エンテイ

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&font(#6495ED){登録日}:2010/02/08 Mon 00:59:14 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ♪~(野生ポケモン遭遇の音楽) あ~また野生だよ、この辺のは全種類捕まえたから今更出て嬉しいポケモンなんて居ないんだよなあ…         &color(darkred){\ええいー!!/} &image(entei2.png,width=200,height=200) #right(){&size(10){画像出典:ポケットモンスター金・銀 1999年11月21日発売 株式会社ポケモン/任天堂株式会社}} &size(20){!?} #center(){&color(red){&bold(){&big(){お前がママ……お前がママだ!!}}}} #center(){&blankimg(エンテイ2.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI、OLM、&br()(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku &br()(C)Pokemon (C)2000 ピカチュウプロジェクト、&br()東宝、2000年7月8日公開。} &b(){エンテイ}とは、『[[ポケットモンスター]]』シリーズで登場する[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]の一種である。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *■データ ---- &image(entei1.png,width=200,height=200) #right(){&size(10){画像出典:㈱ポケモン ポケットモンスターオフィシャルサイト「ポケモンずかん」2024/02/12閲覧} &size(10){https://zukan.pokemon.co.jp/detail/0244}} 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.0244 分類:かざんポケモン 英語名:Entei 高さ:2.1m 重さ:198.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:未発見(性別不明) タイプ:[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:プレッシャー(相手から受けた技のPPを1余分に減らす) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:せいしんりょく([[怯まない>ひるみ(ポケモン)]]。特性「[[いかく>いかく(ポケモン)]]」を無効にする(第八世代以降)) ・[[種族値]] HP:115 攻撃:115 防御:85 特攻:90 特防:75 素早さ:100 合計:580 [[努力値]]:HP+1、攻撃+2 *■概要 ---- 鬣を持つ[[獅子>ライオン(動物)]]のような、威厳のある姿をした[[伝説のポケモン]]。 火山が出来ると共に産まれると言われており、その体にはマグマの情熱を宿しているという。 吠えるとどこかの火山が噴火する。 その有り余るパワーを抑え切れずマグマよりも熱い炎を吹き上げながら大地を駆け巡る。 名前の由来は「&font(#ff0000){炎}」の「&font(#ff0000){帝王}」から。 元々は別のポケモンだったらしいが、エンジュシティの塔が火事になった際に死んでしまい、 それを哀れに思った[[ホウオウ]]の力によって[[ライコウ]]、[[スイクン]]と共に今の姿で蘇ったという伝説がある。   *■ゲームでのエンテイ ---- **ジョウト地方 [[『金・銀』『クリスタル』>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]および[[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]で、[[エンジュシティ]]の「やけたとう」の地下にライコウ、スイクンと共に佇んでおり、プレーヤーが近づくと逃亡し各地の草むらを徘徊する。レベルは40。 初代徘徊伝説ポケの一匹。 徘徊しているので狙って出会うのが難しく、出会ってもすぐに逃げられ、「くろいまなざし」などで逃げるのを封じても、「ほえる」で強制退却させられてしまう。 マスターボールの使い所と言うべきだが、&bold(){後述のとある理由}によりマスターボールはスイクンに使ったほうが良いと思われる。 **ジョウト以外 [[ポケモンコロシアム]]では、ダークポケモンとして登場。 [[シャドー>シャドー(ポケモン)]]幹部の一人、ダキムが繰り出してくるので、これをスナッチする事で入手できる。 [[FRLG>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]では最初に[[フシギダネ>フシギバナ]]を選ぶと[[1の島>ナナシマ(ポケモン)]]にあるネットワークマシンを完成させたあと、[[カントー地方>カントー地方(ポケモン)]]を徘徊する。レベルは50。 ただし&bold(){FRLGの徘徊伝説の[[個体値]]はバグによって最低レベルになっている((本来30bitからなる個体値の情報が下8bitしか変動しない。HPは0〜31までパターンがあるが、攻撃は0〜7まで。それ以外は全部0固定))}ため、実用性は低い。 この個体のエンテイをマトモなレベルに鍛えなおそうと思ったら、[[第七>ポケットモンスター サン・ムーン]][[世代>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]以降の作品に連れてきて「すごいとっくん」を受けさせ、更にガラル地方やパルデア地方で入手できる「ミント」を与える必要がある。 その後の作品では「伝説ポケモン全種登場」系のソフトに大体登場。 [[ORAS>ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア]]の「おおぞらをとぶ」、『ウルトラムーン』のウルトラワープライド、[[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では「冠の雪原」のダイマックスアドベンチャーで入手できる。 『[[エメラルド>ポケットモンスター ルビー・サファイア]]』では、[[フロンティアブレーン>フロンティアブレーン(ポケモン)]]の一人、[[リラ>リラ(ポケモン)]]が銀シンボルの戦いで使用。 レンジャーシリーズではかなり優遇された扱いをされており、初代では三聖獣で唯一2回戦ううえに、2回目の戦いであるラスボスの連続キャプチャーの大トリを勤めたりしている。 『[[光の軌跡>ポケモンレンジャー 光の軌跡]]』ではレンジャーサインで呼ぶと乗って移動でき、岩を壊せる。 また、ポケダンでは、『[[救助隊>ポケモン不思議のダンジョン 青・赤の救助隊]]』のエンディング後のストーリーで、 『超』のエンディング前のストーリーである重大な局面を迎えるシーンで、それぞれボス敵として抜擢されている。 *■アニメ・映画でのエンテイ ---- 言わずもがな劇場版第三作『[[結晶塔の帝王>劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI]]』でメインを勤めた。 CVは竹中直人。 孤独な少女に&bold(){「私がパパだ」}と言い出す&strike(){ロリコン}家族愛あふれる姿と、口から明らかに炎ではないナニカを吐き出して攻撃する事で有名。 実は一度だけアニメ本編にも登場している。 当然映画とは別個体。 [[ムウマ>ムウマージ]]の「くろいまなざし」で足止めを食らうも、最後は「ほえる」で強制退場させて逃亡、とゲーム本編のネタを再現したような内容だった。 また、劇場版では『[[幻影の覇者ゾロアーク>劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク]]』でも、[[ゾロアーク]]が化けた姿として登場。また街の守り神として[[色違い>色違い(ポケモン)]]の個体も登場した。 #center(){&blankimg(エンテイ1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:劇場版ポケットモンスター キミにきめた!、製作:OLM Team Kato、ピカチュウプロジェクト、配給元:東宝、公開:2017年7月15日&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku、&br()©Pokemon ©1998-2020 ピカチュウプロジェクト、©2020 Pokemon. ©1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.} 2017年の劇場版『[[キミにきめた!>劇場版ポケットモンスター キミにきめた!]]』でも登場。 モブトレーナー達の「珍しいポケモンが近くに居るとわかったときの[[Pokemon GO]]プレイヤー」みたいな反応が印象的。 *■対戦(と、ネット界隈)での&color(darkred){エンテイ} ---- 高い攻撃、HPを筆頭に全体的にバランス良く高い能力を持つ伝説のポケモン。 その高い能力から登場当初から対戦で猛威を震う………… という事は&bold(){全然なく}、対戦ではとにかく不遇。 長らく&bold(){弱い伝説ポケモン筆頭}のような存在であり、&bold(){ぶっちゃけ[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]}だった。 **[[第二世代>世代(ポケモン)]]([[金銀>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]])の&color(darkred){エンテイ} 攻撃種族値こそ115と高いものの、金銀当時は物理技・特殊技がタイプごとに決まっていた。 このため、当時の炎タイプの技は&bold(){全部特殊攻撃}であり、エンテイはその''高い攻撃力を活かすことができなかった''。 ついでに[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]が貧弱であり、「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」等のマトモな物理技をほとんど覚えず、「[[めざめるパワー]]」以外だと「おんがえし」くらいしかその攻撃力を活かす手段はなかった。 同期の耐久に特化した不沈要塞&bold(){&color(Turquoise){スイクン}}、素早さと特攻に長けた電撃戦の&bold(){&color(gold){ライコウ}}に比べ、''&color(darkred){エンテイ}の能力配分は明らかにお粗末''であったと言わざるを得ない。 マスターボールをエンテイに投げない方が良いと先述したのは単純に強くないからである。スイクンに投げたほうが良い。 ……実はスイクンやライコウも弱いわけではないが、50から55のルールが基本となるので採用不可能な技が存在するスイクンだったり、他の電気タイプと比べて図抜けた強みがなかったり(弱いわけではないが)するので後述の固有の強みがあるエンテイの方が強い面もあるのだが。 当時のポケモンはサブウェポンが貧弱なのが当然で、タイプ一致技と[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]技くらいしか使えないのはエンテイに限ったことではなかった。 むしろ、当時の炎タイプでは珍しく&color(green){「ソーラービーム」}が使えるエンテイはまだ恵まれていた方とさえ言える(特殊技だけど)。 めざパを[[厳選>厳選(ポケモン)]]すれば高い攻撃種族値も生かすことができ、めざ[[格>かくとうタイプ(ポケモン)]]で[[バンギラス]]や[[ハピナス]]、カビゴンにも有効打を与えたりめざ[[岩>いわタイプ(ポケモン)]]で他の炎タイプを狩ることもできる。 炎タイプの戦力がまだそこまで層が厚くなかったのに加え、金銀当時はまだネットコミュニティが十分に発達していなかった。 エンテイがそのネタポケとしての地位を確立するのはまだ先の話である。 一応彼の名誉のために言っておくと、VC版環境では((というか互換切り後も金銀に残っていた人々の間でも))物理めざパの火力の優位性から「にほんばれ」+「だいもんじ」型アタッカーの[[ファイヤー>ファイヤー(ポケモン)]]や[[ヘルガー]]と選択で使われるようになっている。 つまり、仮想敵をきっちり絞れば第三世代・第四世代とは比べ物にならないぐらい強い。第二世代の対戦環境は、第三世代のシステムを土台とする現在のポケモンとは「システムがよく似ているだけの別のゲーム」というくらい対戦環境が異なっているのだ。 **第三世代([[ルビー・サファイア>ポケットモンスター ルビー・サファイア]])の&color(darkred){エンテイ} 『ルビー・サファイア』では欠席していたが、ゲームキューブソフト『[[ポケモンコロシアム]]』で復活。 悪の組織「シャドー」の幹部ダキムが使用するダークポケモン化した&color(darkred){エンテイ}をスナッチ(捕獲)する事で入手できる。 よーし初の伝説ポケモンだ!ゲットしてやるぞ~と意気揚々と挑んだプレイヤーが目にしたのは、 &bold(){味方の「じしん」に巻き込まれ勝手に倒れていく衝撃的な&color(darkred){エンテイ}の姿であった。} ポケモンコロシアムはすべての戦闘が[[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]。 ダキムは地面タイプの使い手であり、メタング・[[バクーダ]]・[[ゴローニャ]]と手持ち5体中3体が''敵味方全員を巻き込む攻撃「じしん」を覚えている''。 ダキムは「じしん」をもう1体のポケモンに「まもる」をさせて自軍への被害を防ぎながら使うのだが、&color(darkred){エンテイ}は味方の地震を防ぐための「まもる」を覚えていない。 それどころか&bold(){「じしん」が効果抜群}であり、しかも第3世代は後の世代のように「敵味方を巻き込む攻撃はダブルバトルでは威力3/4」という仕様がなかったため、100%のダメージが直撃する。 この&bold(){敵3体vs&color(darkred){エンテイ}1匹}のような衝撃的な構図は、&color(darkred){エンテイ}のネタポケ性を高めるのに十二分な役割を果たした。 しかも個体値が序盤の時点で決められてしまい、FRLGでの徘徊にもバグがあって個体値が逆4V確定という凄まじい厳選の難しさである。スイクンやライコウも似たようなものだが、エンテイは輪をかけて酷い有様である。 そして&color(darkred){エンテイ}がネタポケとなった決定的な理由が、その&bold(){伝説ポケモンとは思えない微妙な性能}である。 まず、&color(red){ほのお技が全部特殊技}という事情は、第三世代ではまだ変わっていなかったので&bold(){全く改善なし}。 新たな炎技&color(red){「ふんか」}が登場したが、コイツは「かざんポケモン」なのに&bold(){習得できず}。 それどころか、この世代で新規追加され、ほとんどの炎ポケモンがわざマシンで習得できた強力な炎技&bold(){&color(red){「オーバーヒート」}を覚える事が出来ない}。((なぜか炎タイプの中でエンテイとブーバー系だけ習得不可であった)) サブウェポンの貧弱さも全く変化なし。