シックス(魔人探偵脳噛ネウロ)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/11/26(土) 20:26:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&b(){&color(#cccccc,#000000){全ての人間は私の敵であり私の所有物だ。私だけが壊す権利を持っている}}} 「&ruby(シックス){6}」とは、漫画『[[魔人探偵脳噛ネウロ]]』に登場する敵組織「[[新しい血族]]」の頂点に君臨するキャラクターであり、 本作品の[[ラスボス]]である。 ●目次 #contents *■概要 表向きの名前は&b(){「ゾディア・キューブリック」}。 だが、この名前が本名なのかどうかは不明。その他にも作中内では&b(){「絶対悪」}と評されている。 世界最大の兵器メーカー「ヘキサクス」の会長だが、その裏では「新しい血族」の首魁として非人道的な人体実験を行っている死の商人。 その目的は「新しい血族」以外の全人類を滅ぼすことである。 彼の「シックス」という名前は数字の「&b(){6}」(Six) を意味すると同時に、「新しい血族」が&bold(){「人類にとって「&ruby(Sick){病気}」のように有害である」}と評されたことにも由来する。 数字の「6」については、&bold(){&color(#cccccc,#000000){「魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類に続いて人類から分岐し、人類の先を行く第六の種族」}}という願望も込められているらしい。一種のダブルミーニングである。 **定向進化 彼の祖先は武器製造を営んでおり、家系は約7千年前に鍛冶屋を営んでいた頃まで確認できる。 一族はその職業柄、人殺しの手段のみを考え続け、&bold(){&color(#ff0000,#000000){「一族繁栄のためには強い悪意が必要である」}}という考えに至る。 そして、より優れた武器を生み出せる「強い悪意」を求めるために子供の悪意を育て、悪意の一番強い子供に家業を継がせていくという行為を代々行っていった。 この取り組みはより鋭く他者の悪意を読み取り上回るセンスとしても磨かれ、&bold(){&color(#ff0000,#000000){「迷い無き悪意で敵の弱点を見つけ、えぐり、つけこむためにいかなる研鑽も厭わない者」}}が家督を継ぎ続けた結果、他者や商売敵をも上回る利益を出し先祖代々争いに勝利して栄え続けてきた。 &bold(){力が同じ動物同士なら「悪意」が強い方が勝つから}である。 結果、遂には常人には耐えられない悪意に耐えるために、外見こそ人間なのに&bold(){脳細胞だけがDNAレベルで人間とは別物の異なる生物}にまでに到達。 つまり彼は人間ではなく、&b(){「悪意」と脳を進化させることで「人」から進化した新しい生物}なのである。 その結果、7千年という途方も無い年月をかけて高められた悪意は、本来なら自我すら構築されていないであろう0歳の時から開花しており、父親が悪意を測る為持たせた剃刀を使い、0歳にもかかわらず&bold(){&color(#ff0000,#000000){本能だけを頼りに1人で他の新生児数十人の首を掻き切って殺害}}((理屈としてはカッコウの雛が他の鳥の卵やヒナを巣から叩き落したり、カバキコマチグモの子蜘蛛が母蜘蛛の体を食い破って餌にするのと似た物らしい))。 また、自分を産み育てた両親ですら殺す対象でしかなかったらしく、2歳の時に母親を自宅のテラスから転落死させ、5歳のときに父親を自宅の書斎で箱詰死体にしたことが示唆されている。 シックスを蛇蝎のごとく忌み嫌ったネウロもシックスの一族が成し遂げた進化自体は認めており&b(){&color(#0f0fce){「我輩は貴様に…ある種の感動をおぼえている。人間は「悪意」にせよ何にせよ結果としてここまで進化できるのだと」「それだけの悪意を持っていれば究極の『謎』も作れたかもしれない」}}と最大級の賞賛を贈った上で、シックスの存在を&bold(){間違った進化}だと断じ、シックス抹殺に踏み切った。 *■性格 その成り立ちゆえに生まれついての「悪」であり、性格は&b(){&color(red){超が付くほどのサディスト。}} 同時に、シックスという存在を示す唯一にして最大の要素。 自分だけが人類の上位種といわんばかりに他者を見下し、徹底的に舐め腐っている。 よって他者に向ける価値は&b(){&color(#cccccc,#000000){「自分を楽しませる玩具であるか否か」}}の1点のみ。 それは彼の懐刀である五本指も例外ではなく、その内の一人であるDRは「普通の部下より強い使える捨て駒」程度にしか認識していなかった。 能力・成果至上主義的な部分もあり、自分を不快にさせた部下や敗北した部下はたとえどんな状況であっても一切の躊躇いもなく殺してしまう。 他人が不快になることにも楽しみを見いだせるため、ネウロから不快にされたと聞かされた際は&bold(){&color(#cccccc,#000000){「ありがとう。最高の誉め言葉だ」}}と楽しそうに返していた。 そして悪意を以って他者を苦しめる事はシックスという生物にとって&bold(){本能}に等しく、ナレーションでは&bold(){「誰かに悪意を向けずにはいられない」}とまで書かれている。 -&bold(){部下に任務失敗の罰と称して、「こんなこともあろうかと」こっそり作った特別製の鋸での割腹自殺を面白半分に強要する。} -&bold(){人質をとった上で無理難題を押し付けて相手が苦しみながら死ぬのを楽しみ、その後人質も言葉巧みに欺いて絶望のどん底に叩き落として殺害する。} -&bold(){ほぼ確実に失敗する人体実験の真っ最中、&color(#cccccc,#000000){「実験に愛娘を差し出して苦しむ父親の顔が見たい」}との理由から、人体実験対象の人物にその旨を伝え、[[その人物>本城二三男(魔人探偵脳噛ネウロ)]]の手で実験対象を[[娘>本城刹那(魔人探偵脳噛ネウロ)]]に変更させる。} -&bold(){自分の不利を演出するため、敵のトラップに引っかかって負傷した部下の首を敵の眼前で「間違えて」踏み潰し殺害する。} -&bold(){おまけのギャグページでは、余興として部下に対して無理難題(一発ギャグやクイズ等)を押し付け、一発ギャグの場合はネタが余りにも下らないものだった場合は即処刑し、クイズの場合は例え頓知を利かせて正解した場合でも「何となく」という理由で処刑する。} など、まさに傍若無人と極悪非道を絵に書いたような性格をしている。 また、普段の口調こそ紳士的で穏やかではあるものの、取り乱したり、焦ると粗暴になる。 *■能力 戦闘能力は極めて高い。 生まれながら持つ強靭な肉体もさることながら、相手の「悪意」を&bold(){直観で}読み取ってその悪意を上回る悪意によって常に相手よりも優勢に立ち回れ、勝利の鉄則である&bold(){「敵が最も嫌がる行為をやり続けること」}を常に実行することが可能。 即ち&bold(){&color(#cccccc,#000000){自分が常に絶対優位に立つ事}}に関して天才的な才能を持っている。 配下である5本指が持っていた全ての能力を使用することも可能であり、その強化された身体能力は弱体化しているとはいえ魔人である[[ネウロ>脳噛ネウロ]]に&b(){&color(#0f0fce){「全開の吾輩でも手こずる」}}とさえ思わせる程。 その戦闘力を見て、[[ヤコ>桂木弥子(魔人探偵脳噛ネウロ)]]は彼を&b(){「何千倍にも強化された元人間」}と比喩した。 戦闘能力以外にも周りの人間を威圧する邪悪なプレッシャーを放つことができ、様々な事を一瞬で覚える瞬間記憶能力等も持っている。 おまけに人間から進化した全く異なる生物である故か、&b(){心臓を抉り取られ、肉体の半分以上を切断されても脳さえ無事なら平然と生命活動を維持できる}等&color(red){&b(){もはや脊椎動物としての縛りを超えているどころか既存の生物学の括りや系統を超えた生物}}と言っても過言ではない怪物的生命力も有する。 結局、後述の通り&b(){自身の進化の由来たる「悪意」の根源である「脳」を全身諸共粉々にされるまで}彼が息絶えることはなかった。 **装備 ・&b(){金属細胞} #center(){&b(){&color(#cccccc,#000000){頂点であるために…これ以上の小細工はいらないよ。}}} 曰く&b(){&color(#cccccc,#000000){「隠すほどのものじゃない。なんて事ない単純な力」}}。 Xの身体から抽出し、数万人を実験台にして完成した強化細胞と、「最も硬く柔らかく強靭な特殊合金」を一族独自の結合技術により融合させて製造した特殊細胞。 シックスの身体に埋め込まれており、強化細胞特有の変幻自在性と強靭極まりないパワー、金属の剛性・強度・硬度を併せ持つ。 肉体の一部を自在に金属化させて打撃力を高めたり、細胞を金属化させた上で刃の様に変えて足の裏や指から展開することで刃を楔のように用い、垂直な壁を昇ったり音速で飛ぶステルス戦闘機の上で戦闘も可能。 当然強化細胞の性質も備える為、元々並外れていた自身の身体能力はより飛躍的に向上する。 欠点は心臓が制御装置を兼ねているため、心臓を破壊されると制御を失い細胞の統制が取れなくなること。 ・&b(){長剣} 最終決戦で使用した身の丈に匹敵するような長さの両刃の西洋剣。 金属細胞により超強化されたシックスの身体能力に耐えうる強度と、弱体化しているとはいえネウロの体を容易く斬り裂く斬れ味、ステルス戦闘機の翼を簡単に貫通する鋭さを誇る。 武器職人の末裔としてのノウハウが惜しみなくつぎ込まれたであろう、本来なら凄まじい業物に匹敵すると思われる一品。 但し、普通の人間でも扱えるのかは不明。 *■作中での行動 初登場時は自らの分身であり、子供である[[怪盗X>怪盗X(魔人探偵脳噛ネウロ)]]を確保する為に、信用している部下である[[葛西善二郎>葛西善二郎(魔人探偵脳噛ネウロ)]]をXの元に派遣しつつ、自身はアンドリュー・シクソンに成り済まし、表向きは日本警察に協力していた。 そしてネウロとサイの二度目となる決戦後、本性を現し、Xのパートナーだったアイを銃殺。 Xをボコボコにした後、予め準備していたジェット機に捕まりその場を離脱。 シックスはシクソンに成り済ますために、本物を拷問し、話させたアンドリューに関すること全てを瞬間記憶能力で覚えた後、本物の体から剝ぎ取った頭の皮を被っていた。 その事件の後ネウロを茶会(弥子曰く「ドSサミット」)に誘い味方に引き入れようとするが、彼との対談を通してお互い倒すべき敵と判断。 ネウロと人類の支配権を賭けて組織を通しての死闘を繰り広げる事になる。 