ミカルゲ

登録日:2010/02/02(火) 04:24:38
更新日:2023/08/05 Sat 12:38:13
所要時間:約 6 分で読めます






ユラーッ!


出典:ポケットモンスター、123話『セミファイナルⅡ 「幻惑」』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon





■データ


全国図鑑No.442/シンオウ図鑑No.108
分類:ふういんポケモン
英語名:Spiritomb
高さ:1.0m
重さ:108.0kg
タマゴグループ:不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:あく/ゴースト


特性:プレッシャー(技を受けた時、相手が最後に使った技のPPを2つ減らす)
隠れ特性:すりぬけ(相手のひかりのかべ、リフレクター、しんぴのまもり、しろいきり、みがわりを無視して攻撃できる)

HP:50
攻撃:92
防御:108
特攻:92
特防:108
素早さ:35
合計:485

努力値:防御+1、特防+1


■概要


108この たましいが あつまって うまれた ポケモン。 かなめいしの ひびわれに つながれている。

かなめいしから出ている体は全体的に紫がかっており、体の中には緑色の人魂の様なものがある。
鳴き声は一聴の価値あり。おんみょ~ん

因みにかなめいしに封印された理由はイタズラをした為。
それ以来500年間縛り付けられたままでいる。
一体なにをやらかしたんだこいつ…

人間の煩悩の数に因み、体重及びシンオウ図鑑のナンバー・防御・特防の種族値は108となっている。
なぜか卵を産め、その卵からもミカルゲが生まれる。「これどういう仕組み!?」


■ゲームでのミカルゲ


DPtで初登場。
出現条件は「かなめいし」を「みたまとう」にはめ込んだ後に「ちかつうろ」で32回も他プレーヤーに話しかけるという、とても厳しい条件がなされている…
幸い同じ人に32回話しかけても達成扱いになるので、身も蓋も無い事を言うとソフトとDSを二つずつ用意して自分でやるのが現実的。
リメイク版ではNPC32人と緩和された…が、同じNPCに32回話しかけるという抜け道は使えなくなった為、入手がかなり遅れてしまう事に。

一応HGSSでもポケウォーカーの最後のコース「しずかどうくつ」の野生で出現する。
だが、コース出現に10万ワットも必要で、更に出現率もかなり低いので根気が必要。
上記が無理な人はやってみよう。

BW2にてARサーチャーやもはや別作品なイベントでゲット可能に。
さらにORASでは意外なところでシンオウとのつながりが…

剣盾ではDLC『冠の雪原』で登場。
「ボールレイクの湖畔」の隅にある石碑を調べた後、インターネットに繋げた状態でフィールドにいる他プレイヤー32人に話しかけて*1アイテムを貰うと、石碑付近にシンボルエンカウントで出現するという、DPtと非常によく似た出現条件となっている。
本作ではこの方法でしか会えないためか、個体値が3V以上・特性は「すりぬけ」で確定というかなり豪華な個体となっている。固定エンカとはいえ一般ポケモンなのに。

アルセウスでは、ユラという少女の依頼でヒスイ地方全域に隠された107の「ともしび」をかなめいしに封じ、ユラと共に霧の遺跡に向かうと108個目の魂だったユラもかなめいしに戻りミカルゲとなる。
捕獲後は、極低確率で同じ場所に再出現する。

SVではナッペ山の廃墟など幾つかのスポットに1日1匹、固定シンボルとして湧くので、遭遇難易度は激減した。が、「のろい」やら「おきみやげ」で自滅してしまうことが多いので、捕まえるのには一苦労する。「ちょうはつ」でこれらを封じるのも手。

トレーナーではポケモンリーグチャンピオンシロナが一番手として使ってくる。出現条件の厳しさもあって、シロナ戦で初めてミカルゲの存在を知った人は多いだろう。
リメイク作品や客演も含めれば、メリッサカリンも使用する。


■対戦でのミカルゲ


防御、特防が高く、さらに優秀なタイプの組み合わせでなんと第五世代まで弱点が無かった
その特長から「おにび」「さいみんじゅつ」「あやしいひかり」等の状態異常で相手を錯乱したり、「めいそう」等を積んでじわじわと責めたり、
特性の「プレッシャー」や「うらみ」で相手のPPを破壊したり等の非常にいやらしい戦法を得意とする。

同タイプであるヤミラミより能力の水準が高く、立場を奪われたヤミラミはミカル…見る影もなくなっていた。
(ただしあちらは隠れ特性でいたずらごころを取得してから大きく復権してる。)


しかし弱点は無いといっても殆どのタイプを等倍で受けてしまい、HPも低めで純粋な耐久力はそこまで高く無いので過信は禁物。
回復技も「ねむる」「いたみわけ」と少し扱い辛い。

さらにこれは耐久型全てに言えることだが「ちょうはつ」「みがわり」「トリック」等のコンボ崩しに非常に弱い。
思わぬ相手から「ちょうはつ」が飛んできて何もできないまま終了なんてことも。
攻撃種族値も最低限はあるのでアタッカー型にすれば敵の意表が突けるかもしれない。
サブウェポンは素早さダウン+4倍狙いの「こごえるかぜ」「がんせきふうじ」や対格闘用の「サイコキネシス」等。
めざめるパワー」は相性補完に有効な格闘や範囲の広い等が使いやすいか。

遅い素早さも「かげうち」「ふいうち」等の先制技である程度解消できる。
「おいうち」も有効に使いたい。

フェアリータイプの登場前は弱点が無い事から特に初心者トレーナーに異常なまでに過大評価されたポケモンでもある。
だが上記の通りの欠点があり戦法も全体的に補助技ありきなポケモンなので実はむしろ玄人向けのポケモンだったりする。
ある意味最強の初心者ホイホイ。

さりげなくあのデオキシスをとても楽に狩れるポケモンでもある。
メインの「サイコブースト」や「ばかぢから」は無効、こちらは「かげうち」や「ふいうち」で楽勝。
デオキシス唯一の先制技である「しんそく」も無効。
もし逃げようものなら「おいうち」で逃がさない。

デオキシスに悩まされている人は一考の価値あり。
またデオキシスだけでなく単エスパーの殆どのポケモンに有利だったりする。

剣盾では、発動条件つきだが確定やけど状態にする「しっとのほのお」、高威力技「ポルターガイスト」を獲得。
一方で「どくどく」が剥奪されて、「おいうち」が技そのものが削除されてしまった。
SVでは「アシストパワー」、「てだすけ」、「サイコショック」、「トリックルーム」を獲得。
「ポルターガイスト」などの教え技は覚えなくなったが、ダブル向きの技をいくつか獲得。


■アニメでのミカルゲ


DPでは56話『ミカルゲの要石!』に登場。
CV:小西克幸
500年前にピカチュウを連れた波導使いに敗れたという伝説がある。
長らくみたまのとうに封印されていたが、サトシのブイゼルのソニックブームが命中しとうが崩壊したことにより復活する。
付近の村やポケモン達を襲ったり、ロケット団のディナーを焼き払ったりと大暴れしていたが、最後はサトシのピカチュウに敗北し再び封印された。

余談だがこのミカルゲ、ロケット団のあっち向いてほいに引っ掛かるなど他媒体に比べるとコミカルな描写が多い。
また、レベルアップでは覚えないはずのギガインパクトが使える。

新無印91話『ゴースト列車、出発、だよ…』にて14年ぶりに登場
ゴーストポケモンだけが乗車するゴースト列車の特別車両に要石が展示されていた。
その要石にサトシが偶然触れてしまい、ミカルゲの性悪な魂がサトシに憑依してしまう。
これによってサトシが悪戯好きな闇サトシになってしまい、ミカルゲの方も奪われた魂を取り戻そうと電車内で暴れ始めてしまう。
最後はゲンガーに魂を返してもらい、ミカルゲが行きたかった何処かの墓地に降ろされ消えていった。

■シロナのミカルゲ

新無印では野生の他に、123話『セミファイナルⅡ 「幻惑」』にてシロナの先鋒として登場。
このミカルゲは『ふいうち』『さいみんじゅつ』『ゆめくい』『みちづれ』という鬼畜技構成になっている。
まず『ふいうち』で相手の出鼻をくじき、『さいみんじゅつ』からの『ゆめくい』で一方的に攻撃。
万一敗北するような事があっても 『みちづれ』で強制的に相打ちにもっていくというエグイもの。
この戦法でサトシのカイリュー・ゲンガーを二タテした。

ピカチュウには『さいみんじゅつ』を『カウンターシールド』で無効化されたうえに、『エレキネット』でふいうちまで防がれたものの、
倒される前に『みちづれ』を使うことで相打ちに追い込んだ。
結果的にミカルゲ一匹でサトシの手持ちを半壊させる事に成功している。

なおシロナは『みちづれ』を命令するのがつらいのか「お願い」とミカルゲに頼んでおり、ミカルゲはシロナの意図を汲んで『みちづれ』を発動している。

尚、このマスターズトーナメントで大活躍したピカチュウはダイゴ戦とダンデ戦では大トリを務めており、ピカチュウを倒したのはミカルゲのみである。

■ポケモン不思議のダンジョンでのミカルゲ


時・闇・空の探検隊』に「封印の岩場」のボスとして登場。

縄張りを犯したジュプトルに襲いかかり鼻の穴から侵入して動きを封じ、更に主人公にも襲いかかってくる。
しかし不利になると急に弱気になって逃げ出す。
ジュプトル曰く本来は臆病な性格で良いポケモンだったらしいが星の停止の影響で凶暴化したらしい。

雑魚としては空の裂け目や天空の階段に登場する。

レベル1時のステータスの初期値が異常に高く覚える技も「あやしいかぜ」等かなり強力なので、仲間にすれば特にレベル1ダンジョンでとても頼りになる。
ただし初期値こそ高いが以降の成長率は低いので、通常のダンジョンで使う際はドーピングしないと厳しい事も。




この項目の追記・修正は、30個以上の項目を追記・修正した方がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケモン
  • ポケモン解説項目
  • 無進化ポケモン
  • ゴースト
  • あく
  • 第四世代
  • DPt
  • 封印
  • かなめいし
  • 要石
  • 弱点なし←BWまで
  • おんみょ〜ん
  • 108
  • 煩悩
  • ウルジストホイホイ
  • 改造厨ホイホイ
  • 要塞
  • ▼W@
  • (@。@)
  • ふいうち
  • イカサマ
  • プレッシャー
  • すりぬけ
  • シーキンセツ
  • ミカルゲ
  • カリン
  • シロナ
  • 小西克幸
  • 闇サトシ
  • ユラ
  • 霧の遺跡
  • ウォロ
  • ゴースト/悪複合
  • ライム
  • 442
  • 林原めぐみ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月05日 12:38

*1 同一プレイヤーに32回話しかけるのは不可。対策されたらしい