「おんがえし」「[[あなをほる>あなをほる(ポケモン)]]」「アイアンテール」という貧弱極まるラインナップで、「じしん」「シャドーボール」をはじめとした便利技が習得できない始末。 おまけに努力値の仕様が変更されて攻撃と特攻の両方を伸ばすことが難しくなったため、メインウェポンが特殊・サブウェポンが物理のエンテイは&bold(){火力が金銀時代より更に低下}した。 ちなみに、この世代の&bold(){&color(Turquoise){スイクン}・&color(gold){ライコウ}は第一級の強ポケ}であり、優秀な同期の存在は&bold(){&color(darkred){エンテイ}のダメさ}をますます際立たせる事になった。 味方にやられる。捕まえても弱い。 急速にその存在感を増していたネット掲示板では、この全体的にダメダメな駄犬は逆にネタキャラとして人気を集め、 その唯一無二のダメな存在感に加え、アニメ映画でも主演回が「アンノーンの力によってつくられた幼女の妄想の産物」というあんまりな扱いもあり、いつしかこう呼ばれるようになる。 #center(){&size(20){&bold(){&color(red){唯一神}&color(darkred){エンテイ}}}} 折しも当時、2ちゃんねる界隈を中心に、後述する泡沫候補の凄まじい選挙ポスターと演説が大きな話題を呼んでいた頃であり、実際に神のような外見であるエンテイはなぜかこのネタと絡められてしまったのだった。 当時のインターネットのポケモン界隈では、&color(darkred){唯一神}と言えば&color(darkred){エンテイ}のことであるのは、努力値や個体値の存在と同程度には常識であった。 ポケモンコロシアムが発売された翌年の2004年頃には以下の&bold(){&color(darkred){唯一神}が2getしながら自らの優秀さを主張するAA}が確立し、2ちゃんねるのポケモン板などに頻繁に貼られていた事が確認できる。 #aa(){{{        ノレ一´ ̄`ゝ        唯一神エンテイ様が華麗に2get! 皆のもの俺にひれ伏せい!!       / _ム-一-'フ´`>、       エンテイは神!! エンテイは神!! ENTEI is god!! ENTEI is god!!     /´ / ___/ ̄フ`ー、_.       >バクーダ.  お前水に弱すぎ 踏みつけるぞ(プ    アi  ∠ビ;;}ノ  く_  r、`ヽ..    >マグカルゴ お前も水に弱すぎ(プププ    r、レ´〉  ̄ ̄ ̄` _,> `く...    >コータス.   お前は鈍すぎ(ワラ    ノ 、  \   r-' ̄     \   >ブーバー.  出現率低いうえに影薄いから地味なんだよ(w   〈  ,イ`i  :i   |       「 ̄   >リザードン.. お前は岩に弱すぎ(ゲラ    i :ト、 | i、   i      | `     >バクフーン. 雷P覚えなくなった雑魚はどっかいけ(プゲラ     i | |`T| ハ  ハ      ト、|    >バシャーモ. 格闘ついたせいでよけいな弱点ついてるし(プゲラッチョ    `ト | :|´  i i |      i`、.    >ブースター  イーブイ進化形の落ちこぼれが(藁     Y |   V  |      `i y'.  >ヘルガー.  悪タイプのせいで虫一倍じゃねぇか(ピッ     i   |     |       Y.   >ウィンディ  しんそくばっかで勝てると思ってるのか?(ファファファ      i  |      |       ト    >キュウコン  お前まともな攻撃技なさ杉(ププ                           >ギャロップ.  影薄い上に弱かったらどうしようもないな(^^                        >ファイヤー  消防厨房にまで弱いといわれる雑魚は消えろ(ゲラゲラ                       水タイプ地面タイプ岩タイプ様ライコウ様スイクン様ホウオウ様                       すいません調子こいてました許してくださいおながいします}}} 当時の&color(darkred){唯一神}がどのような扱いを受けていたのか、だいたいおわかりいただけるだろう。 よく見ると唯一神は自分は神と主張しているものの、他の炎ポケモンの粗探しをしているだけで&bold(){何一つ自分が優れている点を証明できていない}辺りも、この時代のエンテイらしい。 このエンテイネタが大ウケしてしまい、その数年後に「真・唯一神」ファイヤー((ただしポケモンをあまりプレイしない層が「にらみつける」ネタを擦っていただけで、当時の……というか第二世代以降のファイヤーは十分戦える性能だった。むしろ初代最強だったフリーザーが悲惨なことになっている。))や「唯一王」ブースターといった便乗ネタも登場し、さらに携帯電話のカメラ機能が一般化したことで昔の攻略本の「苦行ともいえる炎属性への進化」ネタが写真という形でネットで共有できるようになり、ほのおポケモンの不遇ネタに拍車をかけたのだった。 第三世代当時に唯一神エンテイを使おうと思ったら、他の炎タイプとの差別化点になりうるのは特攻と特防を上げる「めいそう」くらいである。めざ格の微妙な強さも[[バシャーモ]]の登場で長所とは言えなくなった。 当時ほかに「めいそう」を使えるほのおタイプはおらず、そもそも特攻を上げる補助技を覚える炎タイプ自体がエンテイ以外皆無だったので、これは唯一神が実際唯一無二であった数少ない点と言える。 もっとも、唯一神エンテイの特殊サブウェポンは物理以上に悲惨であり、「ソーラービーム」と「かみつく」、あとは「めざめるパワー」しかない。 エメラルドで[[タワータイクーン>フロンティアブレーン(ポケモン)]]の[[リラ>リラ(ポケモン)]]が使用するエンテイもめいそう型であるが、メインウェポンが「かえんほうしゃ」、サブウェポンは物理技の「おんがえし」、性格は攻撃↑防御↓の「さみしがり」という、当時のエンテイのどうすんだコレ感をうかがい知れるような構成となっている。&strike(){迷走型} そもそも「めいそうアタッカー」自体、当時の特殊型のポケモンとしては驚くほどありふれた型。こんなもんで強くても「そりゃめいそうが強いだけやん」とド正論で返されてしまうというとんでもないポケモンだった。 同じことをするんだったらスイクンやラティアスの方が&bold(){圧倒的に強い}のだからしょうがない。 また、当時のほのおタイプのポケモンの戦略としてポピュラーだったものが「特殊技にろくなサブウェポンがないため、サブウェポンが無駄に豊富な物理型に寄せ、役割破壊や最後っ屁を兼ねたオーバーヒートを持たせる」という型だった。 オーバーヒートは威力が140と高く、そこそこのとくこう種族値から繰り出されるオーバーヒートははがねタイプなどにそこそこ有用だったという理屈で、バシャーモやウインディをはじめとした物理面が優秀だったほのおポケモンはこのように戦った。 エンテイはオーバーヒートを覚えないし、覚えたとしても上述の通り物理面はぶっちゃけ一般ポケモンよりも貧弱という有様。つまり本当に&bold(){ほのおポケモンの中だと抜きんでて弱かった}のである。 この体たらくにも関わらず[[厳選>厳選(ポケモン)]]がとにかく面倒なのも&color(darkred){唯一神}の&color(darkred){唯一神}たるゆえんである。 [[リメイク赤緑>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]の&color(darkred){エンテイ}は仕様上HPと攻撃以外の個体値は0固定なのでまともな個体を入手するにはコロシアムに頼るしかない。 しかし、コロシアムはただでさえテンポが悪い上に、前述の通り&b(){&font(#ff0000){&color(darkred){エンテイ}が仲間に殺される}}ステキ仕様、ついでに(これはダークポケモン共通仕様だが)反動技「ダークラッシュ」の反動ダメージで自滅する事もあるため、捕獲難易度が高い。 なので「[[マスターボール]]」を使いたいところだが、入手タイミングは&bold(){ちょうど&color(darkred){エンテイ}戦が終わった後}と、エンテイを厳選させる気が全く感じられない仕様である。 (予約特典ディスクがあればエンテイ戦前にマスターボールを入手可能だが非常に面倒) 初戦でエンテイを倒しておいてマスターボール入手後に厳選するのも不可能。エンテイの性格・個体値等は初遭遇時に固定されてしまうためだ。 そもそも、&color(darkred){エンテイ}なんぞを厳選するヒマがあるなら&bold(){同じく厳選困難だった&color(Turquoise){スイクン}か&color(gold){ライコウ}をマスターボールで厳選した方が絶対によろしい}。 この世代で全てのポケモンが特性を持つようになったが、&color(darkred){唯一神エンテイ}が獲得したのは当時伝説ポケモンに配られまくっていた「プレッシャー」であり、&bold(){全く唯一性のない平凡な特性であった}。 後の世代ではこの「プレッシャー」を活かした型で評価を上げるエンテイだが、第三世代当時の唯一神には敵をやけどにする手段が乏しく、同じプレッシャー勢で弱点の少ない[[サンダー>サンダー(ポケモン)]]やライコウと差別化できる点に乏しかった。 むしろ、同じ炎単タイプで物理系で耐久・素早さも両方高めでついでに四足歩行という似た立場の[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)]]が強特性「いかく」を手に入れた事で、&color(darkred){唯一神}の特性の平凡さは目立つ結果となった。 ちなみにウインディはタマゴも作れる普通のポケモンだが、ポケモン図鑑の分類は「でんせつポケモン」であり、見た目にも実力にも違和感がないため、&bold(){ジョウト地方の伝説のポケモンは&color(Turquoise){スイクン}・&color(gold){ライコウ}・&color(orangered){ウインディ}}とするネタも流行した。 なお、この世代のウインディは威嚇に加え(唯一神にはない)オーバーヒートでほとんどの型のメタグロスを確殺できる点で評価はされていたが、サブウェポンは「しんそく」と「かみくだく」くらいで、今日のように格闘やら電気やらを撃ち分ける器用さはまだ持っていない。 当時の唯一神はそのウインディと比べてもなお明らかに見劣りしていたのである。 **第四世代([[ダイヤモンド・パール>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]])の&color(darkred){唯一神エンテイ} 第四世代、ポケモン界に1つの革命が起こる。技タイプと物理・特殊の分離だ。 これまで「電気タイプ技は全部特殊」のようにタイプごとに決まっていた物理技・特殊技の判定が、 「10万ボルトは特殊、かみなりパンチは物理」のように、技ごとに決められるようになった。 これにより、&bold(){「攻撃力が高いのに技タイプが特殊なのでタイプ一致技の火力が低い」}という、&bold(){どこかの&color(darkred){唯一神}のような悩み}を持つポケモンが大量に救済された。 特にこの恩恵を受けたのが炎タイプで、威力120・命中率100%の超強力な物理・炎技&color(red){「フレアドライブ」}が登場。 長年種族値とわざタイプのギャップに苦しんできた&color(orangered){でんせつポケモンウインディ}や[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]]は本来の火力を生かせるようになり、新参の[[ゴウカザル]]はこの技で大活躍する事となる。 ダメージの1/3の反動を受けるデメリットはあるものの、HPが高いポケモンであれば反動を軽減できるため、まさしく&bold(){さる&color(darkred){唯一神}のために作られたような技}と言えよう。 もちろん&color(darkred){唯一神エンテイ}もこの恩恵を受け、新たに物理・炎技を習得!! ついに&b(){&color(darkred){唯一神}}始まったな! ……と喜んだのも束の間、&color(darkred){エンテイ}はなんと&bold(){&color(red){フレアドライブ}を覚えなかった。} しかも四足歩行の体型が祟り、威力85の「ブレイズキック」も、威力75の「ほのおのパンチ」も習得できなかった。 &color(darkred){エンテイ}に与えられた最強の物理・炎技は&bold(){威力たった65の&color(red){「ほのおのキバ」}}。 Lv50まで上げてようやく覚えるのが&bold(){&color(red){「ほのおのキバ」}}。 ほとんどのポケモンにとってはストーリー攻略の途中で使って後々「かえんほうしゃ」辺りで上書きされるだけの存在である&bold(){&color(red){「ほのおのキバ」}}が、&bold(){&color(darkred){唯一神エンテイ}に許された最強のタイプ一致物理攻撃だったのである}。 不遇。圧倒的な不遇((似たようなポジションのポケモンに、ワイルドボルトが存在すらしていなかった時期のレントラーがいる。ところでレントラーは序盤ポケモンである。))。 &size(20){&bold(){&color(darkred){唯一神エンテイ}の&color(darkred){唯一神}っぷりが極まった瞬間である。}} ちなみに、相手の防御と特防が同じだった場合、 いじっぱりで攻撃全振り・特攻無振り&color(darkred){エンテイ}の「ほのおのキバ」と「[[だいもんじ>大文字]]」がちょうど同じダメージとなる。 性格補正なし・AC全振りで比較すると、「ほのおのキバ」より「かえんほうしゃ」の方が1.2倍、「だいもんじ」の方が1.5倍ほど強い。 ただ、鋼タイプを中心に炎弱点ポケモンには特防<防御のものが多く、弱点を突くなら特殊技の方が有利。 そもそもタイプ一致「ほのおのキバ」より不一致「おんがえし」の方が威力が高いといった事情もあり、実際に「ほのおのキバ」で戦った&color(darkred){唯一神}は少数派だったのではと思われる。 第二世代からずっと罹患していたサブウェポン足りない症候群については、炎タイプとの補完に優れる強力な岩タイプ技の「ストーンエッジ」が追加され、ある程度解決した。 また、第三世代でネタにされた「オーバーヒート」をようやく習得した他、プラチナでは「かざんポケモン」らしく「ふんか」を取得した。 また、貴重な物理サブウエポンとして「しぜんのめぐみ」を習得している。 「チイラのみ(HP1/4で攻撃強化・草)」「カムラのみ(素早さ強化・[[格闘>かくとうタイプ(ポケモン)]])」「ズアのみ(特防強化・地面)「リュガのみ(防御強化・[[氷>こおりタイプ(ポケモン)]])」等が有用かもしれない。 ただしこれらの点はぶっちゃけ他のポケモンももらえていた強化点であり、それどころか「こだわりスカーフ」との相性の良さで環境初期に名をはせた[[バクフーン]]をはじめ、ほとんどのポケモンはエンテイよりも一芸に秀でた強化をもらえていた。 ぶっちゃけ「フレアドライブ」をもらえるだけで十分だったのに、肝心のそれがもえらえなかったせいで状況はまったく好転しないという始末。「かみつく(威力60)」が物理技になったぞ、よかったな。 さらにこの世代から素早さ102で上から地震を撃ってくる[[ガブリアス]]が登場した他、素早さに補正をかける「こだわりスカーフ」「トリックルーム」などが登場。 エンテイの上から強烈な物理技を仕掛けてくるポケモンや「だいばくはつ」による強引な役割遂行、炎タイプをその後長きにわたって苦しめる設置技「ステルスロック」の流行なども逆風となった。 一方、この世代になると「ありえないほど弱い」と思われていた&color(darkred){唯一神}をなんとか使用しようとする、&color(darkred){唯一神の信徒}による研究が進められてもいた。 