戸田英一/スクィッドオルフェノク

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&font(#6495ED){登録日}:2010/09/03 Fri 00:32:56 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &bold(){&color(gray){いいか?これはな…戦いなんだよ。人間対オルフェノクのな……。}} &bold(){&color(gray){だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせ人間の方が圧倒的に数が多いからな…。&br()だが俺達は……仲間を増やす事が出来る。}} } 戸田英一とは、特撮テレビドラマ『[[仮面ライダー555]]』の登場人物である。 本項目では彼が変化する&bold(){&color(gray){スクィッドオルフェノク}}についても記述する。 同作から16年後に連載された[[スピンオフ]][[漫画]]『[[仮面ライダー913>仮面ライダー913(漫画)]]』にも登場した。 演:影丸茂樹 #openclose(show=●目次){ #contents() } *【概要】 #center(){ &bold(){&color(black,#99ccff){ハーイ!それじゃご紹介しま~す!こちらがあなた達の先輩の…戸田英一さんで~す!&br()なんと今日からあなた達の教育係を務めてくれる事になりました~!&br()2人共、戸田さんの言う事をよく聞いて早く一人前のオルフェノクになってね♪お姉さん、応援してま~す!}} &bold(){&color(gray){お前達、オリジナルか?}} &bold(){&color(gray){“オリ…ジナル”?}} &bold(){&color(gray){オリジナルは死を経験した後、オルフェノクとして覚醒する。誰の手も借りずにな。}} &bold(){&color(gray){“オル…フェノク”…?}} &bold(){&color(gray){もう人間じゃないってこった…。}} } 第5話に登場した、スマートブレイン社に与する[[オルフェノク]]の男性。 当初はファイズギアの奪還を目的として行動しており、九州からフェリーで[[東京>東京都]]に来た[[乾巧]]達を駐車場で待ち伏せしていたところ、 スマートレディ(に言伝を頼んだ村上峡児)からの社長命令を受け、新たに「オリジナル」として覚醒した[[木場勇治>木場勇治/ホースオルフェノク]]と[[長田結花>長田結花/クレインオルフェノク]]の教育係を渋々ながら引き受け、 彼ら2人の先輩として『オルフェノクとは何たるか』について教える事となる。 この時の本項目冒頭の発言からも、スマートブレイン関係のオルフェノクに多い&bold(){&color(gray){『オルフェノクは&u(){[[&color(gray){人間}>ヒト(生物)]]}ではない、故に互いに相容れない存在である』}}という思想が窺える。 但し、同じオルフェノクの木場と結花に対してはどこか憐れむような同情的な挙動が目立つ。 一方、人間に対しては冷淡であり、この時呼び出したアルバイトの青年をいきなり殺害し、彼の末路を見せつける形で2人に『仲間の増やし方』を教えている。 戸田の『教育』に大きな衝撃を受けた2人は当初、&bold(){&color(gray){「憎んでもない人を襲うなんて…」}}とオルフェノクの仲間を増やす事=人間の殺害には否定的だった。 尤も、2人共ここに至るまでに憎しみに突き動かされるまま、衝動的に人の命を奪ってしまっているのだが……。 後日、木場、結花と共に[[喫茶店]]に来店。[[時計]]の時間を確認すると不意にスクィッドオルフェノクに変化し、隣の席でやたら咳払いしていた青年を殺害。 2人に対し、&bold(){&color(gray){「やれ、お前達も!」}}と自分と同じように人を殺す事を命じながら、今度は喫茶店のマスターと他の客にも手をかけた。 その光景に恐れをなした木場は結花を連れて一目散に逃げ出したが、直後にその喫茶店へ巧が来店。 実はこの喫茶店は巧がかつてバイトしていた店で、店を畳む前にマスターの最後の[[コーヒー]]を飲もうとしていたのだった。 しかし、巧の必死の叫びも虚しく、マスターはスクィッドオルフェノクの墨を食らってそのまま命を落としてしまった。 