鬼灯の冷徹

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&font(#6495ED){登録日}:2011/10/02 Sun 00:35:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){※この漫画はフィクションですが、地獄はあるかもしれません。 &font(#ff0000,15px){現世での行いには十分ご注意ください}} 『鬼灯の冷徹』とは、モーニングに連載されていた江口夏実による漫画である。 [[日本の地獄>冥府/地獄]]を舞台に、閻魔大王第一補佐官・鬼灯(&bold(){&font(#ff0000){ドS}})とその周囲の日常を描くコメディ。単行本は全31巻が発売中。 妖怪や昔話、歴史上の偉人や故事など、扱うネタは東洋の古いものが多い。 また現代ネタやメタ発言、パロディネタ、ブラックネタや下ネタ等もじゃんじゃん放り込まれる。 地獄の刑罰なども当然描かれているが、かなりマイルド。鬼灯の&bold(){&font(#ff0000){暴力の方がよっぽどバイオレンス}}である。 登場人物のほとんどが和服(風)。女性キャラはそれほど多くないが、和風好きには嬉しい光景だ。 2013年にはアニメ化が決定し、2014年1月から4月まで放送(全13話)。 更に2017年10月から12月まの第弐期の放送がされ(全13話)、2018年4月から7月まで「第弐期 其の弐」が放送された(全13話)。 ナレーターは稲川淳二氏(第壱期)と[[真地勇志]]氏(第弐期)。 以下、最終話までのネタバレを含む為注意。↓ **~登場人物~ -[[&font(#dc143c){鬼灯}>鬼灯(鬼灯の冷徹)]](CV:[[安元洋貴]]) 本作の主人公。切れ長の目と、額の短い角、黒い着流しが特徴の鬼神で、閻魔大王の第一補佐官。 クールであり&font(#ff0000){S}。おそらく作中最強の人物。 壁を殴って壊し家一軒持ち上げる怪力を持ち、自分の身長程の金棒を振り回す。文字通り…&bold(){&font(#ff0000){鬼に金棒}}。 他の能力も総じて高く、地獄の運営から植物の品種改良まで何でもござれ。 動物好きだったり、人望があったり、決して悪い人ではない。 世界○しぎ発見のミステリーハンターのお姉さんが好き((「虫や生き物に物怖じしないタイプの人がいい」というだけであり、特定個人を指すものではない。))で、早くこっち(地獄)に来てほしいとの事。 パッと見の印象では真面目な堅物キャラに見えるが、結構ノリは良く悪ふざけも多い。ただ、何をやっても基本的に仏頂面なので外見から感情を推し量るのは難しい。 自分の境遇からか「みなし子」と「生贄」には情を見せる一面もある。 -&font(#a22041){閻魔大王}(CV:長嶝高士) 言わずと知れた地獄の代表。イメージ通りの髭面と巨体である。最近メタボ気味。 素は好々爺然とした優しいおじさんなのだが、職務に対しややだらけているので鬼灯は苦労が絶えない。 その為…鬼灯からは遠慮ない扱いを受けており、よく金棒で殴られる。でも懲りないし「痛いからやめて」と叱る程度で済ませちゃう。てかどんだけ頑丈なんだ閻魔大王。 ちなみに鬼灯の身長が185cm程度。その鬼灯が小柄に見えるのだから、どんだけデカイんだ閻魔大王。 &bold(){これでもれっきとしたホモサピエンス。} -[[&font(#c41a41){金魚草}>金魚草]] 地獄にのみ生息する、ヒマワリのような茎に金魚をくっつけた見た目をした謎の生き物。 鬼灯が趣味で品種改良した。地獄ではポピュラーな動植物で((金魚草に対して苦手意識を持つ者も多少いるらしく、唐瓜は鬼灯が金魚草に水をやる様子を見て「この目が怖い」と言っており、ピーチ・マキは金魚草コンテストにゲストで呼ばれた際に「狂気の沙汰に近い」と感じていた。なお、アニメ版の第2シーズンのEDでシロと蓬は顔面蒼白状態で金魚草を見ていた。))、様々なグッズも販売されている((ボールペン、ストラップ、アカスリ、こいのぼり、お面など。))。 秋になると紅葉する。また、秋になると金魚草が主役のイベント・金魚草コンテストが開催される。 ただし金魚草にもしもの事があると困るので、猫は参加できないらしい((ピーチ・マキを撮る為、金魚草コンテストの会場を訪れた小判は「猫かたくお断り」の看板(猫除けのペットボトル付き)を見てショックを受けていた。))。 調理して食べると美味しいらしい((原作者によると、「白身魚みたいで美味しい」との事。))。そして、金魚草エキスを濃縮したサプリは健康に良いらしい((茄子曰く「面白い味」。))。 しかし金魚草を動物扱いするべきか植物扱いするべきかで迷う者が多い為、地獄の植物園には水族館が併設されており、植物園の出口と水族館の出口の間の部屋に展示されている。 作中では常に「おぎゃあ」と鳴(泣)いているが、お酒にまつわる回で一言だけ、&bold(){「へべれけですよおー」}と喋った事がある((アニメ版で「へべれけですよおー」の声を担当したのは第1シーズンでナレーションを担当した稲川淳二氏である。なお、稲川淳二氏は盂蘭盆地獄祭の回で夜店のおじさんの声も担当している。))。 アニメ版第1シーズンのEDでは、番と思われる2匹(?)が手漕ぎトロッコで全力疾走する姿が描かれている。 しかし最終回では…&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){鬼灯によってジュースにされ、本来2匹(?)がいるはずの場所はただ何もない背景になっていた。ちなみにジュースは閻魔大王が飲んだらしい。}} 第2シーズン(前半)のEDでは、各回のキーパーソン的存在のキャラクターがピーチ・マキと一緒に満開の金魚草を見ると言う演出がなされていた。 -&font(#ffc0cb){桃太郎}(CV:[[平川大輔]]) 日本で1番有名なヒーロー。 元々は天国の住民だったが、鬼退治による成功体験から抜け切れず閉塞感の打破の為再度鬼退治をもくろみ、第1話で地獄を訪れ一番強い鬼を出せと鬼灯に喧嘩を売ってしまい、あっさりと玉砕。 以後は桃源郷で薬師見習いとして、後述の白澤に師事している。 第1話では完全に厨二病だったが、白澤の許で修業し、彼の面倒を見る内に&bold(){作中一の常識人と化した。}薬師もどうやら天職だった様子。 ギャグ界の常識人の例に漏れず、周りのハチャメチャな行動に振り回されまくっている苦労人。   -&font(#e2e2e2){シロ}(CV:[[小林由美子]]) -&font(#d2691e){柿助}(CV:後藤ヒロキ) -&font(#008b8b){ルリオ}(CV:松山鷹志) 桃太郎のお供の犬、猿、雉。別名「桃太郎のお供トリオ」又は「桃太郎ブラザーズ」。 第1話以後は地獄の住人として不喜処地獄にて働いている。 シロは鬼灯になついているのか何かと扱いが良く、またその愛らしい外見からか彼が主役となる話もある。 だが働いている環境故か、第1話に比べるとホッキョクグマのごとく丸くなった。「デブ」と言われるとキズつく。 『花咲爺』の犬・&font(#e6eae3,#f5b2ac){ポチ}をライバル視している。 自分ではやればできる賢い犬と思っているが、話が進むうちに頭が緩くなったのか柿助とルリオからは「アホ」と認識された。実際フルスロットルでアホの子である。 柿助は『さるかに合戦』のあの猿。過去の過ち(本人的にはトラウマ)には触れないであげて欲しい。 後にたくさんの後輩(ゴリラやアイアイなどの類人猿)ができた。 ルリオは…お察しください。がんばれ国鳥。 不喜処地獄に就職してたくさんの鳥友ができた。 余談だが、シロの中の人は2018年から[[同じシロという名前の犬が登場する漫画>クレヨンしんちゃん]]の[[主人公(飼い主)>野原しんのすけ]]を演じている。 -&font(#e6eae6,#192f60){夜叉一}(CV:[[津田健次郎]]) 桃太郎のお供トリオの先輩にあたる不喜処地獄のベテラン獄卒。地獄生まれの地獄育ち。 顔の大きな傷が特徴で、通り名は「向こう疵の狂犬」。 屈強そうな見た目だが、根は優しく面倒見が良い性格。 万引き犯を叩きのめすピーチマキを落ち着かせるなど、几帳面さも兼ね備える。 -&font(#d6781e){クッキー}(CV:横山智佐) 桃太郎のお供トリオの先輩にあたる不喜処地獄のお局様。トイ・プードル。 