:33) - ↑2 戦闘機動を行う兵器としては、ボールのように重心に対して推力線が貫きすぎ&スラスターが近すぎる構造はあまり良くない。いや悪いわけではないけど、手足を使って重心から離れたところで推進力を発生させられる人型に比べるとどうしても旋回の効率や自由度で劣るはず。遠距離から姿勢を維持しつつ運動して撃ちまくるだけならボールのような形態でもいいが、旋回性や姿勢転換性能が重要になる近接戦には向かないと思う。 -- 名無しさん (2022-10-21 11:20:34) - 宇宙だと無重力で凄くクルクルするしちょっとだけ移動しようにも激しく移動するせいで(本来なら)真っすぐ進むのも難しかったりお互い狙いにくいことこの上ないしで姿勢制御は滅茶苦茶大事よね -- 名無しさん (2022-10-21 15:09:31) - 一年戦争後付け外伝の氾濫でジムのバリエーションがアホみたいに増え過ぎたせいで、どんどん「これボール要る?」って状態になってきてるような… -- 名無しさん (2023-11-09 17:06:33) - 生来の性格から想像すると本来は少数精鋭の熱血戦術が好きなんじゃないかって感じのドズルが「戦いは数だよ」と宗旨替えするくらいの恐ろしさはあったんだろうな…いや元々物量主義だった可能性もあるけど。 -- 名無しさん (2023-11-27 07:46:09) - TRPGの『ガンダム戦記』では射程30という暴力的な数値(ザクの移動力が5。数ターン一方的に撃てる)で語り草になっていた。(ミスったので再投稿 -- 名無しさん (2024-01-03 07:27:22) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/08/12 Wed 18:56:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&font(b,#8080ff){「新型は一機だけのようだ。あとはリック・ドムかザクしかいない! やるぞ!!」}}} 型式番号 RB-79 全高 12.8m 全備重量 25.0t 出力 400kW 推力 24,000kg 武装 180mm低反動キャノン砲/二連装15キャリバーキャノン砲 球体、そして二本の腕とキャノン砲。 それは簡素な作りでありながら[[ロマン]]を感じさせる…… [[機動戦士ガンダム]]に登場する[[地球連邦軍>地球連邦(宇宙世紀)]]の機体……戦闘用ポッドである。簡易式MSとか廉価版MSとか言われたりもする。 なおティアンム提督のクルーの発言によると、[[一年戦争]]当時の連邦軍はこれを「MS」に分類している。 #contents() *【基本設計】 見た目は丸い球体に二本のアーム、そして上に[[ザニー>ジム(MS)の派生機一覧]]にも採用されていた低反動キャノン砲を乗っけただけのシンプルな作り。 「SP-W03 スペースポッド」という作業用ポッドを設計のベースとして、装甲で包みキャノン砲を搭載したもの。 初期は作業用ポッドそのものを流用した設定だったために混乱も多い。 現在は下記『宇宙の旅』のスペースポッドと大体同サイズのSP-W03よりもかなり大型化しており新造品という設定が主流。 基本的には&font(b,#8080ff){「人が乗ってる大砲」}。いわば現代でいう宇宙用の自走砲([[自力で走行できる大砲>突撃砲]])である。 [[ジオン>ジオン公国軍]]で言うところの[[マゼラアタック]]に近い立ち位置といえる。%%MSの支援用という立ち位置といい、ポンコツぶりといい%% [[非常に安く生産できる>量産機]]ことから、連邦の物量作戦においては製造に手間とコストのかかる[[ジム>ジム(MS)]]を支援するべく、遠距離支援としてその一角を担っている。 生産コストはジムの1/4以下だとか。 余談ながら、[[ガンダム>RX-78-2ガンダム]]はジムの20倍の高コストとのことなので、単純計算でガンダム一機はボール80~100機分ということになる。 %%しかし、これがジムの1/4程度もの生産コストがかかるとか正気だろうか…%% **◇長所 ***・操縦性 民間の作業用重機がベースなためか、&font(b,#8080ff){操縦が容易}。 MSと違いバッテリー駆動なので帰還後の排熱処理もいらず、甲板に繋留しても支障がないのも魅力だった。 ***・攻撃面 主砲の低反動キャノン砲は180mmと大口径であり、直撃すればMSを一撃で仕留める威力がある。(初期設定では[[ガンタンク]]と同系列の120mm。90mm説もあり) 作業用がベースながらセンサー有効半径は4000mと&bold(){ザクII以上}の性能を持ち、遠くから敵を認識できる。 そして発射された砲弾を、撃たれてから避けられる人間はそういない。%%まあガンダムの世界じゃ割りといるけど%% 一体一体は雑魚だが集団でくると敵にとっても恐怖である。遠距離からの弾幕を越えていけるのは一部のエースパイロットぐらいだろう。 ***・防御面 装甲材質について一部初期書籍で「ルナチタニウム製」という設定がある。 劇中ではどう見ても脆過ぎるし、実際には出典のポケット本だけの設定だろう((ポケット本(1982年)には、ジムも含めた地球連邦軍の新兵器すべてが「ルナチタニウム製」だった。しかしジムが「生産コストの観点からチタン系合金で作られた」という設定に変わったこと、後のボール派生機がすべてチタン合金製となっていることから、通常のボールも設定が変わったとみるのが妥当か。))。 そもそもルナチタニウム合金自体がガンダムのコスト高騰の原因の一つで、かつジムもそこの部分を変更してコストを抑えた設定。 よってジムより廉価量産品設定のボールへの採用はそもそも有り得ない。 ただ、仮にジムと同じチタン系合金製だとしても実はボールの本体はジムの胴体よりも大きい。 (ボールはジムと比較すると、人間で言えばちょうどバランスボールぐらいのサイズになる) なのでジムよりも装甲が厚いというわけもなく……他にも積まないといけないものが多々あることもあり、ジムよりも装甲が厚いなんて設定はどこにもない。 むしろ電装や燃料なども積むので装甲が薄い上に剥がれやすいという設定ならある。 更に後期バリエーションにはよりにもよって正面装甲を特に強化したものがあることからも(正面装甲は最も厚くしてしかるべきなのにそこを重点的に強化したのだからお察しということである)、いずれにせよ装甲自慢ではないことは確実。 一応球状であるため避弾経始により実体弾なら運動エネルギーを分散させられること((ついでに言うと当時のジオンMSの武装はほとんどが実弾兵器。))、被弾面積が小さいことも長所である。後述の短所に目を瞑ればだが…。 ***・運動性 &bold(){最高速度マッハ4}。大気圏内時速相当として換算すると4240km/h。なお地球を周回しているスペースデブリは最高で時速28000km/hに及ぶ。 備考として月面に向かったアポロが[[地球]]の軌道を離れた時の速度で時速40320km/h以上とされている。 が宇宙用のこの機体で、加速すればするほどあっという間に速くなる宇宙でマッハ4と言われてもよく分からないのが実情。 そのため速度は無視しても、[[セイバーフィッシュ>セイバーフィッシュ(ガンダムシリーズ)]]やトリアーエズなどの[[航宙戦闘機>地球連邦軍(宇宙世紀)の航空・航宙戦力]]ではできない後退、及び前身せずに左右上下に移動が可能。微調整もできる。 この機動の利便性が功を奏し、ジム完成までの連邦軍の戦術の幅を大きく広げることに貢献した。 またボールは全方位に高出力バーニアが搭載されている。固形燃料を爆薬並みの推力で噴射することで、宇宙空間では意外な機敏性を確保することも出来た。 メインスラスターを全力噴射しつつバーニアを兼用すれば、見た目よりも小回りがきくとのこと。 ただしこの高出力バーニア、燃費が悪いのが欠点であった。あくまでも短距離での瞬発的移動に用途が限られる。 事実、高機動力で活躍したという場面や功績はほぼなく、なんなら簡単に捕捉される場面ばかりなので万全なMSとは比べものにならないと思われる。 直進スピードに関しては、ジムとともに最前線に突っ込む場面が多くあり、とりあえずMS並みの速度は出せる模様。 **◇短所 ***・防御面 劇中を見ればわかる通り、&bold(){防御力は低い}。 まず、&bold(){ジムが構えた盾ごとザクに破壊される場面}があり、チタン系合金製ではいくらぶ厚くとも、堅牢さは見込めなかった。 そのため盾を構えたジムに比べれば装甲厚もまず劣り、&bold(){被弾=ほぼコックピット直撃}のボールでは[[棺桶扱い>動く棺桶(兵器)]]されることも当然である。 しかもボールは運動性が低いために回避運動がとり難く、MSよりは小さいからといって回避面もそれほどアテにはならない。 &font(b,#8080ff){回避ができず材質も脆い}ときて、直撃を浴びて砕けるボールは非常に多かった。 あまつさえ、近接白兵・格闘戦に持ち込まれると対処のしようもない。場合によっては敵に蹴られることさえあった。 仮にそれで大破しなかったとしてダメージ状態にもよるが、吹っ飛ばされた際にパイロットが内部で圧死することも考慮される((FGのセイラやアムロなど、コックピットの圧力に苦しむ例はある。彼らは死んでいないが、作品によっては莫大な推進による圧力でパイロット死亡しているケースや言及もよくされている。))。 劇中を見る限り、蹴られた時点でアームやキャノンは千切れ飛び、エネルギーが漏出して爆発を起こしているので、結局&bold(){当たったら死ぬ}と思っていい。 また防御面のもう一点として、&bold(){コックピット正面がガラス窓}((ガラスかガラスの様な可視光透過素材かは不明だが、いずれにせよ金属のような重装甲にはなり得ず衝撃で砕け散っている。))ではないか?という点。 もし本当ならエラいことである。 一応正面の緑の部分はジムと同じくメインカメラで、その下は装甲化されている可能性もある。 この疑惑は劇中描写から、少なくとも『[[08小隊>機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』本編で描かれた先行量産型の正面はガラス窓ではない。 単なる窓ではありえないちらつきが一瞬映っており、確実にモニターである事が確認できる。ただ、『ガンダムイボルブ』に登場した通常のボールではキャノピーにグリッドなどを表示する描写があり、HUDのような構造になっているのかもしれず、ちらつきが発生したとの理由で『08小隊』に登場した先行量産型の正面はガラス窓ではないと言っていいのかは疑問がある。 ただし先行量産型は明らかに原作のボールからかなり逸脱した性能で描写されているのであまり参考にならない。 そして2021年にクリア素材で作られた&bold(){外装と内部フレームを忠実に再現した}という触れ込みの「MG 1/100 ガンダムベース限定 ボール」が発売。 &bold(){…なんとコックピット正面はやっぱり窓(目視用)だった事が判明した((しかもコクピット内部はほとんど余裕がなく、左右や後ろを確認するモニターらしき物も、それを設置するスペースさえもない。))。}ただ、2004年に発売されたMGの時点でキャノピーはクリア素材であったようではある。 更に乗り込む為の上方開閉式正面ハッチでもあるので、これでは重装化できないどころか&bold(){少しでも歪めば脱出すら不可能である。} 一応「装甲」という面で言えば、&bold(){ボールに限らず当時のMS・兵器のほとんどは脆かった}。 例を挙げると ・ガンダム頭部の60mmバルカンでハチの巣になるザク ・[[フライマンタ>フライマンタ(機動戦士ガンダム)]]の30mm砲で爆散するドム ・60mmバルカンの集中射撃で砕けるリック・ドム((テレビ版ではバルカンはあくまでドムのカメラアイだけを破壊していた……のだが、劇場版では「Gファイターのビーム砲撃による撃破」シーンを流用したため、この描写が産まれた。なおテレビ版では黒い三連星のドムにバルカンが効かない描写もある。)) …など、いわゆる「まともな」MSでも、敵攻撃の直撃に耐えられた機種はほとんどない。 タフネスを発揮するのはガンダムやジオングなどの高価なワンオフ・高級試作機ぐらいである。 とはいえ&bold(){ここらはあくまでも作劇上の都合であって(例えば原作のTV版では勝利の最大の立役者のはずなのにジムの活躍場面がほぼ無い)}、各種作品の描写や設定からもジムも盾を構えればザクマシンガン程度なら本来なら普通に防げる。当然ボールにはそのような設定・描写はない。 ***・運動性 燃料電池には限界があるため、駆動部を激しく動かせず、AMBACもできないため運動性は非常に悪い。 「マッハ4」とやらは眉唾として、熱核融合炉を持たないことから((熱核融合炉を持たないため、MSの使用する熱核ロケットの様に推進剤に高熱を添付し高温高圧にできないことから、推進剤の噴射速度が上がらず、推力が低下する、ということ。))推力が低く、燃費も悪い。 非常にシンプルなつくりの割に直進性能も速度が乗ればジムと編隊を組みつつ最前線まで突撃できる程度であり、戦闘機動など望むべくもない。 つまり、&bold(){運動性・機動性・回避性全般が悪い}ということである。 上述した通り、操縦性がいいことと全方位のバーニアを併用することで見た目よりは小回りがきくらしいのだが、それはあくまで目標があまり動かない工事作業的な話でしかない。 相手も目まぐるしく動く接近戦などついていけるはずもなく、バーニア自体の燃費も非常に悪かったそうな。 //手練れのサンダースが先行量産型ジムに乗っていても大苦戦するほどの相手だったので ←サンダースたちはジム三機でアイナのザクとその護衛部隊ザク三機に襲われたので、アイナのザクが一人でサンダースをあそこまで追い詰めたわけではないです。 ***・生存性 上記の運動性の劣悪さや防御力の低さが合わさった結果、&bold(){総合的な防御性能やパイロット生還率は極めて低かった}。 さらにジムに比べると冗談のようなデザインから、&font(b,#8080ff){「丸い棺桶」「動く棺桶」}などといわれたのもむべなるかなではある。 **◇運用面 とまあいろいろ言われはしたが、ウッディ大尉の言う通り、[[戦争]]とはただ一機で戦うわけではない。 ボールは構造が簡素で複雑な機構を持たない事から生産コストや運用設備が小さく済み、パイロットの訓練も短期間で済む((例えばコロニー出身で作業ポッド搭乗経験が有るなら軍用機としての相違点と武器の操作を覚えるだけでほぼ完全に扱える))ことから短期間で凄まじい物量を送り出せる。 想像して欲しい。自在に動ける砲台…つまり&bold(){宇宙における自走砲が短期間で大量に配備されている}という恐ろしさを。 「&font(b,#8080ff){数の暴力}」を活かし、敵の射程圏外から狙いをつけ、強力なキャノン砲を数を活かして乱射し、接近される前に粉砕する……。 もちろん陸と宇宙とでは話が違うが、それにしてもアウトレンジからの砲撃能力を持つ小型機が大挙するという時点で侮れるものではない。 肉薄されるとほぼ無力だが、そこから先は相方である&bold(){[[ジム>ジム(MS)]]の出番}。 集団で戦う事、そして砲台とその護衛という明確に分けられた役割で安定した火力を生む事ができるのだ。 この戦術をジオン視点で見ると、特にジャイアント・バズによる一撃離脱戦法を是としていた大型機のリック・ドムはこの機体との相性が最悪で、 ソロモン等では間合いに入る前に性能もコストも自機の数分の一でしかない支援用ポッド相手に射程外から一方的に多数が撃墜されるという憂き目に遭っていた。 (設定がそれほど固まっていなかった原作では)さらに冒頭のように「[[リック・ドム]]と[[ザクⅡ]]ぐらいならやれる!」と判断して果敢に攻め込んだ兵士も多い。 また多くの機体が最前線まで突撃したこと、獰猛な「シャークマウス塗装」が人気であったことなど、搭乗する兵士の戦意・熱意も高いものがあった((人口の半分を殺し、コロニーの大半を破壊し、地球にコロニー落としを仕掛け、故郷と家族を奪ったジオンに対する連邦兵の憎悪がそれほどまでに激しかったということでもある))。 …後方支援向きの性能でそれをやるのが正解かは別として。 近年では「性能が低い」という個性を生かして、搭乗者の操縦技能・戦術眼が優れていることを強調する演出としても用いられている。 パイロットの腕によっては強化された[[ザク>ザクⅡ]]を撃破することができたり(ex.[[シロー・アマダ]]&先行量産型ボールの組み合わせ)[[リック・ドム]]を6機も撃墜した例もある(ex.[[ウモン・サモン>機動戦士Bガンダム]])。 さて実際の戦果だが、結果を見るに連邦軍の運用は(ある程度は)正解だったと言っていいだろう。 アウトレンジからの弾幕とジムによる連携は&bold(){当時のジオン兵の質がかなり低迷した}こともあってジオンに予想外の打撃を与えている。 ジオンは[[ゲルググ]]など、単純な性能ではガンタンクはおろか[[ガンダム>RX-78-2ガンダム]]に匹敵するMSを多く所有していた。 しかし肝心の兵士が学徒動員などでかき集められた若年兵なうえ、新型における操縦性の悪さ((ゲルググの項目に詳しい))も加わり、「動かすのがやっと」の兵士も多かった。 対してボールは操縦が容易で照準も付けやすく、さらにジオンのMSよりも数と集団性に優れていたため、それなりの数の敵機を撃破できた。 また、二機が連携するだけでもガンタンク一機分の火力になるため、大型MAや戦艦など、的が大きく動きが鈍い相手には問題なく火力を発揮できた。 先行量産型などに付けられた、遠距離砲の代わりにゼロ距離射撃も可能な短距離連装式機関砲「フィフティーン・キャリバー」を取り付けた護衛型もいた。 ただしこちらは遠距離砲型と比較して目立った戦果は挙げられていない。 ジムの配備以前もセイバーフィッシュなどと連携したり、ボール単機種で編成されたりと幅広い運用方法で活用されている。 防衛にも[[サラミス級巡洋艦>サラミス級巡洋艦(ガンダムシリーズ)]]に搭載されパトロール艦隊を形成したりと、ジムの完成と普及までいろいろな活躍をした意義も大きい。 さらに、元が作業用重機の改修機のため、&font(b,#8080ff){補給など雑務の手伝い}、&font(b,#8080ff){兵站拠点やソーラ・システムなどの設営}などにもそのまま転用できた。 [[一年戦争]]中の連邦は、宇宙拠点が実質ルナツーしかなかった時期である。 悠長に工作作業とかはしていられず、速攻を掛けると決めた以上、迅速な作戦展開と攻撃が求められた。 その意味でボールは、求められる以上の「&bold(){数}」を「&bold(){素早く}」配備でき、あらゆる作業に「&bold(){転用}」が利き、必要十分なだけの「&bold(){戦力}」も備えていた。 任務に十分適当、むしろあつらえたかのような「&bold(){間尺に合った兵器}」だったといえるだろう。 さらに戦場ではなく戦争全体で見た場合、ボール配備により&font(b,#8080ff){軍の再建が急速に行われた}のも大きな成果である。 もちろん連邦は、ボールを生産せずジムだけでそろえる戦略も採り得た。しかしその場合、全戦線に必要十分なジムを配備するには相当な時間を要しただろう。少なくとも三ヶ月か半年は反攻作戦が延びたはずである。 そうなると、もちろんジオンも軍備を再建する時間が生まれる。ゲルググの量産や[[ガルバルディ>ガルバルディ(MS)]]の開発、統合整備計画による各種効率化、そして新兵や学徒兵の訓練、ベテラン兵士の機種転換訓練といった面で。 [[レビル将軍]]は捕虜から脱走して帰還した際、ジオン軍の兵力が枯渇したことを暴いた「&bold(){ジオンに兵なし}」の演説で知られる。実際、ア・バオア・クー防衛線に配備された兵士のほとんどは新兵や学徒兵だったし、シャア配下にも新兵が多かったことが描写されている((明確に新兵と言われたジーンやスレンダー、素人の対空砲火におののくクラウンなど。))。キシリアが言及した「サイド3本国の戦力」も訓練中の新兵であったに違いない。 しかし、&font(#ff0000){新兵でも訓練を積んでいけばいずれは熟達する}。&bold(){ボールの大量配備による連邦宇宙軍再建の時間短縮}は、ジオン公国軍最大の問題にして地球連邦軍がつけいる隙だった「兵士の枯渇」という点を、ピンポイントで突くものだった。 [[ギレン・ザビ]]はこの連邦の反転攻勢を「速攻」と表現した((ドズルとの通信における発言「地球連邦は、ソロモンに速攻をかけてくる確立の方が高い」より。))。その「速攻」を為し遂げ、ジオン軍に再建の余地を与えなかったのはボールの配備によるものである。 実際、戦後のジオン残党軍にはやたら腕利きの兵士も多い。しかし彼らも、皆が皆最初から腕利きだったわけではないだろう。戦後数年の活動を続ける内に嫌でも習熟していったのだ。 もしボールの性能だけを見てジムの完全配備にこだわっていれば、"一年"戦争は一年では済まなくなり、「ジオン残党のベテラン兵士」が「ジオン公国軍のベテラン兵士」となって、地球連邦軍への損害も増したであろう。 ジオン残党軍はしばしば「生えてくる」といわれるほど多い。それらがギレン独裁のジオン公国の元で実力・才能を発揮できなかったのは、ボールの採用によって連邦軍がジオン軍よりも早く再建し、戦争を一年で片付けたからなのである。 …もちろん、これらの運用と戦果は&font(red,b){パイロットの犠牲を考慮していない事は留意すべきである}。 すさまじい物量を投入した上で未帰還となった機体は60%に達したという説もあり((この手の情報は連邦軍の被害を誇張しがちであるが。例えばア・バオア・クー攻略戦での連邦軍の損害は4800機中4000機、とほぼ全滅か相打ちのように言われているが、実際の各作品の描写・設定ではそんな感じは見受けられない。))、&bold(){数多の命を湯水のように散らせて成り立つ兵器なのである}。 「間尺に合った兵器」とはあくまで書類上や軍官僚的な考え方なので現場からすればたまったものではない。 実際、様々な作品において現場の連邦兵からの評価は描写されている範囲では設定通りほぼ全員から(生存性の低さから)底辺の評価を受けている。 勿論これはジオン側も変わらず、同じような兵器であるオッゴが「ボールよりかは強い」と言う台詞に対して「比較をするならジムとしろ」と返すシーンもある。 連邦上層部としても「主力兵器として扱うのは一年戦争限定」と見ていたようで、デラーズ紛争ではアームを増設し、作業用として重んじている一方、[[ジムⅡ]]を改修・増産あわせて10000機も配備してボールの配備を長らくしなくなっていた。 ……それから50年も経った[[0133年>機動戦士クロスボーン・ガンダム]]に[[これ>量産型ガンダムF91/ハリソン専用ガンダムF91]]を量産したコストの埋め合わせで3連キャノン砲付きのボールが登場するのはまた別の話。 **◇余談 アニメによくある都合で他のほぼ全ての作品・機体に言えることだが、宇宙で主砲を撃ってもほとんど反動が無かったり、あっても真後ろに少し飛ぶ程度である。 他の機体以上に撃っただけで凄くグルングルン回りそうだが、そうはならない驚異の技術力が施されている。 ここらはまともに描写すると宇宙で白兵戦なんて完全に成り立たなくなるので仕方ないところだろう。 [[ゲーム]]中の活躍として、シミュレーションでは安価で大量生産出来るので物量作戦で力押し出来たり、アクションでは最新機VSボールといった感じで戦うことも………。 デザインは大河原邦夫氏だが、モデルとなった富野監督のラフスケッチの時点でほとんどデザインは完成していた模様。 まあこれはファーストに登場するメカニック全般に言える事ではあるが。 また、不朽の名作SF映画『2001年宇宙の旅』に登場するスペースポッドはボールと非常によく似ており、ボールの元ネタではないかと噂されているとか。((特にマニュピレーターの形状が似ており、その中でも腕が二股に分かれた先行量産型はモロにスペースポッド似。)) **◇バリエーション &bold(){[[RB-79ボールのバリエーション]]を参照。} シンプルな設計ゆえにバリエーションの豊富さは作中随一と言っていいだろう。 **◇ゲームでのボール ・[[戦士達の軌跡>機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡]] 本作では&bold(){MA}に区分されている。 両軍を問わず宇宙戦で大量に登場。設定通りザコ敵以外の何者でもなく、[[シャア>シャア・アズナブル]]編の追加ミッション「ハードコア」ではシャア専用ザクIIで文字通り&bold(){蹴り倒す}というネタのようなものがあるが、その分ザクマシンガンの使用に制限があり、撃墜数以上を発射すると作戦失敗になるルールが設けられている。 性質上、キャンペーン限定で制作された特別版『角川書店連合企画 特別編』では機体を変更しただけで作戦失敗になってしまう。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){メインウェポン2は制限されないため、スキルで弾数を増やしたバズーカを持っていけば容易にクリアできるのは内緒。