この時、巧はファイズギアを持ってきてなかった為、園田真理と逃走。 その為、[[菊池啓太郎]]にベルトを持ってきてもらう羽目になってしまうが、スクィッドオルフェノクは無防備な巧と真理を執拗に追跡する。 木陰に隠れていた2人を追い詰めるが、危うい所で啓太郎からファイズギアを受け取った巧がファイズに変身した事で形勢逆転。 マスターの仇と言わんばかりに奮戦するファイズの猛攻に圧倒され、そのままクリムゾンスマッシュの直撃を受けてしまう。 だが、全身から青い炎を上げて倒れながらもすぐには息絶えず、そのまま逃亡。 逃げ出している最中の木場達2人の下に車で現れると&bold(){&color(gray){『最後の授業』}}と称して自らの『[[死]]』を見せつつ、再び全身から青い炎を吹き出して倒れた後、灰化。 『オルフェノクの死』がどういうものかを身をもって示すという形で今度こそ最期を迎えたのだった。 #center(){ &bold(){&color(gray){最後の授業だ!}} &bold(){&color(gray){オルフェノクの死を…お前達に教える。}} &bold(){&color(gray){完全な消滅。それが、俺達の……死だ……!}} } 戸田の死にショックを隠せない2人だったが、そんな彼らの背後から&bold(){先程喫茶店で真っ先に戸田に殺されたはずの青年がよろめきながら現れる。} 息を吹き返した彼の姿は、徐々に蛇のオルフェノクの姿に変わっていった。 そう。彼こそが先の喫茶店襲撃の際に唯一オルフェノクとして覚醒を果たし、後に木場達2人の仲間となる&bold(){[[海堂直也>海堂直也/スネークオルフェノク]]}その人であった……。 *&color(gray){【スクィッドオルフェノク】} #center(){&bold(){&color(gray){偶然だな…。お前がファイズか!?}}} |身長|217cm| |体重|141kg| |種族|[[オルフェノク]]| |生物モチーフ|イカ| |所属|スマートブレイン社| |特色・力|墨を放つ[[棍棒>ポールウェポン]]| ||姿を消す[[マント]]| |クリーチャーデザイン|篠原保| |初登場回|『555』第5話「オリジナル」| 戸田英一が変化する、イカの特質を備えたオルフェノク。 武器は手に持つ[[棍棒>ポールウェポン]]で、その先端からオルフェノクエネルギーの墨を[[人の顔に吹きかけ、窒息状態にして殺害する。>アントロード(超越生命体)]]&font(l){こらそこ、[[顔射>ぶっかけ]]って言うな。} 犠牲者の顔面に纏わりついた墨は瞬く間に体内に侵入し、心臓を焼き尽くす形で使徒再生を行う。 縦に長い頭部や下半身に纏ったローブ、[[マント]]を羽織った姿からも推測出来るように、裏モチーフは神官。 また、スマートブレイン社の応接室で変化した際にはシルエットの[[触手]]が妖しく蠢いており、これを利用した戦い方を『913』で披露している。 これといって特筆すべき能力は持たないが、一撃で大木をへし折る程の膂力を持つ他、イカの怪人らしく、ある程度の攻撃に耐えうる軟体で相手の攻撃を受け流す柔軟性も併せ持つ。 更に先述のように植物園での熾烈な格闘戦の末、ファイズのクリムゾンスマッシュを受けて青い炎を上げながらその場に倒れるも、 辛うじて木場と結花の所まで赴いた事から、かなりの耐久力を持ち合わせているものと思われる。 他にも劇中未使用だが、背中のマントを使って自身の姿を消す事も出来るとされる。 巧のかつての恩師だった喫茶店のマスターを始め、アルバイトの青年や喫茶店の客など、無辜の人々をその手に掛けた&ruby(つみびと){罪人}ではあったが、 彼がいなければ海堂直也は『555』という物語に深く関わる事は無かっただろう。 こういった形で劇中において木場達3人に決して少なくない影響を与えた事やその散り様から、僅か1話限りの出番ながら視聴者の印象に残る人物となっている。 *【語録】 上記のように僅か1話限りの登場ではあるが、オルフェノクに覚醒して間もない木場と結花の教育係を任されるだけあって含蓄ある発言が多い。 もしかしたら演じた影丸氏が[[メタルヒーローシリーズ]]やウルトラシリーズで活躍した名優である事も関係しているのかもしれない。 -こっちはもう戦闘態勢に入ってるんだぜ! -お前達、オリジナルか? -オリジナルは死を経験した後、オルフェノクとして覚醒する。