スターラスター

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&font(#6495ED){登録日}:2011/03/30(水) 18:49:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(#ffffff,#808080){MISSION&br()DESTROY ALL ENEMIES AND&br()DEFEND THE UNIVERSE}} スターラスター(STAR LUSTER)とは、ナムコが1985年12月にファミコン用ソフトとして発売した、1人称視点の擬似3Dシューティングゲームである。 #openclose(show=CM){ #center{&b(){&size(30){&color(#ffffff,#1e90ff){暗 黒 惑 星}}}} #center{&b(){&size(20){を、撃破しろ。}}} #center{&b(){&size(30){&color(#ffffff,#000000){カラーデザイン機能}}}} #center{&b(){&size(20){カラーデザインと、ボイス機能が付いた&br()本格的スターアドベンチャーゲーム。}}} #center{&b(){&size(35){&color(#000000,#c0c0c0){スターラスター}}}} #center{&b(){&size(20){クーソーしてから、寝てください。}}} #center{&b(){&size(20){ファミリーコンピュータ用カセット}}} #center{&b(){&size(35){&color(#000000,#c0c0c0){スターラスター}}}} #center{&b(){&size(20){新発売}}} } 1994年にはX68000版として移植。オリジナル版とハードの性能の高さ故に大幅なグラフィックのアッパーアレンジ版が収蔵。 1998年のプレイステーション用ソフト「ナムコアンソロジー1」にはオリジン版とPSアレンジ版が収蔵されている他、2005年のゲームキューブ用ソフト「[[スターフォックスアサルト]]」にも隠しとしてFC版を収録。 また1999年には続編かつUGSF系列の本格クロスオーバー作品として、プレイステーション用ソフト「スターイクシオン」が発売されている。 バーチャルコンソールでも2008年3月4日から[[Wii]]で、2013年11月27日から[[ニンテンドー3DS]]で、2015年11月4日から[[Wii U]]で配信されている(各514円)。 ちなみ本作の主役機である航宙戦闘機ガイアはシューティングゲームヒストリカのカプセルトイ品とR.C.ベルグから1/48スケールのカラーレジンキャストキットが出ている。 #contents() *&size(22){概要} 2Dマップの広域レーダーと、3Dシューティングパートの短距離レーダーの2つのレーダーを切り替えて、リアルタイムでマップ上の惑星や基地に侵攻する敵に座標を合わせてワープし、敵部隊を殲滅。 それを繰り返して全ての敵を倒すという、後のスペースコンバットシムゲーに通じるファミコン初期にしては画期的なゲームシステムを持つ。 マップは毎回ゲーム開始時点でプログラム内にあるマップ候補からランダムに決定するのだが、基地や敵などの初期配置によっては絶対間に合わないような詰み配置になる場合もある。 そのため、ゲームを開始して分が悪いマップならリセットし、有利な配置マップが出るまで粘るというプレイ方法がある。 *&size(22){ストーリー} 西暦2407年、宇宙軍(United Government Space Force、以下UGSF)は[[ギャラガ]]、ボスコニアンに続く第三の侵攻勢力「バッツーラ」を確認。 銀河連邦が安定期に入り、航宙機のアップデートがされなかったため、バッツーラの侵攻によって多くの領星系を喪失するものの、UGSFは最新鋭技術を結集させて航宙機を製造。 この際、バッツーラから離反した者達「スターノイド」が地球側と接触しバッツーラのアレフ有人戦闘機や密かに協力していたUIMS系技術などを提供する。 その結果、最強の通常航行機関「クェーサー・ドライブ(ブラックホール機関)」と、超長距離跳躍機関「ハイパー・ドライブ(量子テレポート機関)」を搭載した 戦闘航宙機「G.A.I.A.(ガイア)」が完成。 ガイア自体は全長5.3m、全幅5.6m、全高2.6m、初期重量13.3tの一人乗り小型航宙戦闘機で左右一対二基搭載されたクェーサードライブをメインリアクターとし補機としてフォントンリアクターを搭載。 