生前に悪質ブリーダーに繁殖犬として飼われ、子供を産まされ続けたのが原因でキツイ性格になったらしい。 夜叉一との結婚を機に寿退社して、子宝((子供の名前は夜叉太郎と夜叉二郎とチー子。))に恵まれた。 -[[&font(#20b2aa){白澤}>白澤(鬼灯の冷徹)]](CV:[[遊佐浩二]]) 中国の神獣。日本と中国の境、桃源郷で薬師をしている。 基本的には人の姿になっており、白衣と頭巾を着用。 鬼灯とよく似た顔立ちで、周囲の人物からも度々似ている事を指摘される。後に自分でも「顔のパーツが同じ」と自覚しショックを受けた。 そして、かなりの女好き。初登場時は女((後に五道転輪王の第一補佐官であり元カノのチュンである事が判明する。))に投げられていた。 その後もナンパしていたり遊女と遊んでいたり自由奔放にやっている。 鬼灯とは犬猿の仲。しかし膂力で勝る分もあってか、往々にして鬼灯の方が一枚上手であり、どちらかと言うと天敵なのかもしれない。 万物を知る神獣だが、残念な事にそれを表現する画力はない。猫又のつもりで描いたオリジナルキャラ&bold(){&font(#000000){「猫好好ちゃん」}}(CV:[[堀内賢雄]])のデザインも壊滅的かつ不気味。   -&font(#cd5c5c){唐瓜}(CV:[[柿原徹也]]) -&font(#4169e1){茄子}(CV:青山桐子) 地獄の獄卒コンビ。通称[[「地獄のチップとデール」>チップ&デールとドナルドダックの対決]]。物語開始時は新米で、話が進むにつれて後輩もできた。 彼らは小鬼という種族であり、身長140cmで童顔…と子供のような見た目だが立派な成人男性である。 吊り目の方、唐瓜はしっかり者かつ常識人。元ヤンの姉・&font(#c71585){甜瓜}((現在は高校卒業を機に更生、事務員として仕事中。))がいる。 仕事も真面目にこなしているが、実は隠れドMで、お香姐さんに片思い中。ちなみに好きなタイプは杉本彩。 垂れ目の方が茄子で、緩い性格の天然。一人っ子。母は小鬼で父は&bold(){朧車}という、稀なハーフ。劇中でもツッコまれている通り、どうやって子を成したのかは謎。 獄卒大運動会の借り物競争の際に他人のカツラを「ゲットだぜー!!」してくるのも厭わない、良くも悪くも躊躇う事をしない、鬼灯も素晴らしいと称賛する、ある意味タフな精神力の持ち主。 絵・彫刻などの創作が得意で、鬼灯の依頼で閻魔殿の壁画を描いたり、原型師デビューを果たしたりしている。獄卒になった理由は、芸術家だけでは食っていくのは難しいと唐瓜と就活をして獄卒になっている。 白澤に刺激を受け、[[描いた絵を実物にする能力]]を会得し、オリジナルキャラ&bold(){&font(#c9c9c9){「ねうねう」}}(CV:[[小山力也]])((書籍『鬼灯の冷徹 地獄の手引書』では「リアル猫好好」と紹介されている。))を考案した事も。 -&font(#00b5ff){お香(こう)}(CV:[[喜多村英梨]]) 衆合地獄(邪淫罪の者が落ちるハニトラ地獄)の女性獄卒。美人。 元はハニトラ要員だったが、女性獄卒増員の際に抜擢され、現在は主任補佐(要するに衆合のNo.2)と結構偉い。 鷹揚で女性に嫌われない性格だが割かし天然なところも。面倒見が良く、鬼灯の代理で座敷童子の面倒を見る事も多い。 蛇好きで帯も2匹の蛇であるほか、多くの[[蛇を飼育>爬虫類(ペット)]]している((蛇柄の服を着て、鬼灯にダメ出しされた事もあったらしい。))。 実は鬼灯の幼馴染。 -&font(#c0c0c0){芥子(からし)}(CV:[[種﨑敦美]]) 『かちかち山』のうさぎどん。かわいい。 獄卒となった今も、狸への恨みは消えておらず&bold(){「狸」}のキーワードに反応して深層心理にあるストレスをぶちまける。 &font(#c0c0c0){「おのれ狸おのれ狸おのれ狸………」} ちなみにメス。ウサギなので&font(#ff0000){う○こも食べる}。 &font(#dc143c){「レディがう○こなんていうもんじゃありません」} 獄卒になる前は白澤の元で修行を積んでおり、彼から(対鬼灯兵器として)辛子味噌の作り方も学んだ。つまり桃太郎の姉弟子にあたる。チャラ男が嫌い。だいたい師匠のせい。 努力家であり、獄卒になっても鍛錬を欠かさず、鍛錬の成果を試す為『窮鼠猫を嚙む大一番』((芥子ちゃんが屈強そうな動物獄卒にバトルを挑むイベント。))を鬼灯に頼んで開いてもらった事もあった。   -&font(#ffd700){小判}(CV:[[杉山紀彰]]) 歳を経て妖怪化した猫・猫又。ゴシップ誌『週刊三途の川』専属記者だが、報道部を見返してやりたいとスクープ集めに必死。 ただし、テンションが高い女の子で売る事に疲れて発狂するミキを撮る事を自身の良心から撮ってはいけないと躊躇するなど、TPOは弁えているらしい。 鬼灯に目をつけ、密着取材と称して付け回すも、ネタをつかめないどころか鬼灯の巧妙な手口に引っかかって&font(#353535){奪衣婆}の入浴シーンを撮るハメに。 それ以来鬼灯が天敵になる。だが鬼灯の依頼を受けて写真撮影をする事もある。 生前は&font(#ff1493){大判}という名の遊女の飼い猫だったが、彼女の足抜けの際に一緒に&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){肥溜めの中へ}}心中させられた。 -&font(#db7093){ピーチ・マキ}(CV:[[上坂すみれ]]) 元ショップ店員のアイドル。本名は&font(#db7093){「真黍(まきび)」}。 清純派、悪女キャラときて、『キャラメル桃ジャム120%』というタイトルのCDが売れてブレイク。 素がおバカな事もあり、鬼灯の助言を受けクイズ番組に出演してからは天然路線に落ち着いた模様。 鬼灯とは電車の中で遭遇して以来縁があり、金魚草コンテストの大会ゲストとして呼ばれるなどの仲だが、マキ本人は鬼灯の事を恐れている((おバカがすぎて、いわば日本地獄の官房長官である鬼灯の顔を知らずに彼の前で失言を連発した事も一因と考えられる。))。 ファンに変人が多い事も気にしており、鬼灯から&font(#708090){懸衣翁}が自身のコンサートの為に仕事を投げ出している事を聞いた際は「なんかすみません!」と謝っていた。 普段は貞淑で親切な性格だが&bold(){&font(#ff0000){万引き犯}}を見ると豹変して大暴れするなど、トラブルメーカーな一面もある。 なお、元ショップ店員時代のエピソードは作者の過去の経験談が元になっており、無駄にリアリティのある話になっている。 &bold(){[[&font(#ff0000){万引き}>万引き]]&font(#ff0000){ダメ、ゼッタイ。}} -&font(#4b0082){源義経}(CV:[[梶裕貴]]) 烏天狗警察の一員で、主に作戦の指揮を担当する。 見た目は小柄で雅な少年でかなりのイケメンなのだが、本人は武士らしくマッシブ志向で本当は力士になりたかったらしい。 ガチムチになりたい願望は抱いているが、アレルギーの為プロテインを飲むとジンマシンが出てしまう。 800年間横笛を吹く事に飽きたので、現在はアルプホルンを愛用している。 生前に兄貴の反感を買って自害に追い込まれた為、不憫に思った師の&font(#a52a2a){僧正坊}のコネで烏天狗警察に就職できた過去を持つ。鬼灯曰く「ある意味究極の判官贔屓」。 -&font(#e7e7eb,#762f07){武蔵坊弁慶}(CV:後藤ヒロキ) 源義経の従者の破戒僧。烏天狗警察の寮舎の寮長。 烏天狗警察の職員に手料理を振る舞い、得意料理は肉料理。 -&font(#8b0000){小野篁(おののたかむら)}(CV:井上剛) [[十王>十王(鬼灯の冷徹)]]が一人、秦広王の第一補佐官。鬼と見紛う天パが特徴的な平安貴族。妻帯者。 生前に地獄に迷い込み、宮中視察に行きたい鬼灯と入れ替わって閻魔大王の手伝いをした事がある。 のほほんとした見た目に反して結構な自由人で割かし天然。 -&font(#1e90ff){牛頭}(CV:山田栄子) -&font(#f0e68c){馬頭}(CV:[[島本須美]]) 地獄の門番。2頭共メスで、恋バナで盛り上がる程、互いに仲が良い。 牛頭は[[ミノタウロス>ミノタウロス(ギリシャ神話)]]が好みだが、白澤にもアプローチを仕掛けている。 馬頭は[[ペガサス>ペガサス(ギリシャ神話)]]に憧れを抱いている。 -&font(#4b2500){一寸法師}(CV:鈴木達央) 地獄の獄卒の1人。美人な姫を妻にする為に一芝居打った罪で地獄に堕ちたが、情状酌量により雑用係に落ち着く。 打出の小槌で大きくなったものの、有名人故に&bold(){「一寸じゃない」}と勝手に落胆されて苛立ちを募らせる日々を送っていた。 だが、似たような境遇の桃太郎や芥子と知り合い、彼らと仲が良くなったおかげで落ち着いた模様。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ちなみに打出の小槌は閻魔大王がうっかり尻に敷いてしまった為壊れたとの事。}} -&font(#87cefa){妲己}(CV:[[柚木涼香]]) 複数の国を股に掛けた傾国の美女。後述する茶吉尼やリリスの親友。 衆合地獄の花街でぼったくり妓楼ほか夜のお店を多数経営している。 白澤と&bold(){&font(#ff0000){火遊び}}した。 -&font(#00008b){檎(ごん)}(CV:[[細谷佳正]]) 衆合地獄の花街で働く野干。飄々として憎めない性格だが、超のつく怠け者でモットーは「楽して儲けたい」。 大の博打好きであり、幼少期から寺子屋で堂々と博打をしていた事で教師から目をつけられた結果、寺子屋を中退している為学力は高いといえないが、銭が好きな事から銭勘定は得意。寺子屋の試験の日には休んで頭の良い人物が取ったノートを使って友人達に手信号で答えを知らせて手数料を貰っていた事もある。 妲己の店のポン引きや狐ホストクラブ(後に狐カフェ)のマネージャーを担当する。 側から見れば働いてないように見えるが、太鼓持ち・客引き・店長など色々と働いており、鬼灯も意外と働いているのに働いて見えないのが凄いと言われている。 妹的存在のミキによると、昔は名目上の責任者などグレーな事なども色々とやっており、&bold(){トカゲの尻尾切り要員}として烏天狗警察にちょくちょく捕まっていたとの事。 妲己の下で働く事になったのは、昔大借金を作り、八寒の湖に沈められそうになったところを妲己が借金を肩代わりして、その後は妲己とトイチの返済契約をしているからである。 その為、妲己には逆らう事が出来ず、自身を唯一働かせられる気付け薬的存在でもある。 最も自身も妲己の下にいると「虎の威を借る狐」で雑魚を勝手にビビらせられるので「虎の威を借る狐」を地でいってる狐である。 杖をついているが、これは生まれつき片脚が悪く((あくまで「あると楽」程度であり、見た目からは脚が悪いとは見えなく、杖がなくても歩けたり走れたりなど日常生活には支障はない。))、その為に幼少期から周りに憐れまれて、逆に哀れに思われるより疎まれるほうがましという考えに至っており、「悪口言われるくらいが良い」と述べている。 小判に情報を提供する事が多い。 -&font(#ff4500){ミキ(幹)}(CV:[[諏訪彩花]]) 野干のゴスロリ系アイドル歌手。語尾に「ニャーン」を付ける。 テンションの高いキャラで売っているが、本人はこのキャラに疲れており、表では見せないがしばしば影で発狂している。 素の性格は真面目で私服も地味系。プライベートでは眼鏡を愛用している。 「イマイチ売れてないアイドル」を自称していたが、前述するピーチ・マキと組んで&font(#db7093){まき}&font(#ff4500){みき}名義で仕事をするようになってから人気アイドルの仲間入りを果たした。 芸能界入りした切っ掛けは檎から仕込まれた野干故の恵まれた歌唱力(スカウト)。 教員免許を取得している程学力が優れており、仕事で閻魔庁を訪問した際に地獄の豆知識を語るなどして、鬼灯から「勉強できるアイドル」として感心された。 芥子ちゃんはミキの大ファンで、まきみきが仕事で閻魔庁を訪問した時にテンションが上がっていた。 また、芥子ちゃんのプライベートルームはミキの比重が高めのまきみきグッズで溢れ返っている。 4人兄妹の末っ子で、兄の&font(#cc0073){葉之兵衛(はのべえ/ホヤ)}、&font(#dda0dd){枝兵衛(えだべえ/オジヤ)}、&font(#ff8c00){花兵衛(はなべえ/トルティーヤ)}は檎の狐ホストクラブ(後に狐カフェ)で働いている。 兄3人は檎ですらド級と言う程、頭が悪い。だが野干の能力の化ける能力は普段の人間の姿以外に化けるのは苦手のミキに対して、兄3人は化ける能力比較的高い。 そして後に、3人の兄と共に教育番組に出演するようになった。 -&font(#6a5acd){烏頭}(CV:[[鳥海浩輔]]) -&font(#b0c4de){蓬}(CV:[[水島大宙]]) 鬼灯の幼馴染。 閻魔庁の技術課で働いており、烏頭が拷問器具や機械獄卒を企画・開発し、蓬が実用できるように調整し、鬼灯が現場への採用を検討するのが基本的な流れである。 茶髪で2本角の方は烏頭で、毒物・劇薬の取扱い免許を(何度も落ちた末に)取得しており((拷問器具には毒を取り扱うものも多いらしい。))、機械弄りが得意。 字を書くのが下手で、&bold(){「鳥」}と&bold(){「烏」}の字を間違えるなど自分の名前を書き間違える事も多い。この事が原因で、記録課主任・&font(#228b22){葉鶏頭}や部品の下請け会社に勤めている唐瓜の姉と揉めた事も。 一時期、お香さんに憧れていた。 黒髪で3本角の方、蓬はサブカル好きで、[[劇中漫画>作中作]]『&font(#e73562){鬼卒道士}&font(#0068b7){チャイニーズ}&font(#00a968){エンジェル}』の大ファン。 何かと騒ぎを起こす烏頭には手を焼いているが、稀に烏頭と悪ノリする事もあり、この事で鬼灯から苦情が来た事も。 -&font(#ffb02a){茶吉尼(だきに)}(CV:[[田中敦子]]) 稲荷神を兼務するお迎え課の上司。[[眼鏡>メガネっ娘]]&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){と素晴らしき美脚}}が特徴の美人で、鬼灯曰く&bold(){「誰もが一度は妄想するイカン女教師」}。 &font(#000b00){お迎え三連星}((お迎え課の職員の奪魂鬼(だっこんき)、奪精鬼(だっせいき)、縛魄鬼(ばくはくき)。奪魂鬼が魂を切り離し、奪精鬼が体の機能を停止させ、縛魄鬼が体を腐らせる。決め台詞は3人揃っての「御愁傷様です」。))と火車を従えている。 元々は死期が近い人間に近づき、心臓や血肉を食らう悪鬼で、生きている人間の精気も吸い取る事も可能。 中国から日本へ高飛びした妲己と出会って仲良しになり、夜な夜な荒らし回っていた。 その事が原因で元祖・稲荷神の&font(#734f96){宇迦御魂(うかのみたま)}と大揉めになったが、現世視察に訪れていた鬼灯が双方の意見をまとめた上で、彼からお迎え課にスカウトされ、現在に至る。 なお、お迎え課にスカウトされる前は眼鏡を掛けておらず、お迎え課にスカウトされてから眼鏡を愛用するようになったらしい。 -&font(#ffa07a){火車}(CV:くじら) 裁判なしで地獄行きが決定した亡者を収監する事を生業とするメスの化け猫。『窮鼠猫を噛む大一番』で付けられたキャッチコピーは「紅蓮の怪獣」。 元々は&font(#ff0000){火に包まれた荷車}を牽いていたが、亡者が荷車から落ちる事故が起きた挙句「スピードが速すぎる」との理由でサイドカーを運転するようになったらしい。 稀に鬼灯を乗せて走る事も。 -&font(#ffdab9){サタン}(CV:[[玄田哲章]]) 鬼灯の薬の材料…ではなくEU地獄の王。忙しい…と見せかけてメイドの制服のデザインにご執心。 天国一美しい天使ルシファーが堕天した姿だが、元々プリンス系よりナイト系が好きなのでガチムチな今の姿に満足している。 ゲームのセーブデータを消されただけでキレるが、閻魔大王に対する鬼灯の仕打ちには内心ドン引きしていた。 -&font(#808080){ベルゼブブ}(CV:[[小西克幸]]) 税関で3回止められた、サタンの部下。西洋での鬼灯ポジション。上司が能天気で苦労人という点で鬼灯と心を少し通わせる。 ただし、彼の性格は鬼灯にとっては格好の玩具なので会うたびに突っかかっては叩きのめされるのを繰り返す天敵となっていく。 嫁のリリスの奔放ぶりにいつもやきもきしている。でもぞっこん。 -&font(#00ff7f){レディ・リリス}(CV:本田貴子) クレジットカードという魔法のカードを手に入れたベルゼブブ夫人。