誰の手も借りずにな。 -もう人間じゃないってこった…。 -いいか?これはな…戦いなんだよ。人間対オルフェノクのな……。 -だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせ人間の方が圧倒的に数が多いからな…。だが俺達は……仲間を増やす事が出来る。 -何驚いているんだ?お前達も同じ事しただろうが。 -くじ引きでいえばコイツはハズレだ。 -俺達は人間をオルフェノクにする事が出来る。だが、全ての人間がオルフェノクのエネルギーに適応出来るわけではない…。殆どの奴が一時的に蘇るが、すぐにくたばる……。 -余計な事は考えるな。慣れちまえば何てことは無い。 -やれ、お前達も! -偶然だな…。お前がファイズか!? -最後の授業だ!オルフェノクの死を…お前達に教える。完全な消滅。それが、俺達の……死だ……! *【派生作品におけるスクィッドオルフェノク】 **桜庭一樹著『555』 映画『[[劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト]]』の[[ノベライズ作品>ノベライズ]]でも[[回想>回想シーン]]という形で彼の死の場面が描かれている。 『555』TV本編とは[[パラレルワールド]]の世界線ながら、同作においても木場と結花は彼の教育を受けていたようで、彼が死の間際に遺した言葉から、 木場は&bold(){&color(gray){『オルフェノクである自分達は、死しても人間である両親の元へは行けないのではないか』}}という考えに悩まされていた。 **『[[仮面ライダー913>仮面ライダー913(漫画)]]』 第2話・第3話に登場。 公園のベンチで語らう[[草加雅人]]と真理の下に出現。 近くにいた女性を殺害し、[[仮面ライダーカイザ]]に変身しようとする草加と対峙するが、そこに真理の連絡を受けて駆け付けた巧がファイズに変身して交戦。 格闘戦では押されるものの、触手攻撃でファイズを翻弄。やがて草加が変身したカイザとも戦い、2人の隙を突いて真理を狙うが、カイザに救出されて失敗。 最期はファイズのクリムゾンスマッシュを受けて倒され、灰となった。 同作においては元になった人間は不明だが、首筋の触手のような器官をしなやかに操って攻撃するという原典『555』には無い描写が見られた。 *【余談】 -戸田英一役の影丸茂樹氏は過去に『[[特捜エクシードラフト]]』の叶隼人/ドラフトレッダー(シンクレッダー) 役や、『[[ウルトラマンティガ]]』の[[シンジョウ・テツオ隊員>特捜チーム GUTS]]役を演じた事でも知られる。&br()ウルトラシリーズへの出演は非常に多いが、仮面ライダーシリーズへの出演は『555』と『[[仮面ライダーOOO]]』の沢口役のみ。 -スクィッドオルフェノクのスーツは第22話・第23話に登場したワームオルフェノクに改造され、こちらは6年後の『[[仮面ライダーディケイド]]』第27話「[[BLACK×BLACK RX]]」で再登場した。&br()スクィッドオルフェノク自体は上記のスーツの都合上、映像作品としては未登場だが、前述の通り漫画媒体の『913』で再登場を果たしている。 -DAM系のカラオケ店で『555』の[[オープニングテーマ]]『Justiφ's』を再生すると、彼がクリムゾンスマッシュを食らうシーンで映像が終了する。 #center(){ &bold(){&color(gray){いいか?これはな…戦いなんだよ。ROM専対Wiki篭りのな……。}} &bold(){&color(gray){だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせROM専の方が圧倒的に数が多いからな…。&br()だが俺達は……項目を追記・修正する事が出来る。}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - オルフェノクとは何か?を教えた最高のオルフェノク。 -- 名無し (2013-07-14 14:28:53) - この人は良かった。 -- 名無しさん (2013-07-14 14:50:46) - オーズで恐らく生まれ変わりの人が比奈をアトリエに誘ってました -- 名無しさん (2013-07-28 20:36:37) - カラオケ映像では灰になるシーンもあったな… -- 名無しさん (2013-08-20 19:46:53) - 巧からすれば、なんでマスターを!