武装はクェーサードライブと直結した高圧プラズマビームキャノンを射撃武装として左右一対二門持ち、広域破壊用特殊兵装としてフォトントーピドー(光子魚雷)を通常8基最大16基搭載可能。 機体を守るシールドとして「多層型光子キャパシター」を採用している。 そして満を持してUGSFによる反攻作戦「オペレーション・スターラスター」が実行され、バッツーラの敵前衛機動惑星、コードネーム「暗黒惑星」への攻撃が開始された。 後付けだが[[ナムコUGSFシリーズ(UGSF構想)]]にも組み込まれている。 ただしスターイクシオンに登場する「ガイアΣ(シグマ)」はスターイクシオンの時代にアップグレード改修を受けた機体で、本作スターラスター時代の機体は後ろにΣが付かない「ガイア」が正しい。 ちなみにガイアΣの方がX68000版のガイアに近いデザインでオリジナルのFC版とPS版は透過素材キャノピーなのに対しX68000版とΣは完全な装甲板キャノピーである。 また本作中に登場する補給基地は「ボスコニアン」当時の敵であるボスコニアンの基地を接収した後に改修・使用しているという設定が有り、見た目もそのままである。 *&size(19){目的} 戦闘航宙機「ガイア」を操作し、未知の敵勢力「バッツーラ」を全滅させる事が目的。 エネルギーが尽きる・シールドが消滅した状態でダメージを受ける・シールドでも防ぎ切れない大ダメージを受けるのいずれかでゲームオーバーとなる。 また、全ての基地や惑星を破壊された場合もゲームオーバーとなる。 敵はいくつもの部隊に分かれて戦域に散開しており、放置しておくと移動して味方の基地や惑星を襲い、最終的に味方の基地や惑星が全滅させられてしまう。 そこで、マップを見て敵部隊に座標を合わせてワープ→敵のまっただ中に飛び込んで3Dシューティングパートで撃破、を繰り返して全敵撃破を目指す。 それと同じ要領で、基地や惑星に座標を合わせてワープする事で補給や修理を受けられる。 敵部隊と同一エリアに移動すると自動的に短距離レーダーに切り替わり、三次元空間を縦横無尽に飛び回りながら戦闘を行うことになる。 その戦闘中にも時間経過は進んでおり、広域画面上では別の敵部隊によって惑星や基地などが新たに攻撃されることもある(その際「DEFEND BASE」などといった警告が表示される)。 それでも警告を無視して放置し続けると、最終的に基地や惑星は破壊されてしまう。 そのため、プレイヤーにはどの部隊とどの順番で戦い、どの基地や惑星を優先的に防衛するか、場合によっては見捨てるべきか、といった戦略的判断をも要求される。 **&size(19){ゲームモード} 難易度を示す。 タイトル画面にていずれかを選択してゲーム開始。 ・TRAINING トレーニングモード。戦域内に基地2つと敵部隊4組が現れ、敵部隊を全て撃破するとクリア。フォトントーピドーは未搭載。 ・COMMAND コマンドモード。戦域内に基地4つと惑星6つ、小惑星帯2箇所と敵部隊8組が現れ、敵部隊を全て撃破するとクリア。フォトントーピドーが使える様になる。 ・ADVENTURE アドベンチャーモード。戦域内に基地4つと惑星8つ、小惑星帯4箇所と敵部隊10組が現れ、敵部隊を全て撃破するとクリアとなる…が。 真のエンディングを見るためには、敵を倒しつつ各惑星を巡って7つのキーを集め、最後に地球から座標情報を受け取って、敵の本拠地である暗黒惑星を破壊しなければならない。 **&size(19){エネルギー&シールド} コクピットにはエネルギーゲージとシールドゲージがあり、エネルギーは攻撃やワープなどほぼ全ての行動で減少する。基地で補給を受けると最大まで回復する。 シールドはダメージを受ける度に一時的に消失するが、通常なら直ちに修復される。ただし、シールド修復速度より速く連続して被弾すると機体のどこかが損害を受ける。 また、シールド修復にはダメージ分のエネルギーを自動消費する。破壊されないまでも、エネルギー残量には注意が必要。 ***&size(18){・ビーム} 短距離レーダー時には前方に照準が表示され、Bボタンでビームを発射。 FC版ではそこそこ連射可能だが、大量連射している様に見えてもハードの性能上、画面に最大2発までしか存在する事が出来ず、3発目を撃った瞬間に1発目のビームは消えてしまう。 X68000版やPS版ではビーム弾がちゃんと複数発射される代わりにビームのエネルギーゲージが存在し、初弾以降はエネルギーが減って威力が落ちる様になっており、撃つのをやめるとエネルギーゲージが回復する様になっている。 よほどの接近戦を挑むのでなければ攻撃はよく狙って控え目にしよう。 また一発一発は大した量ではないが、しっかりエネルギーを消費しているので無駄撃ちに注意。 ***&size(18){・フォトントーピドー(光子魚雷)} コマンドおよびアドベンチャーモードのみ、最初から8発装備している。 いわゆるMAP兵器であり、広域レーダー時にBボタンを押すとカーソルを合わせている座標に発射。 (レーダー上の見た目では判別不能だが)強い敵部隊程多く撃ち込む必要があるが、数発で敵部隊を壊滅出来る。 ただし真エンディングのためには使い過ぎない方がいい。詳しくは後述。 条件を満たせば基地で補給可能、最大16発まで装備できる。 **&size(19){レーダー} 広域レーダーと短距離レーダーは状況に応じて自動で切り替わるが、セレクトボタンで任意でも切り替えられる。 ***&size(18){・広域レーダー} 画面中央下部にある #aa(){┌――――――――――――┐ │ ┌────────┐ │ │■│ EB *;;  │□│ │■│*   E  E│□│ │■│*  E  *B│□│ │■│E;;*     │□│ │■│    *  E│□│ │■│△   E ;; │□│ │■│ B    E │□│ │■│* B* EE;;│□│ │ └────────┘ │ ┗━━━━━━━━━━━━┛ } こんな感じの表示部のこと。要は戦域マップ。 表示される記号は △ 自機 B 基地 * 惑星 ;; 小惑星帯 E 敵部隊 となっている。 十字のカーソルを動かしてワープ先を選択し、Aボタンでワープする。 敵は50秒毎にこのマップを1マスずつ移動し、隣り合った惑星や基地を攻撃する。 マップの端で反対側にループしたり、別座標にワープする事はない。 自機が基地や惑星のある座標にいる間は、そのマスが敵部隊と隣り合っていても攻撃されない。 また惑星に限り、訪問する事で耐久力を回復させられる(基地は回復しない)。 複数の基地や惑星が同時攻撃を仕掛けられて間に合わない!という時には、とりあえず各地を巡って時間稼ぎする緊急措置に使える。 ***&size(18){・短距離レーダー} 平面マップである広域レーダーはともかく、短距離レーダーは3Dだけあって見方がややこしく、しかも説明書にも分かり辛い記述しかない。 敵ならば向こうから寄って来てくれるが、基地や惑星にはこちらから近づかなければならない。 そのため、自力で位置を合わせる必要がある。 まず前提として、短距離レーダーでは▽が視界を示している。 対象を画面内に捉えるためには、まずは左右旋回で光点を探す。その点がレーダー上の▽内に入るよう移動した後、その三角形の底辺(一番上の部分)に点が来るように上下旋回して合わせる。 そうしたらAボタンで前進。この際に光点が▽の外に出てしまう場合は改めて上下旋回し、再度▽内に入れる。 基地の捜索の場合これを繰り返せば、基地が画面内に見えてくるはずである。 後は最接近して照準を合わせればロックオンされ、小型艇が現れて補給修理完了となる。 ちなみに前進開始してから、Aボタンを長く押すほど加速度に応じて慣性が働き、Aボタンを離してもすぐには停止できない。 …のだが、ちょっとしたテクニックとして、この加速中にセレクトボタンでレーダーを切り替えると急ブレーキがかけられ、即停止できる。 **&size(19){損害} 被弾すると、ダメージによって機体各部がDA(損傷)、ないしNG(故障)状態になる場合がある。それぞれの部位がDAなら片方、NGなら両方の症状が発生。 X68000版とPS版では画面に機体の概図が追加表示されており被弾時に損害部位の色が変わる様になっている ***&size(15){ENG(エンジン)} ・推進力が通常時の1/8に低下 ・シールド修復不可 ***&size(15){RAD(レーダー)} ・マップが更新できない ・短距離レーダーがちらつく ***&size(15){COM(コンピュータ)} ・フォトントーピドー発射不可 ・照準が表示されない **&size(19){パワーアップ} 基地で補給修理を行った際、機体強化が行われる場合がある。 ***&size(15){ビーム} 攻撃力が上がる。 ***&size(15){シールド} シールド防御力が上がる。 ***&size(15){リアクター} スピードアップ、エネルギー最大値増加、シールド回復速度が早まる。 *&size(22){敵勢力} 一部隊(マップでの「E」1個)につき数機の戦闘機で構成される。 ・ラグラ X字型の無人戦闘機。動きも遅い。 各部隊につき1~4機。 ・アレフ 有人戦闘機。至近距離で機敏に動き回り、攻撃の命中精度も比較的高め。 灰色以上だと耐久力が上がり、一発では撃墜できない。各部隊につき1~4機。 ・レイト 平べったい高速偵察機。とにかくすばしっこいので攻撃を当てにくいが、横向きになると遅くなる。 各部隊につき1~2機登場するが、登場しない場合もある。 ・ディスラプター 各部隊に一機のみ存在するボス的存在。大抵の場合、部隊最後の一機がコイツである。 [[スターウォーズ>STAR WARS (映画)]]に登場する[[デス・スター]]のような球形の敵で、シルエットは遠くからでも一発でわかる。 とにかく耐久力、攻撃力ともに最強。誘導弾の命中精度も他の機体より遥かに高い。 動きは遅いが、間合いを詰めて畳み掛けてくる。その巨体でゆっくり迫り来る様は圧巻。 ただでさえ恐ろしいのに、敵本拠地の暗黒惑星ではなんと&font(#ff0000){無限沸き}である。 代わりに倒して入る得点も高く、反撃さえ気を付ければ得点稼ぎにも利用可能。 X68000のアレンジ版ではこれに加えて[[スターブレード]]のラスボス・コマンダーが追加雑魚及び隠しボスとして現れる。 ちなみに、部隊単位で強さに応じて色分けされており、弱い順から&font(#0000ff){青}<&font(#808080){灰色}<&font(#800080){紫色}<黒となる。 紫色の部隊の攻撃を受けるとシールドが一撃で破損し、また紫色以上のディスラプターの攻撃を喰らうと、シールドがあろうがほぼ一撃で木っ端微塵にされゲームオーバーとなる。 シールドを強化すれば多少耐えられるようになる。 敵が放つ誘導弾は弧を描くような独特の軌道で、慣れない内は回避も困難。 とは言え、レーダーでそこら中を飛び回っていても視界の中からしか攻撃される事はなく、撃たれた弾も画面外に出してしまえば無いものとして扱われる。 なので自機めがけて弾が飛んできたら、ひたすら一方向に移動し続けて場所をずらすか、一方向に少し引き付けてから反対方向に動くと回避できる筈である。 なお、フォトントーピドーを使えば、マップから座標上にぶち込むだけで戦わずして殲滅させられる。 …が、アドベンチャーモードだと一部隊倒す度に惑星で一つキーを貰えるのだが、&underdot(1px){フォトントーピドーで倒した分は認証されず、キーが貰えない}ので注意が必要。 暗黒惑星を破壊するまでに部隊を全滅させるとそこで終了になってしまうので、真エンディングを見たければ、フォトントーピドーで倒していいのは実質2組までとなる。 *&size(22){裏技} 「RAD、COM、ENGのいずれか1つがNG状態」かつ「エネルギー残量がゲージの1/10以下」の状態で、2コンのABボタンを押しながらマイクに音を拾わせると、場所に関係なく一度だけスターノイドを呼び出して修理を受けられる。 ナムコアンソロジー1においては、L1とR1を押し続ける事でスターノイドを召喚できる。 また4つの小惑星帯の内、どこか2つにアイテムが隠されているがランダム配置なのであまり攻略には有効利用できない。 ・ダルト(小惑星を8個連続ノーミスで破壊)  敵の侵攻速度が遅くなる ・バリア(小惑星を32個破壊)  基地や惑星の耐久力が上がる 余談として、暗黒惑星の位置を示す光点が広域レーダー上から消えても、見えないだけで座標は変化しないので、座標さえ把握していれば一度離脱して補給→再突入という事もできる。 携帯のカメラで撮るか、画面上にセロハンテープを貼ってマジックで点をつけてもよい。 もっと言えばゲーム開始時点で座標は決まっており、&font(#ff0000){キーも集めずにいきなり乗り込む}事も理論上可能。 他の惑星や強化パーツをくれる基地の配置も同様に開始時点で決まっているので、VCなら開始直後にまるごと保存機能を使えば簡単に最速タイムが叩き出せてしまうが…それをやってしまうと余りにも拍子抜けなのでお勧めしない。 せめて暗黒惑星と黒部隊戦は難しいので練習しておきたいという時だけに留めよう。 また暗黒惑星が見えていない時でも、広域レーダーの見かけ上は当然何も無いが、暗黒惑星が潜む位置は敵部隊が通り抜ける事ができない。 基地や惑星などと同様にオブジェクトのあるマスなので当然なのだが、つまり&font(#ff0000){何も存在していないのに何故か敵部隊が迂回するマス}があったらそこが暗黒惑星である。 ただ、暗黒惑星の座標は1マスを更に分割した8×8ドットの中の1ドットなので、まぐれ当たりは相当難しい。 追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/03/30(水) 18:49:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(#ffffff,#808080){MISSION&br()DESTROY ALL ENEMIES AND&br()DEFEND THE UNIVERSE}} スターラスター(STAR LUSTER)とは、ナムコが1985年12月にファミコン用ソフトとして発売した、1人称視点の擬似3Dシューティングゲームである。 #openclose(show=CM){ #center{&b(){&size(30){&color(#ffffff,#1e90ff){暗 黒 惑 星}}}} #center{&b(){&size(20){を、撃破しろ。}}} #center{&b(){&size(30){&color(#ffffff,#000000){カラーデザイン機能}}}} #center{&b(){&size(20){カラーデザインと、ボイス機能が付いた&br()本格的スターアドベンチャーゲーム。}}} #center{&b(){&size(35){&color(#000000,#c0c0c0){スターラスター}}}} #center{&b(){&size(20){クーソーしてから、寝てください。}}} #center{&b(){&size(20){ファミリーコンピュータ用カセット}}} #center{&b(){&size(35){&color(#000000,#c0c0c0){スターラスター}}}} #center{&b(){&size(20){新発売}}} } 1994年にはX68000版として移植。オリジナル版とハードの性能の高さ故に大幅なグラフィックのアッパーアレンジ版が収蔵。 1998年のプレイステーション用ソフト「ナムコアンソロジー1」にはオリジン版とPSアレンジ版が収蔵されている他、2005年のゲームキューブ用ソフト「[[スターフォックスアサルト]]」にも隠しとしてFC版を収録。 また1999年には続編かつUGSF系列の本格クロスオーバー作品として、プレイステーション用ソフト「スターイクシオン」が発売されている。 バーチャルコンソールでも2008年3月4日から[[Wii]]で、2013年11月27日から[[ニンテンドー3DS]]で、2015年11月4日から[[Wii U]]で配信されている(各514円)。 ちなみ本作の主役機である航宙戦闘機ガイアはシューティングゲームヒストリカのカプセルトイ品とR.C.ベルグから1/48スケールのカラーレジンキャストキットが出ている。 #contents() *&size(22){概要} 2Dマップの広域レーダーと、3Dシューティングパートの短距離レーダーの2つのレーダーを切り替えて、リアルタイムでマップ上の惑星や基地に侵攻する敵に座標を合わせてワープし、敵部隊を殲滅。 それを繰り返して全ての敵を倒すという、後のスペースコンバットシムゲーに通じるファミコン初期にしては画期的なゲームシステムを持つ。 マップは毎回ゲーム開始時点でプログラム内にあるマップ候補からランダムに決定するのだが、基地や敵などの初期配置によっては絶対間に合わないような詰み配置になる場合もある。 そのため、ゲームを開始して分が悪いマップならリセットし、有利な配置マップが出るまで粘るというプレイ方法がある。 *&size(22){ストーリー} 西暦2407年、宇宙軍(United Government Space Force、以下UGSF)は[[ギャラガ]]、ボスコニアンに続く第三の侵攻勢力「バッツーラ」を確認。 銀河連邦が安定期に入り、航宙機のアップデートがされなかったため、バッツーラの侵攻によって多くの領星系を喪失するものの、UGSFは最新鋭技術を結集させて航宙機を製造。 この際、バッツーラから離反した者達「スターノイド」が地球側と接触しバッツーラのアレフ有人戦闘機や密かに協力していたUIMS系技術などを提供する。 その結果、最強の通常航行機関「クェーサー・ドライブ(ブラックホール機関)」と、超長距離跳躍機関「ハイパー・ドライブ(量子テレポート機関)」を搭載した 戦闘航宙機「G.A.I.A.(ガイア)」が完成。 ガイア自体は全長5.3m、全幅5.6m、全高2.6m、初期重量13.3tの一人乗り小型航宙戦闘機で左右一対二基搭載されたクェーサードライブをメインリアクターとし補機としてフォントンリアクターを搭載。 武装はクェーサードライブと直結した高圧プラズマビームキャノンを射撃武装として左右一対二門持ち、広域破壊用特殊兵装としてフォトントーピドー(光子魚雷)を通常8基最大16基搭載可能。 機体を守るシールドとして「多層型光子キャパシター」を採用している。 