ペルビアンジャイアントオオムカデ

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&font(#6495ED){登録日}:2010/08/10 Tue 14:04:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ブラジルやペルーなど南米の[[熱帯雨林>ジャングル/熱帯雨林]]に生息する、&font(#ff0000){世 界 最 大}の[[ムカデ]]。 近縁種と区別するために、ペルビアンホワイト(イエロー)レッグとも呼ばれている。 世界最大の名は伊達ではなく、通常のものでも体長(触角と曳航肢=尻尾抜きで)20〜30cm、幅2cm以上、&font(#ff0000){最大で40cm超}にもなり、その体長は小さな蛇を連想させる程。  学名はScolopendra gigantea。 どこかの[[破面>破面(BLEACH)]]が使う帰刃『百刺毒娼』は学名から取ったもの……と思われるが、『Scolopendra』は『エスコロペンドラ』とは普通読まず(スペイン語訛りで読んでも微妙…)、学名を(ラテン語音で)仮名転写すると『スコロペンドラ・ギガンテア』となる。意味としては、『Scolopendra』がギリシャ語で『ムカデ(更に原義では、「固く連なるもの」という意味)』を意味する名詞、『gigantea』が『巨大な(原義は「ギガス族の」)』と言う形容詞である。 英名はAmazonian giant centipede。 ……何故かいちいちカッコイイ。   天敵に狙われぬよう森林と同化するような体色の生物が多い熱帯雨林に於いて、ペルビアンジャイアントオオムカデは深紅の頭部、ワインレッドの胴体、ピンクの関節、黄色の多脚と極めて派手で、目立つ体色をしている。 しかし、それは自身が[[毒]]を持っていることを他の生物に示す、所謂「警告色」である。 ムカデである以上、当然ながら肉食性で、しかも性質は非常に獰猛。顎の力が強く、&font(#ff0000){プラスチック程度ならば易々と噛み砕き、昆虫は勿論のこと、[[ネズミ]]や小鳥、果ては蛇までもを餌と見なして}襲い掛かり、触れた者に関しては情け容赦なく噛み付く。 これまでに咬まれた事例がない為、その毒の程度については不明。 が、身体の大きさや派手な警告色などから見て相当に強い毒を持っており、極めて危険だとされている。 因みに日本産のムカデ(全長10p前後のトビズムカデなど)でも咬まれると、場合によっては皮膚が壊死する可能性もあり、その強さは推して知るべし。 他の危険動物にも言えることだが、生息地以外では出会う心配が無いかというと&bold(){そうでもない}。 本種の場合南米から発進した貨物船に侵入し、&font(#ff0000){[[イギリス]]で発見された}事もあると言う。 こちらから危害を加えない限り襲ってくることはないので、仮に発見しても刺激せずに無視するか丁寧に長い棒などで遠ざければまず大丈夫だろう。 (これは[[日本>日本国]]土着のムカデ類にも言えることである。靴を履く前に裏返して中を確認するのも咬害を防ぐ一つの手。)   世界最大と言う肩書きや『ここまでデカいと逆にカッコイイ』と言う見方で、「奇虫」というペットカテゴリーにおける一つの終着点となっている。 前述の通り強靭な顎と強力な毒を備えている為、当然であるが飼育には極めて厳重な管理を求められるだろう。 因みに、生息地が日本から遠い南米であること(輸送費が高くつく)、もともと現地での個体数が少ないこと、強力な顎・毒(多分)を持ち採集人が少ないことなどから価格は&bold(){非ッッッ常に高額}。 日本での販売価格は安めの20cm未満の小型個体でも&font(#0000ff){四〜六万円}、 30cmオーバーならば&font(#ffdc00){十二、三万円}、 仮に幻の40cmオーバーが入ると標本でも&font(#ff0000){数十万円}の値が付くとみられており、あらゆる意味で「破格」である。 飼育するなら、これらの要素をすべて受け入れられる本当のマニアの方のみどうぞ。 #center(){\キシャー/} この項目で「世界最大」と何度も強調して紹介したペルビアンジャイアントオオムカデではあるが、実は&font(#0000ff)世界最大ではないとの意見もある。 その説における真の最大種はガラパゴスジャイアントオオムカデ(学名はScolopendra galapagosensis)という種で&font(#ff0000){全長62㎝}という空前絶後のサイズの個体が捕獲されたと噂されている。  ガラパゴスジャイアントはその名の通りガラパゴス諸島産だが、対岸の南米大陸、エクアドルやペルー北部にも分布しており、過去にはペルビアンジャイアントと混同されていた可能性もあるらしい。 尤もガラパゴスの最大記録は流石に誇大ではないか?という意見もあるので、真の世界一がどちらであるかは明確ではない。  とはいうものの、ペルビアンもガラパゴスも少なくとも30cmは軽く越えるのは確実なので、両者とも&font(#ff0000){「世界最大級」}のムカデであるのは間違いないことである。 