清里明良

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&font(#6495ED){登録日}:2011/04/07(木) 21:55:50 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &ruby(きよさと){清里}&ruby(あきら){明良}とは『[[るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編]]』の登場人物。 CV:[[岩永哲哉]] / 実写映画版:窪田正孝 **原作 [[緋村抜刀斎>人斬り抜刀斎]]時代の物語―追憶編の冒頭で登場、幕府の重役の京都所司代である重倉十兵衛の護衛を行っていた。 文武ともにからきし、かといって良家育ちでもないが人柄がとても良かった青年である。 登場シーンは数ページとはいえ追憶編のキーとなる人物であり、後に抜刀斎の妻となる[[雪代巴>雪代巴(緋村巴)]]は彼の許嫁であり幼なじみだった。 巴が大切に持っている簪の贈り主は他ならぬ清里である。 彼が祝言を延ばしてまで京都見廻組に志願したのは幕府への忠義を立て男を上げてから晴れて彼女を迎えようという思いからだった。   #center(){ しかし… &bold(){その決断が彼自身を…否、二人の男と一人の女を確実に不幸にしてしまう事を、} &bold(){彼はまだ知る由もなかった…!!} } 巴との祝言を1か月後に控えた元治元年(1864年)4月の夜、 重倉十兵衛の護衛を行っていた時に、緋村抜刀斎と戦闘となり、重倉と共に斬殺される。 なお、この重倉は所司代という重役でありながらも清里の祝言を自分の事のように喜び、 更にOVA版では&bold(){「そなたは死んではならん!」}と本来護衛役である清里を逃がそうとする心優しい男であった。 その際に抜刀斎のトレードマークでもある、頬の十字傷の一方を付けたのは彼。 先述の通り、清里は剣の腕が立つ訳ではない。 彼が抜刀斎の頬に一太刀入れることが出来たのは、掴みかけた幸せのため、なんとしても生きて愛する人の下へ帰るため。 謂わば、生への&font(#ff0000){&bold(){執念}}が付けた一太刀である。 #center(){ &font(#808080){死…死に…たくない…} &font(#808080){やっと…祝言…なのに…} &font(#808080){ずっと…愛して…い…けると思った…のに…} &font(#808080){と…} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){も…}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){え…}}} } #center(){ &font(#ffb74c){腕自体は大したことはないが、生きようとする執念は凄まじかった…} &font(#ffb74c){来世で幸せになってくれ……} } それは、鬼の如く人を斬り続けた抜刀斎が唯一敵に見せた優しさであり、同時に彼自身の転落の始まりでもあった。 笑わない少女を幼い頃から大切に愛し続けた優しい男の末路は、 巴・縁・そして抜刀斎の運命を狂おしく変えてしまうことになる。 要するに… ・自分を殺した相手に許嫁の幼なじみを寝取られた ワケで、&bold(){剣心の十字傷が消えなかったのも当然だったといえる。} ただ、あの場から無事に逃げ延びた、あるいは抜刀斎を倒せたとしても、&bold(){重役を護れなかった以上、&font(#ff0000){待ち受けてるのは切腹の運命である。}} そして巴と結婚出来たとしても、&bold(){&font(#ff0000){あの[[狂気ヤンデレシスコン弟>雪代縁]]が義弟になる}}わけで、幸福な結婚生活が送れたとは到底思えないのが悲しいところである…!! 良かれと思って選んだ「武士」という道が、結果的に周りの人間を不幸にしてしまった意味では、 とことんまで報われない青年である。 **◆実写版 一作目から回想シーンにて登場。 基本的な流れは原作と同じだが、演じた窪田正孝氏の鬼気迫る熱演で、原作以上の執念と存在感を感じさせる。 #center(){ &font(#808080){&b(){俺には…大事な人がいる…!!}} &font(#808080){&b(){今ここで死ぬわけにはいかないんだぁぁぁぁぁ!!