みたいな、気持ちだったろうけどね・・・ -- 名無しさん (2014-02-26 23:53:00) - 良い人だとは言わんが、良いキャラしてたのは確か ちゅーか影丸さん色んなとこで見るよねと -- 名無しさん (2014-04-12 14:52:42) - 影丸さん個人的に好き -- 名無しさん (2014-04-12 17:15:19) - スマートレディに電話された時の「こっちはもう戦闘態勢に入ってるんだぜ!?」が好き -- 名無しさん (2014-05-18 10:19:09) - ウエマツ隊員何やってんだ -- 名無しさん (2014-05-18 10:21:04) - 戸田さんの強キャラオーラ なんか大物ぽいし -- 名無しさん (2014-05-22 17:45:15) - あのスマートレディが彼の死後、喪服のような黒い服を来たことが印象的。結構仲良かったんかね? -- 名無しさん (2014-07-11 17:15:23) - 色んな意味で割り切ってる人ってイメージ。話の都合とはいえまともにクリスマ食らってもすぐに灰化しなかったのって北崎除くとこの人くらいじゃなかった? -- 名無しさん (2014-10-20 00:16:20) - クリスマ食らって炎出てたのに木場たちのところに車で乗り付けるあたり結構しぶとかったんだな -- 名無しさん (2014-12-04 00:19:35) - この人は……恐らくはオリジナルだった、のかな? --   (2015-02-07 16:21:21) - イカであるため柔軟体。ギイガ同様、あらゆる打撃を受け流しバクラーケン、ウィスクラーケンのようにかなり粘った。モチーフはイカの他、神官で一般怪人とは違うかっこよさを持つ。 -- 名無しさん (2015-02-07 16:49:41) - ウルトラ、ライダー、メタルに出演している影丸さんも、戦隊シリーズには未だに出演していない -- 名無しさん (2015-08-29 18:37:20) - アルバイト殺すシーンがむちゃくちゃトラウマだったなあ… -- 名無しさん (2016-01-19 19:09:03) - 顔射タグワロタ -- 名無しさん (2016-09-03 16:14:17) - 地味に、桜庭先生の小説『555』でもTV本編と繋がる形で回想されてたのが印象的だった -- 名無しさん (2016-09-03 16:40:26) - 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-05-15 08:31:33) - 巧がオルフェノクと知ったらどんな顔するかな?・・・ファイズ自体、オルフェノクじゃないと変身できないという認識があったら、お察しできたかもしれないが。 -- 名無しさん (2022-04-24 15:58:31) - 1話限りで特に強敵という訳でもないのにやけに印象に残る。怪人態もイカをモチーフにしながら体から触手が伸びてたりすぐに元が想像出来るデザインじゃないのがカッコいい -- 名無しさん (2022-09-06 12:15:07) - 戸田さんが登場するまでは、単に自分の欲望に素直なチンピラ小悪党か、でなきゃ人間やめましたみたいなサイコパスみたいな劇画的な敵キャラばっかだったからね。そんな中、戸田さんは「種の存亡をかけた戦い」っていうのを強く意識してて、職業軍人的なシビアなキャラとして登場したわけだ。自分の死すらも後輩への教えとして活用する、ってくらい徹底したプロ意識の塊。そりゃ強烈に印象に残りますわ、っていう。案外、オルフェノクになる前は本当に戦場にいた経験もあったのかも? -- 名無しさん (2022-10-04 13:14:15) - クリムゾンスマッシュくらったのに(多分姿隠す能力使って)その場から離脱してわざわざ車に乗ってから木場達の元に来るまでそれなりに時間かかるはずなのに生きてたのはタフすぎる、戦闘能力はともかく耐久力は紋章破壊で灰化逃れる荒業をやってのけた北崎と3ライダーの必殺技くらって尚ワープに逃げきった村上に次ぐものがあるな、メインキャラとタメ張れるのはすごい -- 名無しさん (2023-05-06 12:37:09) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/09/03 Fri 00:32:56 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &bold(){&color(gray){いいか?これはな…戦いなんだよ。人間対オルフェノクのな……。}} &bold(){&color(gray){だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせ人間の方が圧倒的に数が多いからな…。&br()だが俺達は……仲間を増やす事が出来る。}} } 戸田英一とは、特撮テレビドラマ『[[仮面ライダー555]]』の登場人物である。 本項目では彼が変化する&bold(){&color(gray){スクィッドオルフェノク}}についても記述する。 同作から16年後に連載された[[スピンオフ]][[漫画]]『[[仮面ライダー913>仮面ライダー913(漫画)]]』にも登場した。 演:影丸茂樹 #openclose(show=●目次){ #contents() } *【概要】 #center(){ &bold(){&color(black,#99ccff){ハーイ!それじゃご紹介しま~す!こちらがあなた達の先輩の…戸田英一さんで~す!&br()なんと今日からあなた達の教育係を務めてくれる事になりました~!&br()2人共、戸田さんの言う事をよく聞いて早く一人前のオルフェノクになってね♪お姉さん、応援してま~す!}} &bold(){&color(gray){お前達、オリジナルか?}} &bold(){&color(gray){“オリ…ジナル”?}} &bold(){&color(gray){オリジナルは死を経験した後、オルフェノクとして覚醒する。誰の手も借りずにな。}} &bold(){&color(gray){“オル…フェノク”…?}} &bold(){&color(gray){もう人間じゃないってこった…。}} } 第5話に登場した、スマートブレイン社に与する[[オルフェノク]]の男性。 当初はファイズギアの奪還を目的として行動しており、九州からフェリーで[[東京>東京都]]に来た[[乾巧]]達を駐車場で待ち伏せしていたところ、 スマートレディ(に言伝を頼んだ村上峡児)からの社長命令を受け、新たに「オリジナル」として覚醒した[[木場勇治>木場勇治/ホースオルフェノク]]と[[長田結花>長田結花/クレインオルフェノク]]の教育係を渋々ながら引き受け、 彼ら2人の先輩として『オルフェノクとは何たるか』について教える事となる。 この時の本項目冒頭の発言からも、スマートブレイン関係のオルフェノクに多い&bold(){&color(gray){『オルフェノクは&u(){[[&color(gray){人間}>ヒト(生物)]]}ではない、故に互いに相容れない存在である』}}という思想が窺える。 但し、同じオルフェノクの木場と結花に対してはどこか憐れむような同情的な挙動が目立つ。 一方、人間に対しては冷淡であり、この時呼び出したアルバイトの青年をいきなり殺害し、彼の末路を見せつける形で2人に『仲間の増やし方』を教えている。 戸田の『教育』に大きな衝撃を受けた2人は当初、&bold(){&color(gray){「憎んでもない人を襲うなんて…」}}とオルフェノクの仲間を増やす事=人間の殺害には否定的だった。 尤も、2人共ここに至るまでに憎しみに突き動かされるまま、衝動的に人の命を奪ってしまっているのだが……。 後日、木場、結花と共に[[喫茶店]]に来店。[[時計]]の時間を確認すると不意にスクィッドオルフェノクに変化し、隣の席でやたら咳払いしていた青年を殺害。 2人に対し、&bold(){&color(gray){「やれ、お前達も!」}}と自分と同じように人を殺す事を命じながら、今度は喫茶店のマスターと他の客にも手をかけた。 その光景に恐れをなした木場は結花を連れて一目散に逃げ出したが、直後にその喫茶店へ巧が来店。 実はこの喫茶店は巧がかつてバイトしていた店で、店を畳む前にマスターの最後の[[コーヒー]]を飲もうとしていたのだった。 しかし、巧の必死の叫びも虚しく、マスターはスクィッドオルフェノクの墨を食らってそのまま命を落としてしまった。 この時、巧はファイズギアを持ってきてなかった為、園田真理と逃走。 その為、[[菊池啓太郎]]にベルトを持ってきてもらう羽目になってしまうが、スクィッドオルフェノクは無防備な巧と真理を執拗に追跡する。 