その結果、仮にも伝説であり合計種族値が高いので、&bold(){なんだかんだで中堅レベルの強さはある}事が知られるようになった。 鍵となるのはわざマシン化した「おにび」。 実は耐久がかなり高く(弱点でも[[スターミー]]のハイドロポンプくらいなら耐える)、「リフレクター」に加えてこの世代で「おにび」を新規習得したことで物理に対しかなり強く出られるようになった。 「どくどく」をメインウェポンとする耐久型のほか、特攻も平均以上はあるので「めいそう」型であれば火力はそれなりに出る。 HPが高いおかげで「[[みがわり>みがわり(ポケモン)]]」が「ちきゅうなげ」を耐えられるのも地味においしい。 「ストーンエッジ」を搭載した[[二刀流>二刀流/両刀(ポケモン)]]もなかなか。 岩と炎の相性の補完具合は優秀で同タイプに打点のある炎は珍しく、素早さも&color(orangered){伝説ポケモンウインディ}より速い100族なのもポイントである。 ただ正直、種族値をごりごりに押し付けているだけということもあって&s(){マイオナ勢}マイナー使いからはあまり評判はよくなかった。環境に高いポケモンが多かったため、割とあっさり突破されるのも難点。 **第四世代後期(HGSS)の&color(darkred){唯一神エンテイ} 金銀がリメイクされたことで、ジョウト地方をウロウロ徘徊する&color(darkred){唯一神}が復活。 非常に面倒なポケモンコロシアム厳選を行わなくても、比較的&color(darkred){エンテイ}を厳選しやすくなった。 とはいえ、個体値・性格決定タイミングが徘徊開始イベント直後(マスターボール入手前)であること、エンテイと同時に&bold(){&color(gold){ライコウ}}の個体値も決まってしまうこと、そして&bold(){やっぱり強い&color(gold){ライコウ}の厳選が優先されがちなこと}なども相まって、相変わらず優先順位は低い。 &color(darkred){エンテイ}の微妙さは公式も理解しているのか、&color(darkred){エンテイ}と&color(gold){ライコウ}が徘徊する際に二匹の出現地が被ると&b(){&color(gold){ライコウ}のアイコンが優先される。} 「四足歩行の炎単色」「特攻<攻撃」「&color(red){フレアドライブを覚えず物理最高火力が炎の牙}」と共通点が多い[[ブースター>ブースター(ポケモン)]]が、&color(darkred){唯一神}の弟分として&bold(){&color(orangered){唯一王}}と呼ばれ始めたのは2009年頃の模様((ニコニコ動画でのバトレボ実況の流行が佳境を迎えた時期))。 第三世代の&color(darkred){唯一神エンテイ}は上記のAAから見て取れる通りブースター含む全方面に喧嘩を売りまくっており、弟分を作るようなキャラではなかったのだが、いつの間にか性格が丸くなったようだ。 だが、&color(darkred){唯一神}と&color(orangered){唯一王}、2匹の駄犬が首を並べてフレアドライブをおねだりする蜜月の時は、長くは続かなかった。 2010年夏。劇場版『[[幻影の覇者ゾロアーク>劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク]]』の前売り券購入特典として、突如&font(#ff0000){「フレアドライブ」を覚えた&color(darkred){色違いエンテイ}}が配布されたのだ。 おめでとう&color(darkred){エンテイ!やはりエンテイは神!! ENTEI is god!! ENTEI is god!!} またこの&color(darkred){エンテイ}は他にも「しんそく」「ブレイククロー」「とおぼえ」を取得している。後ろ2つはともかく、「しんそく」は威力が最も高い先制技であり強力な技と言える。 [[性格>性格(ポケモン)]]は「いじっぱり」固定。「ようき」ではないことと、[[色違い>色違い(ポケモン)]]かつプレシャスボール入りなのでフレドラ持ちである事が相手にもバレてしまうのは欠点。 とはいえ、&color(red){フレアドライブ}の威力は&color(red){ほのおのキバ}の1.8倍もある事を考えれば些細な欠点と言えよう。やっと、やっとエンテイが高い攻撃力を存分に生かせる日がやってきたのである。 ただ、この時の配布は&bold(){&color(darkred){エンテイ}・&color(Turquoise){スイクン}・&color(gold){ライコウ}の三者択一}であり、このうち&bold(){&color(Turquoise){スイクン}は耐久型ステータスと恐ろしく相性が良い一撃必殺技&color(navy){「ぜったいれいど」}を覚えていた}のだ。 この&bold(){&color(Turquoise){零度スイクン}}は、その後第七世代でナーフされるまで猛威をふるい続け、しかも再配布が一切行われなかった。((そのために改造の温床となるが、それはまた別の話。当時はこの手のチートを非常に行いやすく、第三世代は「孵化・厳選作業が拷問級かつGBAのチート対策がガバガバなので非常に手を出しやすい」、第四・五世代は「有料配布ポケモンがあまりにも多かったのでチートを使うことで得られる利益が大きい」と、チートの温床になってしまっていた。)) しかも前売り券、つまり&color(#F54738){有料配布}のポケモンである。強いポケモンを選びたくなるのが人情だろう。%%「3枚買えば良かったのでは?」だとか「家族で3枚以上買うキッズになら関係ない」とかの意見は野暮である。%% このため、ノリと勢いと&color(darkred){唯一神信仰}で色&color(darkred){エンテイ}を手にしてしまった者は、環境で猛威を振るう零度スイクンの前に「俺もスイクンにしておけば…」と涙を呑んだのであった。 そもそもフレアドライブを得たところで、当時乱数調整の一般化によって増えてきた伝説環境においてはあんまり強くないのが困りどころ。どうもエンテイは「同僚が強すぎる」という点につくづく泣かされる運命のようである。 ただし、スイクンの方は一撃必殺技故に命中率とPPが少なく、HGSSでは徘徊しない為捕獲しやすい上、とくこうも高い為ハピナスなどが相手でもない限り配布でなくても十分活躍できる。 **第五世代(BW)の唯一神?&color(darkred){エンテイ} 攻撃しつつ自身の素早さを上げる「ニトロチャージ」、同じく敵の素早さを下げる地面技「じならし」を獲得。 地面打点の獲得は悪くないと言えるが、ライバルの&color(orangered){伝説ポケモンウインディ}は上記2つを両方覚えた上に「ワイルドボルト」「インファイト」「げきりん」等を習得して物凄い勢いで器用になり、更に同じ炎タイプに&color(red){物理超火力脳筋ゴリラ[[ヒヒダルマ]]}が登場。 炎・物理アタッカーの層が厚くなったことでせっかくのフレアドライブもあまり目立たないものとなってしまった。なんという三日天下…。 ただ、ナットレイやハッサムが流行して物理硬めの炎タイプの需要は増加しており、一概に逆風ではない。 特にそこそこの耐久と素早さ、そして特性「プレッシャー」を生かして相手の主力技のPPを削る&color(darkred){エンテイ}、通称「&color(darkred){&bold(){ノイテイ}}」はなかなかの使い勝手を有した。 なお&color(darkred){ノイテイ}は耐久を重視するのでHPを削るフレドラは使わない上、&bold(){ぶっちゃけフレドラ型より評価が高かった。} あれだけフレドラを欲しがっておいて貰ったら貰ったで使わないとは贅沢なヤツである。 (ちなみにノイテイのメインウェポンは3割の確率で敵をやけどにする炎・特殊攻撃「ふんえん」である) この時期のエンテイは、「&color(darkred){唯一神(笑)}」とネタにするほど弱くはなく、かといって目立って強いわけでもないという、なんとも微妙な立ち位置であった。 概ね&bold(){フレアドライブを貰ってしまいネタにしづらくなった現在の&color(orangered){唯一王ブースター}}みたいなものだと思ってくれればよろしい。 **第六世代(XY)の&color(darkred){真・唯一神エンテイ} #center(){&size(20){&color(darkred){唯一神}覚醒。}} ホウオウの[[専用技>専用わざ(ポケモン)]]であった&bold(){&font(#ff0000){「せいなるほのお」}}を突如習得。 せいなるほのおは&color(red){威力100・命中95・デメリットなし}というハイスペックに加え、&color(red){50%の確率で[[火傷>やけど(ポケモン)]]させ物理アタッカーを機能停止に追い込める}という超高性能な炎タイプの物理技。 まさかの習得であり、「ホウオウによって蘇った」という設定とのマッチ感も抜群であり、全国の&color(darkred){エンテイファン}を狂喜乱舞させた。 元々エンテイはアタッカーの中では耐久力も高めのため、反動ダメージを受ける「フレアドライブ」よりも無反動かつ相手の物理技の火力を下げられる「せいなるほのお」の方が相性が良いともいえる。 更に低めの特防を補えるアイテム「とつげきチョッキ」の登場により、せいなるほのおで物理・チョッキで特殊を軽減する事でかなり硬いポケモンとして運用することが可能に。 まさかの大幅強化により、一気に他の三犬に勝るとも劣らない強力なポケモンと化した。 ほのおタイプ単色では&bold(){最強}のポケモンではないかとの呼び声も高い。 その強さとレートで唯一「せいなるほのお」をまともに使える点から、本当の意味で&b(){「&color(darkred){唯一神}」}の名に相応しい実力を得たと言える。 2015年世界大会でベスト4に入った日本代表選手が&color(darkred){エンテイ}を採用していた事からも、その優れた実力がうかがえる。 技構成は「せいなるほのお」「ストーンエッジ」「みがわり」「まもる」で、持ち物食べ残しという、ダブルバトルでありながらPP削りを重視した「ノイテイ」系の構成となっている。 ただしエンテイの強さに関しては、ぶっちゃけこの「せいなるほのお」が強さの9割以上を占めている。 どうして&bold(){第四世代のプレイヤーがせいなるほのおではなく「フレアドライブ」を欲しがったのか}、というところを少し考えてみてほしい。そりゃぶっちゃけゴウカザルもバクフーンもリザードンも、誰であってもほしかったのだ。 しかし物理電気ポケモンがボルテッカーをよこせというようなものに近く、ホウオウ専用の技なのでもらえるわけがないとも思っていた。求めること自体が的外れな贅沢だった。 そんなものを突然渡されたら、強くならない方がおかしい……というわけで第四世代以前のプレイヤーからすればこのように「せいなるほのおが強いだけ」と白眼視されがち。[[禁止級>伝説のポケモン]]を除けば唯一せいなるほのおを使えるが。 その一方で当時を知らないプレイヤーの間には「長い下積みの末にようやく花開いた遅咲きのポケモン」と喜ばれやすい。 このエンテイ強化の認識には極めて深い溝が存在するのだ。もちろん強いポケモンが増える方が楽しいからいいことだが、当時の古老にエンテイが強くなった話をしてもあまり反応が芳しくないなと思ったらこの辺の認識の差が原因((これ自体はポケモンに限らず、「後続の作品で原形をとどめないほどに強いサポートが出たこと」による強化で返り咲いたもの全体でこのように評される。そういう人が喜ぶのは、どちらかというと「環境の変化や研究の先鋭化によって脚光を浴びて暴れはじめた」タイプで、たとえばダブルバトルの「ぶんまわすルリリ」や「フレンドガードプリン」あたりはウケがいい……はず。))。 **第七世代(SM)の&color(darkred){エンテイ} 引き続き唯一の「せいなるほのお」の使い手。 USUMでは教え技で「じならし」より威力の高い「じだんだ」を習得。 [[ヒードラン]]等「もらいび」持ちに炎技を無効にされていた場合は倍の威力で撃てる。 またライコウ・スイクン共々、VC版金銀の配信によって隠れ特性「せいしんりょく」が初解禁された。 「プレッシャー」は場に出た時にメッセージが出る特性なので、メッセージが出なければ「せいしんりょく」確定である。 **第八世代(剣盾)の&color(darkred){エンテイ} 剣盾ではDLC『冠の雪原』で他の伝説のポケモンと共に登場。 今作で配布産限定だった「フレアドライブ」「しんそく」をレベル技やマシン技として習得することが可能になっており、技の選択肢が大きく増えた。 一方で「ニトロチャージ」や「どくどく」がわざマシンレパートリーから削除。とくに「どくどく」没収は耐久型にとって大きな痛手となった。 またとくせいパッチの登場によって、特性「プレッシャー」の個体も「せいしんりょく」に変更できるようになった。 剣盾から「せいしんりょく」に特性「[[いかく>いかく(ポケモン)]]」を無効にする効果が追加されたので、基本はこちらが優先されるだろう。 ランクバトルシーズン20ダブルバトルでは、使用率30位を記録している。 2021年7月終了時点の記録である。第二世代から苦節20年8ヶ月にしてようやく環境入りを果たしたと言える。 そしてシーズン21になると、エンテイの「せいなるほのお」を活かせる「ひでり」持ちの[[グラードン]]を使うことができる禁止級伝説あり、こだわり系アイテム持ちが相対的に強くなるダイマックスなし、というルールを味方に付け、使用率13位まで大躍進。 シーズン22に至っては、[[ゴリランダー]]、[[ザシアン]]、[[アマージョ]]、[[モロバレル]]、[[エルフーン]]と、有利なポケモンが使用率10位以内にいたことから、使用率5位ともはやトップメタと言うべき活躍を果たしている。 **第九世代(SV)の&color(darkred){エンテイ} [[SV>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]]ではDLC『藍の円盤』にて解禁。 くさわけを新規習得、ニトロチャージとすてみタックルを再習得した一方、アイアンテールとリフレクターが剥奪された。 技方面はさほど変わりない一方で、[[テラスタル]]との相性が良く、しんそくをタイプ一致で撃てるようになった。 同じことができる上に特性も被る[[カイリュー]]と競合するが、こちらはフェアリーやこおりに強いので他のドラゴンと併用しやすいのがメリット。 解禁直後のシーズン14ではシングル29位、ダブル11位と前作から続き準トップメタとも言える活躍をしている。 特にダブルバトルでは[[パオジアン]]と並べて先制技でゴリ押すPTが流行しており、カイリューと違ってフェアリーが一貫しない点を活かせる。 もちものはシングル、ダブル問わず[[ハバタクカミ]]対策を意識した[[とつげきチョッキ>とつげきチョッキ(ポケモン)]]が多い。 また、[[パラドックスポケモン]]として新たにドラゴンタイプ複合となったエンテイとそっくりな[[ウガツホムラ]]が登場したが、あちらはエンテイとは違ってせいなるほのおとしんそくを覚えないため、棲み分けは十分できている。 **総評 とにかく時代に翻弄されたポケモン。 第四世代までは皮肉を込めて&color(darkred){唯一神}呼ばわりされていたが、今日のエンテイは&bold(){聖なる炎を操る掛け値なしの&color(darkred){唯一神}}である。 今日&color(darkred){エンテイ}のことを&color(darkred){唯一神}と呼ぶ者が居たら、それは第四世代で知識がストップした浦島太郎か、 あるいはかつての&color(darkred){唯一神}だった頃の名残で&color(darkred){エンテイ}を懐かしむ古参のプレイヤーであろう。 ただ簡単にスロースタートを消す手段を得たレジギガスともども&bold(){見た目や設定通りの普通に強い}ポケモンに落ち着いてしまい、悪ふざけがすぎるプレイヤーからは昔のようなネタが無くなってしまったことを惜しむ声もある。 &s(){大多数の純粋なファンにとっては強いほうがいいに決まっているけどね。} 「せいなるほのお」の性能がとにかく優秀で、[[ミミッキュ]]の「ばけのかわ」をひっぺがしたりしながらやけどを押し付ける事が可能。 相性の良いポケモンに交換して受けても、炎タイプ以外は50%の確率でやけどさせて後に影響を残せるのでゴリ押しが効く。 物理技では珍しい非接触技なので、接触技を使うと「キングシールド」で攻撃力を下げてくる[[ギルガルド]]を安全に燃やすことが可能。 物理・炎タイプによくある「[[ナットレイ]]をフレアドライブで焼いたけど反動とてつのトゲでHP半分持って行かれる問題」とも無縁である。 ちなみに「せいなるほのお」の技アニメはどう見ても火を吐いており一見物理技に見えないが、第二世代では「かえんぐるま」の上位版というべき技アニメだった。 そのためかえんぐるま同様に自分のこおり状態も解除可能。これを知っていれば物理技という扱いにも納得が行くかも。 &s(){そうなると非接触技扱いなのが納得行かなくなるけど} //&strike(){攻撃エフェクトはどう見ても火を吐いてるんだがどのへんが物理技なんだ} 「せいなるほのお」「しんそく」以外の物理技としては、「ストーンエッジ」「じならし」が有力な[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]。 共に相性補完に優れ、前者は命中率は低いが威力と急所率が高く、後者は威力は低いが相手の素早さを下げる追加効果が優秀。 …というか、火山ポケモンなのに「じしん」とか「がんせきふうじ」を覚えられないので、これくらいしか選択肢はない。 「せいしんりょく」による怯み・威嚇無効&炎タイプによるやけど無効で、アタッカーとして機能停止しにくいのも魅力である。 持ち物としては、特防を強化しタイマン性能を飛躍的に向上させる「[[とつげきチョッキ>とつげきチョッキ(ポケモン)]]」が筆頭候補。 また、「[[こだわりハチマキ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]」なら「せいなるほのお」でHP極振り[[ギルガルド(シールドフォルム)>ギルガルド]]が確定1発。 さらに「いかく」込みHP極振り[[メガクチート>クチート]]に対しても中乱数(火傷ダメージ込なら確定)1発となる。 なお、アタッカーとしての能力が強化された現在も耐久型としても重宝されている。 素早さ100+[[鋼>はがねタイプ(ポケモン)]]を呼びにくい炎+高耐久+「プレッシャー」からの「[[まもる>まもる/みきり(ポケモン)]]」「みがわり」、「[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]」と「せいなるほのお」の撃ち分け。 この型は「せいなるほのお」未解禁の頃から「配布型より強い」という声も多く聞かれていた。 ただし、先述の通り「どくどく」は剣盾で没収されてしまった。 「プレッシャー」でPPを削る型があるのは先述のとおりだが、エンテイ自身も「せいなるほのお」「しんそく」「ストーンエッジ」と主力技のPPが少ないものばかりであり、プレッシャー型のポケモンにメチャクチャ弱い。 また近年の作品では[[カプ・レヒレ]]も天敵で、相性が悪いみずタイプ、ミストフィールド生成でやけどにならない上、カプ・レヒレ自身を倒すか交代させるか、してもミストフィールドが残るので「せいなるほのお」の5割やけどという長所を潰されてしまう。 *余談 -時折「エンティ」(小さいィ)だと勘違いしている人が居るが、大きいイの「エンテイ」が正しい。&br()漢字で「炎帝」と書く事を覚えておこう。 -唯一神ネタ全盛期の頃はポケモンの名前は5文字までだったため、「ゆいいつしん」という名前をエンテイにつけることができなかった。&br()やむなく当時のプレイヤーは「ゆいつしん」にするか、「ゆい1しん」「ゆいーしん」といった代替手段を取っていた。&br()第六世代で6文字名前が解禁されたため「ゆいいつしん」命名が可能となり、第七世代では中国語表記が可能になったため「唯一神」と名付ける事が可能となっている。 -[[体験版 ポケットモンスター 金・銀]]の内部データには、製品版のエンテイに相当するであろう「エン」というポケモンが収録されている。&br()こちらは特攻種族値が125もあるので、このままなら唯一神扱いを受けることはなかったと思われるのだが。 -「唯一神」という言葉自体の元ネタは、当時ネット上でカルトな人気を誇ったいわゆる「泡沫候補」の政治家((大政党に属さず、選挙に出馬はするが当選はできない政治家))・又吉イエス氏。&br()彼は自らを「唯一神又吉イエス」と名乗り、国会議員選挙のたびに出馬しては著名な政治家を「腹を切って死ぬべきである」「唯一神又吉イエスが地獄の火の中に投げ込む者達である」と批判する派手な政治演説で知られた。&br()実際、第三世代の唯一神ネタ全盛期には、エンテイがスーツを着て他のポケモンを又吉氏風に批判するAAが流行している。&br()又吉氏はエンテイが唯一神でなくなった後も唯一神として選挙への出馬を続けたが、惜しくも2018年に世を去った。 &color(darkred){かつて唯一神だったエンテイ}を懐かしむキミの追記と &color(darkred){真の唯一神と化したエンテイ}と共に戦っているキミの修正を &color(darkred){エンテイ}はやけたとうの地下で待っています。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,26) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ぐぎゃあさんは関係ないだろ -- 名無しさん (2014-01-14 21:09:17) - エンテイ唯一神ついに脱却か -- 名無しさん (2014-02-10 09:04:51) - 元々エンテイ見た目かっこよくて好きだったからネタポケ扱いされてた時は少し悲しかったわ。 -- 名無しさん (2014-02-24 21:24:30) - 強化されて弱くは無くなったけどそれで強くなったかというと・・・足りそうで足りない火力と技の範囲の狭さが合わさって、ふつうにアタッカーとして使っても痒いところに手が届かない。スイクンライコウと比べると一段か二段落ちるのは相変わらずな気がする -- 名無しさん (2014-03-03 15:24:51) - 配布型は聖なる炎と神速の両立が出来るから良さげだけど、配布型じゃないなら相変わらずノイテイ型使った方が良いっていう声もあるね -- 名無しさん (2014-03-31 04:53:17) - せいなるほのお習得で別の意味で唯一神に・・・ネタでもなんでもなくなったエンテイってどうなの?! -- 名無しさん (2014-06-21 14:09:36) - ↑ぶっちゃけ第5世代でノイテイ型が評価されてからは「言うほど弱くない」ってことであんまりネタにされてなかったからなんとも。第4世代でネタにされてたのはランダム環境整ってなかったから今に比べると対戦考察が煮詰まってなかったからってのもあるし -- 名無しさん (2014-07-02 00:01:26) - フレアドライブ「おのれ聖なる炎!貴様のおかげで私の居場所も破壊されてしまった!」 -- 名無しさん (2014-07-24 11:03:11) - レートでエンテイ使ってるけど、ライコウスイクンほど見せ合いの段階では警戒されないからか結構活躍してくれる。 -- 名無しさん (2014-09-03 15:03:33) - スマブラforのエンテイはスマブラDXのホウオウのような性能に強化されてるな。 -- 名無しさん (2015-02-06 15:58:16) - 吹き替えをした竹中直人は、良かった。残りの二匹が吹き替えになるなら、ライコウを松重豊、スイクンを勝村政信か及川光博にやってほしい -- 名無しさん (2015-02-06 20:04:39) - ↑×4シングルレートトップ10以内に3匹も使い手いる技が何言ってんだ! -- 名無しさん (2015-02-10 23:11:47) - ↑7 今まで笑い者としてネタにされてたのと比べたら、普通に評価されるようになった現在のほうがずっと良い扱いだと思うんだが -- 名無しさん (2015-05-16 14:11:33) - ブースターやフライゴンについて語る場でも「中途半端に強化されるぐらいならネタキャラとして注目して貰える方が良いじゃん」とか、ファンに自分の価値観を押し付ける人がウザがられてたなぁ。 -- 名無しさん (2015-10-26 20:39:17) - スリーパーとかもそうだけど嘲笑ネタなんて純粋にそのキャラのファンだと(受け入れられる性格なら別だが)不愉快極まりないよ。だからエンテイには本当に良かったねと言ってあげたい -- 名無しさん (2015-12-06 01:46:37) - 唯一王「本当に良かったね!(カーッ!ペッ!」 -- 名無しさん (2015-12-06 05:43:00) - ↑↑昔からエンテイ大好きだけど、別に唯一神ネタは嫌いじゃないよ(むしろ好きかな)自分の主義主張の押し付けは本当にファンかどうか疑われるくらいの愚行だからしないほうがいいよ^^もう今のエンテイは準伝説の中では正真正銘トップクラスの強さになっちゃったけど。WCS上位でも使用者がいたくらいだし -- 名無しさん (2015-12-06 10:00:03) - ↑いやだから受け入れられる性格なら別って書いてあるじゃん。そこで煽る必要性は? -- 名無しさん (2015-12-08 21:38:08) - ↑エンテイが好きで嘲笑ネタを受け入れられる人が「本当に良かったね」って言えない奴みたいな書き方だからだよ。 -- 名無しさん (2015-12-20 19:09:39) - 劇場版3作目の雑誌の事前情報記事で「ポケモンが合体した姿か!?」みたいに書かれてたのが懐かしい -- 名無しさん (2016-06-29 23:39:01) - 隠れ特性、他2匹共々精神力に変えられたそうな。 尤もそれも強いし、避雷針から静電気に変えられた伝説の鳥よりはマシだろうけど。 -- 名無しさん (2016-11-29 21:20:54) - ↑猫騙し透かしからの5割火傷…ガルーラ退治が捗るな -- 名無しさん (2016-11-29 22:33:51) - ライコウもスイクンもコケコとレヒレという強力なライバルが出てきたし、カプ系とタイプが被らないエンテイが使われるようになったりするのかな? -- 名無しさん (2017-03-11 18:29:52) - 禁伝を除く唯一のせいなるほのおの使い手という時点で唯一無二の立ち位置にいるからな、今のエンテイ…燃やしたい仮想敵は大量にいるし -- 名無しさん (2017-03-11 18:57:15) - 五世代までのこいつはイワーク、トロピウスに並ぶ位の見掛け倒し -- 名無しさん (2017-06-24 02:05:34) - そういやなんで唯一帝じゃなくて唯一神だったんだろうか -- 名無しさん (2017-06-24 02:19:47) - ↑2配布型がウインディの陰に隠れたとはいえ、毒まもみが型は結構評価されてたぞ -- 名無しさん (2017-06-24 08:45:50) - 火山が噴火すると生まれ、自ら火山を噴火させてしまう無限ループポケモン -- 名無しさん (2018-04-03 15:19:34) - なんで唯一神かって? ゲームでの活躍は正直微妙、(偽物だけど)映画では主役を張り父性と伝説の貫禄を見せ、コロシアムでは地震の巻き添えで死ぬ。そんな父なるエンテイの波乱万丈を時に憐み時に尊敬した称号が「唯一神」だからだよ -- 名無しさん (2018-04-03 15:37:00) - 確か唯一神→唯一王の順番なんだよね やっぱり原初は神だよ神() -- 名無しさん (2018-04-03 15:55:13) - さっきスマブラの対戦やってたらたまたま惑星コーネリアのアーウィンの上に出現してそのまま連れ去られてったw -- 名無しさん (2019-03-26 00:51:43) - ↑13イジメられてた相手がイジメられなくなって本当に良かったねって言っちゃ駄目なのか。まあ「純粋なファン」にカチンときたのかもだけど -- 名無しさん (2019-05-13 19:35:41) - リ ス ト ラ さ れ て た -- 名無しさん (2020-02-26 15:05:54) - せいしんりょくがいかく無視になったから強そう -- 名無しさん (2020-02-26 17:37:14) - 剣盾でも相変わらずライコウスイクンがカプのせいで微妙扱いっぽい(解禁も同じタイミングだし)ので、三犬最強格で定着しそう -- 名無しさん (2020-10-15 06:31:50) - 精神力の威嚇無視追加に神速フレドラをいつでも習得出来るようになってかなりの強化を得た -- 名無しさん (2020-10-27 11:41:49) - 攻撃方面が強くなったけど、どくどく削除で耐久型は厳しくなったか -- 名無しさん (2020-10-27 17:58:34) - ↑鬼火と聖炎で代用できなくもないけど火傷のスリップダメ減ってるから単体では流石に無理かな…毒菱パの対鋼枠とかなら使えるかな? -- 名無しさん (2020-11-06 20:21:17) - ポケダン時闇で上向きにふんえん使った時のアレを忘れてもらっては困る -- 名無しさん (2021-03-16 09:27:44) - 唯一王が2009年って、もうちょい前から言われてた気が…初代からよほどの愛好家じゃない限りは進化させる意味なしって評価だったし -- 名無しさん (2021-05-19 00:27:29) - あくまでゲームシステムから見た上でのネタ化……とはいえ雷で発生し雨に消された炎という逸話がエンテイのパワーバランスを暗示させる -- 名無しさん (2021-11-12 21:54:03) - 5世代当時のエンテイが現在のブースターみたいなものというのは流石にエンテイに失礼だな。この時代でもシングルにおいてはウインディよりは評価されてたぞ。 -- 名無しさん (2022-05-14 22:33:03) - かつてのネタポケが今じゃ純粋な強ポケ。それもいろんな強化要素が積み重なった末の今の地位だから感慨深いものがある -- 名無しさん (2022-05-17 15:35:54) - ↑聖炎貰えたのが一番大きかったな -- 名無しさん (2022-05-24 20:26:43) - エンテイよりも金銀の発売の翌年に放送されたアニメ『マシュランボー』に登場するマシュランボーのほうがよりネタキャラという気が...。 -- 名無しさん (2022-09-10 17:50:13) - 余談にもある通り、正しい名は「エンテイ」なのだが、発音すると聴く側にはどうしても「エンティ」に聴こえてしまうのだが。 -- 名無しさん (2022-09-10 19:09:02) - ダキムと同じコンボを繰り出すトレーナーは他に『エメラルド』のフウとランがいる。 -- 名無しさん (2022-09-10 22:04:34) - 設定面考えても「せいなるほのお」取得は納得なんだが… -- 名無しさん (2022-09-10 22:15:43) - ↑4むしろマシュランボーがエンテイより唯一神らしく見えるのだが。 -- 名無しさん (2022-09-11 17:41:42) - パラドックスライコウが発表されたからまた?唯一神になった模様。トリケラトプスっぽくなるのかステゴサウルスやアンキロサウルスみたいにごつくなるのか楽しみ… -- 名無しさん (2023-08-08 23:21:43) - 仲間達の新形態登場により謎に期待がかかる唯一神 -- 名無しさん (2023-08-08 23:31:22) - ウネルミナモ→スイクン+ティラノ、タケルライコ→ライコウ+首長竜(雷竜?) こう来るとエンテイはステゴかトリケラ、下手したらプテラノドン辺りが来るのか? -- 名無しさん (2023-08-12 15:18:53) - ↑トリケラでしたね -- 名無しさん (2024-02-04 10:59:30) - SVのエンテイはモデリングが変更されて前よりもかっこよくなったように感じる -- 名無しさん (2024-02-15 18:02:52) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/02/08 Mon 00:59:14 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 30 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ♪~(野生ポケモン遭遇の音楽) あ~また野生だよ、この辺のは全種類捕まえたから今更出て嬉しいポケモンなんて居ないんだよなあ…         &color(darkred){\ええいー!!/} &image(entei2.png,width=200,height=200) #right(){&size(10){画像出典:ポケットモンスター金・銀 1999年11月21日発売 株式会社ポケモン/任天堂株式会社}} &size(20){!?} #center(){&color(red){&bold(){&big(){お前がママ……お前がママだ!!}}}} #center(){&blankimg(エンテイ2.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI、OLM、&br()(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku &br()(C)Pokemon (C)2000 ピカチュウプロジェクト、&br()東宝、2000年7月8日公開。} &b(){エンテイ}とは、『[[ポケットモンスター]]』シリーズで登場する[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]の一種である。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *■データ ---- &image(entei1.png,width=200,height=200) #right(){&size(10){画像出典:㈱ポケモン ポケットモンスターオフィシャルサイト「ポケモンずかん」2024/02/12閲覧} &size(10){https://zukan.pokemon.co.jp/detail/0244}} 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.0244 分類:かざんポケモン 英語名:Entei 高さ:2.1m 重さ:198.0kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:未発見(性別不明) タイプ:[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:プレッシャー(相手から受けた技のPPを1余分に減らす) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:せいしんりょく([[怯まない>ひるみ(ポケモン)]]。特性「[[いかく>いかく(ポケモン)]]」を無効にする(第八世代以降)) ・[[種族値]] HP:115 攻撃:115 防御:85 特攻:90 特防:75 素早さ:100 合計:580 [[努力値]]:HP+1、攻撃+2 *■概要 ---- 鬣を持つ[[獅子>ライオン(動物)]]のような、威厳のある姿をした[[伝説のポケモン]]。 火山が出来ると共に産まれると言われており、その体にはマグマの情熱を宿しているという。 吠えるとどこかの火山が噴火する。 その有り余るパワーを抑え切れずマグマよりも熱い炎を吹き上げながら大地を駆け巡る。 名前の由来は「&font(#ff0000){炎}」の「&font(#ff0000){帝王}」から。 元々は別のポケモンだったらしいが、エンジュシティの塔が火事になった際に死んでしまい、 それを哀れに思った[[ホウオウ]]の力によって[[ライコウ]]、[[スイクン]]と共に今の姿で蘇ったという伝説がある。   *■ゲームでのエンテイ ---- **ジョウト地方 [[『金・銀』『クリスタル』>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]]および[[HGSS>ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー]]で、[[エンジュシティ]]の「やけたとう」の地下にライコウ、スイクンと共に佇んでおり、プレーヤーが近づくと逃亡し各地の草むらを徘徊する。レベルは40。 初代徘徊伝説ポケの一匹。 徘徊しているので狙って出会うのが難しく、出会ってもすぐに逃げられ、「くろいまなざし」などで逃げるのを封じても、「ほえる」で強制退却させられてしまう。 マスターボールの使い所と言うべきだが、&bold(){後述のとある理由}によりマスターボールはスイクンに使ったほうが良いと思われる。 **ジョウト以外 [[ポケモンコロシアム]]では、ダークポケモンとして登場。 [[シャドー>シャドー(ポケモン)]]幹部の一人、ダキムが繰り出してくるので、これをスナッチする事で入手できる。 [[FRLG>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]では最初に[[フシギダネ>フシギバナ]]を選ぶと[[1の島>ナナシマ(ポケモン)]]にあるネットワークマシンを完成させたあと、[[カントー地方>カントー地方(ポケモン)]]を徘徊する。レベルは50。 ただし&bold(){FRLGの徘徊伝説の[[個体値]]はバグによって最低レベルになっている((本来30bitからなる個体値の情報が下8bitしか変動しない。HPは0〜31までパターンがあるが、攻撃は0〜7まで。それ以外は全部0固定))}ため、実用性は低い。 この個体のエンテイをマトモなレベルに鍛えなおそうと思ったら、[[第七>ポケットモンスター サン・ムーン]][[世代>ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン]]以降の作品に連れてきて「すごいとっくん」を受けさせ、更にガラル地方やパルデア地方で入手できる「ミント」を与える必要がある。 その後の作品では「伝説ポケモン全種登場」系のソフトに大体登場。 [[ORAS>ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア]]の「おおぞらをとぶ」、『ウルトラムーン』のウルトラワープライド、[[剣盾>ポケットモンスター ソード・シールド]]では「冠の雪原」のダイマックスアドベンチャーで入手できる。 『[[エメラルド>ポケットモンスター ルビー・サファイア]]』では、[[フロンティアブレーン>フロンティアブレーン(ポケモン)]]の一人、[[リラ>リラ(ポケモン)]]が銀シンボルの戦いで使用。 レンジャーシリーズではかなり優遇された扱いをされており、初代では三聖獣で唯一2回戦ううえに、2回目の戦いであるラスボスの連続キャプチャーの大トリを勤めたりしている。 『[[光の軌跡>ポケモンレンジャー 光の軌跡]]』ではレンジャーサインで呼ぶと乗って移動でき、岩を壊せる。 また、ポケダンでは、『[[救助隊>ポケモン不思議のダンジョン 青・赤の救助隊]]』のエンディング後のストーリーで、 『超』のエンディング前のストーリーである重大な局面を迎えるシーンで、それぞれボス敵として抜擢されている。 *■アニメ・映画でのエンテイ ---- 言わずもがな劇場版第三作『[[結晶塔の帝王>劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI]]』でメインを勤めた。 CVは竹中直人。 孤独な少女に&bold(){「私がパパだ」}と言い出す&strike(){ロリコン}家族愛あふれる姿と、口から明らかに炎ではないナニカを吐き出して攻撃する事で有名。 実は一度だけアニメ本編にも登場している。 当然映画とは別個体。 [[ムウマ>ムウマージ]]の「くろいまなざし」で足止めを食らうも、最後は「ほえる」で強制退場させて逃亡、とゲーム本編のネタを再現したような内容だった。 また、劇場版では『[[幻影の覇者ゾロアーク>劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク]]』でも、[[ゾロアーク]]が化けた姿として登場。また街の守り神として[[色違い>色違い(ポケモン)]]の個体も登場した。 #center(){&blankimg(エンテイ1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:劇場版ポケットモンスター キミにきめた!、製作:OLM Team Kato、ピカチュウプロジェクト、配給元:東宝、公開:2017年7月15日&br()©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku、&br()©Pokemon ©1998-2020 ピカチュウプロジェクト、©2020 Pokemon. ©1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.} 2017年の劇場版『[[キミにきめた!>劇場版ポケットモンスター キミにきめた!]]』でも登場。 モブトレーナー達の「珍しいポケモンが近くに居るとわかったときの[[Pokemon GO]]プレイヤー」みたいな反応が印象的。 *■対戦(と、ネット界隈)での&color(darkred){エンテイ} ---- 高い攻撃、HPを筆頭に全体的にバランス良く高い能力を持つ伝説のポケモン。 その高い能力から登場当初から対戦で猛威を震う………… という事は&bold(){全然なく}、対戦ではとにかく不遇。 長らく&bold(){弱い伝説ポケモン筆頭}のような存在であり、&bold(){ぶっちゃけ[[ネタポケ>ネタポケ(ポケモン)]]}だった。 **[[第二世代>世代(ポケモン)]]([[金銀>ポケットモンスター 金・銀・クリスタル]])の&color(darkred){エンテイ} 攻撃種族値こそ115と高いものの、金銀当時は物理技・特殊技がタイプごとに決まっていた。 このため、当時の炎タイプの技は&bold(){全部特殊攻撃}であり、エンテイはその''高い攻撃力を活かすことができなかった''。 ついでに[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]が貧弱であり、「[[じしん>じしん(ポケモン)]]」等のマトモな物理技をほとんど覚えず、「[[めざめるパワー]]」以外だと「おんがえし」くらいしかその攻撃力を活かす手段はなかった。 同期の耐久に特化した不沈要塞&bold(){&color(Turquoise){スイクン}}、素早さと特攻に長けた電撃戦の&bold(){&color(gold){ライコウ}}に比べ、''&color(darkred){エンテイ}の能力配分は明らかにお粗末''であったと言わざるを得ない。 マスターボールをエンテイに投げない方が良いと先述したのは単純に強くないからである。スイクンに投げたほうが良い。 ……実はスイクンやライコウも弱いわけではないが、50から55のルールが基本となるので採用不可能な技が存在するスイクンだったり、他の電気タイプと比べて図抜けた強みがなかったり(弱いわけではないが)するので後述の固有の強みがあるエンテイの方が強い面もあるのだが。 当時のポケモンはサブウェポンが貧弱なのが当然で、タイプ一致技と[[ノーマル>ノーマルタイプ(ポケモン)]]技くらいしか使えないのはエンテイに限ったことではなかった。 むしろ、当時の炎タイプでは珍しく&color(green){「ソーラービーム」}が使えるエンテイはまだ恵まれていた方とさえ言える(特殊技だけど)。 めざパを[[厳選>厳選(ポケモン)]]すれば高い攻撃種族値も生かすことができ、めざ[[格>かくとうタイプ(ポケモン)]]で[[バンギラス]]や[[ハピナス]]、カビゴンにも有効打を与えたりめざ[[岩>いわタイプ(ポケモン)]]で他の炎タイプを狩ることもできる。 炎タイプの戦力がまだそこまで層が厚くなかったのに加え、金銀当時はまだネットコミュニティが十分に発達していなかった。 エンテイがそのネタポケとしての地位を確立するのはまだ先の話である。 一応彼の名誉のために言っておくと、VC版環境では((というか互換切り後も金銀に残っていた人々の間でも))物理めざパの火力の優位性から「にほんばれ」+「だいもんじ」型アタッカーの[[ファイヤー>ファイヤー(ポケモン)]]や[[ヘルガー]]と選択で使われるようになっている。 つまり、仮想敵をきっちり絞れば第三世代・第四世代とは比べ物にならないぐらい強い。第二世代の対戦環境は、第三世代のシステムを土台とする現在のポケモンとは「システムがよく似ているだけの別のゲーム」というくらい対戦環境が異なっているのだ。 **第三世代([[ルビー・サファイア>ポケットモンスター ルビー・サファイア]])の&color(darkred){エンテイ} 『ルビー・サファイア』では欠席していたが、ゲームキューブソフト『[[ポケモンコロシアム]]』で復活。 悪の組織「シャドー」の幹部ダキムが使用するダークポケモン化した&color(darkred){エンテイ}をスナッチ(捕獲)する事で入手できる。 よーし初の伝説ポケモンだ!ゲットしてやるぞ~と意気揚々と挑んだプレイヤーが目にしたのは、 &bold(){味方の「じしん」に巻き込まれ勝手に倒れていく衝撃的な&color(darkred){エンテイ}の姿であった。} ポケモンコロシアムはすべての戦闘が[[ダブルバトル>ダブルバトル(ポケモン)]]。 ダキムは地面タイプの使い手であり、メタング・[[バクーダ]]・[[ゴローニャ]]と手持ち5体中3体が''敵味方全員を巻き込む攻撃「じしん」を覚えている''。 ダキムは「じしん」をもう1体のポケモンに「まもる」をさせて自軍への被害を防ぎながら使うのだが、&color(darkred){エンテイ}は味方の地震を防ぐための「まもる」を覚えていない。 それどころか&bold(){「じしん」が効果抜群}であり、しかも第3世代は後の世代のように「敵味方を巻き込む攻撃はダブルバトルでは威力3/4」という仕様がなかったため、100%のダメージが直撃する。 この&bold(){敵3体vs&color(darkred){エンテイ}1匹}のような衝撃的な構図は、&color(darkred){エンテイ}のネタポケ性を高めるのに十二分な役割を果たした。 しかも個体値が序盤の時点で決められてしまい、FRLGでの徘徊にもバグがあって個体値が逆4V確定という凄まじい厳選の難しさである。スイクンやライコウも似たようなものだが、エンテイは輪をかけて酷い有様である。 そして&color(darkred){エンテイ}がネタポケとなった決定的な理由が、その&bold(){伝説ポケモンとは思えない微妙な性能}である。 まず、&color(red){ほのお技が全部特殊技}という事情は、第三世代ではまだ変わっていなかったので&bold(){全く改善なし}。 新たな炎技&color(red){「ふんか」}が登場したが、コイツは「かざんポケモン」なのに&bold(){習得できず}。 それどころか、この世代で新規追加され、ほとんどの炎ポケモンがわざマシンで習得できた強力な炎技&bold(){&color(red){「オーバーヒート」}を覚える事が出来ない}。((なぜか炎タイプの中でエンテイとブーバー系だけ習得不可であった)) サブウェポンの貧弱さも全く変化なし。「おんがえし」「[[あなをほる>あなをほる(ポケモン)]]」「アイアンテール」という貧弱極まるラインナップで、「じしん」「シャドーボール」をはじめとした便利技が習得できない始末。 