カエルの為に鐘は鳴る

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&font(#6495ED){登録日}:2011/03/21(月) 11:19:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「カエルの為に鐘は鳴る」とは、インテリジェントシステムズと[[任天堂]]が開発し、1992年に発売された[[ゲームボーイ]]用ソフトである。 2012年9月5日に[[ニンテンドー3DS]]のバーチャルコンソールで配信されている。 *〇概要 ジャンルはアドベンチャー・アクションRPG。アクションパズルの要素もあるよ。CMにもある公式の宣伝によれば「変身ギャグベンチャー」らしい。 #openclose(show=CM){ #center(){&sizex(4){&color(gray){ポン☆}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){私は通訳のバイリンガエル♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){カエルの本音を聞いてあげる♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){ゲロゲッゲッゲ♪ゲロゲッゲッゲ♪ゲロゲッゲッゲ♪ゲロゲッゲッゲ♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(purple){??}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){わか~らないっ♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(gold){王子}&color(skyblue){が}&color(yellowgreen){カエル}&color(skyblue){に!}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){カエル}&color(skyblue){が}&color(red){ヘビ}&color(skyblue){に!}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(skyblue){変身ギャグベンチャー!}}}} #center(){&bold(){&sizex(6){&color(gray){ゲームボーイソフト}}}} #center(){&bold(){&sizex(7){&color(hotpink){カエルの為に鐘は鳴る}}}} #center(){&sizex(4){&color(gray){ポン☆}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){…ゲロゲロ}}}} バイリンガエル演じる遠野舞子がカエルのバックダンサーと共に踊るという内容。 }  操作方法は2つあり、町の中・フィールドなどでは上から見下ろしたマップになり、[[RPG>RPG(ロールプレイングゲーム)]]のように上下左右に移動。 ダンジョンでは、真横から見たマップになりアクションゲームのように左右移動・ジャンプを使って移動する。 主人公は人間・カエル・ヘビの3つの姿に変身する事ができ、それぞれの特徴を生かして冒険する。 『ゲーム職人』での開発者インタビューによると、開発当初は『パラパレス』というタイトルだったが当時の組ty……社長の鶴の一声で現在のタイトルとなった。 シナリオを手がけたのは『メトロイド』シリーズの坂本賀勇氏。 &bold(){・人間} 基本の姿。カエルやヘビの状態で、しあわせの果実を食べることによって人間に戻れる。 3つの姿の中で一番攻撃力があり、それなりにジャンプ力もある。基本はこの姿で行動する。 &bold(){・カエル} 水に入ることで変身できる。 高いジャンプ力(人間時の2倍)を持ち、虫の敵に触れても戦闘にはならず、食べて体力を回復できる。 ただしヘビには弱いうえに攻撃力もかなり弱いので普通の戦闘には不向き。 &bold(){・ヘビ} 温泉卵を食べることによって変身できる。&s(){なんで温泉卵でヘビになるのかと突っ込んではいけない。} 狭い所を通り抜けたり、弱い敵をブロックにする事ができる。