有閑倶楽部

「有閑倶楽部」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

有閑倶楽部」(2024/01/06 (土) 18:46:15) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2011/02/18 Fri 16:24:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 1981年から不定期連載中の一条ゆかりによる漫画。 既刊19巻(2002年11月時点)、文庫版が11巻(2011年6月時点) *【概要】 セレブが集う学園に通う金と暇を持て余す個性豊かな生徒会の面々が、霊に呪われたり、殺人事件を解決したり、巨大な陰謀に巻き込まれたり、悪の組織と戦ったり、 南海で大冒険を繰り広げたり、誘拐を企てたりする何でもござれの学園アクションコメディ。 男性読者も多く、また少女漫画でありながら&font(#ff0000){人糞}が時々出てくる。 二度実写化されているが、案の定ファンにとっては[[黒歴史]]とされる傾向が強い。 本作には明確に主役と定義される人物はいない。あえて挙げるなら第一話の始まりから登場する悠理であろうが、過去編では清四郎と野梨子の様子から始まっており、 その他の俱楽部メンバーに加えて親世代も主役級の出番がエピソードがある。 一方で連続ドラマ版ではジャニーズを立たせるためか魅録が目立っており、原作だと悠理が出る場面が魅録に置き換わったりしている。 犬猫誘拐編と香港編がOVA化された。 キャラクターの名前は殆ど酒の銘柄からネーミングされている。 *【あらすじ】 聖プレジデント学園の生徒会は、またの名を「&bold(){有閑倶楽部}」と呼ばれる暇人の集まり。 基本的に正義感の強い彼らは世の中の悪や不正に怒りを燃やし、&bold(){そして自分の暇つぶしの為に}大小様々な事件に首を突っ込み、それぞれの才覚を発揮して解決していく。 *【登場人物】 **有閑倶楽部 ★剣菱悠理 CV.[[勝生真沙子]] 生徒会では運動部部長。 日本屈指の大財閥のご令嬢で、&s(){黙っていれば}中性的な美少女――だが、その性格はガサツで男勝りなジャジャ馬娘。 一応ブラジャーを着けている&s(){し、生理もある}が、顔が瓜二つの美少&bold(){年}のセミヌード写真が雑誌に載った時は「やっぱり男だったんですね」とファンの女生徒に&s(){納得}誤解された上に、倶楽部のメンバーからはそちらの方が色気があるとまで言われてしまった。 と言うかブチキレた結果思わず人前で生理がある事を暴露してしまった時は聞いた周囲の男生徒から「&bold(){なんか無い方が自然だよね}」とかまで言われた。 ひたすら野性的で勉強は全くできない反面、超人的な運動能力と食欲を誇る。 霊感も強く、様々な霊によるオカルト騒動に巻き込まれやすい。また、頭脳面は無い癖して推理系になると野生の勘を全力で働かせて真犯人をピンポイントで見抜く為「&bold(){天職は犬}」とまで言われている。 [[幼稚園]]の頃は他人をからかい喧嘩をふっかける問題児だったが、やがて弱者を助ける正しい暴力の使い方をマスターするに至り、男子からは恐れられているものの女子からの人気は高い……が、本人はただ[[喧嘩]]が趣味なだけ。 大財閥のご令嬢であるため結婚話が上がったことはあるが、&s(){当然}本人にまだその気はない。 なお男を選ぶ基準は「自分より強い奴」だが、これがとんだ騒動になってしまったエピソードが。 &bold(){多摩自慢}と&bold(){富久娘}という二匹の[[猫]]を可愛がっている。 初期と比べるとだいぶ性格が変わっている。 ★菊正宗清四郎 CV.