麦人

登録日:2021/08/27 Fri 23:23:01
更新日:2023/06/06 Tue 17:14:57
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麦人(むぎひと)』(1944年8月8日 - )は、日本の男性声優、舞台俳優。
東京都武蔵野市出身。事務所の所属歴は劇団民藝→スカイプロダクション→人間プロダクション→えんどれすプロダクション→青二プロダクション→アーツビジョン→ぷろだくしょんバオバブ→メディアフォース→ベストポジション。現在は個人事務所である『じゃがいも村』村長(代表)。



目次

【概要】

本名及び旧芸名は寺田 誠(てらだ まこと)。他の旧芸名には「大前田(おおまえだ) (つとむ)」「天地 麦人」。「麦人」という芸名の由来は、単に「麦」という字と語感が好きであるからとのこと。
父は「豊島屋」の屋号で知られる女形の歌舞伎俳優5代目嵐芳三郎。
そして兄は父同様の女形だった6代目嵐芳三郎と前進座の俳優の嵐圭史の2人、姉は文学座所属女優の寺田路恵、妹はシャンソン歌手の広瀬節子と、芸能一家の生まれである。
なお、姉とは海外ドラマ『名探偵ポワロ ゴルフ場殺人事件』で共演もしている。

6歳の時に『お夏狂乱』で初舞台。デビュー当初はテレビドラマに出演するなど俳優として活動。
1960年代後半から声優としても活動を始めるが、本格的に声優活動を行うようになったのは1980年代に入ってからである。

洋画の吹き替えが多く、ランス・ヘンリクセンや『スタートレック』シリーズで知られるパトリック・スチュワートなどが主な持ち役。
特にパトリック・スチュワートの演じたジャン・リュック・ピカード艦長の役は、当初を吹替を担当していた吉水慶が稼業を継いで僧侶になるために引退した事から役を引き継いだもので、声を作らずに自分の一番楽な声でピカードの役を作れたとして今の自分の仕事にも通じる大きな財産として、彼を演じた経験を自分が声優として一番ありがたかった事だとしている。
スチュワートのもう1つの当たり役である『X-MEN』シリーズのプロフェッサーXの吹替は、旧シリーズの『日曜洋画劇場』放映時(テレビ朝日版)のみの担当であったが、劇場公開・ソフト版を担当していた大木民夫氏の病気療養に伴って後任として初めて劇場公開版を担当した。

一方、アニメ及びゲームでは悪役・黒幕・権力者役が定番で、とりわけ新房昭之監督作品では常連である。
本人も「悪役は大好き」と公言しており、業界に入ったときは二枚目な役もやっていたが、演じる役の幅を増やそうと悪役に目をつけたとのこと。
しかし、悪役で活躍していた人たちを模倣し声をわざと潰してセリフを言う訓練をしてその声を使った結果、悪役ばかり来るようになってしまったという。
圧倒的な存在感を放つドスの効いた声ゆえ、ロックマンXシリーズのシグマなどが印象に残っている人も多いだろう。
また「ぱにぽにだっしゅ!」など、それとは真逆のテンションの高いコメディ演技が見られるものもあるほか、2000年代以降は年相応の老人役も多くなっている。

ちなみに1998年には、一人芝居中心の舞台活動の拠点とするべく個人事務所の「独歩」を開いているが、その3年後に同じ名のついた『グラップラー刃牙』の愚地独歩役を演じている。ちなみにこの配役は意図したものではなく偶然である。

【主な出演作品】


アニメ・OVA


ゲーム


吹き替え(担当俳優)

  • パトリック・スチュワート
  • ランス・ヘンリクセン
  • ウェス・ステュディ
  • ロバート・デヴィ

吹き替え(その他)

特撮


その他



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最終更新:2023年06月06日 17:14