魔動王グランゾート

登録日:2021/03/15 (月曜日) 13:29:15
更新日:2024/04/08 Mon 17:01:26
所要時間:約 13 分で読めます






みんなも、おもしろマジ軽しようぜ!



魔動王(マドーキング)グランゾート』は、サンライズ制作のSFファンタジーロボットアニメ。
1989年4月7日から1990年3月2日まで日本テレビ系で全41話が放送された。前番組は『魔神英雄伝ワタル』。


【ストーリー】



西暦2050年、月面基地ミハリスで発生した地殻変動で月に空気と重力が発生、同時に謎の巨大な影が現れるという現象が起きた。
大勢の科学者たちが調査を始め、同時に大量の移住者が月に乗り込んでいった。

そして50年後、すっかり観光地化された月に一人の少年が旅行にやってきたところから物語ははじまる。

その少年、遥大地は月の先住民族「耳長族」のグリグリとV-メイと出会ったことで、全宇宙を支配しようとしている邪動族率いる「邪動帝国」との戦いに巻き込まれてしまう。
V-メイから耳長族の使う魔法「魔動力」の才能を見出された大地は、魔動王グランゾートを召喚する魔動戦士に選ばれ、
同じく魔動戦士に選ばれたガス、ラビと共に邪動族が支配した月の裏側の世界ラビルーナ奪還の旅に出る。



【概要】

ワタルの路線を受け継ぎ、RPG的要素を取り入れたロボットアニメで、主要スタッフも続投している。
監督である井内秀治氏によれば、ワタルを経験してこなれたスタッフ達もノリが良くなり、勢いはワタル以上だったと語っている。

ワタルとの差別化として主役のグランゾートは龍神丸同様に会話が可能ながら、よりロボット的な要素が強くコメディな部分が減っていたり、
大地もワタルより積極的に冒険を楽しむ主人公として設定されている。
また、ワタルは終始異世界を舞台としていたのに対し、本作は序盤や中盤が月面で展開され、異世界へ行くまでにしばらく時間がかかるといった違いもある。

最大の特徴は主役メカの3体が巨大な「顔」に変形するギミックであろう。
召喚シーンには毎回力が入れられており、ほとんどの回において短縮やカットされることなくフル尺で流された。
音楽を担当した田中公平氏のカッコイイ楽曲もあり、変形・必殺技シーンはもっとも印象に残る部分となった。


反面、玩具の売り上げでは苦戦し、『ワタル2』の開始を早めるために話数を短縮されることとなった。
ただ、それによって齟齬が発生することなく、ほぼ全ての伏線を回収しきって終了している。
監督自身はワタル2終了後にグランゾート2が作られる手ごたえを感じていたようだが、OVAが2シリーズ制作されるにとどまった。

なお、原作を務めた広井王子氏による小説版が角川スニーカー文庫から出版されたが、内容や設定にはけっこう違いがある。

2010年代に入ってからはメカの完成品トイが多数販売されたり、単独イベントも開催されるなど、扱いはよくなっている。
2021年にはワタルに続いてスーパーロボット大戦シリーズに参戦。
スーパーロボット大戦DD』ワールド6の構成作品としてメインを張る他、本作の世界観と同じく参戦を果たしている前作のワタルの創界山が融合しておりワタル勢とのクロスオーバーも果たしており、また同年に放送されていた獣神ライガーとの共演も果たしている。


【登場キャラ】


光の魔動戦士

  • 遥 大地(声:松岡洋子)
この物語の主人公で、元気で行動的な小学5年生。
夏休みに商店街のくじ引きで当てた月旅行チケットをめぐり家族全員でじゃんけん勝負に勝ち、一人で月世界旅行に向かう。
そこでグリグリとV-メイと出会い、邪動族との戦いに飛び込んでいくことになる。

趣味はメカいじりで、超小型プラズマエンジン搭載のジェットスケートボード(ジェットボード)を乗りこなす。
魔動王を召還する魔動器を組み立てたり、ワゴンを修理するのもお手の物。
マザコンなところがあり、舞台がラビルーナに移るまでは毎回母に手紙を出すのがお約束だった*1
嫌いなものはニンジン*2で、一本見ただけでも気が動転してしまうほど。
旅の間はずっとニンジンづくしだったため、彼にとっては地獄であった。

