偕老同穴

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&font(#6495ED){登録日}:2011/02/10(木) 00:56:01 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 1 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 学名 Euplectella aspergillum 和名 カイロウドウケツ(偕老同穴) 英名 Venus' Flower Basket(ビーナスの花かご) 主成分二酸化ケイ素の骨格を持つ海綿の一種。編みこまれたような骨格は美しく地方によっては観賞用に使われる。 偕老同穴という名前はざっくり言うと「エビが同じ穴に入る」という意味。言葉の通り、身体の空洞の中にカイロウエビというエビを一組住まわせる習性がある。ちなみにエビが成長して身体が大きくなると&bold(){一生出られなくなる}。一見するとエビたちをカイロウドウケツが閉じ込めているように見えるが、実際はエビ側は外敵から身を守れるうえにカイロウドウケツの食べ残しをいただくことができるのに対してカイロウドウケツ側には特にメリットの無い、いわゆる片利共生。 主成分二酸化ケイ素の骨格を持つ、とあるが二酸化ケイ素とは簡単に言うとガラスのこと。早い話、この生き物は骨格がガラス繊維でできているのだ。 しかもこのガラス繊維、人間が作るものよりも細くて曲げにも強い。更に人がガラス繊維を作るのに1600度もの高温を必要とするのに対してコイツは深海という高温などまず無い環境でこれを作ることができる。&s(){そんな技術を使ってまでやることがエビ二匹捕まえるだけって……} なんで同穴(同じ住みか)で偕老(共に老う)かだって。 それは、ドウケツエビってエビが、彼らの体の中に住み着くんだ。 幼いときに二匹繊維の中には入り込み、海綿の胃の中に、歳をとったら体が大きくなって海綿から出れなくなっちゃう。 そう、共にくらし、共に老う。あまりに極端な例。 雄×雄だったら #center(){&font(#0000ff ){ふふふ、お兄さんいいお尻しているな}} 薔薇園 雌×雌だったら #center(){&font(#f09199){うふふ、あなた可愛いわね}} 百合園 なんて、展開になるかもとか考えたかい。 実はならないんだ。 幼いころは、雌雄未分化状態。海綿の体の中で、雌雄が別れるからそんなことはない。 そんな、エビが住み着くから偕老同穴は、結婚の引き出物に出されたりするんだ。 素晴らしくめでたい引き出物だね。 だから慣用句偕老同穴の契り。 夫婦が仲睦まじく共に老いましょう。って意味があるんだ。 たまに間違って偕老同穴の中に三匹のドウケツエビが入り込んだりして三角関係になったりするのは秘密。 偕老同穴の契りを結んでおいて、浮気したら骨格のどこかが広げられたんだと言訳したらいいかもしれない、きっと嫁がグーで殴るよ(ソースは俺)。 追記・修正はガラス繊維を作りながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 立て逃げ -- 名無しさん (2018-10-28 21:55:03) - 穴は墓穴のことですね。共に老い、同じ墓に入る。 -- 名無しさん (2020-05-01 07:50:39) #comment #areaedit(end) }
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