おまけに努力値の仕様が変更されて攻撃と特攻の両方を伸ばすことが難しくなったため、メインウェポンが特殊・サブウェポンが物理のエンテイは&bold(){火力が金銀時代より更に低下}した。 ちなみに、この世代の&bold(){&color(Turquoise){スイクン}・&color(gold){ライコウ}は第一級の強ポケ}であり、優秀な同期の存在は&bold(){&color(darkred){エンテイ}のダメさ}をますます際立たせる事になった。 味方にやられる。捕まえても弱い。 急速にその存在感を増していたネット掲示板では、この全体的にダメダメな駄犬は逆にネタキャラとして人気を集め、 その唯一無二のダメな存在感に加え、アニメ映画でも主演回が「アンノーンの力によってつくられた幼女の妄想の産物」というあんまりな扱いもあり、いつしかこう呼ばれるようになる。 #center(){&size(20){&bold(){&color(red){唯一神}&color(darkred){エンテイ}}}} 折しも当時、2ちゃんねる界隈を中心に、後述する泡沫候補の凄まじい選挙ポスターと演説が大きな話題を呼んでいた頃であり、実際に神のような外見であるエンテイはなぜかこのネタと絡められてしまったのだった。 当時のインターネットのポケモン界隈では、&color(darkred){唯一神}と言えば&color(darkred){エンテイ}のことであるのは、努力値や個体値の存在と同程度には常識であった。 ポケモンコロシアムが発売された翌年の2004年頃には以下の&bold(){&color(darkred){唯一神}が2getしながら自らの優秀さを主張するAA}が確立し、2ちゃんねるのポケモン板などに頻繁に貼られていた事が確認できる。 #aa(){{{        ノレ一´ ̄`ゝ        唯一神エンテイ様が華麗に2get! 皆のもの俺にひれ伏せい!!       / _ム-一-'フ´`>、       エンテイは神!! エンテイは神!! ENTEI is god!! ENTEI is god!!     /´ / ___/ ̄フ`ー、_.       >バクーダ.  お前水に弱すぎ 踏みつけるぞ(プ    アi  ∠ビ;;}ノ  く_  r、`ヽ..    >マグカルゴ お前も水に弱すぎ(プププ    r、レ´〉  ̄ ̄ ̄` _,> `く...    >コータス.   お前は鈍すぎ(ワラ    ノ 、  \   r-' ̄     \   >ブーバー.  出現率低いうえに影薄いから地味なんだよ(w   〈  ,イ`i  :i   |       「 ̄   >リザードン.. お前は岩に弱すぎ(ゲラ    i :ト、 | i、   i      | `     >バクフーン. 雷P覚えなくなった雑魚はどっかいけ(プゲラ     i | |`T| ハ  ハ      ト、|    >バシャーモ. 格闘ついたせいでよけいな弱点ついてるし(プゲラッチョ    `ト | :|´  i i |      i`、.    >ブースター  イーブイ進化形の落ちこぼれが(藁     Y |   V  |      `i y'.  >ヘルガー.  悪タイプのせいで虫一倍じゃねぇか(ピッ     i   |     |       Y.   >ウィンディ  しんそくばっかで勝てると思ってるのか?(ファファファ      i  |      |       ト    >キュウコン  お前まともな攻撃技なさ杉(ププ                           >ギャロップ.  影薄い上に弱かったらどうしようもないな(^^                        >ファイヤー  消防厨房にまで弱いといわれる雑魚は消えろ(ゲラゲラ                       水タイプ地面タイプ岩タイプ様ライコウ様スイクン様ホウオウ様                       すいません調子こいてました許してくださいおながいします}}} 当時の&color(darkred){唯一神}がどのような扱いを受けていたのか、だいたいおわかりいただけるだろう。 よく見ると唯一神は自分は神と主張しているものの、他の炎ポケモンの粗探しをしているだけで&bold(){何一つ自分が優れている点を証明できていない}辺りも、この時代のエンテイらしい。 このエンテイネタが大ウケしてしまい、その数年後に「真・唯一神」ファイヤー((ただしポケモンをあまりプレイしない層が「にらみつける」ネタを擦っていただけで、当時の……というか第二世代以降のファイヤーは十分戦える性能だった。むしろ初代最強だったフリーザーが悲惨なことになっている。))や「唯一王」ブースターといった便乗ネタも登場し、さらに携帯電話のカメラ機能が一般化したことで昔の攻略本の「苦行ともいえる炎属性への進化」ネタが写真という形でネットで共有できるようになり、ほのおポケモンの不遇ネタに拍車をかけたのだった。 第三世代当時に唯一神エンテイを使おうと思ったら、他の炎タイプとの差別化点になりうるのは特攻と特防を上げる「めいそう」くらいである。めざ格の微妙な強さも[[バシャーモ]]の登場で長所とは言えなくなった。 当時ほかに「めいそう」を使えるほのおタイプはおらず、そもそも特攻を上げる補助技を覚える炎タイプ自体がエンテイ以外皆無だったので、これは唯一神が実際唯一無二であった数少ない点と言える。 もっとも、唯一神エンテイの特殊サブウェポンは物理以上に悲惨であり、「ソーラービーム」と「かみつく」、あとは「めざめるパワー」しかない。 エメラルドで[[タワータイクーン>フロンティアブレーン(ポケモン)]]の[[リラ>リラ(ポケモン)]]が使用するエンテイもめいそう型であるが、メインウェポンが「かえんほうしゃ」、サブウェポンは物理技の「おんがえし」、性格は攻撃↑防御↓の「さみしがり」という、当時のエンテイのどうすんだコレ感をうかがい知れるような構成となっている。&strike(){迷走型} そもそも「めいそうアタッカー」自体、当時の特殊型のポケモンとしては驚くほどありふれた型。こんなもんで強くても「そりゃめいそうが強いだけやん」とド正論で返されてしまうというとんでもないポケモンだった。 同じことをするんだったらスイクンやラティアスの方が&bold(){圧倒的に強い}のだからしょうがない。 また、当時のほのおタイプのポケモンの戦略としてポピュラーだったものが「特殊技にろくなサブウェポンがないため、サブウェポンが無駄に豊富な物理型に寄せ、役割破壊や最後っ屁を兼ねたオーバーヒートを持たせる」という型だった。 オーバーヒートは威力が140と高く、そこそこのとくこう種族値から繰り出されるオーバーヒートははがねタイプなどにそこそこ有用だったという理屈で、バシャーモやウインディをはじめとした物理面が優秀だったほのおポケモンはこのように戦った。 エンテイはオーバーヒートを覚えないし、覚えたとしても上述の通り物理面はぶっちゃけ一般ポケモンよりも貧弱という有様。つまり本当に&bold(){ほのおポケモンの中だと抜きんでて弱かった}のである。 この体たらくにもかかわらず[[厳選>厳選(ポケモン)]]がとにかく面倒なのも&color(darkred){唯一神}の&color(darkred){唯一神}たるゆえんである。 [[リメイク赤緑>ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン]]の&color(darkred){エンテイ}は仕様上HPと攻撃以外の個体値は0固定なのでまともな個体を入手するにはコロシアムに頼るしかない。 しかし、コロシアムはただでさえテンポが悪い上に、前述の通り&b(){&font(#ff0000){&color(darkred){エンテイ}が仲間に殺される}}ステキ仕様、ついでに(これはダークポケモン共通仕様だが)反動技「ダークラッシュ」の反動ダメージで自滅する事もあるため、捕獲難易度が高い。 なので「[[マスターボール]]」を使いたいところだが、入手タイミングは&bold(){ちょうど&color(darkred){エンテイ}戦が終わった後}と、エンテイを厳選させる気が全く感じられない仕様である。 (予約特典ディスクがあればエンテイ戦前にマスターボールを入手可能だが非常に面倒) 初戦でエンテイを倒しておいてマスターボール入手後に厳選するのも不可能。エンテイの性格・個体値等は初遭遇時に固定されてしまうためだ。 そもそも、&color(darkred){エンテイ}なんぞを厳選するヒマがあるなら&bold(){同じく厳選困難だった&color(Turquoise){スイクン}か&color(gold){ライコウ}をマスターボールで厳選した方が絶対によろしい}。 この世代で全てのポケモンが特性を持つようになったが、&color(darkred){唯一神エンテイ}が獲得したのは当時伝説ポケモンに配られまくっていた「プレッシャー」であり、&bold(){全く唯一性のない平凡な特性であった}。 後の世代ではこの「プレッシャー」を活かした型で評価を上げるエンテイだが、第三世代当時の唯一神には敵をやけどにする手段が乏しく、同じプレッシャー勢で弱点の少ない[[サンダー>サンダー(ポケモン)]]やライコウと差別化できる点に乏しかった。 むしろ、同じ炎単タイプで物理系で耐久・素早さも両方高めでついでに四足歩行という似た立場の[[ウインディ>ウインディ(ポケモン)]]が強特性「いかく」を手に入れた事で、&color(darkred){唯一神}の特性の平凡さは目立つ結果となった。 ちなみにウインディはタマゴも作れる普通のポケモンだが、ポケモン図鑑の分類は「でんせつポケモン」であり、見た目にも実力にも違和感がないため、&bold(){ジョウト地方の伝説のポケモンは&color(Turquoise){スイクン}・&color(gold){ライコウ}・&color(orangered){ウインディ}}とするネタも流行した。 なお、この世代のウインディは威嚇に加え(唯一神にはない)オーバーヒートでほとんどの型のメタグロスを確殺できる点で評価はされていたが、サブウェポンは「しんそく」と「かみくだく」くらいで、今日のように格闘やら電気やらを撃ち分ける器用さはまだ持っていない。 当時の唯一神はそのウインディと比べてもなお明らかに見劣りしていたのである。 **第四世代([[ダイヤモンド・パール>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]])の&color(darkred){唯一神エンテイ} 第四世代、ポケモン界に1つの革命が起こる。技タイプと物理・特殊の分離だ。 これまで「電気タイプ技は全部特殊」のようにタイプごとに決まっていた物理技・特殊技の判定が、 「10万ボルトは特殊、かみなりパンチは物理」のように、技ごとに決められるようになった。 これにより、&bold(){「攻撃力が高いのに技タイプが特殊なのでタイプ一致技の火力が低い」}という、&bold(){どこかの&color(darkred){唯一神}のような悩み}を持つポケモンが大量に救済された。 特にこの恩恵を受けたのが炎タイプで、威力120・命中率100%の超強力な物理・炎技&color(red){「フレアドライブ」}が登場。 長年種族値とわざタイプのギャップに苦しんできた&color(orangered){でんせつポケモンウインディ}や[[ギャロップ>ギャロップ(ポケモン)]]は本来の火力を生かせるようになり、新参の[[ゴウカザル]]はこの技で大活躍する事となる。 ダメージの1/3の反動を受けるデメリットはあるものの、HPが高いポケモンであれば反動を軽減できるため、まさしく&bold(){さる&color(darkred){唯一神}のために作られたような技}と言えよう。 もちろん&color(darkred){唯一神エンテイ}もこの恩恵を受け、新たに物理・炎技を習得!! ついに&b(){&color(darkred){唯一神}}始まったな! ……と喜んだのも束の間、&color(darkred){エンテイ}はなんと&bold(){&color(red){フレアドライブ}を覚えなかった。} しかも四足歩行の体型が祟り、威力85の「ブレイズキック」も、威力75の「ほのおのパンチ」も習得できなかった。 &color(darkred){エンテイ}に与えられた最強の物理・炎技は&bold(){威力たった65の&color(red){「ほのおのキバ」}}。 Lv50まで上げてようやく覚えるのが&bold(){&color(red){「ほのおのキバ」}}。 ほとんどのポケモンにとってはストーリー攻略の途中で使って後々「かえんほうしゃ」辺りで上書きされるだけの存在である&bold(){&color(red){「ほのおのキバ」}}が、&bold(){&color(darkred){唯一神エンテイ}に許された最強のタイプ一致物理攻撃だったのである}。 不遇。圧倒的な不遇((似たようなポジションのポケモンに、ワイルドボルトが存在すらしていなかった時期のレントラーがいる。ところでレントラーは序盤ポケモンである。))。 &size(20){&bold(){&color(darkred){唯一神エンテイ}の&color(darkred){唯一神}っぷりが極まった瞬間である。}} ちなみに、相手の防御と特防が同じだった場合、 いじっぱりで攻撃全振り・特攻無振り&color(darkred){エンテイ}の「ほのおのキバ」と「[[だいもんじ>大文字]]」がちょうど同じダメージとなる。 性格補正なし・AC全振りで比較すると、「ほのおのキバ」より「かえんほうしゃ」の方が1.2倍、「だいもんじ」の方が1.5倍ほど強い。 ただ、鋼タイプを中心に炎弱点ポケモンには特防<防御のものが多く、弱点を突くなら特殊技の方が有利。 そもそもタイプ一致「ほのおのキバ」より不一致「おんがえし」の方が威力が高いといった事情もあり、実際に「ほのおのキバ」で戦った&color(darkred){唯一神}は少数派だったのではと思われる。 第二世代からずっと罹患していたサブウェポン足りない症候群については、炎タイプとの補完に優れる強力な岩タイプ技の「ストーンエッジ」が追加され、ある程度解決した。 また、第三世代でネタにされた「オーバーヒート」をようやく習得した他、プラチナでは「かざんポケモン」らしく「ふんか」を取得した。 また、貴重な物理サブウエポンとして「しぜんのめぐみ」を習得している。 「チイラのみ(HP1/4で攻撃強化・草)」「カムラのみ(素早さ強化・[[格闘>かくとうタイプ(ポケモン)]])」「ズアのみ(特防強化・地面)「リュガのみ(防御強化・[[氷>こおりタイプ(ポケモン)]])」等が有用かもしれない。 ただしこれらの点はぶっちゃけ他のポケモンももらえていた強化点であり、それどころか「こだわりスカーフ」との相性の良さで環境初期に名をはせた[[バクフーン]]をはじめ、ほとんどのポケモンはエンテイよりも一芸に秀でた強化をもらえていた。 ぶっちゃけ「フレアドライブ」をもらえるだけで十分だったのに、肝心のそれがもえらえなかったせいで状況はまったく好転しないという始末。「かみつく(威力60)」が物理技になったぞ、よかったな。 さらにこの世代から素早さ102で上から地震を撃ってくる[[ガブリアス]]が登場した他、素早さに補正をかける「こだわりスカーフ」「トリックルーム」などが登場。 エンテイの上から強烈な物理技を仕掛けてくるポケモンや「だいばくはつ」による強引な役割遂行、炎タイプをその後長きにわたって苦しめる設置技「ステルスロック」の流行なども逆風となった。 一方、この世代になると「ありえないほど弱い」と思われていた&color(darkred){唯一神}をなんとか使用しようとする、&color(darkred){唯一神の信徒}による研究が進められてもいた。 その結果、仮にも伝説であり合計種族値が高いので、&bold(){なんだかんだで中堅レベルの強さはある}事が知られるようになった。 鍵となるのはわざマシン化した「おにび」。 実は耐久がかなり高く(弱点でも[[スターミー]]のハイドロポンプくらいなら耐える)、「リフレクター」に加えてこの世代で「おにび」を新規習得したことで物理に対しかなり強く出られるようになった。 