+ ネタバレ
最終回にて克服し、地球行シャトルの機内食で出されたニンジンを食べることが出来た。

ちなみに祖父である遥 大河は放送開始前のコロコロコミック増刊で読み切り漫画の主人公として登場。
潜在的だが強大な魔動力を秘めており、幼馴染の美樹を悲しませた怒りでそれを発動。
「パトルト・パトルテ・パルラ・グランゾート!!」の呪文詠唱でグランゾートを召喚し、ガイアドラゴンでサーベイガーを倒している。


  • ガス山本(声:松田辰也)
月生まれの少年格闘家。月面で武者修行の旅をしている。
物腰穏やかで常に礼儀正しく、三人の中ではもっとも人間が出来ているが、やや意地っ張りな面もある。
倒れ込んだサーカスの台車の下敷きになりかけた大地と女の子を救う形で初登場。
その後、空腹で行き倒れていたところを大地たちに救われ、一向に加わる。
大地やラビより背は低いが、ガッシリした体格をしており、自身の何倍もの大きさを持ち上げる怪力を持つ。
腹を空かすとパワーダウンしてしまい、朝昼晩に3食ずつ食べるという大食漢。普段食費はどうしているのだろうか。旅の間はグリグリが出す大量のニンジンを食べていた模様。
風の魔動戦士としてウインザートに乗り込む。


  • ラビ(声:安達忍)
月面育ちの耳長族の少年。
人間に拾われて育ち、自称宇宙海賊のオセロとドミノと色々やってきた様子。
その出生ゆえか一匹狼な気質で、大地とはしょっちゅう衝突している。
おまけに守銭奴で一文にもならないことはしない主義だが、心根は優しく女の子の頼みは断れない面も。

特技は独楽回しで、ある町のコマ回し大会で優勝するほどの腕前。
ウィップ部分を収納できるの使い手でもあり、もちろん戦闘でも活用する。
耳長族はもれなく泳げないのだが、何の因果か水の魔動戦士に選ばれてしまう。

+ ネタバレ
本名はマリウス・フォン・ラーマス
耳長族の中でも特殊な「高耳族」に属する。高耳族は耳長族に追放された一族のため、イマックには警戒されることになった。
さらに終盤でアグラマントことV-ラーマスの孫であることが判明。洗脳され、大地たちの前に立ちはだかった上、暗黒大邪神復活に利用されてしまう。

井内監督いわく、『ワタル』の虎王のようなキャラが人気を博すことが分かっていたため、狙ってデザインしたとの事。
その目論見は当たり、高い女性人気を獲得して専用ビデオまで作成された。


ヒロイン兼マスコット。口癖は「キャワーン」で、語尾に「~だグリ」がつく。
耳長族の女の子で5歳。天真爛漫で「ホロレチュチュパレロ」の呪文で魔法を使うボクっ娘
魔法使いとしては見習いレベルのため、ニンジンを出す魔法とマジカル・トランポリン以外はなかなか成功しない。
普段から耳を出しているが、根本にカチューシャを付けてごまかしている。
「ハピ」という邪動族の気配を読み取る小動物を飼っている。


  • V-メイ(声:鈴木れい子)
耳長族の中で最高位の「V」の称号を持つ大魔法使い。グリグリの祖母。
第6エリアのアトリエで魔動戦士が現れるのを待っていたが、グランゾートと二体のヘルメタルの戦いでアトリエが壊された後、オンボロワゴンを駆り、残る魔動戦士を探す旅に出ることになる。

魔動力は高く、「ヤロレ・パパ」の呪文で様々な魔法を使うが、その反面メカに疎いのが欠点。
大地たちを導きつつ、暖かく見守っているが、三人が集まるまでは行商人を装い魔動弓や魔動独楽を使える物を探したり、盗まれた魔動石を取り戻すために盗賊団を装ったりと、かなりアグレッシブな行動をしていた。
年のせいか、旅の間は内部に居住空間が広がる魔法の壺の中で寝ていることが多い。
邪動族が襲撃してきた際、イマック、ラーマスと共に戦ったが敗北し、魔動戦士を見つけるため月面に逃がされた。



邪動族/邪動帝国

  • アグラマント(声:緒方賢一)
邪動族の老司祭。強大な邪動力を秘め、三邪動士を操っている。

+ ネタバレ
その正体は耳長族の大魔法使いの最後の一人V-ラーマス
彼は太古の昔に耳長族を追放された高耳族の出身で、元から耳長族への復讐のためラビルーナに行き、修行の末に大魔法使いとなった。
そして、機を見て邪動族をラビルーナへ招き入れ、自身はV-メイとV-イマックを逃がすため犠牲になったように見せかけ邪動族に与していた(耳はその際に切り落とした)。


三邪動士の一人。逆上がった銀髪が特徴のクールな優男だが、同僚のエヌマですら「血の凍った顔」と嫌悪するように血の凍ったようなポーカーフェイスで真意の読めない不気味さを持つ。
一方、積極的に自分で行動する面も見られ、自ら魔動戦士を見定めする面も。
第2話で邪動神サーベイガーを駆りグランゾートと交戦。以後、大地とライバル関係になる。
状況に応じては角つきのヘルメタルを操縦することも。

+ ネタバレ
ふとしたことからアグラマントの正体を知り、謀反を企てる。
しかし、暗黒大邪神の前に計画は潰え、戦いが終わった後はエヌマと共に二度と戦わないことを誓って故郷へ帰っていった。


  • エヌマ(声:林原めぐみ)
三邪動士の紅一点で、赤毛のロングヘアーが特徴のお色気担当美女。
「邪動帝国一の美女」と呼ばれる美貌の持ち主。実年齢は16歳だが、かなり大人びた容姿をしている。
第5話では水浴びシーンを見せているが、入浴を邪魔するのは容赦しない。
宇宙ヒルの皮やナメクジの眼球などを混ぜ入れて変身スープを精製し、動物に飲ませて邪動神のパイロットに化けさせる。その味はパイロットも顔をしかめるほど。
組織内にも彼女のファンは多く、他の邪動士の配下にもファンがいる。

+ ネタバレ
終盤、暗黒大邪神に殺されそうになって戦闘不能になる。シャマンに抱えられ、涙を流しつつ故郷へ帰っていった。


  • ナブー(声:島香裕)
三邪動士の一人。筋骨隆々の大男だが、見かけに反して頭脳派で、自称「邪動帝国一のインテリ」
頭に血が上りやすいのが欠点で、その野蛮さはエヌマから「品のない」「汗臭い」と嫌悪するほど。
怖そうな見た目のわりにウサちゃんシャンプーを愛用しているなど、おちゃめな部分もある。
邪動神のパイロットを生み出す際はナイフや鏡といった無機物を混ぜ入れた泥人形を媒介として使う。

+ ネタバレ
終盤、暗黒大邪神のいけにえにされてしまい、三邪動士で唯一の戦死者となった。


邪動族に与するマッドサイエンティスト。「キエーッ!!」という奇声が口癖。
奇声を発しながら鋼鉄をサブマシンガンで手足パーツを精製したり、失敗作を破壊したりと、かなりエキセントリックな性格だが、謎の多い邪動エネルギーでメカを動かせるようにした天才。
九大邪動神の手足や武装、邪動王の開発を担当する。


邪動族に与する黒い鎧に身を包んだ賞金稼ぎ。専用の武者メタルを操る。

+ ネタバレ
サユリ(声:滝沢久美子)
その正体はアグラマントの娘でラビの母親。アグラマントの凶行を止めるため正体を隠して独自に動いていた。
暗黒大邪神を倒すためラビを救出し、ゾーラブレードを復活させて命を落とすが、正気を取り戻したラーマスが自分の命を犠牲にすることで蘇生する。

専用の甲冑にはボイスチェンジャーが仕込まれており、兜をかぶったグリグリも「あれ?声が変わったグリ」と驚いていた。



その他登場人物

ラビとは旧知の中で、「その名も高き海賊」「七つの海をまたにかける海賊」を自称する。
……が、巨大な海賊船ヒスパニョーラ号を路駐しては違反切符をもらうことが多い。
人を待たせるのは嫌いだが、待たされるのはもっと嫌いな短気な性格。
魔動石を売ろうとした際に邪動神と魔動王の戦いを目の当たりにしてデカいお宝を求めて大地一行の後をつけていく。
ヒスパニョーラ号にはドリルや気球が積んでいるが、どうにも空回りする一方。


そんな海賊オセロ一の子分を自称するチビスケで、ヒスパニョーラ号の操舵士を務める。


  • V-イマック(声:滝雅也)
耳長族の大魔法使いのひとり。竜巻を操り、ラビルーナへ続くラウーラの道を守っていた。
大地に魔動力の神髄を解き、ラビにラビルーナで自分の出生を知ることが出来るとアドバイスした。

+ ネタバレ
初登場時には死んだかのような描写があるが、終盤に再登場し、V-メイと共にアグラマントと戦った。


  • ニジンスキー・スカラバカヤ(声:龍田直樹)
耳長族を研究している考古学者。大地たちが一度月面に戻された際に知り合う。
月面で発見した石板から耳長族の存在を知り、大地たちを助けた。
OVAで再登場する。



