登録日:2018/02/24 (土) 11:05:35
更新日:2024/02/23 Fri 07:59:26
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マルス、あなたにエムブレムを託します。
『覇者の証』……ファイアーエムブレムを!
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
■概要
アカネイア大陸にある宗主国『アカネイア王国』の王女。
オレルアン王国の現オレルアン王とその弟・
ハーディンは遠い親戚。
普段は千年王宮とも呼ばれる(実際には建築600年ほど)王都パレスで過ごしている。
性格は王女らしく国を思い、民を労わる正統派の王女。
まだまだ未熟なものの王族のカリスマ性は高く、アカネイアの民衆もニーナを支持している。
父であるアカネイア王は父親としては優しかったものの、
政治を放棄し快楽に溺れた王族としての役割をまっとうしない為政者としては無能な男であり、それに対し何度も苦言を呈していた過去がある。
しかし彼女もまた父親に似て私情に流され王族の責任を放棄する事があり、
カミュと初遭遇時にその事を咎められてしまう。
だが、成長した彼女が私情よりも「王族の責任」を優先した結果が後の悲劇に繋がることになろうとは、この時の本人もカミュも思いもしなかったであろうが……。
■暗黒竜
アカネイア暦602年にドルーア帝国よってアカネイア王国が滅ぼされ、この時にニーナ以外のアカネイア王族は全滅。
ニーナの両親であるアカネイア王・王妃は首を城門にさらされてしまい、当時幼かったニーナは衝撃のあまり悲しみの涙も出なかった。
ニーナが生きているのには理由があり、王家が一人でも残っていれば王国の再建が出来ると考えた父親が宮廷騎士団に命じて逃がしたからである。
しかし父親を残して逃げられないと駄々をこねていたうちに敵に包囲され、グルニア騎士団長カミュに捕まってしまう。
捕まるぐらいなら死を選ぼうとしたニーナはカミュに「王族としての責任を投げ出すおつもりか?」と咎められ、可能な限り生き延びてアカネイア王国の再建を志す。
これらの仔細は「アカネイア戦記」の「パレス陥落」で描かれている。今現在では「新・紋章の謎」の「新アカネイア戦記」でプレイ可能。
その後2年に渡りカミュに匿われて過ごすうちに、当初は両親を処刑したカミュを憎んでいたニーナであったが、いつしかお互いに心惹かれ合ってしまう。
暗黒竜メディウスにとって子供だったニーナを殺すつもりはなかったようだが、
ドルーア帝国の総意はアカネイア王家全滅だったため、ニーナを捕虜にしていたグルニアに処刑するように命令する。
カミュは自分の功績と地位でそれから庇っていたが、カミュの反抗に業を煮やしたメディウスはニーナを強奪するべくブルザークと一個大隊を差し向ける。
これを事前に察知したカミュはごく一部の黒騎士団と共にニーナをアカネイアの親戚オレルアン王国に逃がした。
この時点でカミュにすっかり心惹かれており、カミュと離れたくないと出発を渋ってかつてと同じ説教をされ、
なんとか出発したは良いがブルザーク軍団が背後に迫っている絶体絶命の危機に陥り、
カミュからひとりで逃げるよう懇願されてもなお「せめてオレルアンまでは共に居たい」とギリギリまで彼から離れようとしなかった。
こちらもアカネイア戦記の「始まりのとき」で描かれている。
以降はハーディンに保護され、やがてドルーア打倒を目指して立ち上がった
マルスらアリティア軍と合流し、
ファイアーエムブレムを託し、祖国アカネイアを奪還したりグルニアでの決戦でカミュと死に別れたりしつつ祖国再建に向けて奮闘する事になる。
■紋章の謎
暗黒竜メディウスを倒し、大陸に平和が戻った。
しかしアカネイア王族の血をひく彼女には、己が中心となってアカネイア王国を建て直すという責務が待ち受けていた。
一度は滅びたアカネイアの再建~一刻も早い世情安定のためにはどうしても王が必要であり、ボア司祭はニーナに結婚をすすめた。
しかしニーナは今だに先の戦争でマルスに討たれたカミュへの恋情への整理がつけられず、一度は断った。だがボア司祭はそれを承知で強引に結婚話を進め、結婚せざるを得ない状況になってしまった。
候補者は暗黒戦争の英雄マルスと、彼女を長らくドルーア帝国から守り続け、加えて鈍感なマルスでさえ気付くほどニーナに想いを寄せているオレルアン王弟ハーディンの二人である。
マルスには
シーダという婚約者がいることをニーナは知っていたので
消去法によりハーディンと結婚。
その際、ニーナに想い人が既にいる事を知っていれば自ら潔く身を引く=結婚を断る。ハーディンはそんな男だったため、ボア司祭にカミュへの想いや未練を明かさぬよう言われる。
それが後の王国はおろか、アカネイア大陸の運命さえ揺るがす最悪の事態を招くことになるとも知らずに……。
ハーディンは長らく想っていた女性と結婚出来たことを喜んだのもつかの間、勘の鋭く有能な男だったためニーナの心が自分に向いていない事を知る。
フォオオオ!
ニーナの心が自分にないことを知った彼は皇帝の責務も放棄し、酒に溺れて部屋に引きこもるようになってしまう。
そこを
ガーネフに付け込まれ、商人に化けた彼から闇のオーブを手渡されたハーディンは瞬く間に支配されて冷酷非情の暴君と化した。
ハーディンの変貌を知ったニーナはファイアーエムブレムを宮廷女官である
リンダに渡しマルスに託すように密命を与える。
しかしそれを知ったハーディンは怒り、ニーナを部屋に監禁、
ニーナは密かにボア司祭と通じて情報を得ていたがそれに気付いたハーディンによってボアは致命傷を負わされ、ニーナはガーネフに渡された。
捕まったニーナはガーネフによって洗脳され、メディウス復活の生贄にされてしまう。その魂は砕けてしまい、メディウスに仇成す者を排除するかただ虚しくハーディンへの謝罪を繰り返すのみであった。
最早洗脳した張本人であるガーネフでさえも元に戻せなくなってしまったのだが、カ……シリウスの説得で正気に戻る。
英雄戦争終結後はアカネイアの統治権をマルスに譲渡し、ニーナはどこかに姿を消したという……。
ちなみに暗黒皇帝を封印の盾完成時に倒すとニーナに変化したガーネフが現れる。
しかし封印の盾未完成時ではガーネフはニーナ達4人が倒した事になってエンディングになる。この時のニーナが偽物か本物かは謎である。
マフーを所持しているガーネフをスターライト無しで一体どうやって倒したのかは謎ではあるのだが。
DS版では未完成時の場合、マルスとマイユニの後日談が変わり、さらにマルスは万全な状態で復活したメディウスに立ち向かう内容に変わるため、本物でも偽物でも変化はない。
ただし、ファルシオンがないため、間違いなく絶望的な戦いになるだろう……。
■性能
FC版及び『暗黒竜』ではセリフ要員としてのみ登場するが、『紋章』では終章の最終パートでユニットとしても登場する。
前述の通りガーネフに洗脳されて敵として立ちはだかるが、カミ……シリウスで説得すると仲間に加わる。
クラスは司祭、初期レベルは8。だが彼女が仲間になる頃にはもう終盤も終盤。状況的に成長させる時間も余裕も必要性も全く無い。
一応トロンの魔導書を所持しているが、最早敵ユニットがメディウスや地竜しか出てこない状況であり、全く何の役にも立たない。
他の3人のシスター同様説得による救出対象なのであまり強くはないし、
カミュシリウスで説得するまでうっかり倒してしまわないように注意すべきポジションである。
周囲からは凶悪な地竜がどんどん出てくるので、説得したターン中に最後の決着をつけるのが望ましい。
DS版では封印の盾の効果が及ばない他の竜も出てくるので猶更である。
特に増援が出現と同時に行動するようになるハード以上で説得してから敵ターンを迎える事は即ち彼女の死を意味する。
シビアだが回復役として運用できなくもないが、武器レベル不足なのでアゲイン役としては使えない。
成長率も武器レベル30%、他は10%しかない。
ここまで生き延びれたこともあってか幸運は18と高いのだが、成長率との対比が尽きつつあるアカネイア聖王国の暗示に思えて哀愁を誘う。
■台詞
- えっ、ハーディン本当ですか。じゃあ、マルス王子がやっと来てくれたのですね……。
- ああ……わたしは罪を犯しました。わたしが愚かゆえ……ハーディンを苦しめて。
あそこまで……追いつめてしまった。ああ……わたしは……いったいどうすれば……。
- あ……! あなたは……カミュ……!? カミュなのね!!