しかしジャンプ力が極端に落ち、攻撃力も人間時ほどではない。 *〇システム このゲームは&bold(){経験値の概念が無い}。 主人公は剣や盾を装備したり、「セイントストーン」と呼ばれる3種類の石を取ることで強くなる。 ちなみに「セイントストーン」の効果は以下の通り。 |~ライフストーン|体力の最大値が増える| |~パワーストーン|攻撃力が上がる| |~スピードストーン|自分のターンでの攻撃回数が増える| ストーリー上で現れるボスは、常にその時点で手に入る最強の剣と盾、そしてすべてのストーンが揃っていなければ勝てない仕様になっている。 もし勝てないのなら、何かしらが足りていないことになるので、頑張って探し出そう。 また、もし途中で投げ出してやり直しても、長編[[RPG>RPG(ロールプレイングゲーム)]]でありがちな「どこまで進んだっけ…」という事はなく、 日記を見れば次に何をすればいいか分かり、いつでもセーブできるという便利&s(){だけどアクションゲームとしてはどうなのよ、といった}機能もついていたりする。 *〇あらすじ サブレ王国の王子とカスタード王国のリチャード王子は[[ライバル]]同士。サブレ王子は剣術の試合に臨むが、いつも通りリチャード王子に負ける。 そんな中、2人はミルフィーユ王国が魔王デラーリンによって侵略され、ティラミス姫が捕らえられたという知らせを受ける。 それぞれ先を競うようにミルフィーユ王国へ向かうが、サブレ王子はリチャード王子より先に姫と国を救うことができるだろうか。 *〇主な登場人物 ***・サブレ王国の王子(サブレ王子) このゲームの主人公で名前はプレイヤーがゲーム開始時に付ける。フルネームは"&bold(){(付けた名前)・デ・サブレ}"((「付けた名前」は、説明書では「コマール」、攻略本では「ココナツ」と命名されている。))。 物凄い金持ちで、何でも金の力で解決できると思っている。ちなみにカナヅチのため泳げない。 白目を大きくデフォルメしたせいか、ゲーム画面では肌に色が塗られており褐色キャラに見える。 ***・リチャード王子 &big(){&bold(){ハッハッハッハ}} カスタード王国の王子。サブレ王子とは[[幼なじみ]]で良きライバル。主人公と同い年で、ルックス、スタイル、おつむの程度もほとんど同じ。 しかし、剣術の腕はサブレ王子よりも上((対戦成績は56勝0敗))。口が悪い嫌味な人物に見られがちだが、実はかなりいいやつ。 ***・ティラミス姫 ミルフィーユ王国を治める姫で、絶世の美女との噂がある。聖なる力で国の平和を保っていたが、デラーリンに城を占領され行方不明になり、捜索されている。 ***・ゲロニアン兵 デラーリンの手先。強さが違う数パターンの兵がいる。 ***・マンドラ 眼鏡をかけた正体不明の怪しい魔女。ただで怪しいくすりをくれたり、更に怪しいくすりを高額で売りつけたりする。 #openclose(show=その正体){ なんとティラミス姫だったのさ! } ***・ポルナレフ マンドラのペットのハゲワシ。&s(){別に「[[あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!]]」とか言ったりしない。} 鳴き声は「しゃげーっ。しゃげーっ。」 ***・ジャム 城下町アラモードに住む自称義賊。 主人公をゲロニアンの手先を勘違いし、住民たちをけしかける。 こいつもカエルに変身するが、アイパッチはつけたまま。 ***・アルフレド・じんべぇ 自称”じゃぱにーず・びじねすまん”と名乗る男。金(ゴールド)を持っていけば、スプリング・ヒルの「春を告げるベル」を直してくれる。 こいつの店のBGMを3分聴き続けるとけけソングが聴けたりする。   ***・アレヲ=シタイン博士 ナンテンドウの研究員。美食家で、寿司に[[山葵>ワサビ]]が無くてキレている。&s(){すうどん食え} わさび一つで軍手(ハイパーグローブ)や色々な発明品をくれる太っ腹な人。 何故か「[[ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝]]」にも所々で出演している。 ***・赤ずきん エスキモー村に住む[[幼女]]。サブレ王子を「おぢさま」と呼ぶ。 親方にいじめられて店を逃げ出す。&s(){具体的には荒縄で縛り上げられて[[鞭]]で百叩きにされた上に、あんな事やこんな事らしい。}  ***・おやかた 赤ずきんの店の親方。いきなり賄賂をくれたりする。