ヨコハマ買い出し紀行

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&font(#6495ED){登録日}:2009/12/22(火) 03:15:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 芦奈野ひとしによる漫画作品。単行本全14巻、新装版全10巻。全140話。 第一作は、月刊アフタヌーン1994年四月号に読み切りとして掲載され、作者にとってはこれがデビュー作となる。 本作品が同年、春のアフタヌーン四季賞で「四季賞」を受賞、続いて九月号に続編が掲載され、好評を得たことにより同年十二月号より連載を開始し、2006年四月号まで掲載。全140話。 かなり入手困難な状態だったのだが(特に14巻)、最近新装版が出版され始め、手軽に入手出来るようになった(旧装版も電子書籍化)。こちらは全10巻の構成となっている。 因みに新装版の前のシリーズにはカバーの裏に4コマ漫画がオマケとして掲載されていたが、新装版ではそれが無くなっている。 ただ、新装版に追加された要素には、帯の裏に主にヨコハマ買い出し紀行のキャラクターが描かれているデジタルトレカを入手できるバーコードがあるので、こちらも是非手に入れていただきたい。さらに10巻末にはページ数は少ないが、芦奈野ひとし氏による読み切り漫画「峠」も載せられている。 *●概要 舞台はのちの人々に「夕凪の時代」と呼ばれる近未来の日本で、主人公アルファ(ロボット)と共に、その周囲の人が織り成す「てろてろな時間」を描いた作品。 物語は全体を通して、穏やかで独特な世界が描かれている。 …がちょっと深く見ると「海面上昇で削られていく大地」・「各地で人口減少による過疎化・高齢化が進行」・「巨大化したひまわりや柿」・「現代には存在しない新種の生物・植物」等かなりSFで夕凪=「時代の黄昏」(第1巻冒頭より)的な背景がされており、 作中の「横浜」は既に海面上昇で山の方に引っ越し、富士山もなぜか大きく変形、「国」も現代で言う地域単位になっている。 また後半ではサザエ時空でないゆえの時間の流れが描かれている。 過去に何度かかの京アニによるアニメ化もなされている。声が絶望的なレベルにまで合ってないのは言わないお約束。 *●登場キャラクター ・初瀬野アルファ 主人公の女性型ロボット。アルファタイプと呼ばれるロボットの初期型「A7M2」型であり、生まれた当時近所に「アルファ」が彼女くらいしかいなかったためそのまま自分の名前になった。 「初瀬野」という名字の「オーナー」が長い旅に出た時「まだまだウチの周りを知りたい」と家に残り、本編時には初瀬野家に増設されている喫茶店「CAFE ALPHA」の店主を務めながらオーナーの帰りを待っている。 性格は結構能天気かつ社交的で、ロボだと知っている常連客からも時々人っぽく見えてしまうくらい。マスターの残した月琴の演奏ができ、2巻で旅先のオーナーから贈られてきたロボット用のカメラを大事な宝物にしている。 また口越しに乗り物と有線接続したとき、一体化して飛んでいるようなイメージを抱いていた。 この世界のロボットは普通に食事ができるのだが、なぜか彼女だけは動物系の食材を受け付けず、ミルクでも体の調子がおかしくなってしまう。 ・おじさん ヨコハマに買い出しに行くとき、アルファがスクーターの給油をするためによく寄るスタンドの店主で、喫茶店の常連客でもある男性。 ・子石海先生 スタンドのオジサンの大学時代の先輩で、アルファの皮膚修理等もこなせる老いた女性研究者。 アルファタイプの最初期型と一時期一緒に住んでいた時期があり、別れる時彼女に「見て、歩き、よろこぶ者」と意味を込めた紋章を刻んだペンダントを渡した。 ・タカヒロ スタンドのオジサンの孫な少年で(両親は不明)、アルファの店の常連の一人。 後半ではより技術を学ぶため浜松へと移住した。 ・マッキ タカヒロの妹分的な元気印の女の子。本名は「真月(まつき)」。 ファンから「名前の由来はイタリアの航空機メーカー『アレーニア・アエルマッキ』からじゃ」とも言われている&footnote(最終巻に登場する彼女の娘の名がイタリア語で稲妻を意味しマッキ社開発の航空機名でもある「サエッタ」というため)。 ・ミサゴ 入江に住み、子供の前にしか姿を見せない謎の全裸女性。八重歯と釣り目がチャームポイント。 まったく歳を取らない事からロボット説もあるが、アルファタイプが出来る前からいたとも言われており正体は不明。 ・鷹津ココネ 「ムサシノ運送」に勤める配達員で、アルファタイプの普及型「A7M3」の一人でもある(名前は自分でつけた)。 アルファの所にアルファのオーナーからの便り(ロボ経由なので口移し式でデータを転送)とカメラを配達してきたときに知り合い、彼女の妹分的存在になる。 2回目にアルファと逢った時から電動式のスクーターを愛用している。 ・アヤセ 滑空能力を持つ生き物「カマス」を連れて各地を旅する男性。 小さいときミサゴと会ったことがあり、マッキとも仲良くなったり。 「初瀬野先生」という人物と知り合いだそうだが、アルファのオーナーな「初瀬野」さんと同一人物かは不明(アルファを見てもあまり反応していなかったり)。 ・アルファ室長(子石海アルファ) 空から降りられなくなった巨大飛行機「ターボン」の管理を務めるロボットで、子石海先生の基にいた「最初のアルファタイプ」A7M1型でもある女性。 ずっと空の上にいるので他キャラとの絡みはないが(他の人間の乗員とは会話している)、先生のペンダントをずっと大事にしている。 ・ナイ アルファが出稼ぎの旅に出ている時厚木の飛行場で出会った珍しい男のロボット(男性型は短命らしい)。西の方に住んでおり、パイロットをしている。 マルコとは文通仲間でもある。 ・丸子マルコ アルファタイプ「A7M3」型の一人で、きつい性格な女性。 ココネが配達してくるナイからのメッセージからアルファの事を知り、アルファにかなりきつい事を言ったりもしたが、なんだかんだで友人関係に。 *●余談 あまり知られていないが、この後、更に数十年後が舞台とされる小説版の「ヨコハマ買い出し紀行」というものが存在する。 ヨコハマファンとしては是が非でも手に入れたい一品なのだが、如何せん既に絶版なのでかなりお高い。調べてみればお分かりになるかと思うが、ヤフオクでヨコハマ買い出し紀行の単行本全14巻を楽々買える値段で販売されている。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 人類が滅びを迎えてるという世界観に気づいたときは驚いた -- 名無しさん (2014-03-01 21:07:18) - 『人の夜』の後、地球はどうなったのかな? -- 名無しさん (2017-12-06 14:27:41) - 小説版は公式だが作者違うし二次創作として読むほうが無難な内容 -- 名無しさん (2019-10-14 10:50:40) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/12/22(火) 03:15:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 2 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 芦奈野ひとしによる漫画作品。単行本全14巻、新装版全10巻。全140話。 第一作は、月刊アフタヌーン1994年四月号に読み切りとして掲載され、作者にとってはこれがデビュー作となる。 本作品が同年、春のアフタヌーン四季賞で「四季賞」を受賞、続いて九月号に続編が掲載され、好評を得たことにより同年十二月号より連載を開始し、2006年四月号まで掲載。全140話。 かなり入手困難な状態だったのだが(特に14巻)、最近新装版が出版され始め、手軽に入手出来るようになった(旧装版も電子書籍化)。こちらは全10巻の構成となっている。 因みに新装版の前のシリーズにはカバーの裏に4コマ漫画がオマケとして掲載されていたが、新装版ではそれが無くなっている。 ただ、新装版に追加された要素には、帯の裏に主にヨコハマ買い出し紀行のキャラクターが描かれているデジタルトレカを入手できるバーコードがあるので、こちらも是非手に入れていただきたい。さらに10巻末にはページ数は少ないが、芦奈野ひとし氏による読み切り漫画「峠」も載せられている(初出は小説版の付録)。 *●概要 舞台はのちの人々に「夕凪の時代」と呼ばれる近未来の日本で、主人公アルファ(ロボット)と共に、その周囲の人が織り成す「てろてろな時間」を描いた作品。 物語は全体を通して、穏やかで独特な世界が描かれている。 …がちょっと深く見ると ・数十年もの前から進む海面上昇で削られていく大地 ・各地で人口減少による過疎化・高齢化が進行 ・巨大化したひまわりや柿等、現代には存在しない新種の生物・植物が多数存在 等かなりSFで夕凪=「&bold(){時代の黄昏}」(第1巻冒頭より)的な背景がされており、作中の「横浜」は既に海面上昇で山の方に引っ越し、富士山もなぜか大きく変形、「国」も現代で言う地域単位になっている。 また後半ではサザエ時空でないゆえの時間の流れが描かれている。 過去に何度かかの京アニによるアニメ化もなされている。声が絶望的なレベルにまで合ってないのは言わないお約束。 *●登場キャラクター ・初瀬野アルファ 主人公の女性型ロボット。アルファタイプと呼ばれるロボットの初期型「A7M2」型であり、生まれた当時近所に「アルファ」が彼女くらいしかいなかったためそのまま自分の名前になった。 「初瀬野」という名字の「オーナー」が長い旅に出た時「まだまだウチの周りを知りたい」と家に残り、本編時には初瀬野家に増設されている喫茶店「CAFE ALPHA」の店主を務めながらオーナーの帰りを待っている。 性格は結構能天気かつ社交的で、ロボだと知っている常連客からも時々人っぽく見えてしまうくらい。マスターの残した月琴の演奏ができ、2巻で旅先のオーナーから贈られてきたロボット用のカメラを大事な宝物にしている。 また口越しに乗り物と有線接続したとき、一体化して飛んでいるようなイメージを抱いていた。 この世界のロボットは普通に食事ができるのだが、なぜか彼女だけは動物系の食材を受け付けず、ミルクでも体の調子がおかしくなってしまう。 ・おじさん ヨコハマに買い出しに行くとき、アルファがスクーターの給油をするためによく寄るスタンドの店主で、喫茶店の常連客でもある男性。 ・子石海先生 スタンドのオジサンの大学時代の先輩で、アルファの皮膚修理等もこなせる老いた女性研究者。 アルファタイプの最初期型と一時期一緒に住んでいた時期があり、別れる時彼女に「見て、歩き、よろこぶ者」と意味を込めた紋章を刻んだペンダントを渡した。 ・タカヒロ スタンドのオジサンの孫な少年で(両親は不明)、アルファの店の常連の一人。 ちなみにマッキ共々勉強は近所のおじいさんから教わっている。 後半ではより技術を学ぶため浜松へと移住した。 ・マッキ タカヒロの妹分的な元気印の女の子。本名は「真月(まつき)」。 ファンから「名前の由来はイタリアの航空機メーカー『アレーニア・アエルマッキ』からじゃ」とも言われている&footnote(最終巻に登場する彼女の娘の名がイタリア語で稲妻を意味しマッキ社開発の航空機名でもある「サエッタ」というため)。 ・ミサゴ 入江に住み、子供の前にしか姿を見せない謎の全裸女性。八重歯と釣り目がチャームポイント。 まったく歳を取らない事からロボット説もあるが、アルファタイプが出来る前からいたとも言われており正体は不明。 ・鷹津ココネ 「ムサシノ運送」に勤める配達員で、アルファタイプの普及型「A7M3」の一人でもある(名前は自分でつけた)。 アルファの所にアルファのオーナーからの便り(ロボ経由なので口移し式でデータを転送)とカメラを配達してきたときに知り合い、彼女の妹分的存在になる。 2回目にアルファと逢った時から電動式のスクーターを愛用している。 ・アヤセ 滑空能力を持つ生き物「カマス」を連れて各地を旅する男性。 小さいときミサゴと会ったことがあり、マッキとも仲良くなったり。 「初瀬野先生」という人物と知り合いだそうだが、アルファのオーナーな「初瀬野」さんと同一人物かは不明(アルファを見てもあまり反応していなかったり)。 ・アルファ室長(子石海アルファ) 空から降りられなくなった巨大飛行機「ターボン」の管理を務めるロボットで、子石海先生の基にいた「最初のアルファタイプ」A7M1型でもある女性。 ずっと空の上にいるので他キャラとの絡みはないが(他の人間の乗員とは会話している)、先生のペンダントをずっと大事にしている。 ・ナイ アルファが出稼ぎの旅に出ている時厚木の飛行場で出会った珍しい男のロボット(男性型は短命らしい)。西の方に住んでおり、飛行機のパイロットをしている。 マルコとは文通仲間でもある。 ・丸子マルコ アルファタイプ「A7M3」型の一人で、きつい性格な女性。 ココネが配達してくるナイからのメッセージからアルファの事を知り、アルファにかなりきつい事を言ったりもしたが、なんだかんだで友人関係に。 *●余談 あまり知られていないが、この後、更に数十年後が舞台とされる小説版の「ヨコハマ買い出し紀行」というものが存在する。 ヨコハマファンとしては是が非でも手に入れたい一品なのだが、如何せん既に絶版なのでかなりお高い。調べてみればお分かりになるかと思うが、ヤフオクでヨコハマ買い出し紀行の単行本全14巻を楽々買える値段で販売されている。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 人類が滅びを迎えてるという世界観に気づいたときは驚いた -- 名無しさん (2014-03-01 21:07:18) - 『人の夜』の後、地球はどうなったのかな? -- 名無しさん (2017-12-06 14:27:41) - 小説版は公式だが作者違うし二次創作として読むほうが無難な内容 -- 名無しさん (2019-10-14 10:50:40) #comment #areaedit(end) }

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