[[辻谷耕史]] 大病院の息子で、生徒会長を務める有閑倶楽部のリーダー的存在。 凄まじい強さを誇る拳法の腕前と、科学からオカルトにまで精通する広範な知識を持った、文武両道の完璧人間。 なお武を磨く切っ掛けとなったのは、幼稚舎の入園式で幼馴染の野梨子をからかった悠里に喧嘩でコテンパンにされた上、大人しい野梨子が悠里と戦う姿を見たことである。 ただし、知識をひけらかしたり自信過剰が行きすぎて天狗になるなど、性格面はまだまだ未熟。 プライドの高い自信家だけに挫折にも弱く、雪山の死闘でモルダビアに完敗を喫した時はひどく落ち込んだ。 本人にその気はないのだが、ホモや舎弟希望者など何故か男性に好かれてしまう。 ★白鹿野梨子 CV.[[日髙のり子]] 生徒会では文化部部長。 日本画家の父と20歳年下の茶道家元を母に持つ、黒髪おかっぱが特徴の才色兼備な[[大和撫子]]。 清四郎とは隣の家に住む[[幼なじみ]]で、男の基準が彼になってしまっているが、美童いわく「惚れているというよりは『ブラザーコンプレックス』」。 深窓のお嬢様で男子生徒からの人気は可憐を凌駕するが、「殿方に興味がない」と全て断っている。 運動神経は皆無。特に泳げないことで水辺で何度か危機に陥ったが、&bold(){開き直った時の度胸や大胆さは清四郎さえ舌を巻くほど。} 絶体絶命なピンチほど肝が据わり冷静になる、精神面ではある意味6人の中で最強の人物。 OVAの中の人は「のり子」だが、実は一条ゆかりの本名も「典子」で、自分の理想とする漢字を当てた名前なのだとか。 ★松竹梅魅録 CV.[[関俊彦]] [[警視総監]]の一人息子で、母は旧華族の出身。生徒会では副会長。 機械いじりの趣味を活かした豊富な知識でメカニックを担当するが、喧嘩慣れして腕っ節も強く射撃の腕も高い。 悠理とは中学時代に数々の喧嘩場所で鉢合わせしていたが、やがて意気投合した。 暴走族の友人が多く、さらに刑事から古美術商に至るまで表裏含めて幅広い人脈と交友関係を持つ。 愛犬の&bold(){男山}は日本唯一の麻薬ならぬ&bold(){金探知犬}。 父の年甲斐もない熱血っぷりを恥ずかしがっており、いつも頭を抱えている。 ★黄桜可憐 CV.[[富永み〜な]] 生徒会では書記。家は宝石商で母子家庭。 年齢の割に大人っぽい美貌とグラマーな体型で、主に男性への色仕掛け担当。 資産家と結婚する玉の輿を狙っているが、高望みしすぎたり男運が悪かったりして理想の相手には巡り会えていない。 母からはその努力を玉の輿を作る方に回せば出来るのではないかと思われている。 軽薄そうだが、6人の中でも特に情が深く、自分を[[人質]]にした強盗にまで同情した。 一度念願の玉の輿にこぎ着けたが、相手の王子は(可憐を真剣に愛し、その証としてもう妻を増やさないと誓っていたが)ハーレムを許された家系で何人もの妻を囲っている事が発覚し、結局破談に。 そのエピソードからもわかるように意外と古風な考え方で身持ちは堅く、作者によれば&bold(){処女}。 ★美童・グランマニエ CV.[[子安武人]] 生徒会では経理。 スウェーデン大使の父を持つクォーターで、美女は口説かずにいられないプレイボーイ。 初期は一人っ子と周りの生徒の口から語られていたが、後に弟の&bold(){杏樹}が登場。 設定の変更というか、あくまで他人の口から語られていただけで、周囲が誤解していた、あるいは美童が意図的に隠していたとも解釈できよう。 父と兄弟揃ってプレイボーイで、[[バレンタイン]]チョコの質と個数を競い合うほど。 容姿から女性達に人気抜群だが、精神的には気弱で臆病な腰抜けの軟弱者でトラブルに弱い。 そのチキンな性格ゆえにギャーギャー騒ぎまくるので作中ではよく三枚目として扱われ散々な目に遭う事が多い。整った容姿故に替え玉の形で[[女装]]する回も何度か。 