登録日:2022/04/11 Mon 12:03:31
更新日:2024/03/10 Sun 10:43:55
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【基本データ】
世代 |
完全体 |
タイプ |
サイボーグ型(暗黒竜型とされていたことも) |
属性 |
ウィルス種 |
必殺技 |
・ジェノサイドアタック 両腕から有機体系ミサイルを無数 に発射する。 |
得意技 |
・アルティメットスライサー 機械化した両腕の《メガハンド》であらゆる物質を切り裂く。 |
・メガデスサイズ ジェノサイドアタックの発射口から死神のような鎌を展開して、敵を切り裂く トンデモ 技。 つまり、メガデス/サイズではなく、メガ/デスサイズである。 |
【概要】
「デジタルモンスターVer.4」で初登場した、
最強最悪のパワーを誇るとされる完全体の竜型サイボーグデジモン。
全てを破壊するプログラムを施されている。
大きな翼を備えた竜戦士の上半身、脚のない下半身はヘビのように細く長い
尾を持つ。
強力なセキュリティーで守られているネットワークへすら容易に侵入し、ホストコンピュータの破壊や改造をいとも容易く行うその存在はまさに “
コンピュータウィルスそのもの”。
必殺技『ジェノサイドアタック』はサイボーグ型ではお馴染みの有機体系
ミサイル。
これまでの完全体が一発か二発ぐらいだったのに対し、メガドラモンは一度に十数発ものミサイルを撒き散らすため、より破壊力・攻撃範囲に優れる。
公式イラストでは
サムズアップしていたり、
本体の凶悪さとは異なり微妙にお茶目 (^^)b
両腕のメガハンドは鋭利な爪でもあり、メガドラモン特有のスピードで接近しながらこれで切り裂く「アルティメットスライサー」も強力。
【派生種】
◆ギガドラモン
無尽蔵の爆撃で標的を殲滅する、鋼の殺戮竜!
世代 |
完全体 |
タイプ |
サイボーグ型 |
属性 |
ウィルス種 |
必殺技 |
・ジェノサイドギア 両腕から有機体系ミサイルを 無限 に発射する。 |
得意技 |
・ギルティクロー 両腕の《ギガハンド》で攻撃を仕掛ける。 |
・ギガヒート |
メガドラモンを更に強化改造した暗黒竜デジモン。
改造によって「凶悪なコンピュータウィルスそのもの」と評されたメガドラモン以上の攻撃力・防御力を得た。
だが、機動力はやや低下したらしい。
ただ、その点はメガドラモンとタッグ運用を行うことで短所を補いあっている。
体色が 濃い紫色 に変化し、翼が完全機械化したのが特徴。
この変化はメタルグレイモン(Vi)のように、改造の負荷によるものかもしれない。
【関連種】
進化前はあまり決められていないが、逆に進化パターンが豊富に用意される一面もある。
頭部と両腕が機械化されていることと、屈強な竜人のような上半身を持つことからタンクモンやサイクロモン、尾の長い東洋龍的な下半身からエアドラモンなどが関連付けられたりもする。
サイクロモンと
エアドラモンに関してはリンク先参照。
ロクに進化先・派生種が用意されていない奴らという共通項もある
また、
ジョグレス進化で至ることも多い。
進化先はやはりムゲンドラモンが一番人気。名前の似ているメギドラモンも候補。
それ以外では東洋龍的なデザインからゴッドドラモンも挙げられるが、「暗黒竜がそんな聖獣に進化するか?」というとちょっと違和感もあったり。
メガ、ギガで次はテラドラモンだ!!と思った子供達、挙手
◆タンクモン
信じられるは砲弾のみ! 百戦錬磨の傭兵デジモン!!
世代 |
成熟期 |
タイプ |
サイボーグ型 |
属性 |
データ種 |
必殺技 |
・ハイパーキャノン 頭部の大砲から強力な砲弾を発射する。 |
得意技 |
・マシンガンアーム 両腕のマシンガンから銃弾を連射する。 |
・ヘルドライブ 戦車部分での体当たり。 |
・サブバルカン |
上半身の竜人型デジモンをベースとして、下半身が戦車、両腕が機関銃、頭部が大砲に改造されたサイボーグ型デジモン。
戦車の設計にふさわしい、重量級のパワーと全身の重火器で敵を粉砕する。
実はデータ種であるが、非常に争いを好み、あちこちの戦場に赴いては暴れまわる。
さらに自らの得となることであればワクチン属にもウィルス属にもどちらにも荷担し、さらに争いを激化させる。
このことから「傭兵デジモン」の異名も持つ。
なお、戦車部分にも顔らしきものがあるが、その面構えは
コクワモンとそっくり(かつどちらもデータ種)。
メガドラモン&ギガドラモンとは「竜人型の上半身」「改造部分が頭部と両腕」「頭部パーツの下から髪の毛が覗いている」など、共通点が多い。
◆ムゲンドラモン
世代 |
究極体 |
タイプ |
マシーン型 |
属性 |
ウィルス種 |
メガドラモン、もしくはギガドラモンの頭部装甲、及びハンドパーツが流用されている。
頭と右腕という目立つ部位に流用されていることや、同じウィルス種ということから、メガドラモンやギガドラモンの進化先として設定されていることも多い。
詳細は
個別項目にて。
【関連作品でのメガドラモン】
育成可能枠としてメガドラモンが登場。最終ダンジョンのムゲンマウンテンにも出現し、倒すと街に参加する。
また、ギガドラモンも内部データとしては存在しており、「
べんり君」などを利用して進化アイテム『ギガハンド』を入手すれば進化可能。
ただし、必殺技は『ジェノサイドアタック』。
タンクモンはおもちゃの街に敵キャラとして登場。
PSソフト『デジモンワールド デジタルカードバトル』
ギガドラモンがラストステージ『ムゲンマウンテン』の2Fで登場。
要は
ラスボス戦の前座。使用デックは、
火炎・
暗黒混成の『邪炎竜デック』。
…………が、
バグカードの影響で
正気を失っているのか、全く有効でないタイミングでオプションカードを発動したり、正規の手順を踏まずにレベルⅣ以上を出したりとプレイングが相当おかしい。
本気のギガドラモンと戦いたいのなら、ED後に再戦しよう。
なお、キャラクターとしてはメガドラモンは登場しない。
カードではメガ・ギガともに登場。
メガドラモンは暗黒属性のレベル完で、特に〇攻撃の「ジェノサイドAT」が威力950と最上位クラスの破壊力を持つ。
×攻撃「アルティメットS」は威力こそ×攻撃としては並みレベルだが、「先制」の特殊効果持ちなので、奇襲などで使える。攻撃プラグイン×やデビルチップなどとの相性がいい。
一方で、△攻撃「メガデスサイズ」は威力が×攻撃より低く、もちろん特殊効果もないため、使い道に乏しい。
ダメージソースは〇攻撃になりがちなため、「〇を0に」や「〇カウンター」持ちの相手は苦しい。
カード援護効果は「相手も自分もHPを半減する」というもの。相手にダメージを与えられるのはいいが、こっちもダメージを負うので使いどころが難しい。
ギガドラモンは火炎属性のレベル完。
もともと「HPは低いが攻撃力が高い」という火炎属性においてもトップクラスの攻撃力があり、〇△×のいずれの威力も随一。
特に×攻撃「ギガヒート」は全カードの×攻撃で一位、△攻撃「ギルティクロー」は全カードの△攻撃で二位。
○攻撃「ジェノサイドギア」も900の大台に乗っており、どれを繰り出しても相手にダメージを与えていける。
ただ、×攻撃の特殊効果もカード援護効果もなく、必要進化Pも60と高いため、条件が揃わないと手札で腐りやすい。
タンクモンは火炎属性のレベルⅣ。
「HPは低いが攻撃力が高い」という火炎属性にありながら、初期HPが1000と非常に高い。反面、攻撃力はやや低め。
高いHPを生かして持久戦に持ち込みたいところだが、×攻撃の特殊効果が防御能力ではなく「先制」のため、意外と持たないかも。
カード援護効果は「自分のHPを10にする代わり、自分の攻撃力+500」というもので、非常に使いにくい。
第48話「爆撃指令!ムゲンドラモン」にて、ムゲンドラモン配下のメタルエンパイア軍団の一員として、メガドラモン、及びギガドラモンが登場。
航空戦力として
太一らを追い詰め、「プランZ」(街全体への絨毯爆撃)に踏み切った際には、その攻撃力を余すところなく活かし、街を
業火に包んだ。
地上戦力としてはタンクモンがメカノリモンとともに登場。
だが、この話の最後でムゲンドラモンの攻撃によって
子供達は地下へと落下し、以降の出番はなし。
第38話「ホーリーナイト デジモン大集合!」にて、現実世界へ現れたデジモンの一体としてメガドラモンが登場。
同じく完全体の
もんざえモンと合わせて、最後の難敵として残る。
『エスグリーマ』を回避し『ジェノサイドアタック』を放つなど抵抗するが、シャッコウモンの『ニギミタマ』を受けて怯んだところ、
パイルドラモンに尻尾を掴まれ
ジャイアントスイングで ゲートへ放り込まれて退場する。
PSソフト『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』
スティープロードのアリーナボスとしてメガドラモンが登場。
しかしならず者のような性格で、主人公のことも『ガキ』呼ばわりしてナメてかかる。
敗北すると負けを認めず「本当のボスはギガドラモンだ」と言い出す、往生際の悪さも見せる。
そのギガドラモンはまるで故障でもしているのか、「ガガガギギ…」と異音を出しながらたどたどしく喋っている。
モンスターカードとしてはメガドラモン、ギガドラモン、タンクモンともに続投。
メガドラモンは「ジェノサイドAT」の威力が950→920に微減したが、代わりにHPが1650→1810に増強され、必要進化パワーも60→50と軽減。
ギガドラモンも、HPは1350→1480、必要進化パワーは60→50と強化。しかも攻撃力の減少はなし。
必要進化パワーの軽減は大きなメリットである。
タンクモンは向上も低下も一切なし。前作から全く能力変化のなかったデジモンカードは珍しい。
敵・彩羽ネオが繰り出すデジモンとして登場。
クワガーモンとコカトリモンとのジョグレスで進化。
(ちなみに、両者共にメガドラモンと同じく「デジタルモンスターVer.4」で初登場したデジモンである。ただしどちらも「Ver.4」での進化先はメガドラモンではない)
対する主人公・太一のパートナー、
ブイドラモンは完全体とも互角以上の力を持つが、「空を飛ぶ完全体」の相手は初めてだったため、爆撃で圧倒。
ジェノサイドアタックの連射によるエネルギーの消耗で接近戦に移行したところで尾を掴まれて補足される。
…が、ジョグレスを逆流させた
分裂で無理やり離れるとともに、再ジョグレスで消耗した体力も回復させるという「無限ジョグレス」で追い込む。
しかしネオが調子に乗って意味なく無限ジョグレスを繰り返したため、
- ジョグレスをした場合、出現位置はかならず二匹の中間点になること
- パーティションを行うにはある程度の体力が必要となること
という無限ジョグレスの弱点を見抜かれてしまう。
そこで合流する地点にブイブレスアローを打ち込まれて大ダメージを追い、パーティションもできなくなって敗北……
するかに思われたが、そのとき彩羽ネオが隠していたもう一つの戦力、
ジュレイモンが出現。
そのジュレイモンとメガドラモンが完全体同士のジョグレスを行うことで、本編初の究極体「
デスモン」が登場することになる。
その後も別のメガドラモンやギガドラモンが、雑兵・モブとしてしばしば登場する。
CV:柴山由崇
第28話「敵か味方か!? 伝説のテイマー 秋山リョウ」にメガドラモンが登場。
原理は不明だが、砂漠地帯にある謎の時計が正常に稼働したことで周囲の歯車が停止し、姿を現す。
なお、留姫はD-アークを見ながら「暗黒型デジモン」と言っていた。
アンドロモンの件といい、留姫のD-アークは正確性に欠けるようである
『リアルワールドに行ったデジモンをロードするとリアルワールドに行ける[要出典]』らしく、テイマーを持つ=リアルワールドに行ったことがある
レナモンに狙いを定める。
進化したキュウビモンを『ジェノサイドアタック』で圧倒するが、
サイバードラモンの乱入を受ける。
今度は自身が圧倒され『イレイズクロー』の連射を受けてデータを消されかけるが、遼が制止したこともあり、ロードはされずに再び地面の中へ戻っていった。
アニメ『デジモンクロスウォーズ ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』(第2期)
前述のとおり、メガドラモンはムゲンドラモンの構成要素なので、強制デジクロスに巻き込まれるのだが・・・
…
1文字違いで登場できなかった。
まあ、どのデジモンもあくまでセリフ上の登場でのみではあるが。
かつての選ばれし子供達の一人、姫川マキのパートナーとして
回想シーンに登場。ちなみに進化前はバクモン。
お前聖獣型だろ
だが、
ダークマスターズとの戦いで犠牲になってしまう。
他の子供達のパートナーが
四聖獣への進化を果たすことを考えると、やや扱いが悪い……か?
