機甲猟兵メロウリンク

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&font(#6495ED){登録日}:2011/07/03(日) 23:24:24 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){&font(#186618){聞かせてくれ 眼を閉じた時}}} &sizex(5){&bold(){&font(#186618){誰のこと お前叫んだか……}}}} 1988~89年に発売されたOVAで『[[装甲騎兵ボトムズ]]』と世界観を共有する外伝作品である。 ***◆概要 [[ロボットアニメ]]でありながら主人公が[[ロボット]]に乗らずに戦うという異色作であると同時に『[[ベルゼルガ物語>青の騎士ベルゼルガ物語]]』共々[[パイルバンカー]]の人気と知名度の向上に貢献した作品でもある。 原作およびシリーズ構成はボトムズ本編の監督こと[[高橋良輔>高橋良輔(アニメ監督)]]。 監督は高橋監督の朋友にして、『[[太陽の牙ダグラム]]』『[[銀河漂流バイファム]]』『[[機甲戦記ドラグナー]]』などを手掛けた神田武幸。 ***◆あらすじ アストラギウス銀河を舞台に[[ギルガメスとバララント>ギルガメス/バララント(装甲騎兵ボトムズ)]]の二大勢力により展開された[[百年戦争>百年戦争(装甲騎兵ボトムズ)]]の終結直前、ギルガメスの少年兵士メロウリンクは軍上層部の陰謀に巻き込まれ戦友達を死に追いやられ、自身も濡れ衣を着せられる。 軍を脱走したメロウリンクは仲間を死に追いやり、自身を嵌めた将校達への[[復讐]]を開始する。 #center(){&bold(){&font(#186618){ドッグマン大尉に伝えろ。『地獄の底から挨拶に来た』とな…}}} ***◆主な登場人物 ▼&bold(){&font(#186618){メロウリンク・アリティ}} 声:[[松本保典]] 主人公。愛称は&bold(){&font(#186618){「メロウ」}}。 元[[メルキア>メルキア(装甲騎兵ボトムズ)]]軍プランバンドール機甲大隊所属の伍長。友軍の撤退陽動作戦に従事したシュエップス小隊唯一の生き残り。 帰還後に軍法会議にかけられ、敵前逃亡ならびに軍事物資強奪の罪を着せられ逆上、戦死した仲間の認識票と小隊の装備である旧式の対ATライフルを奪い脱走する。 そして仲間の名誉を守る為、軍法会議で偽証した大隊所属の将校達に戦いを挑むが、復讐行の過程で次第に事件の核心に近づいていく。 主人公だがAT([[アーマードトルーパー>アーマードトルーパー(AT)]])には一切乗らず、対ATライフルを武器にトラップなどあらゆる手段を駆使して敵が乗るATを生身で撃破していく。 強靱な肉体に不屈の精神、類い稀な悪運を併せ持つ。機転も利き地の利や想像力を生かしたゲリラ戦が得意。敵の意表を突く事もしばしば。 基本的に標的であるプランバンドール将校にのみ定めており、それ以外は極力犠牲を出さない様に戦う。 やむを得ず戦わざるを得なくなった際にも&bold(){&font(#186618){「すまんっ!!」}}と謝罪しながら蹴り飛ばす場面も。 普段は口数も少ないが本質は[[真面目>まじめ(真面目)]]かつ誠実。かつては軍務に忠実であった事を示唆する描写も存在する。 長いこと女っ気が無い生活を送ってきた為か女性の相手は慣れていないらしく、純情な一面を覗かせる。 ▼&bold(){&font(#182566){ルルシー・ラモン}} 声:玉川紗己子(現:玉川砂記子) ヒロインにして本作唯一の名有り女性キャラ。メロウリンクより若干歳上で彼を&bold(){&font(#182566){「坊や」}}と呼ぶ。 流れ者のカードディーラーで、メロウリンクの最初の復讐に巻き込まれて以来行く先々で彼と関わる事になり、やがて復讐を手助けする様になる。 実は貴族出身で本名はフルレル・C・ヘルメシオン。メロウリンクの標的の一人、ヘルメシオン准将は叔父にあたり父と母を死に追いやり、家名と財産を奪った張本人として忌み嫌う。 メロウリンクや叔父との再会をきっかけに物語後半からはメロウリンクと行動を共にする。 ▼&bold(){&font(#deb887){キーク・キャラダイン}} 声:[[大塚明夫]]  メルキア軍情報将校で階級は中尉。軍上層部の特命によりメロウリンクが濡れ衣を着せられた「プランバンドール・スキャンダル」と称される軍事物資強奪事件に纏わる謎を追っている。 メロウリンクの前に度々姿を見せ時に共闘するなど協力的な素振りを見せるが… 演じた大塚明夫氏はこれが声優デビュー作であり、本作の[[次回予告]]も担当している。重要人物なのにその回ごとの台本以上の情報は貰えなかったらしく、仕方なく雰囲気で乗り切ったとか。 ▼&bold(){ガルボネール・J・ボイル} 声:兼本新吾 メロウリンクの標的の一人でプランバンドール・スキャンダル後は第18メルキア方面軍第2師団特殊機甲部隊長を務める。 全体的に人格的に問題が多い他の標的とは異なり潔い武人肌の性格をしており、周囲からの信頼も篤い。 AT乗りとしての技量は高く、白兵戦でも素手でメロウリンクを圧倒する程の実力を誇る。 メロウリンクとは2度に渡り対決するも、一人の武人として高く評価している。 反面ある理由から上官であるヘルメシオン准将とは意見が対立しており、ヘルメシオンの側近ヌメリコフとも仲が悪い。 最終的にメロウリンクに敗れるも彼により命を助けられ、その借りを返すべくメロウリンク達に協力する。 ▼&bold(){オスカー・フォン・ヘルメシオン} 声:阪脩 メルキア軍准将。元プランバンドール機甲大隊作戦参謀で大隊を事実上私物化していた人物。 狡猾な野心家で実の兄を部下に命じて暗殺し、姪のフルレル(ルルシー)の後見人としてヘルメシオン家の財産に手を付け、更にフルレルに相続放棄させる事で財産を完全に我が物にした上で姪を抹殺する事を企む。 プランバンドール・スキャンダルの黒幕と目されていたが…。   ▼&bold(){&color(orangered){シュエップス・F・ブライアン}} 声:[[森功至]] 本編開始時点で故人。 メルキア軍プランバンドール機甲大隊シュエップス小隊の小隊長で階級は少尉。 上層部の無謀な作戦案に抗議した結果、懲罰として小隊は装甲騎兵(AT)小隊から機甲猟兵小隊として再編成され、敵の目前に友軍撤退の為の囮として取り残される事になった。 貴族出身ながらその事を鼻に掛けない穏やかな人物でメロウリンクも含め部下たちからの信頼は篤かった。 メロウリンクを除く他の小隊メンバーとは異なり敵の総攻撃からは辛うじて生き延びたが、偵察に来た敵兵をやり過ごす為メロウリンクと共に死体のふりをしていた所に機銃掃射を受け、メロウリンクを庇う形で息絶えた。 ***◆用語解説  ●&bold(){機甲猟兵} 生身でATと戦う事を強いられた兵士達。基本的に装甲騎兵部隊が懲罰としてこの兵種に再編成される事が大半である。 その生存率は最低野郎とまで言われたAT乗りよりも更に低く、生き残る為なら友軍の死体すらトラップに活用するとまで言われる事もあり、最低野郎の生き血すら啜る戦場の蛭として蔑まれている。   ●&bold(){対ATライフル} 機甲猟兵の標準的な装備にして本作を象徴する銃。メロウリンクが使うものは銃身下部に[[パイルバンカー]]ユニットが装備可能なパイルバンカーカスタムと呼称されるタイプ。重量は30kgを超えるが、メロウリンクはこれを軽々持ち運ぶ。 現実世界でいう対戦車ライフルに近い武器であり、ATや戦闘ヘリの装甲を貫通可能な威力を持つ代わりに有効射程距離が短く、危険を承知である程度接近しなければ有効打が与えられない。 パイルバンカーユニットはATのアームパンチ用液体火薬カートリッジを用いて杭を打ち込むもので、ATの装甲程度なら容易く貫通可能。ライフルに取り付けずにユニット単体で使用することも出来る。 メロウリンクは最終的にこの兵装で敵に止めを刺す。たとえ相手が生身だろうと例外なく杭でぶち抜く。 ●&bold(){軍用側車} メロウリンクの愛車(?)。 ギルガメス軍が主に偵察や連絡に使用している機種で、サイドカーが付いている事以外は何の変哲もないただの[[バイク]]。 しかも相当古い型らしく、中盤で完全に寿命を迎えたため放棄された。%%ボトムズ主人公は機体を使い捨てるお約束がここにも。%% ●&bold(){プランバンドール・スキャンダル} 百年戦争の終戦間近にメルキア軍プランバンドール機甲大隊で起きたとされる軍事物資強奪事件。 強奪されたのは大量のヂヂリウム。一小隊が実行犯にしては規模が大きすぎる、[[ヂヂリウムは結局行方知れず>パーフェクトソルジャー/PS(装甲騎兵ボトムズ)]]と不可解な点が多いと見られている。 ***◆主題歌 OPテーマ「ソルジャー・ブルー」 歌:坂井紀雄 EDテーマ「VANITY」 歌:マーキーズ   ***◆余談  第6話のある1シーンに[[キリコ・キュービィー]]によく似た男が登場しているが、これは雑誌企画によるお遊びであり、キリコ本人ではない。 