一方で緊急避難で男子禁制の場に入らなければならない場では、&s(){それらの経験を活かした}自然な着こなしと仲間を庇うような見事なトークで切り抜けてみせた。 男性陣の中では霊感が強く、婆さんに惚れられては日本人形に呪われ、難病の幼女に惚れられてその生き霊に殺されかかった。 自分の顔に絶対の自信を持つ[[ナルシスト>ナルシスト(属性)]]で、&bold(){彼が本気で愛したのは自分と同じ顔をしたプリンセスだった。}&s(){そしてプリンセスには既に心に決めた相手がいた。} また、[[男性にとって永遠の浪漫は「花嫁を育てる事」>源氏物語]]と語り、時々ロリコンになる。 **メンバーの親族及び周りを取り巻く人々 ★剣菱万作 悠理の父。 見た目も言動も農家のおっちゃんそのものだが、天才的な勘と判断力で剣菱財閥の舵を取る大富豪。 卵の頃から育てた&bold(){アケミ}と&bold(){サユリ}という、二羽のニワトリを可愛がっている。 ケンブリッジ大学を卒業した秀才で、難解な言語を話せる上に諸国の王様など世界各国に大勢の友人がいるスーパーハイスペックおじさん。 大変な愛妻家にして恐妻家で、妻である百合子には全く頭が上がらない。 初期の頃、&bold(){警視庁をダイナマイトで木っ端微塵に吹っ飛ばした}(犯行は一応バレていない)が、&s(){悪趣味なデザインの}新しい警視庁を贈呈した。 また悠里が作品を通して何度も誘拐され続けたため、最終的に身代金の運搬も緊張感が全くなくなってしまった。 ★剣菱百合子 悠理の母。 元は[[メイド]]だったが、万作の熱意に負けて結婚。 フリルや[[リボン]]を愛するとてつもない乙女チック趣味の持ち主だが、一方でかなり気が強く&bold(){剣菱家最恐}の人物。 家族も有閑倶楽部のメンバーも百合子にだけは逆らえず、怖いもの知らずの時宗も恐れている。 ひょんなことで知りあった関東ヤクザ界の大親分には後継者に指名したいと思われている。 //ただし、そんな彼女も雲海和尚だけは恐れている。 万作のことは本当に愛しており、&bold(){冴えない容姿から夫を侮辱した人間には「次は命を賭けてもらう」と本気で言い放ち}、後の場面では内心の形でたっぷりと惚気ていた。 格闘戦の能力は不明だが、家族や友人のためには銃器や爆薬を手に取ることをためらわない。 香港マフィアに家族が誘拐された際にはダイナマイトを体に巻き付け心中を迫る形で脅迫し、友人が襲われた際にはマシンガンと手榴弾で家一つ木端微塵にして救出した。 &s(){友人を襲った敵「う、うそ…ここは日本のはずだ…」「あー、おまわりさん、助かったぁ!」} &s(){友人を助ける為に武装して向かった事を聞いた&bold(){警官達}「やだよぉそんな怖いとこ行くなんて!」「急げ! 夫人より先に&bold(){救出}するのだ!」}((もう真犯人から友人を救出する為に向かったと知った後の話である。)) ★松竹梅時宗 魅録の父で警視総監。自称は「すっぽんの時宗」や「吐かせの時宗」。 一介の刑事から警視総監にまでなっちゃった叩き上げ。 正義感の非常に強い熱血中年だが、自分の命がかかるとなりふり構わなくなる。 戦時中も上官の立場を利用して軍の食料を独り占めし、慢性の下痢に罹ってやせ細った。 そんな過去もあって万作とは仲が悪かったが、&bold(){やがて恐妻家という似たもの同士友情が芽生える。} ★雲海和尚 清四郎とモルダビアの師匠で人間国宝の拳法家。 高齢な割に俗っぽいファンキーなじいさんだが、今でも本気を出せば清四郎を一瞬で倒すほどその実力は健在。 ★ミセス・エール 聖プレジデント学園の理事長。6人が好き勝手出来るのは彼女に気に入られているからとかそうでないとか。 中学時代にかたくなだった野梨子の心を動かし、色々と対照的な悠里や可憐と友情を結ぶ切っ掛けとなったのは彼女の言葉である。 ★茅台(まおたい) 有閑倶楽部にとって永遠の宿敵で香港マフィアを牛耳るボス。 ひょんな事から有閑倶楽部を拉致し、殺そうとした。 彼らの活躍で逮捕された挙げ句全財産を押収され、死に物狂いで脱獄し復讐に燃える。 作中「ヤカンハゲ」や「首なしタコ」と呼ばれるが、本人はタコが死ぬほど嫌いで激怒していた。 ユーモラスで憎めない外見をしているが、&bold(){闇組織の首領だけあって本性は冷酷で狡猾}。 初登場した時の異性に対する美的感覚は一般的なものだったはずなのだが、再登場した時は何故か独特なものへと変貌していた。 ★モルダビア・パブロア 世界一周アドベンチャークイズ・ツアー終盤に登場した、KGB所属のゴツイ外見をした女性エージェント。 &bold(){「きれいな男の子が泣き叫ぶ姿を見るのが好き」と語る真性のサディスト}で、巻き込まれた美童((とはいえ旅先で出会った美女から受け取ったものに機密が入っていて狙われていたという、美童の軽率さが原因ではある。))に癒しがたいトラウマを与えた。 格闘戦で悠里と魅録の二人がかりをあっさり退け、清四郎も全く歯が立たないほどの戦闘力を持つ。 喧嘩好きの悠理が唯一「喧嘩したくない」と怖がっている人間。 旧ソ連崩壊後はなんと内務大臣秘書官になり、&s(){声以外は似ても似つかない}バレリーナの妹プリスカには過去を隠している。 #center(){「追記修正を可能にするのが有閑倶楽部ですから」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ドラマ個人的には面白かった -- 名無しさん (2015-05-03 20:59:50) - 2度目の方だと思うが、キャラの再現度は頑張ってた。 -- 名無しさん (2020-03-12 15:29:36) - 可憐は一度ガチで惚れこんだ男がいるんだよな。幽霊だったから死んだら迎えに来るから長生きしてねってなったけど。 -- 名無しさん (2020-03-12 15:31:52) - 「不可能を可能にするのが有閑倶楽部ですから」って、原作では理事長の甥のボンボンが悪質な男にたぶらかされた回で野梨子が一回言っただけだが、使い勝手が良かったのかドラマでは六人が行動を起こす前に決め台詞として毎回言ってたな… -- 名無しさん (2022-10-29 09:49:19) - メンバーの6人もいいキャラをしているけれども百合子さんもふだんとうちゃんの扱いが雑ながらいざとなるととうちゃんのためにヤクザとロシアンルーレットを躊躇いなくやるからね、キャラが濃い -- 名無しさん (2022-11-17 13:27:30) - サザエさん時空に突入する以前に、「卒業させると物語が終わる?」 -- 名無しさん (2022-11-21 17:57:42) - ↑ 誤送信。 当初は普通に時間が流れていたから「卒業させたら物語も終わり?」と考えた作者によって、一年留年している有閑俱楽部の面々(のちにサザエさん時空化して有耶無耶になったけど) -- 名無しさん (2022-11-21 17:59:37) - 20巻はまったく出ておらず、既刊19巻(紙版)も絶版により、本作は事実上の打ち切りらしいよ。 -- 名無しさん (2023-04-14 16:09:52) - 一条女史が腱鞘炎とか緑内障悪化しすぎて物理的にペン持てなかったし今片目の視界が限りなくゼロらしいからな -- 名無しさん (2023-05-03 11:14:16) - ↑そんなことになっていたのか…… -- 名無しさん (2023-05-03 11:17:57) - ドラマ版大好きなんだよな。 -- 名無しさん (2023-08-27 05:50:16) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/02/18 Fri 16:24:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 1981年から不定期連載中の一条ゆかりによる漫画。 既刊19巻(2002年11月時点)、文庫版が11巻(2011年6月時点) *【概要】 セレブが集う学園に通う金と暇を持て余す個性豊かな生徒会の面々が、霊に呪われたり、殺人事件を解決したり、巨大な陰謀に巻き込まれたり、悪の組織と戦ったり、 南海で大冒険を繰り広げたり、誘拐を企てたりする何でもござれの学園アクションコメディ。 男性読者も多く、また少女漫画でありながら&font(#ff0000){人糞}が時々出てくる。 二度実写化されているが、案の定ファンにとっては[[黒歴史]]とされる傾向が強い。 本作には明確に主役と定義される人物はいない。あえて挙げるなら第一話の始まりから登場する悠理であろうが、過去編では清四郎と野梨子の様子から始まっており、 その他の俱楽部メンバーに加えて親世代も主役級の出番がエピソードがある。 一方で連続ドラマ版ではジャニーズを立たせるためか魅録が目立っており、原作だと悠理が出る場面が魅録に置き換わったりしている。 犬猫誘拐編と香港編がOVA化された。 キャラクターの名前は殆ど酒の銘柄からネーミングされている。 *【あらすじ】 聖プレジデント学園の生徒会は、またの名を「&bold(){有閑倶楽部}」と呼ばれる暇人の集まり。 基本的に正義感の強い彼らは世の中の悪や不正に怒りを燃やし、&bold(){そして自分の暇つぶしの為に}大小様々な事件に首を突っ込み、それぞれの才覚を発揮して解決していく。 *【登場人物】 **有閑倶楽部 ★&ruby(けんびし){剣菱}&ruby(ゆうり){悠理} CV.[[勝生真沙子]] 生徒会では運動部部長。 日本屈指の大財閥のご令嬢で、&s(){黙っていれば}中性的な美少女――だが、その性格はガサツで男勝りなジャジャ馬娘。 一応ブラジャーを着けている&s(){し、生理もある}が、顔が瓜二つの美少&bold(){年}のセミヌード写真が雑誌に載った時は「やっぱり男だったんですね」とファンの女生徒に&s(){納得}誤解された上に、倶楽部のメンバーからはそちらの方が色気があるとまで言われてしまった。 と言うかブチキレた結果思わず人前で生理がある事を暴露してしまった時は聞いた周囲の男生徒から「&bold(){なんか無い方が自然だよね}」とかまで言われた。 ひたすら野性的で勉強は全くできない反面、超人的な運動能力と食欲を誇る。 霊感も強く、様々な霊によるオカルト騒動に巻き込まれやすい。また、頭脳面は無い癖して推理系になると野生の勘を全力で働かせて真犯人をピンポイントで見抜く為「&bold(){天職は犬}」とまで言われている。 [[幼稚園]]の頃は他人をからかい喧嘩をふっかける問題児だったが、やがて弱者を助ける正しい暴力の使い方をマスターするに至り、男子からは恐れられているものの女子からの人気は高い……が、本人はただ[[喧嘩]]が趣味なだけ。 大財閥のご令嬢であるため結婚話が上がったことはあるが、&s(){当然}本人にまだその気はない。 なお男を選ぶ基準は「自分より強い奴」だが、これがとんだ騒動になってしまったエピソードが。 &bold(){多摩自慢}と&bold(){富久娘}という二匹の[[猫]]を可愛がっている。 初期と比べるとだいぶ性格が変わっている。 ★&ruby(きくまさむね){菊正宗}&ruby(せいしろう){清四郎} CV.[[辻谷耕史]] 大病院の息子で、生徒会長を務める有閑倶楽部のリーダー的存在。 凄まじい強さを誇る拳法の腕前と、科学からオカルトにまで精通する広範な知識を持った、文武両道の完璧人間。 