木陰に隠れていた2人を追い詰めるが、危うい所で啓太郎からファイズギアを受け取った巧がファイズに変身した事で形勢逆転。 マスターの仇と言わんばかりに奮戦するファイズの猛攻に圧倒され、そのままクリムゾンスマッシュの直撃を受けてしまう。 だが、全身から青い炎を上げて倒れながらもすぐには息絶えず、そのまま逃亡。 逃げ出している最中の木場達2人の下に車で現れると&bold(){&color(gray){『最後の授業』}}と称して自らの『[[死]]』を見せつつ、再び全身から青い炎を吹き出して倒れた後、灰化。 『オルフェノクの死』がどういうものかを身をもって示すという形で今度こそ最期を迎えたのだった。 #center(){ &bold(){&color(gray){最後の授業だ!}} &bold(){&color(gray){オルフェノクの死を…お前達に教える。}} &bold(){&color(gray){完全な消滅。それが、俺達の……死だ……!}} } 戸田の死にショックを隠せない2人だったが、そんな彼らの背後から&bold(){先程喫茶店で真っ先に戸田に殺されたはずの青年がよろめきながら現れる。} 息を吹き返した彼の姿は、徐々に蛇のオルフェノクの姿に変わっていった。 そう。彼こそが先の喫茶店襲撃の際に唯一オルフェノクとして覚醒を果たし、後に木場達2人の仲間となる&bold(){[[海堂直也>海堂直也/スネークオルフェノク]]}その人であった……。 *&color(gray){【スクィッドオルフェノク】} #center(){&bold(){&color(gray){偶然だな…。お前がファイズか!?}}} |身長|217cm| |体重|141kg| |種族|[[オルフェノク]]| |生物モチーフ|イカ| |所属|スマートブレイン社| |特色・力|墨を放つ[[棍棒>ポールウェポン]]| ||姿を消す[[マント]]| |クリーチャーデザイン|篠原保| |初登場回|『555』第5話「オリジナル」| 戸田英一が変化する、イカの特質を備えたオルフェノク。 武器は手に持つ[[棍棒>ポールウェポン]]で、その先端からオルフェノクエネルギーの墨を[[人の顔に吹きかけ、窒息状態にして殺害する。>アントロード(超越生命体)]]&font(l){こらそこ、[[顔射>ぶっかけ]]って言うな。} 犠牲者の顔面に纏わりついた墨は瞬く間に体内に侵入し、心臓を焼き尽くす形で使徒再生を行う。 縦に長い頭部や下半身に纏ったローブ、[[マント]]を羽織った姿からも推測出来るように、裏モチーフは神官。 また、スマートブレイン社の応接室で変化した際にはシルエットの[[触手]]が妖しく蠢いており、これを利用した戦い方を『913』で披露している。 これといって特筆すべき能力は持たないが、一撃で大木をへし折る程の膂力を持つ他、イカの怪人らしく、ある程度の攻撃に耐えうる軟体で相手の攻撃を受け流す柔軟性も併せ持つ。 更に先述のように植物園での熾烈な格闘戦の末、ファイズのクリムゾンスマッシュを受けて青い炎を上げながらその場に倒れるも、 辛うじて木場と結花の所まで赴いた事から、かなりの耐久力を持ち合わせているものと思われる。 他にも劇中未使用だが、背中のマントを使って自身の姿を消す事も出来るとされる。 巧のかつての恩師だった喫茶店のマスターを始め、アルバイトの青年や喫茶店の客など、無辜の人々をその手に掛けた&ruby(つみびと){罪人}ではあったが、 彼がいなければ海堂直也は『555』という物語に深く関わる事は無かっただろう。 こういった形で劇中において木場達3人に決して少なくない影響を与えた事やその散り様から、僅か1話限りの出番ながら視聴者の印象に残る人物となっている。 *【語録】 上記のように僅か1話限りの登場ではあるが、オルフェノクに覚醒して間もない木場と結花の教育係を任されるだけあって含蓄ある発言が多い。 もしかしたら演じた影丸氏が[[メタルヒーローシリーズ]]やウルトラシリーズで活躍した名優である事も関係しているのかもしれない。 -こっちはもう戦闘態勢に入ってるんだぜ! -お前達、オリジナルか? -オリジナルは死を経験した後、オルフェノクとして覚醒する。誰の手も借りずにな。 -もう人間じゃないってこった…。 -いいか?これはな…戦いなんだよ。人間対オルフェノクのな……。 -だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせ人間の方が圧倒的に数が多いからな…。だが俺達は……仲間を増やす事が出来る。 -何驚いているんだ?お前達も同じ事しただろうが。 -くじ引きでいえばコイツはハズレだ。 -俺達は人間をオルフェノクにする事が出来る。だが、全ての人間がオルフェノクのエネルギーに適応出来るわけではない…。殆どの奴が一時的に蘇るが、すぐにくたばる……。 -余計な事は考えるな。慣れちまえば何てことは無い。 -やれ、お前達も! -偶然だな…。お前がファイズか!? -最後の授業だ!オルフェノクの死を…お前達に教える。完全な消滅。それが、俺達の……死だ……! *【派生作品におけるスクィッドオルフェノク】 **桜庭一樹著『555』 映画『[[劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト]]』の[[ノベライズ作品>ノベライズ]]でも[[回想>回想シーン]]という形で彼の死の場面が描かれている。 『555』TV本編とは[[パラレルワールド]]の世界線ながら、同作においても木場と結花は彼の教育を受けていたようで、彼が死の間際に遺した言葉から、 木場は&bold(){&color(gray){『オルフェノクである自分達は、死しても人間である両親の元へは行けないのではないか』}}という考えに悩まされていた。 **『[[仮面ライダー913>仮面ライダー913(漫画)]]』 第2話・第3話に登場。 公園のベンチで語らう[[草加雅人]]と真理の下に出現。 近くにいた女性を殺害し、[[仮面ライダーカイザ]]に変身しようとする草加と対峙するが、そこに真理の連絡を受けて駆け付けた巧がファイズに変身して交戦。 格闘戦では押されるものの、触手攻撃でファイズを翻弄。やがて草加が変身したカイザとも戦い、2人の隙を突いて真理を狙うが、カイザに救出されて失敗。 最期はファイズのクリムゾンスマッシュを受けて倒され、灰となった。 同作においては元になった人間は不明だが、首筋の触手のような器官をしなやかに操って攻撃するという原典『555』には無い描写が見られた。 *【余談】 -戸田英一役の影丸茂樹氏は過去に『[[特捜エクシードラフト]]』の叶隼人/ドラフトレッダー(シンクレッダー) 役や、『[[ウルトラマンティガ]]』の[[シンジョウ・テツオ隊員>特捜チーム GUTS]]役を演じた事でも知られる。&br()ウルトラシリーズへの出演は非常に多いが、仮面ライダーシリーズへの出演は『555』と『[[仮面ライダーOOO]]』の沢口役のみ。 -スクィッドオルフェノクのスーツは第22話・第23話に登場したワームオルフェノクに改造され、こちらは6年後の『[[仮面ライダーディケイド]]』第27話「[[BLACK×BLACK RX]]」で再登場した。&br()スクィッドオルフェノク自体は上記のスーツの都合上、映像作品としては未登場だが、前述の通り漫画媒体の『913』で再登場を果たしている。 -DAM系のカラオケ店で『555』の[[オープニングテーマ]]『Justiφ's』を再生すると、彼がクリムゾンスマッシュを食らうシーンで映像が終了する。 #center(){ &bold(){&color(gray){いいか?これはな…戦いなんだよ。ROM専対Wiki篭りのな……。}} &bold(){&color(gray){だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせROM専の方が圧倒的に数が多いからな…。&br()だが俺達は……項目を追記・修正する事が出来る。}} } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - オルフェノクとは何か?を教えた最高のオルフェノク。 -- 名無し (2013-07-14 14:28:53) - この人は良かった。 -- 名無しさん (2013-07-14 14:50:46) - オーズで恐らく生まれ変わりの人が比奈をアトリエに誘ってました -- 名無しさん (2013-07-28 20:36:37) - カラオケ映像では灰になるシーンもあったな… -- 名無しさん (2013-08-20 19:46:53) - 巧からすれば、なんでマスターを!みたいな、気持ちだったろうけどね・・・ -- 名無しさん (2014-02-26 23:53:00) - 良い人だとは言わんが、良いキャラしてたのは確か ちゅーか影丸さん色んなとこで見るよねと -- 名無しさん (2014-04-12 14:52:42) - 影丸さん個人的に好き -- 名無しさん (2014-04-12 17:15:19) - スマートレディに電話された時の「こっちはもう戦闘態勢に入ってるんだぜ!?」が好き -- 名無しさん (2014-05-18 10:19:09) - ウエマツ隊員何やってんだ -- 名無しさん (2014-05-18 10:21:04) - 戸田さんの強キャラオーラ なんか大物ぽいし -- 名無しさん (2014-05-22 17:45:15) - あのスマートレディが彼の死後、喪服のような黒い服を来たことが印象的。結構仲良かったんかね? -- 名無しさん (2014-07-11 17:15:23) - 色んな意味で割り切ってる人ってイメージ。話の都合とはいえまともにクリスマ食らってもすぐに灰化しなかったのって北崎除くとこの人くらいじゃなかった? -- 名無しさん (2014-10-20 00:16:20) - クリスマ食らって炎出てたのに木場たちのところに車で乗り付けるあたり結構しぶとかったんだな -- 名無しさん (2014-12-04 00:19:35) - この人は……恐らくはオリジナルだった、のかな? --   (2015-02-07 16:21:21) - イカであるため柔軟体。ギイガ同様、あらゆる打撃を受け流しバクラーケン、ウィスクラーケンのようにかなり粘った。モチーフはイカの他、神官で一般怪人とは違うかっこよさを持つ。 -- 名無しさん (2015-02-07 16:49:41) - ウルトラ、ライダー、メタルに出演している影丸さんも、戦隊シリーズには未だに出演していない -- 名無しさん (2015-08-29 18:37:20) - アルバイト殺すシーンがむちゃくちゃトラウマだったなあ… -- 名無しさん (2016-01-19 19:09:03) - 顔射タグワロタ -- 名無しさん (2016-09-03 16:14:17) - 地味に、桜庭先生の小説『555』でもTV本編と繋がる形で回想されてたのが印象的だった -- 名無しさん (2016-09-03 16:40:26) - 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-05-15 08:31:33) - 巧がオルフェノクと知ったらどんな顔するかな?・・・ファイズ自体、オルフェノクじゃないと変身できないという認識があったら、お察しできたかもしれないが。 -- 名無しさん (2022-04-24 15:58:31) - 1話限りで特に強敵という訳でもないのにやけに印象に残る。怪人態もイカをモチーフにしながら体から触手が伸びてたりすぐに元が想像出来るデザインじゃないのがカッコいい -- 名無しさん (2022-09-06 12:15:07) - 戸田さんが登場するまでは、単に自分の欲望に素直なチンピラ小悪党か、でなきゃ人間やめましたみたいなサイコパスみたいな劇画的な敵キャラばっかだったからね。そんな中、戸田さんは「種の存亡をかけた戦い」っていうのを強く意識してて、職業軍人的なシビアなキャラとして登場したわけだ。自分の死すらも後輩への教えとして活用する、ってくらい徹底したプロ意識の塊。そりゃ強烈に印象に残りますわ、っていう。案外、オルフェノクになる前は本当に戦場にいた経験もあったのかも? -- 名無しさん (2022-10-04 13:14:15) - クリムゾンスマッシュくらったのに(多分姿隠す能力使って)その場から離脱してわざわざ車に乗ってから木場達の元に来るまでそれなりに時間かかるはずなのに生きてたのはタフすぎる、戦闘能力はともかく耐久力は紋章破壊で灰化逃れる荒業をやってのけた北崎と3ライダーの必殺技くらって尚ワープに逃げきった村上に次ぐものがあるな、メインキャラとタメ張れるのはすごい -- 名無しさん (2023-05-06 12:37:09) - オルフェノクとしての強さは中の上だけどスマートブレイン社員としては上の上 -- 名無しさん (2023-05-24 18:30:50) #comment #areaedit(end) }

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