}} ユニットとしては宇宙戦のチュートリアルをSランクでクリアすることで使用可能。全ユニット中最高を誇る入手経験値補正&bold(){&font(#ff0000){500%}}が最大の特徴で、通常の5倍手に入ることから簡単に経験値を稼げる。 しかしながら性能面は本作ワースト級もいいところ。原作通り耐久力も機動力も貧弱で、低レベルのクリスだと誇張なしで信じられないほど遅く、当然ながら直撃すればLv.30であっても即死は免れない。 とはいえ、パイロットの技量次第ではドムやゲルググとも渡り合うことも可能で、中には&bold(){[[G-3>G-3ガンダム]]}すら倒した猛者もいる模様。 ・[[ギレンの野望シリーズ>ギレンの野望(シリーズ)]] 初期の作品では、[[セイバーフィッシュ>セイバーフィッシュ(ガンダムシリーズ)]]やトリアーエズなどの航宙機より高価だったため、 原作のようなコスト面での利点が無く、微妙極まりない機体だった(ボール2部隊分のお値段でジムが1部隊作れてしまう)。 しかしタイトルが進むに従って、性能は据え置きで生産コストが下落していき、昨今では正しく数合わせユニットとして評価を上げてきている。 主な使用法はひたすら大量に生産し、射程2の砲撃を活かしてひたすら数で押す、という原作さながらの物量戦術である。 連邦軍に多い優秀な艦長達の指揮エリア内で運用できればなおよい。 当然MSに射程1まで近づかれるとボロクズのようにされるのも原作どおり。足が遅いので逃げることもままならない。 [[61式戦車>61式戦車(ガンダムシリーズ)]]なみの使い捨て前提ユニットなので、パイロットは絶対に乗せないように。 ・[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 『[[第4次>第4次スーパーロボット大戦]]』にて初登場。NPCのみ。 第4次のリメイク作とでもいうべき『[[F完結編>スーパーロボット大戦F完結編]]』では自軍での運用が可能になったが、使用する意味は趣味を通り越して苦行の領域。 『[[GC>スーパーロボット大戦GC]]』(とリメイク作の『XO』)ではサイズSなので部位破壊要員として意外と使える。 08小隊1話のシローVSアイナも再現されているが、K型ではなく普通のボールで代用されている。 ・ [[Gジェネレーションシリーズ>SDガンダムGジェネレーションシリーズ]] 基本スペックは非常に低いが、主砲である180mmキャノン砲の射程が異常に長く、[[ザク>ザクⅡ]]やリック・ドム、[[ゲルググ]]などの射程圏外から一方的に砲撃できる。 もちろん、前衛の支援攻撃として使っても有効。射程が長いので大抵の味方で火力支援が可能なので便利。 また性能が低い分レベルアップのための必要経験値も少ないため、改造していくととんでもない破壊力をたたき出す機動要塞ともなる。 ただし移動力そのものは低く、宇宙しか使えない(地上MAPでは出撃不可能)のもネック。要約すると[[61式戦車>61式戦車(ガンダムシリーズ)]]の宇宙版といったところ。 初期のシリーズでは最強レベル機体であるハロシリーズの設計元となった。 一方、設計でボールを作ろうとすると[[ウイングゼロカスタム>ウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)]]、[[ゴッドガンダム]]、[[ガンダムDX]]などの最強クラス機体が必要であった。%%どこに技術が使われてるのだろう?%% ・[[戦場の絆>機動戦士ガンダム 戦場の絆]] ○ボール コスト120 宇宙空間専用の遠距離砲撃型機体。 ゲーム中最低コストの遠距離砲撃型である。 浮遊型。 メイン ・120mm低反動キャノン砲 AとBがある。 Aはコストが+30される。 Bはコストが加算されないがロック距離が短くなる(ただしノーロックでの着弾位置は変わらない) サブ ・ワイヤーランチャー ABCとある。 Aは敵の動きを制限させるが、威力は非常に低い。 Bはダメージが上がっているが、誘導性能が非常に低い。アップデートでコストは撤廃された。 Cはコストが10上がりダメージはA以上B以下だが、その誘導性能の高さから、自衛力の向上が計れる。 しかし、射出して戻るまでの間に隙が生じるため、くれぐれも外さないように。アップデートでコストが10減少された。 格闘 ・マジックハンド ・追加弾A・B マジックハンドは純粋な格闘兵器。 追加弾は自衛が難しくなるかわりにMS戦をこなす事ができるようになる。 ダッシュ速度はコスト相応だが、ジャンプ力が高い ---- ○ボールK型 コスト120の格闘機。宇宙空間専用。 陸戦型ジムよりダッシュ力が低いが、ジャンプ力は高い。 メイン ・連装機関砲A ・180mmキャノン砲 ・連装機関砲B Aは威力が低いが、低バランサー機へのよろけが取りやすい。 Bは威力が多少上がっているものの、よろけは取り辛くなっている。 キャノン砲はザクⅠのバズーカ程度の性能。 サブ ・ハンド・グレネイド ・ワイヤーランチャー ハンド・グレネイドは一発ダウンで自衛に向いている。 ワイヤーランチャーは機動低下の効果があるが、誘導せずコスト+20であるためか使用率は低い。 格闘 ・マニピュレーター 陸戦型ジムと同様、格闘の射程が他の機体より5m長い。 ・[[バトルシリーズ>ガンダムバトルシリーズ]] タクティクスからユニバースまでで初代、先行量産型、改の計3機が参戦。 だが、例に漏れず機体性能は…先行量産型以外は『仲間召喚』を持ち、SP攻撃はボールが画面一杯にワラワラ出てきて敵を蜂の巣にしてくれる。 実は[[魔改造]]を施すと格闘の威力が[[ガンダムMk-Ⅴ]]を上回る。 後継作に当たる[[バトルアライアンス>SDガンダムバトルアライアンス]]では非プレイアブルになったものの、一部のステージに残骸が転がっていたり、ジムのSPAで%%地上ステージだろうがお構いなしで%%呼び出される形で出演している。呼ぶ側が呼ばれる側になったようだ。 ・[[ガンダムブレイカー3]] DLCで登場。 このゲームは機体の性能がすべて同じで、元々の装甲や運動性能の低さは一切枷になることはない。 また、(関連パーツがないと簡略化されるが)必殺技を任意に設定できるので、サテライトキャノンを放つボールや月光蝶を放つボールなども可能。 パーツバリエーションとして、&bold(){キャノン砲・ボール(頭部)・ボール(胴体)・ボール(脚部)}が存在している。 ボール系を装着すると、その箇所がそっくりボールになる。ボール三兄弟とかも可能。他にも、サブのパーツとして腕部がある。 ちなみに、キャノン砲は頭部で、装着すると&bold(){頭部が丸々キャノン砲になる。}ガンプラだからこその暴挙である。 難点は、腕部とバックパックが構成パーツとして存在せず、いずれかのボール1つでボールという形になってしまっているので、純粋なボールが構築不可能な点。 どうあがいても&bold(){ボールの中からMSが突き破っている絵面にしかならない}。 **◇SDガンダムでのボール ・SDガンダム外伝 MSが意志を持ち「モビルスーツ族」という一つの種族、もしくはモンスターとして扱われている世界。 そんな世界でのボールは…&bold(){なんとペット}。 [[聖機兵物語編>聖機兵物語編(SDガンダム外伝)]]では何と&bold(){犬の鳴き声で吠える}シーンも確認されている。 デザインもカメラアイに黒目がついて丸っこい足が生えただけ。&bold(){以上。}カードにもなってない。 //なってたらごめんなさい MS族でもモンスターでもない特異な存在だが、それが何かに影響したかはわからない。(「凶暴でないモンスター」の可能性もあるが) ・SD戦国伝 下忍、もしくは足軽として「&b(){暴留}」が登場。 人名というよりは種族名らしく、大量に存在する。 単独のキット化こそしていないが、年代を跨ぎ複数のキットにオマケとして付属しているため立体化自体には恵まれている。 なお、ライバルは&b(){一頭身のザク}という衝撃的すぎるビジュアルの足軽軍団「&b(){雑魚}」。名は体を表しすぎである。 **◇[[ガンプラ]]でのボール 放映当時は1/144と1/250の二機セットで売られた。 またLMで08小隊版が出ていた。 MGは、0083版、08小隊版、Ver.Ka、プロショップ限定版のバリエーションが発売されている。 HGUCは二個セットで販売された。 ちなみに武装は無反動砲と2連キャノン砲のコンパチ仕様。 これでファーストのTV版に登場したMSはHGUCでコンプリートされたことになる。 そろそろ[[アッグシリーズ]](アッグ、[[ジュアッグ>ジュアッグ(MS)]]、アッグガイ、ゾゴック)辺りが来てもおかしくない。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){……とか言っていたらUC効果で本当にジュアッグとゾゴックがHGUCで発売}} ちなみに、プレミアムバンダイの通販限定で0083版のHGUCボールが発売されていた。 なんと通常版とは成型色(Igloo)とマニピュレーター周りのパーツが異なる上におまけとして赤/水色のHGUCジム改が付属している。 はっきり言ってボールだけでも一般発売して貰いたい。 さらにまたプレミアムバンダイ限定で「ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge」に登場する『ポリポッドボール』がなぜかMGで発売されることが決定した。 またバンプレストのガンダム一番くじの脱戦士編には、ほぼ1/144スケールのボールの形をしたボールペン+メモホルダー…その名も「ボール・ペン」が存在した。 因みにキャノン砲が黒色のボールペンとなっている。 塗装は二種でTV版塗装とigloo塗装があった。 当然A賞B賞などではないいわゆる『ハズレ賞品』なため、くじを何回もやると嫌でもこのボール・ペンが大量に当たった。 幸い見た目のクオリティはガンプラにひけを取らないため、ジムと一緒にたくさん並べて原作の再現をするという楽しみ方はある。%%そして虚しくなること請け合い%% **◇パロディ Dr.スランプの劇場版作品「ほよよ!宇宙大冒険」でマシリト軍との決戦でガッちゃんがボール型の小型宇宙船で出撃している。 もちろん中身がガッちゃんなので強いなんてもんじゃなく、アラレといっしょにマシリト軍の宇宙戦闘機を相手に無双状態。 この映画ではドムをパロったリブギゴというモビルスーツも登場し、他にも様々なパロディに当時のヤマトやガンダム、スターウォーズなどの影響力の強さをうかがうことができる。 追記・修正はボールで一年戦争を生き抜いてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,12) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - クロスボーンにボール出てきて吹いたwwつうかボール使う程軍縮とか予算を削減してたのか?それだったらジェガンとかヘビーガン使った方が木製帝国とまだマシに戦えた気が… -- 名無しさん (2013-11-02 01:18:19) - 二次創作やらなんやらでMSより活躍することが多い印象。実際装甲強化すればミノ粉なければかなり兵器として有用そうだしなぁ -- 名無しさん (2013-11-02 08:08:55) - 連邦vsジオンの宇宙MAPでコレを使って戦うのは結構楽しかった。「あまりにも低コストなので死んでもホイホイ生き返れる」という、劇中の描写とはまったく正反対の戦い方が出来たなw -- 名無しさん (2013-11-02 09:15:35) - ビルドファイターズの活躍も追記よろ -- 名無しさん (2013-11-02 13:13:49) - 結局ボー(↑)ルなのかボー(↓)ル なのか -- 名無しさん (2013-11-02 15:03:39) - 乗ってみたいとは思うけどこれで戦ってみたいとは思わない。 -- 名無しさん (2013-11-02 15:05:29) - ↑AT系のほとんど『なあに、俺らよりマシな乗り心地さ』 -- 名無しさん (2013-11-02 15:29:02) - よくMSのモチーフが第2次世界大戦の戦闘機だって言われるからコイツのモチーフなんだろうって考えたら該当するのが潜水艦になった。こう考えると強くみえるから不思議だ -- 名無しさん (2013-11-09 05:42:25) - バトルシリーズでは主兵装がキャノンなので、チャージショットを駆使すれば撃たれる前に撃つ戦法で活躍することは十二分に可能。 &br()まあエース級に対しては悲しみを背負うことになるが…… -- 名無しさん (2013-11-13 10:41:33) - それでもドム六機撃墜できる実力はあるし… -- 名無しさん (2013-11-13 11:27:08) - 戦闘を目的としたら残念使用だけど、船外活動用作業ポッドとしたら完成形だと思う。 -- 名無しさん (2013-12-26 06:57:36) - 「サンダーボルト」では結構多めに活躍している気がする。 -- 名無しさん (2013-12-26 09:36:50) - 簡易MSだと思うから弱く感じるのだ。自走砲だと思えば…… -- 名無しさん (2013-12-26 14:37:30) - ↑×7~8つ[パブリク] -- 名無しさん (2013-12-26 14:44:34) - ジム・ジャグラーはこっちに載せるべきだろうか。でも本体がジムだから項目の筋からそれてしまうな… -- 名無しさん (2014-03-17 19:59:18) - スパロボでは4次から登場。この時は味方NPC扱い。なにげにフルチューンしてあるため、攻撃力は意外と高い。まあ、やっぱり弱いけど。 -- 名無しさん (2014-03-17 20:02:50) - 球体という形状は衝撃に強いので、仮にルナチタニウム製のボールを作ったら頑丈さだけならガンダムを超える可能性はある。……だから何だと言ってはいけない -- 名無しさん (2014-04-10 19:22:07) - ┏━        / ̄ヽ       | ^o^|      └⊂└⊂ -- 名無しさん (2014-04-16 18:12:42) - ┏━ / ̄ヽ | ^o^| └⊂└⊂ -- 名無しさん (2014-04-16 18:12:59) - もうソルディオス配備しよう -- 名無しさん (2014-07-15 16:19:05) - サテライトキャノン搭載したボールなら棺桶とか言われないだろうな -- 名無しさん (2014-07-15 16:38:33) - だれかBガンダム追加してくれないかな?ウモンじいさんのヤツ -- 名無しさん (2014-07-16 01:00:48) - こいつがパチンコのフィーバーみたいにジャラジャラ雪崩打って襲い掛かってきたら恐怖だろうね。 -- 名無しさん (2014-07-16 06:04:36) - あのサイズの機体にあのサイズの砲だと、撃った時の反動でゴロゴロ転がりながら吹っ飛んだりしないのかな? -- 名無しさん (2014-07-16 12:22:05) - ↑短いおててでAMBAC機動……できるのかな? -- 名無しさん (2014-08-30 00:26:58) - こいつで要塞内部に突っ込む連中は何を考えているんだ -- 名無しさん (2014-09-30 20:09:36) - 宇宙ではいろいろと作業が必要なこともあるだろう。ジオンは作業にMSを使った結果ブリティッシュ作戦で貴重なMSに大損害を出した。だがMSを戦闘に回しボールで工作をすればそんなことはなくなる。作業の必要がないときでも火力支援できるしな -- 名無しさん (2014-12-20 23:53:13) - ↑4低反動な事と下部のスラスターで反動を抑えてるので回らない -- 名無しさん (2016-03-25 00:14:52) - HGUCは結構出来がいいので宇宙的恐怖なシナリオに出すと相性がいい -- 名無しさん (2016-08-25 09:36:28) - 133式ボール考えた奴、一般兵からリンチ不可避だろ。ジェガンやヘビーガンが主流の時代にキャノン砲増やしただけのボールとか舐めてんのかw -- 名無しさん (2016-08-27 15:28:29) - 戦争がほとんどない時代だから、実戦性能はさして考慮してないんだろう。安くて数が揃えられれば(=人員を増やして雇用を増やせれば)それでいいってことじゃないかな。 -- 名無しさん (2016-08-27 17:44:24) - 宇宙の自走砲として遠距離砲撃に徹すればかなりの脅威だと思う。ザクに蹴られた奴は何故接近した -- 名無しさん (2017-02-22 21:28:21) - バトルユニバースでは大量に分裂してMAを圧殺するのが楽しかったなw -- 名無しさん (2017-02-22 22:37:35) - ↑2 ボールが近づいたんじゃなく、ザクの方が弾幕かいくぐって接近したんじゃないの?んで鈍足なボールじゃ逃げられずああなったと。 -- 名無しさん (2017-03-09 23:07:14) - ガンダムファイターの連中ならそのまま投擲武器にできそうだ -- 名無しさん (2017-03-09 23:33:00) - ガンダム カタナでジオンのMSぶっ飛ばしてる姿は冗談抜きで恐怖を感じた。あの外見で圧倒させると妙に威圧感がある -- 名無しさん (2017-11-17 13:58:54) - 一人用のポッドでかぁ? -- 名無しさん (2018-01-20 17:41:40) - 133式ボールが配備されてたの普通に地球圏で、『クロスボーン』本編で連邦の艦隊が木星に派遣なんてされてないんだけど -- 名無しさん (2018-04-16 15:23:22) - 作業用ポッド使ってるからアレな感じするけど、要するに宇宙用の自走砲だよなこれ -- 名無しさん (2018-06-08 09:11:55) - そう言えばビリドファイターズでレイジも使ってたなあ…そして腕利きのガンプラファイター達を相手に戦い抜いた辺り、レイジの技量の高さがかなり出ていたな。 -- 名無しさん (2018-06-08 10:39:31) - 閃いた!ファンネルじゃなくてこいつをサイコミュで遠隔操作しようぜ!無人で安価!弾幕最強! -- 名無しさん (2018-06-08 16:22:12) - ↑ つ「ジム・ジャグラー」 -- 名無しさん (2018-06-08 20:44:18) - スパロボでは結構強いぞ -- 名無しさん (2019-05-10 12:50:55) - マッハ4ッてまじ?と思ってウィキペディアみたらなんか爆発的な加速を得るためのギミックがあるとか書かれててびつくり -- 名無しさん (2019-06-07 04:34:56) - スチール装甲すら貫通できない近接戦闘型(笑)のバルカンポッドの存在意義…しかもこれ無防備&超至近射撃でなんだぜ… -- 名無しさん (2019-06-10 16:33:21) - スパロボではあまり出番がない。初登場は第4時で、この時は味方NPCで自軍使用不可。F完結編ではなぜか隠しユニットとして登場。性能は悲惨でおまけに宇宙専用なのに宇宙適応B。性能格差が激しく高難易度の作品なのでまず使われず、ケイブンシャの攻略本曰く「使い続けるとスパロボの悟りが開けるといわれている苦行のようなユニット」。GCではシローが乗っているが普通のボール。Sサイズのため捕獲要因としてそこそこ優秀で、宇宙適応もSになった。GCの移植版のXOでは地上でも出撃できるようになった。 -- 名無しさん (2019-09-13 14:05:01) - ↑3 宇宙専用機でマッハ4なら鈍足にもほどがあるような…宇宙における速度って時速数万キロとか普通だって聞いたけど -- 名無しさん (2020-01-18 13:53:00) - 連ジDXでは実は格闘の発生がギャンより早い。 -- 名無しさん (2020-01-28 00:44:54) - ↑2 それは恒星間宇宙船とかとごっちゃにしてる。戦闘用、作業用の乗り物がそんな速度で動いてたら誰も運用できないよ -- 名無しさん (2020-01-28 11:14:58) - キャノンボールのギガンちっくな事よ -- 名無しさん (2020-02-28 07:20:50) - サイコミュを搭載すれば大量のボールを遠隔操作で突撃させることも出来るのかな? -- 名無しさん (2020-02-28 09:16:25) - 「ボールのバリエーション」をリンク先に移しました。移転先の文章とも統合しました。 -- 名無しさん (2020-03-01 23:27:46) - こういった機体は現代なら無人機設定になるんだろうな。元が作業用MSだから有人機である説得力はあるけど、量産して数の暴力を生かす戦闘用にするならやっぱ無人機の方がいいし。時代を感じる -- 名無しさん (2020-04-20 19:54:56) - ↑ミノフスキー粒子のせいで通信障害が起きるはず。(だからサイコミュは独断場)有線にして展開するとか?でもそうすると結局機動性やカバー範囲に制限ができるから、人員がいる限りは有人になるだろう。 -- 名無しさん (2020-07-10 14:47:37) - 180mm低反動砲の記述が最近の設定と初期設定でごっちゃになっていたので修正しました -- 名無しさん (2020-08-18 15:40:08) - 意外とデカイんだよね。てっきりジムの頭くらいの大きさだとばかり -- 名無しさん (2020-08-18 20:56:43) - ↑Bガンダムをジオンがマジモンのガンダムの頭部と誤認したからジオングがあんなにデカくなったって話がだな(眉唾 -- 名無しさん (2020-08-18 21:13:35) - 思うに、自動操縦技術が高ければ結構厄介だったんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2020-09-05 22:09:57) - ↑MD「呼ばれた気がした」 -- 名無しさん (2020-09-30 11:49:35) - 真面目に考えたらふっつーに有効な使用法があるので劇中で活躍ないのはぶっちゃけお話の都合と言わざるを得ない、作中の人物も言ってる通り戦いとは基本は数なんよ、最安値で用意できるこれが無能なわけがない -- 名無しさん (2020-12-27 01:33:03) - MSの性能が戦力の決定的な差ではないということを教えてやる! -- 名無しさん (2021-11-06 19:01:25) - いつかは、ストライクのライバルに? -- 名無しさん (2022-01-14 02:02:22) - なんだかんだで射程は正義なので前衛がしっかりしてれば活躍できるはず -- 名無しさん (2022-01-14 03:07:26) - ↑3 最新鋭機のゲルググとかジオングで型落ち気味のガンダムに挑んで負けた人が言うと説得力がありますね -- 名無しさん (2022-10-19 12:44:48) - 宇宙空間で運用する兵器としては人型より利にかなってる -- 名無しさん (2022-10-19 15:44:43) - ↑2 そこは余り言うてやるな。あれは当時のアムロの強さがあたおかだっただけだけでぶっちゃけ相手が悪すぎただけ。 -- 名無しさん (2022-10-21 09:59:33) - ↑2 戦闘機動を行う兵器としては、ボールのように重心に対して推力線が貫きすぎ&スラスターが近すぎる構造はあまり良くない。いや悪いわけではないけど、手足を使って重心から離れたところで推進力を発生させられる人型に比べるとどうしても旋回の効率や自由度で劣るはず。遠距離から姿勢を維持しつつ運動して撃ちまくるだけならボールのような形態でもいいが、旋回性や姿勢転換性能が重要になる近接戦には向かないと思う。 -- 名無しさん (2022-10-21 11:20:34) - 宇宙だと無重力で凄くクルクルするしちょっとだけ移動しようにも激しく移動するせいで(本来なら)真っすぐ進むのも難しかったりお互い狙いにくいことこの上ないしで姿勢制御は滅茶苦茶大事よね -- 名無しさん (2022-10-21 15:09:31) - 一年戦争後付け外伝の氾濫でジムのバリエーションがアホみたいに増え過ぎたせいで、どんどん「これボール要る?」って状態になってきてるような… -- 名無しさん (2023-11-09 17:06:33) - 生来の性格から想像すると本来は少数精鋭の熱血戦術が好きなんじゃないかって感じのドズルが「戦いは数だよ」と宗旨替えするくらいの恐ろしさはあったんだろうな…いや元々物量主義だった可能性もあるけど。 -- 名無しさん (2023-11-27 07:46:09) - TRPGの『ガンダム戦記』では射程30という暴力的な数値(ザクの移動力が5。数ターン一方的に撃てる)で語り草になっていた。(ミスったので再投稿 -- 名無しさん (2024-01-03 07:27:22) #comment #areaedit(end) }

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