十天君(藤崎竜版封神演義)

「十天君(藤崎竜版封神演義)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

十天君(藤崎竜版封神演義)」(2024/03/19 (火) 08:54:58) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2012/03/28 Wed 23:14:57 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){十天君}とは、[[藤崎竜版封神演義>封神演義(漫画)]]に登場する架空の集団。 崑崙山と双璧を成すもう一つの[[仙人界>仙人界(藤崎竜版封神演義)]]、&bold(){金鰲島}の最高幹部達であり、いわば金鰲島版[[崑崙十二仙>崑崙十二仙(藤崎竜版封神演義)]]とも言える。 妖怪達の住まう金鰲島出身なだけあり、王天君除く全員が妖怪[[仙人>仙人(藤崎竜版封神演義)]]。 どうやら常に半妖体らしく、「完全な人間体を常に保てる=妖怪でも仙人と呼んでいい」と言う定義があるにも関わらず、終始怪物じみた姿であった。 設定を考えると、単に人間体になっていないだけと思われる。 組織的には&bold(){[[通天教主]]}のもと、直接に金鰲島の全道士を管轄・運営する立場である(通天教主が病んだときには全権を代行していたほど)が、 それだけに「十天君を超える高い戦闘力を持つ」「普段金鰲島に居ないのに特別待遇を受ける」「仙界より殷(特定国家)の為に働く」「そもそも若い」などから&bold(){聞仲}のことをひどく嫌っており、 これが聞仲との深刻な対立へと繋がっていく。 ちなみに、原作では「ヒラ道士の個人的なサークル」のようなもので、&bold(){金鰲島のトップではないし、通天教主の直弟子でもないし、実力も両陣営のトップ層には明らかに劣る}。 十二仙に対応するのは組織的にも実力的にも、聞仲の師匠・&bold(){金霊聖母}を含む通天教主直属の碧遊宮の仙人たちである。 それでも十天君の実力は楊戩たち(金霊聖母の弟子の聞仲と同じく、十二仙の弟子という意味で同格)には「手に負えない」と言わせるレベルではあるが、 崑崙山のトップ集団「崑崙十二仙」+αには一方的に蹂躙されていた。 ついでに原作では聞仲と十天君、それに趙公明たちは&bold(){普通に仲がいい}。 その通天教主直属の仙人・仙女たちは漫画版では一切登場しなかった。 *■空間宝貝「十絶陣」 十天君を語る上で欠かせないもの。彼らは全員、異空間を作り出し、その空間そのものを宝貝として使うと言う能力を持つ(王天君だけは少し異質だったが)。 空間宝貝は性質、規模はそれぞれ様々だが、「持ち主に都合の良い」空間であり、この中でこそ十天君は万能となることができる。 また、協力することで複数の空間を組み合わせた「多重空間」としても使用可。 ちなみに原作では、進路遮断・範囲制圧用のトラップ兵器に近く、異空間として解釈した漫画版とはニュアンスが異なる。 むしろ[[男塾>魁!!男塾]]とかに登場する[[マグマや針山満載のデンジャラスな闘技場>驚邏大四凶殺]]っぽい雰囲気。 *■構成員 **◆&bold(){王天君} 金鰲十天君の首領格で隈取り化粧をしてピアスを大量につけた不健康そうな少年。 考え事をする時はマニキュアを塗った長い爪を噛むクセがある。 また錠剤のような食べ物を「おやつ」として食べていた。 狡猾かつ残忍な策略家であり、知略を用いてあの太公望すらも出し抜く恐ろしい人物。 一般的な妖怪は短絡的で直接的なのに対し、妖怪仙人のリーダー的存在なのにもかかわらず、妖怪らしかぬ行動をとることが多い。 しかも王天君は頭脳を使い「人の心」という最も脆い部分を積極的に利用するまさしく悪魔的な人物。 #openclose(show=以下ネタバレ){ 元々は崑崙山の道士&bold(){「王奕」} 崑崙山の教主である元始天尊の直弟子であり、本来なら太公望と同じ立場になるはずであったが、 崑崙山と金鰲島の不可侵条約の証として、金鰲島の当主である通天教主の実の息子であった楊ゼンとトレードされた。 それによって楊ゼンは崑崙で王奕(王天君)は金鰲で生活することになる。 自分が妖怪だと言うことを隠し続けていた楊ゼンは、師以外の誰にも心を開くことが出来ないという代償はあれど崑崙の人々に愛されて育った。 だが、金鰲に移った王奕は楊戩とは異なり下等な妖怪の犠牲にならないようにという理由から、成長するまでのあいだ封印籠に幽閉されてしまう。 死なない&bold(){だけでしかない}生活の中で唯一彼が甘えられるのは勝手に侵入してきた妲己だけであり、王奕は彼女を母親代わりとして成長する。 籠の中で自分以外の全てを憎みながら成長した王奕は、王天君と名を変え金鰲十天君の一人に収まると、妲己と手を組み、彼女の誘惑の術を使って金鰲の教主である通天教主を廃人にし、金鰲島の権力を掌握。 さらに聞仲を嗾けることで仙界大戦を勃発させ、崑崙山と金鰲島の双方の消滅を図った。 仙界大戦では金鰲十天君を率いて崑崙山の仙道たちを攻撃する一方、 侵入した楊戩が金鰲島のバリヤーを解除するのを見逃すなど、双方の戦力バランスを取りつつ、意図的に戦局を泥沼化させた。 最後は通天教主と楊戩を対面させ、親子で殺し合いをさせようとするも、通天教主の暴走による金鰲島の崩壊に巻き込まれ死亡。 #center(){ &font(#ff0000){どちらにせよキサマらはもうお終いなのさ・・・崑崙も聞仲もここで消えてなくなる事だろうよ} &font(#ff0000){2匹の蛇が互いの尾を喰らい最後にはどちらも消え去るように!!! そして最後に笑うのはオレ達だ!!!} &font(#ff0000){ハハ…ハ…ハハハハハハハハ!!!} } 胴から下を失い、瀕死の状態で臓物を引きずり這い寄りながら最後の台詞を吐く様は衝撃的であった。 こうして封神されたはずの王天君だったが、死亡してからあまり間を開けずに再登場。 王天君の最後があまりにも衝撃的だったため、再登場に驚いた人も決して少なくないはず。 二人目の王天君は武成王・黄飛虎を誘拐し、親友である黄飛虎と聞仲を紅水陣の中で戦わせた。 その結果、紅水陣の酸で黄飛虎が死亡。 その死を嘲笑したが、それに怒った聞仲の攻撃により二人目の王天君は死亡した。 三人目の王天君は殷周革命最後の決戦である「牧野の戦い」の終結直後に登場。 「こいつがここで死んじゃあ歴史がかわっちまうんでな。どうしても殺してぇんなら朝歌までご足労願うぜ」という謎の言葉を残し討たれる直前だった紂王を連れ姿を消す。 その後、黄飛虎の息子である[[黄天化>黄天化(藤崎竜版封神演義)]]と紂王の決闘をお膳立てする。 この決闘によって天化は死亡、紂王の首も周の王である武王に飛ばされ、殷の時代から周の時代へと歴史が移行していく。 この様に作中何度も死亡するも、その度に謎の復活を遂げており、不可解な行動も多く謎も多い人物だった。 その正体は… 詳細は[[太公望>太公望(藤崎竜版封神演義)]]にて。 } ちなみに原作では&bold(){十天君の中でも特に善人}。殺したくない旧友の殺しを最後までためらっていた。 また、「十天君の王天君」とは別に、&bold(){道教には「王天君」と呼ばれる神格がいる}。 道教でも多くの場面で護法の神として尊敬を受けているらしく、歴史も長く呼び名も多い。[[西遊記>西遊記(中国古典)]]でも脇役として登場。 ・&bold(){紅水陣} 王天君の空間宝貝。 他の十天君とは異質で、通常の空間に枠組を作るように展開する。 自身の強い酸性を帯びた血液で霧を作り出した後に赤い雨を降らせ、相手を死に至らしめる。 この雨の酸性はかなり強力で、十二仙の総攻撃ですら無傷だった霊獣・黒麒麟の外格すら蝕み死に至らせた。 「中から出ることはできるが外から入ることはできない」と言う、 一見不可解な性質を持つが、彼独特の美意識か前述のトラウマからこうなったのか…。 中には王天君の幻影が出てくるが本人ではなく、彼曰く「この空間自身が俺」との事。 自分の手をナイフで切り赤い霧を吹き出す描写があったが、ただの幻影による演出だったのか。 ・ダニ(正式名不明) 仙道に寄生する生物宝貝。 寄生した相手に常に宝貝を使うのと同じくらいのダメージを与え続ける。 ダニだけあって寄生を防ぐのはかなり難しい。 地味なようだがかなり効くらしく、十二仙を初めとした崑崙の仙人達の多くをダウンさせた。 効かなかったのは韋護(敏感肌のため、つくのが「キショイ」から速攻で叩き潰せた)、竜吉公主(霧露乾坤網により、水のヴェールに守られていたため)、雲霄三姉妹(元金鰲島出身というのもあり、「ミステリアス・ヴェール」を早々に着こんでいた)など極僅かであり、 崑崙側の戦力を確実に削ぎ落していた、恐るべき兵器である。 他にも四角い窓のようなものを出して、自分や他者を瞬時に移動させる能力を持つ。 **◆張天君 小さな体躯を長い腕で支えた仙人。超然とした態度で意外に礼儀正しい。 浸入してきた楊ゼンの相手を任される辺り、仙界大戦序章の登場ながら、上位クラスの実力者。 それまで誰も気づかなった楊ゼンの正体にピンとくる辺り、かなり勘も鋭かったようだ。 ちなみに本作では一番手だったが、原作では最後に戦った十天君。 ・紅砂陣 永遠とも呼べる程に広大な砂漠の空間。 相手との距離を自在に操ったり、砂で出来た巨人に襲わせたりもするが、真の恐ろしさは、「使用者以外を風化させ砂にしてしまう事」。 原作(安能版)では唯一殺傷力を持たない生け捕り用の符陣だったりする。 原典では破るのが最も困難な陣とされており、敢えて武王を陣の中に捕えさせる事で百日掛けて弱体化させなければいけなかった。 「永遠の砂漠」と称していたものの用量には限りがあり、楊ゼンは特異な能力を持っていたことも相まってそこを利用され破れる事となった。 だが、その後の楊ゼンがこれまでに無く疲労していた辺り、一応限界があっただけでとてつもなく広大な空間であったのだろう。 **◆孫天君 人形のような姿をした妖怪。 オモチャをコレクションしていると言ったが簡単に自爆させる辺り、ただの建前だったようだ。 仙界大戦では太公望ら3人をオモチャにするが、実はすでに太公望にはめられており、彼の指示を受けていた玉鼎真人により封神される。 ・化血陣 オモチャで溢れた子供部屋のような空間。 孫天君の操るオモチャとなにかしらのゲームをし、負けたらオモチャになってしまう。 そして実は、すべてのゲームは孫天君に都合の良いものばかりであり、相手は決して勝てない仕組みだった。 ちなみに原作の化血陣は、眩い光に包まれた空間で、その光に当たると血で爛れて死ぬと言う、全く違う空間だった。 **◆袁天君 ロマンチストで汚らわしい赤い毛玉。 穏やかな物腰で、自分以前の十天君の敗因が慢心にあると考え手を緩めず攻めた慎重かつ徹底した性格。 普賢の説得にも応じなかったが、最期は核融合であぼんと物凄いごり押しを喰らった。 ・寒氷陣 雪と氷に包まれた空間で、極寒を利用した攻撃を繰り出す。原作では牙のような氷塊が上下から相手を挟み潰す符陣だった。 ・・・氷でなくても刃物で良くね? とか言わない。マヒャドやブリザガみたいなもんだ。 **◆董天君 巨大なセミのような姿の妖怪。 虫と言われたら否定したが「ミーンミーン」と鳴いていたので多分原型はセミ。虫ですね。 黄一族を陣に招き入れるも、[[黄天化>黄天化(藤崎竜版封神演義)]]の火竜ヒョウによって己の陣の底に落とされ、あっさりミンチになった。 ・風孔陣 常に強風が吹きすさんだ空間で、底には宝貝合金の網があり、触れたものを両断する。 原作でも暴風で敵をズタズタにするという陣だったが、 十二仙ですら「定風珠」という宝貝(漫画版未登場)を他から借りてこないと対抗できないという極めて強力な威力であった。 **◆趙天君 一見するとただのモノリス。総出演時間2コマでナタクにあっさりやられた。 ・地裂陣 多分地割れや地震で攻撃する空間だったのだろう。ちなみに、原作では地面から立ち上る火柱で相手を吹っ飛ばす地雷原みたいな符陣だった。 **◆秦天君 イギリスのストーンヘンジみたいな見た目の妖怪。白天君と連携して戦う。 [[雲霄三姉妹>雲霄三姉妹(藤崎竜版封神演義)]]の「究極黄河陣」に成す術なく敗れ、最期はマドンナにお菓子ごと喰われた。 ・天絶陣 宇宙空間を思わせる空間で、隕石群を降らしたり出来る。 下記多重空間でもメインはこれだった模様。 力押しの空間故か、単純により力の強い「究極黄河陣」には敵わない道理である。 **◆白天君 向かい合わせの男女が手足が繋がった姿の妖怪。基本人格がどちらにあるかは不明。 秦天君共々、マドンナに喰われる。 尚、泰天君と白天君に雲霄三姉妹の迎撃を指示したのは王天君だが、三人揃えば趙公明と同等の実力を誇る雲霄三姉妹は足止めするのが精一杯と早々に判断しており、ハナから時間稼ぎ用の捨て駒として扱っていた様である。 ・烈焔陣 炎を操る空間。上記天絶陣との多重空間を展開した。  天絶陣と組み合わせることで炎を纏った隕石を降らす事ができる。 簡単に破られた為弱く見えるものの、その性質は足場の悪い空間の中を四方八方から炎を纏った隕石が襲いかかるという非常に殺傷力の高い代物。 ビーナスも「あれを受けたら死あるのみ」と&s(){究極黄河陣の前では児戯に等しいという前置き込みだが}攻撃力自体は評価している。 その為、董天君を破った黄一族三人がかりでも荷がかちすぎる相手と判断し、戦線に加わらないよう配慮していた。 **◆姚天君 陰陽のマークのような顔をした妖怪。作中では最初に登場した十天君。 十天君の中でも抜きん出た実力者で、聞仲からも「それでこそ十天君だ」「私を本気にさせられる相手は久しぶり」と評されている。 仙界大戦では金光聖母とともに楊ゼン、韋護、ナタクと対戦。3人を追い詰めるが、楊ゼンが倒れたことで奮起した韋護により封神される。 原典では戦う前に太公望の呪殺を試みて仮死状態に追い込み、呪いを解くために陣に乗り込んで来た赤精子を二度撃退するなどかなり活躍したが、三度目の戦いで呆気なく敗れた。 ・落魂陣 魂魄すら消滅させる光線を放つ「落魂の呪符」と物理ダメージを与える「破壊の呪符」を展開させた空間。 実は魂魄を消滅させるというのはこれ以外にはスーパー宝貝の六魂幡と伏羲の使う誅仙陣しかない…という凄い宝貝。 これだけでも十分に厄介だが、更に金光聖母がサポートに入ると光の屈折を操作して視覚情報を狂わせてくるので目視での回避が非常に難しくなってくる。 強力な宝貝の為最終決戦では楊ゼンが使用して、魂魄体でダメージを与えられない[[女禍>女カ(藤崎竜版封神演義)]]へダメージを与えることに成功した。  **◆金光聖母 十天君の紅一点。 手首のみ独立して宙に浮き、手足の無いマント姿の美女。姚天君とともに十天君ではトップクラスの実力者。 ちなみに十天君がシルエットでのみ登場していた際、角の生えた細身の女性の影もあり、おそらくはこれが最初期の彼女のデザインだったと思われる。 仙界対戦では姚天君とともに楊ゼン、韋護、ナタクと対戦。 3人を追い詰めるが、張天君へ変化した楊ゼンによる砂の壁により視界を遮られ、ナタクの接近を許し封神される。 姚天君とはお互いに相方の空間宝貝の弱点をカバーし合っており、コンビネーションは極めて良好。 孫天君が敗北した際もすぐに王天君に敵討ちを進言しているあたり、クールな印象だが仲間意識は強い性格のようである。 ・金光陣 光に満ちた廃墟のような空間。金光陣の光により生まれた相手の影を実体化させ戦わせる。 影の戦闘力は本物の十分の一程度だが、影を攻撃したら本人もダメージを受けると言う悪辣な仕様。 加えてダメージ覚悟で影を倒しても、影は本人が死なない限り無限に現れる為一時凌ぎにもならない。 障害物などで光を遮断されると影が発生しなくなるのが弱点だが、その際には姚天君が破壊の呪符で障害物を破壊する事でカバーしている。 追記、修正は、八卦の陣に気をつけながらお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 原作では十二仙の無双によって全員やられ役に…。 -- 名無しさん (2014-05-17 04:53:14) - ↑そうなのか・・・。藤崎では十二仙が聞仲によってやられ役風だったのにな -- 名無しさん (2014-10-10 16:20:11) - ↑というか、通天教主を除けば原作の金鰲島サイドは軒並み崑崙山よりレベル低い。