愛で痴れる夜の純情

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&font(#6495ED){登録日}:2012/06/20(水) 22:12:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 愛で痴れる夜の純情(めでしれるよるのじゅんじょう)とは鈴木あみ原作のBL小説である。 この作品は花降楼シリーズの二作目で、シリーズの中でも最も人気・評価の高い作品となっている。 ●あらすじ いまから数十年前、売春防止法が廃止され、一等赤線地区が再建され、遊里としての姿を取り戻した吉原が舞台である。 その一角をおさめる高級な男の廓「花降楼」、 この廓に犬猿の仲で、お職を競う店の双璧と呼ばれる傾城蜻蛉と綺蝶は、幼少期はとても仲が良かったらしいのだが……。 ■登場人物 ・蜻蛉(かげろう。とんぼではない) 中性的でずば抜けた美貌、美しい長い髪をもつ傾城。性格はかなりの不器用かつツンデレある。 基本傾城の仕事が好きではないので客を選り好みし、性格も相まってか「お姫様」と呼ばれている。 髪、着付けの準備が一人ではうまくできない。 実家は元旗本の大金持ちだったが、12歳の頃家の借金のかたに売られてきた。 綺蝶とは禿時代から仲がよかったがある事件をきっかけに犬猿の仲と呼ばれる仲となってしまう。 ドラマCDで声をあてたのは[[緑川光]]。 ・綺蝶(きちょう) 蜻蛉とは対照的に男らしい顔立ちに長い金髪に色素の薄い瞳をもつ傾城。 性格も対照的で客にはフレンドリーに接し、仕事も嫌いではないらしい。 喧嘩も強く、運動神経も良い。極貧生活の中母親を亡くし、父親にも虐待を受けていた。 蜻蛉より先に身売りされており一歳年上。実は蜻蛉が不器用なのは禿時代から綺蝶が甘やかし手を焼いていたから。 蜻蛉に対しちょっかいや邪魔をすることが多いが、実は蜻蛉を心の底から愛しているため全ての行動に理由がちゃんとあったりする。 ドラマCDで声をあてたのは[[平川大輔]]。 ・鷹村 花降楼の遣り手(お世話、教育係)。禿相手であっても常に敬語で話す。 あまり表情が変わらず冷たい印象があるが蜻蛉たちに時に厳しく、優しく接している。 何年たっても老けない、シリーズ中もっとも謎めいた人物。 ちなみに遣り手は廓出身が多いらしい。 ・東院 綺蝶の馴染みの客。綺蝶を水揚げ(仕事を始めること)した人物。 綺蝶と性格が似ていて飄々としている。 綺蝶に「俺の初恋の人に似ている」と発言したこともあり、蜻蛉はあまり好んでいない。 2人の中をかき回す人物と言っても過言ではない。 ・岩崎 蜻蛉の馴染みの客。実家はかなりの大金持ち。 まだ大学生だが、跡取りの位置が決められている。 蜻蛉を身請けしたいと申し出てきた。 ・忍 蜻蛉の部屋つきの新造(禿の次の位)。 原作の小説には出てこなかったが、次回作の「夜の帳、儚き柔肌」で見事主役に抜擢された。 漫画版にはしっかり登場している。外伝には蜻蛉の部屋つきになったばかりの禿時代の忍が見れる。かわいい。 声は[[岸尾だいすけ]]。 ・玉芙蓉(たまふよう) 蜻蛉、綺蝶が禿時代付いていた傾城。性格はかなりきつい女王様。 蜻蛉をにきつくあたっていることもあった。 原作ではちらっとしか出てこなかったが、後に主役で「媚笑の閨に侍る夜」が出た。 意外にかわいい性格なことがわかる。 ■用語 ・傾城 いわゆる花魁のこと。 作中では禿→新造→水揚げ→傾城の流れになる。 ちなみに禿はひたすら傾城のもとで雑用をして修行をする。 ・お職 売り上げNo.1の売れっ子傾城のこと。 ・水揚げ 色子(男色売り)の仕事を始めること。大体18歳くらいに行う。 色子は豪華な衣装を纏い、大々的に行われるため、 水揚げの権力を勝ち取るには莫大なお金を支払わなければならない。 ・年季 身売りされる際、色子はその分借金を背負わされる。 それを仕事をして見世に返却を終える時期を言う。 返却を終えるまで吉原と外界を隔てる大門から出ることは決してゆるされない。 支払いを早めに終えるには、客に見初められ身請けされるのが一番の近道。 年季を終えてもシャバに何年も出ていないので生活していける保障もない。 ・廻し 一晩に複数の客が色子につくこと。 廻し部屋に通し、一人一人色子は相手をつとめる。 逆はお茶挽きといい、客が色子につかないことをいう。 ・河岸見世 吉原でも最下層の見世のこと。 客の質、色子の待遇も悪い。 見世で問題を起こしたり(足抜けなど)すると、ここに送り込まれたりもする。 逆に花降楼は大見世なのでかなり高級である。 BL作品で遊郭ものは結構あるが、この作品は設定がなかなかしっかりしており、文章もきれいである。 客×色子が多いシリーズの中、色子×色子という珍しいカップリングでもある。 相当人気なのかシリーズ作品にちょこちょこ顔を出したりする。 後日談の「華園を遠くはなれて」外伝は「愛しき爪の綾なす濡れごと」もある。 表紙、挿し絵は樹要。紳士たちでも思わずぼーっと眺めてしまう美しさである。 シリーズ中この作品だけコミック化(全三巻)しているので、 [[腐女子]]はもちろん腐男子、腐でなくても読んでみてはいかがだろうか。 追記・修正よろしくお願いいたします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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