【登場メカ】


魔動王(マドーキング)

大地たち魔動戦士が魔動器を使い魔法陣を描いた後、「ドーマ・キサ・ラムーン!光より出でよ、汝〇×!!」ことで召喚される三体のロボット。
召喚時は巨大な顔を模したオブジェ(フェイスモード)だが、魔動戦士が専用のスーツを身にまといながら額の魔動石に飛び込んだ後、魔法陣状の台座の上に立つことで起動。
巨大な顔から手足が現れ、頭部がせり出されることで巨大ロボ形態(バトルモード)になる。
台座の上でサーフボードのように動くことで動作がトレースされる方式で、周囲360度から円状のスクリーンが現れ外を見渡すことが可能。
魔動力がなければ武器や技も使えず満足に戦うことができない。
とはいえ、ヘルメタル程度ならパンチひとつで機能停止に追いやれるほどのパワーを持ってはいるようだ。

必殺武器を召還する際にはいずれも「ジーク・ガイ・フリーズ!出でよ、〇×!!」

ちなみに『スパロボDD』では魔動王たちはワールド6・第9世界以外の世界で召喚できるかどうかが不明ということで、召喚されたまま待機して、帰投しないという大胆な解決方法が取られている。

  • グランゾートスーパーグランゾート(声:大滝進矢)
炎と大地を司る魔動王。
大地が魔動銃にプレートを装填後、ポンプをスライドして「マジカル・シュート!!」の叫びと共にトリガーを引くと広い地面にプレートが射出され、円を描き六芒星型の魔法陣が形成、そこから召喚される。
100mを5秒で走れるスピードがないと乗り込めないため、大地はジェットボードで走ることで条件をクリアした。

三体の中で唯一会話が可能で、基本的に「大地、魔動力だ!」と大地にアドバイスを送る*3。『ワタル』の龍神丸が茶目っ気があったのと異なり、グランゾートは至極真面目でコミカルな描写が一切ない。
パワー・スピードともにバランスが取れたタイプで、岩や障害物の多いフィールドでは魔法陣を作れないのが欠点。

月面の観光地になっている「かぐや姫のかんざし岩」に隠されていたゾーラクラウンでスーパーグランゾートにパワーアップした。
赤いボディも白になり、召還方法もプレートを上空に撃った後流星が大地に降り注ぎ魔法陣を描くものに変化している。
必殺技は大地を割り現れた長剣で敵を斬る「一刀両断(スーパー)エルディカイザー」
他にも、スーパーグランゾートは神獣「ガイアドラゴン」を召喚することも可能。



  • ウインザートスーパーウインザート
風を司る魔動王。
風のエネルギーを全身で感じ取ったガスが、「マジカル・アロー!!」の叫びと共に魔動弓で光の矢で天を射抜くと蝶の羽にも似た魔法陣が形成、そこから召喚される。
虎穴に入らざれば虎子を得ず勢いで風に乗ることで内部に乗り込める。
風が吹かない所では魔動弓の弦が思うように引けず召還できないのが欠点だが自然の風である必要はなく、巨大クジラの体内でクジラが息を吸い込んだだけでも召喚できた。
第3エリアの聖なる山でスーパーウインザートにパワーアップした。
必殺技はを携え光の矢で敵を射抜く「一発必中(スーパー)シュトルムカイザー」



  • アクアビートスーパーアクアビート
水中戦を得意とした水を司る魔動王。同名のリゾートとは関係ない。
ラビが魔動独楽を投げて鞭を巻き付けた後、「マジカル・スピン!!」の叫びと共に水の上で高速回転させると水のエネルギーを感じ取り波のない水面にあやとりの橋にも似た魔法陣が描かれ、召喚される。
魔法陣を描くだけの広さと波のない水面が必要である為、 水を司るのにでは召喚できず 広い湖でもなければ召喚できない。その召喚条件の厳しさから活躍の機会が少ない不憫な機体。スパロボに期待しよう…。
ウインザートが自然じゃなくても風が吹いてれば召喚できるのだからアクアビートももう少し頑張ってほしかったところ…。
第2エリアの魂の井戸でスーパーアクアビートにパワーアップした。
こちらもやっぱり出番が少なくて、登場したのが2回、召喚バンクが使用されたのが1回という少なさ。バンクシーンって何だっけ。
必殺技は双頭刃で敵を薙ぎ払う「一閃炸裂(スーパー)ウェーブカイザー」


