乾巧

登録日:2009/09/25 Fri 00:06:32
更新日:2024/04/15 Mon 20:06:34
所要時間:約 7 分で読めます









おい、知ってるか…。
『夢』を持つとな…時々すっごい切なくなるが、時々すっごい熱くなる。

……らしいぜ。
俺には夢が無い、でもな、夢を守る事はできる!

……変身!!



乾巧は『仮面ライダー555』の主人公。18歳。

演:半田健人

九州で旅をしていた最中にふとしたきっかけで園田真理と出会う。
真理の持っているファイズギアを狙うオルフェノクに襲われるが、偶然ファイズギアに適合し、オルフェノクを撃破する。
その後は真理と口喧嘩したり、道中に出会った菊池啓太郎にも冷たい視線を浴びせられながらも、オルフェノクとの戦いを経てわだかまりも解け、3人で行動する様になる。
東京に戻ってからは、啓太郎の自宅であるクリーニング店に真理共々下宿する。

クールでぶっきらぼうな態度を取り短気で憎まれ口を叩くので反感を買う事も多いが、根は友情に厚く優しい性格。色々と不器用。平成ライダー初のツンデレ主人公。
今でこそこのタイプの主役は珍しくないが、放送当時はそれまでのお人好し主人公とのギャップに賛否両論だった。
啓太郎からは「たっくん」と呼ばれ、慕われている。
かなりの猫舌で、熱いものが苦手。けど熱いコーヒーを飲む。やっぱりツンデレじゃないか!

穏健派のオルフェノクである木場勇治長田結花とも知り合い、交流を深める。
優しい結花と交流した事でオルフェノクと戦う事に消極的になった事もあったが、復帰を果たす。
自身のを持っていないが、真理の美容師を目指す夢に共感し、彼女を狙うオルフェノクを代わりに撃破した。
また、自分に自信がなく誇れる物を持っていない事を密かに気にしていたが、ファイズギアを手に入れ誰かを守る事を成り行きで続けるうちにファイズである事が誇りになっていった*1

草加雅人が何か隠している事に気づくが、逆に敵視された挙げ句、雅人の策略に振り回されてしまう。しかし、雅人の悲痛な「俺を救ってくれるかもしれない女性なんだ!」を聞かされた後は嫌いつつも内心は心配していた。
でもオルフェノクを倒すと言う意志は一致しているため、平成ライダートップクラスのコンビネーションでオルフェノクを撃破する事も。

当初はホースオルフェノクの正体が勇治と知らず敵意を抱いていたが、後に正体がバレる。
一度は和解するものの草加の横槍や真理の死などが重なって再び険悪な仲となる。しかし、ある出来事から和解し協力関係になる。
が、やっぱり最後はまた敵対してしまう。

元流星塾生とは警戒されたりする事もあったが、木村沙耶や阿部里奈、三原修二からは信頼されている。
また、真理と共に元流星塾生でオルフェノクとなった澤田亜希の心を救った事もある。


ちなみに「いぬい」を携帯で打ち込むと1155511となる。
やはり555の適合者であった。


スーツアクター:高岩成二

スマートブレインが開発したファイズギアにより変身する姿。
適合してない人間が変身したら灰化するカイザとは違い、ファイズはオルフェノクやその因子がある者以外はそもそも変身出来ない。<エラー
3つのベルトの中では突出したスペックではないが一番安全かつ安定した性能といえる。
ちなみに、変身時はファイズフォンを持った右腕を高く掲げてからセットするため、若干隙が大きい*2。敵が突っ込んできている時など、余裕がない時はさっさとセットする。でもギリギリまで腕を掲げる*3

3つのベルトの中で新しいタイプのため、唯一様々なフォームチェンジが可能。
10秒間高速で行動出来るスピード主体のアクセル、出力源であるフォトンブラッドが全身を巡る攻撃主体のブラスターがある。
しかし厳密に言えばブラスターフォームはストーリー終盤に新たに作られたファイズであり、ブラスターフォームをファイズへ転送する衛星には555-2という番号が表記される。

必殺技はクリムゾンスマッシュ(キック)、グランインパクト(パンチ)、スパークルカット(斬撃)。

他にデルタに変身した事もある。
本作は各ライダーの「中の人」が違う例がとても多いのだが、巧は変身後のスタイルが非常に特徴的で打ち合っているとすぐ分かる。
戦闘スタイルは喧嘩のようなラフファイトで、倒れた相手を蹴り飛ばしたり、身体ごと振り回す大振りなパンチをする。特に戦闘時に手首をスナップする癖があり、これは第一話から最終話まで続いた。
クリムゾンスマッシュを放つ際は腰を落としてから跳躍し、空中でポインターを放つ。
これらの動作全てはファイズでは無く乾巧の個性である。








【以下、今作最大のネタバレ












澤田…俺はおまえを倒す。ラッキークローバーに入るために!











乾巧の正体はオルフェノク。

■ウルフオルフェノク

格闘態
身長:2m9cm
体重:128kg


乾巧が変化するの特質を備えたオルフェノク。
時速300kmの俊敏な動きで、全身から生えた剃刀の切れ味を誇る刃で敵を斬りつける。
使徒再生は身体中の鋭い突起を伸ばして相手に突き刺して行うが、劇中では使っていない。
また暗闇でも見える眼を備え、暗闇から襲い掛かるメリケンサックでの奇襲攻撃も得意とする。
劇場版では脚部が狼のような形状になった疾走態と呼ばれる形態に変化できる*4

真理を蘇生させるためにラッキークローバーに入るべく、木場や草加たちの前でその正体を明かした。

幼少期に火事で一度死亡したものの蘇生したオリジナルのオルフェノク。
それ以降熱い物に対して苦手意識がある。
なるべく変身したくないらしく、親しい人とも距離を取りたがる最大の理由であった。
実は第一話から、目の前の人物がオルフェノクに変化しても驚いていないという伏線がある。

オルフェノクとファイズギアの設定、思わせぶりな演出から彼の正体に薄々勘付いていた人は少なくなかったが、
それでも劇場版試写会で初お披露目された際は、衝撃の余り一切の談笑が消え劇場が静まり返るという逸話を生んだ。

本編以前に流星塾の同窓生がオルフェノクに襲撃された際もたまたま通りかかる。
スロースオルフェノクを倒すものの北崎ことドラゴンオルフェノクに敗北した。
真理は断片的にその記憶を持っていたため、巧が流星塾を襲撃したと思い込んでいたが*5、後に完全に記憶を取り戻し、誤解は解けた。

上記のように流石に北崎や村上には敵わないものの、オリジナルなので劇中全体を見渡してもなかなか強い方のオルフェノクで、スロースオルフェノクをパンチ1発で倒しているほか、ロブスターオルフェノクやセンチピードオルフェノクとも優位に渡り合える。
そのため、ぶっちゃけファイズに変身するよりこちらで戦った方が強い気がする視聴者は少なくない。
まあそのファイズとの相性は悪い訳だが。(ファイズは対オルフェノクに特化されているため)
因みにオルフェノクに変身した際はファイズのときに見せた手首のスナップや喧嘩っぽい戦い方はせず、相手を投げ飛ばしたり、高く跳躍して接近したりと獣染みた戦い方をする。
また、TV本編では変身時のエフェクトが他のオルフェノクと異なり、体から青白い炎のようなものを纏って変身する。


最終回では勇治、三原と力を合わせてオルフェノクの王を倒し、真理、啓太郎と共に「世界中の洗濯物を真っ白にする」夢を二人に話し、静かに目を閉じた。
49話終盤では木場との交戦で敗北した後に体の灰化、最終話では視界がぼやけるなど、オルフェノクとしての死期が近い描写があった(変身者にも極端な負荷を強いるブラスターフォームへの変身や勇治に行われた実験が原因と思われる)。


初期設定では555の職業を渡り歩いた……らしいが、いつの間にか無かった事に。
まあ、彼の年齢は18歳であり、中卒すぐに働いたとしても、1年間で185の職業をこなさなければならず、2日に1回は仕事を変えている計算になる。
日雇いってレベルじゃねえド短期であり、かなり無理がある設定なので、無かったことにして正解だっただろう。


劇場版の巧

冒頭、ライオトルーパー軍団の総攻撃を受け、真理と引き離された上に記憶を失う。
だが靴屋の少女、ミナに拾われ、彼女の父親に「ミナの幼なじみ・隆」としての記憶を催眠術で宛てがわれる。
以降は隆としてミナと生活していたが、仮面舞踏会に参加した際に真理と再会する。
そこにライオトルーパーの攻撃を受け、その衝撃で記憶を取り戻し、再びファイズとして戦う。


ミナのを乗り越え、スマートブレインに捕まった真理を助ける為に、スマートブレインの用心棒レオ(仮面ライダーサイガ)、村上の罠で人間に絶望した勇治(仮面ライダーオーガ)と戦い、救世主伝説を実現させる。

ちなみに記憶を失っていた間は猫舌でなくなっており、熱いコーヒーをゴクゴク飲んでいた(記憶が戻ると猫舌も戻る)。


小説版の巧
意地っ張りな一面を見せることもあり、本編より言動がきつくなっている。
真理に散髪してもらっていて、頭部に火傷跡がある(恐らくOPの散髪のオマージュ)。
ギターを弾く事が出来、海堂に夢を託されかけるも拒否する。

結花を殺され、人としての心を失った木場にファイズドライバーを破壊されるも、正体を現し撃破する。
実は幼少期に真理を火事から助けており、その時に死んでいた。

エピローグにて、クリスマスに真理の前で嫌がっていたギターを弾くが……。


■その他のシリーズでの巧
2014年3月29日公開の映画平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊では、半田健人氏本人の演じる乾巧として出演。
555以来実に10年ぶりの客演となる。
予告映像ではファイズギアを装着して変身するシーンが公開されている他、仮面ライダーディケイド門矢士仮面ライダー鎧武葛葉紘汰との三人同時変身シーンや仮面ライダーX神敬介仮面ライダーウィザード操真晴人との同時変身シーンがある。

草加を看取っていたり、オートバジンが健在だったりと『555』本編とは繋がらない点があるため、あくまで「別の世界の乾 巧」であると思われるが、その人柄や胸に秘めた想いは紛れもなく『555』の乾 巧と同じである(そもそも10年経ってもピンピンしている時点で繋がらないとは言ってはいけない。オルフェノクとしての死を乗り越えたとも解釈できなくもない)。

草加の死亡の際、彼に投げ付けられた「守るべきもののない空っぽの貴様が生き残り、何故俺が死ななきゃいけない!?」という怨嗟の言葉がトラウマになっており、
「なぜ自分が生き残ったのか」という自問を繰り返すうちに戦いに対して迷いを感じるようになっていたが、敬介が面倒を見ている娘・マリ(巧が彼女の名前を聞いた際に反応しており、「この世界の真理」が存在することが示唆されている)を守るため、再度戦いを決意。
しかし、平成ライダーと知った仮面ライダーXの襲撃を受け、昭和ライダーが戦う理由を知るために他の平成ライダーと合流した。

一度は敗れたXとは相討ちになるもすぐに復活し、バダン帝国と戦いを繰り広げるが、メガリバース装置によって死んだ草加が蘇ろうとしていることを知り、装置破壊を試みるウィザードとXの攻撃を一度は邪魔する。
しかし、死んだ人への未練から大きな間違いを起こしそうになったウィザードの説得とXの説得から戦うことの罪を背負うと決意。
草加の亡霊と決別し、バダンの野望を打ち砕いた。

その後の平成対昭和戦では師とも言うべき存在となったXライダーと再度激闘を繰り広げた。

敬介に過去の事を話した際に草加について「いけ好かない奴だったけど、少なくとも俺よりは生きる意志を持ってた」と評していたり、ウィザードとXの攻撃を阻止した際に「死んだ仲間が蘇りかけてる」と口にしたりと、『555』本編に比べると草加に対する仲間意識を素直に表に出している。
本編でも草加の過去を知った後は(気に食わないなりに)なんとか上手くやっていけないかと模索するような描写が見られたが、恐らく無念と呪詛の言葉を吐きながら死ぬ草加の姿を間近で見たことによって、本編以上に草加に対して「なんとかしてやりたかった」という思いを抱くようになっていたのだろう。
草加の死に目に会えなかった本編と会えたが故にトラウマとなった本作、どちらが巧にとって良かったのかは非常に微妙なところではあるが…。

なお余談だが本編で木村沙耶に

10年後も生きていてくださいね乾さん。乾さんならきっと多くの人を救えると思うから……

と言われていたりする*6

翌年の『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』でも引き続き半田健人氏演じる巧が登場。
たちと小競り合いとなるが、実はショッカー洗脳されていない数少ないライダーの1人であった。
終盤のショッカーグランプリではドライブを助けに現れカブトと交戦する。

dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』でも侑斗と共にメインキャラの1人として登場する。

仮面ライダージオウ5話、6話にも登場。
魔王一行が18歳、かつ天秤座の女性がアナザーライダーに襲われる事件を追う最中、その条件を持つ天ノ川学園に通う女子生徒、山吹カリンの命を狙う草加とそれを守ろうとするツクヨミの間に唐突に割って入って登場。一悶着あった後ソウゴの家であるクジゴジ堂にてソウゴゲイツと対面。*7
お互いの状況を把握した翌日、再び天ノ川学園にソウゴと共に調査に向かい大杉忠太から次に襲われる女子生徒を知る。
アナザーライダーを追う中草加の真意を知り、彼も草加に対する仲間意識を伝えるといつの間にか所有していたというファイズライドウォッチをソウゴ達に託した。

