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&font(#6495ED){登録日}:2012/07/28 (土) 20:36:23
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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『明智小五郎対怪人二十面相』とは2002年8月27日にTBSにて放送されたテレビドラマ。
元ネタは知っての通り江戸川乱歩作品に登場する[[明智小五郎]]と怪人二十面相であるのだが、
2人の対決の他に[[戦争]]の狂気が生み落とした悲劇もテーマの1つとなっている。
あと、何気にキャストが&font(#ff0000){豪華}である。
◆あらすじ
第二次世界大戦真っ只中の[[日本>日本国]]。大日本帝国軍で研究を行っていた蛭田博士は地下の実験施設にてとある研究に成功するも、検体となった男が突如錯乱。
更にほぼ同時刻に米軍の空襲に遭い、博士は検体者共々崩れ落ちる地下施設から逃げることも出来ずに姿をくらませてしまう。
そして終戦後、日本が戦争の痛手からようやく持ち直していたその頃、世間は怪人二十面相の話題で持ちきりであった…
◆主要搭登場人物 / キャスト
・明智小五郎 / 田村正和
優秀な頭脳と鋭い推理力を併せ持った名探偵。怪人二十面相と幾度となく対決を行い彼の犯罪を見抜いている。
飄々とした口調で態度も基本的に軽いがその能力は確かな物。美佐という名前の妻がいたが謎の爆発事故で死別している。
田村正和だけど&font(#ff0000){某古畑とは何の関係も無い。}
・怪人二十面相 / [[ビートたけし]]
二十の全く違う顔を持つと言われている大怪盗。明智小五郎と何度も争っては敗北を喫するものの、その度に逃げ遂せている。
その変装方法は自らが作り出した対象者と瓜二つの&font(#ff0000){皮マスク}を被るというなかなかに[[グロテスク]]なもの。
また、身体能力も高く数人の警官に囲まれても弾き飛ばしたり、二階の窓から軽快に地面に飛び降りて逃亡する俊敏さを見せている。
・小林少年 / 中尾明慶
明智小五郎の助手を務める少年。元ネタはお馴染み江戸川乱歩の少年探偵団の団長である小林少年その人である。
作中では二十面相に[[人質]]にされたりするものの、終盤でまさかの大活躍をする。
・吉永文代 / 宮沢りえ
巷で噂のマジシャン、龍鳳斉天空の助手を務める女性。が、天空は二十面相の[[変装]]の一つなので実質二十面相の仲間である。
作中、二十面相の計画の邪魔立てをして殺されそうになるも保護される。その容姿は死んだ明智の妻であるミサに瓜二つ。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){実は裏切ったように見せたのも二十面相の計画の内であったのだが明智に見破られ、その後本当に二十面相を裏切ってしまう。}}}
・中村警部 / 伊東四朗
明智と共に二十面相を追っている警部。この手の探偵ものにお馴染みの引き立て役であまり良い活躍は見せない。
と、思いきや最初の事件で二十面相の攻撃から明智を庇ったり、二十面相に逆らって殺されそうになっていた文代を小林少年と共に助けたりもしている。
・篠崎始 / 村上雄太
小林少年の友人で名家の1人息子。
家宝であるロマノフの[[ダイヤ>ダイヤモンド]]を狙った二十面相に人質にされたり、救出されたと思いきや今度は小林少年と一緒にまた捕まったりと踏んだり蹴ったりである。
・北小路博士 / 北村総一朗
日本国立博物館の館長。作中最初の事件で博物館の&font(#ff0000){国宝全て}を二十面相に狙われる。
・松野運転手 / 角野卓造
篠崎家で運転手を務めている男性。柔道三段で熊用の罠を楽々と動かせるくらい力が強い。
・殿村浩三 / 山口祐一郎
明智小五郎をも凌ぐと噂されている名探偵。プライドが高く明智に対しても挑発的で作中後半に相川邸の機密書類と一人息子の奪還を賭けた推理対決を申し込む。
・蛭田博士 / 西田敏行
大日本帝国軍にて研究を行っていた謎の人物。戦時中に死んだと思われていたが…
&font(#ff0000){以下、クライマックスのネタバレ。}
