チャンピオンロード(ポケモン)

登録日:2021/10/15 Fri 20:27:00
更新日:2023/09/18 Mon 07:25:09
所要時間:約 6 分で読めます





ここは チャンピオン ロード


チャンピオンロードとはゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するダンジョンである。


●目次

【概要】

シリーズの多くに登場するダンジョンで、その舞台である地方のジムリーダーを倒してジムバッジを全て入手することで入ることができる。
その先はポケモンリーグに続いており、四天王、そしてチャンピオンを倒せばエンディングを迎えられる。

ただしその道のりは険しく、攻略にはいくつもの秘伝技が必要になってくる。
特に「かいりき」や「たきのぼり」はよく使われる。
NPCとの会話では、ここまで来ながらも涙を呑んで引き返すトレーナーも決して少なくないという話を聞くことができる。

最後のダンジョンということでここにいるトレーナーはエリートトレーナーやベテラントレーナーといったいかにも強そうなトレーナーがひしめいており、様々なタイプのポケモンを使ってくる。
野性のポケモンもレベルが高いが、洞窟ということでいわタイプゴルバットといった暗闇を好むポケモンが多い。
また、ライバルキャラとの最終決戦もここで行われることが多い。

プレイヤー的にはポケモンリーグ攻略のためのレベル上げもここで行われることが多い。


【各地方のチャンピオンロード】

カントー地方


トキワシティ西にあるセキエイ高原にあり、実は主人公達の住む町の近くにある。
8つあるバッジチェックゲート(一部になみのりで超える場所があり、警備員も水着で待ち構えている)を超えた先にある洞窟。
所々謎の障害物によって道が塞がれているが、「かいりき」で動かせる岩をボタンらしき場所に置けば障害物が消え、通れるようになる。人工物なのか?
セキエイこうげんへ行くとき道を塞ぐ岩が障害物になっている場所は、セキエイこうげん側の道から押すとショートカットできるようになっている。
グラフィックやギミックに限りがある初代のダンジョンとしては非常に完成度が高いギミックであると言える。
ピカブイでは秘伝技が技スペースを圧迫しないため楽になった。

なお、最後のジムリーダーの切り札とチャンピオンの切り札のレベル差が15もあるため、ここでのレベル上げに時間を要したプレイヤーも多かったことだろう。
イワーク(ピカ版ではイシツブテ)の出現率が高いためみずタイプや草タイプは非常に育てやすく、ほのおタイプやでんきタイプは有利なポケモンを探して狩る必要があるため育てにくい。

また、ここには伝説のポケモンファイヤーがいる。
ただし、ファイアレッド・リーフグリーンではナナシマに移動している。


ジョウト地方


厳密にはカントー地方にあるポケモンリーグとチャンピオンロードを共有しているのだが、大まかなレイアウトはそのままに構造が様変わりしている。
バッジチェックゲートは簡素化され、中のトレーナーもライバルのみになっている(ライバルが全て倒してしまったらしい)。
容量の関係でダンジョンは狭くなっており攻略は難しくないが、チャンピオンロードに行くまでに「なみのり」「たきのぼり」が必須。
さらに道中の26・27番道路が長いうえにトレーナーが大量に配置されており、途中の一軒家しか回復スポットがないため引き返すのも難しい。
実質的にこの道路がチャンピオンロードとなっている。
金銀は全体的にトレーナーのレベルが低いこともあるが、洞窟内の出現ポケモンは最高でもレベル36であり、普通に進めていればあっさり抜けてしまう。

リメイクのハートゴールド・ソウルシルバーでは26番道路にも「そらをとぶ」で行けるようになったため、引き返すのが楽になった。
ちなみにファイヤーはチャンピオンロードと繋がっているシロガネ山に移動している。


ホウエン地方


ホウエン地方東の島にあるサイユウシティを、南北に隔てるように位置する。島に上陸するには「たきのぼり」が必要。
サイユウシティはポケモンリーグのほかにはチャンピオンロードとポケモンセンターがあるだけの小さな島。
攻略には「かいりき」と「いわくだき」が必要になる他、地下は暗いので「フラッシュ」も必要。
出口付近(エメラルドでは入口付近)ではミツルが登場し、勝負を挑んでくる。エンディング後に再戦可能。

リメイクのオメガルビー・アルファサファイアではミツルとの勝負場所が開けた場所になっている他、突入前に全国図鑑が解禁されるため、トレーナーが他の地方のポケモンを使ってくる。
また「がくしゅうそうち」の仕様変更によりレベル上げにこもる必要も少なくなった。
ミツルとの決戦も専用のフィールドグラフィックに専用BGMが用意され、演出が大幅に強化されている。

ちなみにカチヌキファミリーの長男と思われるトレーナーがここにいる。

位置的に沖縄県あたりだと思われる。
また、ここのBGMは人気が高く、スマッシュブラザーズシリーズでも採用されている。


シンオウ地方

登場シリーズ:『ダイヤモンド・パール・プラチナ』/『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』

ホウエン地方同様「たきのぼり」で訪れ、入り口にポケモンセンターがある。
歴代でも難易度が高く、攻略には「なみのり」「かいりき」「いわくだき」「たきのぼり」「ロッククライム」と歴代で最も多くの秘伝技が必要であり、ビーダルゴルダックといった多くの秘伝技を覚えるポケモンがいないと辛い。
エンディング後に入れる場所はさらに「きりばらい」も必要。
通過するだけでも非常に面倒なので、ゴールドスプレーも持ち込んだほうがいい。
ライバル戦はリーグの入り口付近で行われる。