歴史が変わっても啓太郎達とは出会っているらしく『西洋洗濯舗菊池』のポイントカードを名刺代わりに持ち歩いている。*8
あとやっぱり猫舌だった。*9

仮面ライダージオウ 補完計画での扱いの雑さと最後のシーンは必見。



【主な台詞】
  • 夢がないんだよ…だからそれを探してるのかもな
  • …俺、人と親しくなるのが怖いんだ。裏切られるのが怖いんじゃない。俺が人を裏切るのが怖いんだ
  • うざいんだよどいつもこいつも夢夢夢って!夢持ってんのがそんな偉いのかよ
  • 俺はこいつが気に食わねえ。文句あっか!
  • 俺はもう迷わない…迷ってるうちに人が死ぬなら…戦うことが罪なら…俺が背負ってやる!
  • そこまでにしときな。こういうのはしつこいとカッコ悪いぜ
  • 乾巧だ。よろしく
  • 真面目に答えなきゃいけないのか?…10年後に答えてやるよ。もし俺が生きてたらな
  • もしもの時は…これで俺を倒してくれ
  • 戦え木場!忘れたのか俺との約束を!
  • 草加…俺は戦う…人間として!ファイズとして!
  • ごめん啓太郎。俺、彼女のこと助けてやれなかった…ごめん、ごめんな…
  • 怖いさ。だから一生懸命生きてんだよ!人間を守るために!
  • 世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに、みんなが幸せになりますように…
  • 待たせたな!こんなところでお前を死なせやしない!変身!
  • お前のやれなかった事を俺がやる…!お前の理想は俺が継ぐ!
  • どけ。俺の歩く道だ
  • さぁな。行ける所まで、行くさ…
  • お前の場合はちょっと最低なだけだ。本当に最低な奴は、自分のことを最低だなんて思ってやしない
  • バダンから世界を守る?俺はな、世界中の洗濯物を真っ白にする事で忙しいんだよ
  • 命なら…幾つも救ってきた
  • 昔愛する者の為に戦い…死んでった仲間がいた。いけ好かない奴だったけど…少なくとも俺よりは生きる意味を見出していた……
  • 熱そうだな…
  • いい加減ウジウジ考えるのも飽きた。せめて…子供の未来ぐらいは守ってやる!
  • 人は皆生きて死んでいく。その思いは生きていようが死んでいようが関係ない!
  • 空っぽなら…戦う事で埋めてやるよ。喜びと悲しみを一つずつな。その罪は…俺が背負う!
  • 立てよ。まだ勝負はついちゃいない!
  • 人間の自由なんてもんにはなぁ、興味は無い。その点では…3号と同じだ
  • 仮面ライダーとして、子供の夢ぐらいは守ってやる事にした
  • 罪の無い人々を傷つけるのを見過ごす訳にはいかないな!
  • 守り抜いてやるよ、この世界ってやつをな!
  • もう沢山だ。誰かが犠牲になるのは…
  • 悲劇?笑わせるな!ハッピーエンドに変えてやるよ!
  • 今でも信じてる! 意味無く死んだ奴はいないってな!
  • お別れだ…
  • 気持ちだけ貰っとくよ…これからの世界を…頼んだぞ…!
  • 俺はお前が嫌いだ、草加。だがな…お前は俺の仲間なんだよ!悔しいことにな…



「知ってるか? 追記・修正ってのはな、時々すっごく切なくなるが、時々すっごく熱くなる……らしいぜ」

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最終更新:2024年04月15日 20:06

*1 9~10話でファイズギアを手放したときは別人と言えるくらいボーっとしており、逆にギアが再び手元に戻った時は嬉しそうにしていた

*2 事実、スネークオルフェノクとの戦いでは変身時に攻撃を食らって中断されてしまった

*3 このポーズは40話以降はやらなくなった

*4 ライダー図鑑では『激情態』と記載されている

*5 このせいで真理からは一時拒絶され、草加からは殺されかけるなど散々な目に遭っている

*6 『仮面ライダー555』第28話 暗黒の四葉 より

*7 ちなみにこの時2人に「誰だお前」「まぁ座れよ」と自分が家主のように振る舞っている。そのせいかソウゴからの扱いは鼻で笑われたり名前を聞いてなかったりなどややぞんざいだった。(後々の城戸真司津上翔一はもう少し丁寧な受け答えをしていた。)

*8 劇中描写からして真里と出会い共に上京することは変わらない為、原作同様その道中に出会ったのだろうと推測される。

*9 ただし、原作のように必要以上に息を吹きかけて冷ます描写はなかった為、生まれつき『ちょっと熱い』のが苦手なのかもしれない。