そして満を持してUGSFによる反攻作戦「オペレーション・スターラスター」が実行され、バッツーラの敵前衛機動惑星、コードネーム「暗黒惑星」への攻撃が開始された。 後付けだが[[ナムコUGSFシリーズ(UGSF構想)]]にも組み込まれている。 ただしスターイクシオンに登場する「ガイアΣ(シグマ)」はスターイクシオンの時代にアップグレード改修を受けた機体で、本作スターラスター時代の機体は後ろにΣが付かない「ガイア」が正しい。 ちなみにガイアΣの方がX68000版のガイアに近いデザインでオリジナルのFC版とPS版は透過素材キャノピーなのに対しX68000版とΣは完全な装甲板キャノピーである。 また本作中に登場する補給基地は「ボスコニアン」当時の敵であるボスコニアンの基地を接収した後に改修・使用しているという設定が有り、見た目もそのままである。 「しんぐんデストロ~イ」は特に本作との関わりが深く、[[ガチャ担当キャラ>ソーシャルゲームの同行キャラ]]のR.U.T.Y.は本作に登場するアイテム((正式名称は「Root Unit Type Yellow」、黄色の惑星で手に入るキー))のその後の姿という設定で、途中から自らガイアに乗り込んで戦闘に参加している。 *&size(19){目的} 戦闘航宙機「ガイア」を操作し、未知の敵勢力「バッツーラ」を全滅させる事が目的。 エネルギーが尽きる・シールドが消滅した状態でダメージを受ける・シールドでも防ぎ切れない大ダメージを受けるのいずれかでゲームオーバーとなる。 また、全ての基地や惑星を破壊された場合もゲームオーバーとなる。 敵はいくつもの部隊に分かれて戦域に散開しており、放置しておくと移動して味方の基地や惑星を襲い、最終的に味方の基地や惑星が全滅させられてしまう。 そこで、マップを見て敵部隊に座標を合わせてワープ→敵のまっただ中に飛び込んで3Dシューティングパートで撃破、を繰り返して全敵撃破を目指す。 それと同じ要領で、基地や惑星に座標を合わせてワープする事で補給や修理を受けられる。 敵部隊と同一エリアに移動すると自動的に短距離レーダーに切り替わり、三次元空間を縦横無尽に飛び回りながら戦闘を行うことになる。 その戦闘中にも時間経過は進んでおり、広域画面上では別の敵部隊によって惑星や基地などが新たに攻撃されることもある(その際「DEFEND BASE」などといった警告が表示される)。 それでも警告を無視して放置し続けると、最終的に基地や惑星は破壊されてしまう。 そのため、プレイヤーにはどの部隊とどの順番で戦い、どの基地や惑星を優先的に防衛するか、場合によっては見捨てるべきか、といった戦略的判断をも要求される。 **&size(19){ゲームモード} 難易度を示す。 タイトル画面にていずれかを選択してゲーム開始。 ・TRAINING トレーニングモード。戦域内に基地2つと敵部隊4組が現れ、敵部隊を全て撃破するとクリア。フォトントーピドーは未搭載。 ・COMMAND コマンドモード。戦域内に基地4つと惑星6つ、小惑星帯2箇所と敵部隊8組が現れ、敵部隊を全て撃破するとクリア。フォトントーピドーが使える様になる。 ・ADVENTURE アドベンチャーモード。戦域内に基地4つと惑星8つ、小惑星帯4箇所と敵部隊10組が現れ、敵部隊を全て撃破するとクリアとなる…が。 真のエンディングを見るためには、敵を倒しつつ各惑星を巡って7つのキーを集め、最後に地球から座標情報を受け取って、敵の本拠地である暗黒惑星を破壊しなければならない。 **&size(19){エネルギー&シールド} コクピットにはエネルギーゲージとシールドゲージがあり、エネルギーは攻撃やワープなどほぼ全ての行動で減少する。基地で補給を受けると最大まで回復する。 シールドはダメージを受ける度に一時的に消失するが、通常なら直ちに修復される。ただし、シールド修復速度より速く連続して被弾すると機体のどこかが損害を受ける。 また、シールド修復にはダメージ分のエネルギーを自動消費する。破壊されないまでも、エネルギー残量には注意が必要。 ***&size(18){・ビーム} 短距離レーダー時には前方に照準が表示され、Bボタンでビームを発射。 FC版ではそこそこ連射可能だが、大量連射している様に見えてもハードの性能上、画面に最大2発までしか存在する事が出来ず、3発目を撃った瞬間に1発目のビームは消えてしまう。 X68000版やPS版ではビーム弾がちゃんと複数発射される代わりにビームのエネルギーゲージが存在し、初弾以降はエネルギーが減って威力が落ちる様になっており、撃つのをやめるとエネルギーゲージが回復する様になっている。 よほどの接近戦を挑むのでなければ攻撃はよく狙って控え目にしよう。 また一発一発は大した量ではないが、しっかりエネルギーを消費しているので無駄撃ちに注意。 ***&size(18){・フォトントーピドー(光子魚雷)} コマンドおよびアドベンチャーモードのみ、最初から8発装備している。 いわゆるMAP兵器であり、広域レーダー時にBボタンを押すとカーソルを合わせている座標に発射。 (レーダー上の見た目では判別不能だが)強い敵部隊程多く撃ち込む必要があるが、数発で敵部隊を壊滅出来る。 ただし真エンディングのためには使い過ぎない方がいい。詳しくは後述。 条件を満たせば基地で補給可能、最大16発まで装備できる。 **&size(19){レーダー} 広域レーダーと短距離レーダーは状況に応じて自動で切り替わるが、セレクトボタンで任意でも切り替えられる。 ***&size(18){・広域レーダー} 画面中央下部にある #aa(){┌――――――――――――┐ │ ┌────────┐ │ │■│ EB *;;  │□│ │■│*   E  E│□│ │■│*  E  *B│□│ │■│E;;*     │□│ │■│    *  E│□│ │■│△   E ;; │□│ │■│ B    E │□│ │■│* B* EE;;│□│ │ └────────┘ │ ┗━━━━━━━━━━━━┛ } こんな感じの表示部のこと。要は戦域マップ。 表示される記号は △ 自機 B 基地 * 惑星 ;; 小惑星帯 E 敵部隊 となっている。 十字のカーソルを動かしてワープ先を選択し、Aボタンでワープする。 敵は50秒毎にこのマップを1マスずつ移動し、隣り合った惑星や基地を攻撃する。 マップの端で反対側にループしたり、別座標にワープする事はない。 自機が基地や惑星のある座標にいる間は、そのマスが敵部隊と隣り合っていても攻撃されない。 また惑星に限り、訪問する事で耐久力を回復させられる(基地は回復しない)。 複数の基地や惑星が同時攻撃を仕掛けられて間に合わない!という時には、とりあえず各地を巡って時間稼ぎする緊急措置に使える。 ***&size(18){・短距離レーダー} 平面マップである広域レーダーはともかく、短距離レーダーは3Dだけあって見方がややこしく、しかも説明書にも分かり辛い記述しかない。 敵ならば向こうから寄って来てくれるが、基地や惑星にはこちらから近づかなければならない。 そのため、自力で位置を合わせる必要がある。 まず前提として、短距離レーダーでは▽が視界を示している。 対象を画面内に捉えるためには、まずは左右旋回で光点を探す。その点がレーダー上の▽内に入るよう移動した後、その三角形の底辺(一番上の部分)に点が来るように上下旋回して合わせる。 そうしたらAボタンで前進。この際に光点が▽の外に出てしまう場合は改めて上下旋回し、再度▽内に入れる。 基地の捜索の場合これを繰り返せば、基地が画面内に見えてくるはずである。 後は最接近して照準を合わせればロックオンされ、小型艇が現れて補給修理完了となる。 ちなみに前進開始してから、Aボタンを長く押すほど加速度に応じて慣性が働き、Aボタンを離してもすぐには停止できない。 …のだが、ちょっとしたテクニックとして、この加速中にセレクトボタンでレーダーを切り替えると急ブレーキがかけられ、即停止できる。 **&size(19){損害} 被弾すると、ダメージによって機体各部がDA(損傷)、ないしNG(故障)状態になる場合がある。それぞれの部位がDAなら片方、NGなら両方の症状が発生。 X68000版とPS版では画面に機体の概図が追加表示されており被弾時に損害部位の色が変わる様になっている ***&size(15){ENG(エンジン)} ・推進力が通常時の1/8に低下 ・シールド修復不可 ***&size(15){RAD(レーダー)} ・マップが更新できない ・短距離レーダーがちらつく ***&size(15){COM(コンピュータ)} ・フォトントーピドー発射不可 ・照準が表示されない **&size(19){パワーアップ} 基地で補給修理を行った際、機体強化が行われる場合がある。 ***&size(15){ビーム} 攻撃力が上がる。 ***&size(15){シールド} シールド防御力が上がる。 ***&size(15){リアクター} スピードアップ、エネルギー最大値増加、シールド回復速度が早まる。 *&size(22){敵勢力} 一部隊(マップでの「E」1個)につき数機の戦闘機で構成される。 ・ラグラ X字型の無人戦闘機。動きも遅い。 各部隊につき1~4機。 ・アレフ 有人戦闘機。至近距離で機敏に動き回り、攻撃の命中精度も比較的高め。 灰色以上だと耐久力が上がり、一発では撃墜できない。各部隊につき1~4機。 ・レイト 平べったい高速偵察機。とにかくすばしっこいので攻撃を当てにくいが、横向きになると遅くなる。 各部隊につき1~2機登場するが、登場しない場合もある。 ・ディスラプター 各部隊に一機のみ存在するボス的存在。大抵の場合、部隊最後の一機がコイツである。 [[スターウォーズ>STAR WARS (映画)]]に登場する[[デス・スター]]のような球形の敵で、シルエットは遠くからでも一発でわかる。 とにかく耐久力、攻撃力ともに最強。誘導弾の命中精度も他の機体より遥かに高い。 動きは遅いが、間合いを詰めて畳み掛けてくる。その巨体でゆっくり迫り来る様は圧巻。 ただでさえ恐ろしいのに、敵本拠地の暗黒惑星ではなんと&font(#ff0000){無限沸き}である。 代わりに倒して入る得点も高く、反撃さえ気を付ければ得点稼ぎにも利用可能。 X68000のアレンジ版ではこれに加えて[[スターブレード]]のラスボス・コマンダーが追加雑魚及び隠しボスとして現れる。 ちなみに、部隊単位で強さに応じて色分けされており、弱い順から&font(#0000ff){青}<&font(#808080){灰色}<&font(#800080){紫色}<黒となる。 紫色の部隊の攻撃を受けるとシールドが一撃で破損し、また紫色以上のディスラプターの攻撃を喰らうと、シールドがあろうがほぼ一撃で木っ端微塵にされゲームオーバーとなる。 シールドを強化すれば多少耐えられるようになる。 敵が放つ誘導弾は弧を描くような独特の軌道で、慣れない内は回避も困難。 とは言え、レーダーでそこら中を飛び回っていても視界の中からしか攻撃される事はなく、撃たれた弾も画面外に出してしまえば無いものとして扱われる。 なので自機めがけて弾が飛んできたら、ひたすら一方向に移動し続けて場所をずらすか、一方向に少し引き付けてから反対方向に動くと回避できる筈である。 なお、フォトントーピドーを使えば、マップから座標上にぶち込むだけで戦わずして殲滅させられる。 …が、アドベンチャーモードだと一部隊倒す度に惑星で一つキーを貰えるのだが、&underdot(1px){フォトントーピドーで倒した分は認証されず、キーが貰えない}ので注意が必要。 暗黒惑星を破壊するまでに部隊を全滅させるとそこで終了になってしまうので、真エンディングを見たければ、フォトントーピドーで倒していいのは実質2組までとなる。 *&size(22){裏技} 「RAD、COM、ENGのいずれか1つがNG状態」かつ「エネルギー残量がゲージの1/10以下」の状態で、2コンのABボタンを押しながらマイクに音を拾わせると、場所に関係なく一度だけスターノイドを呼び出して修理を受けられる。 ナムコアンソロジー1においては、L1とR1を押し続ける事でスターノイドを召喚できる。 また4つの小惑星帯の内、どこか2つにアイテムが隠されているがランダム配置なのであまり攻略には有効利用できない。 ・ダルト(小惑星を8個連続ノーミスで破壊)  敵の侵攻速度が遅くなる ・バリア(小惑星を32個破壊)  基地や惑星の耐久力が上がる 余談として、暗黒惑星の位置を示す光点が広域レーダー上から消えても、見えないだけで座標は変化しないので、座標さえ把握していれば一度離脱して補給→再突入という事もできる。 携帯のカメラで撮るか、画面上にセロハンテープを貼ってマジックで点をつけてもよい。 もっと言えばゲーム開始時点で座標は決まっており、&font(#ff0000){キーも集めずにいきなり乗り込む}事も理論上可能。 他の惑星や強化パーツをくれる基地の配置も同様に開始時点で決まっているので、VCなら開始直後にまるごと保存機能を使えば簡単に最速タイムが叩き出せてしまうが…それをやってしまうと余りにも拍子抜けなのでお勧めしない。 せめて暗黒惑星と黒部隊戦は難しいので練習しておきたいという時だけに留めよう。 また暗黒惑星が見えていない時でも、広域レーダーの見かけ上は当然何も無いが、暗黒惑星が潜む位置は敵部隊が通り抜ける事ができない。 基地や惑星などと同様にオブジェクトのあるマスなので当然なのだが、つまり&font(#ff0000){何も存在していないのに何故か敵部隊が迂回するマス}があったらそこが暗黒惑星である。 ただ、暗黒惑星の座標は1マスを更に分割した8×8ドットの中の1ドットなので、まぐれ当たりは相当難しい。 追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }

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