白澤と無言でニュータイプの如く共鳴。 アダムの前妻だったが、どちらが「上」になるかケンカして家出してきた。  ちなみにリリスにとってベルゼブブは大事なサイ……旦那様らしい。 &font(#00ff7f){「今サイフって言いかけませんでした?」} -&font(#2e8b57){スケープ}(CV:遠近孝一) ベルゼブブの部下にしてレディ・リリスのお目付け役。 元々は悪魔に生贄に捧げられたヤギで、ベルゼブブに拾われたのがきっかけで彼の元で働く事になった。 トラブルメーカーな2人(ベルゼブブ、リリス)に苦労しつつも、今の生活には満足しているらしい。 -&font(#778899){マジカル・マリン}(CV:[[野沢雅子]]) レディ・リリスと親交のある魔法使いのオババ。イギリス冥界・魔女の谷在住。サバトの生贄をEU地獄にあるサタン城まで連行するのが主な仕事。 自称「ドジ魔女っ娘」で、薬を爆発させるのは日常茶飯事。%%魔女なのに%%カエルが苦手。 箒での飛行が下手で、空を飛ぶ際はもっぱらザルを利用しているらしい。 鬼灯とはレディ・リリスを通じて親しくなったらしい。 お年寄りながら好奇心旺盛で、鬼灯の現世視察に同行した際「東洋のハーブを見たい」「舞浜に行きたい」と言っていた。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){「舞浜に行きたい」に関しては、鬼灯から「キャストと間違えられます」とツッコまれている。}} -&font(#ff6347){木霊}(CV:[[広橋涼]]) 山神ファミリーの一員。幼い子供の姿をしているが、樹木の化身なので実は鬼灯や閻魔大王より遥かに年上。 最近では花粉症や山の汚れ、山神ツートップの不仲に悩んであの世に行く事も少なくない。 花粉の顔の表情を捉える程の千里眼の持ち主。 -&font(#008080){石長姫(いわながひめ)}(CV:庄司宇芽香) 通称「イワ姫」。山神ツートップの1人だが、&font(#afafb0){ニニギ}の元に嫁いだ際に「醜い」と返されてしまった過去を持つ。 それ以来大の美人嫌いになり、一緒に嫁いだ妹のサクヤ姫に複雑な感情を抱いている。 好みのタイプは鬼灯。 -&font(#ffb6c1){木花咲耶姫(このはなさくやひめ)}(CV:[[小松未可子]]) 通称「サクヤ姫」。山神ツートップの1人でイワ姫の妹にあたる。 美人でゆるふわガールな為人気が高く、それ故に姉から恨まれている。 &font(#afafb0){ニニギ}の妻で、懐妊時には「本当に自分の子か」と疑われて&font(#ff0000){大喧嘩}になったが、幼少期の鬼灯の計らいで仲直りした。 -&font(#7a99cf){春一}(CV:[[山口勝平]]) 「摩訶鉢特魔(まかはどま)のブリザード」の[[二つ名]]を持つ八寒地獄の獄卒。 実態を知ったらヒくと上司に形容されるレベルで自由奔放な性格で、八大地獄を偵察しに行った時はあっさり目的をバラした。 鬼灯と壮絶な雪合戦を繰り広げた事も。脱ぎ癖あり。 語尾に「~だよぅ」を付ける。 &bold(){白澤ですら血反吐を吐いて拒絶した&font(#da70d6){天探女}がイケる強者。} -&font(#dcdcdc){ポラリス} 春一と行動を共にするホッキョクグマ。『窮鼠猫を噛む大一番』で付けられたキャッチコピーは「八寒地獄のホワイトブルドーザー」。 しかし春一に名前を覚えてもらえない事で悩んでおり、彼から&font(#dcdcdc){「クマ」}と呼ばれている事を気にしている。 -&font(#ff69b4){座敷}&font(#add8e6){童子} 遠野出身の妖怪で、黒と白の双子の少女の姿をしている。 現世に住める商家がなくなった為、あの世にやって来た。 後に黒い子に&font(#ff69b4){「一子」}(CV:[[佐藤聡美]])、白い子に&font(#add8e6){「二子」}(CV:[[小倉唯]])という名前が付いた。 無表情だがイタズラ好き。ダンスも上手で、宋帝庁の猫獄卒である漢さんと一緒にボリウッドダンスを踊った事も。 表情に関しては閻魔殿での暮らしを通じて多少豊かになっており、リアクションも激しくなった。 頑張る人を応援するが堕落すれば見限る性格で、同じタイプの鬼灯に懐いている。 &font(#ffc0cb){「S極がS極引き寄せてどうすんですか」} -&font(#7fff00){伊邪那美命(イザナミノミコト)}(CV:[[小林沙苗]]) &font(#eaedf7,#ed6d46){伊邪那岐命(イザナギノミコト)}の妹にして妻。死後に閻魔大王の初代補佐官を務めていたが、私怨から様々な地獄を作った。 故に過去に鬼灯から「天下り先で好き勝手するただの年寄り」と論破され解任された。 現在は大焼処の御殿にて隠居中。 -&font(#0000cd){滝夜叉姫}(CV:[[悠木碧]]) 菅原道真や崇徳上皇と並ぶ「御三家」として日本有数の祟り神である、平将門の愛娘。 美形好きで、ポスターの源義経を一目見て気に入り、烏天狗警察に無言電話を掛け、義経公を悩ませた。 生前に妖術を会得し、&bold(){&font(#ff0000){鬼神}}として鬼灯を呼びだした事がある。 そして地獄で鬼灯と対面した際、彼に自分の&bold(){しもべ}になれと交渉したが失敗に終わった過去を思い出した。 -&font(#fff352){豊玉姫(とよたまびめ)}(CV:[[國府田マリ子]]) 竜宮城の姫君で、『浦島太郎』に登場する乙姫様のモデルにあたる女神。引潮と満潮を司る。 茄子が閻魔帳をうっかり海に落とし、探しに海に潜った時に出会った。 芥子ちゃんと出会って早々に親友になり、ウサギのグッズ集めが趣味になった。 芥子ちゃん曰く「カマボコの匂いがする」らしい。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){正体は鮫。ちなみに茄子が海に落とした閻魔帳は鮫に戻った彼女の口の中に納まっていた。}} -&font(#d8a373){塩椎(しおつち)}(CV:高橋伸也) 竜宮城の住人で、『浦島太郎』に登場するカメのモデルにあたる神。潮の流れを司る。 通称「シオッチ」。豊玉姫の趣味(ウサギのグッズ集め)に困惑しており、「カメにも見向きして欲しい」と愚痴を零した。 『[[うさぎとかめ>イソップ童話]]』のカメと勘違いされる事が多く、勘違いされる度にツッコんでいる。 -&font(#ffdc00){アヌビス}(CV:[[谷山紀章]]) エジプト冥界の神様で、エジプト冥界の王・オシリスの補佐役を務める。死者のお迎えと裁判で死者の心臓を計る事を仕事としている。 黒ジャッカルの頭が特徴、愛想が良くフレンドリーな性格。既婚者。 シロとは犬同士で友達になり、樒とは秤マニア同士で仲が良い。 獄卒大運動会に同僚の&font(#44617b){スカラベ}共々ゲストで招かれた事も。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は玉入れ競争の際、同僚の玉(正体はう○こ)が使われていた。}} **~余談~ 単行本には連載前の読み切り『地獄の沙汰とあれやこれ』が収録されており、こちらの鬼灯は肩幅が狭い為&bold(){&font(#ff0000){女性に見える}}。 アニメ化の際には『鬼灯-』の一エピソードとして登場した事から、世界観は繋がっていると思われる。 アニメ版でも原作でガンガン放り込まれるパロディネタは健在…というか原作以上で、特に[[第1話のED>大きな金魚の樹の下で(楽曲)]]は話題を呼んだ((キッズステーションで放送された際は大人の事情により、シロと柿助とルリオが歌う「鬼の子見ていた地獄絵図~輪廻っていいな~」に差し替えられた。))。 また、その後のEDも、マキがCDデビューした第8話に迷曲『キャラメル桃ジャム120%』を、とある出来事のあった第1期最終回・第13話では普段と同じ『パララックス・ビュー』の2コーラス目が使われ、映像もいろいろ異なっている。 そして、[[なかよし>なかよし(漫画雑誌)]]では&bold(){紫もなか}作画によるシロが主役のスピンオフ『鬼灯の冷徹 シロの足跡』が連載された。単行本は全5巻が発売中。 鬼灯様のドSぶりに耐えられる方は追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,28) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/10/02 Sun 00:35:37 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){※この漫画はフィクションですが、地獄はあるかもしれません。 &font(#ff0000,15px){現世での行いには十分ご注意ください}} 『鬼灯の冷徹』とは、モーニングに連載されていた江口夏実による漫画である。 [[日本の地獄>冥府/地獄]]を舞台に、閻魔大王第一補佐官・鬼灯(&bold(){&font(#ff0000){ドS}})とその周囲の日常を描くコメディ。単行本は全31巻が発売中。 妖怪や昔話、歴史上の偉人や故事など、扱うネタは東洋の古いものが多い。 また現代ネタやメタ発言、パロディネタ、ブラックネタや下ネタ等もじゃんじゃん放り込まれる。 地獄の刑罰なども当然描かれているが、かなりマイルド。鬼灯の&bold(){&font(#ff0000){暴力の方がよっぽどバイオレンス}}である。 登場人物のほとんどが和服(風)。女性キャラはそれほど多くないが、和風好きには嬉しい光景だ。 2013年にはアニメ化が決定し、2014年1月から4月まで放送(全13話)。 更に2017年10月から12月まの第弐期の放送がされ(全13話)、2018年4月から7月まで「第弐期 其の弐」が放送された(全13話)。 ナレーターは稲川淳二氏(第壱期)と[[真地勇志]]氏(第弐期)。 以下、最終話までのネタバレを含む為注意。↓ **~登場人物~ -[[&font(#dc143c){鬼灯}>鬼灯(鬼灯の冷徹)]](CV:[[安元洋貴]]) 本作の主人公。切れ長の目と、額の短い角、黒い着流しが特徴の鬼神で、閻魔大王の第一補佐官。 クールであり&font(#ff0000){S}。おそらく作中最強の人物。 壁を殴って壊し家一軒持ち上げる怪力を持ち、自分の身長程の金棒を振り回す。文字通り…&bold(){&font(#ff0000){鬼に金棒}}。 他の能力も総じて高く、地獄の運営から植物の品種改良まで何でもござれ。 動物好きだったり、人望があったり、決して悪い人ではない。 世界○しぎ発見のミステリーハンターのお姉さんが好き((「虫や生き物に物怖じしないタイプの人がいい」というだけであり、特定個人を指すものではない。))で、早くこっち(地獄)に来てほしいとの事。 パッと見の印象では真面目な堅物キャラに見えるが、結構ノリは良く悪ふざけも多い。ただ、何をやっても基本的に仏頂面なので外見から感情を推し量るのは難しい。 自分の境遇からか「みなし子」と「生贄」には情を見せる一面もある。 -&font(#a22041){閻魔大王}(CV:長嶝高士) 言わずと知れた地獄の代表。イメージ通りの髭面と巨体である。最近メタボ気味。 素は好々爺然とした優しいおじさんなのだが、職務に対しややだらけているので鬼灯は苦労が絶えない。 その為…鬼灯からは遠慮ない扱いを受けており、よく金棒で殴られる。でも懲りないし「痛いからやめて」と叱る程度で済ませちゃう。てかどんだけ頑丈なんだ閻魔大王。 ちなみに鬼灯の身長が185cm程度。その鬼灯が小柄に見えるのだから、どんだけデカイんだ閻魔大王。 &bold(){これでもれっきとしたホモサピエンス。} -[[&font(#c41a41){金魚草}>金魚草]] 地獄にのみ生息する、ヒマワリのような茎に金魚をくっつけた見た目をした謎の生き物。 鬼灯が趣味で品種改良した。地獄ではポピュラーな動植物で((金魚草に対して苦手意識を持つ者も多少いるらしく、唐瓜は鬼灯が金魚草に水をやる様子を見て「この目が怖い」と言っており、ピーチ・マキは金魚草コンテストにゲストで呼ばれた際に「狂気の沙汰に近い」と感じていた。なお、アニメ版の第2シーズンのEDでシロと蓬は顔面蒼白状態で金魚草を見ていた。))、様々なグッズも販売されている((ボールペン、ストラップ、アカスリ、こいのぼり、お面など。))。 秋になると紅葉する。また、秋になると金魚草が主役のイベント・金魚草コンテストが開催される。 ただし金魚草にもしもの事があると困るので、猫は参加できないらしい((ピーチ・マキを撮る為、金魚草コンテストの会場を訪れた小判は「猫かたくお断り」の看板(猫除けのペットボトル付き)を見てショックを受けていた。))。 調理して食べると美味しいらしい((原作者によると、「白身魚みたいで美味しい」との事。))。そして、金魚草エキスを濃縮したサプリは健康に良いらしい((茄子曰く「面白い味」。))。 しかし金魚草を動物扱いするべきか植物扱いするべきかで迷う者が多い為、地獄の植物園には水族館が併設されており、植物園の出口と水族館の出口の間の部屋に展示されている。 作中では常に「おぎゃあ」と鳴(泣)いているが、お酒にまつわる回で一言だけ、&bold(){「へべれけですよおー」}と喋った事がある((アニメ版で「へべれけですよおー」の声を担当したのは第1シーズンでナレーションを担当した稲川淳二氏である。なお、稲川淳二氏は盂蘭盆地獄祭の回で夜店のおじさんの声も担当している。))。 アニメ版第1シーズンのEDでは、番と思われる2匹(?)が手漕ぎトロッコで全力疾走する姿が描かれている。 しかし最終回では…&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){鬼灯によってジュースにされ、本来2匹(?)がいるはずの場所はただ何もない背景になっていた。ちなみにジュースは閻魔大王が飲んだらしい。}} 第2シーズン(前半)のEDでは、各回のキーパーソン的存在のキャラクターがピーチ・マキと一緒に満開の金魚草を見ると言う演出がなされていた。 -&font(#ffc0cb){桃太郎}(CV:[[平川大輔]]) 日本で1番有名なヒーロー。 元々は天国の住民だったが、鬼退治による成功体験から抜け切れず閉塞感の打破の為再度鬼退治をもくろみ、第1話で地獄を訪れ一番強い鬼を出せと鬼灯に喧嘩を売ってしまい、あっさりと玉砕。 以後は桃源郷で薬師見習いとして、後述の白澤に師事している。 第1話では完全に厨二病だったが、白澤の許で修業し、彼の面倒を見る内に&bold(){作中一の常識人と化した。}薬師もどうやら天職だった様子。 ギャグ界の常識人の例に漏れず、周りのハチャメチャな行動に振り回されまくっている苦労人。   -&font(#e2e2e2){シロ}(CV:[[小林由美子]]) -&font(#d2691e){柿助}(CV:後藤ヒロキ) -&font(#008b8b){ルリオ}(CV:松山鷹志) 桃太郎のお供の犬、猿、雉。通称「桃太郎ブラザーズ」。 第1話以後は地獄の住人として不喜処地獄にて働いている。 シロは鬼灯になついているのか何かと扱いが良く、またその愛らしい外見からか彼が主役となる話もある。 だが働いている環境故か、第1話に比べるとホッキョクグマのごとく丸くなった。「デブ」と言われるとキズつく。 『花咲爺』の犬・&font(#e6eae3,#f5b2ac){ポチ}をライバル視している。 自分ではやればできる賢い犬と思っているが、話が進むうちに頭が緩くなったのか柿助とルリオからは「アホ」と認識された。実際フルスロットルでアホの子である。 柿助は『さるかに合戦』のあの猿。過去の過ち(本人的にはトラウマ)には触れないであげて欲しい。 後にたくさんの後輩(ゴリラやアイアイなどの類人猿)ができた。 ルリオは…お察しください。がんばれ国鳥。 不喜処地獄に就職してたくさんの鳥友ができた。 余談だが、シロの中の人は2018年から[[同じシロという名前の犬が登場する漫画>クレヨンしんちゃん]]の[[主人公(飼い主)>野原しんのすけ]]を演じている。 -&font(#e6eae6,#192f60){夜叉一}(CV:[[津田健次郎]]) 桃太郎のお供トリオの先輩にあたる不喜処地獄のベテラン獄卒。地獄生まれの地獄育ち。 顔の大きな傷が特徴で、通り名は「向こう疵の狂犬」。 屈強そうな見た目だが、根は優しく面倒見が良い性格。 万引き犯を叩きのめすピーチマキを落ち着かせるなど、几帳面さも兼ね備える。 -&font(#d6781e){クッキー}(CV:横山智佐) 桃太郎のお供トリオの先輩にあたる不喜処地獄のお局様。トイ・プードル。 生前に悪質ブリーダーに繁殖犬として飼われ、子供を産まされ続けたのが原因でキツイ性格になったらしい。 夜叉一との結婚を機に寿退社して、子宝((子供の名前は夜叉太郎と夜叉二郎とチー子。))に恵まれた。 -[[&font(#20b2aa){白澤}>白澤(鬼灯の冷徹)]](CV:[[遊佐浩二]]) 中国の神獣。日本と中国の境、桃源郷で薬師をしている。 基本的には人の姿になっており、白衣と頭巾を着用。 鬼灯とよく似た顔立ちで、周囲の人物からも度々似ている事を指摘される。後に自分でも「顔のパーツが同じ」と自覚しショックを受けた。 そして、かなりの女好き。初登場時は女((後に五道転輪王の第一補佐官であり元カノのチュンである事が判明する。))に投げられていた。 その後もナンパしていたり遊女と遊んでいたり自由奔放にやっている。 鬼灯とは犬猿の仲。しかし膂力で勝る分もあってか、往々にして鬼灯の方が一枚上手であり、どちらかと言うと天敵なのかもしれない。 万物を知る神獣だが、残念な事にそれを表現する画力はない。猫又のつもりで描いたオリジナルキャラ&bold(){&font(#000000){「猫好好ちゃん」}}(CV:[[堀内賢雄]])のデザインも壊滅的かつ不気味。   -&font(#cd5c5c){唐瓜}(CV:[[柿原徹也]]) -&font(#4169e1){茄子}(CV:青山桐子) 地獄の獄卒コンビ。通称[[「地獄のチップとデール」>チップ&デールとドナルドダックの対決]]。物語開始時は新米で、話が進むにつれて後輩もできた。 彼らは小鬼という種族であり、身長140cmで童顔…と子供のような見た目だが立派な成人男性である。 吊り目の方、唐瓜はしっかり者かつ常識人。元ヤンの姉・&font(#c71585){甜瓜}((現在は高校卒業を機に更生、事務員として仕事中。))がいる。 仕事も真面目にこなしているが、実は隠れドMで、お香姐さんに片思い中。ちなみに好きなタイプは杉本彩。 垂れ目の方が茄子で、緩い性格の天然。一人っ子。母は小鬼で父は&bold(){朧車}という、稀なハーフ。劇中でもツッコまれている通り、どうやって子を成したのかは謎。 獄卒大運動会の借り物競争の際に他人のカツラを「ゲットだぜー!!」してくるのも厭わない、良くも悪くも躊躇う事をしない、鬼灯も素晴らしいと称賛する、ある意味タフな精神力の持ち主。 絵・彫刻などの創作が得意で、鬼灯の依頼で閻魔殿の壁画を描いたり、原型師デビューを果たしたりしている。獄卒になった理由は、芸術家だけでは食っていくのは難しいと唐瓜と就活をして獄卒になっている。 白澤に刺激を受け、[[描いた絵を実物にする能力]]を会得し、オリジナルキャラ&bold(){&font(#c9c9c9){「ねうねう」}}(CV:[[小山力也]])((書籍『鬼灯の冷徹 地獄の手引書』では「リアル猫好好」と紹介されている。))を考案した事も。 -&font(#00b5ff){お香(こう)}(CV:[[喜多村英梨]]) 衆合地獄(邪淫罪の者が落ちるハニトラ地獄)の女性獄卒。美人。 元はハニトラ要員だったが、女性獄卒増員の際に抜擢され、現在は主任補佐(要するに衆合のNo.2)と結構偉い。 鷹揚で女性に嫌われない性格だが割かし天然なところも。面倒見が良く、鬼灯の代理で座敷童子の面倒を見る事も多い。 蛇好きで帯も2匹の蛇であるほか、多くの[[蛇を飼育>爬虫類(ペット)]]している((蛇柄の服を着て、鬼灯にダメ出しされた事もあったらしい。))。 実は鬼灯の幼馴染。 -&font(#c0c0c0){芥子(からし)}(CV:[[種﨑敦美]]) 『かちかち山』のうさぎどん。かわいい。 獄卒となった今も、狸への恨みは消えておらず&bold(){「狸」}のキーワードに反応して深層心理にあるストレスをぶちまける。 &font(#c0c0c0){「おのれ狸おのれ狸おのれ狸………」} ちなみにメス。ウサギなので&font(#ff0000){う○こも食べる}。 &font(#dc143c){「レディがう○こなんていうもんじゃありません」} 獄卒になる前は白澤の元で修行を積んでおり、彼から(対鬼灯兵器として)辛子味噌の作り方も学んだ。つまり桃太郎の姉弟子にあたる。チャラ男が嫌い。だいたい師匠のせい。 努力家であり、獄卒になっても鍛錬を欠かさず、鍛錬の成果を試す為『窮鼠猫を嚙む大一番』((芥子ちゃんが屈強そうな動物獄卒にバトルを挑むイベント。))を鬼灯に頼んで開いてもらった事もあった。   -&font(#ffd700){小判}(CV:[[杉山紀彰]]) 歳を経て妖怪化した猫・猫又。ゴシップ誌『週刊三途の川』専属記者だが、報道部を見返してやりたいとスクープ集めに必死。 ただし、テンションが高い女の子で売る事に疲れて発狂するミキを撮る事を自身の良心から撮ってはいけないと躊躇するなど、TPOは弁えているらしい。 鬼灯に目をつけ、密着取材と称して付け回すも、ネタをつかめないどころか鬼灯の巧妙な手口に引っかかって&font(#353535){奪衣婆}の入浴シーンを撮るハメに。 それ以来鬼灯が天敵になる。だが鬼灯の依頼を受けて写真撮影をする事もある。 生前は&font(#ff1493){大判}という名の遊女の飼い猫だったが、彼女の足抜けの際に一緒に&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){肥溜めの中へ}}心中させられた。 -&font(#db7093){ピーチ・マキ}(CV:[[上坂すみれ]]) 元ショップ店員のアイドル。本名は&font(#db7093){「真黍(まきび)」}。 清純派、悪女キャラときて、『キャラメル桃ジャム120%』というタイトルのCDが売れてブレイク。 素がおバカな事もあり、鬼灯の助言を受けクイズ番組に出演してからは天然路線に落ち着いた模様。 鬼灯とは電車の中で遭遇して以来縁があり、金魚草コンテストの大会ゲストとして呼ばれるなどの仲だが、マキ本人は鬼灯の事を恐れている((おバカがすぎて、いわば日本地獄の官房長官である鬼灯の顔を知らずに彼の前で失言を連発した事も一因と考えられる。))。 ファンに変人が多い事も気にしており、鬼灯から&font(#708090){懸衣翁}が自身のコンサートの為に仕事を投げ出している事を聞いた際は「なんかすみません!」と謝っていた。 普段は貞淑で親切な性格だが&bold(){&font(#ff0000){万引き犯}}を見ると豹変して大暴れするなど、トラブルメーカーな一面もある。 なお、元ショップ店員時代のエピソードは作者の過去の経験談が元になっており、無駄にリアリティのある話になっている。 &bold(){[[&font(#ff0000){万引き}>万引き]]&font(#ff0000){ダメ、ゼッタイ。}} -&font(#4b0082){源義経}(CV:[[梶裕貴]]) 烏天狗警察の一員で、主に作戦の指揮を担当する。 見た目は小柄で雅な少年でかなりのイケメンなのだが、本人は武士らしくマッシブ志向で本当は力士になりたかったらしい。 ガチムチになりたい願望は抱いているが、アレルギーの為プロテインを飲むとジンマシンが出てしまう。 800年間横笛を吹く事に飽きたので、現在はアルプホルンを愛用している。 生前に兄貴の反感を買って自害に追い込まれた為、不憫に思った師の&font(#a52a2a){僧正坊}のコネで烏天狗警察に就職できた過去を持つ。鬼灯曰く「ある意味究極の判官贔屓」。 -&font(#e7e7eb,#762f07){武蔵坊弁慶}(CV:後藤ヒロキ) 源義経の従者の破戒僧。烏天狗警察の寮舎の寮長。 烏天狗警察の職員に手料理を振る舞い、得意料理は肉料理。 -&font(#8b0000){小野篁(おののたかむら)}(CV:井上剛) [[十王>十王(鬼灯の冷徹)]]が一人、秦広王の第一補佐官。鬼と見紛う天パが特徴的な平安貴族。妻帯者。 生前に地獄に迷い込み、宮中視察に行きたい鬼灯と入れ替わって閻魔大王の手伝いをした事がある。 のほほんとした見た目に反して結構な自由人で割かし天然。 -&font(#1e90ff){牛頭}(CV:山田栄子) -&font(#f0e68c){馬頭}(CV:[[島本須美]]) 地獄の門番。2頭共メスで、恋バナで盛り上がる程、互いに仲が良い。 牛頭は[[ミノタウロス>ミノタウロス(ギリシャ神話)]]が好みだが、白澤にもアプローチを仕掛けている。 馬頭は[[ペガサス>ペガサス(ギリシャ神話)]]に憧れを抱いている。 -&font(#4b2500){一寸法師}(CV:鈴木達央) 地獄の獄卒の1人。美人な姫を妻にする為に一芝居打った罪で地獄に堕ちたが、情状酌量により雑用係に落ち着く。 打出の小槌で大きくなったものの、有名人故に&bold(){「一寸じゃない」}と勝手に落胆されて苛立ちを募らせる日々を送っていた。 だが、似たような境遇の桃太郎や芥子と知り合い、彼らと仲が良くなったおかげで落ち着いた模様。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ちなみに打出の小槌は閻魔大王がうっかり尻に敷いてしまった為壊れたとの事。}} -&font(#87cefa){妲己}(CV:[[柚木涼香]]) 複数の国を股に掛けた傾国の美女。後述する茶吉尼やリリスの親友。 衆合地獄の花街でぼったくり妓楼ほか夜のお店を多数経営している。 白澤と&bold(){&font(#ff0000){火遊び}}した。 -&font(#00008b){檎(ごん)}(CV:[[細谷佳正]]) 衆合地獄の花街で働く野干。飄々として憎めない性格だが、超のつく怠け者でモットーは「楽して儲けたい」。 大の博打好きであり、幼少期から寺子屋で堂々と博打をしていた事で教師から目をつけられた結果、寺子屋を中退している為学力は高いといえないが、銭が好きな事から銭勘定は得意。寺子屋の試験の日には休んで頭の良い人物が取ったノートを使って友人達に手信号で答えを知らせて手数料を貰っていた事もある。 妲己の店のポン引きや狐ホストクラブ(後に狐カフェ)のマネージャーを担当する。 側から見れば働いてないように見えるが、太鼓持ち・客引き・店長など色々と働いており、鬼灯も意外と働いているのに働いて見えないのが凄いと言われている。 妹的存在のミキによると、昔は名目上の責任者などグレーな事なども色々とやっており、&bold(){トカゲの尻尾切り要員}として烏天狗警察にちょくちょく捕まっていたとの事。 妲己の下で働く事になったのは、昔大借金を作り、八寒の湖に沈められそうになったところを妲己が借金を肩代わりして、その後は妲己とトイチの返済契約をしているからである。 その為、妲己には逆らう事が出来ず、自身を唯一働かせられる気付け薬的存在でもある。 最も自身も妲己の下にいると「虎の威を借る狐」で雑魚を勝手にビビらせられるので「虎の威を借る狐」を地でいってる狐である。 杖をついているが、これは生まれつき片脚が悪く((あくまで「あると楽」程度であり、見た目からは脚が悪いとは見えなく、杖がなくても歩けたり走れたりなど日常生活には支障はない。))、その為に幼少期から周りに憐れまれて、逆に哀れに思われるより疎まれるほうがましという考えに至っており、「悪口言われるくらいが良い」と述べている。 小判に情報を提供する事が多い。 -&font(#ff4500){ミキ(幹)}(CV:[[諏訪彩花]]) 野干のゴスロリ系アイドル歌手。語尾に「ニャーン」を付ける。 テンションの高いキャラで売っているが、本人はこのキャラに疲れており、表では見せないがしばしば影で発狂している。 素の性格は真面目で私服も地味系。プライベートでは眼鏡を愛用している。 「イマイチ売れてないアイドル」を自称していたが、前述するピーチ・マキと組んで&font(#db7093){まき}&font(#ff4500){みき}名義で仕事をするようになってから人気アイドルの仲間入りを果たした。 芸能界入りした切っ掛けは檎から仕込まれた野干故の恵まれた歌唱力(スカウト)。 教員免許を取得している程学力が優れており、仕事で閻魔庁を訪問した際に地獄の豆知識を語るなどして、鬼灯から「勉強できるアイドル」として感心された。 芥子ちゃんはミキの大ファンで、まきみきが仕事で閻魔庁を訪問した時にテンションが上がっていた。 また、芥子ちゃんのプライベートルームはミキの比重が高めのまきみきグッズで溢れ返っている。 4人兄妹の末っ子で、兄の&font(#cc0073){葉之兵衛(はのべえ/ホヤ)}、&font(#dda0dd){枝兵衛(えだべえ/オジヤ)}、&font(#ff8c00){花兵衛(はなべえ/トルティーヤ)}は檎の狐ホストクラブ(後に狐カフェ)で働いている。 兄3人は檎ですらド級と言う程、頭が悪い。だが野干の能力の化ける能力は普段の人間の姿以外に化けるのは苦手のミキに対して、兄3人は化ける能力比較的高い。 そして後に、3人の兄と共に教育番組に出演するようになった。 -&font(#6a5acd){烏頭}(CV:[[鳥海浩輔]]) -&font(#b0c4de){蓬}(CV:[[水島大宙]]) 鬼灯の幼馴染。 閻魔庁の技術課で働いており、烏頭が拷問器具や機械獄卒を企画・開発し、蓬が実用できるように調整し、鬼灯が現場への採用を検討するのが基本的な流れである。 茶髪で2本角の方は烏頭で、毒物・劇薬の取扱い免許を(何度も落ちた末に)取得しており((拷問器具には毒を取り扱うものも多いらしい。))、機械弄りが得意。 字を書くのが下手で、&bold(){「鳥」}と&bold(){「烏」}の字を間違えるなど自分の名前を書き間違える事も多い。この事が原因で、記録課主任・&font(#228b22){葉鶏頭}や部品の下請け会社に勤めている唐瓜の姉と揉めた事も。 一時期、お香さんに憧れていた。 黒髪で3本角の方、蓬はサブカル好きで、[[劇中漫画>作中作]]『&font(#e73562){鬼卒道士}&font(#0068b7){チャイニーズ}&font(#00a968){エンジェル}』の大ファン。 何かと騒ぎを起こす烏頭には手を焼いているが、稀に烏頭と悪ノリする事もあり、この事で鬼灯から苦情が来た事も。 -&font(#ffb02a){茶吉尼(だきに)}(CV:[[田中敦子]]) 稲荷神を兼務するお迎え課の上司。[[眼鏡>メガネっ娘]]&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){と素晴らしき美脚}}が特徴の美人で、鬼灯曰く&bold(){「誰もが一度は妄想するイカン女教師」}。 &font(#000b00){お迎え三連星}((お迎え課の職員の奪魂鬼(だっこんき)、奪精鬼(だっせいき)、縛魄鬼(ばくはくき)。奪魂鬼が魂を切り離し、奪精鬼が体の機能を停止させ、縛魄鬼が体を腐らせる。決め台詞は3人揃っての「御愁傷様です」。))と火車を従えている。 元々は死期が近い人間に近づき、心臓や血肉を食らう悪鬼で、生きている人間の精気も吸い取る事も可能。 中国から日本へ高飛びした妲己と出会って仲良しになり、夜な夜な荒らし回っていた。 その事が原因で元祖・稲荷神の&font(#734f96){宇迦御魂(うかのみたま)}と大揉めになったが、現世視察に訪れていた鬼灯が双方の意見をまとめた上で、彼からお迎え課にスカウトされ、現在に至る。 なお、お迎え課にスカウトされる前は眼鏡を掛けておらず、お迎え課にスカウトされてから眼鏡を愛用するようになったらしい。 -&font(#ffa07a){火車}(CV:くじら) 裁判なしで地獄行きが決定した亡者を収監する事を生業とするメスの化け猫。『窮鼠猫を噛む大一番』で付けられたキャッチコピーは「紅蓮の怪獣」。 元々は&font(#ff0000){火に包まれた荷車}を牽いていたが、亡者が荷車から落ちる事故が起きた挙句「スピードが速すぎる」との理由でサイドカーを運転するようになったらしい。 稀に鬼灯を乗せて走る事も。 -&font(#ffdab9){サタン}(CV:[[玄田哲章]]) 鬼灯の薬の材料…ではなくEU地獄の王。忙しい…と見せかけてメイドの制服のデザインにご執心。 天国一美しい天使ルシファーが堕天した姿だが、元々プリンス系よりナイト系が好きなのでガチムチな今の姿に満足している。 ゲームのセーブデータを消されただけでキレるが、閻魔大王に対する鬼灯の仕打ちには内心ドン引きしていた。 -&font(#808080){ベルゼブブ}(CV:[[小西克幸]]) 税関で3回止められた、サタンの部下。西洋での鬼灯ポジション。上司が能天気で苦労人という点で鬼灯と心を少し通わせる。 ただし、彼の性格は鬼灯にとっては格好の玩具なので会うたびに突っかかっては叩きのめされるのを繰り返す天敵となっていく。 嫁のリリスの奔放ぶりにいつもやきもきしている。でもぞっこん。 -&font(#00ff7f){レディ・リリス}(CV:本田貴子) クレジットカードという魔法のカードを手に入れたベルゼブブ夫人。白澤と無言でニュータイプの如く共鳴。 アダムの前妻だったが、どちらが「上」になるかケンカして家出してきた。  ちなみにリリスにとってベルゼブブは大事なサイ……旦那様らしい。 &font(#00ff7f){「今サイフって言いかけませんでした?」} -&font(#2e8b57){スケープ}(CV:遠近孝一) ベルゼブブの部下にしてレディ・リリスのお目付け役。 元々は悪魔に生贄に捧げられたヤギで、ベルゼブブに拾われたのがきっかけで彼の元で働く事になった。 トラブルメーカーな2人(ベルゼブブ、リリス)に苦労しつつも、今の生活には満足しているらしい。 -&font(#778899){マジカル・マリン}(CV:[[野沢雅子]]) レディ・リリスと親交のある魔法使いのオババ。イギリス冥界・魔女の谷在住。サバトの生贄をEU地獄にあるサタン城まで連行するのが主な仕事。 自称「ドジ魔女っ娘」で、薬を爆発させるのは日常茶飯事。%%魔女なのに%%カエルが苦手。 箒での飛行が下手で、空を飛ぶ際はもっぱらザルを利用しているらしい。 鬼灯とはレディ・リリスを通じて親しくなったらしい。 お年寄りながら好奇心旺盛で、鬼灯の現世視察に同行した際「東洋のハーブを見たい」「舞浜に行きたい」と言っていた。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){「舞浜に行きたい」に関しては、鬼灯から「キャストと間違えられます」とツッコまれている。}} -&font(#ff6347){木霊}(CV:[[広橋涼]]) 山神ファミリーの一員。幼い子供の姿をしているが、樹木の化身なので実は鬼灯や閻魔大王より遥かに年上。 最近では花粉症や山の汚れ、山神ツートップの不仲に悩んであの世に行く事も少なくない。 花粉の顔の表情を捉える程の千里眼の持ち主。 -&font(#008080){石長姫(いわながひめ)}(CV:庄司宇芽香) 通称「イワ姫」。山神ツートップの1人だが、&font(#afafb0){ニニギ}の元に嫁いだ際に「醜い」と返されてしまった過去を持つ。 それ以来大の美人嫌いになり、一緒に嫁いだ妹のサクヤ姫に複雑な感情を抱いている。 好みのタイプは鬼灯。 -&font(#ffb6c1){木花咲耶姫(このはなさくやひめ)}(CV:[[小松未可子]]) 通称「サクヤ姫」。山神ツートップの1人でイワ姫の妹にあたる。 美人でゆるふわガールな為人気が高く、それ故に姉から恨まれている。 &font(#afafb0){ニニギ}の妻で、懐妊時には「本当に自分の子か」と疑われて&font(#ff0000){大喧嘩}になったが、幼少期の鬼灯の計らいで仲直りした。 -&font(#7a99cf){春一}(CV:[[山口勝平]]) 「摩訶鉢特魔(まかはどま)のブリザード」の[[二つ名]]を持つ八寒地獄の獄卒。 実態を知ったらヒくと上司に形容されるレベルで自由奔放な性格で、八大地獄を偵察しに行った時はあっさり目的をバラした。 鬼灯と壮絶な雪合戦を繰り広げた事も。脱ぎ癖あり。 語尾に「~だよぅ」を付ける。 &bold(){白澤ですら血反吐を吐いて拒絶した&font(#da70d6){天探女}がイケる強者。} -&font(#dcdcdc){ポラリス} 春一と行動を共にするホッキョクグマ。『窮鼠猫を噛む大一番』で付けられたキャッチコピーは「八寒地獄のホワイトブルドーザー」。 しかし春一に名前を覚えてもらえない事で悩んでおり、彼から&font(#dcdcdc){「クマ」}と呼ばれている事を気にしている。 -&font(#ff69b4){座敷}&font(#add8e6){童子} 遠野出身の妖怪で、黒と白の双子の少女の姿をしている。 現世に住める商家がなくなった為、あの世にやって来た。 後に黒い子に&font(#ff69b4){「一子」}(CV:[[佐藤聡美]])、白い子に&font(#add8e6){「二子」}(CV:[[小倉唯]])という名前が付いた。 無表情だがイタズラ好き。ダンスも上手で、宋帝庁の猫獄卒である漢さんと一緒にボリウッドダンスを踊った事も。 表情に関しては閻魔殿での暮らしを通じて多少豊かになっており、リアクションも激しくなった。 頑張る人を応援するが堕落すれば見限る性格で、同じタイプの鬼灯に懐いている。 &font(#ffc0cb){「S極がS極引き寄せてどうすんですか」} -&font(#7fff00){伊邪那美命(イザナミノミコト)}(CV:[[小林沙苗]]) &font(#eaedf7,#ed6d46){伊邪那岐命(イザナギノミコト)}の妹にして妻。死後に閻魔大王の初代補佐官を務めていたが、私怨から様々な地獄を作った。 故に過去に鬼灯から「天下り先で好き勝手するただの年寄り」と論破され解任された。 現在は大焼処の御殿にて隠居中。 -&font(#0000cd){滝夜叉姫}(CV:[[悠木碧]]) 菅原道真や崇徳上皇と並ぶ「御三家」として日本有数の祟り神である、平将門の愛娘。 美形好きで、ポスターの源義経を一目見て気に入り、烏天狗警察に無言電話を掛け、義経公を悩ませた。 生前に妖術を会得し、&bold(){&font(#ff0000){鬼神}}として鬼灯を呼びだした事がある。 そして地獄で鬼灯と対面した際、彼に自分の&bold(){しもべ}になれと交渉したが失敗に終わった過去を思い出した。 -&font(#fff352){豊玉姫(とよたまびめ)}(CV:[[國府田マリ子]]) 竜宮城の姫君で、『浦島太郎』に登場する乙姫様のモデルにあたる女神。引潮と満潮を司る。 茄子が閻魔帳をうっかり海に落とし、探しに海に潜った時に出会った。 芥子ちゃんと出会って早々に親友になり、ウサギのグッズ集めが趣味になった。 芥子ちゃん曰く「カマボコの匂いがする」らしい。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){正体は鮫。ちなみに茄子が海に落とした閻魔帳は鮫に戻った彼女の口の中に納まっていた。}} -&font(#d8a373){塩椎(しおつち)}(CV:高橋伸也) 竜宮城の住人で、『浦島太郎』に登場するカメのモデルにあたる神。潮の流れを司る。 通称「シオッチ」。豊玉姫の趣味(ウサギのグッズ集め)に困惑しており、「カメにも見向きして欲しい」と愚痴を零した。 『[[うさぎとかめ>イソップ童話]]』のカメと勘違いされる事が多く、勘違いされる度にツッコんでいる。 -&font(#ffdc00){アヌビス}(CV:[[谷山紀章]]) エジプト冥界の神様で、エジプト冥界の王・オシリスの補佐役を務める。死者のお迎えと裁判で死者の心臓を計る事を仕事としている。 黒ジャッカルの頭が特徴、愛想が良くフレンドリーな性格。既婚者。 シロとは犬同士で友達になり、樒とは秤マニア同士で仲が良い。 獄卒大運動会に同僚の&font(#44617b){スカラベ}共々ゲストで招かれた事も。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は玉入れ競争の際、同僚の玉(正体はう○こ)が使われていた。}} **~余談~ 単行本には連載前の読み切り『地獄の沙汰とあれやこれ』が収録されており、こちらの鬼灯は肩幅が狭い為&bold(){&font(#ff0000){女性に見える}}。 アニメ化の際には『鬼灯-』の一エピソードとして登場した事から、世界観は繋がっていると思われる。 アニメ版でも原作でガンガン放り込まれるパロディネタは健在…というか原作以上で、特に[[第1話のED>大きな金魚の樹の下で(楽曲)]]は話題を呼んだ((キッズステーションで放送された際は大人の事情により、シロと柿助とルリオが歌う「鬼の子見ていた地獄絵図~輪廻っていいな~」に差し替えられた。))。 また、その後のEDも、マキがCDデビューした第8話に迷曲『キャラメル桃ジャム120%』を、とある出来事のあった第1期最終回・第13話では普段と同じ『パララックス・ビュー』の2コーラス目が使われ、映像もいろいろ異なっている。 そして、[[なかよし>なかよし(漫画雑誌)]]では&bold(){紫もなか}作画によるシロが主役のスピンオフ『鬼灯の冷徹 シロの足跡』が連載された。単行本は全5巻が発売中。 鬼灯様のドSぶりに耐えられる方は追記修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,28) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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