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&font(#6495ED){登録日}:2011/09/16(金) 23:13:28
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます
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1998年にコナミから発売されたゲームボーイ向けの野球ゲーム。
『実況パワフルプロ野球』シリーズでは初の携帯機用作品。
後年、『[[パワポケ>パワプロクンポケット(シリーズ)]]』シリーズや『パワポタ』シリーズが[[ニンテンドーDS]]や[[PlayStation Portable]]と言ったクオリティの高い携帯機で発売されているが、「携帯機向けのパワプロ」の第1弾となったのはこの作品であった。
パワプロシリーズが着実にプレイ人口を増やしてきていたこともあり、手のひらサイズにおさまる野球ゲームということでそれなりに注目されていた。
……が、今なら猛烈な非難を浴びていたであろう問題点がいくつもあった。
・&bold(){実況とウグイス嬢による選手名コールがない}
この点についてはゲームボーイ向けのソフト故、容量的に仕方のないことではあるだろう。
現に、ゲームのタイトルにも「実況」という単語は使われていない。
・&bold(){操作性があまり良くない}
当時既に家庭用据置ゲーム機としてはスティック操作が主である[[NINTENDO64]]・[[PlayStation]]が登場しており、パワプロもそれら向けに毎年タイトルを発売していた中、
本作は[[スーパーファミコン]]時代と同等の十字キー操作となったこともあり、操作性に難があった。
最もその傾向がよく出ているのは守備で、「マニュアル」「オート」「セミオート」から守備操作のオプションを選べたが、マニュアルの操作がゲームボーイの十字キーによるもの故非常に難しくなっている。
この反省が活かされたのか、後に発売されたゲームボーイ向けのパワポケシリーズにおいては守備操作は「オート」のみになった。
・&bold(){遊べるモードが試合だけ}
一応3つのモード「ひとりで(対COM戦)」「ふたりで(対人戦)」「データ(過去の戦績の確認)」があるものの、パワプロシリーズの売りであるサクセスモードはおろか、チームアレンジもできない。
プロ野球12球団の選手データが収録されているにもかかわらずペナントレース・リーグ戦も無し。
余りにゲームとしてのボリュームが薄すぎる。
・&bold(){選手データ/能力が物足りない}
上記の通り、プロ野球12球団の選手データが実名で収録されているが、1998年シーズン開幕時点でのものであるため、この年活躍したルーキー選手の一部(([[川上憲伸]]、坪井智哉等))や、前年オフに発覚したプロ野球脱税事件に関与し出場停止処分を受けていた選手((小久保裕紀、[[宮本慎也]]等))はいない。
また「野手の守備位置設定が『捕手』『内野手』『外野手』のみと大雑把」「投手の変化球の変化量が3段階表示」等、従来のパワプロに慣れていると物足りなく感じる点が多い。
こういった点から評価が芳しくなかったため、シリーズ化はされずじまいに終わった。
パワプロ関連作品群は賛否両論を呼びながらも何だかんだで長らく愛されているが、その中でも恐らく最も評価の低い作品の一つに数えられるだろう。
追記・修正はひとりでペナントレース143試合分を戦ってからお願いします。
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1998年にコナミから発売されたゲームボーイ向けの野球ゲーム。
『実況パワフルプロ野球』シリーズでは初の携帯機用作品。
後年、『[[パワポケ>パワプロクンポケット(シリーズ)]]』シリーズや『パワポタ』シリーズが[[ニンテンドーDS]]や[[PlayStation Portable]]と言ったクオリティの高い携帯機で発売されているが、「携帯機向けのパワプロ」の第1弾となったのはこの作品であった。
パワプロシリーズが着実にプレイ人口を増やしてきていたこともあり、手のひらサイズにおさまる野球ゲームということでそれなりに注目されていた。
……が、今なら猛烈な非難を浴びていたであろう問題点がいくつもあった。
・&bold(){実況とウグイス嬢による選手名コールがない}
この点についてはゲームボーイ向けのソフト故、容量的に仕方のないことではあるだろう。
現に、ゲームのタイトルにも「実況」という単語は使われていない。
・&bold(){操作性があまり良くない}
当時既に家庭用据置ゲーム機としてはスティック操作が主である[[NINTENDO64]]・[[PlayStation]]が登場しており、パワプロもそれら向けに毎年タイトルを発売していた中、
本作は[[スーパーファミコン]]時代と同等の十字キー操作となったこともあり、操作性に難があった。
最もその傾向がよく出ているのは守備で、「マニュアル」「オート」「セミオート」から守備操作のオプションを選べたが、マニュアルの操作がゲームボーイの十字キーによるもの故非常に難しくなっている。
この反省が活かされたのか、後に発売されたゲームボーイ向けのパワポケシリーズにおいては守備操作は「オート」のみになった。
・&bold(){遊べるモードが試合だけ}
一応3つのモード「ひとりで(対COM戦)」「ふたりで(対人戦)」「データ(過去の戦績の確認)」があるものの、パワプロシリーズの売りであるサクセスモードはおろか、チームアレンジもできない。
プロ野球12球団の選手データが収録されているにもかかわらずペナントレース・リーグ戦も無し。
余りにゲームとしてのボリュームが薄すぎる。
・&bold(){選手データ/能力が物足りない}
上記の通り、プロ野球12球団の選手データが実名で収録されているが、1998年シーズン開幕時点でのものであるため、この年活躍したルーキー選手の一部(([[川上憲伸]]、坪井智哉等))や、前年オフに発覚したプロ野球脱税事件に関与し出場停止処分を受けていた選手((小久保裕紀、[[宮本慎也]]等))はいない。
また「野手の守備位置設定が『捕手』『内野手』『外野手』のみと大雑把」「投手の変化球の変化量が3段階表示」等、従来のパワプロに慣れていると物足りなく感じる点が多い。
こういった点から評価が芳しくなかったため、シリーズ化はされずじまいに終わった。
パワプロ関連作品群は賛否両論を呼びながらも何だかんだで長らく愛されているが、その中でも恐らく最も評価の低い作品の一つに数えられるだろう。
追記・修正はひとりでペナントレース143試合分を戦ってからお願いします。
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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