エンディング後にはマップが拡張され、マイというポケモントレーナーとタッグを組んで攻略する。
  • 最奥部には鏡のようにピカピカな岩があり、プラチナ版では配信アイテムのオーキドのてがみを持っていくことでシェイミに会えた。

洞窟の外のBGMは、(特に夜間は)どこかもの悲しげである。

リメイク版では秘伝技を用意する必要がなくなったものの、内部の複雑さは変わっていないので相変わらず難易度は高い。


イッシュ地方

登場シリーズ:『ブラック・ホワイト』/『ブラック2・ホワイト2

ブラック・ホワイトでは初代以来となるバッジチェックゲートが復活した。
アイアントが作ったアリ塚らしく、扇状に広がっており、部屋の出入りを繰り返したり、坂を滑り降りたり等かなり複雑。「かいりき」で岩を押せれば近道ができる。
ライバルの1人であるチェレンとはチャンピオンロード前で勝負する。

事前にコバルオンを撃破もしくは捕獲していると、ここでテラキオンに会える。

その後、Nの城の出現により崩落したらしく、ブラック2・ホワイト2では元の洞窟が閉鎖されたため、ジャイアントホール経由で行ける新たなチャンピオンロードがある。
今度は遺跡のような場所になり、構造こそシンプルだが非常に広くなっており、トレーナーも多く野性ポケモンのレベルも50を超えている。
更にバージョン毎にルートが異なり、頂上付近ではライバルも待ち構えている。
入り口付近にポケモンセンターがあるのが幸いか。
最上部で潰れている元の出口とようやく合流し、ポケモンリーグへ進む。

ちなみにある場所にはゾロアークがおり、エンディング後動く彼の後をつけるとNの城の跡地に行ける。


カロス地方

登場シリーズ:『X・Y

初代リスペクト仕様なので最初に訪れるハクダンシティの東にあり、主人公の町からも近い位置にある。
バッジチェックゲートも存在し、門番とのバトルを経て入ることになる。
内部はなかなか広く飛石や段差などで迷路になっており、トレーナーも30人近くいる。
秘伝技は「かいりき」と「なみのり」が必須で、落ちているアイテムを全て拾うには更に「いわくだき」も必要。
岩を動かせばショートカットの通路が開通するため、引き返すことは難しくない。
ここでしか出てこない野性ポケモンもおり、レベルも60近く。しかし、本作からがくしゅうそうちの仕様が変更されたため、こちらのレベルも相応に高くなっている場合がほとんどである。
さらに天井や上空からもポケモンが襲い掛かってくる(これはスプレーも無効)。これらのポケモンの中には低確率ではあるが、あのサザンドラも含まれている。
トレーナーのレベルも高く、途中ライバルにも挑まれるが、その直後に途中回復をしてくれるトレーナーがいる。


アローラ地方


この地方にはもともとポケモンリーグどころかジムすら存在しなかった*1が、ククイ博士が終盤に設立。

そのためチャンピオンロードという名のダンジョンも存在しないが、ポケモンリーグがあるラナキラマウンテンが同じポジションとなる。
トレーナーは頂上で勝負するライバルのハウ以外存在しない。
ここでマケンカニをようやく進化させることができ、道中ではコオリZが手に入る。

マイナーチェンジ版のウルトラサン・ウルトラムーンではマップが追加され、トレーナーも配置されるようになった。
また、途中にはネクロズマが眠っているが、話しかけないと勝負にならないのでスルー可能。



ガラル地方

登場シリーズ:『ソード・シールド

ポケモンリーグの設定が他地方とは異なりレジャー色が強いため、チャンピオンロードやその代わりになるダンジョンは存在しない。
一応チャンピオンとの戦いはシュートシティで行われるため、そこへ行くための10ばんどうろがチャンピオンロードと言えなくもない。
ダンジョンというほどの複雑さはないが、吹雪と登り坂に加えて重い雰囲気のBGMが最終関門の雰囲気を出している。
もっとも、ガラルにはワイルドエリアという強いポケモンがひしめく稼ぎどころがあるため、通り過ぎてしまうとあまり印象に残らないが。


パルデア地方

登場シリーズ:『スカーレット・バイオレット

チャンピオンロードは特定の地名ではなく、各地のジムを巡ってポケモンリーグに挑戦し「チャンピオンランク」を目指すルートそのものの名称という扱い。
従来の頂上決戦とは趣が異なり、国家試験のような扱いになっているためか、ポケモンリーグ自体もアカデミーがあるテーブルシティ内に門があり、そこから短い一本道ですぐに辿り着く。
道中のトレーナーも2人のみで、野生ポケモンは序盤のポケモンそのまま。
そのため、従来のチャンピオンロードに相当する区間は存在しない。






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最終更新:2023年09月18日 07:25

*1 アローラ地方では、ぬしポケモンやしまキング・しまクイーンに挑む「しまめぐり」が、他地方のジムチャレンジに相当する