ただし明言はされていないものの構造を考えると、本来は四聖獣の長である
ファンロンモンに進化出来た可能性はある。
第20話「七人目の覚醒」にて、
タケルを攫った
ベルグモンを追う太一達の足止めを担当。
その状況下で子供達を先行させるため、
レオモンが囮となりメガドラモンに単身で挑む。
歩く死亡フラグが世代差のある相手に挑むという構図。
初代からの視聴者は思ったであろう。
「あぁ…レオモンはここで…」
そしてシーンは切り替わる。
その後、子供達は苦戦するものの、なんとかタケルの奪還に成功するのであった。
勇者レオモンという大いなる犠牲を払って・・・。
…と、思っていたらまさかの メガドラモン 完 全 敗 北 !!
レオモンには大きな負傷もなく、戦闘シーンも全カットで一方的にやられたメガドラモン。誰がそれを想像したであろうか。
確かに『ジェノサイドアタック』が単発、爆発規模の描写がやけにショボい、てか「獣王拳」でアッサリ粉砕される等、戦力としてはイマイチな描写ではあったのだが…。
その後、第29~30話にも航空戦力として複数個体が登場。
だが、『ジェノサイドアタック』が単発なのはいいとして、同じ完全体のガルダモン相手に複数で挑みながら揃って返り討ちにされる。
それどころか、殴られただけでアッサリやられたのもいる有様。
スタッフはメガドラモンに何か恨みでもあったのだろうか・・・。
百束タクマのパートナー
アグモンの完全体として登場。
カルマ質が高いと進化する。
好戦的な性格はもちろんそのまま。
NOVEL『DIGIMON SEEKERS』
デジモン25周年プロジェクトとして始まった作品。
武闘派クラックチーム「SoC(サンズオブケイオス)」のNo.2、マーヴィンのパートナーである
エアドラモンから進化する形で登場。
『オペレーション・インフィニティ』 ―X国が管理・使役する国家機密級デジモン、
ムゲンドラモンの鹵獲作戦― において、拘束ツールを破壊するために進化。
さらに『ジェノサイドアタック』と『アルティメットスライサー』の両必殺技まで披露する。
しかし、作戦もあと一歩というところでハッカーJudge(ジャッジ)とそのパートナーである
カヅチモンの横槍の一撃によって負傷。
マーヴィン共々意識を失う事態に陥る。
目的であったムゲンドラモンもカズチモンに倒された事で作戦も失敗となり、メンテという名の入院をするハメになった。
追記・修正はメガギガコンビが好きな方、お願いします。
- セーガー! -- 名無しさん (2022-04-11 14:01:33)
- ↑サターンモンはいないなぁ。スカルサタモンならいるんだが。 -- 名無しさん (2022-04-11 14:14:16)
- 時々エアドラモンの進化先になってることがあって神聖系からの進化には違和感があったけど進化前がバクモンだったこともあるのか… -- 名無しさん (2022-04-11 20:51:43)
- メギドラモンとは無関係 -- 名無しさん (2022-04-12 00:36:10)
- ↑しかしペンデュラムプログレスではメギドラモンに進化するという…。 -- 名無しさん (2022-04-12 10:54:41)
- 非主役の機械竜型という事で色んなデジモンに進化を繋げてもしっくり来る便利な奴 -- 名無しさん (2022-04-13 09:52:12)
- 「メガ、ギガときたら究極体でテラだな」と思い続けて二十年経ちました -- 名無しさん (2022-04-13 10:11:29)
- 明確に進化前も進化後も決まってるわけじゃないデジモンの -- 名無しさん (2022-04-14 20:22:26)
- メガドラモンの進化先ね…順当にムゲンドラモンだと思ってたよ -- 名無しさん (2022-04-14 20:27:07)
- ↑ 外見と性質そして名前が似通ってるメギドラモン、本来は別の系譜だが同じ機竜であるダークドラモン、今じゃエンジェモン系譜の分岐究極体扱いされたゴッドドラモン等その汎用性の高いデザイン故に様々な竜系デジモンの進化元に添えられるしな -- 名無しさん (2022-04-15 21:22:12)
- 「完全体の中の竜型サイボーグデジモンの中で最強最悪のパワーを誇るといわれている」という設定は、一番最初に登場したドラモン系の完全体だった名残り -- 名無しさん (2022-04-15 22:00:23)
- というより、ナニモンやデジタマモン等Ver.4自体が割とクライマックス感があった(実際Ver.5は番外編的ポジションで、その後ペンデュラムに移行した)からだと思う。デジタマモンも最強を名乗ってるし。 -- 名無しさん (2022-04-15 22:10:42)
最終更新:2024年03月10日 10:43