闇の邪動神

動物・恐竜の顔を形作った邪動族の巨大兵器。
サーベルタイガーのサーベイガー、鹿のメガロックス、マンモスのジャンモス、プテラノドンのプテランダー、トリケラトプスのトリプロス、ティラノサウルスのチラノザック、ユニコーンのユニカイザー、ケルベロスのケルベーダ、ミノタウロスのミノダロスと九体で構成されている。

古代の魔動王との戦いで頭部と手足を失っており*4、ドクター・バイブルが作った新しい手足を付けて出撃する。
操縦するには邪動力という悪の魔動力が必要で、リニアシート風のコックピット内で「ジャハ・ラド・クシード」の呪文を唱えることで起動。その後、「闇の魔動力よ、エーベの道を拓け!」の詠唱で月世界に転送される。
左右の赤い球体にパイロットの意志をトレースすることで想いのままに動かすことができる。
魔動王に破壊されても、本体はアグラマントの邪動力で何度でも蘇る。
後半は2体の邪動神をくっつけた合体邪動神が登場した。


邪動王(ジャドーキング)

ドクター・バイブルが新合金「バイメタル」を使い完成させた対魔動王用の巨大ロボ。
「ジャハ・ラド・クシード!闇より出でよ、汝〇×!!」の呪文と共に召喚される。
フェイスモード・バトルモードに加え、ビーストモードという第三形態に変形し大地らを追い詰める。
戦闘で損傷してもパイロットの邪動力ですぐに復元するが、消耗も激しい。

  • ワイバースト
シャマンが操縦する対グランゾート用邪動王。
ブレードシュバルツという長剣が武器で、炎の螺旋を放つファイヤーハザード、巨大なパンチを繰り出すトランスリンガーといった攻撃力に特化した邪動力で大地とグランゾートを追い詰める。
ビーストモードは双頭龍。

  • ハービザン
ナブーが操縦する対ウインザード用邪動王。
レイザーシュバルツという曲刀が武器で、ブラックホールを生成するブラックホラーや光の刃を放つクレストエッジといったえげつない技が得意。
ビーストモードはハーピー。
パイロットに反してファンシーなカラーリングなのは内緒だ。

  • ヒドラム
エヌマが操縦する対アクアビート用邪動王。
スピアーシュバルツというトライデントが武器で、ダークフィールドブラッシャードリフトといった水の邪動力による魔法が得意。
ビーストモードは三頭の獣。


ヘルメタル

邪動帝国の量産型ロボで、ダースベイダーチックな巨大なヘルメットからロボットに変形。
両肩のキャノン砲とビームサーベルが武器。
基本的にやられ役だが、パイロット次第では魔動王に引けを取らない戦闘力を見せる。
量産型は灰色で、角ありの指揮官型は蒼色
他にも、黒武者専用機として武者メタルが登場する。


暗黒大邪神

邪動族が神として崇める存在。
邪動族が最初に作られた魔動王で危険と察した為に封印された。
倒すにはゾーラブレードが必要。


太陽王

声:池永通洋
ラビルーナに伝説として語られてる神。
最終決戦でグランゾート、ウインザート、アクアビートと合体して降臨した。


外部出演

スーパーロボット大戦シリーズ初参戦。
ラビルーナがワタルの創界山と融合してしまった関係で、メインシナリオ進行においては主にワタルと同時進行している。
ワタルとはシナリオ開始時点から知り合い同士で、大地の近所に住んでる後輩という間柄。
魔動王の召喚方法(特にアクアビート)の問題だが、複数の平行世界が存在するDDにおいて「元の世界以外で魔動王は召喚できるのか?」という疑問が生じた為、召喚後に返さずにそのまま格納庫に入れて運ぶ形で解決している。
一応、ラビルーナに戻った際等にはメンテの為か返しているようだが。

お母さん、お元気ですか?
僕たちは今、アニヲタWiki(仮)にいます。
アニヲタWiki(仮)では、左上の編集ボタンから誰でも追記・修正が出来るんだ。
みんなも、月を見ながら追記・修正お願いします。

なんてったって、おもしろマジ軽だもんね!



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最終更新:2024年04月08日 17:01

*1 月の郵便ポストは右側に入れると地球に届くという設定。

*2 前番である『ワタル』の主人公・戦部ワタルもニンジン嫌いなようだが、それが触れられたのは第1話「救世主は小学4年生!」のみ。

*3 他の二体が喋らなかったのは演出の都合によるものらしい。

*4 ユニカイザーは頭部が残っている。