「どくどく」をメインウェポンとする耐久型のほか、特攻も平均以上はあるので「めいそう」型であれば火力はそれなりに出る。 HPが高いおかげで「[[みがわり>みがわり(ポケモン)]]」が「ちきゅうなげ」を耐えられるのも地味においしい。 「ストーンエッジ」を搭載した[[二刀流>二刀流/両刀(ポケモン)]]もなかなか。 岩と炎の相性の補完具合は優秀で同タイプに打点のある炎は珍しく、素早さも&color(orangered){伝説ポケモンウインディ}より速い100族なのもポイントである。 ただ正直、種族値をごりごりに押し付けているだけということもあって&s(){マイオナ勢}マイナー使いからはあまり評判はよくなかった。環境に高いポケモンが多かったため、割とあっさり突破されるのも難点。 **第四世代後期(HGSS)の&color(darkred){唯一神エンテイ} 金銀がリメイクされたことで、ジョウト地方をウロウロ徘徊する&color(darkred){唯一神}が復活。 非常に面倒なポケモンコロシアム厳選を行わなくても、比較的&color(darkred){エンテイ}を厳選しやすくなった。 とはいえ、個体値・性格決定タイミングが徘徊開始イベント直後(マスターボール入手前)であること、エンテイと同時に&bold(){&color(gold){ライコウ}}の個体値も決まってしまうこと、そして&bold(){やっぱり強い&color(gold){ライコウ}の厳選が優先されがちなこと}なども相まって、相変わらず優先順位は低い。 &color(darkred){エンテイ}の微妙さは公式も理解しているのか、&color(darkred){エンテイ}と&color(gold){ライコウ}が徘徊する際に二匹の出現地が被ると&b(){&color(gold){ライコウ}のアイコンが優先される。} 「四足歩行の炎単色」「特攻<攻撃」「&color(red){フレアドライブを覚えず物理最高火力が炎の牙}」と共通点が多い[[ブースター>ブースター(ポケモン)]]が、&color(darkred){唯一神}の弟分として&bold(){&color(orangered){唯一王}}と呼ばれ始めたのは2009年頃の模様((ニコニコ動画でのバトレボ実況の流行が佳境を迎えた時期))。 第三世代の&color(darkred){唯一神エンテイ}は上記のAAから見て取れる通りブースター含む全方面に喧嘩を売りまくっており、弟分を作るようなキャラではなかったのだが、いつの間にか性格が丸くなったようだ。 だが、&color(darkred){唯一神}と&color(orangered){唯一王}、2匹の駄犬が首を並べてフレアドライブをおねだりする蜜月の時は、長くは続かなかった。 2010年夏。劇場版『[[幻影の覇者ゾロアーク>劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク]]』の前売り券購入特典として、突如&font(#ff0000){「フレアドライブ」を覚えた&color(darkred){色違いエンテイ}}が配布されたのだ。 おめでとう&color(darkred){エンテイ!やはりエンテイは神!! ENTEI is god!! ENTEI is god!!} またこの&color(darkred){エンテイ}は他にも「しんそく」「ブレイククロー」「とおぼえ」を取得している。後ろ2つはともかく、「しんそく」は威力が最も高い先制技であり強力な技と言える。 [[性格>性格(ポケモン)]]は「いじっぱり」固定。「ようき」ではないことと、[[色違い>色違い(ポケモン)]]かつプレシャスボール入りなのでフレドラ持ちである事が相手にもバレてしまうのは欠点。 とはいえ、&color(red){フレアドライブ}の威力は&color(red){ほのおのキバ}の1.8倍もある事を考えれば些細な欠点と言えよう。やっと、やっとエンテイが高い攻撃力を存分に生かせる日がやってきたのである。 ただ、この時の配布は&bold(){&color(darkred){エンテイ}・&color(Turquoise){スイクン}・&color(gold){ライコウ}の三者択一}であり、このうち&bold(){&color(Turquoise){スイクン}は耐久型ステータスと恐ろしく相性が良い一撃必殺技&color(navy){「ぜったいれいど」}を覚えていた}のだ。 この&bold(){&color(Turquoise){零度スイクン}}は、その後第七世代でナーフされるまで猛威をふるい続け、しかも再配布が一切行われなかった。((そのために改造の温床となるが、それはまた別の話。当時はこの手のチートを非常に行いやすく、第三世代は「孵化・厳選作業が拷問級かつGBAのチート対策がガバガバなので非常に手を出しやすい」、第四・五世代は「有料配布ポケモンがあまりにも多かったのでチートを使うことで得られる利益が大きい」と、チートの温床になってしまっていた。)) しかも前売り券、つまり&color(#F54738){有料配布}のポケモンである。強いポケモンを選びたくなるのが人情だろう。%%「3枚買えば良かったのでは?」だとか「家族で3枚以上買うキッズになら関係ない」とかの意見は野暮である。%% このため、ノリと勢いと&color(darkred){唯一神信仰}で色&color(darkred){エンテイ}を手にしてしまった者は、環境で猛威を振るう零度スイクンの前に「俺もスイクンにしておけば…」と涙を呑んだのであった。 そもそもフレアドライブを得たところで、当時乱数調整の一般化によって増えてきた伝説環境においてはあんまり強くないのが困りどころ。どうもエンテイは「同僚が強すぎる」という点につくづく泣かされる運命のようである。 ただし、スイクンの方は一撃必殺技故に命中率とPPが少なく、HGSSでは徘徊しない為捕獲しやすい上、とくこうも高い為ハピナスなどが相手でもない限り配布でなくても十分活躍できる。 **第五世代(BW)の唯一神?&color(darkred){エンテイ} 攻撃しつつ自身の素早さを上げる「ニトロチャージ」、同じく敵の素早さを下げる地面技「じならし」を獲得。 地面打点の獲得は悪くないと言えるが、ライバルの&color(orangered){伝説ポケモンウインディ}は上記2つを両方覚えた上に「ワイルドボルト」「インファイト」「げきりん」等を習得して物凄い勢いで器用になり、更に同じ炎タイプに&color(red){物理超火力脳筋ゴリラ[[ヒヒダルマ]]}が登場。 炎・物理アタッカーの層が厚くなったことでせっかくのフレアドライブもあまり目立たないものとなってしまった。なんという三日天下…。 ただ、ナットレイやハッサムが流行して物理硬めの炎タイプの需要は増加しており、一概に逆風ではない。 特にそこそこの耐久と素早さ、そして特性「プレッシャー」を生かして相手の主力技のPPを削る&color(darkred){エンテイ}、通称「&color(darkred){&bold(){ノイテイ}}」はなかなかの使い勝手を有した。 なお&color(darkred){ノイテイ}は耐久を重視するのでHPを削るフレドラは使わない上、&bold(){ぶっちゃけフレドラ型より評価が高かった。} あれだけフレドラを欲しがっておいて貰ったら貰ったで使わないとは贅沢なヤツである。 (ちなみにノイテイのメインウェポンは3割の確率で敵をやけどにする炎・特殊攻撃「ふんえん」である) この時期のエンテイは、「&color(darkred){唯一神(笑)}」とネタにするほど弱くはなく、かといって目立って強いわけでもないという、なんとも微妙な立ち位置であった。 概ね&bold(){フレアドライブを貰ってしまいネタにしづらくなった現在の&color(orangered){唯一王ブースター}}みたいなものだと思ってくれればよろしい。 **第六世代(XY)の&color(darkred){真・唯一神エンテイ} #center(){&size(20){&color(darkred){唯一神}覚醒。}} ホウオウの[[専用技>専用わざ(ポケモン)]]であった&bold(){&font(#ff0000){「せいなるほのお」}}を突如習得。 せいなるほのおは&color(red){威力100・命中95・デメリットなし}というハイスペックに加え、&color(red){50%の確率で[[火傷>やけど(ポケモン)]]させ物理アタッカーを機能停止に追い込める}という超高性能な炎タイプの物理技。 まさかの習得であり、「ホウオウによって蘇った」という設定とのマッチ感も抜群であり、全国の&color(darkred){エンテイファン}を狂喜乱舞させた。 元々エンテイはアタッカーの中では耐久力も高めのため、反動ダメージを受ける「フレアドライブ」よりも無反動かつ相手の物理技の火力を下げられる「せいなるほのお」の方が相性が良いともいえる。 更に低めの特防を補えるアイテム「とつげきチョッキ」の登場により、せいなるほのおで物理・チョッキで特殊を軽減する事でかなり硬いポケモンとして運用することが可能に。 まさかの大幅強化により、一気に他の三犬に勝るとも劣らない強力なポケモンと化した。 ほのおタイプ単色では&bold(){最強}のポケモンではないかとの呼び声も高い。 その強さとレートで唯一「せいなるほのお」をまともに使える点から、本当の意味で&b(){「&color(darkred){唯一神}」}の名に相応しい実力を得たと言える。 2015年世界大会でベスト4に入った日本代表選手が&color(darkred){エンテイ}を採用していた事からも、その優れた実力がうかがえる。 技構成は「せいなるほのお」「ストーンエッジ」「みがわり」「まもる」で、持ち物食べ残しという、ダブルバトルでありながらPP削りを重視した「ノイテイ」系の構成となっている。 ただしエンテイの強さに関しては、ぶっちゃけこの「せいなるほのお」が強さの9割以上を占めている。 どうして&bold(){第四世代のプレイヤーがせいなるほのおではなく「フレアドライブ」を欲しがったのか}、というところを少し考えてみてほしい。そりゃぶっちゃけゴウカザルもバクフーンもリザードンも、誰であってもほしかったのだ。 しかし物理電気ポケモンがボルテッカーをよこせというようなものに近く、ホウオウ専用の技なのでもらえるわけがないとも思っていた。求めること自体が的外れな贅沢だった。 そんなものを突然渡されたら、強くならない方がおかしい……というわけで第四世代以前のプレイヤーからすればこのように「せいなるほのおが強いだけ」と白眼視されがち。[[禁止級>伝説のポケモン]]を除けば唯一せいなるほのおを使えるが。 その一方で当時を知らないプレイヤーの間には「長い下積みの末にようやく花開いた遅咲きのポケモン」と喜ばれやすい。 このエンテイ強化の認識には極めて深い溝が存在するのだ。もちろん強いポケモンが増える方が楽しいからいいことだが、当時の古老にエンテイが強くなった話をしてもあまり反応が芳しくないなと思ったらこの辺の認識の差が原因((これ自体はポケモンに限らず、「後続の作品で原形をとどめないほどに強いサポートが出たこと」による強化で返り咲いたもの全体でこのように評される。そういう人が喜ぶのは、どちらかというと「環境の変化や研究の先鋭化によって脚光を浴びて暴れはじめた」タイプで、たとえばダブルバトルの「ぶんまわすルリリ」や「フレンドガードプリン」あたりはウケがいい……はず。))。 **第七世代(SM)の&color(darkred){エンテイ} 引き続き唯一の「せいなるほのお」の使い手。 USUMでは教え技で「じならし」より威力の高い「じだんだ」を習得。 [[ヒードラン]]等「もらいび」持ちに炎技を無効にされていた場合は倍の威力で撃てる。 またライコウ・スイクン共々、VC版金銀の配信によって隠れ特性「せいしんりょく」が初解禁された。 「プレッシャー」は場に出た時にメッセージが出る特性なので、メッセージが出なければ「せいしんりょく」確定である。 **第八世代(剣盾)の&color(darkred){エンテイ} 剣盾ではDLC『冠の雪原』で他の伝説のポケモンと共に登場。 今作で配布産限定だった「フレアドライブ」「しんそく」をレベル技やマシン技として習得することが可能になっており、技の選択肢が大きく増えた。 一方で「ニトロチャージ」や「どくどく」がわざマシンレパートリーから削除。とくに「どくどく」没収は耐久型にとって大きな痛手となった。 またとくせいパッチの登場によって、特性「プレッシャー」の個体も「せいしんりょく」に変更できるようになった。 剣盾から「せいしんりょく」に特性「[[いかく>いかく(ポケモン)]]」を無効にする効果が追加されたので、基本はこちらが優先されるだろう。 ランクバトルシーズン20ダブルバトルでは、使用率30位を記録している。 2021年7月終了時点の記録である。第二世代から苦節20年8ヶ月にしてようやく環境入りを果たしたと言える。 そしてシーズン21になると、エンテイの「せいなるほのお」を活かせる「ひでり」持ちの[[グラードン]]を使うことができる禁止級伝説あり、こだわり系アイテム持ちが相対的に強くなるダイマックスなし、というルールを味方に付け、使用率13位まで大躍進。 シーズン22に至っては、[[ゴリランダー]]、[[ザシアン]]、[[アマージョ]]、[[モロバレル]]、[[エルフーン]]と、有利なポケモンが使用率10位以内にいたことから、使用率5位ともはやトップメタと言うべき活躍を果たしている。 **第九世代(SV)の&color(darkred){エンテイ} [[SV>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]]ではDLC『藍の円盤』にて解禁。 くさわけを新規習得、ニトロチャージとすてみタックルを再習得した一方、アイアンテールとリフレクターが剥奪された。 技方面はさほど変わりない一方で、[[テラスタル]]との相性が良く、しんそくをタイプ一致で撃てるようになった。 同じことができる上に特性も被る[[カイリュー]]と競合するが、こちらはフェアリーやこおりに強いので他のドラゴンと併用しやすいのがメリット。 解禁直後のシーズン14ではシングル29位、ダブル11位と前作から続き準トップメタとも言える活躍をしている。 特にダブルバトルでは[[パオジアン]]と並べて先制技でゴリ押すPTが流行しており、カイリューと違ってフェアリーが一貫しない点を活かせる。 もちものはシングル、ダブル問わず[[ハバタクカミ]]対策を意識した[[とつげきチョッキ>とつげきチョッキ(ポケモン)]]が多い。 また、[[パラドックスポケモン]]として新たにドラゴンタイプ複合となったエンテイとそっくりな[[ウガツホムラ]]が登場したが、あちらはエンテイとは違ってせいなるほのおとしんそくを覚えないため、棲み分けは十分できている。 **総評 とにかく時代に翻弄されたポケモン。 第四世代までは皮肉を込めて&color(darkred){唯一神}呼ばわりされていたが、今日のエンテイは&bold(){聖なる炎を操る掛け値なしの&color(darkred){唯一神}}である。 今日&color(darkred){エンテイ}のことを&color(darkred){唯一神}と呼ぶ者が居たら、それは第四世代で知識がストップした浦島太郎か、 あるいはかつての&color(darkred){唯一神}だった頃の名残で&color(darkred){エンテイ}を懐かしむ古参のプレイヤーであろう。 ただ簡単にスロースタートを消す手段を得たレジギガスともども&bold(){見た目や設定通りの普通に強い}ポケモンに落ち着いてしまい、悪ふざけがすぎるプレイヤーからは昔のようなネタが無くなってしまったことを惜しむ声もある。 &s(){大多数の純粋なファンにとっては強いほうがいいに決まっているけどね。} 「せいなるほのお」の性能がとにかく優秀で、[[ミミッキュ]]の「ばけのかわ」をひっぺがしたりしながらやけどを押し付ける事が可能。 相性の良いポケモンに交換して受けても、炎タイプ以外は50%の確率でやけどさせて後に影響を残せるのでゴリ押しが効く。 物理技では珍しい非接触技なので、接触技を使うと「キングシールド」で攻撃力を下げてくる[[ギルガルド]]を安全に燃やすことが可能。 物理・炎タイプによくある「[[ナットレイ]]をフレアドライブで焼いたけど反動とてつのトゲでHP半分持って行かれる問題」とも無縁である。 ちなみに「せいなるほのお」の技アニメはどう見ても火を吐いており一見物理技に見えないが、第二世代では「かえんぐるま」の上位版というべき技アニメだった。 そのためかえんぐるま同様に自分のこおり状態も解除可能。これを知っていれば物理技という扱いにも納得が行くかも。 &s(){そうなると非接触技扱いなのが納得行かなくなるけど} //&strike(){攻撃エフェクトはどう見ても火を吐いてるんだがどのへんが物理技なんだ} 「せいなるほのお」「しんそく」以外の物理技としては、「ストーンエッジ」「じならし」が有力な[[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]。 共に相性補完に優れ、前者は命中率は低いが威力と急所率が高く、後者は威力は低いが相手の素早さを下げる追加効果が優秀。 …というか、火山ポケモンなのに「じしん」とか「がんせきふうじ」を覚えられないので、これくらいしか選択肢はない。 「せいしんりょく」による怯み・威嚇無効&炎タイプによるやけど無効で、アタッカーとして機能停止しにくいのも魅力である。 持ち物としては、特防を強化しタイマン性能を飛躍的に向上させる「[[とつげきチョッキ>とつげきチョッキ(ポケモン)]]」が筆頭候補。 また、「[[こだわりハチマキ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]」なら「せいなるほのお」でHP極振り[[ギルガルド(シールドフォルム)>ギルガルド]]が確定1発。 さらに「いかく」込みHP極振り[[メガクチート>クチート]]に対しても中乱数(火傷ダメージ込なら確定)1発となる。 なお、アタッカーとしての能力が強化された現在も耐久型としても重宝されている。 素早さ100+[[鋼>はがねタイプ(ポケモン)]]を呼びにくい炎+高耐久+「プレッシャー」からの「[[まもる>まもる/みきり(ポケモン)]]」「みがわり」、「[[どくどく>どくどく(ポケモン)]]」と「せいなるほのお」の撃ち分け。 この型は「せいなるほのお」未解禁の頃から「配布型より強い」という声も多く聞かれていた。 ただし、先述の通り「どくどく」は剣盾で没収されてしまった。 「プレッシャー」でPPを削る型があるのは先述のとおりだが、エンテイ自身も「せいなるほのお」「しんそく」「ストーンエッジ」と主力技のPPが少ないものばかりであり、プレッシャー型のポケモンにメチャクチャ弱い。 また近年の作品では[[カプ・レヒレ]]も天敵で、相性が悪いみずタイプ、ミストフィールド生成でやけどにならない上、カプ・レヒレ自身を倒すか交代させるか、してもミストフィールドが残るので「せいなるほのお」の5割やけどという長所を潰されてしまう。 *余談 -時折「エンティ」(小さいィ)だと勘違いしている人が居るが、大きいイの「エンテイ」が正しい。&br()漢字で「炎帝」と書く事を覚えておこう。 -唯一神ネタ全盛期の頃はポケモンの名前は5文字までだったため、「ゆいいつしん」という名前をエンテイにつけることができなかった。&br()やむなく当時のプレイヤーは「ゆいつしん」にするか、「ゆい1しん」「ゆいーしん」といった代替手段を取っていた。&br()第六世代で6文字名前が解禁されたため「ゆいいつしん」命名が可能となり、第七世代では中国語表記が可能になったため「唯一神」と名付ける事が可能となっている。 -[[体験版 ポケットモンスター 金・銀]]の内部データには、製品版のエンテイに相当するであろう「エン」というポケモンが収録されている。&br()こちらは特攻種族値が125もあるので、このままなら唯一神扱いを受けることはなかったと思われるのだが。 -「唯一神」という言葉自体の元ネタは、当時ネット上でカルトな人気を誇ったいわゆる「泡沫候補」の政治家((大政党に属さず、選挙に出馬はするが当選はできない政治家))・又吉イエス氏。&br()彼は自らを「唯一神又吉イエス」と名乗り、国会議員選挙のたびに出馬しては著名な政治家を「腹を切って死ぬべきである」「唯一神又吉イエスが地獄の火の中に投げ込む者達である」と批判する派手な政治演説で知られた。&br()実際、第三世代の唯一神ネタ全盛期には、エンテイがスーツを着て他のポケモンを又吉氏風に批判するAAが流行している。&br()又吉氏はエンテイが唯一神でなくなった後も唯一神として選挙への出馬を続けたが、惜しくも2018年に世を去った。 &color(darkred){かつて唯一神だったエンテイ}を懐かしむキミの追記と &color(darkred){真の唯一神と化したエンテイ}と共に戦っているキミの修正を &color(darkred){エンテイ}はやけたとうの地下で待っています。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,26) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ぐぎゃあさんは関係ないだろ -- 名無しさん (2014-01-14 21:09:17) - エンテイ唯一神ついに脱却か -- 名無しさん (2014-02-10 09:04:51) - 元々エンテイ見た目かっこよくて好きだったからネタポケ扱いされてた時は少し悲しかったわ。 -- 名無しさん (2014-02-24 21:24:30) - 強化されて弱くは無くなったけどそれで強くなったかというと・・・足りそうで足りない火力と技の範囲の狭さが合わさって、ふつうにアタッカーとして使っても痒いところに手が届かない。スイクンライコウと比べると一段か二段落ちるのは相変わらずな気がする -- 名無しさん (2014-03-03 15:24:51) - 配布型は聖なる炎と神速の両立が出来るから良さげだけど、配布型じゃないなら相変わらずノイテイ型使った方が良いっていう声もあるね -- 名無しさん (2014-03-31 04:53:17) - せいなるほのお習得で別の意味で唯一神に・・・ネタでもなんでもなくなったエンテイってどうなの?! -- 名無しさん (2014-06-21 14:09:36) - ↑ぶっちゃけ第5世代でノイテイ型が評価されてからは「言うほど弱くない」ってことであんまりネタにされてなかったからなんとも。第4世代でネタにされてたのはランダム環境整ってなかったから今に比べると対戦考察が煮詰まってなかったからってのもあるし -- 名無しさん (2014-07-02 00:01:26) - フレアドライブ「おのれ聖なる炎!貴様のおかげで私の居場所も破壊されてしまった!」 -- 名無しさん (2014-07-24 11:03:11) - レートでエンテイ使ってるけど、ライコウスイクンほど見せ合いの段階では警戒されないからか結構活躍してくれる。 -- 名無しさん (2014-09-03 15:03:33) - スマブラforのエンテイはスマブラDXのホウオウのような性能に強化されてるな。 -- 名無しさん (2015-02-06 15:58:16) - 吹き替えをした竹中直人は、良かった。残りの二匹が吹き替えになるなら、ライコウを松重豊、スイクンを勝村政信か及川光博にやってほしい -- 名無しさん (2015-02-06 20:04:39) - ↑×4シングルレートトップ10以内に3匹も使い手いる技が何言ってんだ! -- 名無しさん (2015-02-10 23:11:47) - ↑7 今まで笑い者としてネタにされてたのと比べたら、普通に評価されるようになった現在のほうがずっと良い扱いだと思うんだが -- 名無しさん (2015-05-16 14:11:33) - ブースターやフライゴンについて語る場でも「中途半端に強化されるぐらいならネタキャラとして注目して貰える方が良いじゃん」とか、ファンに自分の価値観を押し付ける人がウザがられてたなぁ。 -- 名無しさん (2015-10-26 20:39:17) - スリーパーとかもそうだけど嘲笑ネタなんて純粋にそのキャラのファンだと(受け入れられる性格なら別だが)不愉快極まりないよ。だからエンテイには本当に良かったねと言ってあげたい -- 名無しさん (2015-12-06 01:46:37) - 唯一王「本当に良かったね!(カーッ!ペッ!」 -- 名無しさん (2015-12-06 05:43:00) - ↑↑昔からエンテイ大好きだけど、別に唯一神ネタは嫌いじゃないよ(むしろ好きかな)自分の主義主張の押し付けは本当にファンかどうか疑われるくらいの愚行だからしないほうがいいよ^^もう今のエンテイは準伝説の中では正真正銘トップクラスの強さになっちゃったけど。WCS上位でも使用者がいたくらいだし -- 名無しさん (2015-12-06 10:00:03) - ↑いやだから受け入れられる性格なら別って書いてあるじゃん。そこで煽る必要性は? -- 名無しさん (2015-12-08 21:38:08) - ↑エンテイが好きで嘲笑ネタを受け入れられる人が「本当に良かったね」って言えない奴みたいな書き方だからだよ。 -- 名無しさん (2015-12-20 19:09:39) - 劇場版3作目の雑誌の事前情報記事で「ポケモンが合体した姿か!?」みたいに書かれてたのが懐かしい -- 名無しさん (2016-06-29 23:39:01) - 隠れ特性、他2匹共々精神力に変えられたそうな。 尤もそれも強いし、避雷針から静電気に変えられた伝説の鳥よりはマシだろうけど。 -- 名無しさん (2016-11-29 21:20:54) - ↑猫騙し透かしからの5割火傷…ガルーラ退治が捗るな -- 名無しさん (2016-11-29 22:33:51) - ライコウもスイクンもコケコとレヒレという強力なライバルが出てきたし、カプ系とタイプが被らないエンテイが使われるようになったりするのかな? -- 名無しさん (2017-03-11 18:29:52) - 禁伝を除く唯一のせいなるほのおの使い手という時点で唯一無二の立ち位置にいるからな、今のエンテイ…燃やしたい仮想敵は大量にいるし -- 名無しさん (2017-03-11 18:57:15) - 五世代までのこいつはイワーク、トロピウスに並ぶ位の見掛け倒し -- 名無しさん (2017-06-24 02:05:34) - そういやなんで唯一帝じゃなくて唯一神だったんだろうか -- 名無しさん (2017-06-24 02:19:47) - ↑2配布型がウインディの陰に隠れたとはいえ、毒まもみが型は結構評価されてたぞ -- 名無しさん (2017-06-24 08:45:50) - 火山が噴火すると生まれ、自ら火山を噴火させてしまう無限ループポケモン -- 名無しさん (2018-04-03 15:19:34) - なんで唯一神かって? ゲームでの活躍は正直微妙、(偽物だけど)映画では主役を張り父性と伝説の貫禄を見せ、コロシアムでは地震の巻き添えで死ぬ。そんな父なるエンテイの波乱万丈を時に憐み時に尊敬した称号が「唯一神」だからだよ -- 名無しさん (2018-04-03 15:37:00) - 確か唯一神→唯一王の順番なんだよね やっぱり原初は神だよ神() -- 名無しさん (2018-04-03 15:55:13) - さっきスマブラの対戦やってたらたまたま惑星コーネリアのアーウィンの上に出現してそのまま連れ去られてったw -- 名無しさん (2019-03-26 00:51:43) - ↑13イジメられてた相手がイジメられなくなって本当に良かったねって言っちゃ駄目なのか。まあ「純粋なファン」にカチンときたのかもだけど -- 名無しさん (2019-05-13 19:35:41) - リ ス ト ラ さ れ て た -- 名無しさん (2020-02-26 15:05:54) - せいしんりょくがいかく無視になったから強そう -- 名無しさん (2020-02-26 17:37:14) - 剣盾でも相変わらずライコウスイクンがカプのせいで微妙扱いっぽい(解禁も同じタイミングだし)ので、三犬最強格で定着しそう -- 名無しさん (2020-10-15 06:31:50) - 精神力の威嚇無視追加に神速フレドラをいつでも習得出来るようになってかなりの強化を得た -- 名無しさん (2020-10-27 11:41:49) - 攻撃方面が強くなったけど、どくどく削除で耐久型は厳しくなったか -- 名無しさん (2020-10-27 17:58:34) - ↑鬼火と聖炎で代用できなくもないけど火傷のスリップダメ減ってるから単体では流石に無理かな…毒菱パの対鋼枠とかなら使えるかな? -- 名無しさん (2020-11-06 20:21:17) - ポケダン時闇で上向きにふんえん使った時のアレを忘れてもらっては困る -- 名無しさん (2021-03-16 09:27:44) - 唯一王が2009年って、もうちょい前から言われてた気が…初代からよほどの愛好家じゃない限りは進化させる意味なしって評価だったし -- 名無しさん (2021-05-19 00:27:29) - あくまでゲームシステムから見た上でのネタ化……とはいえ雷で発生し雨に消された炎という逸話がエンテイのパワーバランスを暗示させる -- 名無しさん (2021-11-12 21:54:03) - 5世代当時のエンテイが現在のブースターみたいなものというのは流石にエンテイに失礼だな。この時代でもシングルにおいてはウインディよりは評価されてたぞ。 -- 名無しさん (2022-05-14 22:33:03) - かつてのネタポケが今じゃ純粋な強ポケ。それもいろんな強化要素が積み重なった末の今の地位だから感慨深いものがある -- 名無しさん (2022-05-17 15:35:54) - ↑聖炎貰えたのが一番大きかったな -- 名無しさん (2022-05-24 20:26:43) - エンテイよりも金銀の発売の翌年に放送されたアニメ『マシュランボー』に登場するマシュランボーのほうがよりネタキャラという気が...。 -- 名無しさん (2022-09-10 17:50:13) - 余談にもある通り、正しい名は「エンテイ」なのだが、発音すると聴く側にはどうしても「エンティ」に聴こえてしまうのだが。 -- 名無しさん (2022-09-10 19:09:02) - ダキムと同じコンボを繰り出すトレーナーは他に『エメラルド』のフウとランがいる。 -- 名無しさん (2022-09-10 22:04:34) - 設定面考えても「せいなるほのお」取得は納得なんだが… -- 名無しさん (2022-09-10 22:15:43) - ↑4むしろマシュランボーがエンテイより唯一神らしく見えるのだが。 -- 名無しさん (2022-09-11 17:41:42) - パラドックスライコウが発表されたからまた?唯一神になった模様。トリケラトプスっぽくなるのかステゴサウルスやアンキロサウルスみたいにごつくなるのか楽しみ… -- 名無しさん (2023-08-08 23:21:43) - 仲間達の新形態登場により謎に期待がかかる唯一神 -- 名無しさん (2023-08-08 23:31:22) - ウネルミナモ→スイクン+ティラノ、タケルライコ→ライコウ+首長竜(雷竜?) こう来るとエンテイはステゴかトリケラ、下手したらプテラノドン辺りが来るのか? -- 名無しさん (2023-08-12 15:18:53) - ↑トリケラでしたね -- 名無しさん (2024-02-04 10:59:30) - SVのエンテイはモデリングが変更されて前よりもかっこよくなったように感じる -- 名無しさん (2024-02-15 18:02:52) #comment #areaedit(end) }

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