カイリキー

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&font(#6495ED){登録日}:2010/06/27 Sun 17:18:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center{&font(#778899,b){&big(){4本の腕をすばやく動かし、あらゆる角度から休むことなくパンチやチョップを叩きこむ。}}} #center(){&blankimg(カイリキー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、85話『ライバル決戦!サトシVSサイトウ!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} [[ポケットモンスター]]シリーズで[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]から登場する[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]。 *■データ ---- 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.68 分類:かいりきポケモン [[英語]]名:Machamp 高さ:1.6m 重さ:130.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:人型 性別比率:♂75♀25 タイプ:[[かくとう>かくとうタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:こんじょう(状態異常時に攻撃力1.5倍。[[やけど>やけど(ポケモン)]]による物理技のダメージ半減も無視)   /ノーガード(お互いの技が必中になる。「[[あなをほる>あなをほる(ポケモン)]]」「そらをとぶ」等を使用している間でも命中する。先頭にすると野生ポケモンの出現率が1.5倍になる) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:ふくつのこころ([[ひるむ>ひるみ(ポケモン)]]と素早さが1段階上がる) [[種族値]] HP:90 攻撃:130 防御:80 特攻:65 特防:85(初代のみ65) 素早さ:55 合計:505 [[努力値]]:攻撃+3 ワンリキーがレベル28でゴーリキーに[[進化>しんか(ポケモン)]]。 ゴーリキーを通信交換する((進化の際にゴローン→ゴローニャと逆の現象(腕が4本に増え、顔立ちがゴローンっぽくなる)が起こっている事から、「後のアギルダー&シュバルゴみたいな構想があったのでは?」と推察するプレイヤーもいる))とカイリキーに進化する。 なので最低でもレベル28は必要で、通信交換しない限り永遠に進化しない。 *■概要 ---- 鍛え抜かれた筋肉と&bold(){四本の腕}を持つ人型のポケモンで、かくとうタイプを代表するポケモンの一匹である。 ストーリー上入手できるポケモンとして[[DPt>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]までシリーズ皆勤賞だったが、[[BW>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]で記録が途絶えた。 まあ全員新ポケモンだったから仕方ないね。 相手が強ければ強いほど闘志を燃やす格闘家の手本のような性格らしく、%%オラワクワクしてきたぞ%% あらゆる格闘技をマスターし、腕の一本だけで山を動かしたり、電車を吹っ飛ばしたり、相手を地平線の彼方まで投げ飛ばす程のパワーを持ち、 その四本の腕で相手を捕らえたあと複雑な形で締め上げる関節技「カイリキースペシャル」を繰り出したり、 &bold(){&font(#ff0000){2秒間に1000発もの連続パンチ}}を繰り出したりととにかく荒々しいマッチョメン。 伝説のポケモンにでもいそうなパワフル具合だが一応一般ポケである。 実際に[[ポケスタ>ポケモンスタジアムシリーズ]]の登場モーションやポケモンGOの攻撃モーションでは俊敏な動きでパンチを連打している。 特に[[ポッ拳>ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT]]のバーストアタック「爆裂ラッシュ」では本当にヒット数1000を叩きだしてくる(演出によるものでダメージ自体は普通のBA相当だが) しかし知能はお世辞にも高いとは言えず、考えるよりも先に手が出る典型的な脳筋。 また、指先を使った細かい作業も苦手でいつの間にか腕が絡まってしまうらしい。 その男らしい姿から「&bold(){ウホッ! いい男……}」的なネタによく使われる[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]。 だがそんな姿にもかかわらず&color(pink){♀も存在する。}しかし見た目はほとんど変わらない。 ちなみにゴーリキーがパワーセーブベルトを外す事で進化するらしいが、最近のグラフィックでは何故かカイリキーになってもベルトは付いたままである。 ポケスペではカイリキーになっても付けていることで、パワーをセーブしているカイリキーが登場している。 *■ゲームでのカイリキー ---- 進化前のワンリキー、ゴーリキーは山や洞窟によく出現し、[[からておう>からておう(ポケモン)]]やバトルガール等によく使われる。 カイリキーまで進化させるには通信が必要で、ゴーリキーのままだと最も高い攻撃種族値ですら100、進化レベルが同じで速攻型の[[オコリザル]]未満と物足りない。 ただワンリキーは[[金銀クリスタル>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]、[[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]では、[[コガネシティ]]にてこちらの[[スリープ>スリーパー(ポケモン)]]とのトレードでNPCから[[きんにく>きんにく(ポケモン)]]を貰えるため、最初は頼りないが人から貰ったおかげで成長も早い。 [[アカネ>アカネ(ポケモン)]]の[[ミルタンク]]対策として重宝する助っ人でもあるため、ワンリキーといえば「きんにく」のイメージが強い人も多いだろう。 他にもカイリキーは初代のピカチュウ版に限り、カラカラとNPC交換で入手することが可能。 厳密にはゴーリキーを入手できるのだが、当時のゲーム内交換に「[[かわらずのいし]]」という道具(概念)はないのでそのままカイリキーに進化できる。 ピカチュウ版単体ではLv19が最低入手だが、金銀を利用するとLv5のカイリキーを入手できたりする。実用性はあまりないが。 [[四天王>してんのう(ポケモン)]]の[[シバ>シバ(ポケモン)]]の切り札だが初代のかくとうタイプはとても不遇。 最高[[威力>威力(ポケモン)]]の技が「じごくぐるま」止まりで[[エスパータイプ>エスパータイプ(ポケモン)]]であっさり倒せてしまうのでぶっちゃけ弱い。 しかしリメイクである[[FRLG>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]では強力な攻撃が増えているので注意が必要。 金銀からは急所に当たりやすい「クロスチョップ」や当たれば必ず混乱させる「ばくれつパンチ」を覚えるようになったため、一気に強化された。 引き続き四天王を務めるシバの手持ちにも入っているが、一致技として「クロスチョップ」、サブウェポンに「いわなだれ」を持っているため、前作のノリで挑むと痛い目にあう。 金銀のリメイクであるHGSSでは特性「ノーガード」によりさらに強化されている。 また、HGSSでは[[フーディン]]に代わって[[グリーン>グリーン(ポケモン)]]の手持ちにもなっている。 [[ポケスペ>ポケットモンスターSPECIAL]]から逆輸入してきたのだろうか。 ノーガードを活かし、ばくれつパンチやストーンエッジで攻めてくる。 強化版では「くろいてっきゅう」を所持しており、たまに投げつけてくるほか、&bold(){「[[メロメロ>メロメロ(ポケモン)]]」をかましてくる}。 ちなみに金銀時代は初代からワンリキー系統を連れてくると「かわらのかけら」という謎のアイテムを所持していた。 何が謎かというと、このアイテム''一切何の効果もない''のである。 入手方法からすると、[[ピカチュウ]]の「でんきだま」のようにワンリキー系専用の強化アイテムのように見えるのに… 実は初代から金銀にポケモンが送られる際にはそのポケモン固有の捕捉率(捕まりやすさ)を参照するのだが、 ワンリキー系統だけ固有の値が用意されており、それを利用して運営のお遊びで入れられたアイテムである可能性が高い。 結局このアイテムは[[第三世代>世代(ポケモン)]]移行時に完全に削除され、以降も再入手手段はない。 [[ポケモンコロシアム]]では[[シャドー>シャドー(ポケモン)]]ボス・[[ワルダック>バックレー(ポケモンコロシアム)]]が使用する。 [[SM>ポケットモンスター サン・ムーン]]・[[USUM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]では[[秘伝技>フィールド技(ポケモン)]]廃止に伴い『かいりき』が自力習得技に変更。 と言っても実用性は殆どなく、単なるイメージ優先である。そろそろかくとうタイプに変更してもいいんじゃないのか…? そうすればこんじょう型の選択肢としてデメリットはあるけど命中威力共に安定なインファイトか、 デメリットなしで威力重視のクロスチョップか、はたまた命中重視でこれか…と使い分けができるし。 さらにシナリオ終盤になるとまさかの[[ライドポケモン>ポケモンライド]]として使用可能となる。能力はとても大きい岩を動かすというもの(従来作の秘伝技『かいりき』のような効果)。 移動速度は[[主人公>主人公(ポケモン)]]とほとんど変わらないので[[ケンタロス]]に汎用性の面で劣るがそこそこ使用機会は多い。 なおこれまでのポケモンライドは対象ポケモンの背に主人公が乗る構図が普通だったが、 カイリキーは前の腕を使ってなぜか&color(hotpink){お姫様だっこ}で主人公を運んでくれる。 とはいえ腕四本のうち二本だけで岩を押せるのは、流石かいりきポケモンである。 ちなみに何かとポケモンが街中にいる本作だが、カイリキーはその中でもかなりよく見られる。 土木作業員などの腕力を使う仕事で活躍しているようであり、体験版では何故かミニイベントもある。 初代のVC版発売が決定した時には初代の[[わざマシン>わざマシン/ひでんマシン]]に収録されている「じわれ」と特性「ノーガード」と両立できるのではないかと危ぶまれていた。 しかし、VC版からポケモンバンク以降の世代に送ったポケモンは全て隠れ特性となるため結果的には杞憂だった。 [[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では通常特性を夢特性に書き換える「とくせいパッチ」と言うアイテムが登場したが、こちらは通常→夢への一方通行だったので、やっぱり杞憂だった。 …と思ったら「とくせいパッチ」は[[SV>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]]では効果が変更され、夢→通常もできるように((書き換わる先は通常1のこんじょうだが、通常1・2を書き換えるアイテムもある。))。 しかし、第9世代以降はソフトごとに技を覚え直す仕様となったため、ノーガード一撃を実現する事は不可能になった。 第9世代以降で特性を切り替えて剣盾に持っていけば可能なのでは……と、思われるかもしれないが&bold(){肝心のカイリキーは第9世代で出禁を喰らわされている}ので現状は不可能。 [[ピカブイ>ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ]]では[[レッド>レッド(ポケモン)]]の手持ちの1匹として登場。 「ばかぢから」や「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」を使うためそれらの技に弱いポケモンや物理耐久の低いポケモンは注意。 [[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では野生の個体をそれなりに見かける。 ワンリキーは3番道路や[[ワイルドエリア>ワイルドエリア(ポケモン)]]の各地の草むらに、ゴーリキーはミロカロ湖・南に固定シンボルで2匹、カイリキーは巨人の鏡池に固定シンボルで1匹出現する。 ワンリキーはトレーナーを見ると走ってきて向こうからバトルを挑んでくるが、 ゴーリキーとカイリキーは自らバトルを挑むことがなく、トレーナーを見ても目の前でその筋肉をアピールして立ち去る。 また、[[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]]の1人である[[サイトウ>サイトウ(ポケモン)]]がエースとして[[キョダイマックス>ダイマックス]]個体のカイリキーを手持ちに入れている。 &bold(){トウ!コン!} *■対戦でのカイリキー ---- [[キノガッサ]]と同じ攻撃種族値130を持つが、素早さと特攻は低い典型的な鈍足物理アタッカー。 ただし、耐久面はイメージに反して意外と特殊のほうがわずかに高い。 特攻が65と完全物理アタッカーなのに無意味に高いのは、初代の頃に特防もそこそこあった名残である。 初代では前述の通り不遇。 エスパーに弱い上、「じごくぐるま」の貧弱さと全ての能力に努力値を全振りできた仕様から[[ケンタロス]]も確1にできない。 メジャーポケモンが出場禁止となったニンテンドウカップ99でも通信四天王の中で唯一出場可能となっている。 それでも攻撃や耐久力の高さ、「じしん」を覚えるといった強みがあり、他のかくとうポケモンよりは強かった。 当時多かったサブ技を優先して「のしかかり」を覚えていないケンタロスが相手の場合、タイマンなら勝てる可能性がそれなりにある(他の格闘ポケはサブ技+「[[はかいこうせん]]」でもまず無理)。 98カップでは決勝トーナメントの手持ちにこそ入っていなかったものの、予選時点ではそこそこ見受けられたうえ、 予選大会の優勝パーティには入っていたりするほか、使用率で言えば[[パルシェン]]と[[ギャラドス]]を合わせた数より多い程度には使われていたので、初代のかくとうタイプとしては唯一使えた部類である。 腐っても通信四天王の一角ということか。 (ただし予選大会でその優勝者は使用していたが、決勝トーナメント本戦ではカイリキーを使用していない。99カップに出られることからもそれが分かる) しかし、金銀ではかくとうタイプの需要が大きく増加。 まず、新しいタイプとして[[あくタイプ>あくタイプ(ポケモン)]]と[[はがねタイプ>はがねタイプ(ポケモン)]]が登場。どちらも&bold(){かくとうタイプの技で抜群が取れる}のである。 さらに強力なかくとう技「クロスチョップ」の習得や能力値の仕様の変更により特防の値が上昇等の強化がなされ、 当時猛威を奮っていた[[カビゴン]]や[[ハピナス]]を突破出来る存在として注目されることになる。 加えて「[[めざめるパワー]](霊)」等により苦手なエスパーや[[ゴーストタイプ>ゴーストタイプ(ポケモン)]]にも一矢報いることも可能になった。 (第三世代までは技の物理・特殊がタイプ依存かつ第五世代まではめざパの最大威力が70だったため)   DPtからはめざ霊が特殊化した代わりに3色パンチが物理化し4倍弱点持ち等に有利になった。 さらに新特性「&font(#ff0000){ノーガード}」を習得。 この「&font(#ff0000){ノーガード}」の能力「&bold(){&font(#ff0000){どんなわざでも必ず命中する}}」と、 命中率が低いが当たればダメージ+[[こんらん>こんらん(ポケモン)]]効果の「ばくれつパンチ」とのコンボが非常に強力。 簡単に言えば威力150のかくとう技と「あやしいひかり」の必中版を同時に放っているようなもので、 多少相性が悪い相手でも混乱による運ゲで無理矢理突破してしまう事まである。 これにより強ポケとしてさらに日の目を浴びることとなった。 先手を取って混乱させることで優位に立てるため、「[[こだわりスカーフ>こだわり系アイテム(ポケモン) ]]」や「[[せんせいのツメ>せんせいのツメ(ポケモン)]]」との相性も良い。 また、「ノーガード」は低命中率だがかくとうタイプ技と相性補完に優秀な[[いわタイプ>いわタイプ(ポケモン)]]技「ストーンエッジ」との相性も良い。 攻撃範囲は優秀だが肝心な時に外れやすいと評判のストーンエッジをためらいなく撃てるのは大きな強みと言える。 現在は[[Zワザ]]により必中化させるという方法もあるが、上記の通り持ち物を自由に選べるのは十分な利点である。 特殊技は「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「きあいだま」くらいしか覚えないが、役割破壊程度には使える。 特性「ノーガード」を使えば命中不安も気にならないため、低めの特攻65を技の威力によってある程度カバーすることができる。 しかし&bold(){相手の低命中率技もこちらにバリバリ当たってしまう}というデメリットもあり、 [[一撃必殺技>一撃必殺技(ポケモン)]]や状態異常技もバシバシ食らってしまうのも注意したい。 特に[[ラプラス>ラプラス(ポケモン)]]や[[マンムー]]は一見するとタイプ相性的に有利だがカイリキーよりも速く、一撃技使用率も高いのでノーガードの場合は不用意に手を出さない事。 性質上「おにび」「さいみんじゅつ」等の状態異常技を撃たれやすいため、「[[ラムのみ>きのみ一覧(ポケモン)]]」を持たせる手もある。   また特性「ノーガード」に目を奪われがちだが、もう一つの特性「こんじょう」も強力。 「こんじょう」持ちのかくとうタイプはローブシンのほうが攻撃は高いが、カイリキーの場合は「ノーガード」警戒で「おにび」を打たれたときに攻撃能力が弱体化せず強化される。 もちろん「かえんだま」や「どくどくだま」を持たせれば、能動的に特性を発動できる。 ただでさえ高い攻撃力に更に磨きがかかり、状態異常にも強くなることで意表も突ける。 この型の場合メインウェポンは「インファイト」や「クロスチョップ」となる。 こちらの特性の可能性もあるため相手のカイリキーの特性が分からない時に鬼火を撃つのも危険ではある。うっかり「こんじょう」カイリキーに鬼火を放ってしまうと大惨事に。 [[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]は前述の「ストーンエッジ」や三色パンチ 範囲が広く、[[どくタイプ>どくタイプ(ポケモン)]]や[[ギルガルド]]に有効な「じしん」 エスパー・ゴースト対策の「[[はたきおとす>はたきおとす(ポケモン)]]」「じごくづき」 [[フェアリー>フェアリータイプ(ポケモン)]]対策の「どくづき」 優秀な[[先制技>先制技(ポケモン)]]であり、これまたフェアリーに抜群の「バレットパンチ」 ……等々なかなか粒揃い。 意外だが「ひかりのかべ」や「アンコール」等の優秀な変化技も一部使う事が可能。 ネタ的な意味では「[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]」「[[なげつける>なげつける(ポケモン)]]」も覚え、何故か火も吐ける。 タイプ相性や特性的に[[ヤドラン]]は天敵とも言える存在。 高い防御力とかくとう半減は言わずもがな、特性「マイペース」で混乱も無効、 カイリキーよりもさらに遅いため「しっぺがえし」もあまり効かない、 「かみなりパンチ」ではダメージが足りず、迂闊に触れると「ゴツゴツメット」でダメージを貰うとまさに天敵と言える。 基本的にヤドランが出てきたら素直に逃げる方が無難。 第六世代以降は「こだわりハチマキ」型なら「はたきおとす」で突破も可能。   かくとうタイプの宿命だが、先制「ブレイブバード」で有名な[[ファイアロー]]にも要注意である。 第七世代ではファイアローが大きく弱体化したが、フェアリー環境のため大多数のかくとうタイプ同様依然厳しい状況にある。 LPLEでは特性システムがないため「ノーガード」+「ばくれつパンチ」が使えないが、「ビルドアップ」を使える貴重なかくとうタイプとして存在感がある。 ばくれつパンチに代わる命中安定高火力技の「ばかぢから」、物理型相手ならばかぢからのデメリットを無視して火力を出せる「カウンター」の利用価値が上がった。 剣盾ではキョダイマックスの姿を獲得した。 また「はたきおとす」の習得者が激減する中で引き続き習得できるのは嬉しいところ。 *■キョダイマックスのすがた ---- #center(){&bold(){&big(){&color(orange,#778899){けた外れにアップした怪力で困っている大型船を担ぎ、港まで運んだことがある。}}}} #center(){&blankimg(キョダイマックスカイリキー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、86話『メガシンカVSキョダイマックス』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} 腕の筋肉が膨張して血管が赤く浮き出ている。下半身のパンツはスパッツのようになり、チャンピオンベルトのPの文字は銀色になった。 また、瞳のない目やバトル中の構えなどデザインの根幹は初代からオマージュされているウルトラマンと思われる。 この姿から繰り出されるかくとう技は「キョダイシンゲキ」となり、急所率1段階アップの追加効果がある。 シングルバトルでは恩恵が少ないが、追加効果を重ね掛けできるため、[[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]で味方を強化するのには役立つかもしれない。 *■[[ポケモンGO>Pokemon GO]]でのカイリキー ---- 初代ポケということで初期から登場している。 当初はかくとうタイプのポケモンの数がそこまで多くなかったのと、最大ステータスの高さから&bold(){満場一致で&color(#FF0000){最強のかくとうポケモン}}であった。 2進化ポケモンだけあって育てるのが面倒で、ワンリキーの出現率もそんなに高くないので育てるのには一苦労…… なのだが、現在ではワンリキーに巣が設定されておりカイリキー自体がレイドバトルで登場するようになったので、入手難易度はかなり引き下げられている。レイドバトルでカイリキーを捕まえることができれば即戦力に。 ただしレベル3なので、ソロクリアを狙うのはなかなか大変。 そうでなくても、高レベルの[[エーフィ]]や[[ルギア]]などのエスパータイプが欲しい所。 さてこのポケモン、&bold(){本作のジム戦では必須級のポケモンとして非常に高い評価を受けている}。 なぜなら、ジム置き要員として人気が高いラッキーやハピナスなどに有利だからである。 物理特殊の区別がないGOで、ハピラキは高耐久ポケとして設定されているため、弱点を突けないと倒す前に倒されかねない。 カイリキーは高い攻撃力から高威力かつ抜群のかくとう技をハピラキにぶち込めるため、1匹いるだけでジム戦が大きく楽になる。 技構成は「カウンター・ばくれつパンチ」がお勧め。 「インファイト」も悪くはないが、いかんせん1ゲージ技であるが故に、発動までにゲージが足りずに倒れてしまいやすいため、「ばくれつパンチ」が推奨されている。 第3世代ポケ解禁後はかくとうタイプの層が厚くなったが、[[バシャーモ]]は低耐久な上にかくとうタイプのゲージ技が1ゲージで隙の大きい「[[きあいだま]]」のみ、 [[ハリテヤマ]]とキノガッサは同じ「カウンター・ばくれつパンチ」の構成が可能だが、前者は火力が、後者は耐久が劣っており、結局カイリキーの1強状態となっていた。 しかし2019年12月から突如として新技「はどうだん」を得た[[ルカリオ]]がジム攻略要員筆頭に躍り出たことや、翌年1月に全数値面においてカイリキーを上回る[[ローブシン]]が登場したことで、以前のようにあらゆる局面で一強のかくとうタイプとは言い難くなった。[[聖>コバルオン]][[剣>テラキオン]][[士>ビリジオン]]の大幅強化に加えてメガ[[ミミロップ]]やメガバシャーモといった格闘タイプのメガシンカなどの登場も向かい風。 ただしこちらもアップデートによってレガシー技と化していた「クロスチョップ」を再習得。 これは破格のゲージ効率を誇るため「いかにスペシャルアタックを連発できるか」が重要視される対人戦においては間違いなく間違いなく最強のかくとう技である。 さらにカイリキーはサードアタックとしてこれまたかなり優秀ないわ技である「いわなだれ」を習得できるため、間違いなくPvPにおいては最強のかくとうタイプであり、マスターリーグで猛威を振るっている[[ディアルガ]]や[[メルメタル>メルタン/メルメタル]]に対するメタとして大いに活躍している。 より高い耐久性とテラキオン同様「にどげり」/「せいなるつるぎ」の回転率を持つコバルオンという新たなライバルも登場したが、あちらははがね複合でディアルガやメルメタルとの同居が難しくなるという問題点もあるため差別化に関しては特に問題ないだろう。 また入手がほぼタマゴ孵化に限られるルカリオや、レイドで出現するドッコラーをコツコツ育てなきゃいけない上に、通信交換前提仕様のローブシン、育成難易度がぶっちぎりで高く弱点の多いテラキオン、ポケモン自体の強化とは別にメガエナジー消費が必要なメガ格闘タイプ達に比べると、レベル3レイドで最初から進化形が一発で入手できるので育成が容易なのもうれしいところ。 このため、カイリキーはルカリオやローブシン、テラキオンと違って艦隊((同じポケモンを6匹揃えたPTの意味。あくまでも非公式の呼称。))を作りやすく、[[ハピナス]]や[[バンギラス]]等の需要の高さを踏まえるとカイリキー艦隊は作って損はない。 さらには2020年7月にシャドウカイリキーが実装された。交換できないため厳選は困難だが、ハピナスを崩す速度が上がったのはもちろん、PvPで高火力の「クロスチョップ」をどんどん使えるという利点がある。防御は下がるので、「サイコキネシス」や「マジカルシャイン」が飛んできたらちゃんと回避するかシールドで防衛しよう。 ただしスペシャルアタックのやつあたりは特殊なイベント時以外で忘れさせることができないため、殆どもう一枠の技に絞られる点に注意。 更に2つ目のスペシャルアタックを覚えさせるコストも通常でも50とそこまで低くはないのに、シャドウカイリキーは1.2倍の60になってしまう。 「やつあたり」を忘れさせるイベントに出会えたら是非とも忘れさせておこう。 総評すると、ルカリオは&bold(){耐久が低い}、ローブシンは&bold(){習得する技の関係上小回りが利かない}、テラキオンは&bold(){一匹育てるだけでも育成難易度が尋常でないほどに高いほか耐性面に不安が残る}という難点があるため、汎用性の面でもやはりカイリキーが最強のかくとうタイプということになる。 2021年1月のコミュニティ・デイではワンリキーが大量発生し、期間中にカイリキーまで進化させると特別に「しっぺがえし」を覚えられた。苦手なゴーストやエスパーへの数少ない有効打となる他、ハイパーリーグだと[[ギラティナ]]や[[クレセリア>クレセリア(ポケモン)]]など、悪タイプが弱点の強力なポケモンが多いので有用な技ではあるのだが、[[トゲキッス]]や[[ファイアロー]]に対して有効打を失うのと、火力が高い代わりにコストが比較的高めに設定されてる点が低コストの技をテクニカルに使いこなすカイリキーとの相性が悪いためか、パーティとの相性次第で採用がたまに検討される程度で全体の採用率はそこまで高くはない模様。元が強い上にしっぺがえしまで低コスト技だとぶっ壊れになりかねないので仕方ないかもしれないが…。 *■余談 ---- [[ポケモンサンデー>ポケモン☆サンデー/ポケモンスマッシュ!]]では山本隊員の主力として登場。ニックネームはヒロシ。 ♀なのにヒロシ。 番組ではよく、やまもとのヒロシと呼ばれていた。 特性は「ノーガード」でばくれつパンチによる運ゲーが得意でありバレットパンチによる追い討ちもよく使っていた。 コイツだけで挑戦者のポケモン4匹を倒したこともあるため山本隊員のメンバーの中でも活躍は多い方。 過去にポケモンセンターで発売されていたグッズ『ポケモンバトルヒーローズ』のメンバーの1匹として登場した。 性別は♀。いじっぱりな[[性格>性格(ポケモン)]]で、個性は「ちょっぴり見栄っ張り」。 特性はノーガード。持ち物はくろいてっきゅう。 技構成は【ばくれつパンチ、ストーンエッジ、なげつける、メロメロ】 何気に前述の&bold(){HGSSのグリーン(強化後)のカイリキーと持ち物、技構成が全く同じ}だったりする。 *■対戦以外のカイリキー ---- 一括りにネタ扱いと言ってしまうのはよろしくないかもしれないが、 かくとうタイプの代表的なポケモンとして、公式では何かとピックアップされる機会が多い。 2015年には「ポケモンだいすきクラブ」のコンテンツとして特設サイト『キレてる!カイリキーGYM』が登場。 [[ホウエン地方>ホウエン地方(ポケモン)]]で流れるCMをイメージした動画「ゴーリキー引越社」や壁紙がもらえるミニゲーム、カイリキー24時の漫画、カイリキー女子座談会などの誰得な内容が満載だった。 カイリキーの育成サンプルを挙げたそれなりに実用的なページもあったが、紹介されている四つの型のうちひとつはメロメロ/ヨガのポーズ/アンコール/クロスチョップ@たべのこしという、色々な意味で上級者向けの汎用性を無視した技構成であった。 SM・USUMではフェスサークルには「ムキムキを見せつけろ」というカイリキーライドを使ったアトラクションが登場。 内容はカイリキーにお姫様抱っこされた状態でフェスサークルを歩き回り「お似合いだね」と言わせるというもの。 もはや意味がわからない。 更にSMの宣伝として、人類最強の女と言われる吉田沙保里とカイリキーのコラボCMが作られた。しかも2種類も。 ドレッドヘア姿のしれんサポーターの肩書で、カイリキーにお姫様抱っこされた状態のサオリが呼びかけてくるというもの。 「わたしをたおそうなんて どきょうあるじゃない わたしのきたえあげたポケモンと バトルしてみる?」 「まためがあったわね なんどたおされてもむかってくるひと わたし、だいすき」 その後サオリのカイリキーの配信イベントも実施。 「吉田沙保里さんも&bold(){得意とする技}を覚えている」という触れ込みであり、過去作やVC版でしか覚えられない「すてみタックル」を覚えている。 「お気に入りの技」ではなく「得意とする技」という辺りは格闘家コラボらしい一面である。 ただ、サブウェポンの豊富なカイリキーにとって敢えて[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]技を使用するメリットは殆ど無いため、どちらかと言うとコレクション向きか。 ちなみに性格は「ゆうかん」(攻撃↑素早さ↓)、特性は「こんじょう」、[[個体値]]は攻撃のみV固定であとはランダム。 勇敢な性格と凄まじい根性で敵に打ち勝つあたりは、格闘競技選手のイメージにぴったりと言えばぴったりか。 配信ポケモン恒例のリボンはレア物のバトルチャンプリボンとなっており、メダリストの吉田沙保里に相応しいリボンである。 なお、「すてみタックル」は&bold(){後の第8世代でカイリキーの自力習得技に追加された}。 2021年にはポケモンだいすきクラブの企画として&bold(){「カイリキー体操」}なる謎の動画がポケモン公式YouTubeチャンネルのひとつである「ポケモン Kids TV」に投稿される。 カイリキーという時点で既にネタに走っているのは察しが付くが、冒頭から上の腕に力こぶを作り、下の腕を腰に当てるなど、&bold(){腕が四本ないとできないカイリキー専用の体操であった。} 更に体操のような穏やかなナレーションの合間に外野から&bold(){「筋肉ダイマックス!!」}のような、ボディビルよろしく筋肉を褒める野次がしょっちゅう入るためカオスな動画になっている。 #center(){&font(#778899){カイリキー「いいのかい、ホイホイ受けにきちまって? 俺は物理受けだろうが混乱で構わず食っちまうポケモンなんだぜ?」}} #center(){&font(#ffb6c1){ヤドラン「やぁん?」}}   #center(){&font(#778899,b){カイリキー「や ど ら ん か 」}} 追記・修正は2秒間に4本の腕でお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,28) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/06/27 Sun 17:18:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center{&font(#778899,b){&big(){4本の腕をすばやく動かし、あらゆる角度から休むことなくパンチやチョップを叩きこむ。}}} #center(){&blankimg(カイリキー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、85話『ライバル決戦!サトシVSサイトウ!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} [[ポケットモンスター]]シリーズで[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]から登場する[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]。 *■データ ---- 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.68 分類:かいりきポケモン [[英語]]名:Machamp 高さ:1.6m 重さ:130.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:人型 性別比率:♂75♀25 タイプ:[[かくとう>かくとうタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:こんじょう(状態異常時に攻撃力1.5倍。[[やけど>やけど(ポケモン)]]による物理技のダメージ半減も無視)   /ノーガード(お互いの技が必中になる。「[[あなをほる>あなをほる(ポケモン)]]」「そらをとぶ」等を使用している間でも命中する。先頭にすると野生ポケモンの出現率が1.5倍になる) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:ふくつのこころ([[ひるむ>ひるみ(ポケモン)]]と素早さが1段階上がる) [[種族値]] HP:90 攻撃:130 防御:80 特攻:65 特防:85(初代のみ65) 素早さ:55 合計:505 [[努力値]]:攻撃+3 ワンリキーがレベル28でゴーリキーに[[進化>しんか(ポケモン)]]。 ゴーリキーを通信交換する((進化の際にゴローン→ゴローニャと逆の現象(腕が4本に増え、顔立ちがゴローンっぽくなる)が起こっている事から、「後のアギルダー&シュバルゴみたいな構想があったのでは?」と推察するプレイヤーもいる))とカイリキーに進化する。 なので最低でもレベル28は必要で、通信交換しない限り永遠に進化しない。 *■概要 ---- 鍛え抜かれた筋肉と&bold(){四本の腕}を持つ人型のポケモンで、かくとうタイプを代表するポケモンの一匹である。 ストーリー上入手できるポケモンとして[[DPt>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]までシリーズ皆勤賞だったが、[[BW>ポケットモンスター ブラック・ホワイト]]で記録が途絶えた。 まあ全員新ポケモンだったから仕方ないね。 相手が強ければ強いほど闘志を燃やす格闘家の手本のような性格らしく、%%オラワクワクしてきたぞ%% あらゆる格闘技をマスターし、腕の一本だけで山を動かしたり、電車を吹っ飛ばしたり、相手を地平線の彼方まで投げ飛ばす程のパワーを持ち、 その四本の腕で相手を捕らえたあと複雑な形で締め上げる関節技「カイリキースペシャル」を繰り出したり、 &bold(){&font(#ff0000){2秒間に1000発もの連続パンチ}}を繰り出したりととにかく荒々しいマッチョメン。 伝説のポケモンにでもいそうなパワフル具合だが一応一般ポケである。 実際に[[ポケスタ>ポケモンスタジアムシリーズ]]の登場モーションやポケモンGOの攻撃モーションでは俊敏な動きでパンチを連打している。 特に[[ポッ拳>ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT]]のバーストアタック「爆裂ラッシュ」では本当にヒット数1000を叩きだしてくる(演出によるものでダメージ自体は普通のBA相当だが) しかし知能はお世辞にも高いとは言えず、考えるよりも先に手が出る典型的な脳筋。 また、指先を使った細かい作業も苦手でいつの間にか腕が絡まってしまうらしい。 その男らしい姿から「&bold(){ウホッ! いい男……}」的なネタによく使われる[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]。 だがそんな姿にもかかわらず&color(pink){♀も存在する。}しかし見た目はほとんど変わらない。 ちなみにゴーリキーがパワーセーブベルトを外す事で進化するらしいが、最近のグラフィックでは何故かカイリキーになってもベルトは付いたままである。 ポケスペではカイリキーになっても付けていることで、パワーをセーブしているカイリキーが登場している。 *■ゲームでのカイリキー ---- 進化前のワンリキー、ゴーリキーは山や洞窟によく出現し、[[からておう>からておう(ポケモン)]]やバトルガール等によく使われる。 カイリキーまで進化させるには通信が必要で、ゴーリキーのままだと最も高い攻撃種族値ですら100、進化レベルが同じで速攻型の[[オコリザル]]未満と物足りない。 ただワンリキーは[[金銀クリスタル>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]、[[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]では、[[コガネシティ]]にてこちらの[[スリープ>スリーパー(ポケモン)]]とのトレードでNPCから[[きんにく>きんにく(ポケモン)]]を貰えるため、最初は頼りないが人から貰ったおかげで成長も早い。 [[アカネ>アカネ(ポケモン)]]の[[ミルタンク]]対策として重宝する助っ人でもあるため、ワンリキーといえば「きんにく」のイメージが強い人も多いだろう。 他にもカイリキーは初代のピカチュウ版に限り、カラカラとNPC交換で入手することが可能。 厳密にはゴーリキーを入手できるのだが、当時のゲーム内交換に「[[かわらずのいし]]」という道具(概念)はないのでそのままカイリキーに進化できる。 ピカチュウ版単体ではLv19が最低入手だが、金銀を利用するとLv5のカイリキーを入手できたりする。実用性はあまりないが。 [[四天王>してんのう(ポケモン)]]の[[シバ>シバ(ポケモン)]]の切り札だが初代のかくとうタイプはとても不遇。 最高[[威力>威力(ポケモン)]]の技が「じごくぐるま」止まりで[[エスパータイプ>エスパータイプ(ポケモン)]]であっさり倒せてしまうのでぶっちゃけ弱い。 しかしリメイクである[[FRLG>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]では強力な攻撃が増えているので注意が必要。 金銀からは急所に当たりやすい「クロスチョップ」や当たれば必ず混乱させる「ばくれつパンチ」を覚えるようになったため、一気に強化された。 引き続き四天王を務めるシバの手持ちにも入っているが、一致技として「クロスチョップ」、サブウェポンに「いわなだれ」を持っているため、前作のノリで挑むと痛い目にあう。 金銀のリメイクであるHGSSでは特性「ノーガード」によりさらに強化されている。 また、HGSSでは[[フーディン]]に代わって[[グリーン>グリーン(ポケモン)]]の手持ちにもなっている。 [[ポケスペ>ポケットモンスターSPECIAL]]から逆輸入してきたのだろうか。 ノーガードを活かし、ばくれつパンチやストーンエッジで攻めてくる。 強化版では「くろいてっきゅう」を所持しており、たまに投げつけてくるほか、&bold(){「[[メロメロ>メロメロ(ポケモン)]]」をかましてくる}。 ちなみに金銀時代は初代からワンリキー系統を連れてくると「かわらのかけら」という謎のアイテムを所持していた。 何が謎かというと、このアイテム''一切何の効果もない''のである。 入手方法からすると、[[ピカチュウ]]の「でんきだま」のようにワンリキー系専用の強化アイテムのように見えるのに… 実は初代から金銀にポケモンが送られる際にはそのポケモン固有の捕捉率(捕まりやすさ)を参照するのだが、 ワンリキー系統だけ固有の値が用意されており、それを利用して運営のお遊びで入れられたアイテムである可能性が高い。 結局このアイテムは[[第三世代>世代(ポケモン)]]移行時に完全に削除され、以降も再入手手段はない。 [[ポケモンコロシアム]]では[[シャドー>シャドー(ポケモン)]]ボス・[[ワルダック>バックレー(ポケモンコロシアム)]]が使用する。 [[SM>ポケットモンスター サン・ムーン]]・[[USUM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]では[[秘伝技>フィールド技(ポケモン)]]廃止に伴い『かいりき』が自力習得技に変更。 と言っても実用性は殆どなく、単なるイメージ優先である。そろそろかくとうタイプに変更してもいいんじゃないのか…? そうすればこんじょう型の選択肢としてデメリットはあるけど命中威力共に安定なインファイトか、 デメリットなしで威力重視のクロスチョップか、はたまた命中重視でこれか…と使い分けができるし。 さらにシナリオ終盤になるとまさかの[[ライドポケモン>ポケモンライド]]として使用可能となる。能力はとても大きい岩を動かすというもの(従来作の秘伝技『かいりき』のような効果)。 移動速度は[[主人公>主人公(ポケモン)]]とほとんど変わらないので[[ケンタロス]]に汎用性の面で劣るがそこそこ使用機会は多い。 なおこれまでのポケモンライドは対象ポケモンの背に主人公が乗る構図が普通だったが、 カイリキーは前の腕を使ってなぜか&color(hotpink){お姫様だっこ}で主人公を運んでくれる。 とはいえ腕四本のうち二本だけで岩を押せるのは、流石かいりきポケモンである。 ちなみに何かとポケモンが街中にいる本作だが、カイリキーはその中でもかなりよく見られる。 土木作業員などの腕力を使う仕事で活躍しているようであり、体験版では何故かミニイベントもある。 初代のVC版発売が決定した時には初代の[[わざマシン>わざマシン/ひでんマシン]]に収録されている「じわれ」と特性「ノーガード」と両立できるのではないかと危ぶまれていた。 しかし、VC版からポケモンバンク以降の世代に送ったポケモンは全て隠れ特性となるため結果的には杞憂だった。 [[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では通常特性を隠れ特性に書き換える「とくせいパッチ」と言うアイテムが登場したが、こちらは通常特性→隠れ特性への一方通行だったので、やっぱり杞憂だった。 …と思ったら「とくせいパッチ」は[[SV>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]]では効果が変更され、隠れ特性→通常特性もできるように((書き換わる先は通常1のこんじょうだが、通常1・2を書き換えるアイテムもある。))。 しかし、第9世代以降はソフトごとに技を覚え直す仕様となったため、ノーガード一撃を実現する事は不可能になった。 第9世代以降で特性を切り替えて剣盾に持っていけば可能なのでは……と、思われるかもしれないが&bold(){肝心のカイリキーは第9世代で出禁を喰らわされている}ので現状は不可能。 [[ピカブイ>ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ]]では[[レッド>レッド(ポケモン)]]の手持ちの1匹として登場。 「ばかぢから」や「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」を使うためそれらの技に弱いポケモンや物理耐久の低いポケモンは注意。 [[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では野生の個体をそれなりに見かける。 ワンリキーは3番道路や[[ワイルドエリア>ワイルドエリア(ポケモン)]]の各地の草むらに、ゴーリキーはミロカロ湖・南に固定シンボルで2匹、カイリキーは巨人の鏡池に固定シンボルで1匹出現する。 ワンリキーはトレーナーを見ると走ってきて向こうからバトルを挑んでくるが、 ゴーリキーとカイリキーは自らバトルを挑むことがなく、トレーナーを見ても目の前でその筋肉をアピールして立ち去る。 また、[[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]]の1人である[[サイトウ>サイトウ(ポケモン)]]がエースとして[[キョダイマックス>ダイマックス]]個体のカイリキーを手持ちに入れている。 &bold(){トウ!コン!} *■対戦でのカイリキー ---- [[キノガッサ]]と同じ攻撃種族値130を持つが、素早さと特攻は低い典型的な鈍足物理アタッカー。 ただし、耐久面はイメージに反して意外と特殊のほうがわずかに高い。 特攻が65と完全物理アタッカーなのに無意味に高いのは、初代の頃に特防もそこそこあった名残である。 初代では前述の通り不遇。 エスパーに弱い上、「じごくぐるま」の貧弱さと全ての能力に努力値を全振りできた仕様から[[ケンタロス]]も確1にできない。 メジャーポケモンが出場禁止となったニンテンドウカップ99でも通信四天王の中で唯一出場可能となっている。 それでも攻撃や耐久力の高さ、「じしん」を覚えるといった強みがあり、他のかくとうポケモンよりは強かった。 当時多かったサブ技を優先して「のしかかり」を覚えていないケンタロスが相手の場合、タイマンなら勝てる可能性がそれなりにある(他の格闘ポケはサブ技+「[[はかいこうせん]]」でもまず無理)。 98カップでは決勝トーナメントの手持ちにこそ入っていなかったものの、予選時点ではそこそこ見受けられたうえ、 予選大会の優勝パーティには入っていたりするほか、使用率で言えば[[パルシェン]]と[[ギャラドス]]を合わせた数より多い程度には使われていたので、初代のかくとうタイプとしては唯一使えた部類である。 腐っても通信四天王の一角ということか。 (ただし予選大会でその優勝者は使用していたが、決勝トーナメント本戦ではカイリキーを使用していない。99カップに出られることからもそれが分かる) しかし、金銀ではかくとうタイプの需要が大きく増加。 まず、新しいタイプとして[[あくタイプ>あくタイプ(ポケモン)]]と[[はがねタイプ>はがねタイプ(ポケモン)]]が登場。どちらも&bold(){かくとうタイプの技で抜群が取れる}のである。 さらに強力なかくとう技「クロスチョップ」の習得や能力値の仕様の変更により特防の値が上昇等の強化がなされ、 当時猛威を奮っていた[[カビゴン]]や[[ハピナス]]を突破出来る存在として注目されることになる。 加えて「[[めざめるパワー]](霊)」等により苦手なエスパーや[[ゴーストタイプ>ゴーストタイプ(ポケモン)]]にも一矢報いることも可能になった。 (第三世代までは技の物理・特殊がタイプ依存かつ第五世代まではめざパの最大威力が70だったため)   DPtからはめざ霊が特殊化した代わりに3色パンチが物理化し4倍弱点持ち等に有利になった。 さらに新特性「&font(#ff0000){ノーガード}」を習得。 この「&font(#ff0000){ノーガード}」の能力「&bold(){&font(#ff0000){どんなわざでも必ず命中する}}」と、 命中率が低いが当たればダメージ+[[こんらん>こんらん(ポケモン)]]効果の「ばくれつパンチ」とのコンボが非常に強力。 簡単に言えば威力150のかくとう技と「あやしいひかり」の必中版を同時に放っているようなもので、 多少相性が悪い相手でも混乱による運ゲで無理矢理突破してしまう事まである。 これにより強ポケとしてさらに日の目を浴びることとなった。 先手を取って混乱させることで優位に立てるため、「[[こだわりスカーフ>こだわり系アイテム(ポケモン) ]]」や「[[せんせいのツメ>せんせいのツメ(ポケモン)]]」との相性も良い。 また、「ノーガード」は低命中率だがかくとうタイプ技と相性補完に優秀な[[いわタイプ>いわタイプ(ポケモン)]]技「ストーンエッジ」との相性も良い。 攻撃範囲は優秀だが肝心な時に外れやすいと評判のストーンエッジをためらいなく撃てるのは大きな強みと言える。 現在は[[Zワザ]]により必中化させるという方法もあるが、上記の通り持ち物を自由に選べるのは十分な利点である。 特殊技は「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「きあいだま」くらいしか覚えないが、役割破壊程度には使える。 特性「ノーガード」を使えば命中不安も気にならないため、低めの特攻65を技の威力によってある程度カバーすることができる。 しかし&bold(){相手の低命中率技もこちらにバリバリ当たってしまう}というデメリットもあり、 [[一撃必殺技>一撃必殺技(ポケモン)]]や状態異常技もバシバシ食らってしまうのも注意したい。 特に[[ラプラス>ラプラス(ポケモン)]]や[[マンムー]]は一見するとタイプ相性的に有利だがカイリキーよりも速く、一撃技使用率も高いのでノーガードの場合は不用意に手を出さない事。 性質上「おにび」「さいみんじゅつ」等の状態異常技を撃たれやすいため、「[[ラムのみ>きのみ一覧(ポケモン)]]」を持たせる手もある。   また特性「ノーガード」に目を奪われがちだが、もう一つの特性「こんじょう」も強力。 「こんじょう」持ちのかくとうタイプはローブシンのほうが攻撃は高いが、カイリキーの場合は「ノーガード」警戒で「おにび」を打たれたときに攻撃能力が弱体化せず強化される。 もちろん「かえんだま」や「どくどくだま」を持たせれば、能動的に特性を発動できる。 ただでさえ高い攻撃力に更に磨きがかかり、状態異常にも強くなることで意表も突ける。 この型の場合メインウェポンは「インファイト」や「クロスチョップ」となる。 こちらの特性の可能性もあるため相手のカイリキーの特性が分からない時に鬼火を撃つのも危険ではある。うっかり「こんじょう」カイリキーに鬼火を放ってしまうと大惨事に。 [[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]は前述の「ストーンエッジ」や三色パンチ 範囲が広く、[[どくタイプ>どくタイプ(ポケモン)]]や[[ギルガルド]]に有効な「じしん」 エスパー・ゴースト対策の「[[はたきおとす>はたきおとす(ポケモン)]]」「じごくづき」 [[フェアリー>フェアリータイプ(ポケモン)]]対策の「どくづき」 優秀な[[先制技>先制技(ポケモン)]]であり、これまたフェアリーに抜群の「バレットパンチ」 ……等々なかなか粒揃い。 意外だが「ひかりのかべ」や「アンコール」等の優秀な変化技も一部使う事が可能。 ネタ的な意味では「[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]」「[[なげつける>なげつける(ポケモン)]]」も覚え、何故か火も吐ける。 タイプ相性や特性的に[[ヤドラン]]は天敵とも言える存在。 高い防御力とかくとう半減は言わずもがな、特性「マイペース」で混乱も無効、 カイリキーよりもさらに遅いため「しっぺがえし」もあまり効かない、 「かみなりパンチ」ではダメージが足りず、迂闊に触れると「ゴツゴツメット」でダメージを貰うとまさに天敵と言える。 基本的にヤドランが出てきたら素直に逃げる方が無難。 第六世代以降は「こだわりハチマキ」型なら「はたきおとす」で突破も可能。   かくとうタイプの宿命だが、先制「ブレイブバード」で有名な[[ファイアロー]]にも要注意である。 第七世代ではファイアローが大きく弱体化したが、フェアリー環境のため大多数のかくとうタイプ同様依然厳しい状況にある。 LPLEでは特性システムがないため「ノーガード」+「ばくれつパンチ」が使えないが、「ビルドアップ」を使える貴重なかくとうタイプとして存在感がある。 ばくれつパンチに代わる命中安定高火力技の「ばかぢから」、物理型相手ならばかぢからのデメリットを無視して火力を出せる「カウンター」の利用価値が上がった。 剣盾ではキョダイマックスの姿を獲得した。 また「はたきおとす」の習得者が激減する中で引き続き習得できるのは嬉しいところ。 *■キョダイマックスのすがた ---- #center(){&bold(){&big(){&color(orange,#778899){けた外れにアップした怪力で困っている大型船を担ぎ、港まで運んだことがある。}}}} #center(){&blankimg(キョダイマックスカイリキー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、86話『メガシンカVSキョダイマックス』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} 腕の筋肉が膨張して血管が赤く浮き出ている。下半身のパンツはスパッツのようになり、チャンピオンベルトのPの文字は銀色になった。 また、瞳のない目やバトル中の構えなどデザインの根幹は初代からオマージュされているウルトラマンと思われる。 この姿から繰り出されるかくとう技は「キョダイシンゲキ」となり、急所率1段階アップの追加効果がある。 シングルバトルでは恩恵が少ないが、追加効果を重ね掛けできるため、[[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]で味方を強化するのには役立つかもしれない。 *■[[ポケモンGO>Pokemon GO]]でのカイリキー ---- 初代ポケということで初期から登場している。 当初はかくとうタイプのポケモンの数がそこまで多くなかったのと、最大ステータスの高さから&bold(){満場一致で&color(#FF0000){最強のかくとうポケモン}}であった。 2進化ポケモンだけあって育てるのが面倒で、ワンリキーの出現率もそんなに高くないので育てるのには一苦労…… なのだが、現在ではワンリキーに巣が設定されておりカイリキー自体がレイドバトルで登場するようになったので、入手難易度はかなり引き下げられている。レイドバトルでカイリキーを捕まえることができれば即戦力に。 ただしレベル3なので、ソロクリアを狙うのはなかなか大変。 そうでなくても、高レベルの[[エーフィ]]や[[ルギア]]などのエスパータイプが欲しい所。 さてこのポケモン、&bold(){本作のジム戦では必須級のポケモンとして非常に高い評価を受けている}。 なぜなら、ジム置き要員として人気が高いラッキーやハピナスなどに有利だからである。 物理特殊の区別がないGOで、ハピラキは高耐久ポケとして設定されているため、弱点を突けないと倒す前に倒されかねない。 カイリキーは高い攻撃力から高威力かつ抜群のかくとう技をハピラキにぶち込めるため、1匹いるだけでジム戦が大きく楽になる。 技構成は「カウンター・ばくれつパンチ」がお勧め。 「インファイト」も悪くはないが、いかんせん1ゲージ技であるが故に、発動までにゲージが足りずに倒れてしまいやすいため、「ばくれつパンチ」が推奨されている。 第3世代ポケ解禁後はかくとうタイプの層が厚くなったが、[[バシャーモ]]は低耐久な上にかくとうタイプのゲージ技が1ゲージで隙の大きい「[[きあいだま]]」のみ、 [[ハリテヤマ]]とキノガッサは同じ「カウンター・ばくれつパンチ」の構成が可能だが、前者は火力が、後者は耐久が劣っており、結局カイリキーの1強状態となっていた。 しかし2019年12月から突如として新技「はどうだん」を得た[[ルカリオ]]がジム攻略要員筆頭に躍り出たことや、翌年1月に全数値面においてカイリキーを上回る[[ローブシン]]が登場したことで、以前のようにあらゆる局面で一強のかくとうタイプとは言い難くなった。[[聖>コバルオン]][[剣>テラキオン]][[士>ビリジオン]]の大幅強化に加えてメガ[[ミミロップ]]やメガバシャーモといった格闘タイプのメガシンカなどの登場も向かい風。 ただしこちらもアップデートによってレガシー技と化していた「クロスチョップ」を再習得。 これは破格のゲージ効率を誇るため「いかにスペシャルアタックを連発できるか」が重要視される対人戦においては間違いなく間違いなく最強のかくとう技である。 さらにカイリキーはサードアタックとしてこれまたかなり優秀ないわ技である「いわなだれ」を習得できるため、間違いなくPvPにおいては最強のかくとうタイプであり、マスターリーグで猛威を振るっている[[ディアルガ]]や[[メルメタル>メルタン/メルメタル]]に対するメタとして大いに活躍している。 より高い耐久性とテラキオン同様「にどげり」/「せいなるつるぎ」の回転率を持つコバルオンという新たなライバルも登場したが、あちらははがね複合でディアルガやメルメタルとの同居が難しくなるという問題点もあるため差別化に関しては特に問題ないだろう。 また入手がほぼタマゴ孵化に限られるルカリオや、レイドで出現するドッコラーをコツコツ育てなきゃいけない上に、通信交換前提仕様のローブシン、育成難易度がぶっちぎりで高く弱点の多いテラキオン、ポケモン自体の強化とは別にメガエナジー消費が必要なメガ格闘タイプ達に比べると、レベル3レイドで最初から進化形が一発で入手できるので育成が容易なのもうれしいところ。 このため、カイリキーはルカリオやローブシン、テラキオンと違って艦隊((同じポケモンを6匹揃えたPTの意味。あくまでも非公式の呼称。))を作りやすく、[[ハピナス]]や[[バンギラス]]等の需要の高さを踏まえるとカイリキー艦隊は作って損はない。 さらには2020年7月にシャドウカイリキーが実装された。交換できないため厳選は困難だが、ハピナスを崩す速度が上がったのはもちろん、PvPで高火力の「クロスチョップ」をどんどん使えるという利点がある。防御は下がるので、「サイコキネシス」や「マジカルシャイン」が飛んできたらちゃんと回避するかシールドで防衛しよう。 ただしスペシャルアタックのやつあたりは特殊なイベント時以外で忘れさせることができないため、殆どもう一枠の技に絞られる点に注意。 更に2つ目のスペシャルアタックを覚えさせるコストも通常でも50とそこまで低くはないのに、シャドウカイリキーは1.2倍の60になってしまう。 「やつあたり」を忘れさせるイベントに出会えたら是非とも忘れさせておこう。 総評すると、ルカリオは&bold(){耐久が低い}、ローブシンは&bold(){習得する技の関係上小回りが利かない}、テラキオンは&bold(){一匹育てるだけでも育成難易度が尋常でないほどに高いほか耐性面に不安が残る}という難点があるため、汎用性の面でもやはりカイリキーが最強のかくとうタイプということになる。 2021年1月のコミュニティ・デイではワンリキーが大量発生し、期間中にカイリキーまで進化させると特別に「しっぺがえし」を覚えられた。苦手なゴーストやエスパーへの数少ない有効打となる他、ハイパーリーグだと[[ギラティナ]]や[[クレセリア>クレセリア(ポケモン)]]など、悪タイプが弱点の強力なポケモンが多いので有用な技ではあるのだが、[[トゲキッス]]や[[ファイアロー]]に対して有効打を失うのと、火力が高い代わりにコストが比較的高めに設定されてる点が低コストの技をテクニカルに使いこなすカイリキーとの相性が悪いためか、パーティとの相性次第で採用がたまに検討される程度で全体の採用率はそこまで高くはない模様。元が強い上にしっぺがえしまで低コスト技だとぶっ壊れになりかねないので仕方ないかもしれないが…。 *■余談 ---- [[ポケモンサンデー>ポケモン☆サンデー/ポケモンスマッシュ!]]では山本隊員の主力として登場。ニックネームはヒロシ。 ♀なのにヒロシ。 番組ではよく、やまもとのヒロシと呼ばれていた。 特性は「ノーガード」でばくれつパンチによる運ゲーが得意でありバレットパンチによる追い討ちもよく使っていた。 コイツだけで挑戦者のポケモン4匹を倒したこともあるため山本隊員のメンバーの中でも活躍は多い方。 過去にポケモンセンターで発売されていたグッズ『ポケモンバトルヒーローズ』のメンバーの1匹として登場した。 性別は♀。いじっぱりな[[性格>性格(ポケモン)]]で、個性は「ちょっぴり見栄っ張り」。 特性はノーガード。持ち物はくろいてっきゅう。 技構成は【ばくれつパンチ、ストーンエッジ、なげつける、メロメロ】 何気に前述の&bold(){HGSSのグリーン(強化後)のカイリキーと持ち物、技構成が全く同じ}だったりする。 *■対戦以外のカイリキー ---- 一括りにネタ扱いと言ってしまうのはよろしくないかもしれないが、 かくとうタイプの代表的なポケモンとして、公式では何かとピックアップされる機会が多い。 2015年には「ポケモンだいすきクラブ」のコンテンツとして特設サイト『キレてる!カイリキーGYM』が登場。 [[ホウエン地方>ホウエン地方(ポケモン)]]で流れるCMをイメージした動画「ゴーリキー引越社」や壁紙がもらえるミニゲーム、カイリキー24時の漫画、カイリキー女子座談会などの誰得な内容が満載だった。 カイリキーの育成サンプルを挙げたそれなりに実用的なページもあったが、紹介されている四つの型のうちひとつはメロメロ/ヨガのポーズ/アンコール/クロスチョップ@たべのこしという、色々な意味で上級者向けの汎用性を無視した技構成であった。 SM・USUMではフェスサークルには「ムキムキを見せつけろ」というカイリキーライドを使ったアトラクションが登場。 内容はカイリキーにお姫様抱っこされた状態でフェスサークルを歩き回り「お似合いだね」と言わせるというもの。 もはや意味がわからない。 更にSMの宣伝として、人類最強の女と言われる吉田沙保里とカイリキーのコラボCMが作られた。しかも2種類も。 ドレッドヘア姿のしれんサポーターの肩書で、カイリキーにお姫様抱っこされた状態のサオリが呼びかけてくるというもの。 「わたしをたおそうなんて どきょうあるじゃない わたしのきたえあげたポケモンと バトルしてみる?」 「まためがあったわね なんどたおされてもむかってくるひと わたし、だいすき」 その後サオリのカイリキーの配信イベントも実施。 「吉田沙保里さんも&bold(){得意とする技}を覚えている」という触れ込みであり、過去作やVC版でしか覚えられない「すてみタックル」を覚えている。 「お気に入りの技」ではなく「得意とする技」という辺りは格闘家コラボらしい一面である。 ただ、サブウェポンの豊富なカイリキーにとって敢えて[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]技を使用するメリットは殆ど無いため、どちらかと言うとコレクション向きか。 ちなみに性格は「ゆうかん」(攻撃↑素早さ↓)、特性は「こんじょう」、[[個体値]]は攻撃のみV固定であとはランダム。 勇敢な性格と凄まじい根性で敵に打ち勝つあたりは、格闘競技選手のイメージにぴったりと言えばぴったりか。 配信ポケモン恒例のリボンはレア物のバトルチャンプリボンとなっており、メダリストの吉田沙保里に相応しいリボンである。 なお、「すてみタックル」は&bold(){後の第8世代でカイリキーの自力習得技に追加された}。 2021年にはポケモンだいすきクラブの企画として&bold(){「カイリキー体操」}なる謎の動画がポケモン公式YouTubeチャンネルのひとつである「ポケモン Kids TV」に投稿される。 カイリキーという時点で既にネタに走っているのは察しが付くが、冒頭から上の腕に力こぶを作り、下の腕を腰に当てるなど、&bold(){腕が四本ないとできないカイリキー専用の体操であった。} 更に体操のような穏やかなナレーションの合間に外野から&bold(){「筋肉ダイマックス!!」}のような、ボディビルよろしく筋肉を褒める野次がしょっちゅう入るためカオスな動画になっている。 #center(){&font(#778899){カイリキー「いいのかい、ホイホイ受けにきちまって? 俺は物理受けだろうが混乱で構わず食っちまうポケモンなんだぜ?」}} #center(){&font(#ffb6c1){ヤドラン「やぁん?」}}   #center(){&font(#778899,b){カイリキー「や ど ら ん か 」}} 追記・修正は2秒間に4本の腕でお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,28) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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