北欧の魔剣

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&font(#6495ED){登録日}:2012/01/07(土) 17:58:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 北欧神話には、オリエントやエジプトなどの、他の神話には無い程に、神や宝の設定が充実している。 RPGツクールやなんかで、よく武器の名前をつけるのにお世話になっている人もいるかも知れない。 1つの項目に纏めきるには、いささか&font(#ff0000){多すぎる}ため、著名な[[魔剣/妖刀]]を幾つか紹介したい。   #center(){◆グラム} 典拠は「北欧神話」より。 英雄シグムンドとその息子、竜殺しの英雄シグルドが所持した剣。 元は大神オーディンが木の根本に突き刺した選ばれしものが抜ける選定の剣だったそれを若きシグムンドが引き抜きそれ以降あらゆる戦いに使用した。 しかしある戦いにおいて授けた張本人であるオーディン自らに叩き折られてしまうそしてこの戦いで致命傷を受けたシグムンドはグラムの破片を妻に預け息を引き取るのだった。 その後邪竜ファフニールを倒しうる剣を求める息子シグルドによって破片から修復されたグラムはファフニールの鉄より硬い鱗を切り裂き打ち倒した。 最後は裏切りにあい重症を負ったシグルドに投擲され暗殺の下手人を真っ二つにしたところで役目を終える。 おれ #center(){◆バルムンク} 典拠は「ニーベルンゲンの歌」より。厳密にはドイツの叙事詩であり北欧の神話群ではないのだがこの叙事詩とシグルドの物語はあまりに多い類似性から同じ伝説を敷地に大陸と北欧でそれぞれ発展したものだと考えられているため記載する。 ネーデルラントの王子であり騎士である竜殺しの英雄ジークフリートが所有する剣。 製作したのは溢れるばかりの財宝を所有する小人の一族ニーベルンゲン。 冒険でこの一族が住む国に訪れたジークフリートに先代の王の遺産の分前で争う2人の王シルブンクとニベルンクが遺産の公平な分配を依頼しその報酬として贈られたのがバルムンクである。 本当に公平に分配したジークフリートであったがこれに二人の王が「本当に公平にする奴があるか俺の分を多くしろ💢」と怒り一族数百名の軍勢で襲い掛かったが相手は人外の域の技術で造られた剣を持った英雄ジークフリートだったので勝てるわけがなく全員返り討ちにされ極一部を除き一族は全滅した。 そして有名な竜殺しの件だがニーベルンゲンの歌は誕生から数百年経ってるためバリエーションが非常に多いのだ、それはどう竜を退治するのかでもバリエーションが多くありバルムンクを使うパターンもあれば使わないパターンもありそもそも竜殺しの出来事自体ジークフリートって竜を退治して無敵の体を持っています程度しか触れられなかったりするパターンもあるので上記のグラムほど絶対的なドラゴンスレイヤーというわけではないのだ。 それでも竜殺しの剣としてトップクラスの知名度を誇っている武器である。 ジークフリートの死後は暗殺したハーゲンが持っていたが捕まった際にジークフリートの妻クリームヒルトに奪われ首を刎ねられてしまった。 だがクリームヒルトも彼女の残酷な仕打ちに憤慨した部下に殺され物語は幕を閉じる。 邪悪なドラゴンを打ち倒した聖剣であるが持ち主を破滅させる魔剣でもある。非常にロマン溢れる剣。 #center(){◆[[ダインスレイヴ>ダーインスレイヴ]]} 典拠はエッダ。 ホグニという王がいた。 彼は娘を誘拐され、怒り狂って誘拐した王の領土に侵攻した。 そのあまりの強さに、王は和解を求めた。 しかし、返ってきた返事はこうだった。 #center(){&font(#ff0000){「もう遅い。 わしはもう、ダインスレイヴの鞘をはらってしまった」} }と。   ……つまりこの剣、魔剣と呼ぶに最も相応しい呪いがかけられている。 一度抜かれれば、人の&font(#ff0000){血}を吸わなくては治まらないのだ。 小人族ドヴェルグが造ったこの剣は、豊穣神フレイヤに呪われている。 1度抜いたらそのままで良いじゃん。 ……そう思ったあなた。 この剣の呪いは、それだけではない。 &font(#ff0000){持ち主を必ず死に導くという、半端ではない呪いがかかっている}。 つまり、抜いちゃったら最後、手が滑って頭にこいつが刺さっても、&font(#f09199){ナニ}が斬れて&font(#ff0000){失血死}しても文句言えないのだ。 王様も早く鞘に納めたくて気が気では無かったのだろう。 この項だけやたらと充実しているのは、呪いのせいでしょう。   #center(){◆[[ティルヴィング]]} ティルフィング、ディルウィンクとも。 典拠はヘルヴォルとヘイゼレク王のサガ。 アニヲタの諸兄には、この剣は少々厳しいのかも知れない。 何故なら、 #center(){&font(#ff0000){抜かれる度に男を一人死に至らしめるのだ。}} &font(#ff0000){これは無視できない。} つまり、アニヲタの&font(#f09199){息子}たちが、苦しみながら息絶えてしまうのだ。 しかも、&font(#f09199){ヌ}く度に……。 これは無視できない。 北欧神話とは、一体何なのだろうか。   #center(){◆スコヴヌング} 典拠はラックサー谷の人々のサガ。 エイズという人物が持っていたものを、ソルケルという男が借り受けたもの。 彼はそのまま&font(#ff0000){溺死}しても返さず、息子(&font(#f09199){息子}って言っても&font(#f09199){そっち}じゃないからね?)ゲリルに受け継がせた。 借りパクの祖かも知れない。 この剣でつけられた傷は、剣に付属した治癒石で擦らなくては治らない。 なんとまあ、[[某イケメン槍兵>ランサー(Zero)]]の[[槍>必滅の黄薔薇]]みたいな厭らしい呪いである。 アニヲタの諸兄も、これを&font(#f09199){股間}に食らわないよう。 二度と営めないよ。   追記・修正しないと&font(#f09199){アレ}を&font(#ff0000){スパーッ。} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 何で北欧ってこうも舌を噛みそうなネーミングばっかりなんだ! -- 名無しさん (2013-11-06 11:42:27) - 名前ばっか有名で具体的に大活躍するシーンに乏しい印象がある -- 名無しさん (2013-11-06 11:49:22) - 物騒な剣ばっかやなぁ…… -- 名無しさん (2014-05-17 22:43:03) - ↑そら剣は物騒なもんさ。 -- 名無しさん (2014-05-17 22:52:17) - バルムンクってあまり魔剣って感じがしないんだが・・・なんかいわくついてたっけ?切れ味は凄まじかったらしいが・・・ -- 名無しさん (2014-05-18 02:37:18) - ↑どっちかっつーとfateのエクスカリバーみたいに神造剣的な方向っぽい。持つ者に力を与える的な。だが、それを巡って争いが起こるそれそのものが見方を変えれば呪いだわな。聖剣でも魔剣でもないが、災いを引き込むみたいな。 -- 名無しさん (2014-12-12 20:47:41) - バルムンクはニーベルングの歌=ドイツ出典だから、北欧の魔剣じゃなくね? というか入れるならシグルドの魔剣グラムだろう -- 名無しさん (2016-02-08 16:03:20) - なんか北ヨーロッパには魔剣が実在しているみたいな記事名だし、「魔剣(北欧神話)」みたいな名前の方が妥当じゃない? -- 名無しさん (2018-04-04 07:14:11) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/01/07(土) 17:58:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 北欧神話には、オリエントやエジプトなどの、他の神話には無い程に、神や宝の設定が充実している。 RPGツクールやなんかで、よく武器の名前をつけるのにお世話になっている人もいるかも知れない。 1つの項目に纏めきるには、いささか&font(#ff0000){多すぎる}ため、著名な[[魔剣/妖刀]]を幾つか紹介したい。   #center(){◆グラム} 典拠は「北欧神話」より。 英雄シグムンドとその息子、竜殺しの英雄シグルドが所持した剣。 元は大神オーディンが木の根本に突き刺した選ばれしものが抜ける選定の剣だったそれを若きシグムンドが引き抜きそれ以降あらゆる戦いに使用した。 しかしある戦いにおいて授けた張本人であるオーディン自らに叩き折られてしまうそしてこの戦いで致命傷を受けたシグムンドはグラムの破片を妻に預け息を引き取るのだった。 その後邪竜ファフニールを倒しうる剣を求める息子シグルドによって破片から修復されたグラムはファフニールの鉄より硬い鱗を切り裂き打ち倒した。 最後は裏切りにあい重症を負ったシグルドに投擲され暗殺の下手人を真っ二つにしたところで役目を終える。 おれ #center(){◆バルムンク} 典拠は「ニーベルンゲンの歌」より。厳密にはドイツの叙事詩であり北欧の神話群ではないのだがこの叙事詩とシグルドの物語はあまりに多い類似性から同じ伝説を敷地に大陸と北欧でそれぞれ発展したものだと考えられているため記載する。 ネーデルラントの王子であり騎士である竜殺しの英雄ジークフリートが所有する剣。 製作したのは溢れるばかりの財宝を所有する小人の一族ニーベルンゲン。 冒険でこの一族が住む国に訪れたジークフリートに先代の王の遺産の分前で争う2人の王シルブンクとニベルンクが遺産の公平な分配を依頼しその報酬として贈られたのがバルムンクである。 本当に公平に分配したジークフリートであったがこれに二人の王が「本当に公平にする奴があるか俺の分を多くしろ💢」と怒り一族数百名の軍勢で襲い掛かったが相手は人外の域の技術で造られた剣を持った英雄ジークフリートだったので勝てるわけがなく全員返り討ちにされ極一部を除き一族は全滅した。 そして有名な竜殺しの件だがニーベルンゲンの歌は誕生から数百年経ってるためバリエーションが非常に多いのだ、それはどう竜を退治するのかでもバリエーションが多くありバルムンクを使うパターンもあれば使わないパターンもありそもそも竜殺しの出来事自体ジークフリートって竜を退治して無敵の体を持っています程度しか触れられなかったりするパターンもあるので上記のグラムほど絶対的なドラゴンスレイヤーというわけではないのだ。 それでも竜殺しの剣としてトップクラスの知名度を誇っている武器である。 ジークフリートの死後は暗殺したハーゲンが持っていたが捕まった際にジークフリートの妻クリームヒルトに奪われ首を刎ねられてしまった。 だがクリームヒルトも彼女の残酷な仕打ちに憤慨した部下に殺され物語は幕を閉じる。 邪悪なドラゴンを打ち倒した聖剣であるが持ち主を破滅させる魔剣でもある。非常にロマン溢れる剣。 #center(){◆[[ダインスレイヴ>ダーインスレイヴ]]} 典拠はエッダ。 ホグニという王がいた。 彼は娘を誘拐され、怒り狂って誘拐した王の領土に侵攻した。 そのあまりの強さに、王は和解を求めた。 しかし、返ってきた返事はこうだった。 #center(){&font(#ff0000){「もう遅い。 わしはもう、ダインスレイヴの鞘をはらってしまった」} }と。   ……つまりこの剣、魔剣と呼ぶに最も相応しい呪いがかけられている。 一度抜かれれば、人の&font(#ff0000){血}を吸わなくては治まらないのだ。 小人族ドヴェルグが造ったこの剣は、豊穣神フレイヤに呪われている。 1度抜いたらそのままで良いじゃん。 ……そう思ったあなた。 この剣の呪いは、それだけではない。 &font(#ff0000){持ち主を必ず死に導くという、半端ではない呪いがかかっている}。 つまり、抜いちゃったら最後、手が滑って頭にこいつが刺さっても、&font(#f09199){ナニ}が斬れて&font(#ff0000){失血死}しても文句言えないのだ。 王様も早く鞘に納めたくて気が気では無かったのだろう。 この項だけやたらと充実しているのは、呪いのせいでしょう。   #center(){◆[[ティルヴィング]]} ティルフィング、ディルウィンクとも。 典拠はヘルヴォルとヘイゼレク王のサガ。 アニヲタの諸兄には、この剣は少々厳しいのかも知れない。 何故なら、 #center(){&font(#ff0000){抜かれる度に男を一人死に至らしめるのだ。}} &font(#ff0000){これは無視できない。} つまり、アニヲタの&font(#f09199){息子}たちが、苦しみながら息絶えてしまうのだ。 しかも、&font(#f09199){ヌ}く度に……。 これは無視できない。 北欧神話とは、一体何なのだろうか。   #center(){◆スコヴヌング} 典拠はラックサー谷の人々のサガ。 エイズという人物が持っていたものを、ソルケルという男が借り受けたもの。 彼はそのまま&font(#ff0000){溺死}しても返さず、息子(&font(#f09199){息子}って言っても&font(#f09199){そっち}じゃないからね?)ゲリルに受け継がせた。 借りパクの祖かも知れない。 この剣でつけられた傷は、剣に付属した治癒石で擦らなくては治らない。 なんとまあ、[[某イケメン槍兵>ランサー(Zero)]]の[[槍>必滅の黄薔薇]]みたいな厭らしい呪いである。 アニヲタの諸兄も、これを&font(#f09199){股間}に食らわないよう。 二度と営めないよ。   追記・修正しないと&font(#f09199){アレ}を&font(#ff0000){スパーッ。} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 何で北欧ってこうも舌を噛みそうなネーミングばっかりなんだ! -- 名無しさん (2013-11-06 11:42:27) - 名前ばっか有名で具体的に大活躍するシーンに乏しい印象がある -- 名無しさん (2013-11-06 11:49:22) - 物騒な剣ばっかやなぁ…… -- 名無しさん (2014-05-17 22:43:03) - ↑そら剣は物騒なもんさ。 -- 名無しさん (2014-05-17 22:52:17) - バルムンクってあまり魔剣って感じがしないんだが・・・なんかいわくついてたっけ?切れ味は凄まじかったらしいが・・・ -- 名無しさん (2014-05-18 02:37:18) - ↑どっちかっつーとfateのエクスカリバーみたいに神造剣的な方向っぽい。持つ者に力を与える的な。だが、それを巡って争いが起こるそれそのものが見方を変えれば呪いだわな。聖剣でも魔剣でもないが、災いを引き込むみたいな。 -- 名無しさん (2014-12-12 20:47:41) - バルムンクはニーベルングの歌=ドイツ出典だから、北欧の魔剣じゃなくね? というか入れるならシグルドの魔剣グラムだろう -- 名無しさん (2016-02-08 16:03:20) - なんか北ヨーロッパには魔剣が実在しているみたいな記事名だし、「魔剣(北欧神話)」みたいな名前の方が妥当じゃない? -- 名無しさん (2018-04-04 07:14:11) - どうせなら、名前だけでも記載があれば、と思う。 -- 名無しさん (2023-07-19 03:07:21) #comment #areaedit(end) }

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