それこそ大体ブロリーとサイバイマンくらいの実力差がある。そんなパワーバランスじゃどうあっても面白くならないから、フジリュー版では真逆の力関係になってる。 -- 名無しさん (2014-10-10 16:37:04) - ただ、原作の十二仙は十絶陣攻略のために自分の弟子を突撃させる、鬼畜なことしてるけどな。 -- 名無しさん (2014-12-05 11:54:06) - 改めて見てみると姚天君強いわ。即死攻撃持ちとか怖すぎる -- 名無しさん (2014-12-05 12:02:19) - 一番最初にやられた張天君が一番強かったな、オート空間移動を見せたのもこいつだけ -- 名無しさん (2014-12-22 22:04:16) - ゲームで『一聖九君』として出てきたときは完全に聖母と愉快な仲間たち状態だったからなぁ。 -- 名無しさん (2015-01-30 23:59:30) - 天絶、地烈、風吼、寒氷、金光、化血、烈焔、紅水、紅砂、落魂ォォン——終段顕象——十絶の陣ィィンッ -- 名無しさん (2015-05-21 23:10:20) - 十天君内での実力差も顕著だった -- 名無しさん (2015-09-26 22:34:05) - あっさりやられた連中も相手がチート連中ばかりで仕方なかった面もあるけど、最初の張天君がそのチート筆頭の楊ゼンをギリギリまで追い詰めてるからどうしても弱く見えちゃうな -- 名無しさん (2015-09-26 22:49:23) - もともと藤崎竜氏はコレ含めて一般にスルーされる程完成度の高い仕事してる印象あるけど、ここの執筆者様方がいずれも普通に読み込んでおられて、そういえばという原作の精緻さを多々再発見させられる思い。感謝;(>ゲーム:ゲームはバンダイ製の絵だけファンアイテム製品、アニメは商材としての仕様があるしね…(妲己ちゃんが眉間に皺寄せるとか原作的にちょっと想像出来ないがしょうがない;w(一年の尺の都合))(駄文お許しを; -- (しかし御神像ウォフ・マナフの特性だけは気になる;ww) (2015-09-30 01:42:29) - 十天君回はここを見てると確かに趙・かしわ・泰天君は実際はありそうな最高幹部ぶりを見たかった感・・・;w(合体技→三姉妹とか暴力→超暴力ていうスゴイ早期決着;w逆にリアルでも適切戦術でもあるし、 結果テンポ良かった感もあって、ダレを防ぐためかなと想像してるけど;。/原作:僕は最初見た巨大ハンコ「エターナルフォース万天印」(相手は死ぬ)でお腹いっぱいっす…;w考古学的というか;w(連弩の時代には百発百中は魔術的だったかもですが;) -- マナフ:ブメ以外で。金属をどうとか?; (2015-09-30 01:51:43) - 張天君だけつよすぎない・・・ -- 名無しさん (2015-11-29 14:08:57) - 組織に出てくる最初の敵が最強クラスなのは珍しくもない。 -- 名無しさん (2015-11-29 15:19:43) - 落魂陣は即死技だからなあ、どうしても哪吒とぶつけざるをえない -- 名無しさん (2015-12-15 21:49:10) - 金光聖母のデザインは作中の全女性キャラでも一番好み。 -- 名無しさん (2016-03-19 16:02:30) - 一聖九君(っつーか截教サイド全部か)を原作より強く描かないとって必然性に駆られるのはわかるが、なんで脇役も脇役の王天君なんぞにあそこまで重要なポジションを振ったのかがいまだによくわからん。字面がかっこよさげだからか? -- 名無しさん (2016-04-02 02:46:48) - ↑亀レスだけど、脇役の脇役だからいくらでも設定盛れたんじゃないだろうか?リアルタイムで読んだ人は原典知っててもあんな秘密が明かされるとは思わなかっただろうし -- 名無しさん (2018-01-20 15:25:24) - ちなみに紅砂陣が生捕用になってるのは安能務版であって、原典だと普通に殺傷能力があった模様 -- 名無しさん (2018-02-10 18:20:16) - アニメ版にてついに趙天君の地裂陣の全貌が明らかに!・・・想像以上にショボい陣だったけど -- 名無しさん (2018-04-22 08:04:55) - ↑まあ見た目のインパクトでは(三姉妹には通用しなかったとはいえ)まだ天絶陣&烈焔陣の方が強力そうだったしな -- 名無しさん (2018-04-22 08:12:25) - 趙天君とは逆に「覇穹」の秦天君&柏天君は、多重空間の火炎隕石も発動されないまま三姉妹に敗れるなど原作以上に不遇だった -- 名無しさん (2018-05-12 07:40:36) - 呪術廻戦の領域展開って十絶陣からも着想得てるのかな? -- 名無しさん (2020-11-29 21:39:40) - 董天君ってサイコロステーキ先輩の先輩なんだよな。しかもこっちは 火竜ヒョウの熱で本当に焼かれてる。 -- 名無しさん (2021-01-08 13:31:36) - 王天君は心の底から死にたがっていたため、「王天君の最後の悪行」=「太公望への(最後の)嫌がらせ」として、彼自身のすべてを太公望に押し付ける形で融合を実行したのだと確信しています。 -- 名無しさん (2023-09-06 18:01:35) - コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-09-07 22:50:13) - 今思えば、王天君って(太公望とは違うベクトルで)人間臭いキャラだったな -- 名無しさん (2023-09-07 22:52:25) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/03/28 Wed 23:14:57 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){十天君}とは、[[藤崎竜版封神演義>封神演義(漫画)]]に登場する架空の集団。 崑崙山と双璧を成すもう一つの[[仙人界>仙人界(藤崎竜版封神演義)]]、&bold(){金鰲島}の最高幹部達であり、いわば金鰲島版[[崑崙十二仙>崑崙十二仙(藤崎竜版封神演義)]]とも言える。 妖怪達の住まう金鰲島出身なだけあり、王天君除く全員が妖怪[[仙人>仙人(藤崎竜版封神演義)]]。 どうやら常に半妖体らしく、「完全な人間体を常に保てる=妖怪でも仙人と呼んでいい」と言う定義があるにもかかわらず、終始怪物じみた姿であった。 設定を考えると、単に人間体になっていないだけと思われる。 組織的には&bold(){[[通天教主]]}のもと、直接に金鰲島の全道士を管轄・運営する立場である(通天教主が病んだときには全権を代行していたほど)が、 それだけに「十天君を超える高い戦闘力を持つ」「普段金鰲島に居ないのに特別待遇を受ける」「仙界より殷(特定国家)の為に働く」「そもそも若い」などから&bold(){聞仲}のことをひどく嫌っており、 これが聞仲との深刻な対立へと繋がっていく。 ちなみに、原作では「ヒラ道士の個人的なサークル」のようなもので、&bold(){金鰲島のトップではないし、通天教主の直弟子でもないし、実力も両陣営のトップ層には明らかに劣る}。 十二仙に対応するのは組織的にも実力的にも、聞仲の師匠・&bold(){金霊聖母}を含む通天教主直属の碧遊宮の仙人たちである。 それでも十天君の実力は楊戩たち(金霊聖母の弟子の聞仲と同じく、十二仙の弟子という意味で同格)には「手に負えない」と言わせるレベルではあるが、 崑崙山のトップ集団「崑崙十二仙」+αには一方的に蹂躙されていた。 ついでに原作では聞仲と十天君、それに趙公明たちは&bold(){普通に仲がいい}。 その通天教主直属の仙人・仙女たちは漫画版では一切登場しなかった。 *■空間宝貝「十絶陣」 十天君を語る上で欠かせないもの。彼らは全員、異空間を作り出し、その空間そのものを宝貝として使うと言う能力を持つ(王天君だけは少し異質だったが)。 空間宝貝は性質、規模はそれぞれ様々だが、「持ち主に都合の良い」空間であり、この中でこそ十天君は万能となることができる。 また、協力することで複数の空間を組み合わせた「多重空間」としても使用可。 ちなみに原作では、進路遮断・範囲制圧用のトラップ兵器に近く、異空間として解釈した漫画版とはニュアンスが異なる。 むしろ[[男塾>魁!!男塾]]とかに登場する[[マグマや針山満載のデンジャラスな闘技場>驚邏大四凶殺]]っぽい雰囲気。 *■構成員 **◆&bold(){王天君} 金鰲十天君の首領格で隈取り化粧をしてピアスを大量につけた不健康そうな少年。 考え事をする時はマニキュアを塗った長い爪を噛むクセがある。 また錠剤のような食べ物を「おやつ」として食べていた。 狡猾かつ残忍な策略家であり、知略を用いてあの太公望すらも出し抜く恐ろしい人物。 一般的な妖怪は短絡的で直接的なのに対し、妖怪仙人のリーダー的存在なのにもかかわらず、妖怪らしかぬ行動をとることが多い。 しかも王天君は頭脳を使い「人の心」という最も脆い部分を積極的に利用するまさしく悪魔的な人物。 #openclose(show=以下ネタバレ){ 元々は崑崙山の道士&bold(){「王奕」} 崑崙山の教主である元始天尊の直弟子であり、本来なら太公望と同じ立場になるはずであったが、 崑崙山と金鰲島の不可侵条約の証として、金鰲島の当主である通天教主の実の息子であった楊ゼンとトレードされた。 それによって楊ゼンは崑崙で王奕(王天君)は金鰲で生活することになる。 自分が妖怪だと言うことを隠し続けていた楊ゼンは、師以外の誰にも心を開くことが出来ないという代償はあれど崑崙の人々に愛されて育った。 だが、金鰲に移った王奕は楊戩とは異なり下等な妖怪の犠牲にならないようにという理由から、成長するまでのあいだ封印籠に幽閉されてしまう。 死なない&bold(){だけでしかない}生活の中で唯一彼が甘えられるのは勝手に侵入してきた妲己だけであり、王奕は彼女を母親代わりとして成長する。 籠の中で自分以外の全てを憎みながら成長した王奕は、王天君と名を変え金鰲十天君の一人に収まると、妲己と手を組み、彼女の誘惑の術を使って金鰲の教主である通天教主を廃人にし、金鰲島の権力を掌握。 さらに聞仲を嗾けることで仙界大戦を勃発させ、崑崙山と金鰲島の双方の消滅を図った。 仙界大戦では金鰲十天君を率いて崑崙山の仙道たちを攻撃する一方、 侵入した楊戩が金鰲島のバリヤーを解除するのを見逃すなど、双方の戦力バランスを取りつつ、意図的に戦局を泥沼化させた。 最後は通天教主と楊戩を対面させ、親子で殺し合いをさせようとするも、通天教主の暴走による金鰲島の崩壊に巻き込まれ死亡。 #center(){ &font(#ff0000){どちらにせよキサマらはもうお終いなのさ・・・崑崙も聞仲もここで消えてなくなる事だろうよ} &font(#ff0000){2匹の蛇が互いの尾を喰らい最後にはどちらも消え去るように!!! そして最後に笑うのはオレ達だ!!!