追記・修正は「最大」という二字に込められたロマンを夢想しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,12) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 蛮骨が蛮竜で斬った1000匹目の妖怪? -- 名無しsなn (2014-07-02 13:37:25) - ちなみにこのムカデはタランチュラも食います。youtubeで調べるとこのムカデらしきムカデがタランチュラを襲撃して食ってる映像がある。 -- 名無しさん (2014-07-03 06:23:12) - ムシブギョーに出てくるやつだろこれ......いや、そうと言ってくれ...... -- 名無しさん (2016-04-29 19:16:52) - 待ち構えてなかった -- 名無しさん (2017-04-21 14:32:12) - こんな奴にチ〇コの先端噛まれたら…死ぬ(普通のムカデにチ〇コの先端噛まれた経験者) -- 名無しさん (2017-04-21 15:17:20) - ↑ ひええ -- 名無しさん (2017-04-21 15:24:55) - 妖怪大百足だ… -- 名無しさん (2017-10-12 15:46:39) - モンスターズユニバーシティの学長のモデルになったらしい。あのドラゴンと融合させたデザイン好き。 -- セイ (2019-05-04 04:22:01) - WARNINGからの画像無しで変な笑いが出た -- 名無しさん (2020-01-17 19:34:25) - リオック「は?ただの餌だろ?何言ってんだ?」モシャモシャ…… -- 名無しさん (2020-11-02 14:30:33) - オオムカデが分ひとつのジャンルになってるのは分かるけど、「ジャイアント」「大」「百足」と分けると日本語として少し面白い -- 名無しさん (2020-11-02 16:02:45) - ↑2 小型個体ならともかく大型相手だとリオックに勝ち目なんてない。パラワンすら振り回す化け物だぞこいつ -- 名無しさん (2022-04-08 15:12:41) - 画像が消えてるから、何もないところにキシャーって書いてあってちょっと面白い -- 名無しさん (2023-06-20 16:27:13) - 数が少ないと言われてるのに取引が認められてるのは「個体数が把握できないから黙認」てことか? -- 名無しさん (2023-06-29 01:01:37) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/08/10 Tue 14:04:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)&new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ブラジルやペルーなど南米の[[熱帯雨林>ジャングル/熱帯雨林]]に生息する、&font(#ff0000){世 界 最 大}の[[ムカデ]]。 近縁種と区別するために、ペルビアンホワイト(イエロー)レッグとも呼ばれている。 世界最大の名は伊達ではなく、通常のものでも体長(触角と曳航肢=尻尾抜きで)20〜30cm、幅2cm以上、&font(#ff0000){最大で40cm超}にもなり、その体長は小さな蛇を連想させる程。  学名はScolopendra gigantea。 どこかの[[破面>破面(BLEACH)]]が使う帰刃『百刺毒娼』は学名から取ったもの……と思われるが、『Scolopendra』は『エスコロペンドラ』とは普通読まず(スペイン語訛りで読んでも微妙…)、学名を(ラテン語音で)仮名転写すると『スコロペンドラ・ギガンテア』となる。意味としては、『Scolopendra』がギリシャ語で『ムカデ(更に原義では、「固く連なるもの」という意味)』を意味する名詞、『gigantea』が『巨大な(原義は「ギガス族の」)』と言う形容詞である。 英名はAmazonian giant centipede。 ……何故かいちいちカッコイイ。   天敵に狙われぬよう森林と同化するような体色の生物が多い熱帯雨林に於いて、ペルビアンジャイアントオオムカデは深紅の頭部、ワインレッドの胴体、ピンクの関節、黄色の多脚と極めて派手で、目立つ体色をしている。 しかし、それは自身が[[毒]]を持っていることを他の生物に示す、所謂「警告色」である。 ムカデである以上、当然ながら肉食性で、しかも性質は非常に獰猛。顎の力が強く、&font(#ff0000){プラスチック程度ならば易々と噛み砕き、昆虫は勿論のこと、[[ネズミ]]や小鳥、果ては蛇までもを餌と見なして}襲い掛かり、触れた者に関しては情け容赦なく噛み付く。 これまでに咬まれた事例がない為、その毒の程度については不明。 が、身体の大きさや派手な警告色などから見て相当に強い毒を持っており、極めて危険だとされている。 因みに日本産のムカデ(全長10p前後のトビズムカデなど)でも咬まれると、場合によっては皮膚が壊死する可能性もあり、その強さは推して知るべし。 他の危険動物にも言えることだが、生息地以外では出会う心配が無いかというと&bold(){そうでもない}。 本種の場合南米から発進した貨物船に侵入し、&font(#ff0000){[[イギリス]]で発見された}事もあると言う。 こちらから危害を加えない限り襲ってくることはないので、仮に発見しても刺激せずに無視するか丁寧に長い棒などで遠ざければまず大丈夫だろう。 (これは[[日本>日本国]]土着のムカデ類にも言えることである。靴を履く前に裏返して中を確認するのも咬害を防ぐ一つの手。)   世界最大と言う肩書きや『ここまでデカいと逆にカッコイイ』と言う見方で、「奇虫」というペットカテゴリーにおける一つの終着点となっている。 前述の通り強靭な顎と強力な毒を備えている為、当然であるが飼育には極めて厳重な管理を求められるだろう。 因みに、生息地が日本から遠い南米であること(輸送費が高くつく)、もともと現地での個体数が少ないこと、強力な顎・毒(多分)を持ち採集人が少ないことなどから価格は&bold(){非ッッッ常に高額}。 日本での販売価格は安めの20cm未満の小型個体でも&font(#0000ff){四〜六万円}、 30cmオーバーならば&font(#ffdc00){十二、三万円}、 仮に幻の40cmオーバーが入ると標本でも&font(#ff0000){数十万円}の値が付くとみられており、あらゆる意味で「破格」である。 飼育するなら、これらの要素をすべて受け入れられる本当のマニアの方のみどうぞ。 #center(){\キシャー/} この項目で「世界最大」と何度も強調して紹介したペルビアンジャイアントオオムカデではあるが、実は&font(#0000ff)世界最大ではないとの意見もある。 その説における真の最大種はガラパゴスジャイアントオオムカデ(学名はScolopendra galapagosensis)という種で&font(#ff0000){全長62㎝}という空前絶後のサイズの個体が捕獲されたと噂されている。  ガラパゴスジャイアントはその名の通りガラパゴス諸島産だが、対岸の南米大陸、エクアドルやペルー北部にも分布しており、過去にはペルビアンジャイアントと混同されていた可能性もあるらしい。 尤もガラパゴスの最大記録は流石に誇大ではないか?という意見もあるので、真の世界一がどちらであるかは明確ではない。  とはいうものの、ペルビアンもガラパゴスも少なくとも30cmは軽く越えるのは確実なので、両者とも&font(#ff0000){「世界最大級」}のムカデであるのは間違いないことである。 追記・修正は「最大」という二字に込められたロマンを夢想しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,12) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 蛮骨が蛮竜で斬った1000匹目の妖怪? -- 名無しsなn (2014-07-02 13:37:25) - ちなみにこのムカデはタランチュラも食います。youtubeで調べるとこのムカデらしきムカデがタランチュラを襲撃して食ってる映像がある。 -- 名無しさん (2014-07-03 06:23:12) - ムシブギョーに出てくるやつだろこれ......いや、そうと言ってくれ...... -- 名無しさん (2016-04-29 19:16:52) - 待ち構えてなかった -- 名無しさん (2017-04-21 14:32:12) - こんな奴にチ〇コの先端噛まれたら…死ぬ(普通のムカデにチ〇コの先端噛まれた経験者) -- 名無しさん (2017-04-21 15:17:20) - ↑ ひええ -- 名無しさん (2017-04-21 15:24:55) - 妖怪大百足だ… -- 名無しさん (2017-10-12 15:46:39) - モンスターズユニバーシティの学長のモデルになったらしい。あのドラゴンと融合させたデザイン好き。 -- セイ (2019-05-04 04:22:01) - WARNINGからの画像無しで変な笑いが出た -- 名無しさん (2020-01-17 19:34:25) - リオック「は?ただの餌だろ?何言ってんだ?」モシャモシャ…… -- 名無しさん (2020-11-02 14:30:33) - オオムカデが分ひとつのジャンルになってるのは分かるけど、「ジャイアント」「大」「百足」と分けると日本語として少し面白い -- 名無しさん (2020-11-02 16:02:45) - ↑2 小型個体ならともかく大型相手だとリオックに勝ち目なんてない。パラワンすら振り回す化け物だぞこいつ -- 名無しさん (2022-04-08 15:12:41) - 画像が消えてるから、何もないところにキシャーって書いてあってちょっと面白い -- 名無しさん (2023-06-20 16:27:13) - 数が少ないと言われてるのに取引が認められてるのは「個体数が把握できないから黙認」てことか? -- 名無しさん (2023-06-29 01:01:37) - 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-08-08 20:17:41) #comment #areaedit(end) }

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