なお武を磨く切っ掛けとなったのは、幼稚舎の入園式で幼馴染の野梨子をからかった悠里に喧嘩でコテンパンにされた上、大人しい野梨子が悠里と戦う姿を見たことである。 ただし、知識をひけらかしたり自信過剰が行きすぎて天狗になるなど、性格面はまだまだ未熟。 プライドの高い自信家だけに挫折にも弱く、雪山の死闘でモルダビアに完敗を喫した時はひどく落ち込んだ。 本人にその気はないのだが、ホモや舎弟希望者など何故か男性に好かれてしまう。 ★&ruby(はくしか){白鹿}&ruby(のりこ){野梨子} CV.[[日髙のり子]] 生徒会では文化部部長。 日本画家の父と20歳年下の茶道家元を母に持つ、黒髪おかっぱが特徴の才色兼備な[[大和撫子]]。 清四郎とは隣の家に住む[[幼なじみ]]で、男の基準が彼になってしまっているが、美童いわく「惚れているというよりは『ブラザーコンプレックス』」。 深窓のお嬢様で男子生徒からの人気は可憐を凌駕するが、「殿方に興味がない」と全て断っている。 運動神経は皆無。特に泳げないことで水辺で何度か危機に陥ったが、&bold(){開き直った時の度胸や大胆さは清四郎さえ舌を巻くほど。} 絶体絶命なピンチほど肝が据わり冷静になる、精神面ではある意味6人の中で最強の人物。 OVAの中の人は「のり子」だが、実は一条ゆかりの本名も「典子」で、自分の理想とする漢字を当てた名前なのだとか。 ★&ruby(しょうちくばい){松竹梅}&ruby(みろく){魅録} CV.[[関俊彦]] [[警視総監]]の一人息子で、母は旧華族の出身。生徒会では副会長。 機械いじりの趣味を活かした豊富な知識でメカニックを担当するが、喧嘩慣れして腕っ節も強く射撃の腕も高い。 悠理とは中学時代に数々の喧嘩場所で鉢合わせしていたが、やがて意気投合した。 暴走族の友人が多く、さらに刑事から古美術商に至るまで表裏含めて幅広い人脈と交友関係を持つ。 愛犬の&bold(){男山}は日本唯一の麻薬ならぬ&bold(){金探知犬}。 父の年甲斐もない熱血っぷりを恥ずかしがっており、いつも頭を抱えている。 ★&ruby(きざくら){黄桜}&ruby(かれん){可憐} CV.[[富永み〜な]] 生徒会では書記。家は宝石商で母子家庭。 年齢の割に大人っぽい美貌とグラマーな体型で、主に男性への色仕掛け担当。 資産家と結婚する玉の輿を狙っているが、高望みしすぎたり男運が悪かったりして理想の相手には巡り会えていない。 母からはその努力を玉の輿を作る方に回せば出来るのではないかと思われている。 軽薄そうだが、6人の中でも特に情が深く、自分を[[人質]]にした強盗にまで同情した。 一度念願の玉の輿にこぎ着けたが、相手の王子は(可憐を真剣に愛し、その証としてもう妻を増やさないと誓っていたが)ハーレムを許された家系で何人もの妻を囲っている事が発覚し、結局破談に。 そのエピソードからもわかるように意外と古風な考え方で身持ちは堅く、作者によれば&bold(){処女}。 ★&ruby(びどう){美童}・グランマニエ CV.[[子安武人]] 生徒会では経理。 スウェーデン大使の父を持つクォーターで、美女は口説かずにいられないプレイボーイ。 初期は一人っ子と周りの生徒の口から語られていたが、後に弟の&bold(){杏樹}が登場。 設定の変更というか、あくまで他人の口から語られていただけで、周囲が誤解していた、あるいは美童が意図的に隠していたとも解釈できよう。 父と兄弟揃ってプレイボーイで、[[バレンタイン]]チョコの質と個数を競い合うほど。 容姿から女性達に人気抜群だが、精神的には気弱で臆病な腰抜けの軟弱者でトラブルに弱い。 そのチキンな性格ゆえにギャーギャー騒ぎまくるので作中ではよく三枚目として扱われ散々な目に遭う事が多い。整った容姿故に替え玉の形で[[女装]]する回も何度か。 