何故……何故あなたが……わたしは夢を見ているの? あなたが生きていたなんて、ああ……本当に……。
- マルスよく来てくれました。うれしく……グワ!!(ガーネフ)
- いいのです。彼は野心に取りつかれ自分を失ってしまった。滅びるのは当然です。
さあマルスあなたは国にお帰りなさい。皆も心配して待っていますよ。そして残された時間をせいいっぱい生きるのです。
あなたの名はこの世界に人がある限り決して滅びることはないのだから(正体不明)
- 神剣ファルシオンの英雄、アンリの血を引くアリティアのマルス王子が来てくれた……まさに、闇に光が射す思いでした。
- ドルーアとグルニアの連合軍に襲撃され、アカネイア王家のものは私以外の全員が戦死、あるいは処刑されてゆきました。
私も自ら死を選ぼうとしたのです……ですが、彼がそれを止めてくれました。生きて王族としての務めを果たすべきだと……。
それがカミュ……グルニアの黒騎士でした。アカネイア攻略で一番の功績を立てた、いわば最大の仇に、私は救われたのです。
こうして私がパレスを脱出できたのも、ハーディン殿に保護されたのも、彼のおかげ。
ドルーアへの反逆すら問われるなかで、命を顧みず、私を救ってくれた黒騎士……カミュ将軍のことが心配でならないのです。もう一度だけ、会って話したい……。
カミュ……私は…………ごめんなさい、おかしなことを話しました。どうか胸にしまっておいてください……。
私はニーナ……アカネイアの王女。 いまこそ手を取り合い、立ち上がりましょう。
ドルーアを討ち、聖王国を再興するのです!
出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2022年11月にハーディンと共にようやく参戦。イラストは鈴木理華氏。
無属性の杖・歩行ユニットで声優も初代から引き続き続投。
時系列としてはマルスに『ファイアーエムブレム』を託した直後くらい。
なのでまだカミュに再会しておらず、『想いを集めて』ではカミュを探そうとするニーナが見られる。
そんな時に
ダグちゃんと遭遇し……。
エリスと同じく星4からの参戦なので、イラストの豪華さの割に入手しやすい。
武器スキルは周囲2マスの味方は戦闘中、守備、魔防+2、かつ、敵の奥義発動カウント変動量-1の『サンクチュアリ+』
Bスキルはターン開始時、敵同士が隣接していて、かつ、魔防が自分より3以上低い敵の速さ-7『速さの混乱3』
Cスキルには周囲2マスの味方は戦闘中、守備+3になる『守備の大紋章2』
味方の戦闘サポートに重点を置いた杖ユニットらしい補助型。
サンクチュアリはクリスマスセフェランが持つ『聖樹の杖』と全く同じ効果。つまりレギュラー入りを果たしている。
味方の守備と魔防強化+キャンセル、敵の速さ弱化でアシストする。
ステータスは速さと魔防は高水準。
追記・修正は王族の責任を果たしてからお願いします。
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項目議論用スレッド その3
や
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- コメント欄をリセット、警告を追加しました。また、コメント権限を編集権限同様メンバー限定にしました。 -- 名無しさん (2021-04-15 08:05:38)
最終更新:2024年02月23日 07:59