}} } 一方的にズタズタに斬りながらも、そのゾンビの如き迫力に逆に%%ドン引き%%追い詰められていたのは抜刀斎の方であり、やっと止めを刺せた時には、恐怖で心身ともに打ちのめされ、最早どっちが勝者なのか分からない状態であった。 %%その為、批判されがちな「来世で幸せになってくれ」の台詞も言っていない%% そして、翌日土砂降りの雨の中、遺体に泣き縋る男の妻(巴)の姿を見た抜刀斎は完全に心が折れてしまい、それまでなんの疑問も持たなかった『人を斬ること』の重さと業を思い知る事となった…。 #center(){ &font(#ffb74c){未来を担う若者を殺してまで…何が新時代の為の暗殺でしょうか…!!} &font(#ffb74c){オレのやっている事は正しいのか…!?} } #center(){ &font(#ff0000){&b(){&size(20){&font(i){― オマエハ タダノ ヒトゴロシダ ―}}}} } #right(){ &font(#ff0000){&b(){&size(15){&font(i){ヒトゴロシダ   }}}} &font(#ff0000){&b(){&size(10){&font(i){ヒトゴロシダ…}}}} } 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 誰? -- 名無しさん (2014-02-04 21:44:43) - 実写版じゃ早くからこのエピソードが語られてたね。演じてた役者さんの熱演もあってかなり執念を感じた。一方的に斬ってるようで追い詰められてたのは抜刀斎の方という感じがゾクッとした -- 名無しさん (2014-02-05 00:00:13) - 呪怨の伽椰子なみの怨霊になってもいいレベル -- 名無しさん (2014-02-24 12:43:51) - 寝取られうんぬん言われるのはわかるけど、心優しい人だったみたいだしあの世では巴さんが幸せに長生きできなかったことを残念に思ってるんじゃないだろうか -- 名無しさん (2014-02-24 12:48:56) - そんな彼の怨念が呼んだのが星霜篇の未来、というわけか。 -- 名無しさん (2014-02-24 12:54:40) - 実際にいそうだな -- 名無しさん (2014-02-28 19:29:17) - でも剣心の「剣をもって戦いの人生を完遂する」覚悟を固めてからは傷も薄まった辺り、剣心を苦しめていたのは清里ではなく、自分自身の自責の念だと解釈できないかな -- 名無しさん (2014-02-28 19:35:28) - 最強議論スレだと超格上に傷を着けたこいつのために他キャラも執念補正が加味されてるな -- 名無しさん (2014-03-07 13:39:45) - 清里が護衛してた重倉さんいい人だったな。清里の祝言も喜んでくれてたし、その為に守られる側の自分が清里守る為に刀抜いてたし。 -- 名無しさん (2014-03-11 12:58:08) - あるかも分からない来世とやらで幸せを願われてもな。清里の本当の望みは「生きて」巴の元に帰ることだったのに -- 名無しさん (2014-03-14 17:50:36) - ↑7実写版の方だと、あの死に際を見る限り、自分はそうは思えない・・・。 -- マハ (2014-08-03 20:21:58) - ↑10朝市(「花子とアン」の主人公はなの幼なじみ)・・・、あなたはどうしてこちらの役でも己の恋を成就させられないのだ・・・!! -- 今泉 (2014-08-03 20:32:52) - 来世で幸せ云々は正直抜刀斉の言い訳、自己満足だよな。来世じゃ意味がない!今しかないんだ! -- 名無しさん (2014-08-05 18:05:10) - まぁ剣心もそこらへんは反省してるでしょう。在り来たりな言い方だけどこれは時代の悲劇 -- 名無しさん (2014-08-05 18:13:06) - 護衛は命懸けが前提だから文句言えた立場じゃないけどね -- 名無しさん (2014-08-06 00:48:13) - こいつの家族が縁のように復讐しに来る可能性有るよな -- 名無しさん (2014-08-06 08:02:11) - 内乱中に暗殺者一人見つけるのって不可能に近い。身内が現場を見てない限り。かつ、護衛という命を失ってもおかしくない仕事を選んだ時点で家族は覚悟したと思うよ・・ -- 名無しさん (2014-08-06 08:11:35) - ↑1番上の方へ その言葉に矛盾を感じたからこそ流浪人剣心の物語が始まるのでは? -- ビギナー (2014-08-06 18:43:46) - 実写映画にも登場しましたね。 -- 名無しさん (2014-09-15 21:13:07) - なんか最後の寝とられた~部分だけそれまでの文章と雰囲気違いすぎて違和感 -- 名無しさん (2014-09-15 21:22:24) - ↑そこだけ後から足されたのよ。 -- 名無しさん (2014-09-15 23:06:12) - 死んでからじゃ寝取られって言うの微妙じゃね? まあ、巴は確かに女の弱さを描いたようなキャラではあったが。 -- 名無しさん (2014-10-09 01:28:54) - ↑本当に巴が弱いだけの女なら、恋人を殺めた男を心から愛さず、ましてやそいつの命を守るために、自らの命をなげうちはしまいだろうよ。 -- 久間 (2014-12-11 23:14:18) - ↑ 恋人を殺めた男を心から愛してしまったのって、女の弱さっぽくね? まあ逆に初志貫徹で復讐完遂することが、女の強さと言えるかどうかはわからんが。 -- 名無しさん (2014-12-11 23:30:39) - ↑復讐は悲劇しか生まないのは確かだ。 -- 戸澤 (2014-12-14 14:19:16) - ↑2だよなぁ。雪代縁が復讐鬼になったのも巴の復讐が生んだ悲劇と言えるだろうし -- 名無しさん (2015-07-29 23:56:21) - けど縁の復讐って八つ当たり的なのが強いから復讐鬼って感じはあんましないんだよね、復讐鬼面よりクズ面が強い -- 名無しさん (2015-07-30 00:01:07) - 京都所司代ってクソ重要なポストなのに腕の立たないお供二人で裏通りを行くとは… --   (2015-08-07 13:36:45) - ↑この時代暗殺された人って意外と危機感薄かったらしいし(佐久間象山とか)。作者は新撰組ファンだけどこのエピソードって『壬生心中』をモチーフにしてんのかな? -- 名無しさん (2015-08-08 23:11:48) - この人が剣心を斬って生き延びたとしても、巴は結局人斬りと夫婦になるわけだよな -- 名無しさん (2015-10-08 22:59:37) - そのことに葛藤があって人斬りにも人斬りの妻にもなれず、剣心に人斬りをやめさせることで復讐を果たそうとしたのかもしれない -- 名無しさん (2015-10-08 23:15:48) - ↑5 縁は上海の恩人一家を「幸せそうでムカついたから」とかいう理由で殺すような奴だからしゃーない。彼が剣心以外には紳士的な人間だったらそこで物語は終わってた -- 名無しさん (2015-10-08 23:22:15) - 巴と無事に結婚できてたとしても縁(巴生前からヤバいレベルのシスコン&サイコパスの資質あり)に対処しなければならなかったという、とことん幸せになるルートが見えない人 -- 名無しさん (2015-10-09 00:21:30) - たった数ページの出番なのにインパクト絶大だった。死にたくない一心で逃げようとするも結局トドメ刺される場面は真っ先に思い出せるな -- 名無しさん (2015-10-11 23:40:20) - フェイト「い、嫌だぁぁぁ!!! 俺はまだ死にたくない!!! 俺にはまだやりたいことが残っているんだ!!! 俺にはまだ………」 -- 名無しさん (2015-10-25 14:23:39) - ↑2 縁は姉さんの幸せを奪った抜刀斎を恨んでたし清里との祝言については肯定的なんじゃない?トモエの幼馴染なら縁とも親しいわけだし -- 名無しさん (2016-05-06 19:43:36) - ↑嫁入りの話が来たときかなり駄々こねたらしいし渋々受け入れただけで別に賛成してたわけじゃないんじゃないの。何にしても縁は巴にべったりだし -- 名無しさん (2016-05-06 19:46:34) - 彼が寝取られ認定されるなら未亡人の再婚は全部寝取られってことになるが… 「殺害された相手に」がつくから悲壮感は段違いだけどさぁ -- 名無しさん (2016-08-03 17:52:45) - 事実をありのままに表現すると「男は殺し女は抱く」という暴君かなにか? な文章になっちゃうから困る。余談だが、復讐すべき相手に惚れてしまうというのは彼女より先に「ダイの大冒険」のエイミがやっているネタ -- 名無しさん (2016-10-23 12:05:09) - 幕末で護衛やってて刀持ち歩いてる時点で命懸けなんだから、剣心が清里殺して第三者に批難される筋合いはないよな。