人類を効率良く殺す為、血族の人間の一人であるDRにダムを破壊させ、数十万もの人間を人為的な洪水に巻き込み溺死させたり、 その後もネウロの活躍によって未遂で終わるが大規模なテロを次々と企てる。 さらに物語が進む内に前エピソードのボス「[[電人HAL>春川英輔(電人HAL)]]」が事件を起こすに至った原因である[[本城刹那>本城刹那(魔人探偵脳噛ネウロ)]]の死因が彼の人体実験によるものだったと判明する。 実験自体は、失敗する事は目に見えていたのだが&b(){&color(#cccccc,#000000){「愛娘を無謀な人体実験に差し出す苦しみに歪む[[父親>本城二三男(魔人探偵脳噛ネウロ)]]の顔をみたかったから」}}という理由&b(){だけ}でそれを強行した。 また、笹塚の家族を殺害したのもシックスの仕業であり、自分たちが行っている非人道的な人体実験の情報を掴んでしまった笹塚の両親を消す為にした事であった。 その事を知った笹塚に襲撃されるも、シックスの手によって『再教育』されて復活した怪盗XであるⅩⅠ(イレブン)とともに返り討ちにし殺害する。 しかしその後ネウロ達の活躍によりアジトを突きとめられ、警察組織である笹塚を殺されて怒りに燃える笛吹達の働きによりテロの首謀者である事を全国的に報道され全国指名手配され、更にこの件がきっかけで国際指名手配も確定してしまう。 #center(){&b(){&color(#0f0fce){やっと辿り着いた}} &b(){&color(#0f0fce){唯一…我が輩が手を下すべき犯罪者 そう}} &sizex(5){&b(){&color(#0f0fce){犯人は…貴様だ 「シックス」}}} &b(){&color(#0f0fce){…もう 目を離さん}} &b(){&color(#0f0fce){貴様の息の根を止めるまで}} &b(){&color(#cccccc,#000000){……ネウロ…}} &b(){&color(#cccccc,#000000){私は正直…他人を憎むのには慣れてないんだ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){自分の玩具を憎む子供はいないだろ?それと一緒さ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){だが…その玩具をメチャクチャにした奴には話が別だ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){改めて…おまえの事が心底憎いと思ったよ}} &b(){&color(#0f0fce){同感だな 我が輩もそんな感じだ}}} その後乗り込んできたネウロ達と正面対決。 Ⅺと共にネウロとそのパートナーである弥子を追い詰めるが、弥子の説得によりかつての心を取り戻した怪盗Xによって、自らに埋め込んだ強化細胞と金属の制御を担う心臓を潰される((ただし彼は脳が残っている限り生きられる為致命傷には至らず))。 その後裏切ったXを始末し退却するが最後には追跡してきたネウロとステルスジェット機上で決戦。 **末路 終始有利に戦い続け止めをさそうとするが倒し切れず、耐え抜いたネウロが切り札として発動した「[[二次元の刃(イビルメタル)>魔帝七ツ兵器(魔人探偵脳嚙ネウロ)]]」で首と右腕以外の全身を切断され、下半身も失い自力で立てなくなったところをネウロに頭を鷲掴みされて宙吊り状態に陥る。 それでも''残った右腕をスタンガンに変化させてしぶとく反撃を試みる''が、相手の頭を掴んだネウロが全く無防備な訳もなく、 その直後に脳に直接魔力を流し込まれ、''身体を半分切り落とされても平気な彼が顔を歪め堪らず絶叫するほどの激痛''を味わわされ((ネウロ曰く「魔力が殆ど残っていないのでこれくらいが限界」。))、同時に唯一残された右腕も麻痺させられ反撃手段を完全に失う。 その実質首だけの無力な姿で一度は空中に放り投げられ、追い詰めた自分をネウロがむざむざ手放したことを訝しんだのも束の間、 実際には自分をこのまま逃がす気など勿論ないこと、そして&bold(){己をどう屈辱的な方法で処刑するのか一瞬で悟ってしまう。} #center(){&sizex(6){&b(){&color(#cccccc,#000000){ネウローーーッ!!}}} &b(){&color(#0f0fce){我が輩が貴様に…何をするつもりなのか}} &b(){&color(#cccccc,#000000){…くそっ 動けっ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){ち 畜生ッ!!クソ化け物め殺してやるッ!!}} &b(){&color(#cccccc,#000000){(やめろ…まさか…)}} &b(){&color(#cccccc,#000000){(この私が…こんな屈辱的な死に方を)}} &b(){&color(#cccccc,#000000){(私を支えてきた悪意が…この私を滅ぼすのか!!)}} &sizex(6){&b(){&color(#0f0fce){靴を舐めろ。その全身で}}}} #center(){&b(){&color(#cccccc,#000000){ぁ}} ボッ!!!} ネウロへの恨み節をベラベラ喋りたてるという悪足掻きも虚しく、死の瞬間何かを口に出そうとしたようだが、問答無用で&bold(){ネウロの操作により急降下してきたステルス機に自慢の脳髄共々粉々に轢き潰され、血煙同然の肉片になって絶命する}という、正に悪党の末路に相応しい末路を迎えたのだった。((ちなみに本人の「全身」だったものはネウロの靴に舐めるかのように纏わり付いた末に、そのまま飛散して消滅していった。)) 彼が生涯の中で発した唯一の悲鳴か、はたまた悪意の赴くままに発したネウロへの悪態か。 その事実を知る者は誰一人としていない。 ちなみに、これを言われた直後の彼の表情は正に&bold(){鬼の形相}である。 逆に最期の最期で虫けらみたいに藻掻く程度抵抗しかできなかった彼の心境は推して測るべし。 普通の悪人でも相手に嬲り殺しにされて死ぬなど御免被りたいところであろうが、とりわけ&b(){悪意そのものな人格と知識、そして人外レベルの感覚と精神力を兼ね備えた}彼が置かれたらどうなるか… -放り出された瞬間にネウロの意図と自分の末路を悟る。思考が「戦闘」に特化しているため、「詰み」を悟るのも早い。 -頭だけしかないので「残された右腕を使って逆転」などが不可能で、どうあがいても辿る道は自分が今まで味わったことのない「負け」。 -その時にはイレブンも仲間も全滅((ジェット機のパイロットはネウロと戦う前に不快にさせたことで自らの手で始末していた。これが巡り巡って自らの屈辱的な最期に繋がっている。))しているため、仲間を呼んで離脱も反撃も不可能。もはや逆転なんて望めず自尊心を守る為の自決も出来ないしそもそもする気もない、待っているのは&bold(){よりにもよって『良い声で鳴いてくれる玩具』でしかなかった『他者』から与えられる『死と恐怖』}というそれこそ犠牲者が味わってきた絶望的な状況に自らが放り込まれる。 -悪意の塊なので覚える感情は当然&bold(){屈辱と怒り}のみ。さらに知り尽くしている分、その手の感情には人一倍敏感。 -それに加えて鋼の精神故に発狂するとか、達観するなどは不可能。故に無駄と分かっていてもただ無様に無意味に吠えるのみ。 -超感覚が裏目に出て死ぬまでの約30秒間が非常に長い。その間延々と恐怖と屈辱を反芻させられる羽目に。 -最終的には『改心して潔く死を受け入れる』等の『改心する悪役』や『悲しき悪役』等彼からしてみれば&bold(){『出来損ないの悪』}には可能性のある『救いある最期』等&bold(){『絶対悪』を標榜する自身に限れば何があっても齎されないと『分からせられる』}。 -上記の事柄は全て&bold(){ネウロの画策通り}(本人曰く「最高のお仕置き」)。何もかも掌の上で踊らされて屈辱も一入。 ...とまあ、自身が代々受け継ぎ開花させ誇ってきた因子が悉く屈辱に変わる、極めて惨めな有様となる。 あの[[有名な処刑器具>ファラリスの雄牛]]に例えると >発明者「中の罪人はモーッ!って面白い声で鳴くんですぜ王様」 >王様「なるほど、じゃあ試しに入ってみろ」 >発明者「へい、中身はこんな感じで…って、熱ッ!&bold(){ギャーッ!!}」 >王様「ハハッ、確かに面白い声だw」 >発明者「&bold(){モーッ!!モーーッ!!}」 …と、要するに悪意の天才故に犠牲者の苦痛を誰よりも理解していて、自分がそちら側になることを非常に恐れていたということであった。 これまで「敗者の絶望」を食らい、&bold(){繁栄という動力を無尽蔵に生み出し続けてきた悪意のエンジン}へ、&bold(){自身の惨敗}という&bold(){栓を押し込み逆流させたらどうなるか}…彼の味わった絶望はおそらく常人の感覚では到底理解できない程に底の深いものだったことだろう。 加えて絶対悪を自負した結果「悪役は結局倒されて終わる」というメタな理からは逃れられなかったのは皮肉としか言いようがない。 一切の善意を持ち合わせずその存在自体が「悪」と断言できるキャラクターであり、必要悪や好感の持てる悪役に対するアンチテーゼのようなキャラクターとも言える。 ある意味「悪」役というものを一番体現したキャラかもしれない。 しかしそんな彼も、ネウロとの最終決戦において「&b(){[[ある人物>葛西善二郎(魔人探偵脳噛ネウロ)]]}」の言葉ひいては「存在」を全面的に「肯定」し、受け容れているような場面があり、&b(){「絶対」悪を自称していながら他者の存在を是認する}という、 本当の意味での「絶対」的な悪になりきれなかったが故に、 つまり、&b(){自分の弱さと自己矛盾によって自滅してしまった}…とも言えるのではないだろうか。 また、祖先が武器職人だったから悪意に特化した…とは自称していたものの、そもそも&bold(){人間が人間相手に武器を持つ事情や目的など様々}なので、必ずしも悪に傾倒した残虐な性質になるとも限らない。 それこそ&bold(){自分の身や親しい人間を他人の悪意から守るために武器を持ち戦う}こともあり得る。ただ、それはそれで行き着く結論は「&bold(){(例え殺す気が無くても)襲い来る相手を早く、効率的に戦闘不能にする手段}」。人間の自己防衛であれ天下太平であれ、攻撃力無くしては果たせないジレンマがある限り、彼のような怪物が生まれるのは必然だったのだろうか…? そんな複雑な人間の悪意に対し、血縁由来だけで「絶対悪」を語り無差別に牙を剝く行為自体が矛盾だったとも考えると、案外、ネウロは彼のそんな「内面」「背景」「矛盾」という『謎』を喰らう事無く、前述のようにただ「物理?」的に殺した結果となった事、それは本当の意味での勝利ではなかったのかもしれない。