本作は女性人気が高く、女性作家により多数の同人誌が描かれ、本家ボトムズ以上に同人活動が盛んだったそうである。 実はATの体内を循環しているポリマーリンゲル液が初めて公式設定として採用された作品であり、それまではムック(しかもボトムズではなく[[ダグラム>太陽の牙ダグラム]])が初出の非公式な設定であった。   [[スーパーロボット大戦シリーズ]]においてはソーシャルゲーム媒体の『スーパーロボット大戦X-Ω』で初参戦。 さすがに身一つで参戦させるわけにはいかなかったのか、便宜上&bold(){軍用バイクが主役機}という扱いになっている。 とはいえ[[バイク]]その物に特別な武装などは無いため、事実上の[[生身ユニット>生身ユニット(スパロボ)]]である。 ユニット性能としては攻撃力はSSR相当だが、装甲・運動性はR並、HPに至ってはUC並という極端な性能で、コストもSSRとしては非常に低い。 もちろんスパロボのお約束?で&bold(){海や宇宙でも運用可能。}ただしどちらも適応Cの上パーツスロット数が1しかない(Bまでしか上げられない)ため実質陸マップ専用ユニットと言える。 なお、本作と『サンライズ英雄譚』シリーズにおいて、キリコとの共闘も実現している。 また、『ボトムズ』の黒幕でもあるワイズマンに、&bold(){キリコ同様に強者と見做され彼の後継者の候補}として、賞金首にされる事に。 ♪推奨BGM「PREVIEW」 #center(){ &bold(){&font(#deb887){予測された通りに項目は建てられた。}} &bold(){&font(#deb887){次はあんた達の番だ、Wiki籠もり。}} &bold(){&font(#deb887){あんた達はなんせスターだ。}} &bold(){&font(#deb887){このアニヲタWikiでは目立ち過ぎるよ。}} &bold(){&font(#deb887){死神の目を躱すには、な……。}} &sizex(5){&font(#ff0000,b){STAGE2}}      &sizex(6){&font(#ff0000,b){エディット}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,10) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 一話の次回予告が伏線だった -- 名無しさん (2014-04-11 21:34:08) - 死神の目を欺くか… -- 名無し (2014-07-27 00:49:19) - こないだのKIDSステーションの一挙で見たよ。もっとキークの暗躍振りを見せて欲しかったな -- 名無しさん (2016-01-10 21:51:52) - スパクロ参戦だってな -- 名無しさん (2016-05-14 01:41:57) - スパロボ参戦おめ -- 名無しさん (2016-05-14 20:03:11) - 生身ユニットw -- 名無しさん (2016-06-04 18:26:05) - 対ATライフルのパイルバンカーで男狩りっぽくケツを串刺しにしてみたい -- 名無しさん (2017-01-16 19:36:04) - キークといえば、アニパロコミックに載ってたある二次創作での、「つまらん酸の雨に、つまらん雑踏。ここは世界一つまらん場所だ」ってセリフが印象深いな。 -- 名無しさん (2017-09-05 20:23:38) - 機甲猟兵の待遇なんだが、『鉄血のオルフェンズ』のCGS参番組とは別のベクトルで酷い扱いだよね -- 名無しさん (2017-10-07 01:54:43) - ルルシーの「坊や、お名前は?」にドキッとした記憶がある。 -- 名無しさん (2018-01-16 10:22:44) - そんなキークも、花屋を経営したり富士山周辺のキャンプ場を回ったりと、今じゃすっかり好々爺に。 -- 名無しさん (2018-03-28 14:55:06) - >男狩りっぽくケツを串刺しにしてみたい 装甲越しに標的の股間をぶち抜いた回ならあったけど(ドッパー刑務所で)。 -- 名無しさん (2021-11-11 02:36:08) - X-Ωだと乱戦でクロスアンジュのメンツに自分たち以上の無防備扱いされてたな -- 名無しさん (2022-11-24 22:46:11) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/07/03(日) 23:24:24 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(5){&bold(){&font(#186618){聞かせてくれ 眼を閉じた時}}} &sizex(5){&bold(){&font(#186618){誰のこと お前叫んだか……}}}} 1988~89年に発売されたOVAで『[[装甲騎兵ボトムズ]]』と世界観を共有する外伝作品である。 ***◆概要 [[ロボットアニメ]]でありながら主人公が[[ロボット]]に乗らずに戦うという異色作であると同時に『[[ベルゼルガ物語>青の騎士ベルゼルガ物語]]』共々[[パイルバンカー]]の人気と知名度の向上に貢献した作品でもある。 原作およびシリーズ構成はボトムズ本編の監督こと[[高橋良輔>高橋良輔(アニメ監督)]]。 監督は高橋監督の朋友にして、『[[太陽の牙ダグラム]]』『[[銀河漂流バイファム]]』『[[機甲戦記ドラグナー]]』などを手掛けた神田武幸。 ***◆あらすじ アストラギウス銀河を舞台に[[ギルガメスとバララント>ギルガメス/バララント(装甲騎兵ボトムズ)]]の二大勢力により展開された[[百年戦争>百年戦争(装甲騎兵ボトムズ)]]の終結直前、ギルガメスの少年兵士メロウリンクは軍上層部の陰謀に巻き込まれ戦友達を死に追いやられ、自身も濡れ衣を着せられる。 軍を脱走したメロウリンクは仲間を死に追いやり、自身を嵌めた将校達への[[復讐]]を開始する。 #center(){&bold(){&font(#186618){ドッグマン大尉に伝えろ。『地獄の底から挨拶に来た』とな…}}} ***◆主な登場人物 ▼&bold(){&font(#186618){メロウリンク・アリティ}} 声:[[松本保典]] 主人公。愛称は&bold(){&font(#186618){「メロウ」}}。 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メルキア軍情報将校で階級は中尉。軍上層部の特命によりメロウリンクが濡れ衣を着せられた「プランバンドール・スキャンダル」と称される軍事物資強奪事件に纏わる謎を追っている。 メロウリンクの前に度々姿を見せ時に共闘するなど協力的な素振りを見せるが… 演じた大塚明夫氏はこれが声優デビュー作であり、本作の[[次回予告]]も担当している。重要人物なのにその回ごとの台本以上の情報は貰えなかったらしく、仕方なく雰囲気で乗り切ったとか。 ▼&bold(){ガルボネール・J・ボイル} 声:兼本新吾 メロウリンクの標的の一人でプランバンドール・スキャンダル後は第18メルキア方面軍第2師団特殊機甲部隊長を務める。 全体的に人格的に問題が多い他の標的とは異なり潔い武人肌の性格をしており、周囲からの信頼も篤い。 AT乗りとしての技量は高く、白兵戦でも素手でメロウリンクを圧倒する程の実力を誇る。 メロウリンクとは2度に渡り対決するも、一人の武人として高く評価している。 反面ある理由から上官であるヘルメシオン准将とは意見が対立しており、ヘルメシオンの側近ヌメリコフとも仲が悪い。 最終的にメロウリンクに敗れるも彼により命を助けられ、その借りを返すべくメロウリンク達に協力する。 ▼&bold(){オスカー・フォン・ヘルメシオン} 声:阪脩 メルキア軍准将。元プランバンドール機甲大隊作戦参謀で大隊を事実上私物化していた人物。 狡猾な野心家で実の兄を部下に命じて暗殺し、姪のフルレル(ルルシー)の後見人としてヘルメシオン家の財産に手を付け、更にフルレルに相続放棄させる事で財産を完全に我が物にした上で姪を抹殺する事を企む。 プランバンドール・スキャンダルの黒幕と目されていたが…。   ▼&bold(){&color(orangered){シュエップス・F・ブライアン}} 声:[[森功至]] 本編開始時点で故人。 メルキア軍プランバンドール機甲大隊シュエップス小隊の小隊長で階級は少尉。 上層部の無謀な作戦案に抗議した結果、懲罰として小隊は装甲騎兵(AT)小隊から機甲猟兵小隊として再編成され、敵の目前に友軍撤退の為の囮として取り残される事になった。 貴族出身ながらその事を鼻に掛けない穏やかな人物でメロウリンクも含め部下たちからの信頼は篤かった。 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