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&font(#6495ED){登録日}:2012/05/21 Mon 11:03:38
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&font(#0000ff){僕の前に道はない}}
#center(){&font(#0000ff){僕の後ろに道は出来る}}
#center(){&font(#0000ff){ああ、自然よ}}
#center(){&font(#0000ff){父よ}}
#center(){&font(#0000ff){僕を一人立ちさせてくれた広大な父よ}}
#center(){&font(#0000ff){僕から目を離さないで見守る事をせよ}}
#center(){&font(#0000ff){常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ}}
#center(){&font(#0000ff){この遠い道程のため}}
#center(){&font(#0000ff){この遠い道程のため}}
「道程」とは日本の彫刻家・詩人高村光太郎による詩であり、その名前が冠された詩集の名前である。「[[童貞]]」ではない。
国語の教科書や名詩集などで見たことがあるだろう。
大正三年(1914年)3月に発表された。
発表された当時は全102行という長さであったが、詩集出版時には現在の長さになった。これは原詩の最後の7行のみを抜き出して多少文面を変えたものである。
この詩集は、前半は洋行から帰国した頃の思い悩んでいた時期の暗めの作品が多いが、
後半はのちに結婚する長沼智恵子と出会った頃(つまり[[リア充]]になっていた)の作品が主であり明るい作風に変わっている。
すなわち、自然を賛美するという方法で自らの生きるありようを肯定的にとらえるというものである。
その自然は「父」とでもいうべき、厳格でありながらいつくしみに満ちた存在である。
その自然を背景として自らの険しくも生きるべき道を独歩しようという決意に満ちている。
原詩では最後の一節は一度しか読まれていないが、改作後には繰り返しにされていることは、それを強めているだろう。
原詩は、自らの自然に囲まれて苦しみながらも肯定的な道を見出すまでの過程がより詳細に(しつこいくらいに)描かれているので、
そっちを読んでみてもいいだろう。
また、この詩は極めて平明な口語文かつ自由律で書かれているが、これも当時としては画期的な(つまり、より近代的な)表現である。
自らの内面を象徴的に表現するという内容の近代性とともに、日本の近代自由詩の完成と言える。
〇アニヲタ的『道程』
もちろん『[[童貞]]』ではない。
「遠い童貞…確かに喪失はまだまだ遠いな…」とかそういう詩では決してない。
教科書に載っていることも多いので思春期まっさかりの男子(と一部の女子)のアホなリビドーを刺激することがあったとかないとか。
先生がいきなり国語の授業中に「道程…」などと言い始めたらもう男子中学生なんて一撃である。
「童貞…」クスクス「どwwうwwてwwいww」
もう空気が整わない。
ちなみに前述したとおり作者は当時リア充まっさかりで、多分童貞ではない。
『[[スマイルプリキュア!]]』16話にて、『道程』が取り上げられ、[[キュアビューティ>青木れいか/キュアビューティ]]が詩の冒頭を読み上げた。
その事で高村記念会のスタッフが、
「視聴されたお子さま方や親御さん達、[[おおきなお友だち>大きいお友達/大きなお友達]]の皆さんに光太郎を知っていただける機会をいただきありがとうございました」
と、感謝のつぶやきをしていたらしい。
&font(#ff0000){大きなお友達}って……
いやまったく誰のことやら……
[[ニンジャスレイヤー]]第二部において、ザイバツ・シャドーギルド所属の[[古代ローマカラテ>古代ローマカラテ(ニンジャスレイヤー)]]使いプリンセプスが立ちはだかるアマクダリ・セクトのニンジャ達に対してこの詩のアレンジで威圧
「下郎!わきまえよ!ザイバツ・シャドーギルドの前に道なし!道とは我らが通りし後にできるものだ!ゆえに……」
即座にアマクダリ側代表フューネラルに「全く意味がわからん。黙ってくれんかね」と睨まれ、すっこんだ。
続きは何だったのか、クズ肉に聞いても答えはない。ショッギョ・ムッジョな。
追記・修正は、道程を見定めてからお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- レモン哀歌は泣ける、高村の智恵子LOVEっぷりがもうね..... -- 名無しさん (2013-10-13 20:49:34)
- ヴァン「俺は道程だ!」 -- 名無しさん (2021-12-07 06:12:31)
#comment
#areaedit(end)
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#center(){&font(#0000ff){僕の後ろに道は出来る}}
#center(){&font(#0000ff){ああ、自然よ}}
#center(){&font(#0000ff){父よ}}
#center(){&font(#0000ff){僕を一人立ちさせてくれた広大な父よ}}
#center(){&font(#0000ff){僕から目を離さないで見守る事をせよ}}
#center(){&font(#0000ff){常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ}}
#center(){&font(#0000ff){この遠い道程のため}}
#center(){&font(#0000ff){この遠い道程のため}}
「道程」とは日本の彫刻家・詩人高村光太郎による詩であり、その名前が冠された詩集の名前である。「[[童貞]]」ではない。
国語の教科書や名詩集などで見たことがあるだろう。
大正三年(1914年)3月に発表された。
発表された当時は全102行という長さであったが、詩集出版時には現在の長さになった。これは原詩の最後の7行のみを抜き出して多少文面を変えたものである。
この詩集は、前半は洋行から帰国した頃の思い悩んでいた時期の暗めの作品が多いが、
後半はのちに結婚する長沼智恵子と出会った頃(つまり[[リア充]]になっていた)の作品が主であり明るい作風に変わっている。
すなわち、自然を賛美するという方法で自らの生きるありようを肯定的にとらえるというものである。
その自然は「父」とでもいうべき、厳格でありながらいつくしみに満ちた存在である。
その自然を背景として自らの険しくも生きるべき道を独歩しようという決意に満ちている。
原詩では最後の一節は一度しか読まれていないが、改作後には繰り返しにされていることは、それを強めているだろう。
原詩は、自らの自然に囲まれて苦しみながらも肯定的な道を見出すまでの過程がより詳細に(しつこいくらいに)描かれているので、
そっちを読んでみてもいいだろう。
また、この詩は極めて平明な口語文かつ自由律で書かれているが、これも当時としては画期的な(つまり、より近代的な)表現である。
自らの内面を象徴的に表現するという内容の近代性とともに、日本の近代自由詩の完成と言える。
〇アニヲタ的『道程』
もちろん『[[童貞]]』ではない。
「遠い童貞…確かに喪失はまだまだ遠いな…」とかそういう詩では決してない。
教科書に載っていることも多いので思春期まっさかりの男子(と一部の女子)のアホなリビドーを刺激することがあったとかないとか。
先生がいきなり国語の授業中に「道程…」などと言い始めたらもう男子中学生なんて一撃である。
「童貞…」クスクス「どwwうwwてwwいww」
もう空気が整わない。
ちなみに前述したとおり作者は当時リア充まっさかりで、多分童貞ではない。
『[[スマイルプリキュア!]]』[[16話>れいかの悩み!どうして勉強するの!?(スマイルプリキュア!)]]にて、『道程』が取り上げられ、[[キュアビューティ>青木れいか/キュアビューティ]]が詩の冒頭を読み上げた。
その事で高村記念会のスタッフが、
「視聴されたお子さま方や親御さん達、[[おおきなお友だち>大きいお友達/大きなお友達]]の皆さんに光太郎を知っていただける機会をいただきありがとうございました」
と、感謝のつぶやきをしていたらしい。
&font(#ff0000){大きなお友達}って……
いやまったく誰のことやら……
[[ニンジャスレイヤー]]第二部において、ザイバツ・シャドーギルド所属の[[古代ローマカラテ>古代ローマカラテ(ニンジャスレイヤー)]]使いプリンセプスが立ちはだかるアマクダリ・セクトのニンジャ達に対してこの詩のアレンジで威圧
「下郎!わきまえよ!ザイバツ・シャドーギルドの前に道なし!道とは我らが通りし後にできるものだ!ゆえに……」
即座にアマクダリ側代表フューネラルに「全く意味がわからん。黙ってくれんかね」と睨まれ、すっこんだ。
続きは何だったのか、クズ肉に聞いても答えはない。ショッギョ・ムッジョな。
追記・修正は、道程を見定めてからお願いします。
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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- レモン哀歌は泣ける、高村の智恵子LOVEっぷりがもうね..... -- 名無しさん (2013-10-13 20:49:34)
- ヴァン「俺は道程だ!」 -- 名無しさん (2021-12-07 06:12:31)
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