} &font(#ff0000){ハハ…ハ…ハハハハハハハハ!!!} } 胴から下を失い、瀕死の状態で臓物を引きずり這い寄りながら最後の台詞を吐く様は衝撃的であった。 こうして封神されたはずの王天君だったが、死亡してからあまり間を開けずに再登場。 王天君の最後があまりにも衝撃的だったため、再登場に驚いた人も決して少なくないはず。 二人目の王天君は武成王・黄飛虎を誘拐し、親友である黄飛虎と聞仲を紅水陣の中で戦わせた。 その結果、紅水陣の酸で黄飛虎が死亡。 その死を嘲笑したが、それに怒った聞仲の攻撃により二人目の王天君は死亡した。 三人目の王天君は殷周革命最後の決戦である「牧野の戦い」の終結直後に登場。 「こいつがここで死んじゃあ歴史がかわっちまうんでな。どうしても殺してぇんなら朝歌までご足労願うぜ」という謎の言葉を残し討たれる直前だった紂王を連れ姿を消す。 その後、黄飛虎の息子である[[黄天化>黄天化(藤崎竜版封神演義)]]と紂王の決闘をお膳立てする。 この決闘によって天化は死亡、紂王の首も周の王である武王に飛ばされ、殷の時代から周の時代へと歴史が移行していく。 この様に作中何度も死亡するも、その度に謎の復活を遂げており、不可解な行動も多く謎も多い人物だった。 その正体は… 詳細は[[太公望>太公望(藤崎竜版封神演義)]]にて。 } ちなみに原作では&bold(){十天君の中でも特に善人}。殺したくない旧友の殺しを最後までためらっていた。 また、「十天君の王天君」とは別に、&bold(){道教には「王天君」と呼ばれる神格がいる}。 道教でも多くの場面で護法の神として尊敬を受けているらしく、歴史も長く呼び名も多い。[[西遊記>西遊記(中国古典)]]でも脇役として登場。 ・&bold(){紅水陣} 王天君の空間宝貝。 他の十天君とは異質で、通常の空間に枠組を作るように展開する。 自身の強い酸性を帯びた血液で霧を作り出した後に赤い雨を降らせ、相手を死に至らしめる。 この雨の酸性はかなり強力で、十二仙の総攻撃ですら無傷だった霊獣・黒麒麟の外格すら蝕み死に至らせた。 「中から出ることはできるが外から入ることはできない」と言う、 一見不可解な性質を持つが、彼独特の美意識か前述のトラウマからこうなったのか…。 中には王天君の幻影が出てくるが本人ではなく、彼曰く「この空間自身が俺」との事。 自分の手をナイフで切り赤い霧を吹き出す描写があったが、ただの幻影による演出だったのか。 ・ダニ(正式名不明) 仙道に寄生する生物宝貝。 寄生した相手に常に宝貝を使うのと同じくらいのダメージを与え続ける。 ダニだけあって寄生を防ぐのはかなり難しい。 地味なようだがかなり効くらしく、十二仙を初めとした崑崙の仙人達の多くをダウンさせた。 効かなかったのは韋護(敏感肌のため、つくのが「キショイ」から速攻で叩き潰せた)、竜吉公主(霧露乾坤網により、水のヴェールに守られていたため)、雲霄三姉妹(元金鰲島出身というのもあり、「ミステリアス・ヴェール」を早々に着こんでいた)など極僅かであり、 崑崙側の戦力を確実に削ぎ落していた、恐るべき兵器である。 他にも四角い窓のようなものを出して、自分や他者を瞬時に移動させる能力を持つ。 **◆張天君 小さな体躯を長い腕で支えた仙人。超然とした態度で意外に礼儀正しい。 浸入してきた楊ゼンの相手を任される辺り、仙界大戦序章の登場ながら、上位クラスの実力者。 それまで誰も気づかなった楊ゼンの正体にピンとくる辺り、かなり勘も鋭かったようだ。 ちなみに本作では一番手だったが、原作では最後に戦った十天君。 ・紅砂陣 永遠とも呼べる程に広大な砂漠の空間。 相手との距離を自在に操ったり、砂で出来た巨人に襲わせたりもするが、真の恐ろしさは、「使用者以外を風化させ砂にしてしまう事」。 原作(安能版)では唯一殺傷力を持たない生け捕り用の符陣だったりする。 原典では破るのが最も困難な陣とされており、敢えて武王を陣の中に捕えさせる事で百日掛けて弱体化させなければいけなかった。 「永遠の砂漠」と称していたものの用量には限りがあり、楊ゼンは特異な能力を持っていたことも相まってそこを利用され破れる事となった。 だが、その後の楊ゼンがこれまでに無く疲労していた辺り、一応限界があっただけでとてつもなく広大な空間であったのだろう。 **◆孫天君 人形のような姿をした妖怪。 オモチャをコレクションしていると言ったが簡単に自爆させる辺り、ただの建前だったようだ。 仙界大戦では太公望ら3人をオモチャにするが、実はすでに太公望にはめられており、彼の指示を受けていた玉鼎真人により封神される。 ・化血陣 オモチャで溢れた子供部屋のような空間。 孫天君の操るオモチャとなにかしらのゲームをし、負けたらオモチャになってしまう。 そして実は、すべてのゲームは孫天君に都合の良いものばかりであり、相手は決して勝てない仕組みだった。 ちなみに原作の化血陣は、眩い光に包まれた空間で、その光に当たると血で爛れて死ぬと言う、全く違う空間だった。 **◆袁天君 ロマンチストで汚らわしい赤い毛玉。 穏やかな物腰で、自分以前の十天君の敗因が慢心にあると考え手を緩めず攻めた慎重かつ徹底した性格。 普賢の説得にも応じなかったが、最期は核融合であぼんと物凄いごり押しを喰らった。 ・寒氷陣 雪と氷に包まれた空間で、極寒を利用した攻撃を繰り出す。原作では牙のような氷塊が上下から相手を挟み潰す符陣だった。 ・・・氷でなくても刃物で良くね? とか言わない。マヒャドやブリザガみたいなもんだ。 **◆董天君 巨大なセミのような姿の妖怪。 虫と言われたら否定したが「ミーンミーン」と鳴いていたので多分原型はセミ。虫ですね。 黄一族を陣に招き入れるも、[[黄天化>黄天化(藤崎竜版封神演義)]]の火竜ヒョウによって己の陣の底に落とされ、あっさりミンチになった。 ・風孔陣 常に強風が吹きすさんだ空間で、底には宝貝合金の網があり、触れたものを両断する。 原作でも暴風で敵をズタズタにするという陣だったが、 十二仙ですら「定風珠」という宝貝(漫画版未登場)を他から借りてこないと対抗できないという極めて強力な威力であった。 **◆趙天君 一見するとただのモノリス。総出演時間2コマでナタクにあっさりやられた。 ・地裂陣 多分地割れや地震で攻撃する空間だったのだろう。ちなみに、原作では地面から立ち上る火柱で相手を吹っ飛ばす地雷原みたいな符陣だった。 **◆秦天君 イギリスのストーンヘンジみたいな見た目の妖怪。白天君と連携して戦う。 [[雲霄三姉妹>雲霄三姉妹(藤崎竜版封神演義)]]の「究極黄河陣」に成す術なく敗れ、最期はマドンナにお菓子ごと喰われた。 ・天絶陣 宇宙空間を思わせる空間で、隕石群を降らしたり出来る。 下記多重空間でもメインはこれだった模様。 力押しの空間故か、単純により力の強い「究極黄河陣」には敵わない道理である。 **◆白天君 向かい合わせの男女が手足が繋がった姿の妖怪。基本人格がどちらにあるかは不明。 秦天君共々、マドンナに喰われる。 尚、泰天君と白天君に雲霄三姉妹の迎撃を指示したのは王天君だが、三人揃えば趙公明と同等の実力を誇る雲霄三姉妹は足止めするのが精一杯と早々に判断しており、ハナから時間稼ぎ用の捨て駒として扱っていた様である。 ・烈焔陣 炎を操る空間。上記天絶陣との多重空間を展開した。  天絶陣と組み合わせることで炎を纏った隕石を降らす事ができる。 簡単に破られた為弱く見えるものの、その性質は足場の悪い空間の中を四方八方から炎を纏った隕石が襲いかかるという非常に殺傷力の高い代物。 ビーナスも「あれを受けたら死あるのみ」と&s(){究極黄河陣の前では児戯に等しいという前置き込みだが}攻撃力自体は評価している。 その為、董天君を破った黄一族三人がかりでも荷がかちすぎる相手と判断し、戦線に加わらないよう配慮していた。 **◆姚天君 陰陽のマークのような顔をした妖怪。作中では最初に登場した十天君。 十天君の中でも抜きん出た実力者で、聞仲からも「それでこそ十天君だ」「私を本気にさせられる相手は久しぶり」と評されている。 仙界大戦では金光聖母とともに楊ゼン、韋護、ナタクと対戦。3人を追い詰めるが、楊ゼンが倒れたことで奮起した韋護により封神される。 原典では戦う前に太公望の呪殺を試みて仮死状態に追い込み、呪いを解くために陣に乗り込んで来た赤精子を二度撃退するなどかなり活躍したが、三度目の戦いで呆気なく敗れた。 ・落魂陣 魂魄すら消滅させる光線を放つ「落魂の呪符」と物理ダメージを与える「破壊の呪符」を展開させた空間。 実は魂魄を消滅させるというのはこれ以外にはスーパー宝貝の六魂幡と伏羲の使う誅仙陣しかない…という凄い宝貝。 これだけでも十分に厄介だが、更に金光聖母がサポートに入ると光の屈折を操作して視覚情報を狂わせてくるので目視での回避が非常に難しくなってくる。 強力な宝貝の為最終決戦では楊ゼンが使用して、魂魄体でダメージを与えられない[[女禍>女カ(藤崎竜版封神演義)]]へダメージを与えることに成功した。  **◆金光聖母 十天君の紅一点。 手首のみ独立して宙に浮き、手足の無いマント姿の美女。姚天君とともに十天君ではトップクラスの実力者。 ちなみに十天君がシルエットでのみ登場していた際、角の生えた細身の女性の影もあり、おそらくはこれが最初期の彼女のデザインだったと思われる。 仙界対戦では姚天君とともに楊ゼン、韋護、ナタクと対戦。 3人を追い詰めるが、張天君へ変化した楊ゼンによる砂の壁により視界を遮られ、ナタクの接近を許し封神される。 姚天君とはお互いに相方の空間宝貝の弱点をカバーし合っており、コンビネーションは極めて良好。 孫天君が敗北した際もすぐに王天君に敵討ちを進言しているあたり、クールな印象だが仲間意識は強い性格のようである。 ・金光陣 光に満ちた廃墟のような空間。金光陣の光により生まれた相手の影を実体化させ戦わせる。 影の戦闘力は本物の十分の一程度だが、影を攻撃したら本人もダメージを受けると言う悪辣な仕様。 加えてダメージ覚悟で影を倒しても、影は本人が死なない限り無限に現れる為一時凌ぎにもならない。 障害物などで光を遮断されると影が発生しなくなるのが弱点だが、その際には姚天君が破壊の呪符で障害物を破壊する事でカバーしている。 追記、修正は、八卦の陣に気をつけながらお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 原作では十二仙の無双によって全員やられ役に…。 -- 名無しさん (2014-05-17 04:53:14) - ↑そうなのか・・・。藤崎では十二仙が聞仲によってやられ役風だったのにな -- 名無しさん (2014-10-10 16:20:11) - ↑というか、通天教主を除けば原作の金鰲島サイドは軒並み崑崙山よりレベル低い。それこそ大体ブロリーとサイバイマンくらいの実力差がある。そんなパワーバランスじゃどうあっても面白くならないから、フジリュー版では真逆の力関係になってる。 -- 名無しさん (2014-10-10 16:37:04) - ただ、原作の十二仙は十絶陣攻略のために自分の弟子を突撃させる、鬼畜なことしてるけどな。 -- 名無しさん (2014-12-05 11:54:06) - 改めて見てみると姚天君強いわ。即死攻撃持ちとか怖すぎる -- 名無しさん (2014-12-05 12:02:19) - 一番最初にやられた張天君が一番強かったな、オート空間移動を見せたのもこいつだけ -- 名無しさん (2014-12-22 22:04:16) - ゲームで『一聖九君』として出てきたときは完全に聖母と愉快な仲間たち状態だったからなぁ。 -- 名無しさん (2015-01-30 23:59:30) - 天絶、地烈、風吼、寒氷、金光、化血、烈焔、紅水、紅砂、落魂ォォン——終段顕象——十絶の陣ィィンッ -- 名無しさん (2015-05-21 23:10:20) - 十天君内での実力差も顕著だった -- 名無しさん (2015-09-26 22:34:05) - あっさりやられた連中も相手がチート連中ばかりで仕方なかった面もあるけど、最初の張天君がそのチート筆頭の楊ゼンをギリギリまで追い詰めてるからどうしても弱く見えちゃうな -- 名無しさん (2015-09-26 22:49:23) - もともと藤崎竜氏はコレ含めて一般にスルーされる程完成度の高い仕事してる印象あるけど、ここの執筆者様方がいずれも普通に読み込んでおられて、そういえばという原作の精緻さを多々再発見させられる思い。感謝;(>ゲーム:ゲームはバンダイ製の絵だけファンアイテム製品、アニメは商材としての仕様があるしね…(妲己ちゃんが眉間に皺寄せるとか原作的にちょっと想像出来ないがしょうがない;w(一年の尺の都合))(駄文お許しを; -- (しかし御神像ウォフ・マナフの特性だけは気になる;ww) (2015-09-30 01:42:29) - 十天君回はここを見てると確かに趙・かしわ・泰天君は実際はありそうな最高幹部ぶりを見たかった感・・・;w(合体技→三姉妹とか暴力→超暴力ていうスゴイ早期決着;w逆にリアルでも適切戦術でもあるし、 結果テンポ良かった感もあって、ダレを防ぐためかなと想像してるけど;。/原作:僕は最初見た巨大ハンコ「エターナルフォース万天印」(相手は死ぬ)でお腹いっぱいっす…;w考古学的というか;w(連弩の時代には百発百中は魔術的だったかもですが;) -- マナフ:ブメ以外で。金属をどうとか?; (2015-09-30 01:51:43) - 張天君だけつよすぎない・・・ -- 名無しさん (2015-11-29 14:08:57) - 組織に出てくる最初の敵が最強クラスなのは珍しくもない。 -- 名無しさん (2015-11-29 15:19:43) - 落魂陣は即死技だからなあ、どうしても哪吒とぶつけざるをえない -- 名無しさん (2015-12-15 21:49:10) - 金光聖母のデザインは作中の全女性キャラでも一番好み。 -- 名無しさん (2016-03-19 16:02:30) - 一聖九君(っつーか截教サイド全部か)を原作より強く描かないとって必然性に駆られるのはわかるが、なんで脇役も脇役の王天君なんぞにあそこまで重要なポジションを振ったのかがいまだによくわからん。字面がかっこよさげだからか? -- 名無しさん (2016-04-02 02:46:48) - ↑亀レスだけど、脇役の脇役だからいくらでも設定盛れたんじゃないだろうか?リアルタイムで読んだ人は原典知っててもあんな秘密が明かされるとは思わなかっただろうし -- 名無しさん (2018-01-20 15:25:24) - ちなみに紅砂陣が生捕用になってるのは安能務版であって、原典だと普通に殺傷能力があった模様 -- 名無しさん (2018-02-10 18:20:16) - アニメ版にてついに趙天君の地裂陣の全貌が明らかに!・・・想像以上にショボい陣だったけど -- 名無しさん (2018-04-22 08:04:55) - ↑まあ見た目のインパクトでは(三姉妹には通用しなかったとはいえ)まだ天絶陣&烈焔陣の方が強力そうだったしな -- 名無しさん (2018-04-22 08:12:25) - 趙天君とは逆に「覇穹」の秦天君&柏天君は、多重空間の火炎隕石も発動されないまま三姉妹に敗れるなど原作以上に不遇だった -- 名無しさん (2018-05-12 07:40:36) - 呪術廻戦の領域展開って十絶陣からも着想得てるのかな? -- 名無しさん (2020-11-29 21:39:40) - 董天君ってサイコロステーキ先輩の先輩なんだよな。しかもこっちは 火竜ヒョウの熱で本当に焼かれてる。 -- 名無しさん (2021-01-08 13:31:36) - 王天君は心の底から死にたがっていたため、「王天君の最後の悪行」=「太公望への(最後の)嫌がらせ」として、彼自身のすべてを太公望に押し付ける形で融合を実行したのだと確信しています。 -- 名無しさん (2023-09-06 18:01:35) - コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-09-07 22:50:13) - 今思えば、王天君って(太公望とは違うベクトルで)人間臭いキャラだったな -- 名無しさん (2023-09-07 22:52:25) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: