ファイヤー(ポケモン)

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&font(#6495ED){登録日}:2010/07/05 Mon 20:05:38 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&font(b,#ff661a){昔から火の鳥伝説として知られる。&br()&br()羽ばたくたびに羽が明るく燃え上がり美しい。}}} #center(){&blankimg(ファイヤー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、68話『ゴウにライバル!?ミュウへの道!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} [[ポケットモンスター]]シリーズに[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]から登場する[[伝説のポケモン]]。 &b(){■CONTENTS} #contents() *■データ ---- 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.146 英語名:Moltres 分類:かえんポケモン 高さ:2.0m 重さ:60.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:未発見(性別不明) タイプ:[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]]/[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:プレッシャー(相手が使用した技のPPを1つ多く減らす) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:ほのおのからだ(接触技で攻撃をしてきた相手を30%の確率で[[やけど>やけど(ポケモン)]]状態にする) ・[[種族値]] HP:90 攻撃:100 防御:90 特攻:125 特防:85(初代のみ125) 素早さ:90 合計:580 [[努力値]]:特攻+3 *■概要 ---- [[フリーザー>フリーザー(ポケモン)]]・[[サンダー>サンダー(ポケモン)]]と同じく伝説の鳥ポケモンのうちの一匹である。 オレンジ色の身体に燃え盛る炎のような羽やトサカ、尾を持っており伝説の火の鳥のような姿をしている。 その炎の身体は見る者を圧倒し夜空をも明るく照らす輝きを見せる。 ポケモン世界の火の鳥伝説としても語り継がれており、身体が傷付くと火山でマグマを浴びて傷を癒すと言われている。 また南国からやって来ると言われておりファイヤーが訪れた地域は早めの春の季節が訪れるとも言われている。 [[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]]の[[カツラ>カツラ(ポケモン)]]は山で遭難したとき、ファイヤーの炎のおかげで下山できたという。 ゲームでは性別不明扱いだが、書籍『ポケットモンスター公式ファンブック(P39)』では「&b(){メスだったらしい}」という記述がある。 #center(){&font(#ff0000){&bold(){メ ス だ っ た}}} ということは、誰かがファイヤーの性別を確かめたようだ。 さらに『ポケットモンスター図鑑』にはファイヤーを指して「彼女」と表記している。 その影響か、ポケモンが喋るような作品(ポケダンなど)では女性口調になっている。 書籍での記述も含めて手塚治虫の「[[火の鳥(漫画)]]」の影響もあるだろう。   *■ゲームでのファイヤー ---- 初代では&b(){チャンピオンロード}の2Fに生息しシンボルエンカウントで出会う事が出来る。レベルは50。 伝説だけあって当時トップクラスの種族値を誇るが、同タイプの[[リザードン]]と違い「かえんほうしゃ」を習得できず自力で覚えるほのお技は「ほのおのうず」のみ。 ほのおタイプとしてまともに戦わせるには当時一点モノの[[わざマシン>わざマシン/ひでんマシン]]で「[[だいもんじ>大文字]]」を覚えさせるしかなく、また覚えさせてもPPの低さに悩まされる。 ポイントアップやPP回復アイテムを残しておいてあげれば少しはマシになる。 //初代にポイントマックスはない リメイクの[[FRLG>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]では追加マップである「1のしま」の「&b(){ともしびやま}」頂上に生息地を移し((ちなみにオリジナルの赤緑青ピカチュウでファイヤーがいた場所には名残として足跡がある他、「エフェクトガード」が置かれている))、 更に[[金銀>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]リメイクである[[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]では「&b(){シロガネやま}」へまた場所を移したりと、 シリーズが変わる度に引越しを繰り返しているのが特徴(ちなみにリメイク前の金銀には登場しない)。 [[ピカブイ>ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ]]では初代以来実に''20年ぶり''にチャンピオンロード2Fに居を戻した。 なお、初代から微妙に北側に移動している。((初代でファイヤーがいた場所にはポイントマックスが落ちている)) 同じ伝説3鳥のサンダー&フリーザーはずっと同じ場所にいるのにね。特にサンダーの発電所に対する執着はヤバい。 実は初代で&b(){ファイヤー専用ダンジョンをスタッフが作り忘れてた}(らしい)という事実があるので引越しを繰り返していた。 初代では種族値合計が495と三鳥の中で最も高かった。 しかし自力で威力の高いほのお技を覚えられない上にそもそもほのおタイプの需要が皆無であった為、実際は3鳥の中では最不遇。 特にレベル51で覚える技がサンダーは「かみなり」フリーザーは「[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]」と威力120の各タイプ最強技なのに対して、 ファイヤーは何故か「&font(#ff0000){にらみつける}(笑)」と異様にショボく多くの人達からネタにされている。 その代わりにひこうタイプ最強技の「ゴッドバード」をレベル60で覚えはするのだが、 サンダーが当時としてはかなり高威力で使いやすい「ドリルくちばし」を覚えることもあって、イマイチパッとしない。 「だいもんじ」でない理由はこれが[[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]][[カツラ>カツラ(ポケモン)]]の[[わざマシン>わざマシン/ひでんマシン]]収録技であり、 初代では[[ピカチュウ]]版を除き、ジムリーダーのマシン技は誰も自力習得できなかったためであるが、 「かえんほうしゃ」ですらなく「にらみつける」なのはなんとも……。 ある人が解析したところ、初代の技内部コードで、「0x2B(43) にらみつける」の10個後には「0x35(53) かえんほうしゃ」があったとのこと。 開発者が覚える技を10進で打ってて、タイプミスした可能性がある。 ポケモン20周年の非公式オフイベでゲーフリのスタッフも多分ミスだろうと言う趣旨の発言をしている。 また、もう一つの説としてゴッドバードはマシン技であり、他の二匹もレベル51でマシンの高威力技を覚えて55で高速移動、60で補助技を覚えているということから、 レベル60と51の習得技が入れ替わっている説も存在する。というよりこっちの方が説としては正しい可能性が高い。((初代の三鳥は51で高威力技、55で高速移動、60で補助技を習得するのが基準となってるはずだがファイヤーだけ入れ替わっているわけで。ちなみにゴッドバードとにらみつけるはそれぞれ技コードは143と43であるので)) 火炎放射と入れ替わった説にせよゴッドバードとレベルが入れ替わったにせよ、どちらにせよ設定ミスが酷い。 ちなみに、[[PWT>ポケモンワールドトーナメント(ポケモンBW2)]]のダウンロードトーナメントで配信された「伝説の[[ローテーションバトル>ローテーションバトル(ポケモン)]]!」では、 &b(){すでに習得できなくなって久しい}にもかかわらず「&font(#ff0000){にらみつける}」を覚えている…と、まるで自らの[[黒歴史]]を蒸し返されるような扱いを受けた。 そして[[ピカブイ>ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ]]ではレベル技として&bold(){「にらみつける」ファイヤーが復活した}((レベル16で習得であり、今作ではきちんと「かえんほうしゃ」も覚える))。 まあ、ピカブイではサンダーやフリーザーもにらみつけるを覚えるんだけどね! &font(#ff0000){ほのおタイプの伝説は[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]になる}というジンクスの始まりとも言えるポケモンである。 三鳥の中でも、当時の対戦環境で活躍していた他の2匹との扱いの差は歴然であった。 金銀では晴れて「かえんほうしゃ」がレベル技に追加。 …とはいえ、金銀では野生出現せず初代から連れて来る必要がある上、「かえんほうしゃ」の習得レベルが49なのに対して最低入手レベルが50なのでぶっちゃけこれもネタ。 金銀から1年後に出た[[ポケスタ金銀>ポケモンスタジアムシリーズ]]のスーパーわざマシンで技を思い出すか、ポケスタ金銀と同時に出たクリスタル版の教え技を使う必要があった。 当時は今と違い、気楽に技を思い出せなかったのだ。 ただ、金銀では「だいもんじ」のわざマシンが複数入手出来るようになり、晴れ状態で「もくたん」を持たせれば非常に強力であった。 なんだかんだ言っても伝説であり、特攻125は伊達ではない。 プラチナではクリア後の[[オーキド博士>オーキド博士(ポケモン)]]との会話後にサンダー、フリーザーと同じく各地を徘徊する。レベルは60。 [[XY>ポケットモンスター X・Y]]にも登場。 殿堂入り後、最初に[[ケロマツ>ゲッコウガ]]を選んでいると[[カロス地方>カロス地方(ポケモン)]]を飛び回っており、運よく出会うと&b(){コマンドを選択する間もなくすぐ逃げられてしまう}(特性「かげふみ」も無効)。 しかし、何度も出会っては逃げられ…出会っては(ryを繰り返していくと海神の穴に固定シンボルで現れ、バトルできる。レベルは70。 [[USM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]ではウルトラスペースゼロの空ステージで三鳥全てを捕獲できる。 [[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では[[DLC>ダウンロードコンテンツ]]第2弾から他の伝説のポケモンと共に登場。 [[ダイマックスアドベンチャー]]のボスとして出現する。 今作ではこれまでのファイヤーとは別に、[[リージョンフォーム]]の&s(){目付きの悪い}[[ガラルファイヤー>ファイヤー(ガラルのすがた)]]が登場した。 トレーナーでは「[[ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア]]」にて、[[シャドー>シャドー(ポケモン)]]ボス・[[デスゴルド>デスゴルド(ポケモンXD)]]がダークポケモンとして使用する。 スナッチして入手することもでき、特別な技として「じんつうりき」「おにび」「あさのひざし」を覚えている。 おにびは後にわざマシンとなったため希少性は薄れたが、あさのひざしは「はねやすめ」を使った際に[[じめん>じめんタイプ(ポケモン)]]技に弱くなることを気にする際に代用技として使えるかもしれない。 設定上はタマゴ未発見になっているが、[[ポケモンスナップ]]ではファイヤーのタマゴと言うべき物体が登場している。 なお、他の2鳥がポケモンの笛を使わなければ孵化させられないのに対し、ファイヤーは通り道にあるタマゴをポケモンフーズかイヤイヤボールをぶつけてマグマに落とすという雑な手順で孵化させられる。 しかも、落とすまではゼロワン号が止まるため、プレイヤーからは[[ヒトカゲ]]の群れを撮影するのに利用されており、他の2鳥よりなんだか扱いが悪い。 [[色違い>色違い(ポケモン)]]は身体が&color(pink){ピンク}になる。益々メスっぽさが出ている気がする。 *■対戦でのファイヤー ---- ほのおタイプの中でも[[ブーバーン]]と並んで高めの特攻を誇り、それ以外の能力もなかなか高水準。 ただ上記の通り初代の対戦環境では三鳥の中で[[最弱]]呼ばわりされ、自力習得技のお粗末ぶりもあって[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]扱いされていた。 97年度大会で活躍したフリーザーとサンダーは99年度に使用制限('97と'98で上位入賞者が使ったポケモンは使用不可)がかけられていたのに対して、ファイヤーだけは普通に&b(){使用が許可}されている(=2年間上位陣に使われていなかった)。 戦法については、当時はヒットする限りは相手の攻撃を不可能にする「ほのおのうず」が壊れ技だったので、 最初に「[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]」や「こうそくいどう」を使ってから「ほのおのうず」を連打する、 という耐久ポケモンのようなチキンプレイがそこそこ強く、ファイヤーをまともに活かすにはコレか「だいもんじ」の運ゲーしかなかった。 99年度大会の主流ポケの1匹であり、種族値では劣るが「きりさく」や「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」を覚える[[リザードン]]がライバルだった。 ポケスタ2では「ほのおのうず」(と言うより[[バインド技>バインド技(ポケモン)]])がナーフされている((GBではバインド中に交代すると交代先に技が飛ぶが、ポケスタ2では交代しても相手に技を使われなくなった))上99カップのレベル制限で「こうそくいどう」も覚えられないため、種族値ほどの強さは発揮できないが…。 後にVC発売によって研究が進められた結果特化したパーティを組めば十分に強い(恐らく初代の飛行ポケモンでは最強である)事が判明、汚名を返上したがそのイメージ払拭にはまだまだ時間がかかりそうである。といっても、もし仮にVC版環境版のレギュレーションの99カップを開催するなら出場不能になってもおかしくないクラス。つまり1軍クラスの需要を得ていると言える。 なおフリーザーは[[こおりタイプ>こおりタイプ(ポケモン)]]への有効打のなさ等から当時最強扱いされていたのは過大評価だったと結論付けられ、ファイヤーと立場が逆転することとなった。 とはいえ環境における[[ミュウツー]]の有無でも事情は変わるので、発売当初の無制限ルールと97カップでの評価は別物であるのだが。 &s(){そして相変わらず安定感のあるサンダー} その後の世代では技がマシになった上に[[はがねタイプ>はがねタイプ(ポケモン)]]の出現でほのおタイプの需要も増加した為、第一線で戦えるようになった。 特攻種族値125から放たれる「だいもんじ」の威力は未だに強力。「にほんばれ」も合わされば鬼のような破壊力を発揮する。 「エアスラッシュ」や「ソーラービーム」も強力。(後者は[[晴れパ>晴れパ(ポケモン)]]以外なら「パワフルハーブ」が必須だが) しかしそれら以外の技バリエーションが少なくメジャーな[[ドラゴンタイプ>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]や[[バンギラス]]等で止まりやすいのが欠点。 出来るなら「[[めざめるパワー]]([[氷>こおりタイプ(ポケモン)]])」を粘りたいところ。 面倒なら「おにび」で対策するのも手だが特殊型には対応出来ない。 何気に攻撃力も高いがまともな物理技が「とんぼがえり」ぐらいしかなくほのおタイプおなじみの[[二刀流>二刀流/両刀(ポケモン)]]には向かない。 一応「パワフルハーブ」を持たせれば「ゴッドバード」が使えるがやや[[ロマン>ロマン技(ポケモン)]]。 持ち物は「[[こだわりメガネ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]」や「いのちのたま」等の威力アップ系がメジャーだが素早さが中途半端なので「こだわりスカーフ」を持たせても良い。 いわ4倍なので「[[ステルスロック>撒き技(ポケモン)]]」にも注意したい。食らうとHPが半分吹き飛ぶのでHPは[[奇数>努力値調整(ポケモン)]]にすべきである。 無論、[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]として使用率の高い「ストーンエッジ」や「ロックブラスト」「めざめるパワー(岩)」にも注意。 第五世代では強力な一致技「[[ぼうふう>ぼうふう(ポケモン)]]」を習得し、雨メタを潰しつつ後出しを許さない圧倒的火力で全抜きも狙える「[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]に入るほのおタイプ」として一躍脚光を浴びた。 眼鏡をかけた暴風の威力は[[ラティオス]]や[[ガブリアス]]が一撃圏内に入るばかりか本来天敵である[[ヒードラン]]や[[ロトム]]すら粉砕しうるものであり、 雨下ではそれに必中及び[[こんらん>こんらん(ポケモン)]]三割まで加わるのでやられるほうとしてはたまったものではない。 が、第六世代では特殊技の[[威力>威力(ポケモン)]]低下、天候の弱体化が逆風に。 さらに同タイプに[[ファイアロー]]や技範囲までも大きく被る[[メガリザードンY>リザードン]]といった強ポケが登場したため、ファイヤーの活躍の場は大きく削られてしまった。 とは言え「ぼうふう」や「プレッシャー」を活かせば差別化した上での活躍も十分に可能なため、舐めてかかって痛い目に遭わないようにしたい。 第七世代ではライバルだったファイアローが弱体化。 しかし相変わらずメガリザードンYという大きな壁が立ちはだかる上、耐性が似通っていて暴風を[[Zワザ]]として使う型の[[ウルガモス]]も出現。 そのためシングルでは上記のポケモン達にはできない差別化要素として優秀な種族値や、「プレッシャー」「はねやすめ」等を活かした耐久型がメジャーとなる。 特に高火力かつ耐性を変化させられる新技「もえつきる」を習得したことは大きい。 使用するとほのおタイプ自体が無くなることでタイプ不一致になり、さらにこの技は交換しないと再使用できないというデメリットがあるが、メジャーな弱点を減らせるという利点がある。 同じ型のサンダーに比べて[[いわ>いわタイプ(ポケモン)]]や[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]]技への耐性では劣るが[[フェアリー>フェアリータイプ(ポケモン)]]や[[こおり>こおりタイプ(ポケモン)]]技への耐性で勝り、「ストーンエッジ」は[[まも>まもる/みきり(ポケモン)]][[みが>みがわり(ポケモン)]]プレッシャーで削り切ることも可能。 またアタッカーとしても上記の通りタイプ一致暴風を撃てる、ひいては持ち物枠や[[メガシンカ]]・Zワザの枠を使わずに高火力を出せるといったメリットもなくはない。 また[[ダブル>ダブルバトル(ポケモン)]]においてはじめん無効を生かしてラグラージの相方となったり 暴風でくさタイプを、ほのお技でソルガレオを粉砕できる点を買われてカイオーガ&ゼルネアスの補完として採用されるなど上述の「[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]に入るほのおタイプ」としての要素を強めている。 第八世代では[[リージョンフォーム>ファイヤー(ガラルのすがた)]]が登場したほか、&bold(){原種共々「にらみつける」を習得}。レベル1で取得する基本技扱いであり、&bold(){三鳥では唯一覚える}点までばっちり継承。 また、物理ほのお技の「フレアドライブ」、物理ひこうわざの「ブレイブバード」も覚えられるようになったため、物理型もこなせるようになった。 一応攻撃種族値も100あり、最低限の技を覚えられるため、実用の範囲内。 「にらみつける」も有効活用しようと思えばできなくもない。 %%素直に他の技を入れたほうが良いのは内緒。%% *■アニメでのファイヤー ---- [[劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕]]に登場。 「炎の島」に住む火の神だがジラルダンに一番始めに捕まるというやや情けない姿を晒す事に… おまけに公開当時は金銀発売前、つまりこおりタイプの技が弱点のため、凍結弾でダメージを受けるという今では違和感のある演出が。%%金銀発売後ならジラルダンを倒して映画は5分で終わったかもしれない。%% 後に救出されるがサンダー・フリーザーと三つ巴の闘いを始めたりする。 地上波でも今は懐かしきバーローことヒロシが主人公の番外編に登場。 その際には[[ボーマンダ]]を相手にし、巨大な炎の不死鳥を作り出してボーマンダの技を掻き消す等、 当時のネタポケ手前とはかけ離れたまさに伝説たる威容を見せつけた。 また、図鑑説明の火山のマグマで傷を癒す設定が拾われており、その分火山に現れるファイヤーは回復が必要な程に弱っているという面が明らかになった。 XYでは第86話で本編初のメイン回を飾る。 ファイヤーの噂を聞きつけたトロバと共にやって来たサトシ一行、特にヒノヤコマ(→ファイアロー)を相手に激しいバトルをした。 新無印65話にも登場。 強いほのおポケモンとの戦いを求める[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]の[[ゴウカザル]]の前に現れた。 [[シゲル>シゲル(ポケモン)]]の[[カメックス]]のみず技も難なく耐え、ぼうふうで返り討ちにする程の強さ。 大技のもえつきるも披露。使用後は身体の炎が小さくなっていた。 *■[[ポケスペ>ポケットモンスターSPECIAL]]でのファイヤー ---- グレン島で[[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]中隊長(ケン・ハリー・リョウ)の手持ちとして登場。 [[ニョロ>ニョロ(ポケットモンスターSPECIAL)]]の水流でさえ蒸発させるほどの高熱の炎でカツラと[[レッド>レッド(ポケットモンスターSPECIAL)]]を追い詰めるが、秘密のコハクから復元された[[プテラ>プテラ(ポケモン)]]の反撃にあい、致命傷を負う。 次の登場はシルフカンパニー。 [[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]三幹部・[[ナツメ>ナツメ(ポケモン)]]の手持ちになっており、サンダー・フリーザーと合体させ、「サ・ファイ・ザー」にした。 最後は[[カントー>カントー地方(ポケモン)]][[御三家>御三家(ポケモン)]]の三体同時攻撃に押し負け、敗れた。 第3章では[[ブルー>ブルー(ポケットモンスターSPECIAL)]]の手持ちとして登場。[[ルギア]]・[[ホウオウ]]と空中戦を繰り広げる。 *■ポケダンでのファイヤー ---- 多分一番ファイヤーが輝く作品。 ・初期技2つの使い勝手の良さ(PP多めのタイプ一致技) ・急なモンハウ対策やタイマンに有効な「こうそくいどう」の習得(しかも習得時期が早い) ・移動タイプが空中 ・高い初期ステータスと伸びの良さ 等から、[[時闇>ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊]]のゼロの島等レベル1ダンジョンの攻略のしやすさに定評があり、一部攻略wikiではあの[[フワライド]]ら☆ランクに次いでSランク扱いを受けている。 欠点は全体技を習得しない事くらいだが、「こうそくいどう」があればモンハウも割と切り抜けられるので大した欠点にはなり得ないだろう。 南部などがなかなかクリア出来ないという人は一度使ってみる事を勧める。(ただし時闇では最後の間を踏破出来るという前提だが…)   ポケモン不思議のダンジョン救助隊シリーズにも敵として登場。 逃避行中のふたり旅の時にボスとして登場。能力は高く、特に草タイプが主人公orパートナーだとかなりきつい相手となる。 炎の山の自然が荒れている事で気が立っており、怪しい主人公たちに攻撃を仕掛けてくる。この事から分かる通り割と短気。 倒した後も主人公たちを信じなかったが、パートナーが「他の場所でも異常が起きている」と言い、目を&s(){睨みつける}見ることで彼らに非がない事を把握した。 信じては貰えたが「解決に時間が掛かるかも」と言うと怒って炎を舞わせたり、飛び立つときも派手に吠えたりと若干コミカルな描写がなされた。 敵に対しては威厳ある台詞であるが普段の口調は敬語。仲間にしたときも敬語パターンである。共通台詞だが「うふふっ。レベルアップです!」がなんか可愛い。 *■大乱闘スマッシュブラザーズでのファイヤー ---- [[DX>大乱闘スマッシュブラザーズDX]]では三鳥そろってモンスターボールから登場。出現すると画面が赤っぽくなり、しばらく静止したあと、「そらをとぶ」で上空へ飛んでいく。 サンダーやフリーザーより一見地味だが、ファイヤーの体には常に即死レベルの判定(ダメージ40%)がついていると言う実は恐ろしい奴。 投げで相手をファイヤーにぶつけるのが定石か。 実はファイヤーの下はメテオ判定がついてる。 [[X>大乱闘スマッシュブラザーズX]]では&font(#ff0000){三鳥で唯一続投を果たした}。 さらに[[for>大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]や[[SP>大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]でも変わらず出演するなど結構優遇されてる。 なお、SPでは一時停止中にスクショのためにエフェクトを消す事が出来るシステムがあるのだが、ファイヤーのエフェクトを消してしまうと伝説の威厳が跡形も無く消え去るほどの非常に情けない姿になってしまう。 どのようになってしまうかは、是非とも自分の目で確かめよう。 追記修正はかえんほうしゃを覚えてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/07/05 Mon 20:05:38 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 14 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&font(b,#ff661a){昔から火の鳥伝説として知られる。&br()&br()羽ばたくたびに羽が明るく燃え上がり美しい。}}} #center(){&blankimg(ファイヤー1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:ポケットモンスター、68話『ゴウにライバル!?ミュウへの道!!』、&br()19年11月17日~2022年12月16日まで放送。&br()OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon} [[ポケットモンスター]]シリーズに[[初代>ポケットモンスター 赤・緑]]から登場する[[伝説のポケモン]]。 &b(){■CONTENTS} #contents() *■データ ---- 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.146 英語名:Moltres 分類:かえんポケモン 高さ:2.0m 重さ:60.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:未発見(性別不明) タイプ:[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]]/[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:プレッシャー(相手が使用した技のPPを1つ多く減らす) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:ほのおのからだ(接触技で攻撃をしてきた相手を30%の確率で[[やけど>やけど(ポケモン)]]状態にする) ・[[種族値]] HP:90 攻撃:100 防御:90 特攻:125 特防:85(初代のみ125) 素早さ:90 合計:580 [[努力値]]:特攻+3 *■概要 ---- [[フリーザー>フリーザー(ポケモン)]]・[[サンダー>サンダー(ポケモン)]]と同じく伝説の鳥ポケモンのうちの一匹である。 オレンジ色の身体に燃え盛る炎のような羽やトサカ、尾を持っており伝説の火の鳥のような姿をしている。 その炎の身体は見る者を圧倒し夜空をも明るく照らす輝きを見せる。 ポケモン世界の火の鳥伝説としても語り継がれており、身体が傷付くと火山でマグマを浴びて傷を癒すと言われている。 また南国からやって来ると言われておりファイヤーが訪れた地域は早めの春の季節が訪れるとも言われている。 [[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]]の[[カツラ>カツラ(ポケモン)]]は山で遭難したとき、ファイヤーの炎のおかげで下山できたという。 ゲームでは性別不明扱いだが、書籍『ポケットモンスター公式ファンブック(P39)』では「&b(){メスだったらしい}」という記述がある。 #center(){&font(#ff0000){&bold(){メ ス だ っ た}}} ということは、誰かがファイヤーの性別を確かめたようだ。 『ポケットモンスター図鑑』でもファイヤーを指して「彼女」と表記している。 その影響か、ポケモンが喋るような作品(ポケダンなど)では女性口調になっている。 書籍での記述も含めて手塚治虫の「[[火の鳥(漫画)]]」の影響もあるだろう。   *■ゲームでのファイヤー ---- 初代では&b(){チャンピオンロード}の2Fに生息しシンボルエンカウントで出会う事が出来る。レベルは50。 伝説だけあって当時トップクラスの種族値を誇るが、同タイプの[[リザードン]]と違い「かえんほうしゃ」を習得できず自力で覚えるほのお技は「ほのおのうず」のみ。 ほのおタイプとしてまともに戦わせるには当時一点モノの[[わざマシン>わざマシン/ひでんマシン]]で「[[だいもんじ>大文字]]」を覚えさせるしかなく、また覚えさせてもPPの低さに悩まされる。 ポイントアップやPP回復アイテムを残しておいてあげれば少しはマシになる。 //初代にポイントマックスはない リメイクの[[FRLG>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]では追加マップである「1のしま」の「&b(){ともしびやま}」頂上に生息地を移し((ちなみにオリジナルの赤緑青ピカチュウでファイヤーがいた場所には名残として足跡がある他、「エフェクトガード」が置かれている))、 更に[[金銀>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]リメイクである[[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]では「&b(){シロガネやま}」へまた場所を移したりと、 シリーズが変わる度に引越しを繰り返しているのが特徴(ちなみにリメイク前の金銀には登場しない)。 [[ピカブイ>ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ]]では初代以来実に''20年ぶり''にチャンピオンロード2Fに居を戻した。 なお、初代から微妙に北側に移動している。((初代でファイヤーがいた場所にはポイントマックスが落ちている)) 同じ伝説3鳥のサンダー&フリーザーはずっと同じ場所にいるのにね。特にサンダーの発電所に対する執着はヤバい。 実は初代で&b(){ファイヤー専用ダンジョンをスタッフが作り忘れてた}(らしい)という事実があるので引越しを繰り返していた。 初代では種族値合計が495と三鳥の中で最も高かった。 しかし自力で威力の高いほのお技を覚えられない上にそもそもほのおタイプの需要が皆無であった為、実際は3鳥の中では最不遇。 特にレベル51で覚える技がサンダーは「かみなり」フリーザーは「[[ふぶき>ふぶき(ポケモン)]]」と威力120の各タイプ最強技なのに対して、 ファイヤーは何故か「&font(#ff0000){にらみつける}(笑)」と異様にショボく多くの人達からネタにされている。 その代わりにひこうタイプ最強技の「ゴッドバード」をレベル60で覚えはするのだが、 サンダーが当時としてはかなり高威力で使いやすい「ドリルくちばし」を覚えることもあって、イマイチパッとしない。 「だいもんじ」でない理由はこれが[[ジムリーダー>ジムリーダー(ポケモン)]][[カツラ>カツラ(ポケモン)]]の[[わざマシン>わざマシン/ひでんマシン]]収録技であり、 初代では[[ピカチュウ]]版を除き、ジムリーダーのマシン技は誰も自力習得できなかったためであるが、 「かえんほうしゃ」ですらなく「にらみつける」なのはなんとも……。 ある人が解析したところ、初代の技内部コードで、「0x2B(43) にらみつける」の10個後には「0x35(53) かえんほうしゃ」があったとのこと。 開発者が覚える技を10進で打ってて、タイプミスした可能性がある。 ポケモン20周年の非公式オフイベでゲーフリのスタッフも多分ミスだろうと言う趣旨の発言をしている。 また、もう一つの説としてゴッドバードはマシン技であり、他の二匹もレベル51でマシンの高威力技を覚えて55で高速移動、60で補助技を覚えているということから、 レベル60と51の習得技が入れ替わっている説も存在する。というよりこっちの方が説としては正しい可能性が高い。((初代の三鳥は51で高威力技、55で高速移動、60で補助技を習得するのが基準となってるはずだがファイヤーだけ入れ替わっているわけで。ちなみにゴッドバードとにらみつけるはそれぞれ技コードは143と43であるので)) 火炎放射と入れ替わった説にせよゴッドバードとレベルが入れ替わったにせよ、どちらにせよ設定ミスが酷い。 ちなみに、[[PWT>ポケモンワールドトーナメント(ポケモンBW2)]]のダウンロードトーナメントで配信された「伝説の[[ローテーションバトル>ローテーションバトル(ポケモン)]]!」では、 &b(){すでに習得できなくなって久しい}にもかかわらず「&font(#ff0000){にらみつける}」を覚えている…と、まるで自らの[[黒歴史]]を蒸し返されるような扱いを受けた。 そして[[ピカブイ>ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ]]ではレベル技として&bold(){「にらみつける」ファイヤーが復活した}((レベル16で習得であり、今作ではきちんと「かえんほうしゃ」も覚える))。 まあ、ピカブイではサンダーやフリーザーもにらみつけるを覚えるんだけどね! &font(#ff0000){ほのおタイプの伝説は[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]になる}というジンクスの始まりとも言えるポケモンである。 三鳥の中でも、当時の対戦環境で活躍していた他の2匹との扱いの差は歴然であった。 金銀では晴れて「かえんほうしゃ」がレベル技に追加。 …とはいえ、金銀では野生出現せず初代から連れて来る必要がある上、「かえんほうしゃ」の習得レベルが49なのに対して最低入手レベルが50なのでぶっちゃけこれもネタ。 金銀から1年後に出た[[ポケスタ金銀>ポケモンスタジアムシリーズ]]のスーパーわざマシンで技を思い出すか、ポケスタ金銀と同時に出たクリスタル版の教え技を使う必要があった。 当時は今と違い、気楽に技を思い出せなかったのだ。 ただ、金銀では「だいもんじ」のわざマシンが複数入手出来るようになり、晴れ状態で「もくたん」を持たせれば非常に強力であった。 なんだかんだ言っても伝説であり、特攻125は伊達ではない。 プラチナではクリア後の[[オーキド博士>オーキド博士(ポケモン)]]との会話後にサンダー、フリーザーと同じく各地を徘徊する。レベルは60。 [[XY>ポケットモンスター X・Y]]にも登場。 殿堂入り後、最初に[[ケロマツ>ゲッコウガ]]を選んでいると[[カロス地方>カロス地方(ポケモン)]]を飛び回っており、運よく出会うと&b(){コマンドを選択する間もなくすぐ逃げられてしまう}(特性「かげふみ」も無効)。 しかし、何度も出会っては逃げられ…出会っては(ryを繰り返していくと海神の穴に固定シンボルで現れ、バトルできる。レベルは70。 [[USM>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]ではウルトラスペースゼロの空ステージで三鳥全てを捕獲できる。 [[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では[[DLC>ダウンロードコンテンツ]]第2弾から他の伝説のポケモンと共に登場。 [[ダイマックスアドベンチャー]]のボスとして出現する。 今作ではこれまでのファイヤーとは別に、[[リージョンフォーム]]の&s(){目付きの悪い}[[ガラルファイヤー>ファイヤー(ガラルのすがた)]]が登場した。 トレーナーでは「[[ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア]]」にて、[[シャドー>シャドー(ポケモン)]]ボス・[[デスゴルド>デスゴルド(ポケモンXD)]]がダークポケモンとして使用する。 スナッチして入手することもでき、特別な技として「じんつうりき」「おにび」「あさのひざし」を覚えている。 おにびは後にわざマシンとなったため希少性は薄れたが、あさのひざしは「はねやすめ」を使った際に[[じめん>じめんタイプ(ポケモン)]]技に弱くなることを気にする際に代用技として使えるかもしれない。 設定上はタマゴ未発見になっているが、[[ポケモンスナップ]]ではファイヤーのタマゴと言うべき物体が登場している。 なお、他の2鳥がポケモンの笛を使わなければ孵化させられないのに対し、ファイヤーは通り道にあるタマゴをポケモンフーズかイヤイヤボールをぶつけてマグマに落とすという雑な手順で孵化させられる。 しかも、落とすまではゼロワン号が止まるため、プレイヤーからは[[ヒトカゲ]]の群れを撮影するのに利用されており、他の2鳥よりなんだか扱いが悪い。 [[色違い>色違い(ポケモン)]]は身体が&color(pink){ピンク}になる。益々メスっぽさが出ている気がする。 *■対戦でのファイヤー ---- ほのおタイプの中でも[[ブーバーン]]と並んで高めの特攻を誇り、それ以外の能力もなかなか高水準。 ただ上記の通り初代の対戦環境では三鳥の中で[[最弱]]呼ばわりされ、自力習得技のお粗末ぶりもあって[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]扱いされていた。 97年度大会で活躍したフリーザーとサンダーは99年度に使用制限('97と'98で上位入賞者が使ったポケモンは使用不可)がかけられていたのに対して、ファイヤーだけは普通に&b(){使用が許可}されている(=2年間上位陣に使われていなかった)。 戦法については、当時はヒットする限りは相手の攻撃を不可能にする「ほのおのうず」が壊れ技だったので、 最初に「[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]」や「こうそくいどう」を使ってから「ほのおのうず」を連打する、 という耐久ポケモンのようなチキンプレイがそこそこ強く、ファイヤーをまともに活かすにはコレか「だいもんじ」の運ゲーしかなかった。 99年度大会の主流ポケの1匹であり、種族値では劣るが「きりさく」や「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」を覚える[[リザードン]]がライバルだった。 ポケスタ2では「ほのおのうず」(と言うより[[バインド技>バインド技(ポケモン)]])がナーフされている((GBではバインド中に交代すると交代先に技が飛ぶが、ポケスタ2では交代しても相手に技を使われなくなった))上99カップのレベル制限で「こうそくいどう」も覚えられないため、種族値ほどの強さは発揮できないが…。 後にVC発売によって研究が進められた結果特化したパーティを組めば十分に強い(恐らく初代の飛行ポケモンでは最強である)事が判明、汚名を返上したがそのイメージ払拭にはまだまだ時間がかかりそうである。といっても、もし仮にVC版環境版のレギュレーションの99カップを開催するなら出場不能になってもおかしくないクラス。つまり1軍クラスの需要を得ていると言える。 なおフリーザーは[[こおりタイプ>こおりタイプ(ポケモン)]]への有効打のなさ等から当時最強扱いされていたのは過大評価だったと結論付けられ、ファイヤーと立場が逆転することとなった。 とはいえ環境における[[ミュウツー]]の有無でも事情は変わるので、発売当初の無制限ルールと97カップでの評価は別物であるのだが。 &s(){そして相変わらず安定感のあるサンダー} その後の世代では技がマシになった上に[[はがねタイプ>はがねタイプ(ポケモン)]]の出現でほのおタイプの需要も増加した為、第一線で戦えるようになった。 特攻種族値125から放たれる「だいもんじ」の威力は未だに強力。「にほんばれ」も合わされば鬼のような破壊力を発揮する。 「エアスラッシュ」や「ソーラービーム」も強力。(後者は[[晴れパ>晴れパ(ポケモン)]]以外なら「パワフルハーブ」が必須だが) しかしそれら以外の技バリエーションが少なくメジャーな[[ドラゴンタイプ>ドラゴンタイプ(ポケモン)]]や[[バンギラス]]等で止まりやすいのが欠点。 出来るなら「[[めざめるパワー]]([[氷>こおりタイプ(ポケモン)]])」を粘りたいところ。 面倒なら「おにび」で対策するのも手だが特殊型には対応出来ない。 何気に攻撃力も高いがまともな物理技が「とんぼがえり」ぐらいしかなくほのおタイプおなじみの[[二刀流>二刀流/両刀(ポケモン)]]には向かない。 一応「パワフルハーブ」を持たせれば「ゴッドバード」が使えるがやや[[ロマン>ロマン技(ポケモン)]]。 持ち物は「[[こだわりメガネ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]」や「いのちのたま」等の威力アップ系がメジャーだが素早さが中途半端なので「こだわりスカーフ」を持たせても良い。 いわ4倍なので「[[ステルスロック>撒き技(ポケモン)]]」にも注意したい。食らうとHPが半分吹き飛ぶのでHPは[[奇数>努力値調整(ポケモン)]]にすべきである。 無論、[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]として使用率の高い「ストーンエッジ」や「ロックブラスト」「めざめるパワー(岩)」にも注意。 第五世代では強力な一致技「[[ぼうふう>ぼうふう(ポケモン)]]」を習得し、雨メタを潰しつつ後出しを許さない圧倒的火力で全抜きも狙える「[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]に入るほのおタイプ」として一躍脚光を浴びた。 眼鏡をかけた暴風の威力は[[ラティオス]]や[[ガブリアス]]が一撃圏内に入るばかりか本来天敵である[[ヒードラン]]や[[ロトム]]すら粉砕しうるものであり、 雨下ではそれに必中及び[[こんらん>こんらん(ポケモン)]]三割まで加わるのでやられるほうとしてはたまったものではない。 が、第六世代では特殊技の[[威力>威力(ポケモン)]]低下、天候の弱体化が逆風に。 さらに同タイプに[[ファイアロー]]や技範囲までも大きく被る[[メガリザードンY>リザードン]]といった強ポケが登場したため、ファイヤーの活躍の場は大きく削られてしまった。 とは言え「ぼうふう」や「プレッシャー」を活かせば差別化した上での活躍も十分に可能なため、舐めてかかって痛い目に遭わないようにしたい。 第七世代ではライバルだったファイアローが弱体化。 しかし相変わらずメガリザードンYという大きな壁が立ちはだかる上、耐性が似通っていて暴風を[[Zワザ]]として使う型の[[ウルガモス]]も出現。 そのためシングルでは上記のポケモン達にはできない差別化要素として優秀な種族値や、「プレッシャー」「はねやすめ」等を活かした耐久型がメジャーとなる。 特に高火力かつ耐性を変化させられる新技「もえつきる」を習得したことは大きい。 使用するとほのおタイプ自体が無くなることでタイプ不一致になり、さらにこの技は交換しないと再使用できないというデメリットがあるが、メジャーな弱点を減らせるという利点がある。 同じ型のサンダーに比べて[[いわ>いわタイプ(ポケモン)]]や[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]]技への耐性では劣るが[[フェアリー>フェアリータイプ(ポケモン)]]や[[こおり>こおりタイプ(ポケモン)]]技への耐性で勝り、「ストーンエッジ」は[[まも>まもる/みきり(ポケモン)]][[みが>みがわり(ポケモン)]]プレッシャーで削り切ることも可能。 またアタッカーとしても上記の通りタイプ一致暴風を撃てる、ひいては持ち物枠や[[メガシンカ]]・Zワザの枠を使わずに高火力を出せるといったメリットもなくはない。 また[[ダブル>ダブルバトル(ポケモン)]]においてはじめん無効を生かしてラグラージの相方となったり 暴風でくさタイプを、ほのお技でソルガレオを粉砕できる点を買われてカイオーガ&ゼルネアスの補完として採用されるなど上述の「[[雨パ>雨パ(ポケモン)]]に入るほのおタイプ」としての要素を強めている。 第八世代では[[リージョンフォーム>ファイヤー(ガラルのすがた)]]が登場したほか、&bold(){原種共々「にらみつける」を習得}。レベル1で取得する基本技扱いであり、&bold(){三鳥では唯一覚える}点までばっちり継承。 また、物理ほのお技の「フレアドライブ」、物理ひこうわざの「ブレイブバード」も覚えられるようになったため、物理型もこなせるようになった。 一応攻撃種族値も100あり、最低限の技を覚えられるため、実用の範囲内。 「にらみつける」も有効活用しようと思えばできなくもない。 %%素直に他の技を入れたほうが良いのは内緒。%% *■アニメでのファイヤー ---- [[劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕]]に登場。 「炎の島」に住む火の神だがジラルダンに一番始めに捕まるというやや情けない姿を晒す事に… おまけに公開当時は金銀発売前、つまりこおりタイプの技が弱点のため、凍結弾でダメージを受けるという今では違和感のある演出が。%%金銀発売後ならジラルダンを倒して映画は5分で終わったかもしれない。%% 後に救出されるがサンダー・フリーザーと三つ巴の闘いを始めたりする。 地上波でも今は懐かしきバーローことヒロシが主人公の番外編に登場。 その際には[[ボーマンダ]]を相手にし、巨大な炎の不死鳥を作り出してボーマンダの技を掻き消す等、 当時のネタポケ手前とはかけ離れたまさに伝説たる威容を見せつけた。 また、図鑑説明の火山のマグマで傷を癒す設定が拾われており、その分火山に現れるファイヤーは回復が必要な程に弱っているという面が明らかになった。 XYでは第86話で本編初のメイン回を飾る。 ファイヤーの噂を聞きつけたトロバと共にやって来たサトシ一行、特にヒノヤコマ(→ファイアロー)を相手に激しいバトルをした。 新無印65話にも登場。 強いほのおポケモンとの戦いを求める[[サトシ>サトシ(ポケモン)]]の[[ゴウカザル]]の前に現れた。 [[シゲル>シゲル(ポケモン)]]の[[カメックス]]のみず技も難なく耐え、ぼうふうで返り討ちにする程の強さ。 大技のもえつきるも披露。使用後は身体の炎が小さくなっていた。 *■[[ポケスペ>ポケットモンスターSPECIAL]]でのファイヤー ---- グレン島で[[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]中隊長(ケン・ハリー・リョウ)の手持ちとして登場。 [[ニョロ>ニョロ(ポケットモンスターSPECIAL)]]の水流でさえ蒸発させるほどの高熱の炎でカツラと[[レッド>レッド(ポケットモンスターSPECIAL)]]を追い詰めるが、秘密のコハクから復元された[[プテラ>プテラ(ポケモン)]]の反撃にあい、致命傷を負う。 次の登場はシルフカンパニー。 [[ロケット団>ロケット団(ポケモン)]]三幹部・[[ナツメ>ナツメ(ポケモン)]]の手持ちになっており、サンダー・フリーザーと合体させ、「サ・ファイ・ザー」にした。 最後は[[カントー>カントー地方(ポケモン)]][[御三家>御三家(ポケモン)]]の三体同時攻撃に押し負け、敗れた。 第3章では[[ブルー>ブルー(ポケットモンスターSPECIAL)]]の手持ちとして登場。[[ルギア]]・[[ホウオウ]]と空中戦を繰り広げる。 *■ポケダンでのファイヤー ---- 多分一番ファイヤーが輝く作品。 ・初期技2つの使い勝手の良さ(PP多めのタイプ一致技) ・急なモンハウ対策やタイマンに有効な「こうそくいどう」の習得(しかも習得時期が早い) ・移動タイプが空中 ・高い初期ステータスと伸びの良さ 等から、[[時闇>ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊]]のゼロの島等レベル1ダンジョンの攻略のしやすさに定評があり、一部攻略wikiではあの[[フワライド]]ら☆ランクに次いでSランク扱いを受けている。 欠点は全体技を習得しない事くらいだが、「こうそくいどう」があればモンハウも割と切り抜けられるので大した欠点にはなり得ないだろう。 南部などがなかなかクリア出来ないという人は一度使ってみる事を勧める。(ただし時闇では最後の間を踏破出来るという前提だが…)   ポケモン不思議のダンジョン救助隊シリーズにも敵として登場。 逃避行中のふたり旅の時にボスとして登場。能力は高く、特に草タイプが主人公orパートナーだとかなりきつい相手となる。 炎の山の自然が荒れている事で気が立っており、怪しい主人公たちに攻撃を仕掛けてくる。この事から分かる通り割と短気。 倒した後も主人公たちを信じなかったが、パートナーが「他の場所でも異常が起きている」と言い、目を&s(){睨みつける}見ることで彼らに非がない事を把握した。 信じては貰えたが「解決に時間が掛かるかも」と言うと怒って炎を舞わせたり、飛び立つときも派手に吠えたりと若干コミカルな描写がなされた。 敵に対しては威厳ある台詞であるが普段の口調は敬語。仲間にしたときも敬語パターンである。共通台詞だが「うふふっ。レベルアップです!」がなんか可愛い。 *■大乱闘スマッシュブラザーズでのファイヤー ---- [[DX>大乱闘スマッシュブラザーズDX]]では三鳥そろってモンスターボールから登場。出現すると画面が赤っぽくなり、しばらく静止したあと、「そらをとぶ」で上空へ飛んでいく。 サンダーやフリーザーより一見地味だが、ファイヤーの体には常に即死レベルの判定(ダメージ40%)がついていると言う実は恐ろしい奴。 投げで相手をファイヤーにぶつけるのが定石か。 実はファイヤーの下はメテオ判定がついてる。 [[X>大乱闘スマッシュブラザーズX]]では&font(#ff0000){三鳥で唯一続投を果たした}。 さらに[[for>大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U]]や[[SP>大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]でも変わらず出演するなど結構優遇されてる。 なお、SPでは一時停止中にスクショのためにエフェクトを消す事が出来るシステムがあるのだが、ファイヤーのエフェクトを消してしまうと伝説の威厳が跡形も無く消え去るほどの非常に情けない姿になってしまう。 どのようになってしまうかは、是非とも自分の目で確かめよう。 追記修正はかえんほうしゃを覚えてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,16) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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