(ネウロ自身、強大な悪意を持ちながら謎を作り出そうとしないシックスを『惜しい』と評していた。) 決戦時にはいつまでも倒れないネウロに対し明確な焦りを覚えたり、死に際の仕打ちに対してネウロの筋書き通りに反応した末に死亡するなど、終盤の彼は悪意の権化として綻びが見られる部分も見られた。もしかすると魔人というイレギュラーの出現に対して、彼の脳が対応し切れなかったのかもしれない。 あるいはシックスの悪意がすべて遺伝的な本能に忠実なだけの結果と考えると、単にすべては新種としての本能に従い自滅しただけとも言える。 道義を排除して単に遺伝的多様性で考えれば、行き過ぎたシックスの状態は生物としての広がりを持てない行き詰った欠陥に従う、極端な遺伝子の操り人形に過ぎないとも呼べるのではないだろうか。 実質子孫も残せないみたいだし。 *■余談 -仲間を求めていた? 絶対悪を標榜しながらも、自身の「悪意」を見せつけ「新しい血族」という組織を作り出していたこと、 自身のクローンを作り、XI以前の失敗作の胎児の頭蓋骨をネックレスにして身に着けていたこと、 (メタ的な見方をすれば新展開への布石でもあるが)自ら足を運んでまでXiを回収することに拘っていたこと、 裏切られるまでXIに全幅の信頼を置いていたことなどから、一部では「&b(){本当は仲間が欲しかったのではないか}」という考察もされている。 しかしその割には五本指(DRは除く)以外の「仲間」を平気で始末していたし、その仮定が合っていた場合でもシックスが求め飢える仲間とは「&b(){別種の生物にまで到達した自分の悪意を共有できる仲間}」なので、 [[そんなロクでも>葛西善二郎(魔人探偵脳噛ネウロ)]][[ない仲間>怪盗X(魔人探偵脳噛ネウロ)]]を求める行為自体が人という種にとっては病気の感染、増殖のような邪悪その物と考えることもできるが。 …また、実は彼と同じジャンプ出身悪役として、彼の登場以前に同質の矛盾を抱えた[[とある人物>ディオ・ブランドー]]がいるのだが、但し、その人物の場合は[[原作者>荒木飛呂彦]]が後日公の場でそれを否定している。 -拷問漫画「ベルモンド Le VisiteuR」 シックスの正体判明・初登場時、同時期の[[週刊少年ジャンプ]]には新連載の『ベルモンド Le VisiteuR』(2007年32号から51号連載)があった。 この漫画というのが、テーマが『拷問』であり、主人公が特殊能力で悪人を拷問するといった趣の変わった漫画だったが、 少年ジャンプ2007年36・37合併号に掲載されたシックスの初登場回(120話「濁【にごる】」)にて、「シクソンの顔及び生命維持に必要な臓器以外のすべてを文字通り剝いでいき、シクソンのもつあらゆる情報・人生の記憶を吐かせた後、完璧にまねるために、彼に心の底からの笑顔をさせてそれを記憶した上で顔の皮をはいで殺す」という凄惨極まりない拷問の描写が登場。 『ベルモンド』を意識したのか&s(){単なる作者の趣味か}は不明だが、『ベルモンド』もびっくりの凄惨な描写であった……。 -女性説 クローンであるXIが「出生時の性別は雌」であったことから、シックスも遺伝子的には女性なのではないかと一時期推測されていた。 &s(){こんな凶悪な髭面の女性ラスボスって…} 後に、シックス出生時の回想シーンで「息子」と明記されたことで否定されている。 -話数 シックスが倒されたのは第199話&b(){『死』}。 作者が意図したか単なる偶然かは不明だが、刑法199条は&b(){『殺人罪』}である。 作者によると、「&b(){悲しい過去を一切持たない、ただ嫌われるためだけの存在として描いた}」とのこと。 #center(){&b(){&color(#0f0fce){「全ての項目は我輩の玩具であり我輩の所有物だ。我輩だけが追記・修正する権利を持っている」}} &b(){&color(#cccccc,#000000){『違うね。全ての項目は私の敵であり私の所有物だ。私だけが削除する権利を持っている』}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,69) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-09-04 23:42:27) - ↑ありがとうございます。 -- 名無しさん (2017-09-05 01:08:31) - こいつと繋がってた警視総監がこいつ立件するとき報復の心配より先に自分の保身のためだけに裏切れないって言うだよね。こいつのヤバさがわかるけどそんなやつがシクソンに化けてる間は訛った喋りしたりフケ飛ばしたり女尻見てこうふんしてたと思うと、なんかビミョーなきぶんになる。 -- な名無し (2017-11-09 20:55:27) - ↑あれはシクソンを再現しただけじゃね?知り合いの笛吹さえ、あの変装(?)見破れなかったわけだし…… -- 名無しさん (2017-11-09 21:14:45) - シックスの父親の死に際はチャッキーが息子にやられるのと同じ感覚だったんかな -- 名無しさん (2017-11-12 17:37:03) - ↑2最近の -- 名無しさん (2017-11-13 17:42:02) - ミス。↑4 「最近の悩み:フケが増えたこと」って本当にアンドリュー本人だった時の悩みなんだろうか... -- 名無しさん (2017-11-13 17:45:05) - とりあえずこいつは、懺悔の時間も天に召される資格も無い。相応しき居場所は、悪魔が蔓延る地獄だけだ -- 名無しさん (2017-11-15 16:10:11) - ↑こいつの場合は悪党だらけの地獄へ堕ちるよりもフリーザみたいに一見天国みたいな場所で放置されるほうが堪えそう -- 名無しさん (2017-11-15 20:00:54) - 自他共に「悪い」ことが最高のアイデンティティだから天国に行くなんて存在そのものを全否定、屈辱どころじゃない気がする -- 名無しさん (2017-11-26 21:11:32) - 『貴方の罪は全て許されました。天国で只の人間として永遠に過ごしてください』と -- 名無しさん (2018-01-19 00:04:33) - 今思うと悪の極みだから相手より優位に立つ事に優れている、ってかなり良い設定してる -- 名無しさん (2018-02-07 17:44:32) - 別に特別扱いしなくても「弱い者いじめが人一倍好きなただの人間として」普通に裁くだけで充分だと思う。「新しい血族と名乗りたいなら魔人を一人殺めてからにしなさい!」ってどっかの補佐官ならそう言いそう -- 名無しさん (2018-02-09 01:45:42) - そもそもこの生き物は遺伝子レベルで人間から進化してるんだっけ。そんな存在がいける天国や地獄なんてあるのかな。 -- 名無しさん (2018-02-09 01:53:21) - というか、この人は葛西という「他者」の存在を受け容れた時点で、ただの人間になっちゃっているんだよね。そこを指摘せず(アイデンティティの破綻点を責めずに)物理的に殺したネウロは彼に勝っていないかと。鬼の形相で=自己を保持したまま死ねたのは彼にとっては良い死に方だったと思うよ。むしろドリアン海王のように、死ななくても絶対悪崩壊して廃人化するとかの方が罰符としては最適だったかと。 -- 名無しさん (2018-02-11 20:51:35) - ↑↑たぶんネウロに -- 名無しさん (2018-02-11 22:46:16) - ↑ミス。たぶんネウロに嬲り殺された時以上の苦痛なんてないと思う。逆に言えばそれが彼の唯一のトラウマになり、仮に現世に舞い戻ったとしても昔のような残虐性は見られないだろうね。記憶が薄れることもなければ克服も出来ない以上なおさら -- 名無しさん (2018-02-11 22:53:59) - 何か「自分は凄く悪い事をしているから絶対悪」と自慢している幼稚な子供にしか見えなかったな -- 名無しさん (2018-02-18 21:11:59) - 確かに幼稚だな。何せ生後24時間というとても幼稚な時期で既に10人以上殺してるからな -- 名無しさん (2018-02-18 21:58:39) - いっぱいちゅき♥、生まれついて…、そういうのが -- 名無しさん (2018-03-20 22:03:11) - ↑こんな不快な思いにさせられたのは初めてだ... -- 名無しさん (2018-03-27 14:41:55) - シクソンへの拷問がヤンデレCDのライフ・インフィニティ・システムを思い出す -- 名無しさん (2018-07-03 20:15:35) - 最後の時の感情がネウロへの憎悪、止めが蹴りで粉々って自分が捨て駒扱いしたDRと似たような死に方だよね。偶然なのか意図的なのか。 -- 名無しさん (2018-07-12 22:00:04) - 6↑絶対悪ってのも突き詰めるとものすごいいじめっ子なわけだし幼稚な奴というのもあながち間違いではないか -- 名無しさん (2018-07-27 21:39:43) - 祖先は武器職人だったんだし、おとなしく兵器開発でもしてりゃよかったのにね。漫画のキャラとしては魅力的だけど -- 名無しさん (2018-10-03 16:03:54) - 血族が嘘だったように、こいつ自身のDNAが人間と違うっては、はたして本当だったんだろうか -- 名無しさん (2019-02-14 09:56:47) - 逆に葛西の方がやばく見えた -- 名無しさん (2019-04-06 12:00:29) - 葛西の力ってどうやって使うんだろうか…体内に火炎放射機仕込んであるのかな -- 名無しさん (2019-04-06 12:23:44) - ↑葛西の力は「火を起こすこと」じゃなくて「どうすれば効率よくものを燃やせるかが分かる」ってものじゃないか?実際火種なしだとたばこ一本着火できないのだし -- 名無しさん (2019-05-09 19:03:22) - 4↑本編でも言われている通り、血族ってのはうそだがシックス自身は人類から生まれ落ちたただ一人の新種だからDNAも違っていたのだろう -- 名無しさん (2019-06-17 16:04:02) - ジョジョで例えると、DIOじゃなくてチョコラータって意見にしっくり来た -- 名無しさん (2019-07-31 02:54:06) - タグでサイコパスって付いてるけどどっちかというとソシオパスじゃないか? -- 名無しさん (2019-08-16 18:27:46) - 生命維持に必要な臓器以外のすべてを剥ぐ拷問というと、メイドインアビスのボンドルドも似たようなことをやってたな。あっちはシックスとは全く別ベクトルの狂人だが。 -- 名無しさん (2019-12-06 12:32:57) - あれだけ完成度高くて、感動したHAL編を終えたあとに「最近じゃ、悪役も実は良い人だったってパターンがほとんどだ。そんなの倒しても面白くもなんともない」と言い切らせた、松井先生のセンスが一番出ているな -- 名無しさん (2019-12-13 17:30:57) - シックスの父親は結構普通だったのかね あっさりやられちゃったけど -- 名無しさん (2020-01-11 00:55:27) - 幼稚というより「食欲」と同じくらいに「悪意を満たす」という欲求を抑えられない生物なんだよね。もっとも、最後にネウロに指摘された通り、それは次代を紡げない欠陥生物なのだが -- 名無しさん (2020-02-14 20:16:56) - 冷静に考えたら「一族の積み重ねた期待に応える」という『善いこと』やってしまってる時点で絶対悪と言うには不完全なのでは -- 名無しさん (2020-02-29 14:28:42) - ↑3 普通な親は生まれたての自分の息子にカミソリ握らせたりしないだろう…たぶん自分がそれで殺された時も「素晴らしい遺伝子が産まれた!」と喜びながら死んでいった顔が目に浮かぶ -- 名無しさん (2020-03-18 15:21:01) - 個人的に悪役としては低評価。悪意もそれによる楽しみも遺伝子によるものだとすれば、それは単なる遺伝子の奴隷だろう。遺伝子の支配から逃れうるのが人間の知性で、そこに悪意が生じ、自身の悪意を意図的に増大させられるのが悪だと思うので。 -- 名無しさん (2020-03-18 15:29:35) - ↑そう考えるとシックスって悪意の犠牲者で、ネウロのラスボスは「悪意そのもの」って考えもできる。 -- 名無しさん (2020-04-03 14:14:55) - ↑『謎』は「悪意が自らを外敵から守るために知恵やパズルのバリアを張った状態」で、ネウロの食事は「そのバリアを解いて悪意に敗北を悟らせること」だからその考えは一理ある -- 名無しさん (2020-04-24 14:38:18) - もし地獄で与える罰を考えるとすれば地下深くに幽閉し、身動き取れない様に拘束したところで目の届く範囲にネウロの写真なり彫刻なりを置くだけで済むという -- 名無しさん (2020-05-05 04:51:23) - 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-05-23 06:46:35) - もしアニメに出たら、CVは速水奨さんになったかもしれないな。 異論は認める。 -- 名無しさん (2020-05-24 11:06:46) - ↑自分は納谷六朗さんが合うと思ってた、「6」だけに。耳元で囁きながら部下に自殺させる辺りは仙水の声で再生される。 -- 名無しさん (2020-05-31 10:20:11) - もう一回アニメ化したら、シックス含めて"犯"人気投票が個人的に見たい。絶対悪VS同情できる悪役VS主人公の協力者VSネタ悪役 -- 名無しさん (2020-07-10 07:58:11) - 前にどっかで見た「ベルモンドが少年誌でどこまでやっていいか図りかねている脇で何の遠慮もないネウロが枠をかっさらっていった」っていうのにすげー笑ったし納得した -- 名無しさん (2020-08-31 13:30:41) - 極論ネウロにとってはただの害獣に過ぎなかった存在 -- 名無しさん (2020-09-10 13:38:27) - 害獣だが「ネウロを追い詰められた」可能性を生み出した事は評価出来るが、ネウロの「正体」を最後まで理解しようとはせず「化け物」と認識していなかった辺り、結局は「人間社会の怪物」程度の存在だった -- 名無しさん (2020-10-16 12:44:08) - まあどれだけ強くても人間界限定だからな。これが魔界だったらネウロどころかその辺の雑魚悪魔ですらシックスを赤子扱い出来るだろうし -- 名無しさん (2020-10-16 13:13:47) - 人間を滅ぼす為に積極的に行動しなかったし終盤は逃げてばかりだったし特殊能力も大した事無かったし最期は小物みたいに情けなく喚くし、単なる悪意「だけ」の矮小な存在だったな -- 名無しさん (2020-10-17 01:09:21) - あのクッソ情けない最期は一周回って好き。悪党の末路はああでなくちゃ -- 名無しさん (2020-10-17 01:13:15) - 葛西善二郎と比較して良い悪役には背景が必要という反証の一つだろうか。「特に理由は無いけど悪い事したいぞ」ってだけじゃ力あるヒャッハーと変わらんし -- 名無しさん (2021-03-03 23:54:39) - 脳さえ無事なら生きていられるというが呼吸とか食事はどうすんだろ。脳さえ無事なら死なない時点で地球の動物の常識が通用しない化け物だけどさ -- 名無しさん (2021-03-04 00:01:16) - シックスの戦いって他人より優位か迎え撃つ時しか戦ってなくて不利な状況でも自分から戦いに行かないし、右手と頭だけに切断されたのにこの期に及んでまだネウロを見下して無様に敗死する侮りぶりと、こんな愚鈍な奴がボスじゃ新しい血族が滅ぶのも納得だと思う -- 名無しさん (2021-06-18 23:45:48) - ネウロが人間に望んだ悪意の進化に対する最悪の回答みたいな存在。きっとネウロが満足する為には悪意"だけ"じゃダメなんだろ -- 名無しさん (2021-07-10 19:21:06) - 悪とそれに伴うカリスマ性は本物だな。幼稚というよりも生物として原始的と言えるかもしれない。シックスはわがままなガキみたいな性分は無いわけだし。アンドリューに化けて潜入という普通なら結構なストレス状況も適応した辺り短気というわけでも無いんだろう -- 名無しさん (2021-07-10 21:19:38) - 獣って評価が多いけど、生物としてはかなり高等だと思うよ。悪意っていう本能をまき散らしはするけど、最後まで楽しめるように理性でちゃんと制御してるから。 -- 名無しさん (2021-07-12 21:40:36) - 間違いなくジャンプ史上最大の悪役。無惨を余裕で超えてるかもしれん -- 名無しさん (2021-07-14 06:15:58) - シックスが悪としてとんでもないのは間違いなくその知性にある。高い知性と裏打ちされた実力、飛び抜けた悪の発想。俺たちに出来ない事を平然とやってのける、そこにシビれる憧れるを地で行くから沢山の忠誠心高い部下が出来るわけだから。 -- 名無しさん (2021-07-14 07:24:23) - ↑×2 無惨の場合は逆に同病相哀れむで寵愛していた累が斃された後絶対悪化した…という意味では、シックスと逆のケースなのかもね -- 名無しさん (2021-09-30 21:02:37) - とどめを刺されたのがイビルメタルってところもいいよね、刀剣鍛冶・武器職人としても完全敗北。 -- 名無しさん (2021-10-21 09:57:24) - ↑6:ネウロ(真人)が満足するのは悪意を源泉に生み出された「謎(トリック・細工) -- 名無しさん (2021-12-27 20:15:00) - ↑訂正:ネウロ(魔人)が満足するのは悪意を源泉に生み出された「謎(トリックや細工)」の方。だから悪意がいくらあっても謎の無い犯行や犯人自身のものではない謎は好まない。 -- 名無しさん (2021-12-27 20:21:46) - 仮に本当に同族が居たとしても結局シックスと殺し合いそう -- 名無しさん (2021-12-28 19:42:16) - 「勝負事に勝つ鉄則は相手の嫌がる事をやり続けること」の絶大な説得力 -- 名無しさん (2022-07-02 17:43:29) - OCGをやってる身とすればこれ以上ない言葉だ。 -- 名無しさん (2022-07-02 17:49:40) - 今際の際のセリフが三下くさいが、人間相手なら気の利いた台詞も、皮肉めいたなじりも出来たのかもしれないが、魔人相手じゃ口で何言うにしても、何が効果的なのかが分からんというのもあるかもね。 -- 名無しさん (2022-08-27 21:04:18) - アニメには未登場 アニメがそもそも別時空に近い点を除いても、こんなやべー奴を地上波では出せないので妥当 -- 名無しさん (2022-09-09 09:45:51) - 金属細胞の弱点で心臓を破壊されるとって・・・心臓が弱点じゃないやつイネーヨ!と思ったw -- 名無しさん (2022-09-16 17:26:17) - あくまで金属細胞を制御する上での弱点であって、シックス本人の弱点ではないんだ。 -- 名無しさん (2022-09-16 17:54:38) - 神話的に考えるとコイツはトバルカインの子孫なのかな?それなら人類最初の殺人者であるアベルの血統で納得がいく -- 名無しさん (2022-11-11 08:37:14) - 「ただ襲い掛かるだけのエイリアンやジェイソンに悪役としての魅力を感じるか?」的に、悪役じゃなくてモンスターみたいな存在だったな -- 名無しさん (2023-01-22 17:54:57) - シックスなら、カクレンジャーの妖怪軍団、ガオレンジャーのオルグ、牙狼のホラーといった、悪意や不の情念から生まれた存在と手を組んでもおかしはないと思う。 -- 名無しさん (2023-02-02 21:56:27) - 人間嫌いを運命づけられたおじさんが仲良くできる数少ない知的生物にディナーを用意したら盛大に振られたの可哀想 -- 名無しさん (2023-05-05 04:10:24) - 山寺宏一さんの声で脳内再生されるな -- 名無しさん (2023-06-30 23:35:12) - 個体としては最強だけど、なんだかんだで生物としての強靭さは人間に劣るのが面白い 我が子にも悪意を向けるだろうし、繁殖や繁栄はあり得ないだろうから 生物としての強靭さは人間に上手いこと取り入って繁殖してる牛や豚やキャベツや蚕にも劣るんだよな、最強なのに -- 名無しさん (2023-08-10 01:59:58) - ↑3 まったく人間嫌いではないぞ。楽しいおもちゃを嫌うわけない。自分で「人を憎むことに慣れていない」と語るくらいにはそういう感覚とは無縁。 -- 名無しさん (2023-12-20 23:17:20) - 葛西の犬のたとえ話からの生まれたとしても一人だけの件は「シックス、あんたも本当に新種なのか?」って問いかけも含んでいたのかな、なんて今更ながらに思ったり。 -- 名無しさん (2024-02-07 15:47:08) - 個人の考察というか妄想を長々と書き連ねるのはwikiとしてアリなんかい?全く納得できない内容だし。 -- 名無しさん (2024-02-07 21:14:30) - 仮に新しい血族の理想郷を実現できたとしてもこいつの抑えきれない悪意はやがて血族たちにも向けられるんだろうな -- 名無しさん (2024-03-23 21:35:03) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/11/26(土) 20:26:22 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&b(){&color(#cccccc,#000000){全ての人間は私の敵であり私の所有物だ。私だけが壊す権利を持っている}}} 「&ruby(シックス){6}」とは、漫画『[[魔人探偵脳噛ネウロ]]』に登場する敵組織「[[新しい血族]]」の頂点に君臨するキャラクターであり、 本作品の[[ラスボス]]である。 ●目次 #contents *■概要 表向きの名前は&b(){「ゾディア・キューブリック」}。 だが、この名前が本名なのかどうかは不明。その他にも作中内では&b(){「絶対悪」}と評されている。 世界最大の兵器メーカー「ヘキサクス」の会長だが、その裏では「新しい血族」の首魁として非人道的な人体実験を行っている死の商人。 その目的は「新しい血族」以外の全人類を滅ぼすことである。 彼の「シックス」という名前は数字の「&b(){6}」(Six) を意味すると同時に、「新しい血族」が&bold(){「人類にとって「&ruby(Sick){病気}」のように有害である」}と評されたことにも由来する。 数字の「6」については、&bold(){&color(#cccccc,#000000){「魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類に続いて人類から分岐し、人類の先を行く第六の種族」}}という願望も込められているらしい。一種のダブルミーニングである。 **定向進化 彼の祖先は武器製造を営んでおり、家系は約7千年前に鍛冶屋を営んでいた頃まで確認できる。 一族はその職業柄、人殺しの手段のみを考え続け、&bold(){&color(#ff0000,#000000){「一族繁栄のためには強い悪意が必要である」}}という考えに至る。 そして、より優れた武器を生み出せる「強い悪意」を求めるために子供の悪意を育て、悪意の一番強い子供に家業を継がせていくという行為を代々行っていった。 この取り組みはより鋭く他者の悪意を読み取り上回るセンスとしても磨かれ、&bold(){&color(#ff0000,#000000){「迷い無き悪意で敵の弱点を見つけ、えぐり、つけこむためにいかなる研鑽も厭わない者」}}が家督を継ぎ続けた結果、他者や商売敵をも上回る利益を出し先祖代々争いに勝利して栄え続けてきた。 &bold(){力が同じ動物同士なら「悪意」が強い方が勝つから}である。 結果、遂には常人には耐えられない悪意に耐えるために、外見こそ人間なのに&bold(){脳細胞だけがDNAレベルで人間とは別物の異なる生物}にまでに到達。 つまり彼は人間ではなく、&b(){「悪意」と脳を進化させることで「人」から進化した新しい生物}なのである。 その結果、7千年という途方も無い年月をかけて高められた悪意は、本来なら自我すら構築されていないであろう0歳の時から開花しており、父親が悪意を測る為持たせた剃刀を使い、0歳にもかかわらず&bold(){&color(#ff0000,#000000){本能だけを頼りに1人で他の新生児数十人の首を掻き切って殺害}}((理屈としてはカッコウの雛が他の鳥の卵やヒナを巣から叩き落したり、カバキコマチグモの子蜘蛛が母蜘蛛の体を食い破って餌にするのと似た物らしい))。 また、自分を産み育てた両親ですら殺す対象でしかなかったらしく、2歳の時に母親を自宅のテラスから転落死させ、5歳のときに父親を自宅の書斎で箱詰死体にしたことが示唆されている。 シックスを蛇蝎のごとく忌み嫌ったネウロもシックスの一族が成し遂げた進化自体は認めており&b(){&color(#0f0fce){「我輩は貴様に…ある種の感動をおぼえている。人間は「悪意」にせよ何にせよ結果としてここまで進化できるのだと」「それだけの悪意を持っていれば究極の『謎』も作れたかもしれない」}}と最大級の賞賛を贈った上で、シックスの存在を&bold(){間違った進化}だと断じ、シックス抹殺に踏み切った。 *■性格 その成り立ちゆえに生まれついての「悪」であり、性格は&b(){&color(red){冷酷かつ超が付くほどのサディスト。}} 同時に、シックスという存在を示す唯一にして最大の要素。 自分だけが人類の上位種といわんばかりに他者を見下し、徹底的に舐め腐っている。 よって他者に向ける価値は&b(){&color(#cccccc,#000000){「自分を楽しませる玩具であるか否か」}}の1点のみ。 それは彼の懐刀である五本指も例外ではなく、その内の一人であるDRは「普通の部下より強い使える捨て駒」程度にしか認識していなかった。 能力・成果至上主義的な部分もあり、自分を不快にさせた部下や敗北した部下はたとえどんな状況であっても一切の躊躇いもなく殺してしまう。 他人が不快になることにも楽しみを見いだせるため、ネウロから不快にされたと聞かされた際は&bold(){&color(#cccccc,#000000){「ありがとう。最高の誉め言葉だ」}}と楽しそうに返していた。 そして悪意を以って他者を苦しめる事はシックスという生物にとって&bold(){本能}に等しく、ナレーションでは&bold(){「誰かに悪意を向けずにはいられない」}とまで書かれている。 -&bold(){部下に任務失敗の罰と称して、「こんなこともあろうかと」こっそり作った特別製の鋸での割腹自殺を面白半分に強要する。} -&bold(){人質をとった上で無理難題を押し付けて相手が苦しみながら死ぬのを楽しみ、その後人質も言葉巧みに欺いて絶望のどん底に叩き落として殺害する。} -&bold(){ほぼ確実に失敗する人体実験の真っ最中、&color(#cccccc,#000000){「実験に愛娘を差し出して苦しむ父親の顔が見たい」}との理由から、人体実験対象の人物にその旨を伝え、[[その人物>本城二三男(魔人探偵脳噛ネウロ)]]の手で実験対象を[[娘>本城刹那(魔人探偵脳噛ネウロ)]]に変更させる。} -&bold(){自分の不利を演出するため、敵のトラップに引っかかって負傷した部下の首を敵の眼前で「間違えて」踏み潰し殺害する。} -&bold(){おまけのギャグページでは、余興として部下に対して無理難題(一発ギャグやクイズ等)を押し付け、一発ギャグの場合はネタが余りにも下らないものだった場合は即処刑し、クイズの場合は例え頓知を利かせて正解した場合でも「何となく」という理由で処刑する。} など、まさに傍若無人と極悪非道を絵に書いたような性格をしている。 また、普段の口調こそ紳士的で穏やかではあるものの、取り乱したり、焦ると粗暴になる。 *■能力 戦闘能力は極めて高い。 生まれながら持つ強靭な肉体もさることながら、相手の「悪意」を&bold(){直観で}読み取ってその悪意を上回る悪意によって常に相手よりも優勢に立ち回れ、勝利の鉄則である&bold(){「敵が最も嫌がる行為をやり続けること」}を常に実行することが可能。 即ち&bold(){&color(#cccccc,#000000){自分が常に絶対優位に立つ事}}に関して天才的な才能を持っている。 配下である5本指が持っていた全ての能力を使用することも可能であり、その強化された身体能力は弱体化しているとはいえ魔人である[[ネウロ>脳噛ネウロ]]に&b(){&color(#0f0fce){「全開の吾輩でも手こずる」}}とさえ思わせる程。 その戦闘力を見て、[[ヤコ>桂木弥子(魔人探偵脳噛ネウロ)]]は彼を&b(){「何千倍にも強化された元人間」}と比喩した。 戦闘能力以外にも周りの人間を威圧する邪悪なプレッシャーを放つことができ、様々な事を一瞬で覚える瞬間記憶能力等も持っている。 おまけに人間から進化した全く異なる生物である故か、&b(){心臓を抉り取られ、肉体の半分以上を切断されても脳さえ無事なら平然と生命活動を維持できる}等&color(red){&b(){もはや脊椎動物としての縛りを超えているどころか既存の生物学の括りや系統を超えた生物}}と言っても過言ではない怪物的生命力も有する。 結局、後述の通り&b(){自身の進化の由来たる「悪意」の根源である「脳」を全身諸共粉々にされるまで}彼が息絶えることはなかった。 **装備 ・&b(){金属細胞} #center(){&b(){&color(#cccccc,#000000){頂点であるために…これ以上の小細工はいらないよ。}}} 曰く&b(){&color(#cccccc,#000000){「隠すほどのものじゃない。なんて事ない単純な力」}}。 Xの身体から抽出し、数万人を実験台にして完成した強化細胞と、「最も硬く柔らかく強靭な特殊合金」を一族独自の結合技術により融合させて製造した特殊細胞。 シックスの身体に埋め込まれており、強化細胞特有の変幻自在性と強靭極まりないパワー、金属の剛性・強度・硬度を併せ持つ。 肉体の一部を自在に金属化させて打撃力を高めたり、細胞を金属化させた上で刃の様に変えて足の裏や指から展開することで刃を楔のように用い、垂直な壁を昇ったり音速で飛ぶステルス戦闘機の上で戦闘も可能。 当然強化細胞の性質も備える為、元々並外れていた自身の身体能力はより飛躍的に向上する。 欠点は心臓が制御装置を兼ねているため、心臓を破壊されると制御を失い細胞の統制が取れなくなること。 ・&b(){長剣} 最終決戦で使用した身の丈に匹敵するような長さの両刃の西洋剣。 金属細胞により超強化されたシックスの身体能力に耐えうる強度と、弱体化しているとはいえネウロの体を容易く斬り裂く斬れ味、ステルス戦闘機の翼を簡単に貫通する鋭さを誇る。 武器職人の末裔としてのノウハウが惜しみなくつぎ込まれたであろう、本来なら凄まじい業物に匹敵すると思われる一品。 但し、普通の人間でも扱えるのかは不明。 *■作中での行動 初登場時は自らの分身であり、子供である[[怪盗X>怪盗X(魔人探偵脳噛ネウロ)]]を確保する為に、信用している部下である[[葛西善二郎>葛西善二郎(魔人探偵脳噛ネウロ)]]をXの元に派遣しつつ、自身はアンドリュー・シクソンに成り済まし、表向きは日本警察に協力していた。 そしてネウロとサイの二度目となる決戦後、本性を現し、Xのパートナーだったアイを銃殺。 Xをボコボコにした後、予め準備していたジェット機に捕まりその場を離脱。 シックスはシクソンに成り済ますために、本物を拷問し、話させたアンドリューに関すること全てを瞬間記憶能力で覚えた後、本物の体から剝ぎ取った頭の皮を被っていた。 その事件の後ネウロを茶会(弥子曰く「ドSサミット」)に誘い味方に引き入れようとするが、彼との対談を通してお互い倒すべき敵と判断。 ネウロと人類の支配権を賭けて組織を通しての死闘を繰り広げる事になる。 人類を効率良く殺す為、血族の人間の一人であるDRにダムを破壊させ、数十万もの人間を人為的な洪水に巻き込み溺死させたり、 その後もネウロの活躍によって未遂で終わるが大規模なテロを次々と企てる。 さらに物語が進む内に前エピソードのボス「[[電人HAL>春川英輔(電人HAL)]]」が事件を起こすに至った原因である[[本城刹那>本城刹那(魔人探偵脳噛ネウロ)]]の死因が彼の人体実験によるものだったと判明する。 実験自体は、失敗する事は目に見えていたのだが&b(){&color(#cccccc,#000000){「愛娘を無謀な人体実験に差し出す苦しみに歪む[[父親>本城二三男(魔人探偵脳噛ネウロ)]]の顔をみたかったから」}}という理由&b(){だけ}でそれを強行した。 また、笹塚の家族を殺害したのもシックスの仕業であり、自分たちが行っている非人道的な人体実験の情報を掴んでしまった笹塚の両親を消す為にした事であった。 その事を知った笹塚に襲撃されるも、シックスの手によって『再教育』されて復活した怪盗XであるⅩⅠ(イレブン)とともに返り討ちにし殺害する。 しかしその後ネウロ達の活躍によりアジトを突きとめられ、警察組織である笹塚を殺されて怒りに燃える笛吹達の働きによりテロの首謀者である事を全国的に報道され全国指名手配され、更にこの件がきっかけで国際指名手配も確定してしまう。 #center(){&b(){&color(#0f0fce){やっと辿り着いた}} &b(){&color(#0f0fce){唯一…我が輩が手を下すべき犯罪者 そう}} &sizex(5){&b(){&color(#0f0fce){犯人は…貴様だ 「シックス」}}} &b(){&color(#0f0fce){…もう 目を離さん}} &b(){&color(#0f0fce){貴様の息の根を止めるまで}} &b(){&color(#cccccc,#000000){……ネウロ…}} &b(){&color(#cccccc,#000000){私は正直…他人を憎むのには慣れてないんだ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){自分の玩具を憎む子供はいないだろ?それと一緒さ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){だが…その玩具をメチャクチャにした奴には話が別だ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){改めて…おまえの事が心底憎いと思ったよ}} &b(){&color(#0f0fce){同感だな 我が輩もそんな感じだ}}} その後乗り込んできたネウロ達と正面対決。 Ⅺと共にネウロとそのパートナーである弥子を追い詰めるが、弥子の説得によりかつての心を取り戻した怪盗Xによって、自らに埋め込んだ強化細胞と金属の制御を担う心臓を潰される((ただし彼は脳が残っている限り生きられる為致命傷には至らず))。 その後裏切ったXを始末し退却するが最後には追跡してきたネウロとステルスジェット機上で決戦。 **末路 終始有利に戦い続け止めをさそうとするが倒し切れず、耐え抜いたネウロが切り札として発動した「[[二次元の刃(イビルメタル)>魔帝七ツ兵器(魔人探偵脳嚙ネウロ)]]」で首と右腕以外の全身を切断され、下半身も失い自力で立てなくなったところをネウロに頭を鷲掴みされて宙吊り状態に陥る。 それでも''残った右腕をスタンガンに変化させてしぶとく反撃を試みる''が、相手の頭を掴んだネウロが全く無防備な訳もなく、 その直後に脳に直接魔力を流し込まれ、''身体を半分切り落とされても平気な彼が顔を歪め堪らず絶叫するほどの激痛''を味わわされ((ネウロ曰く「魔力が殆ど残っていないのでこれくらいが限界」。))、同時に唯一残された右腕も麻痺させられ反撃手段を完全に失う。 その実質首だけの無力な姿で一度は空中に放り投げられ、追い詰めた自分をネウロがむざむざ手放したことを訝しんだのも束の間、 実際には自分をこのまま逃がす気など勿論ないこと、そして&bold(){己をどう屈辱的な方法で処刑するのか一瞬で悟ってしまう。} #center(){&sizex(6){&b(){&color(#cccccc,#000000){ネウローーーッ!!}}} &b(){&color(#0f0fce){我が輩が貴様に…何をするつもりなのか}} &b(){&color(#cccccc,#000000){…くそっ 動けっ}} &b(){&color(#cccccc,#000000){ち 畜生ッ!!クソ化け物め殺してやるッ!!}} &b(){&color(#cccccc,#000000){(やめろ…まさか…)}} &b(){&color(#cccccc,#000000){(この私が…こんな屈辱的な死に方を)}} &b(){&color(#cccccc,#000000){(私を支えてきた悪意が…この私を滅ぼすのか!!)}} &sizex(6){&b(){&color(#0f0fce){靴を舐めろ。その全身で}}}} #center(){&b(){&color(#cccccc,#000000){ぁ}} ボッ!!!} ネウロへの恨み節をベラベラ喋りたてるという悪足掻きも虚しく、死の瞬間何かを口に出そうとしたようだが、問答無用で&bold(){ネウロの操作により急降下してきたステルス機に自慢の脳髄共々粉々に轢き潰され、血煙同然の肉片になって絶命する}という、正に悪党の末路に相応しい末路を迎えたのだった。((ちなみに本人の「全身」だったものはネウロの靴に舐めるかのように纏わり付いた末に、そのまま飛散して消滅していった。)) 彼が生涯の中で発した唯一の悲鳴か、はたまた悪意の赴くままに発したネウロへの悪態か。 その事実を知る者は誰一人としていない。 ちなみに、これを言われた直後の彼の表情は正に&bold(){鬼の形相}である。 逆に最期の最期で虫けらみたいに藻掻く程度抵抗しかできなかった彼の心境は推して測るべし。 普通の悪人でも相手に嬲り殺しにされて死ぬなど御免被りたいところであろうが、とりわけ&b(){悪意そのものな人格と知識、そして人外レベルの感覚と精神力を兼ね備えた}彼が置かれたらどうなるか… -放り出された瞬間にネウロの意図と自分の末路を悟る。思考が「戦闘」に特化しているため、「詰み」を悟るのも早い。 -頭だけしかないので「残された右腕を使って逆転」などが不可能で、どうあがいても辿る道は自分が今まで味わったことのない「負け」。 -その時にはイレブンも仲間も全滅((ジェット機のパイロットはネウロと戦う前に不快にさせたことで自らの手で始末していた。これが巡り巡って自らの屈辱的な最期に繋がっている。))しているため、仲間を呼んで離脱も反撃も不可能。もはや逆転なんて望めず自尊心を守る為の自決も出来ないしそもそもする気もない、待っているのは&bold(){よりにもよって『良い声で鳴いてくれる玩具』でしかなかった『他者』から与えられる『死と恐怖』}というそれこそ犠牲者が味わってきた絶望的な状況に自らが放り込まれる。 -悪意の塊なので覚える感情は当然&bold(){屈辱と怒り}のみ。さらに知り尽くしている分、その手の感情には人一倍敏感。 -それに加えて鋼の精神故に発狂するとか、達観するなどは不可能。故に無駄と分かっていてもただ無様に無意味に吠えるのみ。 -超感覚が裏目に出て死ぬまでの約30秒間が非常に長い。その間延々と恐怖と屈辱を反芻させられる羽目に。 -最終的には『改心して潔く死を受け入れる』等の『改心する悪役』や『悲しき悪役』等彼からしてみれば&bold(){『出来損ないの悪』}には可能性のある『救いある最期』等&bold(){『絶対悪』を標榜する自身に限れば何があっても齎されないと『分からせられる』}。 -上記の事柄は全て&bold(){ネウロの画策通り}(本人曰く「最高のお仕置き」)。何もかも掌の上で踊らされて屈辱も一入。 ...とまあ、自身が代々受け継ぎ開花させ誇ってきた因子が悉く屈辱に変わる、極めて惨めな有様となる。 あの[[有名な処刑器具>ファラリスの雄牛]]に例えると >発明者「中の罪人はモーッ!って面白い声で鳴くんですぜ王様」 >王様「なるほど、じゃあ試しに入ってみろ」 >発明者「へい、中身はこんな感じで…って、熱ッ!&bold(){ギャーッ!!}」 >王様「ハハッ、確かに面白い声だw」 >発明者「&bold(){モーッ!!モーーッ!!}」 …と、要するに悪意の天才故に犠牲者の苦痛を誰よりも理解していて、自分がそちら側になることを非常に恐れていたということであった。 これまで「敗者の絶望」を食らい、&bold(){繁栄という動力を無尽蔵に生み出し続けてきた悪意のエンジン}へ、&bold(){自身の惨敗}という&bold(){栓を押し込み逆流させたらどうなるか}…彼の味わった絶望はおそらく常人の感覚では到底理解できない程に底の深いものだったことだろう。 加えて絶対悪を自負した結果「悪役は結局倒されて終わる」というメタな理からは逃れられなかったのは皮肉としか言いようがない。 一切の善意を持ち合わせずその存在自体が「悪」と断言できるキャラクターであり、必要悪や好感の持てる悪役に対するアンチテーゼのようなキャラクターとも言える。 ある意味「悪」役というものを一番体現したキャラかもしれない。 しかしそんな彼も、ネウロとの最終決戦において「&b(){[[ある人物>葛西善二郎(魔人探偵脳噛ネウロ)]]}」の言葉ひいては「存在」を全面的に「肯定」し、受け容れているような場面があり、&b(){「絶対」悪を自称していながら他者の存在を是認する}という、 本当の意味での「絶対」的な悪になりきれなかったが故に、 つまり、&b(){自分の弱さと自己矛盾によって自滅してしまった}…とも言えるのではないだろうか。 また、祖先が武器職人だったから悪意に特化した…とは自称していたものの、そもそも&bold(){人間が人間相手に武器を持つ事情や目的など様々}なので、必ずしも悪に傾倒した残虐な性質になるとも限らない。 それこそ&bold(){自分の身や親しい人間を他人の悪意から守るために武器を持ち戦う}こともあり得る。ただ、それはそれで行き着く結論は「&bold(){(例え殺す気が無くても)襲い来る相手を早く、効率的に戦闘不能にする手段}」。人間の自己防衛であれ天下太平であれ、攻撃力無くしては果たせないジレンマがある限り、彼のような怪物が生まれるのは必然だったのだろうか…? そんな複雑な人間の悪意に対し、血縁由来だけで「絶対悪」を語り無差別に牙を剝く行為自体が矛盾だったとも考えると、案外、ネウロは彼のそんな「内面」「背景」「矛盾」という『謎』を喰らう事無く、前述のようにただ「物理?」的に殺した結果となった事、それは本当の意味での勝利ではなかったのかもしれない。(ネウロ自身、強大な悪意を持ちながら謎を作り出そうとしないシックスを『惜しい』と評していた。) 決戦時にはいつまでも倒れないネウロに対し明確な焦りを覚えたり、死に際の仕打ちに対してネウロの筋書き通りに反応した末に死亡するなど、終盤の彼は悪意の権化として綻びが見られる部分も見られた。もしかすると魔人というイレギュラーの出現に対して、彼の脳が対応し切れなかったのかもしれない。 あるいはシックスの悪意がすべて遺伝的な本能に忠実なだけの結果と考えると、単にすべては新種としての本能に従い自滅しただけとも言える。 道義を排除して単に遺伝的多様性で考えれば、行き過ぎたシックスの状態は生物としての広がりを持てない行き詰った欠陥に従う、極端な遺伝子の操り人形に過ぎないとも呼べるのではないだろうか。 実質子孫も残せないみたいだし。 *■余談 -仲間を求めていた? 絶対悪を標榜しながらも、自身の「悪意」を見せつけ「新しい血族」という組織を作り出していたこと、 自身のクローンを作り、XI以前の失敗作の胎児の頭蓋骨をネックレスにして身に着けていたこと、 (メタ的な見方をすれば新展開への布石でもあるが)自ら足を運んでまでXiを回収することに拘っていたこと、 裏切られるまでXIに全幅の信頼を置いていたことなどから、一部では「&b(){本当は仲間が欲しかったのではないか}」という考察もされている。 しかしその割には五本指(DRは除く)以外の「仲間」を平気で始末していたし、その仮定が合っていた場合でもシックスが求め飢える仲間とは「&b(){別種の生物にまで到達した自分の悪意を共有できる仲間}」なので、 [[そんなロクでも>葛西善二郎(魔人探偵脳噛ネウロ)]][[ない仲間>怪盗X(魔人探偵脳噛ネウロ)]]を求める行為自体が人という種にとっては病気の感染、増殖のような邪悪その物と考えることもできるが。 …また、実は彼と同じジャンプ出身悪役として、彼の登場以前に同質の矛盾を抱えた[[とある人物>ディオ・ブランドー]]がいるのだが、但し、その人物の場合は[[原作者>荒木飛呂彦]]が後日公の場でそれを否定している。 -拷問漫画「ベルモンド Le VisiteuR」 シックスの正体判明・初登場時、同時期の[[週刊少年ジャンプ]]には新連載の『ベルモンド Le VisiteuR』(2007年32号から51号連載)があった。 この漫画というのが、テーマが『拷問』であり、主人公が特殊能力で悪人を拷問するといった趣の変わった漫画だったが、 少年ジャンプ2007年36・37合併号に掲載されたシックスの初登場回(120話「濁【にごる】」)にて、「シクソンの顔及び生命維持に必要な臓器以外のすべてを文字通り剝いでいき、シクソンのもつあらゆる情報・人生の記憶を吐かせた後、完璧にまねるために、彼に心の底からの笑顔をさせてそれを記憶した上で顔の皮をはいで殺す」という凄惨極まりない拷問の描写が登場。 『ベルモンド』を意識したのか&s(){単なる作者の趣味か}は不明だが、『ベルモンド』もびっくりの凄惨な描写であった……。 -女性説 クローンであるXIが「出生時の性別は雌」であったことから、シックスも遺伝子的には女性なのではないかと一時期推測されていた。 &s(){こんな凶悪な髭面の女性ラスボスって…} 後に、シックス出生時の回想シーンで「息子」と明記されたことで否定されている。 -話数 シックスが倒されたのは第199話&b(){『死』}。 作者が意図したか単なる偶然かは不明だが、刑法199条は&b(){『殺人罪』}である。 作者によると、「&b(){悲しい過去を一切持たない、ただ嫌われるためだけの存在として描いた}」とのこと。 #center(){&b(){&color(#0f0fce){「全ての項目は我輩の玩具であり我輩の所有物だ。我輩だけが追記・修正する権利を持っている」}} &b(){&color(#cccccc,#000000){『違うね。全ての項目は私の敵であり私の所有物だ。私だけが削除する権利を持っている』}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,69) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-09-04 23:42:27) - ↑ありがとうございます。 -- 名無しさん (2017-09-05 01:08:31) - こいつと繋がってた警視総監がこいつ立件するとき報復の心配より先に自分の保身のためだけに裏切れないって言うだよね。こいつのヤバさがわかるけどそんなやつがシクソンに化けてる間は訛った喋りしたりフケ飛ばしたり女尻見てこうふんしてたと思うと、なんかビミョーなきぶんになる。 -- な名無し (2017-11-09 20:55:27) - ↑あれはシクソンを再現しただけじゃね?知り合いの笛吹さえ、あの変装(?)見破れなかったわけだし…… -- 名無しさん (2017-11-09 21:14:45) - シックスの父親の死に際はチャッキーが息子にやられるのと同じ感覚だったんかな -- 名無しさん (2017-11-12 17:37:03) - ↑2最近の -- 名無しさん (2017-11-13 17:42:02) - ミス。↑4 「最近の悩み:フケが増えたこと」って本当にアンドリュー本人だった時の悩みなんだろうか... -- 名無しさん (2017-11-13 17:45:05) - とりあえずこいつは、懺悔の時間も天に召される資格も無い。相応しき居場所は、悪魔が蔓延る地獄だけだ -- 名無しさん (2017-11-15 16:10:11) - ↑こいつの場合は悪党だらけの地獄へ堕ちるよりもフリーザみたいに一見天国みたいな場所で放置されるほうが堪えそう -- 名無しさん (2017-11-15 20:00:54) - 自他共に「悪い」ことが最高のアイデンティティだから天国に行くなんて存在そのものを全否定、屈辱どころじゃない気がする -- 名無しさん (2017-11-26 21:11:32) - 『貴方の罪は全て許されました。天国で只の人間として永遠に過ごしてください』と -- 名無しさん (2018-01-19 00:04:33) - 今思うと悪の極みだから相手より優位に立つ事に優れている、ってかなり良い設定してる -- 名無しさん (2018-02-07 17:44:32) - 別に特別扱いしなくても「弱い者いじめが人一倍好きなただの人間として」普通に裁くだけで充分だと思う。「新しい血族と名乗りたいなら魔人を一人殺めてからにしなさい!」ってどっかの補佐官ならそう言いそう -- 名無しさん (2018-02-09 01:45:42) - そもそもこの生き物は遺伝子レベルで人間から進化してるんだっけ。そんな存在がいける天国や地獄なんてあるのかな。 -- 名無しさん (2018-02-09 01:53:21) - というか、この人は葛西という「他者」の存在を受け容れた時点で、ただの人間になっちゃっているんだよね。そこを指摘せず(アイデンティティの破綻点を責めずに)物理的に殺したネウロは彼に勝っていないかと。鬼の形相で=自己を保持したまま死ねたのは彼にとっては良い死に方だったと思うよ。むしろドリアン海王のように、死ななくても絶対悪崩壊して廃人化するとかの方が罰符としては最適だったかと。 -- 名無しさん (2018-02-11 20:51:35) - ↑↑たぶんネウロに -- 名無しさん (2018-02-11 22:46:16) - ↑ミス。たぶんネウロに嬲り殺された時以上の苦痛なんてないと思う。逆に言えばそれが彼の唯一のトラウマになり、仮に現世に舞い戻ったとしても昔のような残虐性は見られないだろうね。記憶が薄れることもなければ克服も出来ない以上なおさら -- 名無しさん (2018-02-11 22:53:59) - 何か「自分は凄く悪い事をしているから絶対悪」と自慢している幼稚な子供にしか見えなかったな -- 名無しさん (2018-02-18 21:11:59) - 確かに幼稚だな。何せ生後24時間というとても幼稚な時期で既に10人以上殺してるからな -- 名無しさん (2018-02-18 21:58:39) - いっぱいちゅき♥、生まれついて…、そういうのが -- 名無しさん (2018-03-20 22:03:11) - ↑こんな不快な思いにさせられたのは初めてだ... -- 名無しさん (2018-03-27 14:41:55) - シクソンへの拷問がヤンデレCDのライフ・インフィニティ・システムを思い出す -- 名無しさん (2018-07-03 20:15:35) - 最後の時の感情がネウロへの憎悪、止めが蹴りで粉々って自分が捨て駒扱いしたDRと似たような死に方だよね。偶然なのか意図的なのか。 -- 名無しさん (2018-07-12 22:00:04) - 6↑絶対悪ってのも突き詰めるとものすごいいじめっ子なわけだし幼稚な奴というのもあながち間違いではないか -- 名無しさん (2018-07-27 21:39:43) - 祖先は武器職人だったんだし、おとなしく兵器開発でもしてりゃよかったのにね。漫画のキャラとしては魅力的だけど -- 名無しさん (2018-10-03 16:03:54) - 血族が嘘だったように、こいつ自身のDNAが人間と違うっては、はたして本当だったんだろうか -- 名無しさん (2019-02-14 09:56:47) - 逆に葛西の方がやばく見えた -- 名無しさん (2019-04-06 12:00:29) - 葛西の力ってどうやって使うんだろうか…体内に火炎放射機仕込んであるのかな -- 名無しさん (2019-04-06 12:23:44) - ↑葛西の力は「火を起こすこと」じゃなくて「どうすれば効率よくものを燃やせるかが分かる」ってものじゃないか?実際火種なしだとたばこ一本着火できないのだし -- 名無しさん (2019-05-09 19:03:22) - 4↑本編でも言われている通り、血族ってのはうそだがシックス自身は人類から生まれ落ちたただ一人の新種だからDNAも違っていたのだろう -- 名無しさん (2019-06-17 16:04:02) - ジョジョで例えると、DIOじゃなくてチョコラータって意見にしっくり来た -- 名無しさん (2019-07-31 02:54:06) - タグでサイコパスって付いてるけどどっちかというとソシオパスじゃないか? -- 名無しさん (2019-08-16 18:27:46) - 生命維持に必要な臓器以外のすべてを剥ぐ拷問というと、メイドインアビスのボンドルドも似たようなことをやってたな。あっちはシックスとは全く別ベクトルの狂人だが。 -- 名無しさん (2019-12-06 12:32:57) - あれだけ完成度高くて、感動したHAL編を終えたあとに「最近じゃ、悪役も実は良い人だったってパターンがほとんどだ。そんなの倒しても面白くもなんともない」と言い切らせた、松井先生のセンスが一番出ているな -- 名無しさん (2019-12-13 17:30:57) - シックスの父親は結構普通だったのかね あっさりやられちゃったけど -- 名無しさん (2020-01-11 00:55:27) - 幼稚というより「食欲」と同じくらいに「悪意を満たす」という欲求を抑えられない生物なんだよね。もっとも、最後にネウロに指摘された通り、それは次代を紡げない欠陥生物なのだが -- 名無しさん (2020-02-14 20:16:56) - 冷静に考えたら「一族の積み重ねた期待に応える」という『善いこと』やってしまってる時点で絶対悪と言うには不完全なのでは -- 名無しさん (2020-02-29 14:28:42) - ↑3 普通な親は生まれたての自分の息子にカミソリ握らせたりしないだろう…たぶん自分がそれで殺された時も「素晴らしい遺伝子が産まれた!」と喜びながら死んでいった顔が目に浮かぶ -- 名無しさん (2020-03-18 15:21:01) - 個人的に悪役としては低評価。悪意もそれによる楽しみも遺伝子によるものだとすれば、それは単なる遺伝子の奴隷だろう。遺伝子の支配から逃れうるのが人間の知性で、そこに悪意が生じ、自身の悪意を意図的に増大させられるのが悪だと思うので。 -- 名無しさん (2020-03-18 15:29:35) - ↑そう考えるとシックスって悪意の犠牲者で、ネウロのラスボスは「悪意そのもの」って考えもできる。 -- 名無しさん (2020-04-03 14:14:55) - ↑『謎』は「悪意が自らを外敵から守るために知恵やパズルのバリアを張った状態」で、ネウロの食事は「そのバリアを解いて悪意に敗北を悟らせること」だからその考えは一理ある -- 名無しさん (2020-04-24 14:38:18) - もし地獄で与える罰を考えるとすれば地下深くに幽閉し、身動き取れない様に拘束したところで目の届く範囲にネウロの写真なり彫刻なりを置くだけで済むという -- 名無しさん (2020-05-05 04:51:23) - 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-05-23 06:46:35) - もしアニメに出たら、CVは速水奨さんになったかもしれないな。 異論は認める。 -- 名無しさん (2020-05-24 11:06:46) - ↑自分は納谷六朗さんが合うと思ってた、「6」だけに。耳元で囁きながら部下に自殺させる辺りは仙水の声で再生される。 -- 名無しさん (2020-05-31 10:20:11) - もう一回アニメ化したら、シックス含めて"犯"人気投票が個人的に見たい。絶対悪VS同情できる悪役VS主人公の協力者VSネタ悪役 -- 名無しさん (2020-07-10 07:58:11) - 前にどっかで見た「ベルモンドが少年誌でどこまでやっていいか図りかねている脇で何の遠慮もないネウロが枠をかっさらっていった」っていうのにすげー笑ったし納得した -- 名無しさん (2020-08-31 13:30:41) - 極論ネウロにとってはただの害獣に過ぎなかった存在 -- 名無しさん (2020-09-10 13:38:27) - 害獣だが「ネウロを追い詰められた」可能性を生み出した事は評価出来るが、ネウロの「正体」を最後まで理解しようとはせず「化け物」と認識していなかった辺り、結局は「人間社会の怪物」程度の存在だった -- 名無しさん (2020-10-16 12:44:08) - まあどれだけ強くても人間界限定だからな。これが魔界だったらネウロどころかその辺の雑魚悪魔ですらシックスを赤子扱い出来るだろうし -- 名無しさん (2020-10-16 13:13:47) - 人間を滅ぼす為に積極的に行動しなかったし終盤は逃げてばかりだったし特殊能力も大した事無かったし最期は小物みたいに情けなく喚くし、単なる悪意「だけ」の矮小な存在だったな -- 名無しさん (2020-10-17 01:09:21) - あのクッソ情けない最期は一周回って好き。悪党の末路はああでなくちゃ -- 名無しさん (2020-10-17 01:13:15) - 葛西善二郎と比較して良い悪役には背景が必要という反証の一つだろうか。「特に理由は無いけど悪い事したいぞ」ってだけじゃ力あるヒャッハーと変わらんし -- 名無しさん (2021-03-03 23:54:39) - 脳さえ無事なら生きていられるというが呼吸とか食事はどうすんだろ。脳さえ無事なら死なない時点で地球の動物の常識が通用しない化け物だけどさ -- 名無しさん (2021-03-04 00:01:16) - シックスの戦いって他人より優位か迎え撃つ時しか戦ってなくて不利な状況でも自分から戦いに行かないし、右手と頭だけに切断されたのにこの期に及んでまだネウロを見下して無様に敗死する侮りぶりと、こんな愚鈍な奴がボスじゃ新しい血族が滅ぶのも納得だと思う -- 名無しさん (2021-06-18 23:45:48) - ネウロが人間に望んだ悪意の進化に対する最悪の回答みたいな存在。きっとネウロが満足する為には悪意"だけ"じゃダメなんだろ -- 名無しさん (2021-07-10 19:21:06) - 悪とそれに伴うカリスマ性は本物だな。幼稚というよりも生物として原始的と言えるかもしれない。シックスはわがままなガキみたいな性分は無いわけだし。アンドリューに化けて潜入という普通なら結構なストレス状況も適応した辺り短気というわけでも無いんだろう -- 名無しさん (2021-07-10 21:19:38) - 獣って評価が多いけど、生物としてはかなり高等だと思うよ。悪意っていう本能をまき散らしはするけど、最後まで楽しめるように理性でちゃんと制御してるから。 -- 名無しさん (2021-07-12 21:40:36) - 間違いなくジャンプ史上最大の悪役。無惨を余裕で超えてるかもしれん -- 名無しさん (2021-07-14 06:15:58) - シックスが悪としてとんでもないのは間違いなくその知性にある。高い知性と裏打ちされた実力、飛び抜けた悪の発想。俺たちに出来ない事を平然とやってのける、そこにシビれる憧れるを地で行くから沢山の忠誠心高い部下が出来るわけだから。 -- 名無しさん (2021-07-14 07:24:23) - ↑×2 無惨の場合は逆に同病相哀れむで寵愛していた累が斃された後絶対悪化した…という意味では、シックスと逆のケースなのかもね -- 名無しさん (2021-09-30 21:02:37) - とどめを刺されたのがイビルメタルってところもいいよね、刀剣鍛冶・武器職人としても完全敗北。 -- 名無しさん (2021-10-21 09:57:24) - ↑6:ネウロ(真人)が満足するのは悪意を源泉に生み出された「謎(トリック・細工) -- 名無しさん (2021-12-27 20:15:00) - ↑訂正:ネウロ(魔人)が満足するのは悪意を源泉に生み出された「謎(トリックや細工)」の方。だから悪意がいくらあっても謎の無い犯行や犯人自身のものではない謎は好まない。 -- 名無しさん (2021-12-27 20:21:46) - 仮に本当に同族が居たとしても結局シックスと殺し合いそう -- 名無しさん (2021-12-28 19:42:16) - 「勝負事に勝つ鉄則は相手の嫌がる事をやり続けること」の絶大な説得力 -- 名無しさん (2022-07-02 17:43:29) - OCGをやってる身とすればこれ以上ない言葉だ。 -- 名無しさん (2022-07-02 17:49:40) - 今際の際のセリフが三下くさいが、人間相手なら気の利いた台詞も、皮肉めいたなじりも出来たのかもしれないが、魔人相手じゃ口で何言うにしても、何が効果的なのかが分からんというのもあるかもね。 -- 名無しさん (2022-08-27 21:04:18) - アニメには未登場 アニメがそもそも別時空に近い点を除いても、こんなやべー奴を地上波では出せないので妥当 -- 名無しさん (2022-09-09 09:45:51) - 金属細胞の弱点で心臓を破壊されるとって・・・心臓が弱点じゃないやつイネーヨ!と思ったw -- 名無しさん (2022-09-16 17:26:17) - あくまで金属細胞を制御する上での弱点であって、シックス本人の弱点ではないんだ。 -- 名無しさん (2022-09-16 17:54:38) - 神話的に考えるとコイツはトバルカインの子孫なのかな?それなら人類最初の殺人者であるアベルの血統で納得がいく -- 名無しさん (2022-11-11 08:37:14) - 「ただ襲い掛かるだけのエイリアンやジェイソンに悪役としての魅力を感じるか?」的に、悪役じゃなくてモンスターみたいな存在だったな -- 名無しさん (2023-01-22 17:54:57) - シックスなら、カクレンジャーの妖怪軍団、ガオレンジャーのオルグ、牙狼のホラーといった、悪意や不の情念から生まれた存在と手を組んでもおかしはないと思う。 -- 名無しさん (2023-02-02 21:56:27) - 人間嫌いを運命づけられたおじさんが仲良くできる数少ない知的生物にディナーを用意したら盛大に振られたの可哀想 -- 名無しさん (2023-05-05 04:10:24) - 山寺宏一さんの声で脳内再生されるな -- 名無しさん (2023-06-30 23:35:12) - 個体としては最強だけど、なんだかんだで生物としての強靭さは人間に劣るのが面白い 我が子にも悪意を向けるだろうし、繁殖や繁栄はあり得ないだろうから 生物としての強靭さは人間に上手いこと取り入って繁殖してる牛や豚やキャベツや蚕にも劣るんだよな、最強なのに -- 名無しさん (2023-08-10 01:59:58) - ↑3 まったく人間嫌いではないぞ。楽しいおもちゃを嫌うわけない。自分で「人を憎むことに慣れていない」と語るくらいにはそういう感覚とは無縁。 -- 名無しさん (2023-12-20 23:17:20) - 葛西の犬のたとえ話からの生まれたとしても一人だけの件は「シックス、あんたも本当に新種なのか?」って問いかけも含んでいたのかな、なんて今更ながらに思ったり。 -- 名無しさん (2024-02-07 15:47:08) - 個人の考察というか妄想を長々と書き連ねるのはwikiとしてアリなんかい?全く納得できない内容だし。 -- 名無しさん (2024-02-07 21:14:30) - 仮に新しい血族の理想郷を実現できたとしてもこいつの抑えきれない悪意はやがて血族たちにも向けられるんだろうな -- 名無しさん (2024-03-23 21:35:03) #comment #areaedit(end) }

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