赤ずきんにあんな事やこんな事をしていた張本人。&s(){おい、ちょっと代われ。} #openclose(show=その正体){ なんとゲロニアン兵だったのさ!&s(){しかし幼女に手を出す必要があったのかは謎である。} } ***・カザンオールスターズ 金山発掘のプロ集団でリーダーはヘースケ。ヘースケ以外のメンバーは、コータ・マーシー・トディ。 こいつらと一緒に戦うと敵をフルボッコにしてくれる。爽快。 ***・デラーリン ゲロニアン軍を率いてミルフィーユ王国を侵略した魔王。 #openclose(show=その正体){ カエルが大好物の巨大なヘビ。[[ラスボス]]だが、はっきり言って弱い……? } *〇本作品の魅力 **・パロディ 東京コミックショーZやら、埋蔵金掘りに夢中なコピーライターやら、盛大にパロディネタが盛り込まれている。 しかし、当時はパロネタに気づかず大人になってから笑った人もいるであろう。 またキャラクターの名前や、ミルフィーユ王国の地名の多くはお菓子の名前が付けられている(詳しくは本家参照)。&s(){リチャードだけまともな人名で少々浮いている。} **・出オチ 主人公は&bold(){最初から999万9999クリ(クリはこのゲームでの通貨で持ち金はMAX値)持っている。}だいたい5000クリあればゲームでは困らないので、最早チートである。 だが冒頭にリチャード王子に船から追い出され、ミルフィーユ王国に行くために&bold(){他人の船を899万9999クリで買収}という公式チートを繰り出す。 しかもその後に子供から[[ワイン]]をもらい、感動のあまり残りの100万クリを渡す。これで無一文かと思えばどこからともなく最後の100万クリを取り出してみせるという無茶苦茶ぶり。 ちなみに、ここまでで&bold(){開始僅か十数分の出来事}である。まあその最後の100万クリはイベントアイテム入手のために消えるのだが。 なお、ゲームの進行でイベントアイテムとして&bold(){金山で1000万クリに相当する金塊}を入手するのだが、主人公は最初の時点で&bold(){1099万9999クリを持っている}のが実にシュールである。 **・その他 ババロア山の森の立て看板には #center(){ 北 東 北 西 北 1 1 2 3 1 } と書かれている。 この順番に進めばマンドラの館にたどり着けるのだが、子供が東西南北が分からず、ここで詰んだり親に聞く人が続出した。 これで東西南北を覚えた人もいるだろう。 この看板のように、作中のセリフにはゲームボーイでありながら漢字が登場する。 これは当時のインテリジェントシステムズのプログラマであった藤井やすひこ氏が、PCのROMに入っている漢字データを自動的に引っ張り出し、ゲームボーイの画面上で見やすいように16×16から8×8ドットに変換する「漢字コンバーター」を作成したことで実現した。(ソースは『ゲーム職人第1集』) このゲームはストーリーへの評価もさることながら、戸高一生氏が手がける楽曲にも定評があり、特にフィールド((「王子の冒険」というタイトルが付いている))、ナンテンドー、スタッフロール((こちらはソース不明ながら「ミルフィーユマジック」と呼ばれている))あたりは特に人気が高い。 今では「隠れた名作」として評価されているものの、当時の売れ行きはあまり良いとは言えなかったのも相まって、他のGBソフトに比べ少し高騰気味。 説明書にしか描かれていないイラストもあるしね。 *〇他作品へのカメオ出演 メイドイン俺や[[トモダチコレクション新生活]]、大合奏!バンドブラザーズDX、[[ペーパーマリオRPG]]、[[ゼルダ無双]]などに、 このゲームの要素がさりげなく散りばめられている。この作品が愛され続けている証拠といえよう。 2019年にリメイクが決まった夢島でリチャードがどのように登場するか期待したい。 *〇余談 リチャード王子は[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]にゲスト出演している。 そちらで会った方も多いのでは?(ただ夢島の設定的にあれは本人では無いはずだが) [[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]では、サブレ王子が[[アシストフィギュア]]として参戦。[[小林ゆう]]ボイスがかわいいと評判になった。 [[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]では、サブレ王子とリチャード王子が[[スピリット>スピリッツ(スマブラ)]]で登場。 サブレ王子の性能は階級HOPE防御型のアタッカーでスロットは3((超化できるスピリットのひとつで、超化させると王子の姿に変わる事で階級はLEGENDに上がり、ジャイアント化などの時間が伸びる変化時間延長のスキルが加わる。))、リチャード王子の性能は階級ACE無属性のアタッカーでスロットは3。 カエル&ヘビの姿はスピリッツバトルがあり、[[プププランド GB>星のカービィ]]のステージでカエル役はそのまま[[ゲッコウガ]]とヘビ役で爬虫類繋がりの[[キングクルール]]と戦う。 サブレ王子もアシストで出現。彼に攻撃されると動きを拘束されるので、いなくなるまで回避するか、アシストキラーで撃墜させたいところ。 リチャード王子のスピリッツバトルは、カエル&ヘビと同じくステージはプププランド GBで上記のゲスト出演の縁か[[こどもリンク>リンク(ゼルダの伝説)]]に乗り移っており、こちらもアシストでサブレ王子が出現する((ただしカエル&ヘビと異なりステージは変化する上、サブレ王子は撃墜しても何度も出現するので短期決戦で挑みたいところ。))。 相手は攻撃力が増しており、さらに一定時間毎に無敵になる。 EDで放置すると「''See you again''」と出るので、もしかしたら続編案もあったのかもしれないが、&bold(){誠に残念ながら未だ続編の動きはない}。 VC配信中(411円)なので、機会があればぜひプレイして欲しいところ。 #center(){  ついき・しゅうせいぼしゅう である  そなたも リッチになってはみぬか! かんたんな しごとで  ゆめのような こうしゅうにゅうを! れんらくさき サブレ王国            サブレ王子まで } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら…… *ポチッ! と #vote3(time=600,32) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - LV1_4体>LV3_3体の世界 -- 名無しさん (2014-04-01 09:14:21) - とても面白いRPGだったが姫の正体だけは・・・・。うぉい!? -- 名無しさん (2014-04-01 09:41:42) - リチャード王子がゼル伝夢を見る島にゲスト出演したり主人公がスマブラでアシストフィギュアになったり地味に愛されてるこの作品。 -- 名無しさん (2014-10-30 11:28:33) - 92年のゲームボーイで漢字・フォントいじり・1枚絵でまばたき&口が動くと今考えるとめちゃくちゃ凄いことやってる。 -- 名無しさん (2015-02-07 02:35:39) - ↑ 漢字と一枚絵で瞬き・口パクなら、90年に1作目が出たアレサシリーズでもやってる。1作目だと一枚絵のクオリティが低いけど、2作目でちゃんとした絵になってる。 -- 名無しさん (2015-02-07 07:23:20) - これリメイクして欲しいんだよな。今だったら当時分からなかったパロネタや際どいネタも分かってニヤリと出来ると思う。台詞も味があっておもしろいのよ -- 名無しさん (2016-03-10 12:57:00) - 意外とスーパーマリオメーカーのキャラマリオで配信されそうな気がしないでもない。 -- 名無しさん (2016-04-15 19:49:23) - で・・姫様とあの人結局どっちが本当なの? -- 名無しさん (2019-01-15 09:54:46) - ↑ どっちでも一緒じゃないですか。とは言うものの結構根っこが腹黒い作品なんでやっぱマンドラありきかなあ。リチャードが手を引いたのはそれに勘づいた説なんてあるし -- 名無しさん (2019-01-15 11:05:46) - ボス戦とかは技術とか関係なく純粋な装備品の強さでしかカウントされないのが色々惜しい感じのゲームだったような -- 名無しさん (2020-11-19 16:48:07) - ↑↑2年経っての遅レスですまぬが、王子が気絶しているとき(演技する必要がない時)にマンドラの口調で話しているので………まあ、そういうことだと思うw -- 名無しさん (2021-05-31 11:15:10) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/21(月) 11:19:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 「カエルの為に鐘は鳴る」とは、インテリジェントシステムズと[[任天堂]]が開発し、1992年に発売された[[ゲームボーイ]]用ソフトである。 2012年9月5日に[[ニンテンドー3DS]]のバーチャルコンソールで配信されている。 *〇概要 ジャンルはアドベンチャー・アクションRPG。アクションパズルの要素もあるよ。CMにもある公式の宣伝によれば「変身ギャグベンチャー」らしい。 #openclose(show=CM){ #center(){&sizex(4){&color(gray){ポン☆}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){私は通訳のバイリンガエル♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){カエルの本音を聞いてあげる♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){ゲロゲッゲッゲ♪ゲロゲッゲッゲ♪ゲロゲッゲッゲ♪ゲロゲッゲッゲ♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(purple){??}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){わか~らないっ♪}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(gold){王子}&color(skyblue){が}&color(yellowgreen){カエル}&color(skyblue){に!}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){カエル}&color(skyblue){が}&color(red){ヘビ}&color(skyblue){に!}}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(skyblue){変身ギャグベンチャー!}}}} #center(){&bold(){&sizex(6){&color(gray){ゲームボーイソフト}}}} #center(){&bold(){&sizex(7){&color(hotpink){カエルの為に鐘は鳴る}}}} #center(){&sizex(4){&color(gray){ポン☆}}} #center(){&bold(){&sizex(5){&color(yellowgreen){…ゲロゲロ}}}} バイリンガエル演じる遠野舞子がカエルのバックダンサーと共に踊るという内容。 }  操作方法は2つあり、町の中・フィールドなどでは上から見下ろしたマップになり、[[RPG>RPG(ロールプレイングゲーム)]]のように上下左右に移動。 ダンジョンでは、真横から見たマップになりアクションゲームのように左右移動・ジャンプを使って移動する。 主人公は人間・カエル・ヘビの3つの姿に変身する事ができ、それぞれの特徴を生かして冒険する。 『ゲーム職人』での開発者インタビューによると、開発当初は『パラパレス』というタイトルだったが当時の組ty……社長の鶴の一声で現在のタイトルとなった。 シナリオを手がけたのは『メトロイド』シリーズの坂本賀勇氏。 &bold(){・人間} 基本の姿。カエルやヘビの状態で、しあわせの果実を食べることによって人間に戻れる。 3つの姿の中で一番攻撃力があり、それなりにジャンプ力もある。基本はこの姿で行動する。 &bold(){・カエル} 水に入ることで変身できる。 高いジャンプ力(人間時の2倍)を持ち、虫の敵に触れても戦闘にはならず、食べて体力を回復できる。 ただしヘビには弱いうえに攻撃力もかなり弱いので普通の戦闘には不向き。 &bold(){・ヘビ} 温泉卵を食べることによって変身できる。&s(){なんで温泉卵でヘビになるのかと突っ込んではいけない。} 狭い所を通り抜けたり、弱い敵をブロックにする事ができる。しかしジャンプ力が極端に落ち、攻撃力も人間時ほどではない。 *〇システム このゲームは&bold(){経験値の概念が無い}。 主人公は剣や盾を装備したり、「セイントストーン」と呼ばれる3種類の石を取ることで強くなる。 ちなみに「セイントストーン」の効果は以下の通り。 |~ライフストーン|体力の最大値が増える| |~パワーストーン|攻撃力が上がる| |~スピードストーン|自分のターンでの攻撃回数が増える| ストーリー上で現れるボスは、常にその時点で手に入る最強の剣と盾、そしてすべてのストーンが揃っていなければ勝てない仕様になっている。 もし勝てないのなら、何かしらが足りていないことになるので、頑張って探し出そう。 また、もし途中で投げ出してやり直しても、長編[[RPG>RPG(ロールプレイングゲーム)]]でありがちな「どこまで進んだっけ…」という事はなく、 日記を見れば次に何をすればいいか分かり、いつでもセーブできるという便利&s(){だけどアクションゲームとしてはどうなのよ、といった}機能もついていたりする。 *〇あらすじ サブレ王国の王子とカスタード王国のリチャード王子は[[ライバル]]同士。サブレ王子は剣術の試合に臨むが、いつも通りリチャード王子に負ける。 そんな中、2人はミルフィーユ王国が魔王デラーリンによって侵略され、ティラミス姫が捕らえられたという知らせを受ける。 それぞれ先を競うようにミルフィーユ王国へ向かうが、サブレ王子はリチャード王子より先に姫と国を救うことができるだろうか。 *〇主な登場人物 ***・サブレ王国の王子(サブレ王子) このゲームの主人公で名前はプレイヤーがゲーム開始時に付ける。フルネームは"&bold(){(付けた名前)・デ・サブレ}"((「付けた名前」は、説明書では「コマール」、攻略本では「ココナツ」と命名されている。))。 物凄い金持ちで、何でも金の力で解決できると思っている。ちなみにカナヅチのため泳げない。 白目を大きくデフォルメしたせいか、ゲーム画面では肌に色が塗られており褐色キャラに見える。 ***・リチャード王子 &big(){&bold(){ハッハッハッハ}} カスタード王国の王子。サブレ王子とは[[幼なじみ]]で良きライバル。主人公と同い年で、ルックス、スタイル、おつむの程度もほとんど同じ。 しかし、剣術の腕はサブレ王子よりも上((対戦成績は56勝0敗))。口が悪い嫌味な人物に見られがちだが、実はかなりいいやつ。 ***・ティラミス姫 ミルフィーユ王国を治める姫で、絶世の美女との噂がある。聖なる力で国の平和を保っていたが、デラーリンに城を占領され行方不明になり、捜索されている。 ***・ゲロニアン兵 デラーリンの手先。強さが違う数パターンの兵がいる。 ***・マンドラ 眼鏡をかけた正体不明の怪しい魔女。ただで怪しいくすりをくれたり、更に怪しいくすりを高額で売りつけたりする。 #openclose(show=その正体){ なんとティラミス姫だったのさ! } ***・ポルナレフ マンドラのペットのハゲワシ。&s(){別に「[[あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!]]」とか言ったりしない。} 鳴き声は「しゃげーっ。しゃげーっ。」 ***・ジャム 城下町アラモードに住む自称義賊。 主人公をゲロニアンの手先を勘違いし、住民たちをけしかける。 こいつもカエルに変身するが、アイパッチはつけたまま。 ***・アルフレド・じんべぇ 自称”じゃぱにーず・びじねすまん”と名乗る男。金(ゴールド)を持っていけば、スプリング・ヒルの「春を告げるベル」を直してくれる。 こいつの店のBGMを3分聴き続けるとけけソングが聴けたりする。   ***・アレヲ=シタイン博士 ナンテンドウの研究員。美食家で、寿司に[[山葵>ワサビ]]が無くてキレている。&s(){すうどん食え} わさび一つで軍手(ハイパーグローブ)や色々な発明品をくれる太っ腹な人。 何故か「[[ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝]]」にも所々で出演している。 ***・赤ずきん エスキモー村に住む[[幼女]]。サブレ王子を「おぢさま」と呼ぶ。 親方にいじめられて店を逃げ出す。&s(){具体的には荒縄で縛り上げられて[[鞭]]で百叩きにされた上に、あんな事やこんな事らしい。}  ***・おやかた 赤ずきんの店の親方。いきなり賄賂をくれたりする。赤ずきんにあんな事やこんな事をしていた張本人。&s(){おい、ちょっと代われ。} #openclose(show=その正体){ なんとゲロニアン兵だったのさ!&s(){しかし幼女に手を出す必要があったのかは謎である。} } ***・カザンオールスターズ 金山発掘のプロ集団でリーダーはヘースケ。ヘースケ以外のメンバーは、コータ・マーシー・トディ。 こいつらと一緒に戦うと敵をフルボッコにしてくれる。爽快。 ***・デラーリン ゲロニアン軍を率いてミルフィーユ王国を侵略した魔王。 #openclose(show=その正体){ カエルが大好物の巨大なヘビ。[[ラスボス]]だが、はっきり言って弱い……? } *〇本作品の魅力 **・パロディ 東京コミックショーZやら、埋蔵金掘りに夢中なコピーライターやら、盛大にパロディネタが盛り込まれている。 しかし、当時はパロネタに気づかず大人になってから笑った人もいるであろう。 またキャラクターの名前や、ミルフィーユ王国の地名の多くはお菓子の名前が付けられている(詳しくは本家参照)。&s(){リチャードだけまともな人名で少々浮いている。} **・出オチ 主人公は&bold(){最初から999万9999クリ(クリはこのゲームでの通貨で持ち金はMAX値)持っている。}だいたい5000クリあればゲームでは困らないので、最早チートである。 だが冒頭にリチャード王子に船から追い出され、ミルフィーユ王国に行くために&bold(){他人の船を899万9999クリで買収}という公式チートを繰り出す。 しかもその後に子供から[[ワイン]]をもらい、感動のあまり残りの100万クリを渡す。これで無一文かと思えばどこからともなく最後の100万クリを取り出してみせるという無茶苦茶ぶり。 ちなみに、ここまでで&bold(){開始僅か十数分の出来事}である。まあその最後の100万クリはイベントアイテム入手のために消えるのだが。 なお、ゲームの進行でイベントアイテムとして&bold(){金山で1000万クリに相当する金塊}を入手するのだが、主人公は最初の時点で&bold(){1099万9999クリを持っている}のが実にシュールである。 **・その他 ババロア山の森の立て看板には #center(){ 北 東 北 西 北 1 1 2 3 1 } と書かれている。 この順番に進めばマンドラの館にたどり着けるのだが、子供が東西南北が分からず、ここで詰んだり親に聞く人が続出した。 これで東西南北を覚えた人もいるだろう。 この看板のように、作中のセリフにはゲームボーイでありながら漢字が登場する。 これは当時のインテリジェントシステムズのプログラマであった藤井やすひこ氏が、PCのROMに入っている漢字データを自動的に引っ張り出し、ゲームボーイの画面上で見やすいように16×16から8×8ドットに変換する「漢字コンバーター」を作成したことで実現した。(ソースは『ゲーム職人第1集』) このゲームはストーリーへの評価もさることながら、戸高一生氏が手がける楽曲にも定評があり、特にフィールド((「王子の冒険」というタイトルが付いている))、ナンテンドー、スタッフロール((こちらはソース不明ながら「ミルフィーユマジック」と呼ばれている))あたりは特に人気が高い。 今では「隠れた名作」として評価されているものの、当時の売れ行きはあまり良いとは言えなかったのも相まって、他のGBソフトに比べ少し高騰気味。 説明書にしか描かれていないイラストもあるしね。 *〇他作品へのカメオ出演 メイドイン俺や[[トモダチコレクション新生活]]、大合奏!バンドブラザーズDX、[[ペーパーマリオRPG]]、[[ゼルダ無双]]などに、 このゲームの要素がさりげなく散りばめられている。この作品が愛され続けている証拠といえよう。 2019年にリメイクが決まった夢島でリチャードがどのように登場するか期待したい。 *〇余談 リチャード王子は[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]にゲスト出演している。 そちらで会った方も多いのでは?(ただ夢島の設定的にあれは本人では無いはずだが) [[大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]では、サブレ王子が[[アシストフィギュア]]として参戦。[[小林ゆう]]ボイスがかわいいと評判になった。 [[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]では、サブレ王子とリチャード王子が[[スピリット>スピリッツ(スマブラ)]]で登場。 サブレ王子の性能は階級HOPE防御型のアタッカーでスロットは3((超化できるスピリットのひとつで、超化させると王子の姿に変わる事で階級はLEGENDに上がり、ジャイアント化などの時間が伸びる変化時間延長のスキルが加わる。))、リチャード王子の性能は階級ACE無属性のアタッカーでスロットは3。 カエル&ヘビの姿はスピリッツバトルがあり、[[プププランド GB>星のカービィ]]のステージでカエル役はそのまま[[ゲッコウガ]]とヘビ役で爬虫類繋がりの[[キングクルール]]と戦う。 サブレ王子もアシストで出現。彼に攻撃されると動きを拘束されるので、いなくなるまで回避するか、アシストキラーで撃墜させたいところ。 リチャード王子のスピリッツバトルは、カエル&ヘビと同じくステージはプププランド GBで上記のゲスト出演の縁か[[こどもリンク>リンク(ゼルダの伝説)]]に乗り移っており、こちらもアシストでサブレ王子が出現する((ただしカエル&ヘビと異なりステージは変化する上、サブレ王子は撃墜しても何度も出現するので短期決戦で挑みたいところ。))。 相手は攻撃力が増しており、さらに一定時間毎に無敵になる。 EDで放置すると「''See you again''」と出るので、もしかしたら続編案もあったのかもしれないが、&bold(){誠に残念ながら未だ続編の動きはない}。 VC配信中(411円)なので、機会があればぜひプレイして欲しいところ。 #center(){  ついき・しゅうせいぼしゅう である  そなたも リッチになってはみぬか! かんたんな しごとで  ゆめのような こうしゅうにゅうを! れんらくさき サブレ王国            サブレ王子まで } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら…… *ポチッ! と #vote3(time=600,33) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - LV1_4体>LV3_3体の世界 -- 名無しさん (2014-04-01 09:14:21) - とても面白いRPGだったが姫の正体だけは・・・・。うぉい!? -- 名無しさん (2014-04-01 09:41:42) - リチャード王子がゼル伝夢を見る島にゲスト出演したり主人公がスマブラでアシストフィギュアになったり地味に愛されてるこの作品。 -- 名無しさん (2014-10-30 11:28:33) - 92年のゲームボーイで漢字・フォントいじり・1枚絵でまばたき&口が動くと今考えるとめちゃくちゃ凄いことやってる。 -- 名無しさん (2015-02-07 02:35:39) - ↑ 漢字と一枚絵で瞬き・口パクなら、90年に1作目が出たアレサシリーズでもやってる。1作目だと一枚絵のクオリティが低いけど、2作目でちゃんとした絵になってる。 -- 名無しさん (2015-02-07 07:23:20) - これリメイクして欲しいんだよな。今だったら当時分からなかったパロネタや際どいネタも分かってニヤリと出来ると思う。台詞も味があっておもしろいのよ -- 名無しさん (2016-03-10 12:57:00) - 意外とスーパーマリオメーカーのキャラマリオで配信されそうな気がしないでもない。 -- 名無しさん (2016-04-15 19:49:23) - で・・姫様とあの人結局どっちが本当なの? -- 名無しさん (2019-01-15 09:54:46) - ↑ どっちでも一緒じゃないですか。とは言うものの結構根っこが腹黒い作品なんでやっぱマンドラありきかなあ。リチャードが手を引いたのはそれに勘づいた説なんてあるし -- 名無しさん (2019-01-15 11:05:46) - ボス戦とかは技術とか関係なく純粋な装備品の強さでしかカウントされないのが色々惜しい感じのゲームだったような -- 名無しさん (2020-11-19 16:48:07) - ↑↑2年経っての遅レスですまぬが、王子が気絶しているとき(演技する必要がない時)にマンドラの口調で話しているので………まあ、そういうことだと思うw -- 名無しさん (2021-05-31 11:15:10) #comment #areaedit(end) }

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