謎の豪邸の事件にて明智は殿村探偵に変装した二十面相と相対。
屋根裏部屋へと追い込まれた二十面相は誰にも見せたことが無い呪われた真の顔を見せるとし殿村のマスクを外す。
その下に刻まれていたのは何と&font(#ff0000){明智小五郎と瓜二つの顔であった。}
そもそも蛭田博士は明智と二十面相こと中里洋介の2人に犯罪学を教えていた恩師であった。
そして作中冒頭で行われていた実験というのが&font(#ff0000){人間の顔を全く別人の物へと作りかえるというものであった。}
(この実験は元々、敵対国の軍司令や大統領と瓜二つの人物を送り込んで混乱させるという目的で行われていたらしい)
中里は明智を出し抜いてこの実験の検体に選ばれたのだが、明智の顔を移植されるという実験の真相までは聞かされていなかったらしく、
自分の顔を塗り替えられて他人の顔を焼きつけられる。
つまり、&font(#ff0000){自分が何者なのかわからなくなる絶望に追い込まれたのだ。}
しかも運悪く米軍の爆撃に遭い、中里は明智の顔を刻まれたまま崩れ落ちる地下へと閉じ込められる。
何度も命を絶ちたくなるような地獄以上の地獄だったが、&font(#ff0000){明智の顔を憎むことで生き延びてきたのだという。}
そして更なる真相が明智の妻である美佐についてであり、
中里も同じように美佐を愛しており心の支えだったそうだが、自分が舞い戻ってきた時には既に美佐は明智の妻になっていた。
美佐が死んだ謎の爆発事故も実は中里が仕組んだものであり本来は明智を殺す筈が美佐が身代わりとなって死んだのだという。
本来の顔も美佐も全て明智が奪ったのだと言い張り、自分と同じ苦しみを味わせてやると憎々しげに中里は語る。
(この直前に中里は明智の顔も脱ぎ捨て、作中で変装した蛭田博士、松野運転手、北小路博士の顔を次々と剥ぎ、最終的にまた普段の顔へと戻っているのだが、
彼の会話を踏まえればその普段の顔すらも作り物なのであろう)
そして&font(#ff0000){みんなまとめて吹っ飛べばサッパリするだろう}と言い屋根裏部屋の床穴から石油タンクを放ち、続けて着火。
豪邸を&font(#ff0000){火の海}にした上、更に事前に仕込んでおいた大量の爆薬の導火線にも[[火]]を点ける。
直後、すぐ側の物陰で2人の話を全て聞いてしまい呆然となった文代が姿を現すも、明智は彼女と共に逃げ出す。
しかし文代は「自分が何者なのかもわからないあの人の本当の苦しみを知ってしまった」と語り、二十面相の下へと戻ろうとする。
明智は亡き妻ミサの面影を重ねていた文代を死なせたくないと思っていたものの、最終的に彼女の腕を放す。
そして追ってきた二十面相と寄り添う文代の姿を見届けた後、助けに来た小林少年と共に豪邸から脱出する。
そして、火の海と化した豪邸の中で二十面相と文代は語らう。文代の覚悟を認めた二十面相は彼女を抱き寄せ、爆発する豪邸の中へと消え失せるのであった…
&font(#800080){「馬鹿な女だ…何で戻ってきた?」}
#right(){&font(#ffb74c){「二十面相の最期を見届けるためよ…」}}
&font(#800080){「クク…俺の最期を見届けたかったらな…地獄までついて来い。その気が無いなら、とっとと逃げろ」}
#right(){&font(#ffb74c){「……逃げない、地獄までついていく」}}
&font(#800080){「またお前を見捨てるかもしれないぞ?」}
#right(){&font(#ffb74c){「私もまた…裏切るかもしれない…」}}
&font(#800080){「………」}
#right(){&font(#ffb74c){「………」}}
#center(){&font(#800080){ついてこい…}}
#center(){&font(#800080){一緒に来い…}}
#center(){&font(#800080){&bold(){地獄までな!!}}}
追記・修正お願いします。
◆余談
DVD収録の特典映像によると、明智小五郎役の田村正和は「こういう役柄は覚えることが多いからあんまり好きじゃない」と、語っていたりする。
&font(#ff0000){それでいいのか古畑。}
二十面相役のビートたけしは「セリフの始めが毎回&font(#ff0000){ハッハッハッハッハッ!!}だからわけわかんなくなっていた」と語っている。
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- これのNGが好きだったわ。人質取るシーンで刑事役の人がなかなか台詞なかなか言わないからたけしが人質取ったポーズのまま「台詞をいえ!台詞をいいやがれ!」って怒ったシーンで吹いたw -- 名無しさん (2018-10-05 20:08:50)
#comment
#areaedit(end)
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『明智小五郎対怪人二十面相』とは2002年8月27日にTBSにて放送されたテレビドラマ。
元ネタは知っての通り江戸川乱歩作品に登場する[[明智小五郎]]と怪人二十面相であるのだが、
2人の対決の他に[[戦争]]の狂気が生み落とした悲劇もテーマの1つとなっている。
あと、何気にキャストが&font(#ff0000){豪華}である。
◆あらすじ
第二次世界大戦真っ只中の[[日本>日本国]]。大日本帝国軍で研究を行っていた蛭田博士は地下の実験施設にてとある研究に成功するも、検体となった男が突如錯乱。
更にほぼ同時刻に米軍の空襲に遭い、博士は検体者共々崩れ落ちる地下施設から逃げることも出来ずに姿をくらませてしまう。
そして終戦後、日本が戦争の痛手からようやく持ち直していたその頃、世間は怪人二十面相の話題で持ちきりであった…
◆主要搭登場人物 / キャスト
・明智小五郎 / 田村正和
優秀な頭脳と鋭い推理力を併せ持った名探偵。怪人二十面相と幾度となく対決を行い彼の犯罪を見抜いている。
飄々とした口調で態度も基本的に軽いがその能力は確かな物。美佐という名前の妻がいたが謎の爆発事故で死別している。
田村正和だけど&font(#ff0000){某古畑とは何の関係も無い。}
・怪人二十面相 / [[ビートたけし]]
二十の全く違う顔を持つと言われている大怪盗。明智小五郎と何度も争っては敗北を喫するものの、その度に逃げ遂せている。
その変装方法は自らが作り出した対象者と瓜二つの&font(#ff0000){皮マスク}を被るというなかなかに[[グロテスク]]なもの。
また、身体能力も高く数人の警官に囲まれても弾き飛ばしたり、二階の窓から軽快に地面に飛び降りて逃亡する俊敏さを見せている。
・小林少年 / 中尾明慶
明智小五郎の助手を務める少年。元ネタはお馴染み江戸川乱歩の少年探偵団の団長である小林少年その人である。
作中では二十面相に[[人質]]にされたりするものの、終盤でまさかの大活躍をする。
・吉永文代 / 宮沢りえ
巷で噂のマジシャン、龍鳳斉天空の助手を務める女性。が、天空は二十面相の[[変装]]の一つなので実質二十面相の仲間である。
作中、二十面相の計画の邪魔立てをして殺されそうになるも保護される。その容姿は死んだ明智の妻であるミサに瓜二つ。
&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){実は裏切ったように見せたのも二十面相の計画の内であったのだが明智に見破られ、その後本当に二十面相を裏切ってしまう。}}}
・中村警部 / 伊東四朗
明智と共に二十面相を追っている警部。この手の探偵ものにお馴染みの引き立て役であまり良い活躍は見せない。
と、思いきや最初の事件で二十面相の攻撃から明智を庇ったり、二十面相に逆らって殺されそうになっていた文代を小林少年と共に助けたりもしている。
・篠崎始 / 村上雄太
小林少年の友人で名家の1人息子。
家宝であるロマノフの[[ダイヤ>ダイヤモンド]]を狙った二十面相に人質にされたり、救出されたと思いきや今度は小林少年と一緒にまた捕まったりと踏んだり蹴ったりである。
・北小路博士 / 北村総一朗
日本国立博物館の館長。作中最初の事件で博物館の&font(#ff0000){国宝全て}を二十面相に狙われる。
・松野運転手 / 角野卓造
篠崎家で運転手を務めている男性。柔道三段で熊用の罠を楽々と動かせるくらい力が強い。
・殿村浩三 / 山口祐一郎
明智小五郎をも凌ぐと噂されている名探偵。プライドが高く明智に対しても挑発的で作中後半に相川邸の機密書類と一人息子の奪還を賭けた推理対決を申し込む。
・蛭田博士 / 西田敏行
大日本帝国軍にて研究を行っていた謎の人物。戦時中に死んだと思われていたが…
&font(#ff0000){以下、クライマックスのネタバレ。}
謎の豪邸の事件にて明智は殿村探偵に変装した二十面相と相対。
屋根裏部屋へと追い込まれた二十面相は誰にも見せたことが無い呪われた真の顔を見せるとし殿村のマスクを外す。
その下に刻まれていたのは何と&font(#ff0000){明智小五郎と瓜二つの顔であった。}
そもそも蛭田博士は明智と二十面相こと中里洋介の2人に犯罪学を教えていた恩師であった。
そして作中冒頭で行われていた実験というのが&font(#ff0000){人間の顔を全く別人の物へと作りかえるというものであった。}
(この実験は元々、敵対国の軍司令や大統領と瓜二つの人物を送り込んで混乱させるという目的で行われていたらしい)
中里は明智を出し抜いてこの実験の検体に選ばれたのだが、明智の顔を移植されるという実験の真相までは聞かされていなかったらしく、
自分の顔を塗り替えられて他人の顔を焼きつけられる。
つまり、&font(#ff0000){自分が何者なのかわからなくなる絶望に追い込まれたのだ。}
しかも運悪く米軍の爆撃に遭い、中里は明智の顔を刻まれたまま崩れ落ちる地下へと閉じ込められる。
何度も命を絶ちたくなるような地獄以上の地獄だったが、&font(#ff0000){明智の顔を憎むことで生き延びてきたのだという。}
そして更なる真相が明智の妻である美佐についてであり、
中里も同じように美佐を愛しており心の支えだったそうだが、自分が舞い戻ってきた時には既に美佐は明智の妻になっていた。
美佐が死んだ謎の爆発事故も実は中里が仕組んだものであり本来は明智を殺す筈が美佐が身代わりとなって死んだのだという。
本来の顔も美佐も全て明智が奪ったのだと言い張り、自分と同じ苦しみを味わせてやると憎々しげに中里は語る。
(この直前に中里は明智の顔も脱ぎ捨て、作中で変装した蛭田博士、松野運転手、北小路博士の顔を次々と剥ぎ、最終的にまた普段の顔へと戻っているのだが、
彼の会話を踏まえればその普段の顔すらも作り物なのであろう)
そして&font(#ff0000){みんなまとめて吹っ飛べばサッパリするだろう}と言い屋根裏部屋の床穴から石油タンクを放ち、続けて着火。
豪邸を&font(#ff0000){火の海}にした上、更に事前に仕込んでおいた大量の爆薬の導火線にも[[火]]を点ける。
直後、すぐ側の物陰で2人の話を全て聞いてしまい呆然となった文代が姿を現すも、明智は彼女と共に逃げ出す。
しかし文代は「自分が何者なのかもわからないあの人の本当の苦しみを知ってしまった」と語り、二十面相の下へと戻ろうとする。
明智は亡き妻ミサの面影を重ねていた文代を死なせたくないと思っていたものの、最終的に彼女の腕を放す。
そして追ってきた二十面相と寄り添う文代の姿を見届けた後、助けに来た小林少年と共に豪邸から脱出する。
そして、火の海と化した豪邸の中で二十面相と文代は語らう。文代の覚悟を認めた二十面相は彼女を抱き寄せ、爆発する豪邸の中へと消え失せるのであった…
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◆余談
DVD収録の特典映像によると、明智小五郎役の田村正和は「こういう役柄は覚えることが多いからあんまり好きじゃない」と、語っていたりする。
&font(#ff0000){それでいいのか古畑。}
二十面相役のビートたけしは「セリフの始めが毎回&font(#ff0000){ハッハッハッハッハッ!!}だからわけわかんなくなっていた」と語っている。
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- これのNGが好きだったわ。人質取るシーンで刑事役の人がなかなか台詞なかなか言わないからたけしが人質取ったポーズのまま「台詞をいえ!台詞をいいやがれ!」って怒ったシーンで吹いたw -- 名無しさん (2018-10-05 20:08:50)
- おもしろそう、観てみたい -- 名無しさん (2022-01-31 22:13:27)
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