椎名高志

登録日:2020/06/24 Wed 23:50:35
更新日:2022/02/07 Mon 13:33:52
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椎名高志は日本の漫画家である。

【プロフィール】

生年月日:1965年6月24日
出身地:大阪府
血液型:O型
一人称:ワタシ、センセイなど

【来歴】

主に『週刊少年サンデー』で連載を担当している。

大阪府立箕面高等学校時代に「小学館新人コミック大賞」佳作賞を受賞。
京都市立芸術大学卒業後、1989年に『サンデー』掲載の『Dr.椎名の教育的指導!!』でデビューする。

1992年には、自身初の長期連載作である『GS美神 極楽大作戦!!』で第38回小学館漫画賞を受賞している。

『てれびくん』2004年12月号から 2005年8月号にて『ウルトラマンネクサス』を連載。
当初は全10話の予定であったが番組の放送短縮の影響で9話に短縮となり、2015年5月に描き下ろしの最終回を加えて単行本化される。

2005年より連載した『絶対可憐チルドレン』は自身の最長寿作となった。

2019年には画業30周年を記念して博多・なんば・池袋で原画展が開催され、それに合わせた画集+解説集『椎名高志の漫画術』が出版された。

2021年11月より少年サンデーS誌にて『半妖の夜叉姫』のコミカライズを連載開始。


【作風】

『GS美神』や『絶チル』に見られるように、ギャグやパロディを含んだコメディ調のSF系統の作品が多い。
デビュー当初は4コマや読み切りが中心で、短期作品でも長期作品でも隙あらばカオスなネタを挟んでいる。

いわゆる「能力者もの」の要素が強く、目新しいというよりはよく見られるテンプレ(○○といえば大体こんな感じみたいな)を用いる事で読者に分かり易くしつつ我流にアレンジを加えている。
歴史や神話関係の内容を盛り込む事もあるが、やはり従来のイメージを踏襲しつつアレンジしている。
シャーロック・ホームズに思い入れがあるのか、『GS美神』の外伝の読み切りに2度登場している。

多くの作品でコミカルな部分が目立つが、同時に『GS美神』や『絶チル』のシリアスパート、『ネクサス』にみられるようなハードな描写を手掛ける事も多い。特に『ネクサス』のコミカライズを担当した際は制作サイドの意思を尊重し、あえてTV版そのままの言い回しを用いるなどしている。

2019年には椎名作品に登場する全キャラクター対象の人気投票が行われた。


【漫画】

『Dr.椎名の教育的指導!!』
デビュー作。
オムニバス形式の四コマ漫画で不定期に掲載され、『(有) 椎名百貨店』に収録されている。

GS美神 極楽大作戦!!
代名詞ともいえる作品。
ゴーストスイーパーの美神令子たちが巻き起こすドタバタ劇を描いたオカルトコメディ。
作者初のアニメ化作品であり、最高視聴率18.0%を記録するヒット。のちに映画化もされた。

『MISTERジパング』
戦国時代を下地とした作品。
自身と編集で求める作品像のずれがあったため、そこそこの長さで終了したが打ち切りではないらしい。
本人としては『銀〇』的な感じにしたかったらしい。

『一番湯のカナタ』
打ち切りにあった作品。
宇宙人のカナタたちが巻き起こすドタバタ劇を描いたSFコメディ。
途中でレギュラーキャラの男子高校生が見た目は子供になった。

ウルトラマンネクサス
初の児童誌連載作で、不遇の名作と名高いウルトラマンシリーズのコミカライズ。
先述したように限られた期間内での掲載だったため、キャラや設定の多くを止むを得ずカットしている。
単行本刊行にあたって、普通の漫画として完全に描きたいとも語っている。
ちなみに椎名先生が描いた登場人物の斎田リコは大人版、というよりはフェザーに雰囲気が似ている気がしなくもない。

絶対可憐チルドレン
自身最長寿の作品。
コメディとシリアスを織り交ぜながら、超能力者(エスパー)普通人(ノーマル)の対立と絆を描いた作品。
小学生編及び裏主人公ともいえる登場人物・兵部京介を主人公に据えたスピンオフ作品『THE UNLIMITED 兵部京介』がアニメ化されている。
ロリコン百合腐女子etc.が共生する様は中々カオス。
アニメ13話とOVAでは、自身もちょい役で参加している。

半妖の夜叉姫
高橋留美子原作の大ヒット作品『犬夜叉』の次世代を描いたアニメのコミカライズ。
アニメ2期にあわせ連載開始。
副題が『異伝・絵本草子』となっており、大まかにはアニメと同じだが、設定や展開で異なる部分がある。
連載発表時には夜叉姫のヒロイン3人と絶チルのヒロイン3人のコラボイラストが公開された。
また、発表以前から自身のTwitter上にて、『犬夜叉』の時代考証を投稿したりもしていた。


【余談】

藤子・F・不二雄に影響を受け、心の師と仰いでいる。
妻は高橋留美子の元アシスタントの清水彩。
同じく漫画家の久米田康治藤田和日郎とは同期。
ちなみに初めてのファンレターには藤田と勘違いした読者から「先生の『うしおととら』は最高に面白いです。」と書かれていたらしい。

幼少期に『ペリーヌ物語』を観て以来、鶴ひろみの大ファン。
『GS美神』のアニメ化の際、美神令子役の候補にいた鶴ひろみを直々に指名しているほか、自身の結婚式に際して司会を横島忠夫役の堀川りょうと共に担当してもらっている。
2017年に鶴ひろみが急逝した際は哀悼の意を述べ、『絶チル』の扉絵でレギュラーメンバーに鶴ひろみが演じたキャラクターのコスプレをさせた。



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最終更新:2022年02月07日 13:33