一方で緊急避難で男子禁制の場に入らなければならない場では、&s(){それらの経験を活かした}自然な着こなしと仲間を庇うような見事なトークで切り抜けてみせた。 男性陣の中では霊感が強く、婆さんに惚れられては日本人形に呪われ、難病の幼女に惚れられてその生き霊に殺されかかった。 自分の顔に絶対の自信を持つ[[ナルシスト>ナルシスト(属性)]]で、&bold(){彼が本気で愛したのは自分と同じ顔をしたプリンセスだった。}&s(){そしてプリンセスには既に心に決めた相手がいた。} また、[[男性にとって永遠の浪漫は「花嫁を育てる事」>源氏物語]]と語り、時々ロリコンになる。 **メンバーの親族及び周りを取り巻く人々 ★剣菱万作 悠理の父。 見た目も言動も農家のおっちゃんそのものだが、天才的な勘と判断力で剣菱財閥の舵を取る大富豪。 卵の頃から育てた&bold(){アケミ}と&bold(){サユリ}という、二羽のニワトリを可愛がっている。 ケンブリッジ大学を卒業した秀才で、難解な言語を話せる上に諸国の王様など世界各国に大勢の友人がいるスーパーハイスペックおじさん。 大変な愛妻家にして恐妻家で、妻である百合子には全く頭が上がらない。 初期の頃、&bold(){警視庁をダイナマイトで木っ端微塵に吹っ飛ばした}(犯行は一応バレていない)が、&s(){悪趣味なデザインの}新しい警視庁を贈呈した。 また悠里が作品を通して何度も誘拐され続けたため、最終的に身代金の運搬も緊張感が全くなくなってしまった。 ★剣菱百合子 悠理の母。 元は[[メイド]]だったが、万作の熱意に負けて結婚。 フリルや[[リボン]]を愛するとてつもない乙女チック趣味の持ち主だが、一方でかなり気が強く&bold(){剣菱家最恐}の人物。 家族も有閑倶楽部のメンバーも百合子にだけは逆らえず、怖いもの知らずの時宗も恐れている。 ひょんなことで知りあった関東ヤクザ界の大親分には後継者に指名したいと思われている。 //ただし、そんな彼女も雲海和尚だけは恐れている。 万作のことは本当に愛しており、&bold(){冴えない容姿から夫を侮辱した人間には「次は命を賭けてもらう」と本気で言い放ち}、後の場面では内心の形でたっぷりと惚気ていた。 格闘戦の能力は不明だが、家族や友人のためには銃器や爆薬を手に取ることをためらわない。 香港マフィアに家族が誘拐された際にはダイナマイトを体に巻き付け心中を迫る形で脅迫し、友人が襲われた際にはマシンガンと手榴弾で家一つ木端微塵にして救出した。 &s(){友人を襲った敵「う、うそ…ここは日本のはずだ…」「あー、おまわりさん、助かったぁ!」} &s(){友人を助ける為に武装して向かった事を聞いた&bold(){警官達}「やだよぉそんな怖いとこ行くなんて!」「急げ! 夫人より先に&bold(){救出}するのだ!」}((もう真犯人から友人を救出する為に向かったと知った後の話である。)) ★松竹梅時宗 魅録の父で警視総監。自称は「すっぽんの時宗」や「吐かせの時宗」。 一介の刑事から警視総監にまでなっちゃった叩き上げ。 正義感の非常に強い熱血中年だが、自分の命がかかるとなりふり構わなくなる。 戦時中も上官の立場を利用して軍の食料を独り占めし、慢性の下痢に罹ってやせ細った。 そんな過去もあって万作とは仲が悪かったが、&bold(){やがて恐妻家という似たもの同士友情が芽生える。} ★雲海和尚 清四郎とモルダビアの師匠で人間国宝の拳法家。 高齢な割に俗っぽいファンキーなじいさんだが、今でも本気を出せば清四郎を一瞬で倒すほどその実力は健在。 ★ミセス・エール 聖プレジデント学園の理事長。6人が好き勝手出来るのは彼女に気に入られているからとかそうでないとか。 中学時代にかたくなだった野梨子の心を動かし、色々と対照的な悠里や可憐と友情を結ぶ切っ掛けとなったのは彼女の言葉である。 ★茅台(まおたい) 有閑倶楽部にとって永遠の宿敵で香港マフィアを牛耳るボス。 ひょんな事から有閑倶楽部を拉致し、殺そうとした。 彼らの活躍で逮捕された挙げ句全財産を押収され、死に物狂いで脱獄し復讐に燃える。 作中「ヤカンハゲ」や「首なしタコ」と呼ばれるが、本人はタコが死ぬほど嫌いで激怒していた。 ユーモラスで憎めない外見をしているが、&bold(){闇組織の首領だけあって本性は冷酷で狡猾}。 初登場した時の異性に対する美的感覚は一般的なものだったはずなのだが、再登場した時は何故か独特なものへと変貌していた。 ★モルダビア・パブロア 世界一周アドベンチャークイズ・ツアー終盤に登場した、KGB所属のゴツイ外見をした女性エージェント。 &bold(){「きれいな男の子が泣き叫ぶ姿を見るのが好き」と語る真性のサディスト}で、巻き込まれた美童((とはいえ旅先で出会った美女から受け取ったものに機密が入っていて狙われていたという、美童の軽率さが原因ではある。))に癒しがたいトラウマを与えた。 格闘戦で悠里と魅録の二人がかりをあっさり退け、清四郎も全く歯が立たないほどの戦闘力を持つ。 喧嘩好きの悠理が唯一「喧嘩したくない」と怖がっている人間。 旧ソ連崩壊後はなんと内務大臣秘書官になり、&s(){声以外は似ても似つかない}バレリーナの妹プリスカには過去を隠している。 #center(){「追記修正を可能にするのが有閑倶楽部ですから」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ドラマ個人的には面白かった -- 名無しさん (2015-05-03 20:59:50) - 2度目の方だと思うが、キャラの再現度は頑張ってた。 -- 名無しさん (2020-03-12 15:29:36) - 可憐は一度ガチで惚れこんだ男がいるんだよな。幽霊だったから死んだら迎えに来るから長生きしてねってなったけど。 -- 名無しさん (2020-03-12 15:31:52) - 「不可能を可能にするのが有閑倶楽部ですから」って、原作では理事長の甥のボンボンが悪質な男にたぶらかされた回で野梨子が一回言っただけだが、使い勝手が良かったのかドラマでは六人が行動を起こす前に決め台詞として毎回言ってたな… -- 名無しさん (2022-10-29 09:49:19) - メンバーの6人もいいキャラをしているけれども百合子さんもふだんとうちゃんの扱いが雑ながらいざとなるととうちゃんのためにヤクザとロシアンルーレットを躊躇いなくやるからね、キャラが濃い -- 名無しさん (2022-11-17 13:27:30) - サザエさん時空に突入する以前に、「卒業させると物語が終わる?」 -- 名無しさん (2022-11-21 17:57:42) - ↑ 誤送信。 当初は普通に時間が流れていたから「卒業させたら物語も終わり?」と考えた作者によって、一年留年している有閑俱楽部の面々(のちにサザエさん時空化して有耶無耶になったけど) -- 名無しさん (2022-11-21 17:59:37) - 20巻はまったく出ておらず、既刊19巻(紙版)も絶版により、本作は事実上の打ち切りらしいよ。 -- 名無しさん (2023-04-14 16:09:52) - 一条女史が腱鞘炎とか緑内障悪化しすぎて物理的にペン持てなかったし今片目の視界が限りなくゼロらしいからな -- 名無しさん (2023-05-03 11:14:16) - ↑そんなことになっていたのか…… -- 名無しさん (2023-05-03 11:17:57) - ドラマ版大好きなんだよな。 -- 名無しさん (2023-08-27 05:50:16) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: