GOTH リストカット事件

「GOTH リストカット事件」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

GOTH リストカット事件」(2023/07/27 (木) 13:59:12) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2011/09/26(月) 22:41:08 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){この世には殺す人間と殺される人間がいる。} #center(){&font(#ff0000){僕は前者だ。}} 『GOTH リストカット事件』は、小説家・乙一による短編集の一つ、またそれを原作とする[[漫画]]、映画である。 「ザ・スニーカー」で掲載されていたが、[[ライトノベル]]ではなく一般小説として発売された。第3回本格ミステリ大賞受賞作。 非常に陰鬱とした雰囲気の作品であり、グロ描写も多い。 そのため苦手な人も多いかもしれないが、乙一作品らしくトリックも上手いため、ミステリ好きにはオススメの作品である。あと夜がかわいい。 漫画版で作画を担当したのは、『[[NHKにようこそ!>NHKにようこそ!]]』でも作画担当だった大岩ケンヂ。 単行本になったのはこれが初。夜がかわいい。 *■あらすじ 人間の暗黒面に強く惹かれる高校生「僕」は、 表面的にはごく普通の少年を装っていたが、身近でおこる猟奇的事件に興味を抱いていた。 ある日、「人間の老若男女問わず&font(#ff0000){手だけ切り落とされる}」という事件が発生する。 決して対象を殺さず、あくまでも手だけに執着する犯人に、「僕」は興味を持った。 そして些細なことから事件の犯人を特定できた「僕」は、その犯人を利用し、ある計画を実行する。 *■主な登場人物 ・「僕」 主人公。[[某名探偵>江戸川コナン]]ばりに事件に関わっていく高校生。作者にはアホと言われた。 一応[[探偵]]役のポジションだが、おそらく作中一番の危険人物。 一人称が「僕」であり、基本的に彼視点で物語が描かれる。何故か読者に名前を明かそうとしない。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){それが最大の伏線であり、この作品そのもののトリックとなっている。}}} ある事件の犯人が使っていた凶器の[[ナイフ>ナイフ(武器)]]セットを勝手に持ち帰り、度々それを「使ってみたい」と思いながら眺めている変態。 趣味は観光(&font(#ff0000){殺人事件の現場巡り})。 これらの異常性は夜以外には隠していて、冗談を言って周囲を笑わせたりもするが、 ほぼ自動運転状態で周囲に話を合わせていて、自分が何を言っているのかすら認識していないことも。 漫画版では[[厨二>厨二病]]ホイホイなバトルシーンを魅せてくれるが、彼自身は厨二病と片付けられる範囲を明らかに逸脱しており、 考え方によっては「隣人にもなり得る」ような超現実の恐怖と言えるかも知れない。 ・森野夜 「僕」のクラスメイトで、実質ヒロイン。 全身真っ黒(服装的な意味で)で、「まるで夜を人の形にしたよう」である。 長い黒髪と泣きボクロ、&font(#ff0000){リストカットの跡}が特徴的。 服や髪の色とは対象的に、肌は雪や陶器を思わせるほどに白い美少女。 しかし他人を寄せ付けない[[バリア]]のようなものを放っているため、孤立しているぼっちさんである。よく理科室で読書をしている。 実は「僕」同様に人間の暗黒面に惹かれており、よくスプラッタな写真集を見ているほど。 そのためある事件をきっかけに「僕」と意気投合し、奇妙な付き合いが生まれる。 地図を書くのが下手で、「僕」ですら吐き気を催すほどカオスな図になる。川の中に本屋がある。 また何故か高い頻度で犯罪者に出会い、ほぼ100%の確率で愛されて(?)しまう。 そのためか事件に巻き込まれることが多く、作者には[[ピーチ姫]]と例えられた。 漫画版では比較的感情豊かに描かれている。あくまで「比較的」だが。 「僕」に執着されているようである。 ・マスター 夜の行きつけの[[喫茶店]]のマスター。 几帳面な性格なのか、[[ヒゲ]]は丹念に剃ってある。 映画版にも登場する。 ・桜 「僕」の妹。中学生。 今は[[ボーイッシュ>ボーイッシュ(属性)]]なショートヘアだが、以前は夜同様に[[黒髪ロング]]だった。 &font(#ff0000){呪われている}。さすが「僕」の妹。 ・少女 「僕」のご近所さん。よく[[犬]]の散歩をしているところを見かける。 犬語翻訳機能搭載。 ・森野夕 夜の[[双子]]の妹。故人。 夜とは違い、ごく普通の女の子だった。 -北沢夏海 短編『声 Voice』における、もう一人の語り手。 姉の博子が殺され、犯人と名乗る少年から最後のメッセージを渡される。 漫画版では夜と夕が彼女と博子のポジションを務める為、姉ともども登場しない。 -高見 博子を殺したと夏海の前に現れた少年。一人称は「僕」。 夏海は彼が夜と一緒にいるところを目撃し、樹から二人の名前を聞いている。 名前は漫画版で樹が呼びかけたことで判明。 ・神山樹 夏海の後輩。 サッカー部所属だった爽やかなイケメソ。一人称は「俺」。 夜のことも知っている。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){「僕」のことである。}}} *■漫画版 前述のとおり、作画担当は大岩ケンヂ。 基本的に原作の展開に沿っているが、いくつかコミカライズされていない話も存在する。 最終話も原作の上巻最終話と下巻最終話を合わせたような、漫画版オリジナルの展開になっている。 また、若干&font(#ff0000){エロ}くなっている。 原作者の挨拶で「&font(#ff0000){エロ}くしてくれて」なる一文が有る。 *■映画版 2007年7月にクランクインし、撮影も一ヶ月足らずで終わったが、[[大人の事情]]で公開が遅れる。最終的に2008年の年末に公開された。 原作の第一話と上巻最終話を組み合わせたような展開。短いながらも、上手くまとまっている。 また、現在&font(#ff0000){ハリウッド版も企画中}である。どうなることやら……。 君が追記・修正したくなったときは、きっと僕が編集してあげるよ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 最近読んだ。主人公が性格悪い上にガチの狂人でヤバい(笑)後、夜可愛い -- 鉄砲切助真 (2013-10-24 17:03:55) - これは日本じゃないとウケないと思うなぁ スラッシャーものとかとは違うノリだし。 -- 名無しさん (2013-10-24 19:48:52) - ピーチ姫にワロタ -- 名無しさん (2014-01-07 23:13:44) - 漫画版の夜は若干キャラ崩壊気味だけど、原作とはまた違う可愛さがあった。夜可愛いよ夜 -- 名無しさん (2014-11-29 18:58:44) - 久しぶりに読んだけどやっぱいいなあ -- 名無しさん (2016-05-14 21:14:10) - アニメがぼしゃらなければ -- 名無しさん (2016-05-14 21:32:43) - 番外編の夜のメールが衝撃的すぎるw -- 名無しさん (2019-10-26 03:26:37) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/09/26(月) 22:41:08 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){この世には殺す人間と殺される人間がいる。} #center(){&font(#ff0000){僕は前者だ。}} 『GOTH リストカット事件』は、小説家・乙一による短編集の一つ、またそれを原作とする[[漫画]]、映画である。 「ザ・スニーカー」で掲載されていたが、[[ライトノベル]]ではなく一般小説として発売された。第3回本格ミステリ大賞受賞作。 非常に陰鬱とした雰囲気の作品であり、グロ描写も多い。 そのため苦手な人も多いかもしれないが、乙一作品らしくトリックも上手いため、ミステリ好きにはオススメの作品である。あと夜がかわいい。 漫画版で作画を担当したのは、『[[NHKにようこそ!>NHKにようこそ!]]』でも作画担当だった大岩ケンヂ。 単行本になったのはこれが初。夜がかわいい。 *■あらすじ 人間の暗黒面に強く惹かれる高校生「僕」は、 表面的にはごく普通の少年を装っていたが、身近でおこる猟奇的事件に興味を抱いていた。 ある日、「人間の老若男女問わず&font(#ff0000){手だけ切り落とされる}」という事件が発生する。 決して対象を殺さず、あくまでも手だけに執着する犯人に、「僕」は興味を持った。 そして些細なことから事件の犯人を特定できた「僕」は、その犯人を利用し、ある計画を実行する。 *■主な登場人物 ・「僕」 主人公。[[某名探偵>江戸川コナン]]ばりに事件に関わっていく高校生。作者にはアホと言われた。 一応[[探偵]]役のポジションだが、おそらく作中一番の危険人物。 一人称が「僕」であり、基本的に彼視点で物語が描かれる。何故か読者に名前を明かそうとしない。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){それが最大の伏線であり、この作品そのもののトリックとなっている。}}} ある事件の犯人が使っていた凶器の[[ナイフ>ナイフ(武器)]]セットを勝手に持ち帰り、度々それを「使ってみたい」と思いながら眺めている変態。 趣味は観光(&font(#ff0000){殺人事件の現場巡り})。 