剣心も一応お仕事だし。 -- 名無しさん (2016-10-23 12:11:13) - 実写版は演技が鬼気迫りすぎてて(良い意味で)ドン引きした、志々雄の燃えながら笑うシーンと合わせて死に際の素晴らしい演技 -- 名無しさん (2016-10-31 13:21:38) - 結婚や婚約が有効なのは「死が二人を分かつまで」だから相手が死んだ後は浮気になならないんじゃないかな?じゃなきゃ未亡人は一生独り身か、インドのサティーみたく夫が死んだら後追い自殺しなくちゃいけなくなるし -- 名無しさん (2018-03-26 21:58:03) - 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-03-27 22:14:58) - 人斬りが結婚して幸せになれるとしたら、斎藤一のような一握りだけだろう。甘い考えで刀を持てば後悔するってことは、彼も抜刀斎も同じ -- 名無しさん (2019-01-01 19:31:20) - 剣を持っている以上殺されても仕方ないって批判されてるけど基本的に彼は現代で言うなれば警察官で剣心はテロリストなんだからこの点に関しては100%剣心の方が悪いのではないだろうか? -- 名無しさん (2019-03-06 04:40:42) - ↑その理屈だとナポレオンだとかもテロリストになっちゃうから何とも言えないね。江戸時代は「刀を持てるのは士族だけ」「斬り捨て御免」特権階級的な社会体制で、農民を守るために刀を持つってわけじゃないし -- 名無しさん (2019-04-28 17:35:06) - 例えあの場から逃げきれたor剣心を倒せたとしても、要人を守れなかった以上切腹は免れなかったであろうというのが辛い…。「武士」という道を選んでしまった時点で清里の運命は決まってしまったと思う。 -- 名無しさん (2021-04-30 21:47:35) - 実写版の清里(窪田正孝)は叫んで立ち上がらず死んだふりでやり過ごしていたら助かってたんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2021-04-30 22:08:20) - ↑それでも待ち受けてるのは切腹。もしくはお尋ね者になる運命。 -- 名無しさん (2021-04-30 23:16:23) - ↑ワイの投稿の直前にそんなコメントあったね(投稿した後に気付いた) -- 名無しさん (2021-05-01 22:41:51) - ヤンデレシスコン縁に手を焼く姿が見てみたかった。きっと困った顔でそれでも仲良くなっていくんじゃないかなぁって…一応縁とも幼馴染ではあるのだし… -- 名無しさん (2021-05-03 11:16:22) - ↑6革命家が英雄と呼ばれるのは飽くまで勝ったからだからな。革命家は同時代の視点では普通にテロリスト。実際、伊藤博文の大使館焼き討ちとか下手すると戦争案件だし -- 名無しさん (2021-05-03 11:44:02) - ↑実写版で登場した伊藤博文は食事会で志々雄に「何人殺して今の地位(内務卿)を手に入れた?」と皮肉られてたな -- 名無しさん (2022-09-21 13:04:55) - この人の目線だと星霜編が妥当すぎる結末やね。自分を殺した男に愛した女を寝取られて殺された挙げ句そいつは新しい女とイチャコラし始めるんだからそりゃ因果捻じ曲げるぐらいの怨霊になってもおかしくはない -- 名無しさん (2022-10-15 00:34:12) - 彼自身に非があるわけではないけど、人を斬るかもしれない身分や仕事に就くべきではなかったってのが正直なところ。仮に剣心が付いたのが維新志士でなく幕府だったとしても、志々雄や別の刺客と戦闘になるだろうし、誰かを斬ることで自分自身が病んだり命を狙われるようになるかもしれない。男を上げようといった心構えで武士の責任を果たせるほど、現実は甘くなかった。剣心や斎藤のように一生戦い抜くほど覚悟が必要だった -- 名無しさん (2023-04-14 23:01:15) - さすがに剣心相手よりは縁も比較的おとなしいんじゃないかな -- 名無しさん (2023-04-14 23:20:22) - 可哀想な人 -- 名無しさん (2023-06-05 23:14:34) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/04/07(木) 21:55:50 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &ruby(きよさと){清里}&ruby(あきら){明良}とは『[[るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編]]』の登場人物。 CV:[[岩永哲哉]] / 実写映画版:窪田正孝 **原作 [[緋村抜刀斎>人斬り抜刀斎]]時代の物語―追憶編の冒頭で登場、幕府の重役の京都所司代である重倉十兵衛の護衛を行っていた。 文武ともにからきし、かといって良家育ちでもないが人柄がとても良かった青年である。 登場シーンは数ページとはいえ追憶編のキーとなる人物であり、後に抜刀斎の妻となる[[雪代巴>雪代巴(緋村巴)]]は彼の許嫁であり幼なじみだった。 巴が大切に持っている簪の贈り主は他ならぬ清里である。 彼が祝言を延ばしてまで京都見廻組に志願したのは幕府への忠義を立て男を上げてから晴れて彼女を迎えようという思いからだった。   #center(){ しかし… &bold(){その決断が彼自身を…否、二人の男と一人の女を確実に不幸にしてしまう事を、} &bold(){彼はまだ知る由もなかった…!!} } 巴との祝言を1か月後に控えた元治元年(1864年)4月の夜、 重倉十兵衛の護衛を行っていた時に、緋村抜刀斎と戦闘となり、重倉と共に斬殺される。 なお、この重倉は所司代という重役でありながらも清里の祝言を自分の事のように喜び、 更にOVA版では&bold(){「そなたは死んではならん!」}と本来護衛役である清里を逃がそうとする心優しい男であった。 その際に抜刀斎のトレードマークでもある、頬の十字傷の一方を付けたのは彼。 先述の通り、清里は剣の腕が立つ訳ではない。 彼が抜刀斎の頬に一太刀入れることが出来たのは、掴みかけた幸せのため、なんとしても生きて愛する人の下へ帰るため。 謂わば、生への&font(#ff0000){&bold(){執念}}が付けた一太刀である。 #center(){ &font(#808080){死…死に…たくない…} &font(#808080){やっと…祝言…なのに…} &font(#808080){ずっと…愛して…い…けると思った…のに…} &font(#808080){と…} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){も…}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){え…}}} } #center(){ &font(#ffb74c){腕自体は大したことはないが、生きようとする執念は凄まじかった…} &font(#ffb74c){来世で幸せになってくれ……} } それは、鬼の如く人を斬り続けた抜刀斎が唯一敵に見せた優しさであり、同時に彼自身の転落の始まりでもあった。 笑わない少女を幼い頃から大切に愛し続けた優しい男の末路は、 巴・縁・そして抜刀斎の運命を狂おしく変えてしまうことになる。 要するに… ・自分を殺した相手に許嫁の幼なじみを寝取られた ワケで、&bold(){剣心の十字傷が消えなかったのも当然だったといえる。} ただ、あの場から無事に逃げ延びた、あるいは抜刀斎を倒せたとしても、&bold(){重役を護れなかった以上、&font(#ff0000){待ち受けてるのは切腹の運命である。}} そして巴と結婚出来たとしても、&bold(){&font(#ff0000){あの[[狂気ヤンデレシスコン弟>雪代縁]]が義弟になる}}わけで、幸福な結婚生活が送れたとは到底思えないのが悲しいところである…!! 良かれと思って選んだ「武士」という道が、結果的に周りの人間を不幸にしてしまった意味では、 とことんまで報われない青年である。 **◆実写版 一作目から回想シーンにて登場。 基本的な流れは原作と同じだが、演じた窪田正孝氏の鬼気迫る熱演で、原作以上の執念と存在感を感じさせる。 #center(){ &font(#808080){&b(){俺には…大事な人がいる…!!}} &font(#808080){&b(){今ここで死ぬわけにはいかないんだぁぁぁぁぁ!!}} } 一方的にズタズタに斬りながらも、そのゾンビの如き迫力に逆に%%ドン引き%%追い詰められていたのは抜刀斎の方であり、やっと止めを刺せた時には、恐怖で心身ともに打ちのめされ、最早どっちが勝者なのか分からない状態であった。 %%その為、批判されがちな「来世で幸せになってくれ」の台詞も言っていない%% そして、翌日土砂降りの雨の中、遺体に泣き縋る男の妻(巴)の姿を見た抜刀斎は完全に心が折れてしまい、それまでなんの疑問も持たなかった『人を斬ること』の重さと業を思い知る事となった…。 #center(){ &font(#ffb74c){未来を担う若者を殺してまで…何が新時代の為の暗殺でしょうか…!!} &font(#ffb74c){オレのやっている事は正しいのか…!?} } #center(){ &font(#ff0000){&b(){&size(20){&font(i){― オマエハ タダノ ヒトゴロシダ ―}}}} } #right(){ &font(#ff0000){&b(){&size(15){&font(i){ヒトゴロシダ   }}}} &font(#ff0000){&b(){&size(10){&font(i){ヒトゴロシダ…}}}} } 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 誰? -- 名無しさん (2014-02-04 21:44:43) - 実写版じゃ早くからこのエピソードが語られてたね。演じてた役者さんの熱演もあってかなり執念を感じた。一方的に斬ってるようで追い詰められてたのは抜刀斎の方という感じがゾクッとした -- 名無しさん (2014-02-05 00:00:13) - 呪怨の伽椰子なみの怨霊になってもいいレベル -- 名無しさん (2014-02-24 12:43:51) - 寝取られうんぬん言われるのはわかるけど、心優しい人だったみたいだしあの世では巴さんが幸せに長生きできなかったことを残念に思ってるんじゃないだろうか -- 名無しさん (2014-02-24 12:48:56) - そんな彼の怨念が呼んだのが星霜篇の未来、というわけか。 -- 名無しさん (2014-02-24 12:54:40) - 実際にいそうだな -- 名無しさん (2014-02-28 19:29:17) - でも剣心の「剣をもって戦いの人生を完遂する」覚悟を固めてからは傷も薄まった辺り、剣心を苦しめていたのは清里ではなく、自分自身の自責の念だと解釈できないかな -- 名無しさん (2014-02-28 19:35:28) - 最強議論スレだと超格上に傷を着けたこいつのために他キャラも執念補正が加味されてるな -- 名無しさん (2014-03-07 13:39:45) - 清里が護衛してた重倉さんいい人だったな。清里の祝言も喜んでくれてたし、その為に守られる側の自分が清里守る為に刀抜いてたし。 -- 名無しさん (2014-03-11 12:58:08) - あるかも分からない来世とやらで幸せを願われてもな。清里の本当の望みは「生きて」巴の元に帰ることだったのに -- 名無しさん (2014-03-14 17:50:36) - ↑7実写版の方だと、あの死に際を見る限り、自分はそうは思えない・・・。 -- マハ (2014-08-03 20:21:58) - ↑10朝市(「花子とアン」の主人公はなの幼なじみ)・・・、あなたはどうしてこちらの役でも己の恋を成就させられないのだ・・・!! -- 今泉 (2014-08-03 20:32:52) - 来世で幸せ云々は正直抜刀斉の言い訳、自己満足だよな。来世じゃ意味がない!今しかないんだ! -- 名無しさん (2014-08-05 18:05:10) - まぁ剣心もそこらへんは反省してるでしょう。在り来たりな言い方だけどこれは時代の悲劇 -- 名無しさん (2014-08-05 18:13:06) - 護衛は命懸けが前提だから文句言えた立場じゃないけどね -- 名無しさん (2014-08-06 00:48:13) - こいつの家族が縁のように復讐しに来る可能性有るよな -- 名無しさん (2014-08-06 08:02:11) - 内乱中に暗殺者一人見つけるのって不可能に近い。身内が現場を見てない限り。かつ、護衛という命を失ってもおかしくない仕事を選んだ時点で家族は覚悟したと思うよ・・ -- 名無しさん (2014-08-06 08:11:35) - ↑1番上の方へ その言葉に矛盾を感じたからこそ流浪人剣心の物語が始まるのでは? -- ビギナー (2014-08-06 18:43:46) - 実写映画にも登場しましたね。 -- 名無しさん (2014-09-15 21:13:07) - なんか最後の寝とられた~部分だけそれまでの文章と雰囲気違いすぎて違和感 -- 名無しさん (2014-09-15 21:22:24) - ↑そこだけ後から足されたのよ。 -- 名無しさん (2014-09-15 23:06:12) - 死んでからじゃ寝取られって言うの微妙じゃね? まあ、巴は確かに女の弱さを描いたようなキャラではあったが。 -- 名無しさん (2014-10-09 01:28:54) - ↑本当に巴が弱いだけの女なら、恋人を殺めた男を心から愛さず、ましてやそいつの命を守るために、自らの命をなげうちはしまいだろうよ。 -- 久間 (2014-12-11 23:14:18) - ↑ 恋人を殺めた男を心から愛してしまったのって、女の弱さっぽくね? まあ逆に初志貫徹で復讐完遂することが、女の強さと言えるかどうかはわからんが。 -- 名無しさん (2014-12-11 23:30:39) - ↑復讐は悲劇しか生まないのは確かだ。 -- 戸澤 (2014-12-14 14:19:16) - ↑2だよなぁ。雪代縁が復讐鬼になったのも巴の復讐が生んだ悲劇と言えるだろうし -- 名無しさん (2015-07-29 23:56:21) - けど縁の復讐って八つ当たり的なのが強いから復讐鬼って感じはあんましないんだよね、復讐鬼面よりクズ面が強い -- 名無しさん (2015-07-30 00:01:07) - 京都所司代ってクソ重要なポストなのに腕の立たないお供二人で裏通りを行くとは… --   (2015-08-07 13:36:45) - ↑この時代暗殺された人って意外と危機感薄かったらしいし(佐久間象山とか)。作者は新撰組ファンだけどこのエピソードって『壬生心中』をモチーフにしてんのかな? -- 名無しさん (2015-08-08 23:11:48) - この人が剣心を斬って生き延びたとしても、巴は結局人斬りと夫婦になるわけだよな -- 名無しさん (2015-10-08 22:59:37) - そのことに葛藤があって人斬りにも人斬りの妻にもなれず、剣心に人斬りをやめさせることで復讐を果たそうとしたのかもしれない -- 名無しさん (2015-10-08 23:15:48) - ↑5 縁は上海の恩人一家を「幸せそうでムカついたから」とかいう理由で殺すような奴だからしゃーない。彼が剣心以外には紳士的な人間だったらそこで物語は終わってた -- 名無しさん (2015-10-08 23:22:15) - 巴と無事に結婚できてたとしても縁(巴生前からヤバいレベルのシスコン&サイコパスの資質あり)に対処しなければならなかったという、とことん幸せになるルートが見えない人 -- 名無しさん (2015-10-09 00:21:30) - たった数ページの出番なのにインパクト絶大だった。死にたくない一心で逃げようとするも結局トドメ刺される場面は真っ先に思い出せるな -- 名無しさん (2015-10-11 23:40:20) - フェイト「い、嫌だぁぁぁ!!! 俺はまだ死にたくない!!! 俺にはまだやりたいことが残っているんだ!!! 俺にはまだ………」 -- 名無しさん (2015-10-25 14:23:39) - ↑2 縁は姉さんの幸せを奪った抜刀斎を恨んでたし清里との祝言については肯定的なんじゃない?トモエの幼馴染なら縁とも親しいわけだし -- 名無しさん (2016-05-06 19:43:36) - ↑嫁入りの話が来たときかなり駄々こねたらしいし渋々受け入れただけで別に賛成してたわけじゃないんじゃないの。何にしても縁は巴にべったりだし -- 名無しさん (2016-05-06 19:46:34) - 彼が寝取られ認定されるなら未亡人の再婚は全部寝取られってことになるが… 「殺害された相手に」がつくから悲壮感は段違いだけどさぁ -- 名無しさん (2016-08-03 17:52:45) - 事実をありのままに表現すると「男は殺し女は抱く」という暴君かなにか? な文章になっちゃうから困る。余談だが、復讐すべき相手に惚れてしまうというのは彼女より先に「ダイの大冒険」のエイミがやっているネタ -- 名無しさん (2016-10-23 12:05:09) - 幕末で護衛やってて刀持ち歩いてる時点で命懸けなんだから、剣心が清里殺して第三者に批難される筋合いはないよな。剣心も一応お仕事だし。 -- 名無しさん (2016-10-23 12:11:13) - 実写版は演技が鬼気迫りすぎてて(良い意味で)ドン引きした、志々雄の燃えながら笑うシーンと合わせて死に際の素晴らしい演技 -- 名無しさん (2016-10-31 13:21:38) - 結婚や婚約が有効なのは「死が二人を分かつまで」だから相手が死んだ後は浮気になならないんじゃないかな?じゃなきゃ未亡人は一生独り身か、インドのサティーみたく夫が死んだら後追い自殺しなくちゃいけなくなるし -- 名無しさん (2018-03-26 21:58:03) - 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-03-27 22:14:58) - 人斬りが結婚して幸せになれるとしたら、斎藤一のような一握りだけだろう。甘い考えで刀を持てば後悔するってことは、彼も抜刀斎も同じ -- 名無しさん (2019-01-01 19:31:20) - 剣を持っている以上殺されても仕方ないって批判されてるけど基本的に彼は現代で言うなれば警察官で剣心はテロリストなんだからこの点に関しては100%剣心の方が悪いのではないだろうか? -- 名無しさん (2019-03-06 04:40:42) - ↑その理屈だとナポレオンだとかもテロリストになっちゃうから何とも言えないね。江戸時代は「刀を持てるのは士族だけ」「斬り捨て御免」特権階級的な社会体制で、農民を守るために刀を持つってわけじゃないし -- 名無しさん (2019-04-28 17:35:06) - 例えあの場から逃げきれたor剣心を倒せたとしても、要人を守れなかった以上切腹は免れなかったであろうというのが辛い…。「武士」という道を選んでしまった時点で清里の運命は決まってしまったと思う。 -- 名無しさん (2021-04-30 21:47:35) - 実写版の清里(窪田正孝)は叫んで立ち上がらず死んだふりでやり過ごしていたら助かってたんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2021-04-30 22:08:20) - ↑それでも待ち受けてるのは切腹。もしくはお尋ね者になる運命。 -- 名無しさん (2021-04-30 23:16:23) - ↑ワイの投稿の直前にそんなコメントあったね(投稿した後に気付いた) -- 名無しさん (2021-05-01 22:41:51) - ヤンデレシスコン縁に手を焼く姿が見てみたかった。きっと困った顔でそれでも仲良くなっていくんじゃないかなぁって…一応縁とも幼馴染ではあるのだし… -- 名無しさん (2021-05-03 11:16:22) - ↑6革命家が英雄と呼ばれるのは飽くまで勝ったからだからな。革命家は同時代の視点では普通にテロリスト。実際、伊藤博文の大使館焼き討ちとか下手すると戦争案件だし -- 名無しさん (2021-05-03 11:44:02) - ↑実写版で登場した伊藤博文は食事会で志々雄に「何人殺して今の地位(内務卿)を手に入れた?」と皮肉られてたな -- 名無しさん (2022-09-21 13:04:55) - この人の目線だと星霜編が妥当すぎる結末やね。自分を殺した男に愛した女を寝取られて殺された挙げ句そいつは新しい女とイチャコラし始めるんだからそりゃ因果捻じ曲げるぐらいの怨霊になってもおかしくはない -- 名無しさん (2022-10-15 00:34:12) - 彼自身に非があるわけではないけど、人を斬るかもしれない身分や仕事に就くべきではなかったってのが正直なところ。仮に剣心が付いたのが維新志士でなく幕府だったとしても、志々雄や別の刺客と戦闘になるだろうし、誰かを斬ることで自分自身が病んだり命を狙われるようになるかもしれない。男を上げようといった心構えで武士の責任を果たせるほど、現実は甘くなかった。剣心や斎藤のように一生戦い抜くほど覚悟が必要だった -- 名無しさん (2023-04-14 23:01:15) - さすがに剣心相手よりは縁も比較的おとなしいんじゃないかな -- 名無しさん (2023-04-14 23:20:22) - 可哀想な人 -- 名無しさん (2023-06-05 23:14:34) - 自分を未亡人にした張本人を愛せるか?ってのはありそう。シシオが剣心に勝ったifで薫がそっちに傾く話は見たくない…… -- 名無しさん (2024-01-21 23:41:18) #comment #areaedit(end) }

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