これらの異常性は夜以外には隠していて、冗談を言って周囲を笑わせたりもするが、 ほぼ自動運転状態で周囲に話を合わせていて、自分が何を言っているのかすら認識していないことも。 漫画版では[[厨二>厨二病]]ホイホイなバトルシーンを魅せてくれるが、彼自身は厨二病と片付けられる範囲を明らかに逸脱しており、 考え方によっては「隣人にもなり得る」ような超現実の恐怖と言えるかも知れない。 ・森野夜 「僕」のクラスメイトで、実質ヒロイン。 全身真っ黒(服装的な意味で)で、「まるで夜を人の形にしたよう」である。 長い黒髪と泣きボクロ、&font(#ff0000){リストカットの跡}が特徴的。 服や髪の色とは対照的に、肌は雪や陶器を思わせるほどに白い美少女。 しかし他人を寄せ付けない[[バリア]]のようなものを放っているため、孤立しているぼっちさんである。よく理科室で読書をしている。 実は「僕」同様に人間の暗黒面に惹かれており、よくスプラッタな写真集を見ているほど。 そのためある事件をきっかけに「僕」と意気投合し、奇妙な付き合いが生まれる。 地図を書くのが下手で、「僕」ですら吐き気を催すほどカオスな図になる。川の中に本屋がある。 また何故か高い頻度で犯罪者に出会い、ほぼ100%の確率で愛されて(?)しまう。 そのためか事件に巻き込まれることが多く、作者には[[ピーチ姫]]と例えられた。 漫画版では比較的感情豊かに描かれている。あくまで「比較的」だが。 「僕」に執着されているようである。 ・マスター 夜の行きつけの[[喫茶店]]のマスター。 几帳面な性格なのか、[[ヒゲ]]は丹念に剃ってある。 映画版にも登場する。 ・桜 「僕」の妹。中学生。 今は[[ボーイッシュ>ボーイッシュ(属性)]]なショートヘアだが、以前は夜同様に[[黒髪ロング]]だった。 &font(#ff0000){呪われている}。さすが「僕」の妹。 ・少女 「僕」のご近所さん。よく[[犬]]の散歩をしているところを見かける。 犬語翻訳機能搭載。 ・森野夕 夜の[[双子]]の妹。故人。 夜とは違い、ごく普通の女の子だった。 -北沢夏海 短編『声 Voice』における、もう一人の語り手。 姉の博子が殺され、犯人と名乗る少年から最後のメッセージを渡される。 漫画版では夜と夕が彼女と博子のポジションを務める為、姉ともども登場しない。 -高見 博子を殺したと夏海の前に現れた少年。一人称は「僕」。 夏海は彼が夜と一緒にいるところを目撃し、樹から二人の名前を聞いている。 名前は漫画版で樹が呼びかけたことで判明。 ・神山樹 夏海の後輩。 サッカー部所属だった爽やかなイケメソ。一人称は「俺」。 夜のことも知っている。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){「僕」のことである。}}} *■漫画版 前述のとおり、作画担当は大岩ケンヂ。 基本的に原作の展開に沿っているが、いくつかコミカライズされていない話も存在する。 最終話も原作の上巻最終話と下巻最終話を合わせたような、漫画版オリジナルの展開になっている。 また、若干&font(#ff0000){エロ}くなっている。 原作者の挨拶で「&font(#ff0000){エロ}くしてくれて」なる一文が有る。 *■映画版 2007年7月にクランクインし、撮影も一ヶ月足らずで終わったが、[[大人の事情]]で公開が遅れる。最終的に2008年の年末に公開された。 原作の第一話と上巻最終話を組み合わせたような展開。短いながらも、上手くまとまっている。 また、現在&font(#ff0000){ハリウッド版も企画中}である。どうなることやら……。 君が追記・修正したくなったときは、きっと僕が編集してあげるよ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 最近読んだ。主人公が性格悪い上にガチの狂人でヤバい(笑)後、夜可愛い -- 鉄砲切助真 (2013-10-24 17:03:55) - これは日本じゃないとウケないと思うなぁ スラッシャーものとかとは違うノリだし。 -- 名無しさん (2013-10-24 19:48:52) - ピーチ姫にワロタ -- 名無しさん (2014-01-07 23:13:44) - 漫画版の夜は若干キャラ崩壊気味だけど、原作とはまた違う可愛さがあった。夜可愛いよ夜 -- 名無しさん (2014-11-29 18:58:44) - 久しぶりに読んだけどやっぱいいなあ -- 名無しさん (2016-05-14 21:14:10) - アニメがぼしゃらなければ -- 名無しさん (2016-05-14 21:32:43) - 番外編の夜のメールが衝撃的すぎるw -- 名無しさん (2019-10-26 03:26:37) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: